衣張山
散策:2012年05月下旬
【低山ハイク】 衣張山
概 要 衣張山は鎌倉にある標高120mほどの低い山で、山頂が北と南に分かれた双耳峰になっています。 山頂からは箱根や丹沢や富士山などを一望できる眺めが広がっています。 今回は西側から南峰に登って北峰へ向かいます。 北峰から引き返してきて、パノラマ台や水道山を経て巡礼古道を降っていきます。
起 点 鎌倉市 鎌倉駅
終 点 逗子市 逗子駅
ルート 鎌倉駅…黄金やぐら分岐…登り口…衣張山(南峰)…衣張山(北峰)…浄明寺緑地…鎌倉市子ども自然ふれあいの森…パノラマ台…名越切通分岐…展望地…小ピーク…名越里山分岐…名越溜池…逗子駅
所要時間 2時間40分
歩いて... この時は晴れていましたが、衣張山の山頂からの眺めは霞んでいて、残念ながら富士山は見えませんでした。 岩殿寺へ続く巡礼古道の途中から東名越に降りていく分岐道があったので、予定を変更して歩いてみました。
関連メモ 衣張山, 鎌倉大町, 衣張山, 鎌倉回峰, 巡礼古道, 巡礼古道, 名越切通, 衣張山, 名越切通, 衣張山, 巡礼古道,
名越切通
コース紹介
鎌倉(かまくら)駅
鎌倉駅(JR横須賀線)から歩いて行きます。
東口を出て鎌倉駅入口交差点を右折して、若宮大路を進んでいきます。 横須賀線の手前の交差点を左折して、線路沿いの道を進んでいきます。 滑川に架かる大町橋を渡っていくと、踏切の脇に「子護りサト像」があります。
因縁
故金子サトさんは明治二十五年十二月二十五日誕生、 生前大変子供好きでした。竒しくも此の場所で幼稚園 の園児たちを乗せた相模鉄道観光バスのために事故死した。 しかしこのサトさんに追突したバスはそのために急停車し 「橋ゲタ」への激突を危くまぬがれ園児たちからは一人の 負傷者も出なかった。 思えばこのサトさんの死が子供達を護ったのである。 そこで生前愛育した玄海男のボクシング教室の練習 生一同が報恩供養とかつは二度とこうした事故のないこと を願ってここに子護りサト像を建立したのである。
昭和三十九年五月二十五日三回忌に当り
踏切を見送って、左手へ曲がっていく県道311号を進んでいきます。 大町四ッ角交差点を直進し、八雲神社や安養院への入口を過ぎていくと、 三枚橋の手前に信号機のある交差点があります。 角に立つ電柱には、右手から反時計回りに、 「大町二丁目9」,「大町二丁目13」,「大町三丁目3」,「大町三丁目1」の住所標識が取り付けられています。 今回はここを左折して、民家が建ち並ぶ路地を進んでいきます。
左右の路地は見送って、道なりに真っ直ぐに400mほど進んでいくと、道が二又に分かれています。 正面に立つ電柱には「大町三丁目15」の住所標識が取り付けられています。 左手(*)へ進んでいくとトンネルを抜けて東勝寺橋へ続いていますが、右手の道を進んでいきます。 逆川の傍に出て川沿いに進んでいくと、程なくして川は右へ曲がって離れていきます。 地面すれすれに設置された黄色いガードレールを過ぎていきます。 再び逆川沿いに出ると、三枚橋から続く道が右手から合流してきます。 その道を併せたすぐ先の十字路に花咲橋が架かっていますが、何故だか欄干は片側にしかありません。
(*左手の道は「名越切通」を参照)
鎌倉風致地区
この土地において建築物・工作物の新築・改築・増築・土地形質の変更・木竹の伐採等の行為をするときは許可がいります。
 (鎌倉市役所)
黄金やぐら分岐
川沿いから少し離れた道を100mほど進んでいくと、右手を流れる逆川に橋が架かっています。 角には道標が立っていて、右手の道は「黄金やぐら200m」、 正面の道は「釈迦堂口切通400m」となっていて、 「釈迦堂切通し通行止め この先Uターン場所ありません」の看板も立っています。 右手の橋の先に続く道は名越切通に続く尾根へ登っていけますが、 今回は正面から左手へ曲がっていく道を進んでいきます。 すぐの所に建つ民家の庭の竹林の脇に「大町六丁目案内図」があって、 この付近の地図と史跡などの解説文が載っています。
(右手の道は「名越切通」, 「衣張山」, 「名越切通」を参照)
逆川ふるさといきものの里 <小動物保全区域>
ホタルやモズクガニなどの水生小動物が生息しちます。 川の自然をみんなで大切に守りましょう。
 (鎌倉市、鎌倉ホタル保存会)
大町六丁目案内図
釈迦堂ヶ谷 俗称「しゃかんど」と云っています。 これは元仁元年、北条泰時が亡父義時のために、釈迦堂を建てて供養したので、この地名がついています。 当時は立派な釈迦堂がたっていたことでしょうが、 今は岩をくりぬいたトンネルの中の小さなほこらに、五輪の塔がすえてあるだけです。
衣張山 衣張山というのは源頼朝が大蔵の屋敷に住んでいたころ、夏の暑い日、この山に白いきぬをはらせ、 雪の降りかかる冬の景色に見せかけ涼んだのでこの名がおこったと云い伝えられています。 頼朝の権勢がすばらしかったことをのちの人が想像し、こんないい伝えが起ったのでしょう。 標高は121.6mで、鎌倉でも高い山の一つです。
唐糸やぐら 衣張山の中腹に「唐糸やぐら」があります。 このやぐらは木曽義仲のけらい手塚太郎光盛の娘唐糸が義仲の廻し者と、頼朝に見破られ この土牢に入れられたと云はれています。 「やぐら」というのは、鎌倉時代から室町時代にかけての有力な武将たち一族の墓所であったとこです。 唐糸やぐらもその一つですが、おそらく唐糸の伝説とやぐらと結びつけて唐糸やぐらはできたものでしょう。
黄金やぐら 衣張山の南面山すそにある鎌倉時代の横穴墳墓で、武士や僧職などの死者を葬ったところです。 岩をくりぬいた室内は幅4m、奥行6m、高さ1.5mの大きさのもので、 ヒカリモがはえ黄金色に光ったためにこの名がついたものでしょう。
少し左へ曲がって、山際に続く坂道を登っていきます。 右へ分れていく路地を見送って真っ直ぐ登っていくと、 案内図から200mほどの所に、右手へ分れていく広めの道があります。 左手には坂道も分かれています。 角に立つ電柱には「大町六丁目7」の住所標識が取り付けられています。 正面の坂道を登っていくと釈迦堂切通に続いていますが、今回はここを右折していきます。
(この時には釈迦堂切通は通行禁止になっていて、金網柵で封鎖されていました)
登り口
民家が建ち並ぶ小川沿いに進んでいきます。 少し登り坂になってきた道を左へ曲がりながら進んでいくと、こんもりとした森の手前に分岐があります。 角に立つ電柱には「大町六丁目7」の住所標記や、「名越445」や「大町6・7丁目自治会No.30」の標識が取り付けられています。 左手には立派な庭園の民家がありました。 この右手の道が衣張山への登り口になります。 鎌倉駅から30分ほどで着きました。 右折して、民家の脇に続く山際の細めの道を進んでいきます。
民家の玄関の前を過ぎてブロック塀沿いに進んでいくと、森の中へ入っていきます。 小さな谷筋に続く植林地には、シダ類などの下草が生えていましたが、踏み跡はしっかりと確認できました。 すぐに左側に岩壁が続くようになります。 岩の下には洞穴のような窪みがありましたが、鎌倉地方によくある「やぐら」の一種なのでしょうか。
岩壁を過ぎていくと、右・左と曲がりながら山道を登っていきます。 青葉が茂る季節とあって、道端には引続きシダ類などが生えていますが、道はよく確認できました。 雑木林になって、笹や細木などが茂るようになった道を登っていきます。
衣張山(南峰) (標高120.1m)
やがて傾斜が緩やかになって、生い茂る笹竹などの間に続く道を進んでいくと、開けた山頂に着きます。 ここが衣張山南峰になります。 登り口から11分ほどで登って来られました。 この200mほど北側にあるピークと合わせて、両方とも「衣張山」と云うようです。 衣張山はほぼ同じ高さのピークが二つ並んだ双耳峰になっていて、 ここでは、この高みを「南峰」、この先の高みを「北峰」と呼んでおきます。 この高みには三等三角点があるので、地形図に載っている120.1m峰はここになるようです。
このピークの名前は「浅間山」との情報もありますが、 この南の方にあるパノラマ台の東側の水道設備がある通称「水道山」と呼ばれているピークが 本来の浅間山なのだそうです。 間違われるのは「浅間山の位置取り違え事件」が根底にあるようです。
(画像を左クリックすると、4枚の写真が順次表示されます)
展望地の真ん中にある樹木の袂には、石仏と石塔が佇んでいます。 周りには丸い石がたくさんあって、お願い事などが書かれていましたが、 この時には文字ははっきりとはしませんでした。 3体並んでいる石仏・石塔の内の1体「しあわせ地蔵」が行方不明になっていた時期もありましたが、 結局見つからなかったようで、新たな石仏になっていました。 山頂には玉縄桜の幼木が植えられていました。 生長して四方に広げた枝一杯に花を咲かせるようになるのが待たれます。
手前の樹木が少し邪魔しているのが難点ですが、西側が開けていて、 鎌倉の街並みや稲村ヶ崎へ続く海岸、相模湾に突き出た逗子マリーナ、三浦アルプスの二子山などが見えていました。 条件が良いと富士山も見えるのですが、この時には霞んでいて見えませんでした。 ベンチも設置されているので、ひと休みしていくのに良い所です。
(画像を左クリックすると、5枚の写真が順次表示されます)
南峰からの展望を堪能したら、三角点の脇から北へ続く道を進んでいきます。 石段を降って緩やかになった尾根を進み、僅かな高みを越えていきます。 程なくして現れる横木の階段を登り切って緩やかになった道を進んでいくと、 南峰から3分ほどで衣張山北峰に到着します。
衣張山(北峰)
北峰の山頂は、先ほどの南峰より少し広くなっています。 地形図では標高120mの等高線で囲まれているので、南峰とほぼ同じ高さになるようです。 目の前には鎌倉の街や海が広がり、江の島も見えていました。 丹沢の山並は薄らと見えていましたが、富士山は見えませんでした。
歴史的風土 妙本寺・衣張山特別保存地区
この地区内で建築、木竹の伐採、土地形質変更等を行なう場合は、事前に許可が必要です。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター)
北峰には、南峰と同じような石仏と石塔があります。 石仏1つに石塔が2つと、数も同じですが、何か意味があるのでしょうか。 南峰とは違って、ここのは持ち去られることもなく、3体とも無事に揃っています。 かつて南峰にあった「しあわせ地蔵」は、ここの石仏と同じような姿をしていたのを想い出します。 中ほどに生える樹木の袂に、腰掛けるのに具合が良さそうな石があったので、 軽い食事を取りながらひと休みしていきました。
北峰から南峰まで引き返してきて、その先に続く笹竹の茂る尾根道を進んでいきます。 程なくして現れる横木の階段を降って、緩やかになった道を進んでいきます。 所々に岩盤が剥き出していますが、歩き易い道が続きます。 南峰から2分ほど進んでいくと、僅かな高みを越えていきます。 横木の階段を降って、その先にある僅かな高みを再び越えていきます。 横木の階段を登ってZ字形に曲がって登っていきます。 岩が露出した所を過ぎて階段を更に登っていくと、小広くなった所に出ました。 南峰から5分ほどの所になります。 先へ進み始めると、踏み跡が左手へ分かれているようでしたが、 右側にある大木の間に続く坂道を降っていきます。
浄明寺緑地
程なくして現れる横木の階段を降って、緩やかになった尾根道を進んでいきます。 やがて尾根の背から外れて、右斜面に続く横木の階段を降っていきます。 斜面を横切るように降っていき、道なりに左へ曲がっていくと、南峰から8分ほどで広場に降り立ちました。 場所を示す標識類は見かけませんでしたが、ここから左手にかけて広がるのは浄明寺緑地と云うようです。 降り立った脇には道標が立っていて、 左手の道は「巡礼古道5分・報国寺20分」、今来た道は「衣張山12分・杉本観音25分」となっています。 左手の道は緑地から巡礼古道を経て報国寺方面へ降りて行かれますが、 今回は右手の道を進んでいきました。
(左手の道は「巡礼古道」, 「巡礼古道」, 「巡礼古道」を参照)
樹木が頭上まで青葉を茂らせる広場に続く広い道を進んでいきます。 樹木が途切れて明るくなると、頭を少し傾げたお地蔵さんが佇んでいます。 以前には木製の祠に入っていたのですが、この時には祠がなくなって礎石だけになっていました。 その先からは右側に擬木の柵が続くようになります。 柵の始まりの所から右手へ急な石段が降っていきます。 大町7丁目へ降りていく石段ですが、正面に続く散策路を進んでいきます。
(右手の石段は「巡礼古道」を参照)
三浦半島の自然が危ない
外国から持ち込まれたアライグマや台湾リスなどの外来生物が増えています。 自然の中の動物や植物は、食べたり、食べられたり、すみ分けをして自然のバランスを保っています。 ここに外来生物が侵入してくると、自然のバランスが崩れてしまいます。
三浦半島の自然環境を未来に渡すための予防三原則
入れない 悪い影響を及ぼすかもしれない外来生物をむやみに日本に入れない。
捨てない ペットとして飼っている外来生物を自然の中に捨てない。
拡げない 自然の中にいる外来生物をほかの地域に広げない。
まずは、アライグマやタイワンリスにエサを与えない!
 (神奈川県横須賀三浦地域県政総合センター、鎌倉市)
逗子鎌倉ハイランドの住宅地の道路に並行する散策路を進んでいきます。 かまくら幼稚園の裏手まで来ると、「関東の富士見百景」の説明板があります。 右側の樹木が低くなっていて、山並みなどを見渡せる眺めが広がっています。 条件が良いと富士山が見えるのですが、この時は生憎と霞んでいて見えませんでした。 以前には「逗子鎌倉ハイランドからの眺望」と題した写真が掲示されていて、 ここから見える山の名前と標高が書き込まれていましたが、この時には見かけませんでした。 参考までにその時の内容を載せておきます。
関東の富士見百景
富士山の見えるまちづくり
地点名 鎌倉市からの富士
 (平成17年11月 国土交通省関東地方整備局、(社)関東建設弘済会)
逗子鎌倉ハイランドからの眺望
大観山1015、二子山1091、駒ヶ岳1327、神山1438、大湧谷、明星ヶ岳924、明神ヶ岳1169、 金時山1213、富士山3776、御坂峠1520、三ッ峠山1786、蛭ガ岳1673、大山1252、丹沢山1567
右側に広がる景色を眺めながら散策路を進んでいくと、樹木が青葉を茂らせる広場に入っていきます。 テーブル・ベンチが設置されて木陰にもなって具合の良さそうな所だったので、 リュックを降ろして水分補給をしながらひと休みしていきました。
鎌倉市子ども自然ふれあいの森
広場の先から左手に分かれていく幅の広い石段を登っていきます。 水路に架かる小橋を渡っていくと、左右に通る舗装路に出ます。 角には「鳥はともだち」や「鎌倉市子ども自然ふれあいの森」の案内板が設置されていて、 この辺りからパノラマ台にかけての地図も載っていました。
鎌倉市子ども自然ふれあいの森
この森は、子どもたちが自然やお年寄りをはじめとする人々とのふれあいを通して さまざまな体験ができる場として整備したものです。 みんなで仲良く大切に使いましょう。
1.樹木を大切にしましょう。
2.騒音を出すなど、近隣に迷惑なことはやめましょう。
3.火の使用はやめましょう。
4.犬はリードから話さないようにしましょう。
5.犬の糞は、飼い主が始末しましょう。
6.ゴミは持ち帰りましょう。
 (鎌倉市)
鳥はともだち
ヒヨドリ (ヒヨドリ科) 全国に分布し、人家付近や林で最も普通。スズメの2倍位の大きさで、尾が長く灰色の体。 春、秋に群れで移動する。ピーヨピーヨと騒がしく鳴く。
キジバト (ハト科) ヤマバトとも呼ばれる。明るい茶色で首に黒と青白いしま模様がある。 デデッポーとのんびりした声で鳴き、地面をこのこの歩いて餌をとる。
カワラヒワ (アトリ科) 河原や林などで普通。スズメ大の鳥で、オリーブ色の丸味をおびた体形。 飛ぶと翼に黄色の帯が目立つ。キリリコロロ、その合間にビィーンビィーンとさえずる。
シジュウカラ (シジュウカラ科) 林に普通の鳥で、巣箱をよく利用する。スズメ大で、よく動きまわる。 黒い頭に白いほお、胸から腹に黒いネクタイ状の模様。 ジュクジュク、ツーピーツツピーなどと鳴く。
オナガ (カラス科) 低地から山地の村落や木の多い市街地に普通。灰色の体、水色の長い尾に黒の頭。 10羽ほどの群れで生活し、雑食性。グェーグェー、キュイキュイと鳴く。
ムクドリ (ムクドリ科) 畑や芝生に普通。スズメより10cm位大きい。くちばしと脚のオレンジ色、飛んだときの腰の白が目立つ。 秋から冬に大群をつくる。キュルキュル、リャーリャーと鳴く。
トビ (ワシタカ科) 翼を広げると160cm位のタカの仲間。全国に普通。 特に海岸や湖沼近くに多く、魚や小動物の死んだものを食べる。 体は黒褐色で、鳴き声はピーヒョロヒョロヒョロ。
スズメ (ハタオリドリ科) 最も身近にすむ鳥。茶褐色の体。顔は白く、ほおに黒い斑がある。 チュンチュンと鳴いて、地上のえさを食べる。繁殖期には昆虫を多く食べる。
モズ (モズ科) スズメよりやや大きい。かぎ状のくちばしをもち、頭が大きく、尾が長い。 とまっているとき、尾をゆっくり回す。秋にキィーキィキィキィと高鳴きをする。
ウグイス (ヒタキ科) やぶやササの中にいて、姿はあまり見せない。スズメ位の大きさで、地味な茶褐色の体。 繁殖期にはホーホケキョと鳴く。冬の地鳴きはチャッチャッ。
コジュケイ (キジ科) 下草の多い林などに数羽の群れですみ、地上で餌をとる。 ハトよりやや小さい。体は丸く、愛らしい。鳴き声はよく響き、チョットコイ、チョットコイと聞える。
アオバズク (フクロウ科) 初夏の青葉の頃、神社や寺などの木の多い林にやってくる。 ハト位の大きさ。夜行性で、昆虫や小鳥などを食べる。ホッホー、ホッホーとくり返して鳴く。
ハシボソガラス (カラス科) 雑食性で、全国に普通。 都市部よりも開けた農耕地を好む。ハシブトガラスよりやや小型でくちばしも名の通り細い。 ガアガアと濁った声で鳴く。
メジロ (メジロ科) 全国で普通に見られ、常緑広葉樹林に多い。 スズメよりやや小さい黄緑色の体で、目のまわりが白い。 甘い物が好きで、ウメやツバキの花の蜜を吸う。チー、チーと鳴く。
ホオジロ (ホオジロ科) 全国で見られ、明るい林や草地を好む。スズメ大の鳥で茶色の体。 顔は黒と白の斑(雌は褐色と白)。チチッチチッと鳴き、木のてっぺんで胸をそらせてさえずる。
右手へ続く舗装路を緩やかに登っていくと、左へ曲がっていく所から正面へ踏み跡が分かれていきます。 このまま舗装路を登っていくと水道施設の脇にある展望広場へ続いていますが、 今回はこの踏み跡に入っていきました。
草などが生い茂ってはいるものの、踏み跡はしっかりと続いていました。 周囲には樹木が青葉を茂らせていて良い雰囲気になっていました。 草が少なくなった広めの所を過ぎていくと、左右に通る道に出ました。 名越切通へ続くハイキングコースから分かれてきた道になります。 ここから右手の先に続く横木の階段を登っていきます。
パノラマ台
階段を登って右へ曲がり、緩やかになった道を進んでいきます。 再び現れる横木の階段を曲がりながら登っていくと、小高くなったパノラマ台に着きます。 舗装路から踏み跡に入って2分半ほど、衣張山の南峰から23分ほど到着しました。 周りは柵で囲まれていて、先の方にベンチがひとつ設置されています。 標高110mほどの低いピークですが、360度の眺めが広がっています。 手前には短い境界杭のような物が二つありますが、三角点ではないように思えました。
周囲の樹木が少し邪魔してはいますが、 パノラマ台からは、南西には逗子の街や海、西には鎌倉の街や海、北には先ほど登ってきた衣張山、 東には水道山にある展望広場が見渡せます。 相模湾に浮ぶ江の島や箱根連山、丹沢山塊なども見渡せ、 条件がいいと富士山も綺麗に望むことができる所です。 江の島は良く見えていましたが、この日は遠くは霞んでいて、 丹沢や箱根や富士山などは見えませんでした。
(画像をクリックすると、7枚の写真を順に表示します)
名越切通分岐
パノラマ台から引き返して、先ほど来た踏み跡を見送っていくと、左右に通るハイキングコースに出ます。 角には道標が立っていて、右手の道は「名越切通」、 左手の道は「子ども自然ふれあいの森」、今来た道は「パノラマ台」となっています。 道標「名越切通」に従って右手へ進んでいくと、道の真ん中に杭が何本か立っています。 ここで道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、正面へ降っていく道は「名越切通・大切岸方面」、 今来た道は「ハイランド方面」となっています。 左手に分かれて登っていく道には何も示されてはいませんが、 左手の少し先の樹木に 「この先 巡礼の道 古道なり」と書かれた張り紙がありました。 正面の道は大切岸を経て名越切通へと続いていますが、今回は左手の道を登っていきます。
正面の道は「鎌倉大町」, 「鎌倉回峰」, 「名越切通」, 「衣張山」, 「名越切通」, 「巡礼古道」を参照。
展望地
笹竹の生い茂る横木の階段混じりの坂道を登っていくと、30秒ほどで右手から登ってくる道が合流してきます。 先ほどの名越切通分岐を直進していった所から分かれて登ってくる道です。 その道を合わせて左手へ曲がっていく道を更に登っていくと、 すぐに逗子市消防本部の設置する緊急時の通報番号を示す「山火事注意 ひさぎ16」の看板が立っていますが、 この時には板が剥がれて脇に落ちていました。 そのすぐ先の樹木が切り払われていて展望地になっています。 以前には小さなベンチも設置されていましたが、この時には見かけませんでした。 左手が開けていて、景色を眺めながらひと休みするのにはいい場所です。 先ほど登ったパノラマ台の向こうには鎌倉の街並みや海が広がっていました。
県の花・山百合が群生しております。 どうか花が咲くまで切り取らないで下さい。
 (山百合愛好家)
小ピーク
展望地から階段をひと登りすると、標高110mほどの小ピークに着きます。 パノラマ台から6分ほどで登って来られました。 左手の下には水道設備がありますが、金網柵で仕切りをされていて降りていくことはできません。 水道設備の先に展望広場があって、 先ほどの鎌倉市子ども自然ふれあいの森から続く舗装路をそのまま登っていくと行かれます。 その奥の方には、先ほど登ってきた衣張山が見えています。
このピークの名前は通称「水道山」と呼ばれているようですが、 本来は「浅間山」というのだそうです。 現在ではこの北北西600mほどにある標高120.1mの衣張山を誤って「浅間山」と呼ぶことが多いようですが、 間違われるのは、「浅間山の位置取り違え事件」が根底にあるようです。
小ピークからは金網柵に沿って細い踏み跡がありますが、右手へ曲がっていく山道を降っていきます。 傾斜が急になったり緩やかになったりする尾根道が雑木林に続いています。 笹竹が生い茂っていたりもしますが、道はしっかりと続いています。 左手の樹木の間からは逗子鎌倉ハイランドの住宅地が見えています。
名越里山分岐
小ピークから4分ほど降った所で道が二手に分かれています。 道端には「奉納百八十八番…道」と刻まれた石碑がありました。 角には白塗りの真新しい道標が立っていて、右手の道は「名越里山・東名越」となっています。 以前には「ひさぎ15」の看板も立っていましたが、 この時には板がなくなって支柱だけになっていました。 右手の道は名越溜池へ降りていけますが、今回は正面に続く尾根道を進んでいきます。
(右手の道は「巡礼古道」を参照)
笹竹やシダ類の生い茂る尾根道を更に進んでいきます。 右手の樹木が途切れて逗子の街や海を見渡せる所を過ぎていくと、 逗子鎌倉ハイランドの住宅地の縁の斜面の上を進むようになります。 住宅がすぐ傍まで迫ってきています。 巡礼道として利用されていた当時からここに道が通っていたのか、 あるいは住宅地建設によってここへ追いやられたのかはよく分かりません。
程なくして住宅地沿いの斜面から再び尾根筋に道が続くようになってきます。 「ひさぎ14」の看板を過ぎて更に進んでいくと、再び住宅地の縁に出ます。 斜面に沿って進んでいくと、また尾根筋になってきます。 また左手に住宅地が近づいてきた道を進んでいくと、踏み跡が右手へ分かれていきます。 小ピークから10分ほど降ってきた所になります。 脇には先ほどと同じような感じの白塗りの真新しい道標が立っていて、右手の道は「東名越」となっています。 以前に来た時には道標はなかったように思いますが、気になっていた道だし 余りにもしっかりした道標だったので、今回は右手の道を進んでいくことにしました。
(正面の道は「巡礼古道」, 「名越切通」を参照)
笹の茂るマウンドを越えていくと、 雑木林の林床に細木や笹などが茂ってはいますが、踏み跡は明瞭に続いていました。 何度か曲がりながら3分ほど降っていくと、小さな谷筋に続く植林地に降り立ちました。 太い倒木が道を塞いでいたりもしますが、難なく過ぎていきました。
谷筋の左端に続く緩やかになった小径を進んでいきます。 細い木などが生えているので、手で避けながら進んでいきました。 やがて正面が明るくなってくると、谷筋には畑地が広がっています。 畑の間際まで来て、左手に続く山際の僅かな踏み跡を進んでいくと、 畑地の脇に続く水路沿いの農作業路に降り立ちました。 尾根から8分ほどで降りて来られました。 右手の水路には木橋が架かっていますが、道なりに左手へ進んでいきます。
これまでより歩き易くなった山際の農作業路を30秒ほど進んでいくと住宅地に出ます。 塀に取り付けられた住所標識によると、この辺りは久木九丁目6というようです。 舗装路になった路地を真っ直ぐ進んでいくとT字路があります。 道標類は見かけませんでしたが、手元の地図によると、 左手へ進んでいくと「ハイランドさくら道」に出るようなので、ここは右手へ進んでいきました。
少し左へ曲がりながら続く路地を進んで山際までいくとT字路があります。 正面には「久木九丁目6」の住所標識が取り付けられた電柱が立っています。 その脇にはこれまでに見かけたのと同様の白塗りの真新しい道標が立っていて、 右手の道は「名越尾根道(久木ハイランド方面)」となっています。 尾根にあった名越里山分岐から降ってくるとここへ続いていますが、 逗子駅へ向かって左手へ進んでいきます。
(右手の道は「巡礼古道」を参照)
名越溜池
舗装路になった道を1分ほど進んでいくとT字路に出ます。 以前に来た時には、角に竹製の道標が立っていて、右手の道は「名越里山」となっていましたが、 今回は見かけませんでした。 右手の坂道を登ったすぐの所に名越溜池があるので、ちょいと立ち寄っていきました。 水面に出た杭の上にはカモが一羽佇んでいました。 道の左側は「名越緑地」になっているようで、解説板がありました。 名越溜池を過ぎて更に進んでいくと名越谷戸が広がっていますが、 今回は訪ねるのを省略して引き返してきました。
(名越谷戸は「巡礼古道」を参照)
名越緑地
この緑地は「ナショナル・トラスト緑地」として指定され、 財団法人 ひどりのまち・かながわ県民会議の助成により保存しております。 残された貴重なみどりをみんなで守りましょう。
所在地 逗子市久木9丁目1835-2他、 面積 2,428u
 (逗子市)
あぶない!!
いけにはいらないようにしましょう。
山際に続く舗装路を進んでいくと県道205号に出ます。 JR横須賀線の線路沿いに続く県道を左手へ進んでいきます。 久木ハイランド入口交差点を直進していくと、久木五丁目バス停があります。 逗子駅までの便が1時間に2本程度ありますが、今回は歩いていくことにしました。 石碑が5つほど並んだ所を過ぎていくと、 線路から離れて左へ曲がっていく所に、左へ分かれていく路地があります。 角の電柱には「坂東三十三観音霊場 岩殿寺 この先450m」の看板が立て掛けられています。 右側には堰場踏切があります。 岩殿寺への道を見送っていくと、久木三丁目バス停の手前からも左へ分かれていく路地があって、 角には「坂東三十三観音第二番 岩殿寺 入口」の看板が掲げられています。 「坂東二番観音霊場」の石碑もありましたが、今回は岩殿寺を訪ねるのは省略しました。
(岩殿寺は「巡礼古道」を参照)
逗子(ずし)駅
信号機のある交差点を二つ過ぎていくと、久木川に架かる風早橋を渡っていきます。 右手を走る線路に近づいてくると池田踏切がありますが、そのまま県道を進んでいきます。 登り坂になってきた道を進んでいくと、逗子駅(JR横須賀線)の西口があります。 名越溜池から20分ほどで到着しました。
池田踏切を渡ってなぎさ通を抜けて東口へ行ってもいいのですが、少し遠回りになるようです。
山の根急傾斜地崩壊危険区域
この区域内で、のり切、掘削、伐採等を行なう場合は知事の許可が必要ですから左記へお問合せ下さい。
 (神奈川県横須賀土木事務所)