大楠山
散策:2012年08月上旬
【低山ハイク】 大楠山
概 要 大楠山は三浦半島の最高峰で、半島の中ほどにあります。 山頂からは、伊豆半島・富士山・箱根・丹沢・大島・房総半島などを見渡せる360度の大パノラマが広がっています。 今回は北側のゴルフ場の脇を通って大楠山に登っていきます。 山頂からは大楠平を経て前田橋コースを降り、前田川遊歩道を歩いていきます。
起 点 葉山町 木古庭バス停
終 点 横須賀市 前田橋バス停
ルート 木古庭バス停…石仏…老人生きがいの家…阿部倉橋…衣笠城址分岐…大楠芦名口分岐…大楠山…大楠平…鞍部…大楠山登り口…前田川遊歩道…お国橋…前田橋バス停
所要時間 3時間10分
歩いて... 今回は晴れてはいたものの遠くには雲が広がっていて、残念ながら大楠山から富士山を望むことは出来ませんでした。 山頂にある展望塔は、1年ほど前からビューハウスの屋上までしか登れなくなっています。 前田川を流れる水は少なめで、足を濡らすこともなく歩いていくことが出来ました。
関連メモ 佐島・大楠山のみち, 大楠山, 前田川遊歩道, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山
コース紹介
木古庭(きこば)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗15]衣笠駅行きバスにて21分、1時間に2本程度の便があります。
衣笠駅方向へ150mほど進み、下山川に架かる不動橋を渡っていきます。 不動橋交差点を直進して、横浜横須賀道路の高架下の不動橋バス停を過ぎていくと、 木古庭陸橋交差点があります。 そこから右前方へ分かれていく坂道を登っていきます。
逗子駅から来ると、木古庭バス停不動橋バス停の間が運賃境界になっているので、 今回はここで下車しました。 衣笠駅方面から来る場合には不動橋バス停で下車する方が便利です。
右手に分かれていく道は見送って、道なりに進んでいきます。 送電線の鉄塔「大矢部線No.35」を左手に見ながら坂道を登っていくと、 傾斜が緩やかになって右へ曲がっていきます。 その角には「高祖坂の庚申塔」がありました。 右手に分かれていく道を見送って降り坂になってくると、少し左手へ曲がっていきます。 左手には葉山町の木古庭町民農園が広がっていました。
葉山町指定重要文化財 建造物 高祖坂の庚申塔
木古庭1514番地 藪の里講中所有
木古庭町民農園
利用心得
1.周辺農地に立ち入ったり、民家に迷惑をかけてはいけません。
2.ゴミを農園に捨てたり、周辺に散らかしてはいけません。
3.農園には工作物を設置してはいけません。
4.農園を第三者に貸してはいけません。
5.農園の土を持ち出してはいけません。
6.農園の利用に自動車は原則として利用してはいけません。
 (葉山町)
石仏
左右に通る道に出て左手へ進んでいきます。 石垣の間を進んでいくと、道が二手に分かれていますが、右手へ進んでいきます。 右手に広がる畑地を眺めながら進んでいくと、民家を過ぎた先で左右に通る道に出ます。 正面の石垣には「大楠山山荘」の銘板が取り付けられていました。 そこを左折して降り気味に進んでいきます。 登り坂になってくると竹林になります。 竹垣と石垣に囲まれた坂道を登っていくと分岐があります。 角には「三界萬霊」と刻まれた石碑の上に石仏が佇んでいました。 左手の道は大楠登山口バス停へ続いていますが、右手へ進んでいきます。
(左手の道は「大楠山」, 「大楠山」を参照)
右折してすぐの所に、少しズレた十字路があります。 角の生垣には「阿部倉温泉」の案内標識があって、右手の道を指しています。 傍には「大楠山・しょうぶ園」と書かれた小さな板切れも括り付けてあり、同じく右手の道を示しているので、 それらに従って右手の道を進んでいきます。
山際に沿って続く道を進んで少し登り坂になってくると、立派な竹林のある民家が左手に現れます。 山際まで行くと左右に通る道に出ます。 正面に立つカーブミラーの脇には「阿部倉温泉」の道標があって、左手の道を指しています。
老人生きがいの家
左手にある民家の庭などを眺めながら坂道を緩やかに登っていくと、少しズレた十字路があります。 左手には「阿部倉町内会館」や「老人生きがいの家」の表札の掛る家があります。 その前には「諏訪の湯道」と刻まれた石碑や馬頭観世音などが並んでいて、奥の高みにも仏像などがありました。 脇には道標が立っていて、正面の道は「大楠山」、今来た道は「バス停大楠登山口」となっています。 また「阿部倉温泉」の標識もあって、正面の道を指しています。
正面の切通しのような所にある坂道を降って、ソテツが列を成して生えている脇を進んでいくと、 左手の浅い谷筋には畑地が広がってきます。 右手へ分かれていく道を見送って道なりに進んでいくと分岐があります。 角には大楠山ハイキングコースの道標が立っていて、 左手へ降っていく道は「大楠山」、今来た道は「塚山公園」となっています。 また「阿部倉温泉」の標識もあって右手の道を指しています。 左手の道は谷筋から大楠山へ登っていけますが、今回は右手の道から登ることにしました。
(左手の道は「大楠山」, 「大楠山」を参照)
12-01 火の用心 Fire Hazard Awareness
 (横須賀市中央消防署)
阿部倉橋
森の縁に沿って登っていきます。 右手から降ってくる細い道を合わせていくと左手が開けてきて、谷筋や山並みを見渡せるようになります。 金網柵が設置された道を進んでいくと阿部倉橋が架かっています。 木古庭バス停から26分ほどの所になります。 下には横浜横須賀道路が通っています。 橋を渡っていくと、道が左右に分かれています。 正面には「阿部倉温泉」の看板が立っていて、左手の道を指しています。 その脇には半分ほど壊れた手製の道標が立っていて、左手の道は「小川のせせらぎと山道を左に」「WC」となっています。 右手の道を指す記述もありましたが、壊れていて読めませんでした。 中ほどには「大楠山」の文字や絵も見受けられるので、左右の道から登って行かれるように思えました。 今回は右手に続く坂道を登っていきました。
横須賀市上下水道局の阿部倉圧力調整池の高いコンクリート壁に沿って坂道を登っていきます。 右手に分かれていく道を見送り、送電線の鉄塔「三崎線No.42」の傍を過ぎていくと、森の中へ入っていきます。 緩やかな道を進んで正面に竹林が現れると、道が二手に分かれています。 左手の道の先には「この先 車両通り抜けできません」の標識が立っていました。 他に道標類は見かけませんでしたが右手へ進んでいきます。 少し左へ曲がった所から右手へ分かれていく道を二つ見送っていくと、森の中へ入っていきます。 竹林の中を進んでいくと、正面の石垣の所で道が二手に分かれています。 手元の地図ではどちらの道でも良さそうでしたが、今回は近道と思われる左手の道へ入っていきました。
立入り禁止
この先、立ち入ると法律で罰せられます。
 (横須賀市上下水道局、横須賀警察署)
水道局と下水道部は上下水道局になりました。
 (横須賀市上下水道局)
10-15 火の用心 Fire Hazard Awareness
 (横須賀市中央消防署)
石垣と竹林の間に続く細めの道を2分半ほど進んでいくと、舗装路の曲がり角に出ました。 道標類は見かけませんが、ここは左手へ続く坂道を降っていきます。 正面にはこれから向かう大楠山大楠平に立つ電波塔がよく見えていました。
10-14 火の用心 Fire Hazard Awareness
 (横須賀市中央消防署)
石垣沿いに降って登り坂になってくると、右側には背の高い金網柵が続くようになります。 柵の向こう側には葉山国際カンツリー倶楽部のゴルフコースが広がっています。 かなり傾斜のある坂道を登っていくと、左手に戻るようにして山道が分かれていきます。 傍には電柱が立っていて、「阿部倉319」などの標識が取り付けられています。 162m峰や送電線の鉄塔などを経て谷筋へ降ってく道ですが、見送っていきます。
(左手に分かれていく山道は「大楠山」を参照)
ハイカーの皆様へ
危険防止のため金網よりを歩いて下さい。
 (葉山国際カンツリー倶楽部)
左手の道を見送って坂道を登っていくと、やがて緩やかになってきます。 ゴルフコースへの入口ゲートを見送っていくと、「阿部倉324」などの標識が取り付けら電柱を過ぎた所から 細い道が左手へ分かれて降っていきます。 尾根筋から阿部倉地区へ降りていく谷筋の道の途中へ続いています。 その道を見送っていくと、右側の金網柵の向こう側には、これから向かう大楠山がよく見えるようになります。
衣笠城址分岐
再び設置されているゴルフコースへの入口ゲートの左手から続く道に入っていきます。 これまでの舗装路から一転して、狭い山道になりますが、踏み跡はしっかりと続いています。 少し降ってから登り返していくと、左右に通る尾根の高みに着きます。 木古庭バス停から53分ほどで着きました。 角には道標が立っていて、右手の道は「大楠山」、左手の道は「衣笠城址・塚山公園」となっています。 左手の道は衣笠城址などへ続いていますが、大楠山に向かって右手へ降っていきます。
(左手の道は「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」を参照)
10-12 火の用心 Fire Hazard Awareness
 (横須賀市中央消防署)
金網柵沿いに降っていくと、左側のすぐ下にも山道が現れます。 衣笠城址分岐の高みを巻いていく道になりますが、見送っていきます。 ボールが飛んでくるからなのか、上にも屋根のようにして金網が設置されています。 程なくして横木の階段を登るようになります。 かなり急な階段を登り切ると、道は右手へ曲がっていきます。 その角から山道が左手へ分かれて降っていきますが、手前にあった山道へ続いています。 緩やかになった道を金網柵沿いに進んでいくと、岩盤が剥き出した登り坂になってきます。
(左側の山道は「大楠山」を参照)
大楠芦名口分岐
広くて緩やかになってきた道を20mほど進んでいくと分岐があります。 角には大楠山ハイキングコースの道標が立っていて、 正面の道は「大楠山」、右手の道は「大楠山山頂(階段/230段)」、 今来た道は「塚山公園・衣笠山公園」となっています。 正面の道からも大楠芦名口コースに出て大楠山の山頂へ登っていけますが、今回は右手の道を登っていきました。
右手へ曲がっていくと、程なくして幅の広い横木の階段が始まります。 山頂までは5分ほどもかかるので、急がずに着実に登っていきます。 少し左へ曲がりながら階段を登っていきます。 傾斜が緩やかになった所を過ぎていくと、急傾斜の階段になってきます。 脇にはトラロープが張られていたりもしますが、それほど必要な感じではありませんでした。 急階段を登り切って、左手へ曲がって更に階段を登っていきます。
燃やすまい みんなが来る山 歩く山
 (神奈川県)
大楠山 (標高242.0m)
長い横木の階段を登り切ると急に視界が開けて、二等三角点のある大楠山の山頂に着きます。 衣笠城址分岐から14分ほどで登って来られました。 小広くなった山頂には電波塔や展望塔が建てられていて、ベンチも幾つか設置されています。 「大楠山 標高242.0m」と書かれた立派な標識もあって、 山頂から各方面への所要時間が記されています。 お昼にはまだまだ時間がありましたが、脇のベンチに腰を降ろして昼食タイムにしました。
大楠山頂上…50分…秋谷(前田橋バス停)…25分…逗子・衣笠駅
大楠山頂上…45分…芦名(大楠芦名口バス停)…25分…逗子・衣笠駅
大楠山頂上…30分…阿部倉温泉…20分…衣笠駅
大楠山頂上…90分…衣笠城跡…30分…衣笠山公園…20分…衣笠駅
山火災防止
一、たばこの投げすてはやめましょう。
二、たき火や火を使用するときは管理人に届けましょう。
管理人は大楠山ビューハウス展望塔責任者
 (横須賀市南部消防署)
山頂に水道はありません。ご了承ください。
強風のときは展望塔には登れません。
展望塔開放時間 9時〜16時(雨天時は開放しません)
 (横須賀市観光課)
山頂の先の方には大楠山ビューハウスがあります。 売店兼休憩所になっていて、自動販売機やテーブルなどが設置されています。 大楠山は「かながわの景勝50選 大楠山の展望」や 「横須賀風物百選 大楠山」として選ばれている眺めの素晴らしい所です。 ビューハウスの脇に展望塔があるので登っていきました。
お願い
展望塔・休憩所屋上をご利用の皆様へ
・かけ足せず、しずかにのぼってください。
・幼児には大人の付添いをおねがいします。
・上から物をなげないでください。
・木の枝などを持たないでください。
・犬は下につないでおいてください。
・食事は広場でしてください。
・無線機は使用しないでください。
・防火のため、禁煙をお願いします。
 (横須賀市観光課)
ビューハウスの屋上の所まで来ると、その先への階段は閉ざされていました。 仕方がないので、屋上からの眺めで我慢することになりました。 最上階には及ばないものの大パノラマが広がっています。 西側の相模湾には江ノ島が浮かび、その奥には箱根連山や伊豆半島や丹沢山塊が広がっています。 眼下にはこれから向かう大楠平がよく見えていました。 北側には逗子市・鎌倉市・横浜市などが、東側には横須賀市などの街並みを見渡せます。 ランドマークタワーや東京湾に浮かぶ唯一の自然島である猿島もよく見えていました。 南側には三浦半島の先端部が広がっていて、その左手には房総半島が薄らと見えていました。 条件が良いと富士山も綺麗に見えるのですが、この時には雲が広がっていて見えませんでした。
(画像を左クリックすると、6枚の写真が順次表示されます)
お知らせ
本展望塔は階段上部に不具合があり、レストハウス屋上から上部への立ち入りは、当分の間、お断りします。
 (横須賀市経済部)
25分ほどいた大楠山を後にして、ビューハウスの先へ続く幅の広い階段を3分ほど降っていくと、 右手に戻るようにして山道が分かれていきます。 角には道標が立っていて、右手の道は「湘南国際村センター2.3km」、 左手へ曲がっていく横木の階段は「大楠芦名口3.1km・前田橋3.1km」、今降ってきた階段は「大楠山0.1km」となっています。 正面の尾根にも踏み跡が続いていますが、道標には何も示されてはいません。 右手の道は近年になって開かれたハイキングコースで、ゴルフコースの傍を経て湘南国際村へと続いていますが、 今回は左手へ曲がっていく階段を降っていきます。 すぐに広めの道に降り立つと、脇には関東ふれあいの道の道標が立っていて、 左手の道は「大楠芦名口バス停へ」、右手の道は「前田橋バス停へ」、今降って来た階段は「大楠山へ150m」となっています。 左手から来る道は、大楠芦名口バス停から大楠山へ登る大楠芦名口コースになります。 今回は前田橋バス停へ続く右手の前田橋コースを進んでいきます。 これらのコースは関東ふれあいの道の「佐島・大楠山のみち」にもなっていますす。
湘南国際村への道は「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」を参照)
大楠芦名口バス停への道は「佐島・大楠山のみち」, 「前田川遊歩道」, 「大楠山」を参照)
大楠平
軽く登り坂になった広い道を進んでいくと、すぐに金網柵で囲まれた一画があります。 9年ほど前に来た時にはNTT大楠平無線中継所の電波塔があったのですが、 今では撤去されて周囲の柵だけが残されています。 その先には、来る途中から見えていた国土交通省大楠山レーダ雨量観測所のレーダー塔が立っています。 この辺りの緩やかな一帯は大楠平と呼ばれているようです。 駐車場の左手に続く道の入口には関東ふれあいの道の道標が立っていて、 正面の道は「前田橋へ3.0km」、今来た道は「大楠山へ200m」となっています。 脇には「関東ふれあいの道」の路傍サインや大楠山で見られる生き物の解説板も設置されています。
大楠山の生き物たち(春・夏)
大楠山には多くの生き物が生息していますが、春から夏にかけての大楠山では、 生き物たちは活発に活動し、南方からは夏鳥が渡ってきます。 ここではおもに春と夏に見られる代表的な生き物を紹介しています。
サシバ 大楠山には夏鳥としてあらわれる中型のタカで、のどに黒い縦線があるのが特徴です。 昆虫や小動物を捕らえて食べる肉食性です。 体長約50cm。
シマヘビ 草原や田畑の周辺など開けた場所を好むヘビで、おもに昼間活動します。 体の模様には変異が多く、全身黒色のものもいます。 全長約2m。
アオスジアゲハ 大楠山で普通に見られる中型のアゲハチョウのなかまで、すばやく飛びます。 幼虫はクスノキやタブノキなどクスノキ科植物の葉を食べます。 はねを広げた幅約8cm。
カブトムシ 大楠山でもっとも大型になる甲虫で、成虫は樹液や甘い果実に集まります。 幼虫は腐葉土や堆肥を食べ、1年で成虫になります。 体長約8cm。
ミスジマイマイ 大楠山で普通に見られるカタツムリで、肺呼吸をする貝のなかまです。 おもに雨天や夜間に活動し、植物の葉や微細な藻類などを食べます。 殻径約3.5cm。
大楠山の生き物たち(秋・冬)
秋から冬にかけての大楠山では、地表の生き物の活動が目立たなくなる一方、 樹上は木のみをさがす鳥でにぎやかになります。 ここではおもに秋と冬に見られる代表的な生き物を紹介しています。
ツグミ 大楠山の代表的な冬鳥で、渡りのときは群れをつくりますが、それ以外は単独で行動します。 木の実や種子を食べ、地上にもよく降ります。 全長約24cm。
キジバト 1年中みられるハトのなかまで、頻繁に地上に降りて木の実や種子などの植物を食べます。 市街地や公園でも生活できる適応力にすぐれた鳥です。 全長約33cm。
メジロ 低木の茂みを密度の高い集団をつくって移動することがあり、 「めじろ押し」という言葉の語源にもなっています。 花の蜜や果肉を食べます。 全長約10cm。
ツチイナゴ 草原や田畑の周辺で普通にみられる大型のバッタで、秋に成虫になり、成虫のまま冬を越します。 クズなど草の葉を食べます。 全長5〜7cm。
カマキリ 草原や林の周辺に生息する大型のカマキリのなかまで、他の昆虫を捕らえて食べます。 体の色は緑色や茶色など変異があります。 全長約10cm。
 (神奈川県、横須賀市自然・人文博物館)
国土交通省大楠山レーダ雨量観測所
国土交通省が全国26ヶ所設置した雨量を測定する施設で、関東地方をカバーする4ヶ所のひとつです。 レーダアンテナから発射された電波を雨にあて、跳ね返される強さを計算して雨の量を測定します。 測定されたデータは各機関に配信され、河川・道路管理及び天気予報などに使用されます。 半径120kmの観測範囲で、5分間隔でデータの収集を行ない、他のデータと合わせて日本全国をカバーします。
 (国土交通省関東地方整備局)
レーダー塔を過ぎていくと鎖が張られていて、 「この先車輌通行不可 ハイカーのみ通行可」の板が取り付けられています。 そこを過ぎたすぐの所に展望塔の入口があります。 螺旋階段を登っていくと、周囲を見渡せる眺めが広がっています。 レーダー塔に少し邪魔されながらも300度ほどの範囲が望めます。 大楠山の山頂にある展望塔よりは少し低い所にあるので見える範囲も若干違いますが、 素晴らしい景色を眺められる所です。 東側には大楠山、南側には油壺、西側には相模湾や江ノ島、北側には東京湾を望む景色が広がっています。 北の方には横浜ランドマークタワーなどが見えていました。 南の沖には伊豆大島の島影も薄らと見えていました。 西に聳えている筈の富士山は、雲が出ていて見えませんでした。
(画像を左クリックすると、7枚の写真が順次表示されます)
展望塔から降りてその先へ進み始めると、「天皇皇后両陛下御光臨記念植樹」の記念碑があります。 そこを過ぎていくと、右側にはお花畑が広がっていて、春には菜の花、秋にはコスモスが植えられます。 季節になると花が一面に咲き誇る素晴らしい眺めが楽しめる所です。 この時は真夏でしたが、植付けられたコスモスが花を少し咲かせ始めていました。
天皇皇后両陛下御光臨記念植樹
山の荒廃、開発の美名で破壊が進む現状を憂い、同志相策り、大楠山を広く国民に解放し、 健康と豊かな心の平安を願い、自然公園計画。 以来20年、両陛下の御来駕を賜り、こよなく花と自然を愛でらる。 願わくは、志 後世に引き継ぐ施策を臨むや切可。
 (御光臨平成4年1月16日)
自然と親しむ花の丘
コスモスの暦
植付6月上旬
開花(見ごろ)9月上旬〜10月上旬
刈取り10月下旬
菜の花の暦
植付10月下旬
開花(見ごろ)3月中旬〜4月下旬
刈取り5月中旬
 (大楠山自然公園整備組合、大楠観光協会)
お花畑を過ぎていくと分岐があります。 右手の道を見送って正面の広い道を登っていくと、右手に「植樹の碑」があります。 石碑には「昭和四年西浦尋常高等小学校尋常科卒業生一同」と刻まれていました。 石碑を過ぎて更に登っていくと、峠のような高みに着きます。 ここで道が分岐しています。 すぐ先に道標が立っていて、この先へ降っていく道は「前田橋」、今来た道は「大楠山」となっています。 右手の小尾根にも道が続いていますが、正面へ続く「前田橋コース」を降っていきます。 横須賀市の設置するクイズ板「Q5」が倒れていました。 同様の看板は大楠山への各ハイキングコースに沿って設置されていて、 この地域に関する事柄がクイズ形式で紹介されています。 頂上までの距離も書かれていて、道標の役目も果たしているようです。 シャッター付きの小窓を開けると答えが現れる仕組みになっています。 この先からは降り坂になるので、「大楠平」の範囲はこの辺りまででしょうか。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.5 前田橋コース
芦名の淡島神社は縁結び、安産の神として昔から多くの女性の信仰を集めています。 底抜け柄杓に麻を結んで奉納する、市内でもめずらしいこの祭礼は、いつ行われるでしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. 3月3日 2. 7月7日 3. 11月11日
頂上まであと600m、ガンバレ!
 (横須賀市)
注意
この区域一帯は、首都圏近郊緑地保全法に基づく衣笠・大楠山近郊緑地保全区域、 又都市計画法に基づく衣笠・大楠山風致地区に指定されています。 この区域内で建築物の新築・増改築・宅地の造成・土砂類の採取・土地形質の変更・屋外広告物の表示 又は掲示を行う場合は、事前に市長の許可を受けなければなりません。 なお、近郊緑地保全地域と風致地区では規制内容が違いますので、 上記の行為等を計画されている方は、必ず事前に下記まで問い合わせてください。 許可なく行為を行うと法令の規定により処分される場合があります。
 (横須賀市緑政部緑化推進課)
09-03 火の用心 Practice Fire Prevention
 (横須賀市南消防署)
少しU字形に窪んだ広めの道を降っていきます。 緩やかになってきた道を進んでいくと、大楠平から4分ほどで少し左手へ曲がって、 開けた感じの明るい林に続く傾斜の増した坂を降るようになります。 坂を真っ直ぐに降っていって傾斜が緩やかになってくると、防火用水を過ぎていきます。 程なくして右手に続く高みに沿って僅かに登るようになります。 手元の地形図によると、大楠山の南西600m辺りにある標高200mほどの高みになるようです。 尾根を越えて右斜面を緩やかに降っていくと、大楠平から9分ほどの所にクイズ板「Q4」が立っていました。
地形図とはかなり違うルート
この辺りからこの先の鞍部にかけてのルートは、 地形図にあるように南西へ向かって真っ直ぐ降っていくのではなくて、 一旦西へ向かってから南へと向きを変えていくルートになっているようで、 地形図に描かれた道と実際の道とではかなり違っているようでした。 しかし分岐などは特にない一本道なので、歩く分には違いを意識することもなく、支障はありませんでした。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.4 前田橋コース
カツオ漁には餌として生きたマイワシが必要です。 この魚を「あぶり網漁」で捕え全国各地のカツオ漁に供給しているのはどこの港でしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. 長浦港 2. 佐島港 3. 横須賀新港
頂上まであと1km、ガンバレ!
 (横須賀市)
鳥獣保護区
ここは保護区域です。 鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
クイズ板を過ぎて少し傾斜の増した尾根道を降っていくと、道端に丸太を半分にしたベンチがありました。 特に見晴しがいい訳でもありませんが、ひと休みしていくのには良さそうでした。 岩が剥き出した所や少し抉れた所を更に降っていくと、大楠平から15分ほどで左手へ曲がっていきます。 その角に木を模した形をしたコンクリート製の道標が立っていて、 左手に曲がっていく道は「前田橋」、今降って来た道は「大楠山」となっています。 脇にはクイズ板「Q3」もありました。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.3 前田橋コース
芦名の浄楽寺には約800年前に仏師運慶によって造られたと伝えられる国指定有形文化財があります。 それは何でしょう。 次のうちから選んでください。
 1. 木造阿弥陀三尊像 2. 木造滝見観世音菩薩坐像 3. 木造十二神将立像
頂上まであと1.4km、ガンバレ!
 (横須賀市)
鞍部
クイズ板を過ぎて左手へ曲がっていくと、正面には尾根が見えてきます。 大楠芦名口コースが通っている尾根のように思われます。 右手へ曲がって、右傾斜の斜面を降っていきます。 先ほどのクイズ板のあった曲がり角から2分半ほど降っていくと、 道端にコンクリート製のベンチがひとつ設置されていました。 そこを過ぎていくと、幅の広い横木の階段が現れます。 段差がそれほど高くはない横木の階段を3分ほど降っていくと、歩きやすい道になってきます。 傾斜が増してU字形に抉れた所を降っていきます。 少し明るくなった鞍部に着くと、道の両側には笹竹が生い茂っていました。 手元の地形図によると、大楠山の南西1000m辺りにある標高90mほどの鞍部になるようです。 大楠平から22分ほどの所になります。 手前にはクイズ板「Q2」が立っていて、平たいベンチもひとつ設置されていました。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.2 前田橋コース
秋谷海岸の波打ち際に立つ高さ12m、周囲30mの巨岩は、昔から三浦七石の一つに数えられています。 それは何と呼ばれていますか。 次のうちから選んでください。
 1. 子産石 2. へそ石 3. 立石
頂上まであと1.9km、ガンバレ!
 (横須賀市)
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
鞍部を過ぎて、正面にある高みを左手から回り込むようにして緩やかに登っていきます。 岩が剥き出してV字形に抉れた所を登っていくと、緩やかな歩きやすい道になってきます。 僅かな降り坂になった広い道を進んでいくと、 正面に青空が見える所を過ぎた先にクイズ板「Q1」が立っています。 先ほどの鞍部から8分ほどの所になります。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.1 前田橋コース
相模湾に面した天神島は、ある植物の自生の北限地として知られています。 それは何でしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. ハマユウ 2. ハイビスカス 3. スカシウリ
頂上まであと2.1km、ガンバレ!
 (横須賀市)
クイズ板を過ぎて降り傾斜が増してくると、横木の階段が始まります。 U字形に抉れた所に続く横木の階段は、幅が広くて段差もそれほど高くはなくて歩きやすくなっていました。 土嚢が敷かれた所もあって、雨後で道がぬかるんでいる時などには助かります。 傾斜が急になったり緩やかになったりしながら8分ほど降っていくと、横木の階段は一旦終わります。 U字形に抉れた所を過ぎて右手に手摺が続くようになると、再び横木の階段が始まります。 右下の方からは、前田川を流れる水の音が聞こえてくるようになります。
06-13 火の用心 Stop the Fire
 (横須賀市南消防署)
大楠山登り口
幅の広い横木の階段を3分ほど降っていくと、畑地の脇に降り立ちます。 その先へ進んでいくと、前田川に橋が架かっています。 橋の手前から川へ降りていく道が左手へ分かれていて、道標「前田川遊歩道」がその道を指していますが、 先ずは橋を渡って左右に通る舗装路に出ました。 大楠平から43分ほどで降りて来られました。 ここが前田橋コース大楠山への登り口になります。 橋を渡った所には関東ふれあいの道の道標が立っていて、 左手の道は「前田橋バス停0.8km」、今降って来た道は「大楠山2.5km」となっています。 また別の道標もあって、左手の道は「前田橋バス停」、右手の道は「行き止り」、 今来た道は「大楠山山頂」となっていました。 脇に設置されている解説板などを眺めながら、ここでひと休みしていきました。
前田川の自然と生き物たち
前田川は大楠山にしみ込んだ雨水を水源にしていて、海までの距離が短く急峻な河川となっています。 三浦半島の河川としては水のきれいな川で、水質の汚染に弱い生き物も多数生息しています。 ここでは前田川で見られる代表的な生き物を紹介しています。
ヒガシカワトンボ 山間の清流の周辺にみられるトンボで、三浦半島では生息地が限られています。 はねの色が透明のものと茶色のものの2型があります。 全長約4cm。
ヒラテテナガエビ 川底の石の間、水草や沈木のかげなどに生息するエビで、雄のはさみ脚は太く、長くなります。 生まれたばかりの幼生は一度海に下ります。 全長約22cm。
シマヨシノボリ 前田川でもっともたくさんみられるハゼのなかまで、 吸盤になった腹びれを使って速い流れや堰提を遡上することができます。 全長約7cm。
カワセミ 前田川では1年中みることができる美しい鳥です。 普通、木の枝から川の中にダイビングして魚を捕らえますが、 ときには磯で餌を探すこともあります。 全長約17cm。
ヘビトンボ(幼虫) 「トンボ」と呼ばれますが、ウスバカゲロウ(幼虫はアリジゴク)に近いなかまです。 幼虫は川底の石の下に生息します。 幼虫の全長約5cm。
サワガニ 清流の湧水の周辺に生息し、海に下ることのないカニです。 地域によって色彩に変異があり、前田川には青灰色や褐色のものがいます。 甲幅約3cm。
 (神奈川県、横須賀市自然・人文博物館)
大楠山で観察できる鳥たちを紹介します
メジロ、ホオジロ、エナガ、ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ
・ごみは必ず持ち帰りましょう。
・不法投棄、ポイ捨て監視中。
・山火事防止にご協力ください。
前田川遊歩道
このまま舗装路を歩いていっても良いのですが、 今回はここから前田川遊歩道を歩いていくことにしました。 道標「前田川遊歩道」に従って、橋の手前から分かれていく道を降っていくと、 前田川の川辺には「大楠山ハイキングコース」の標柱が立っていて、降ってきた道を指しています。 前田川遊歩道は、下流にあるお国橋を起点とし、 上流にある尾形瀬橋を終点とする1380mの区間に続いています。 今回歩くのはその中の半分ほどの区間になります。
(終点の尾形瀬橋は「風早橋」と書かれている時期もありました)
前田川遊歩道
・雨あがりや雨のときは、急に水が増えますので入ってはいけません。
・増水時にはすぐに高いところに非難して下さい。
・動植物は取らないで下さい。
・すべりやすいので注意して下さい。
・ゴミは持ち帰って下さい
・川の両側は個人の土地です。入らないで下さい。
 (横須賀市)
川床が岩盤になった前田川に点々と設置された飛び石を渡っていくと、右岸に登っていく横木の階段が現れます。 階段を登って、道路から一段低い所に続く小径を進んでいきます。 やがてガードレール沿いに進むようになると、大楠山登り口から続く道路と接する所に出ます。 道路は右へ曲がっていきますが、擬木の手摺が設置された歩道を進んでいきます。 程なくして現れる横木の階段を降っていくと、再び前田川に降り立ちます。 脇には標柱が立っていて、「終点まで830m・起点まで550m」となっています。
飛び石を渡って崖沿いに進んでいきます。 「落石注意」の標柱を過ぎていくとボードウォークが現れます。 その先は小さな砂防ダムになっていて、流れ落ちる水が心地よい音を響かせていました。 取り付けられた銘板によると、昭和52年度に建設されたダムのようでした。 ダムの先の木製の階段を降って、その先の飛び石を渡っていきます。
小石がゴロゴロした川原を進んでいくと、再びボードウォークが現れます。 その先の飛び石を渡っていくと、右手に僅かな道が分かれていましたが、 脇には「私有地につき立入禁止」の標柱が立っていました。 飛び石を渡っていくと、またボードウォークが現れます。 川床に岩盤が剥き出して小滝のようになっていて、流れ落ちる水は少なめながら心地よい音を響かせていました。 そこを過ぎた先から右手へ登っていく階段があります。 脇には「通路(公衆トイレ)」の標柱が立っていて、その階段を指しています。
公衆トイレへの階段を見送ってその先へ進んでいくと、 「私有地につき立入禁止」の標柱を過ぎた所に、再び砂防ダムがあります。 堰の脇の木製の階段を降っていきます。 振り返ると、落差のある堰からは勢い良く水が流れ落ちていました。
頭上に架かる鉄製の小橋の下を過ぎていくと、少し段差のある所の川床が階段状になっていました。 魚が遡上するために設けられた魚道でしょうか。 その脇に続く飛び石を渡っていきます。
お国橋
両側がコンクリート護岸された所を進んでいくと、またボードウォークが現れます。 飛び石を渡ってその先へ進んでいくと、正面にお国橋が見えてきます。 大楠山登り口から28分ほどで到着しました。 木組みの階段を登っていくと、「遊歩道起点」の標柱が立っています。 橋の脇には大楠山登り口で見かけたのと同様の「前田川遊歩道」の案内図がありました。 その傍には関東ふれあいの道の道標が立っていて、右手の道は「大楠山3.1km」、 左手の道は「前田橋バス停150m」、今来た道は「前田川遊歩道(大楠山登り口へ行けます)」となっています。
前田川遊歩道の清掃活動をボランティアが定期的におこなっております。
自然を大切にしましょう。
 (横須賀市)
準用河川 前田川
人と魚のふるさとづくり
 (横須賀市)
前田橋(まえだばし)バス停
少し登り坂になった道を150mほど進んでいくと、国道134号前田橋交差点に出ます。 脇には関東ふれあいの道の道標が立っていて、右手の道は「立石公園へ0.8km」、 今来た道は「大楠山へ3.6km」となっています。 交差点の左右に前田橋バス停があります。
横断歩道を渡った左側の乗り場からは、逗子駅(JR横須賀線)行きの便が1時間に5本から6本程度あります。