氷取沢
散策:2012年05月中旬
【低山ハイク】 氷取沢
概 要 氷取沢は相武尾根の東側に広がっていて、雰囲気の良い氷取沢市民の森になっています。 今回は農業専用地区に続く氷取沢小川アメニティに立ち寄ってから、氷取沢市民の森の谷筋を歩いていきます。 相武尾根へ出て西側に広がる瀬上市民の森を降り、 瀬上池から流れ出た瀬上沢小川アメニティ沿いを歩きます。
起 点 横浜市 磯子台団地バス停
終 点 横浜市 みどりが丘バス停
ルート 磯子台団地バス停…氷取沢農業専用地区…なばな休憩所…氷取沢小川アメニティ…氷取沢ファミリー牧場…氷取沢農業専用地区…氷取沢市民の森…おおやと休憩所…おおやと広場…大岡川源流域…相武尾根…いっしんどう広場…瀬上市民の森…大丸広場…漆窪休憩所…池の上休憩所…瀬上池…池の下広場…瀬上沢小川アメニティ…トンボ池…なかよしたんぼ…竹林…高台…みどりが丘バス停
所要時間 2時間50分
歩いて... 氷取沢小川アメニティは工事のために長い間立入禁止でしたが、工事が終わって歩けるようになっていました。 流れを飛び石で渡る所も設けられ、雰囲気のいい散策路が続いていました。 瀬上沢小川アメニティが終わった先からは、まだ歩いたことのない丘を越えていく道を通って、 みどりが丘住宅へ向かいました。
関連メモ 鎌倉アルプス, 瀬上市民の森, 氷取沢市民の森, 瀬上池, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 大丸山, 瀬上池, 相武尾根,
相武尾根, 相武尾根, 金沢市民の森, 相武尾根
コース紹介
磯子台団地(いそごだいだんち)バス停
上大岡駅(京浜急行本線、横浜市営地下鉄)から、磯子台団地行きバス、磯子台団地循環バス、 磯子台・上中里団地循環バス,または,さわの里小学校前行きバスにて18分、 1時間に2本から3本程度の便があります。 磯子駅(JR根岸線)からも1時間に1本程度の便があります。
バス停の先へ数10m進んでいくと、右手へ曲がっていく角から左手に分かれていく道があります。 その道の先に続く幅の広い石段を降っていきます。
氷取沢農業専用地区
両側に白い鉄柵が設置された石段を降っていくと、浅い谷戸に広がる氷取沢農業専用地区に出ます。 そこを右折して舗装路を進んでいくと、温室を過ぎた所に分岐があります。 脇には道標が立っていて、正面の道は「おおやと広場」、今来た道は「氷取沢バス停」となっています。 氷取沢市民の森へは正面へ進んでいけばいいのですが、 今回は遠回りして左手の森に続く散策路を歩くべく、ここを左折していきました。
氷取沢農業専用地区
ここは、横浜市の農業専用地区に指定されています。 農業専用地区は、優良な農地を計画的に保全し、積極的な農業の振興をはかることによって、 新鮮な農産物の供給を増進させるとともに緑の環境として市民にうるおいを与えるものです。 緑豊かな住みよい街づくりのため都市農業の発展に皆様のご理解とご協力をお願いします。
 (横浜市環境創造局)
ここは横浜市の指定した農業専用地区です
優良な農地を之全市、新鮮な農作物と、緑の環境を提供してくれる大切な場所です。 農作物にいたずらをしたり、農作業の迷惑にならないように十分注意しましょう。
ゴミは捨てないでください。
 (横浜市環境創造局南部農政事務所)
温室の脇に続く坂道を降って笹下川に架かる橋を渡り、 正面に見える森へ向かって緩やかに登り返していきます。 山際まで来て道なりに左手へ曲がっていきます。 坂道を登っていくと行止りのようになっていますが、突き当りから右手の森へと山道が始まっています。 その山道に入っていくと、すぐの所で道が二又に分かれています。 脇には道標が立っていて、右正面に登っていく道は「なばな休憩所」、 今来た道は「氷取沢バス停」となっています。 左正面の緩やかな道には何も示されてはいません。 以前に来た時には「氷取沢バス停」の板が左正面の道を指していたように記憶していますが、 変更になったようです。 ここは右正面に続く道を進んでいきます。
笹下川は日野川と合流して大岡川となって、桜木町駅付近から海へ注ぎ込んでいます。
木組みの車止めの先に立つ「氷取沢市民の森」の標柱を過ぎていくと、横木の階段が始まります。 階段はそれほど急ではなくて歩き易くなっていました。 程なくして階段は終わって、緩やかな尾根道になります。 周囲の樹木が青葉を茂らせて雰囲気の良い散策路になっていました。 左側に手摺が続くようになると少し降り坂になります。 剥き出した岩盤を削って歩き易いようにした所もありました。 馬の背のような鞍部に着いて軽く登り返していきます。 小さな切通のような所では、岩盤に階段状の切れ込みが入れられて歩き易くなっていました。
出ます … まむし
捨てません … たばこ
しません … 火遊び・焚火
貴重な緑を守りましょう。
 (磯子消防署、氷取沢市民の森愛護会、横浜市緑政局)
なばな休憩所
階段状になった岩盤を登っていくと、緩やかで広めの尾根道になってきます。 歩き易い道を進んでいくと、畑地の脇に出ました。 右側の一段高い所にある杉林には、テーブル・ベンチが幾つも設置されていました。 ここがなばな休憩所になります。 山道に入ってすぐにあった二又の分岐から10分ほどで登って来られました。
歩行中禁煙
山火事を予防しよう
なばな休憩所からは左手が開けていて、良い眺めが広がります。 眼下には横浜横須賀道路の釜利谷料金所が見えていました。 遠くの方には東京湾も見えていました。 横浜横須賀道路を挟んだ向かい側に広がる森は、釜利谷市民の森になります。
なばな休憩所を過ぎていくと、すぐの所に分岐があります。 脇には道標「B3」があって、正面の道は「おおやと広場」、 左手の道は「金沢自然公園・釜利谷市民の森」、今来た道は「氷取沢方面」となっています。 左手の道を20mほど進んでいくと、幅の広い石段が降っていました。 行く末を確かめたくもありましたが、今回は正面の道を進んでいきました。
高みの右斜面を横切るようにして緩やかな道が続いています。 手摺が設置された所を過ぎて少し右へ曲がりながら降っていくと、 テーブル・ベンチなどが幾つか設置された広い鞍部に出ます。 なばな休憩所から1分半ほどの所になります。 以前に来た時には木製の遊具がいくつか設置されていて「木の遊び場」というようでしたが、 この時には遊具や解説板などは見かけませんでした。 尾根は登り気味に正面へ続いていますが、少し先で行止りになっています。 ここはベンチの左側から降り気味に続く道を進んでいきます。
程なくして植林帯の斜面を降るようになります。 手摺が設置された所を過ぎて少し広くなった所に出ると、その先からは横木の階段を降るようになります。 右・左と何度も曲がりながら、急な階段を降っていきます。 3分ほど降っていくと、横木の階段は一旦途切れます。 歩き易くなった道を進んでいくと、鉄パイプの手摺が設置された急な横木の階段が再び現れます。 曲がりながら階段を降っていくと笹下川の畔に降り立ちました。 なばな休憩所から10分ほどで降りて来られました。 正面には小橋が架かっています。 左手すぐの所で川が二又に分かれていて、その左側の川沿いに散策路が続いていますが、 今回は正面の橋を渡っていきました。
(左手の道は「相武尾根」, 「金沢市民の森」を参照)
急坂有り 足もと注意
 (氷取沢市民の森)
小橋を渡って横木の階段を登っていくと、途中から川沿いへ降りていく道が分かれていきます。 以前に来た時には工事中で通行止めになっていましたが、 工事が終わったようで、この時には歩けるようになっていました。 氷取沢市民の森へは階段を更に登っていけばいいのですが、 以前から気になっていた右手の川へ降りてみることにしました。
氷取沢小川アメニティ
手摺が設置された間隔の広い階段を降っていくと、すぐに川辺へ降り立ちます。 川の左岸には整備された散策路が続いていて、「氷取沢小川アメニティ」になっています。 崖に取り付けられている看板には「ヨシノボリ」や「ホタル」の絵が描かれていましたが、 この小川に棲んでいるということなのでしょうか。
氷取沢小川アメニティ
皆さんが楽しく水遊びできるようにつくった小川です。 生きものや植物をかわいがってください。 雨の日は水が多くなりますので気をつけましょう。 ゴミは持ち帰りましょう。
 (磯子土木事務所)
蛇行しながら続く小川沿いに進んでいくと、流れに飛び石が設けられていました。 飛び石を渡って右岸を進んでいきます。 流れに沿って続く雰囲気の良い散策路を更に進んでいくと、再び飛び石が現れます。 ちょっとした段差になっていて、流れ落ちる水が心地よい音を響かせていました。 右側の岩壁からは水が流れ落ちていました。
サバイバルゲーム厳禁
ここは市民の森です。 他の利用者に迷惑のかかる行為は厳禁です。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市緑政局)
左岸を少し進んでいくと、左手に登っていく石段が現れます。 小川アメニティはここで終わりになるようです。 10分ほどの散策でした。 石段を登っていくと、再び「氷取沢小川アメニティ」の看板がありましたが、 先ほど見かけたのに比べて少し文が増えていました。
氷取沢小川アメニティ
皆さんが楽しく水遊びできるようにつくった小川です。 生きものや植物をかわいがってください。 雨の日は水が多くなりますので気をつけましょう。 また、通路は落石や足元が滑りやすくなっていますので注意してください。 ゴミは持ち帰りましょう。
 (磯子土木事務所)
氷取沢ファミリー牧場
手摺が設置された坂道を曲がりながら登っていくと、正面に黄色い建物が見えてきます。 建物の裏手に続く狭い小径を進んでいくと舗装路に出ました。 脇には「氷取沢小川アメニティ案内図」がありました。 道なりに左へ進んでいくと氷取沢ファミリー牧場がありますが、 この時はまだ朝早めの時刻だったので閉まっていました。 柵の間から覗いてみると、アルパカが数頭飼育されていました。 毛の色が黒いのと白いのがいるようでした。
牧場 営業時間
通常 10:00〜16:00(夏の暑い日は16:30頃まで延長の場合あり)
11月中旬〜2月中旬 10:00〜15:30頃
定休日:毎週月曜日、第2・第4火曜日(月曜日に日付がある週から数えています)
イヌを連れての入場はできいません!!
アルパカ、うさぎとイヌは相性が悪いのです。 昔から狩る側と狩られる側の関係なので、近くで吠える声や姿を見ただけでも警戒したり、 驚いて走ってしまうことがあります! 小さいイヌもご協力おねがいします!
氷取沢農業専用地区
牧場を過ぎていくと氷取沢農業専用地区の中ほどを通る舗装路に出ます。 角には緑色をした「大福コスモス園」が建っています。 そこを左折して舗装路を進んでいきます。 左右には特区農園になった畑地が広がっています。 右手の山際にあるトイレ設備への小径を過ぎていくと、左手へ小径が分かれていきます。 角には大きな道標「B5」が立っていて、正面の道は「おおやと広場」、 左手の道は「なばな休憩所」、今来た道は「氷取沢バス停」となっています。 脇には「円海山周辺の市民の森案内図」が設置されています。 同様の図は横浜市のホームページにも掲載されているので、予め印刷して持参すると参考になります。 左手の道は先ほどの氷取沢小川アメニティへ降りていった横木の階段へ続いていますが、 このまま正面の道を進んでいきます。
横浜市市民利用型農園 特区農園
この農園は、特定農地貸付法に基づき開設された市民利用型農園です。 利用方法等については下記の開設者(又は管理者)に直接お問い合せください。
 (横浜市)
円海山・大丸山を歩いてみませんか
この一段の緑地帯は横浜市のみどりの七大拠点のひとつに数えられ、横浜市では貴重なみどりとなっています。 自然の中をのんびりと散策してみましょう。
 (横浜市・市民の森愛護会)
円海山周辺の市民の森案内図
(A)ビートルズトレイル,(B)氷取沢市民の森ルート,(C)氷取沢-いっしんどうルート, (D)光明寺-梅沢山ルート,(E)瀬上市民の森ルート,(F)峯市民の森ルート, (G)六国峠ハイキングコース,(H)金沢市民の森ルートについて、色分けしてルートが示されています。 ルートに沿って点々と設置されている道標には「B1」や「E10」などと場所が記されていて、 案内図との対応が付きやすくなっています。
「横浜市のみどりの七大拠点」とは…
拠点場所主な施設等
こどもの国周辺青葉区,町田市 こどもの国,寺家ふるさと村
三保,新治緑区,旭区 三保市民の森,新治市民の森,よこはま動物園,四季の森公園
川井,矢指旭区,瀬谷区 矢指市民の森,追分市民の森,瀬谷市民の森,程ヶ谷カントリー倶楽部
大池,今井,名瀬旭区,保土ヶ谷区,戸塚区 こども自然公園,南本宿市民の森,横浜カントリークラブ,戸塚カントリー倶楽部
舞岡,野庭戸塚区,港南区,栄区 下永谷市民の森,舞岡ふるさと村,舞岡公園
円海山周辺栄区,金沢区,磯子区
鎌倉市
瀬上市民の森,氷取沢市民の森,金沢市民の森,釜利谷市民の森,峯市民の森,横浜自然観察の森,金沢自然公園,鎌倉アルプス,鎌倉カントリークラブ,鎌倉パブリックゴルフ場
小柴,富岡金沢区 富岡総合公園,米軍小柴石油ターミナル,称名寺市民の森,海の公園
氷取沢市民の森
突き当たりまで来ると、右手の小尾根へ登っていく横木の階段が分かれていますが、 角に立つ道標によると先ほど見かけたトイレ設備へ続く道になります。 その道を見送っていくと、すぐに道が二手に分かれています。 正面は小さな広場のようになっていますが、そこで行き止りのようです。 コンクリート製の小橋を渡って、左手へ戻るように続く道を進んでいきます。 小川の傍まで行き、金網柵に囲まれた小径を通って横浜横須賀道路の下をくぐっていくと、 青緑色の鉄パイプ製の車止めがあります。 ここからが「氷取沢市民の森」になります。 車止めを抜けた所にも先ほどと同様の「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 尾根にも散策路がありますが、今回は沢筋を通って、いっしんどう広場から鎌倉天園へと続く尾根筋へ登っていきます。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
円海山と大丸山を中心とする緑地は、市内でも最大クラスのまとまった緑地として多くの自然を残しています。 古くから親しまれてきた金沢文庫から鎌倉天園にまでつながる六国峠ハイキングコースをはじめ、 自然観察センター・金沢動物園等があり、地域の人々に親しまれています。
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・バイクなどでは乗り入れないで下さい。
 (横浜市)
おおやと休憩所
案内図の脇から続く横木の階段を登っていくと、すぐにおおやと休憩所があります。 周りを樹木で囲まれた静かな場所で、テーブルやベンチが幾つか設置されています。 広場を横切っていくと、ふじづか休憩所からいっしんどう広場へと続く尾根筋へ登っていく道に出ますが、 今回は左手へと降っていきます。
おおやと広場
おおやと休憩所から沢筋へ降りていくと「おおやと広場」と書かれた大きな道標「B6」が立っていて、 左手の道は「氷取沢方面・なばな休憩所」、右手の道は「いっしんどう広場・瀬上市民の森」、 今降ってきた道は「うばのふところ広場、峯市民の森」となっています。 右手へ続く沢沿いの広い道を進んでいくと、小さな木橋があります。 その先には再び広場があり東屋も立っていました。 ここにも「おおやと広場」と書かれた大きな道標「B7」が立っています。 先ほどの広場から沢沿いに続くこの谷戸全体をおおやと広場というようで、 かなり広い範囲が含まれるようです。
自然の循環 森の大切さ
自然界ではいろいろな物質が移動したり、集められたりして循環をくり返しています。 森林でも海でも川でも、自然は自分で自分を養うすばらしい循環システムによって保たれています。
葉っぱは、光合成をして大気をきれいにしています。動物がはきだす炭酸ガスを酸素にかえています。
植物は、水や空気や光、そして土の栄養分で大きくなります。
落ち葉や枯れ木などが腐って、やわらかく栄養分が多い土になります。土壌動物やキノコたちが働きます。
鳥や虫などでは、花粉や種子を運んで、植物が実をつけるのを手伝います。
木ノ実や草、花の蜜などは人間や森の動物、虫たちの食べ物になります。
動物のふんは、植物の栄養分になります。
雨水は木々の根や柔らかい土壌に蓄えられ、ゆっくりと地下にしみこんでいきます。
しみこんだ水は時間をかけてわき水になり、川や海へと流れていきます。
川や海の水は蒸発してまた雲をつくります。
この円海山のまわりの森でも、水や土や植物から昆虫、小動物にいたるまで、 環境全体として調和を保ちながら生きているのです。 この地域は「円海山近郊緑地特別保全地区」に指定されています。
 (横浜市)
おおやと広場を過ぎて小さな木橋を渡っていくと、 広くてしっかりとしたボードウォークが沢沿いに続いています。 道端の草も若葉を出して緑萌える道です。 小さな沢を渡ってボードウォークを更に進んでいくと、 次にある木橋を渡った先がちょっとした広場になっています。 ベンチが幾つか設置されていて、ひと休みしていくには良さそうな所になっています。
守ろう・大切な自然
横浜では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
ムクドリ 白い顔に黒っぽい体。オレンジ色のくちばしと足。飛ぶと腰と尾の先の白がよく目だつ。
ヒヨドリ ヒーヨ、ヒーヨという鋭く大きな声でよく鳴く。尾が長く体つきはスマート。
ツバメ 光沢のある濃紺の背と白い腹のコントラストがきれい。細く2つに分かれた燕尾が特徴。
メジロ スズメより小さな黄緑色の小鳥。名前のように目に白い輪がある。動きは早くすばやい。
シジュウカラ 白と黒のコントラストがきれいな小鳥。白い腹にはネクタイのような模様が目だつ。
キジバト デデッポッポポーと、のどかに鳴く。首筋に青い斑点が目だつ。
オナガ 名前のように長い尾。黒い頭に、水色の背、翼、尾がきれい。リューイなどと鳴く。
キセキレイ 黄色い腹がきれいなセキレイの仲間。スマートな体で尾をリズミカルに振るのがクセ。
ヨシノボリ 川の中流から上流、湖沼で生活をする。頭が大きく、体には不規則な模様がある。
コイ 池や河川の下流で生活する。黒っぽい体に大きめの口、太いヒゲがある。
オニヤンマ(ヤゴ) 日本でもっとも大きなトンボの幼虫で、水中で生活し、直腸の内側に鰓があり呼吸する。
ミズキ 荒れ地にまっさきにはえてくる木。[花期]5月〜6月、[果期]10月〜11月。
クヌギ 日本一りっぱなドングリ。[花期]4月〜5月、[果期]10月。
ケヤキ ホウキ形の雄大な樹形。[花期]4月〜5月、[果期]10月。
コナラ 雑木林の代表種。秋の紅葉が美しい。[花期]4月〜5月、[果期]10月〜11月。
 (横浜市緑政局、監修:(財)日本野鳥の会)
広場の先に再び現れるボードウォークを進んでいくと、道標「B8」が立っていて、 右手に曲がっていくボードウォークは「いっしんどう広場・瀬上市民の森」、 正面に続く谷筋は「行き止まり」、今来た道は「おおやと広場・氷取沢方面」となっています。 谷筋はこの先にも続いていますが、ボードウォークはここで右へ曲がっていきます。
守ろう・大切な自然
横浜市では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
ゲンジボタル
古くから日本人に親しまれたゲンジボタルですが、 開発により都市周辺部ではほとんど見られなくなりました。 卵から成虫まで、発光します。
ゲンジボタルの一生
・成虫の命は7日前後と短い。
・およそ500個の卵を、川岸のコケに産み付ける。
・卵は約30日で幼虫になり、水の中に入る。
・幼虫は水中でカワニナを食べて成長する。
・山吹の咲く頃(桜の散る頃)、川岸に上陸し、土の中でサナギになる。
・50日ほどでサナギは成虫になり、光ながら飛ぶ。
 (横浜市緑政局)
歩行禁煙運動実施中
すいいがらのない町 さわやか僕の町
 (磯子消防署、磯子火災予防協会)
野山の緑を大切に
生物保護区につき立入禁止
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市)
大岡川源流域
ボードウォークが終わって森の中へ入っていきます。 森に入ってすぐに小さな木橋を渡り、左手へと山道を登っていきます。 細い沢沿いに続く緩やかな山道を進んでいくと、再びボードウォークが現れます。 谷筋が二手に分かれている所まで来ると、小さな木橋が架かっています。 木橋を渡っていくと、左側には「大岡川源流域」と記された標柱が立っています。 右手の谷筋にも踏み跡があるようですが、ここはしっかりとした左側の谷筋に続く道を進んでいきます。
マムシ(毒へび)に注意。
 (氷取沢市民の森)
どんなヘビがいるのでしょう?
ヘビはカエルやネズミなどの小動物を食べています。 ヘビがいる森はそれだけ生き物がたくさんいる豊かな森といえます。
マムシ45〜60cm大きな三角頭とドーナツ模様が特徴。卵ではなく直接、子供を生む。毒ヘビ。
ヤマカガシ60〜120cm水田や水辺に住む。黒や赤の模様はヤブや枯草にまぎれ目立たない。口の奥の牙に毒がある。
アオダイショウ150〜230cm河原や農地など人家近くに住み、作物を荒らすネズミを食べるので大切にされた。成長するとたてじまがでる。
シマヘビ100〜120cm平地から山地にかけて広くみられる。目が赤く、胴に4本のたてじまがある。
(注)道をはずれるとヘビが多いので、決められたところを通って下さい。
野山の緑を大切に
細い沢に沿って、途切れ途切れに横木の階段が続くようになります。 やがて右側に鎖柵が続くようになりますが、特に必要な様子はありませんでした。 大きな木の脇を過ぎていくと、長めの横木の階段を登るようになります。 土が流れ出して抉れている訳でもなくて、歩き易い階段になっていました。 横木の階段を登っていくと植林帯へ入っていきます。
相武尾根
階段が終って広めの山道を更に登って植林帯を抜けると尾根道に出ました。 「大岡川源流域」の標柱から6分ほど、氷取沢市民の森の入口の車止めから22分ほどで登って来られました。 これまで歩いてきた氷取沢市民の森はここで終わりになります。 この尾根は武蔵と相模の国境の一部になっていて、「たたら師」が通った道でもありました。 緩やかでしっかりとした道がいっしんどう広場から鎌倉天園へと続いていて、 人気のあるハイキングコースになっています。 大きな道標「A4」が立っていて、左手の道は「金沢市民の森・鎌倉天園」、右手の道は「いっしんどう広場・港南台方面」、 今来た道は「おおやと広場・氷取沢市民の森」となっています。 脇にはこれまでに見かけたのと同様の「円海山周辺の市民の森案内図」があります。
ガールスカウトの森
この森は氷取沢市民の森愛護会と横浜市緑政局のご指導でガールスカウト横浜南地区がお世話をしております。
みんなの森づくり事業
この緑は、財団法人都市緑化基金と花王株式会社が生活の身近な場所に緑豊かな環境をつくりだすことを目的に 実施している「みんなの森づくり活動助成」の支援を受けています。
 (ラブリバートリップ大岡川)
お願い
・歩きながらの喫煙、投げ捨ては絶対にしないで下さい。
・たき火、火あそび(花火など)は絶対にしないで下さい。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市南部農政事務所、ガールスカウト横浜南地区)
広くて緩やかな尾根道を右手へ進んでいくと、すぐの所に分岐があります。 角には道標「A3」が立っていて、左手の道は「大丸広場・瀬上池」、 正面の道は「いっしんどう広場・港南台方面」、今来た道は「金沢市民の森・鎌倉天園」となっています。 今回はここから瀬上池へ降っていくのですが、その前に、このすぐ先にあるいっしんどう広場まで往復することにしました。
大切な自然を火災から守ろう
 (栄消防署、栄消防団、栄火災予防協会、防火協会栄支部)
いっしんどう広場
植林帯へ入っていくと、少し登るようになります。 日陰になっているためなのか、道端にはシダ類が生い茂っていたりもします。 やがて現れる横木の階段を登っていくといっしんどう広場に着きます。 相武尾根に出た所から3分ほどで到着しました。 以前には登り着いた所に「いっしんどう」という東屋が建っていたのですが、 数年前に取り壊されて、今では礎石とベンチだけになっています。 左手からは、手前の樹木が少し邪魔しているものの、梢越しに街並みや山並みを見渡せる眺めが広がります。 条件がいいと富士山も望めるのですが、この時には霞んでいて見えませんでした。 「関東の富士見百景」に選定されていて、その解説板も設置されています。
関東の富士見百景に選定されました
富士山の見えるまちづくり
「関東の富士見百景」は、富士山への良好な眺望を得られる地点を選定し、 周辺の景観の保全や活用への支援を通じて、美しい地域づくりの推進を目的に、 国土交通省が実施したものです。
このサインは、横浜開港150周年を記念して設置しました。
 (栄さとやまもりの会、栄区役所)
山を愛して、生きているものに親しみをもつ
行き交うひとの親しみも 小鳥のかん高いさえずりも 落ち葉を踏んだかん触も みどりのかぜの心地よさも 「市民の森」のおくりもの。ありがとう。
奥へ進んでいくと木立が混じる広場になっていて、テーブル・ベンチが幾つも設置されています。 いっしんどう広場からは道が三方に分かれています。 中ほどには大きな道標「A2」が立っていて、正面の道は「港南台方面」、 右手の道は「ふじづか休憩所・氷取沢方面」、左手の道は「中尾根休憩所・池の下広場」、 今来た道は「金沢市民の森・鎌倉天園」となっています。 脇にはこれまでに見かけたのと同様の「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 ここで、ベンチに腰を掛けて、森に関する解説板などを読みながらひと休みしていきました。
円海山風致地区
円海山風致地区は、円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域を中心とし、 栄・金沢・磯子区の3区に広がる地域です。 市内でも最も豊富な自然が残されており、横浜市の緑の七大拠点のひとつです。 風致地区内で次の行為を行う時は事前に市長の許可を受けてください。
(1)建築物の建築その他工作物の新築、改築、増築または移転
(2)建築物等の色彩の変更
(3)宅地の造成、土地の開墾その他土地の形質の変更
(4)水面の埋立て又は干拓
(5)木竹の伐採
(6)土石の類の採取
(7)屋外における土石、廃棄物又は再生資源の堆積
なお、この地区では、風致の維持向上のため植栽等の配慮をお願いしています
 (横浜市建築局建築企画課)
【森】 森と人間とのつながり
雑木林 雑木林は、昔から薪・炭や肥料を提供する林として人々の生活を支えてきました。 逆に落葉かきや下草刈りや伐採など人が手を入れると陽の当たる地面には多くの植物がはえ、 昆虫をはじめ様々な生き物が集まる豊かな林になりました。
針葉樹林 スギ・ヒノキは、家や道具の材料として盛んに植林されてきました。 円海山にも多くのスギ林やヒノキ林が残っていますが、最近は林業にかかわる人が減って 放置される林が増えています。
常緑広葉樹林 今、円海山には落葉樹や常緑樹などいろいろな種類の木が生えています。 しかし人が手を入れないでいると、いづれは森全体が常緑広葉樹の林に変わっていきます。
森は古くから人間の生活に密接にかかわってきました
「枝を切っては又育つのを待って切る」を繰り返す。 半永久的なエネルギー資源となります。
昔は炭焼き小屋がどこにもありました。 炭は最近では水の浄化にも使われています。
落葉 腐ると自然に良い土になり、家畜の糞とあわせて田畑の肥料をつくったりします。
森林浴をしてみよう
スギやヒノキの林を歩くと良い香りがします。 これは「フィトンチッド」とよばれる殺菌作用のある成分のためで、体にもよいとされています。 思いきり息を吸い込み、森林浴してみましょう。
森と水と土
日本の森林面積は約263,000ku、平均1cmの水がしみこんでいるとしても約25億トンもの水が その土にたくわえられているのです。 30%は蒸発して又雲をつくり、70%は森の柔らかい土に吸収され地下に浸透して、 時間をかけて流れ出ます。
 (横浜市)
瀬上市民の森
ひと息ついたところで、手前にあった分岐まで引き返してきて、 道標「大丸広場・瀬上池」の指す植林帯に続く道を降っていきます。 尾根のこちら側は瀬上市民の森になります。 右側に手摺が設置された所を進んでいくと、降り傾斜が増してきます。 横木の階段を降っていくと、曲り角にベンチがポツンとひとつ設置されていました。 そこを過ぎて右・左と折れ曲がりながら階段を更に降っていくと、 尾根から5分ほどで谷筋に降り立ちました。 道なりに左へ曲がって谷筋を進んでいくと、小さな沢に木橋が架かっています。
歩行禁煙
ヘビ・マムシに注意
がけくずれにつき注意
木橋を渡ってその先へ進んでいくと、僅かな流れに沿って続くボードウォークが現れます。 開けた感じの所まで来ると、道が二手に分かれています。 どちらの道を進んでも少し先で合流しますが、今回は左側の木橋を渡っていく道を歩いてみました。
シダとコメを探してみましょう
いつも暗く目立たない所で暮らしているシダとコケの仲間たち。 彼らは、森の中でいったいどんな働きをしているのでしょうか? 多くの植物は、アルカリ性の土が苦手です。 しかしシダやコケが生えると土が中和され、だんだんと他の植物も生えることができるようになります。
コスギゴケ、ジュウモンジシダ、ハイゴケ、イノデ、リョウメンシダ
大丸広場
谷筋の中ほどを流れる沢の両側に平坦な草地が続いていました。 周囲の樹木が青葉を茂らせて、何とも雰囲気の良い所になっていました。 流れに沿って進んでいくと、正面に鉄柵が現れます。 その手前に大きな道標「E7」が立っていて、左脇から降っていく横木の階段は「池の上広場・瀬上池」、 右側の木橋を渡っていく道は「いっしんどう広場・氷取沢市民の森」隣っていて、 支柱には「大丸広場」と書かれていました。 柵沿いにベンチが幾つか設置されていました。 右手の道は手前で分かれてきた道になります。 この辺り一帯が大丸広場になるようで、木立が混じる広い所になっていました。
大切な市民の森です。 たき火、バーベキュー等をしないでください。
 (瀬上市民の森愛護会、栄消防署、栄消防団)
漆窪休憩所
道標「E7」の左脇から続く横木の階段を降っていきます。 鉄柵の先は急斜面になっていて、人工的に造られた土手のように思えました。 大丸広場はかつて溜池のようになっていたのでしょうか。 手摺が設置された急な階段を降り終えると谷筋に着きます。 木橋を渡っていくと、左右に通る散策路に出ます。 脇には大きな道標「E8」が立っていて、右手の道は「池の上休憩所・瀬上池」、 左手の道は「氷取沢市民の森・金沢市民の森」、今来た道は「いっしんどう広場・大丸広場」となっていて、 支柱には「漆窪休憩所」と書かれていました。 傍には「漆窪休憩所」と書かれた板が吊り下げられた標識もありました。 左手の道はいっしんどう広場から鎌倉天園へ続く尾根道に登っていけますが、 ここは右手の木橋の先に続く散策路を進んでいきました。
池の上休憩所
沢沿いに続く木柵が設置された道を進んでいきます。 木橋を渡り返して、短い横木の階段を登っていきます。 植林地を過ぎて降っていくと、谷筋には明るい草地が続くようになります。 道なりに進んでいくと、テーブル・ベンチの先に藤棚があります。 傍には大きな道標「E9」が立っていて、右手の道は「池の下広場・瀬上池」、 左手の道は「馬頭の丘休憩所」となっていて、支柱には「池の上休憩所」と書かれていました。 ここは瀬上池の上流端にある広場になります。 尾根から16分ほどで降りて来られました。
池の下広場へ向かう道は藤棚の右手に続いていますが、 瀬上池の畔へ出てみようと、左手に続くボードウォークを進んでいくと、 左側には草地になった谷筋が広がっていて、テーブル・ベンチも幾つか設置されていました。 標識などは見かけませんでしたが、ここも池の上休憩所の一部になるようです。 草地の奥へ続く道は、馬頭の丘休憩所へ登っていく道になります。
【森】 はらっぱから森ができるまで
この草地を放っておくと、どうなるのでしょう?
一年草のはらっぱ 芽を出して花を咲かせタネを付けるまで一年間で一生を終える草花が多い草地です。
多年草のはらっぱ 根を張って次の年にも花を咲かせる草花が多くなってきます。
低木の林 鳥などに運ばれた種子が芽をだして低い木が生えてきます。
落葉広葉樹林 色々な落葉樹が生えるようになり、動植物が豊富な林になっていきます。
雑木林(落葉樹) 下草刈り、落葉かき、伐採など林の手入れをすると雑木林として保たれます。
常緑広葉樹林 落葉樹の中に常緑樹が混じるようになり、やがては常緑樹だけの林になります。
火災から市民の森を守ろう
 (栄消防署、瀬上市民の森愛護会)
瀬上池
ボードウォークの右側の湿地に出てみると、瀬上池が広がっていました。 以前は農業用の溜め池として利用されていたのだそうです。 解説板などは見かけませんでしたが、 以前に正面の奥に見える尾根を歩いた時に見かけた内容を参考までに載せておきます。
瀬上池が見えますか?
瀬上池を囲んでいる林は、水を調整する働きをしています。 雨水は、スポンジ状の土と樹木自体に貯えられ、時間をかけて 下へ染み出してきます。そのため大雨が降ってもいっぺんに水が流れる事はなく、 水が急に枯れてしまうこともありません。 昔その水を農業用に貯めていたのが瀬上池です。
手前の藤棚まで引き返して、道標「池の下広場・瀬上池」の指す道へ入っていきます。 僅かな流れに架かる木橋を渡って、瀬上池の右側の崖に続く道を進んでいきます。 切り立った崖になっていますが、池側には手摺が設置されていて、安心して歩いていけます。 左下に瀬上池を眺めながら崖沿いに2分ほど進んでいくと、池の畔へ降りていく階段があります。 以前に来た時には釣糸を垂らしている人も見かけましたが、この時は誰もいませんでした。
階段から戻ってその先へ進んでいきます。 両側に手摺が設置された所を過ぎて崖沿いに進んでいくと、程なくして降るようになります。 右手へ横木の階段が分かれていますが、今回は左へ曲がっていく道を進んでいきました。 瀬上池の下流端にある土手になります。 背の高い笹竹が茂る道を進んで向かい側まで行くと、左手から瀬上池を見渡せました。
この附近は深くなっています。 これより中に入らないで。
円海山近郊緑地特別保全地区
この地区は、円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域のうち特に優れた自然環境を有する部分です。 その環境を将来にわたって保全するため、首都圏近郊緑地保全法に基づき特別保全地区として指定しました。 従ってこの地区の建築物・土地の形質変更・木竹の伐採等はできません。
 (横浜市緑政局緑政部緑政課)
突き当りの右手に続く横木の階段を降っていくと、左右に通る道に出ます。 角には「池の下広場」と書かれてた大きな道標「E4」が立っていて、右手の道は「いっしんどう広場」、 左手の道は「港南台方面」、今来た道は「池の上休憩所・漆窪休憩所」となっています。 右手にはこれまでに見かけたのと同様の「円海山周辺の市民の森案内図」がありました。
ここは瀬上市民の森です
利用のルールとマナー
利用時間(日の出から日の入りまで)
立入り禁止:
大雨や台風などで崖崩れのおそれがあります。雨後も危険なので、立入らないで下さい。
禁止行為:
火気使用、車・バイク乗り入れ、動植物の採集
自然保護・保全の基本:
採らない・脅かさない・傷つけない・持ち帰らない・持ち込まない・私物化しない
マナー:
ペットは引き綱を着用、ペットのフン等は持ち帰る、ゴミは持ち帰る、行き交う人にこんにちは!!
 (瀬上沢とホタルを守る会、瀬上市民の森愛護会、横浜市南部公園緑地事務所)
池の下広場
正面には草地になった池の下広場があって、東屋やベンチなどが設置されているので、 水分補給などをしながらひと休みしていきました。 以前のこの辺りの風景を描いたのでしょうか、 「谷戸」と題した風景画に解説文が載せられていました。
【谷戸】 豊かな自然と人とのつながり
山々から湧き出す細く清らかな流れが集る小さな谷間では、 人々が豊かな水を利用して稲を育てていました。 裏山の雑木林では薪を集め、炭を焼き落葉で畑の肥料をつくりました。 ススキを刈って屋根を葺いた民家が並んでいました。 1960年頃までは、横浜でもそんな風景を普通に見ることができました。 人々が時間と手間をかけてできた雑木林や果樹林、竹林、田畑などの多様な環境には多くの植物が育ち、 昆虫や小動物にも魅力のある、えさ場や住みかになっていました。
竹林 竹馬やカゴなど道具をつくる。竹の子ほり(春)。
雑木林 薪や炭を集める。落葉で肥料をつくる。山菜やキノコ採り、花摘み。
野菜をつくる。モンシロチョウなどの昆虫が集まる。
小川 洗濯など生活に利用。魚とり、ホタル狩り、水遊び。
野原/カヤ場 屋根を葺くススキ(カヤ)をとる。草摘み、花摘み、鳥や虫が多い。
田んぼ 米をつくる。ヘビやカエルが住む。
ため池 農業用水の確保。トンボ、ゲンゴロウなどの昆虫が多い。
スギ・ヒノキの植林 家などの材料になる。木材を売って現金収入をえる。
 (横浜市)
瀬上沢小川アメニティ
池の下広場を後にして、広めの道を進んでいきます。 歩き始めの所には、岩壁に細長く開けられた穴から心地よい音をたてながら水が流れていて、 ちょっとした滝のようになっています。 ここが瀬上池から流れ出る瀬上沢の始まりの所で、整備された小川が続いています。 この先で見かけた解説板によると瀬上沢小川アメニティというようです。 流れへ降りていく石段もありましたが、 この時には「あぶないからはいってはいけません」の注意書きが出ていました。
水辺の仲間たち ホタルの光
夏の夜に、光ながら飛びかうホタルを見たことがありますか? ホタルはいったい何のために光っているのでしょうか?
ゲンジボタル  大きさ:12〜18mm、見られる時期:6月頃。 日本で最大のホタル。卵から成虫まで光ります。水のきれいな沢や川に住みます。
ヘイケボタル  大きさ:7〜10mm、見られる時期:7〜8月頃。 短い間隔で光ります。池や水田でよく見られます。
水辺の仲間たち カエルの卵
ヒキガエル・アマガエルは春から初夏にかけて、水たまりや池や田んぼに集まって卵を産みます。 どんな形の卵を産むのでしょうか?
ニホンヒキガエル  大きさ:7〜15cm。ゲッコッコッ。 森林の湿地や人家の近くの木陰に住みます。 ニホンアマガエル  大きさ:3〜4cm。ゲッゲッゲッゲッ。 まわりの色に合わせて体の色を変え、雨が近づくと大声で鳴きます。
小川アメニティ沿いに続く広めの道を1分ほど進んでいくと、道が左右に分かれていきます。 角には大きな道標「E3」が立っていて、右手の道は「道場丸広場」、左手の道は「馬の背休憩所」、 正面の道は「港南台方面」、今来た道は「瀬上池・池の上休憩所」となっていて、 支柱には「池の下広場」と書かれていました。 傍には「池の下広場」と書かれた板が吊り下げられた標識もありました。 池の下広場は先ほどの東屋のある所からこの辺りまで続いているようで、かなり広くなっています。 ここは正面に続く小川アメニティ沿いの道を進んでいきます。
トンボ池
広場を過ぎていくと、小さな池や湿地がありました。 トンボ池というようで、湿地の中ほどにはボードウォークが設置されていて、歩けるようになっていました。
トンボ池
さまざまな生き物が住める環境を作るため、この瀬上谷戸に水田と湿地を復元しました。 ここではヘイケボタル・トンボなど水辺の生き物を育てています。 みなさんも生き物をかわいがってください。
・池、たんぼ、湿地には入らないようにしよう。
・むやみに生き物を採るのはよそう。観察したらもとにかえそう。
・子供たちがはだしで作業します。ゴミやガラス、空き缶などを投げ込むのは絶対にやめよう。
この池やたんぼの管理作業は、栄区ホタルボランティアと横浜雙葉学園が受け持っています。
 (瀬上市民の森愛護会、横浜市)
ここは瀬上市民の森です
利用のルールとマナー
動物・植物を採らない。
動物・植物を他から持ち込まない。
大雨の後は川は急流になり、危険です! 崖崩れにも注意してください!!
 (瀬上沢とホタルを守る会、栄さとやまもりの会、瀬上の森パートナシップ)
 (瀬上市民の森愛護会、横浜市南部公園緑地事務所)
なかよしたんぼ
トンボ池の隣りの青い網で被われた所はなかよしたんぼになります。 既に田植えが終わって、若い苗が元気に育っているようでした。 トンボ池とほぼ同じ内容の案内板が設置されていましたが、 僅かに異なる部分もあったので、こちらのも載せておきます。
なかよしたんぼ
さまざまな生き物が住める環境を作るため、この瀬上谷戸に水田と湿地を復元しました。 ここではヘイケボタル・トンボなど水辺の生き物を育てながら体験学習をしています。 みなさんも生き物をかわいがってください。
・池、たんぼには入らないようにしよう。
・むやみに生き物を採るのはよそう。観察したらもとにかえそう。
・子供たちがはだしで作業します。ゴミやガラス、空き缶などを投げ込むのは絶対にやめよう。
この池やたんぼの管理作業は、上郷高校生物部と横浜雙葉学園が受け持っています。
 (瀬上市民の森愛護会、横浜市)
横浜雙葉小学校の瀬上自然教室への橋を見送っていくと、 左手の瀬上沢に丸太の木橋が架かっています。 畑地を過ぎて瀬上市民の森の入口へ続く道ですが見送っていきます。 右側には再び田んぼが広がってきます。 脇には「谷戸の水辺の掲示板」があって、幾つかの文書が掲示されていました。 瀬上池の水を利用して、この谷戸一帯で稲作が行なわれていた頃が想われます。 耕作されなくなって、葦原になっている所もありました。
谷戸の生きもののための水辺です
かって瀬上の森では谷戸田と呼ばれる水田が広がっており、 そこでは人のくらしが作った多様な環境の中で「生きもののにぎわい」が見られました。 ところが耕作が行なわれなくなるとともに、水辺が減り、湿地が乾燥し、 谷戸の生きものたちも急激に姿を消していきました。 この場所では瀬上市民の森愛護会の管理活動のお手伝いとして、 また横浜市登録の森づくりボランティア団体として、 生きもののにぎわいを取りもどすための水辺の復元作業と生きもの調査をしています。 この水辺の復元により、稀少種を含む多くの谷戸の生きものが戻ってきたことも確認されています。
水辺と湿地の管理の考え方
この掲示板の前にある二つの田んぼは「不耕起田」(冬みず田んぼ)といいます。 一般の田んぼは、冬の間は水を落としますが、この田んぼは冬も水を張ったままにして、 田んぼを耕すこともしないので、水辺でくらす生きものたちが安心して冬を越すことができます。 田んぼの奥は小さなオギ(湿地の代表的なススキに似た植物)の原っぱになっています。 ここでは毎年冬にオギを刈り込んで、春に新しいオギが育ちやすくしています。 これによってオギ原が好きな生きものたちが住みやすくなります。 左の方に見える広い湿地は、そのままにしておくと水が運ぶ砂で埋まって乾燥してしまうので、 定期的に砂を動かして水路を維持したり、外来の植物を抜いたりして、 湿地の生き物が住み易い環境をつくっています。
 (瀬上の森パートナーシップ)
正面に送電線の鉄塔を眺めながら小川アメニティ沿いの道を進んでいきます。 これまでに見かけたのと同様の「円海山周辺の市民の森案内図」を過ぎていくと、 「瀬上沢小川アメニティ」の標識が立っていました。 流れへ降りていく石段もありましたが、 先ほどとは違って「はいってはいけません」の注意書きはありませんでした。 葦原の脇に続く道を更に進んでいくと、また流れに降りていく石段がありました。 その先には「瀬上沢小川アメニティ」の解説板がありました。
瀬上沢小川アメニティ
「瀬上市民の森」の瀬上池を水源として、四方を山に囲まれ田圃の中を流れる"やとのかわ"の形態が保たれた小川です。 珍しい動植物も多く、特にほたるは市内有数の生息地として知られ、 発生時期は、6月初旬から"げんじぼたる"、6月中旬から"へいけぼたる"の乱舞を鑑賞することが出来ます。 市内最高峰の「大丸山(156.8m)」「円海山(153.3m)」へのハイキングコースの登山口ともなっています。
 (横浜市下水道局河川管理課)
守ろう・大切な自然
横浜では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
アゲハチョウ 黄色と黒の模様がはっきりした大きくてきれなチョウ。ミカンの仲間の木に卵を生む。
コクワガタ 雑木林で生活する。名前のように小型の黒いクワガタ。牙もあまり大きくない。
シロスジカミキリ 灰色の体に黄色いすじがあり、長い触角の大きなカミキリ。キイキイという音を出す。
アブラゼミ 茶色の大きなセミ。数も多く、夏になると「ジリ、ジリ、ジリ…」とよく鳴く。
ミズスマシ 水の中で生活する昆虫。黒くて光沢のある体をしている。目は水中用と空中用の4つ。
ヨシノボリ 川の中流から上流、湖沼で生活をする。頭が大きく、体には不規則な模様がある。
コイ 池や河川の下流で生活する。黒っぽい体に大きめの口。太いヒゲがある。
オニヤンマ
(ヤゴ)
日本でもっとも大きな蜻蛉の幼虫で、水中で生活し、直腸の内側に鰓があり呼吸する。
メジロ スズメよr小さな黄緑色の小鳥。名前のように目に白い輪がある。動きは早くすばやい。
キジバト デデッポッポポーと、のどかに鳴く。翼にはウロコ模様、首筋に青い斑点が目だつ。
オナガ 名前のように長い尾。黒い頭に、水色の背、翼、尾がきれ。リューイなどと鳴く。
キセキレイ 黄色い腹がきれいなセキレイの仲間。スマートな体で尾をリズミカルに振るのがクセ。
ミズキ 荒れ地にまっさきにはえてくる木。[花期]5〜6月。[果期]10月〜11月。
ケヤキ ホウキ形の雄大な樹形。[花期]4〜5月。[果期]10月。
クヌギ 日本一りっぱなドングリ。[花期]4〜5月。[果期]10月。
コナラ 雑木林の代表種。秋の紅葉が美しい。[花期]4〜5月。[果期]10月〜11月。
 (栄土木事務所、日本野鳥の会)
解説板を過ぎて民家が見えてくるようになると、瀬上沢にコンクリート橋が架かっています。 手前には車止めの支柱が立っていました。 向こう側を向いて設置された看板によると、 これまで続いてきた瀬上沢小川アメニティはここで終わりになるようです。
これより先は瀬上沢小川アメニティの通路ですので、車両は進入しないで下さい。
 (栄土木事務所、栄区役所、栄警察署)
皆さんへ おねがい!
小川のふちや草をふまないで下さい。 ホタルが土の中でまゆでいます。 6月に飛びでますよ!!
 (瀬上沢とホタルを守る会)
民家の前を過ぎて瀬上沢沿いに進んでいくと分岐があります。 角には向こう側を向いた標識が立っていて、左手に分かれていく道は「東上郷住宅方面」、 今来た道は「瀬上池」となっています。 このまま瀬上沢沿いに進んでいくと県道23号に出られますが、 手元の地図にも載っている左手の道が気になったので歩いて見ることにしました。 左折した先に見える竹林へ向かっていくと、背の高い道標が立っていて、 正面の道は「みどりが丘住宅地、Housing Dist.」、左手の道は「カマクラ.テンエン、エンカイザン」となっています。 左手を指す板の先に道があったかどうかは定かではありませんが、これまで歩いてきた道を意味しているのでしょうか。
竹林
道標の所からは手摺が続くようになります。 左へ曲がりながら山際まで進んでいくと横木の階段が現れます。 階段を登って森へ入り、道なりに右へ曲がっていきます。 階段が終わって竹林の縁に沿って進んでいくと、 「足元に注意して通行して下さい」の看板が立っていました。 入口にあった標識では「ハイキングコースではありません」となっていたので気になっていましたが、 どうやら歩いても良い道のように思えて安心しました。 振り返ると、瀬上沢沿いの道から曲がってきた辺りを見下ろすことが出来ました。
再び現れる手摺付きの横木の階段を右・左と曲がりながら登っていきます。 最後にU字形に窪んだ所を登っていくと畑地に出ました。 瀬上沢から分かれて4分ほどで着きました。 金網柵沿いに進んでいくと、ちょっとした十字路があります。 右手には畑地が広がり、左手には作業小屋がありました。 そこを直進していくと、すぐにT字路に出ます。 左手の作業小屋の先には畑地が続くばかりなので、右手へと進んでいきました。
高台
山際に続く坂道は農道になっているようで、車が通っていけるだけの幅があります。 右下に広がる畑地を眺めながら坂道を登っていきます。 坂を登り切って緩やかになってくると、道は左手へ直角に曲がっていきます。 その角から右手へ踏み跡が分かれていきますが、畑地へ続いているようでした。 道なりに左折していきます。 立てられたトタン板に沿って右手へ曲がっていくと、畑地が広がる高台に出ました。 少し降り坂になってくると、左手へ道が分かれていきます。 道標類は見かけませんでしたが、手元の地図によると、上郷台共同住宅方面へ続いているようでした。 その道は見送って、このまま正面へ降っていきます。
みどりが丘(みどりがおか)バス停
左側にコンクリート崖が続くようになると、その上に小規模の墓地がありました。 右手に分かれていく道を見送っていくと、すぐの所に分岐があります。 角に立つ電柱には「栄区東上郷町20」の住所標識が取り付けられていました。 手元の地図によると、この辺りは大船みどりが丘住宅というようです。 左手の山際に続く道を降っていきます。 突き当りを道なりに右折していくとT字路に出ます。 そこを左折して緩やかに降っていくと、T字路を過ぎた先にみどりが丘バス停があります。 瀬上沢沿いの道から分かれて14分ほどで到着しました。
大船駅(JR東海道線)の傍にあるバスターミナルまで、 [船09]大船駅行きバスにて19分、1時間に2本から3本程度の便があります。 港南台駅(JR根岸線)まで、[港93]港南台駅行きバスにて15分、1時間に1本程度の便があります。
8年ほど前に来た時には「みどりが丘住宅バス停」という名前だったのですが、 その少し後で名前が変更になったようです。