大楠山
散策:2012年02月中旬
【低山ハイク】 大楠山
概 要 大楠山は三浦半島の最高峰で、半島の中ほどにあります。 山頂からは、伊豆半島・富士山・箱根・丹沢・大島・房総半島などを見渡せる360度の大パノラマが広がっています。 今回は南にある120.3m峰を訪ねてから大楠芦名口コースを大楠山へ登っていきます。 山頂からはゴルフ場の東側から鉄塔群を経て谷筋へ降っていきます。
起 点 横須賀市 大楠芦名口バス停
終 点 葉山町 大楠登山口バス停
ルート 大楠芦名口バス停…安穏寺…120.3m峰…大楠芦名口コース…へっぴり坂…巻き道分岐…大楠平…大楠山…衣笠城址分岐…26番鉄塔…27番鉄塔…44番鉄塔…谷筋…阿部倉温泉…老人生きがいの家…大楠登山口バス停
所要時間 2時間50分
歩いて... 今回は晴れていましたが、遠くには雲が出ていて、残念ながら富士山は望めませんでした。 何度か登っている大楠山ですが、 これまでにまだ歩いたことのない120.3m峰やゴルフ場の脇から谷筋へ降るルートなどを確認出来ました。
関連メモ 佐島・大楠山のみち, 大楠山, 前田川遊歩道, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山
コース紹介
大楠芦名口(おおぐすあしなぐち)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗4]大楠芦名口行きバス、[逗5]横須賀市民病院前行きバス、[逗6]長井行きバス、 [逗7]佐島マリーナ入口行きバス、[逗72]湘南佐島なぎさの丘行きバス,または, [逗8]電力中央研究所行きバスにて26分、1時間に5本程度の便があります。
今回は120.3m峰を経て「大楠芦名口コース」の途中に出て、大楠山へ登っていきます。
大楠芦名口コースは関東ふれあいの道「佐島・大楠山のみち」の一部にもなっていて、 バス停の手前にある大楠山入口交差点に案内板が設置されています。 案内板の脇にある関東ふれあいの道の道標「大楠山へ3.2km」に従って、 交差点を右折(バスが来た向きでは左折)していきます。 200mほど行くと道が左へ分かれています。 手前に立つ道路標識「大楠山」が左手の道を示しています。 また、関東ふれあいの道の道標も立っていて、左手の道は「大楠山へ2.9km」、 今来た道は「大楠芦名口バス停へ200m」となっています。 関東ふれあいの道は左手に分かれて行く道を進んでいくのですが、 今回は右手に曲がっていく広い車道を進んでいきます。
(左手の道は「佐島・大楠山のみち」, 「前田川遊歩道」, 「大楠山」を参照)
関東ふれあいの道
関東ふれあいの道(首都圏自然歩道)は、一都六県を巡る自然歩道です。 沿線の豊かな自然にふれ名所や史跡をたずねながら、ふる里をみなおしてみませんか。
佐島・大楠山のみち
このみちは、県内17コースのうちの4番目です。 ここから市道を大楠山へ登ります。 山頂展望台からは全周の眺望が開けます。 山みちを前田橋バス停の方へ下り、途中前田川からは市道を歩きます。 前田橋バス停から葉山御用邸まで海岸沿いの国道134号線を北上し、 県道に入って一色海岸バス停が終点です。 途中のみどころは立石やしおさい公園などです。 佐島は路線から離れ、前田橋バス停から約2kmで、 佐島公園や横須賀市天神島臨海自然教育園(ビジターセンター)があります。 車道を歩きますので注意してください。
大楠芦名口バス停…(3.0km)…大楠山…(3.5km)…前田橋バス停…(0.8km)…立石公園…(2.4km)…長者ヶ崎…(0.8km)…御用邸前交差点…(0.2km)…葉山しおさい公園一色海岸バス停
 (神奈川県自然環境保全センター)
安穏寺
芦名町内会館・芦名コミュニティーセンターを過ぎていくと、道路の左側に石碑が幾つか並んでいる所があります。 碑文を確認してみると、「聖徳太子供養塔」や三猿の彫られた庚申塔のようでした。 脇に「日蓮宗 安穏寺」と刻まれた石標が立っていたので、その左脇から続く坂道を登っていくと、 突き当りのT字路の左手に本堂がありました。 謂れなどを記したものは見かけませんでしたが、「長皇山」の扁額が掲げられていました。 本堂の左手には庫裡と思われる建物があり、正面にはお地蔵さんを安置した祠がありました。 祠には「浄行菩薩」と書かれた板が取り付けられていて、綺麗な花束が手向けられていました。
浄行菩薩
浄行菩薩は如来の使いとして一切の煩悩を滅除し心を浄めることを誓願し国土と人心を浄めることを示しています。 足の悪い人は足をタワシで洗い、肩の痛い人は肩を洗います。 眼の悪い人は眼を頭痛で苦しむ者は頭を洗うのです。 私達に枝苦与楽と願って下さるのです。
突き当ったT字路の右手に続く坂道を降っていきます。 左手へ登っていく坂道に出て、右手のすぐ先の分岐を左手へ曲がっていきます。 細めの竹垣のある民家の脇に続く坂道を登っていくと、左手へ曲がっていきます。 最後の民家を過ぎていくと、切通のようになった森の中へ入っていきます。 広めで簡易舗装された坂道を登っていくと、右手が開けて眺めが広がる所がありました。 そこを過ぎて正面にこんもりとした森が見えてくると、 緩やかになった辺りから右手に分かれていく未舗装路がありますが、見送っていきます。 森を右手から巻くようにして登っていくと、次第に眺めが広がるようになります。 畑地の前まで来て鋭角に左へ曲がって坂道を更に登っていくと、 僅かな切通を過ぎた先に畑地が広がっていました。
畑地の周囲を巻くようにして右手へ進んでいきます。 樹木の茂る所を過ぎた先で広めの舗装路は終わり、細い未舗装路になります。 右手には芦名地区の奥に佐島の丘が見えていて、その奥には相模湾も輝いていました。 畑地に沿うように左へ曲がっていく細い道を進んでいきます。 左手の畑地の奥には相模湾が見えていて、白い舟が幾つも浮かんでいるのが遠望出来ました。
笹竹や細木などの脇を過ぎていくと十字路があります。 左手の道は緩やかで、右手の道は登り気味に、正面の道は降り坂になっています。 道標類は見かけませんが、右手の先にあるこんもりとした山が120.3m峰のように思えたので、 確認してくることにしました。
120.3m峰
坂道を登って森の手前まで来ると、明瞭な道は途絶えていました。 それでも僅かな踏み跡が森の中へ続いていたので入っていきました。 笹が生える所を過ぎて、枯れ枝や落ち葉が積ってフワフワする斜面を登って行きました。 雑木林になった尾根の樹木は疎らで、難なく歩いていくことが出来ました。 2分ほど登って高みに着くと、大きな樹木の袂に四等三角点がありました。 ここが地形図に載っている120.3m峰になるようです。 安穏寺から15分ほど、大楠芦名口バス停から25分ほどで登って来られました。 周囲には雑木が生えていて展望は得られません。 山頂は緩やかに奥へと続いていて、その先の斜面を降っていくと大楠芦名口コースに出られそうにも思えましたが、 あまり明瞭な踏み跡は見かけなかったので、引き返すことにしました。
四等三角点
基本測量。
大切にしましょう三角点。
 (国土地理院)
先ほどの十字路まで引き返してきて、周囲に笹竹の生い茂る坂道を降っていくと、すぐに緩やかな道になります。 樹木の奥には、これから向かう大楠平にあるレーダー塔も見えていました。 道幅が次第に広がって、小型作業車なら通っていけるほどになってきます。 十字路から4分ほど降っていくと、右手から尾根が降りてきます。 先ほどの120.3m峰からの尾根のようでした。 こちら側から登っていく明瞭な踏み跡は見かけませんでしたが、 樹木はそれ程密生していないので、登れなくはないように思えました。 正面には小尾根が続いていましたが、左手へ曲がっていく道を降っていきます。
大楠芦名口コース
坂道を降っていくと、すぐに広めの舗装路に降り立ちました。 十字路から5分ほどで降りて来られました。 この舗装路は大楠山入口交差点の先にあった分岐から分かれてきた道で、 大楠山へ続く大楠芦名口コースになっています。 脇には横須賀市の設置する「火の用心」の標柱「西-9」が立っています。 この先にかけても同様の標柱が点々と立っていました。
火の用心 Fire Hazard Awareness 西-9
 (横須賀市南消防署)
へっぴり坂
舗装路を右手へ登っていくと、すぐの所に崖崩れした所がありました。 脇には、大楠山で観察できる鳥を紹介した案内板がありました。 そこを過ぎて登り傾斜が増し始めた坂道を登っていくと、道端に「へっぴり坂」の標柱が立っています。 大楠芦名口コースのなかでは最も傾斜のある所なのだそうです。 現在ではそれほどでもありませんが、昔には文字通り「屁っ放り腰」にならないと登っていけないほど傾斜があったのでしょうか。
大楠山で観察できる鳥たちを紹介します
メジロ、ホオジロ、エナガ、ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ
・ごみは必ず持ち帰りましょう
・不法投棄、ポイ捨て監視中
・山火事防止にご協力ください
 (横須賀市)
へっぴり坂
芦名側のなかで最も傾斜の急な坂道。 その名がおもしろい。
 (西地域文化振興懇話会)
右手へ分かれていく道を見送って、所々で未舗装になっている広い道を登っていきます。 切通のようになった僅かな高みを過ぎていくと、少し降り坂になってきます。 標識「西-10」を過ぎて降っていくと、登り坂になってくる所に、 大楠山で観察できる草花を紹介した案内板がありました。 標識「西-11」を過ぎて傾斜が緩やかになってくると、、右手の小尾根を越えていく細い道が分れています。 大楠芦名口コースに出た所から9分ほどの所になります。 地形図にも載っている芦名方面へ降りて行かれる道のようですが、入口には「通行止め」の看板が立てられていました。 かなり前から工事中になっています。 期間が延長されたのか、年月を訂正した跡もありました。 左手には大楠平のレーダー塔も頭を覗かせていました。 振り返り気味に眺めると、相模湾へ続く山並が広がっていました。
大楠山で観察できる草花を紹介します
ニリンソウ、ホタルブクロ、ノアザミ、キランソウ、ホトケノザ
・ごみは必ず持ち帰りましょう
・不法投棄、ポイ捨て監視中
・山火事防止にご協力ください
 (横須賀市)
お知らせ 通行止め
芦名方面は工事中のため通り抜けが出来ません。 ご協力お願い致します。
期間 自平成18年4月1日 至平成30年3月31日
 (横須賀市、横須賀警察署、かながわ環境整備センター)
鳥獣保護区
ここは保護区域です。鳥や獣を守ってください!
この付近では鳥や獣を狩猟してはいけません!
 (神奈川県)
更に1分ほど進んでいくと、右側に畑地がありました。 畑の先からは三浦半島の先端へ続く眺めが広がっていましたが、遠くには雲が出ていました。 道端に植えられたスイセンの花を愛でながら畑を過ぎていくと、 関東ふれあいの道の道標が立っていて、正面に続く道は「大楠山へ1.4km」、 今来た道は「大楠芦名口バス停へ1.7km」となっています。 脇には里程標もあって、正面の道は「一色海岸0.9km」、今来た道は「芦名口1.7km」となっています。
関東ふれあいの道 佐島・大楠山のみち 大楠山で見られる樹木・植物
大楠山は、タブノキ、スダジイ、シロダモなどの照葉樹や、 コナラ、クヌギ、オオシマザクラなどの落葉樹でおおわれています。 林の中はアオキやヤツデなど、林の縁にはエノシマキブシやマルバウツギやムラサキシキブなどの低木がはえ、 道端には春にカントウタンポポやタチツボスミレ、秋にはノコンギクやナンテンハギなど、 四季折々に多彩な花や実が見られます。
スダジイ 葉は厚く楕円形で、先が尖り、裏面は金色です。 初夏には甘い香りの花が咲き、秋にはやや角張ったドングリが実り、生でも食べることができます。 ドングリをつける木にはこのほか常緑のマテバシイ、アカガシ、落葉性のコナラやクヌギなどがあります。
タブノキ 葉は大きく厚く、細長い倒卵形で、葉の裏側は緑白色です。 大木になるので、三浦半島ではオオキとも呼ばれます。 花は春に咲き、果実は球形で黒く熟し、赤い柄が目立ちます。
オオシマザクラ 伊豆大島原産。成長が速いので、三浦半島では薪や炭の材料として盛んに植樹されました。 葉は楕円形で、先は細く尖り、縁には細かな鋸歯があります。 黄緑色の若葉と同時に出る大きく白い花が特徴です。 ヤマザクラは若葉が赤く、花は薄桃色です。
エノシマキブシ 早春、葉が出る前に薄黄色の花がかんざしのように枝から垂れ下がって咲きます。 葉は楕円形で先は細長く尖り、縁には細かな鋸歯があります。 沿岸地域に分布し、名は江の島に由来します。
アオキ 冬に赤く熟す実はだるまのように見えるので、三浦半島ではダルマノキとも呼ばれます。 緑色の枝にまばらな鋸歯をつけた大きな楕円形の葉が対になってつきます。 花は春に咲き、雌雄異株です。
タマアジサイ つぼみが苞葉に包まれ、球になります。 葉は大きく、細かな毛が密生するので、ささるとざらざらします。 花は海岸に生えるガクアジサイよりもやや遅く、夏に咲きます。
カントウタンポポ 林の縁や草地に生え、春を告げる植物のひとつです。 帰化植物のセイヨウタンポポやアカミタンポポは舗装された道路や造成地などで1年中咲きますが、 在来種の花期は春だけです。
ノコンギク 林の縁などに見られ、舌状花の花びらは薄紫色です。 このほかシロヨメナ、カントウヨメナ、ユウガギクなどが大楠山の秋を彩る野菊です。
オオハナワラビ 秋から春の林床に生えるシダ植物で、花に見立てられる胞子葉が栄養葉とは別にでて、よく目立ちます。 栄養葉は五角形で、冬に紅葉するものもあります。
 (神奈川県、横須賀市自然・人文博物館)
解説板の先に立つ標識「西-12」を過ぎて数10m進んでいくと、右手に細い道が分れていきます。 そこからも芦名方面へ降りて行かれるようですが、 先ほど見かけたのと同じ「通行止め」の看板が入口に立てられていました。 標識「西-13」を過ぎ、僅かな高みを越えて緩やかに降っていくと、 横須賀市の設置する看板Q4がありました。 大楠山への各ハイキングコースに沿って設置されていて、この地域に関する事柄がクイズ形式で紹介されています。 頂上までの距離も書かれていて、道標の役目も果たしているようです。 シャッター付きの小窓を開けると答えが現れる仕組みになっていますが、この時には壊れていました。 以前には、大楠芦名口コースに出た所からここまでの間にQ1〜Q3もあったのですが、 撤去されたのか、今回は見かけませんでした。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.4 芦名口コース
相模湾の富浦公園に接した海面は質の良いのりの養殖場として知られています。 養殖のため海面にたくさんの竹が立てられていますが、それは何と呼ばれているでしょう。 次のうちから選んでください。
 1. のりぼう 2. のりひび 3. のりぐい
頂上まであと560m、ガンバレ!
 (横須賀市)
巻き道分岐
僅かな登り降りはあるものの、緩やかで歩きやすい道が続きます。 標識「西-14」を過ぎていくと、正面に電波塔が見えてきます。 道なりに緩やかに登っていくと分岐があります。 大楠山へ続く道は左へ曲がりながら続いていますが、その角から正面へ道が分かれています。 脇には関東ふれあいの道の道標が立っていて、左へ曲がっていく道は「大楠山0.5km」、 今来た道は「大楠芦名口バス停2.6km」となっています。 傍には標識「西-15」も立っていました。 正面に分かれていく道を指すものは見かけませんでしたが、大楠山を巻いて衣笠城址方面へ続く道になります。 また、右手へ戻るようにして分かれていく道もあります。 入口には柵が設置されていて、その先には先ほどのから見えていた電波塔が見えていました。 柵に取り付けられた標識によると、携帯電話会社の「大楠無線中継所」というようです。 正面の道を2分ほど進んだ所からも大楠山へ登って行かれますが、 今回は大楠平を経ていくべく、左へ曲がっていく広い道を更に進んでいきました。
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.5 芦名口コース
大楠山は三浦半島で一番高い山ですが、海抜何メートルあるでしょか。 次のうちから選んでください。
 1. 55メートル 2. 242メートル 3. 545メートル
頂上まであと300m、ガンバレ!
 (横須賀市)
ハイキングコースクイズ
左手に眺めが広がる所を過ぎていくと、先ほどの巻き道分岐から3分半ほどで、 右手に電話会社の大楠無線送受信所への道が分れていきます。 その入口は青ペンキが塗られた柵で封鎖されていますが、 大楠山の山頂へ向かって真っ直ぐ延びる坂道がその先に続いていました。 左側には標識「西-16」が立っています。 右手の道を見送ったすぐの所に古びた標識が立っていて、 擦れた文字ながらも「登山歩道あと五分」と書かれていました。 傍に標識がもう一つありましたが、文字がほとんど消えていて判読出来ませんでした。
ここは よこすか 環境美化街道
 (よこすか葉山農協青壮年部、横須賀市経済部農林水産課)
右手の道を見送って、広くて快適な道を進んでいきます。 左前方には、大楠平にあるレーダー塔が間近に見えるようになります。 少し登るようになって左へ曲がり始めると、右手に幅の広い横木の階段が分れていきます。 ここが大楠山への登り口になります。 大楠芦名口コースに出た所から38分ほどで登って来られました。 角には関東ふれあいの道の道標が立っていて、正面の広い道は「前田橋バス停へ」、 右手の階段は「大楠山へ150m」、今来た道は「大楠芦名口バス停へ」となっています。 右手の階段を登っていくと大楠山の山頂になりますが、 その前に正面のすぐ先にある大楠平を訪ねていくことにしました。
大楠平
広い道を登っていくと、すぐに金網柵で囲まれた一画があります。 9年ほど前に来た時には「NTT大楠平無線中継所」の電波塔があったのですが、 今では撤去されて周囲の柵だけが残されています。 その先には、来る途中から見えていた国土交通省大楠山レーダ雨量観測所のレーダー塔が立っています。 この辺りの緩やかな一帯は大楠平と呼ばれているようです。 駐車場の左手に続く道の入口には関東ふれあいの道の道標が立っていて、 正面の道は「前田橋へ3.0km」、今来た道は「大楠山へ200m」となっています。 脇には「関東ふれあいの道」の路傍サインや大楠山で見られる生き物の解説板も設置されています。
大楠山の生き物たち(春・夏)
大楠山には多くの生き物が生息していますが、春から夏にかけての大楠山では、 生き物たちは活発に活動し、南方からは夏鳥が渡ってきます。 ここではおもに春と夏に見られる代表的な生き物を紹介しています。
サシバ 大楠山には夏鳥としてあらわれる中型のタカで、のどに黒い縦線があるのが特徴です。 昆虫や小動物を捕らえて食べる肉食性です。 体長約50cm。
シマヘビ 草原や田畑の周辺など開けた場所を好むヘビで、おもに昼間活動します。 体の模様には変異が多く、全身黒色のものもいます。 全長約2m。
アオスジアゲハ 大楠山で普通に見られる中型のアゲハチョウのなかまで、すばやく飛びます。 幼虫はクスノキやタブノキなどクスノキ科植物の葉を食べます。 はねを広げた幅約8cm。
カブトムシ 大楠山でもっとも大型になる甲虫で、成虫は樹液や甘い果実に集まります。 幼虫は腐葉土や堆肥を食べ、1年で成虫になります。 体長約8cm。
ミスジマイマイ 大楠山で普通に見られるカタツムリで、肺呼吸をする貝のなかまです。 おもに雨天や夜間に活動し、植物の葉や微細な藻類などを食べます。 殻径約3.5cm。
大楠山の生き物たち(秋・冬)
秋から冬にかけての大楠山では、地表の生き物の活動が目立たなくなる一方、 樹上は木のみをさがす鳥でにぎやかになります。 ここではおもに秋と冬に見られる代表的な生き物を紹介しています。
ツグミ 大楠山の代表的な冬鳥で、渡りのときは群れをつくりますが、それ以外は単独で行動します。 木の実や種子を食べ、地上にもよく降ります。 全長約24cm。
キジバト 1年中みられるハトのなかまで、頻繁に地上に降りて木の実や種子などの植物を食べます。 市街地や公園でも生活できる適応力にすぐれた鳥です。 全長約33cm。
メジロ 低木の茂みを密度の高い集団をつくって移動することがあり、 「めじろ押し」という言葉の語源にもなっています。 花の蜜や果肉を食べます。 全長約10cm。
ツチイナゴ 草原や田畑の周辺で普通にみられる大型のバッタで、秋に成虫になり、成虫のまま冬を越します。 クズなど草の葉を食べます。 全長5〜7cm。
カマキリ 草原や林の周辺に生息する大型のカマキリのなかまで、他の昆虫を捕らえて食べます。 体の色は緑色や茶色など変異があります。 全長約10cm。
 (神奈川県、横須賀市自然・人文博物館)
国土交通省大楠山レーダ雨量観測所
国土交通省が全国26ヶ所設置した雨量を測定する施設で、関東地方をカバーする4ヶ所のひとつです。 レーダアンテナから発射された電波を雨にあて、跳ね返される強さを計算して雨の量を測定します。 測定されたデータは各機関に配信され、河川・道路管理及び天気予報などに使用されます。 半径120kmの観測範囲で、5分間隔でデータの収集を行ない、他のデータと合わせて日本全国をカバーします。
 (国土交通省関東地方整備局)
レーダー塔を過ぎていくと鎖が張られていて、 「この先車輌通行不可 ハイカーのみ通行可」の板が取り付けられています。 そこを過ぎたすぐの所に展望塔の入口があります。 螺旋階段を登っていくと、周囲を見渡せる眺めが広がっています。 レーダー塔に少し邪魔されながらも300度ほどの範囲が望めます。 大楠山の山頂にある展望塔よりは少し低い所にあるので見える範囲も若干違いますが、 素晴らしい景色を眺められる所です。 東側には大楠山、南側には油壺、西側には相模湾や江ノ島、北側には東京湾を望む景色が広がっています。 北の方には横浜ランドマークタワーなども見えていました。 西に聳えている筈の富士山は、雲が出ていて見えませんでした。
(画像を左クリックすると、5枚の写真が順次表示されます)
展望塔から降りてその先へ進み始めると、「天皇皇后両陛下御光臨記念植樹」の記念碑があります。 そこを過ぎていくと、右側にはお花畑が広がっていて、春には菜の花、秋にはコスモスが植えられます。 季節になると花が一面に咲き誇る素晴らしい眺めが楽しめる所ですが、 この時には真冬とあって、植付けられた菜の花の苗が寒そうにしているばかりでした。
天皇皇后両陛下御光臨記念植樹
山の荒廃、開発の美名で破壊が進む現状を憂い、同志相策り、大楠山を広く国民に解放し、 健康と豊かな心の平安を願い、自然公園計画。 以来20年、両陛下の御来駕を賜り、こよなく花と自然を愛でらる。 願わくは、志 後世に引き継ぐ施策を臨むや切可。
 (御光臨平成4年1月16日)
自然と親しむ花の丘
コスモスの暦
植付6月上旬
開花(見ごろ)9月上旬〜10月上旬
刈取り10月下旬
菜の花の暦
植付10月下旬
開花(見ごろ)3月中旬〜4月下旬
刈取り5月中旬
 (大楠山自然公園整備組合、大楠観光協会)
お花畑を過ぎていくと分岐があります。 角には標柱「西-18」が立っています。 右手の道を見送って正面に続く広い道を登っていくと、右手に「植樹の碑」があります。 石碑には「昭和四年西浦尋常高等小学校尋常科卒業生一同」と刻まれていました。 石碑を過ぎて更に登っていくと、峠のような高みに着きます。 ここで道が分岐しています。 すぐ先に道標が立っていて、この先へ降っていく道は「前田橋」、今来た道は「大楠山」となっています。 正面へ降っていく道は「前田橋コース」になりますが、今回は右手の小尾根に続く道へ入っていきました。
(正面の道は「佐島・大楠山のみち」, 「前田川遊歩道」, 「大楠山」, 「大楠山」を参照)
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.5 前田橋コース
芦名の淡島神社は縁結び、安産の神として昔から多くの女性の信仰を集めています。 底抜け柄杓に麻を結んで奉納する、市内でもめずらしいこの祭礼は、いつ行われるでしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. 3月3日 2. 7月7日 3. 11月11日
頂上まであと600m、ガンバレ!
 (横須賀市)
注意
この区域一帯は、首都圏近郊緑地保全法に基づく衣笠・大楠山近郊緑地保全区域、 又都市計画法に基づく衣笠・大楠山風致地区に指定されています。 この区域内で建築物の新築・増改築・宅地の造成・土砂類の採取・土地形質の変更・屋外広告物の表示 又は掲示を行う場合は、事前に市長の許可を受けなければなりません。 なお、近郊緑地保全地域と風致地区では規制内容が違いますので、 上記の行為等を計画されている方は、必ず事前に下記まで問い合わせてください。 許可なく行為を行うと法令の規定により処分される場合があります。
 (横須賀市緑政部緑化推進課)
小尾根には桜の幼木が沢山植えられていて、春になると綺麗に彩られる所です。 西側の樹間からは、富士山から箱根や伊豆半島にかけての眺めが広がりますが、 先ほどの展望塔からと同じく、富士山は雲に隠れていました。 降り始める辺りで小尾根は終わっているので、右手に続く小径を降っていきます。 手前の分岐から分かれてきた道に出て左手へ僅かに登っていくと、小高い丘に着きます。 中ほどにはベンチがひとつ設置されているだけの静かな所です。
鳥獣保護区
ここは保護区域です。 鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
丘からは小径が二手に分かれていますが、今回は右側の道を降っていきました。 右側に植えられたスイセンが綺麗な花を咲かせていました。 その先へ降っていくと、先ほどのお花畑の脇に出ます。 お花畑に続く小径を進んでいくと、レーダー塔の手前にあった駐車場に出ます。
元の道に出て金網柵沿いに進んで、柵が途切れた所から左側のマウンドに登っていきます。 尾根に続く道を進んでいくと、日本育桜会の賛同者の名前が書かれた大きな看板が立っていました。 そこを過ぎていくと、大楠山へ登っていく横木の階段の途中に出ます。 右下すぐの所には、先ほどの「登り口」があります。 大楠平を巡って20分ほどで戻って来られました。 ここで左手へ降っていく坂道が分かれています。 角には道標が立っていて、正面の階段は「大楠山0.1km」、 左手の道は「湘南国際村センター2.3km」、右手の階段は「大楠芦名口3.1km・前田橋3.1km」となっています。 左手の坂道は、湘南国際村めぐりの森を経て湘南国際村センターへ降っていけますが、 今回は大楠山の山頂に向かって、正面に続く横木の階段を登っていきます。
(湘南国際村センターへの道は「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」を参照)
育桜会設立に賛同、活動に感謝し、又、桜苗木寄付植樹会に申込み戴いた皆様のご厚意に、 桜が成長し見事に花開き益々栄えるように見守り育て意気の長い活動に協力いただいた皆様の奉仕の志を記すため、 この活動の賛同者、協力者のお名前を記録し、広く皆様にお伝えする事となりました。
 (平成22年3月吉日 NPO法人日本育桜会)
大楠山 (標高242m)
正面の尾根に続く幅の広い横木の階段を登っていきます。 結構段差があって歩き難い思いをしながら3分ほど登っていくと、大楠山の山頂に着きます。 登り着いた所には大楠山ビューハウスが建っています。 大楠芦名口バス停から1時間40分ほどで登って来られました。
大楠山ビューハウスの脇には展望塔が立っているので、今回も登ってみることにしました。 最初のうちは良いのですが、登るにつれて高所恐怖症が出てくるので、 今回も屁っ放り腰になるのかと思いながら登り始めました。 ビューハウスの屋上の所まで来ると、階段が破損でもしているのか、その先への階段は閉ざされていました。 仕方がないので、ビューハウスの屋上からの眺めで我慢することになりました。 最上階には及ばないものの大パノラマが広がっています。 西側の相模湾には江ノ島が浮かび、その向こう側には箱根連山や伊豆半島や丹沢山塊が広がっています。 大楠平からと同様に、富士山は雲に隠れていたのが残念でした。 眼下には大楠平がよく見えていました。 北側には逗子市・鎌倉市・横浜市などが、東側には横須賀市などが見渡せます。 東京湾に浮かぶ唯一の自然島である猿島も見えていました。 南側には三浦半島の先端部が広がっていて、その左手には房総半島が薄らと見えていました。
(画像を左クリックすると、7枚の写真が順次表示されます)
お願い
展望塔・休憩所屋上をご利用の皆様へ
・かけ足せず、しずかにのぼってください。
・幼児には大人の付添いをおねがいします。
・上から物をなげないでください。
・木の枝などを持たないでください。
・犬は下につないでおいてください。
・食事は広場でしてください。
・無線機は使用しないでください。
・防火のため、禁煙をお願いします。
 (横須賀市観光課)
お知らせ
本展望塔は階段上部に不具合があり、レストハウス屋上から上部への立ち入りは、当分の間、お断りします。
 (横須賀市経済部)
展望を楽しんだら広場に降りて、早めの昼食タイムにしました。 山頂は二等三角点のある広場になっていて、ベンチが幾つか設置されています。 すでに多くのハイカーなどが登ってきて賑わっていました。 大楠山は「かながわの景勝50選 大楠山の展望」や 「横須賀風物百選 大楠山」としても選ばれています。 「大楠山」の看板にはコースが4つ紹介されていますが、 今回登ってきた120.3m峰を経るルートや、これから降っていくゴルフ場沿いのルートは載っていません。
大楠山 標高242.0m
大楠山頂上…50分…秋谷(前田橋バス停)…25分…逗子・衣笠駅
大楠山頂上…45分…芦名(大楠芦名口バス停)…25分…逗子・衣笠駅
大楠山頂上…30分…阿部倉温泉…20分…衣笠駅
大楠山頂上…90分…衣笠城跡…30分…衣笠山公園…20分…衣笠駅
山火災防止
一、たばこの投げすてはやめましょう。
二、たき火や火を使用するときは管理人に届けましょう。
管理人は大楠山ビューハウス展望塔責任者
 (横須賀市南部消防署)
山頂に水道はありません。ご了承ください。
展望塔開放時間 9時〜16時(ただし、天候により閉鎖する場合があります)
強風の時は、展望塔には登れません。ご了承ください。
 (横須賀市経済部観光課)
お腹も満ちたところで、15分ほど居た大楠山から下山していきます。 今回はゴルフ場の脇に続く道を降りていくことにしました。 登ってきた時とは反対側へ続く横木の階段を降っていきます。 段差の高い所もあって、歩き難くなっていました。 途中でロープが張られている所もありますが、それほど必要な感じではありませんでした。 曲がりながら続く横木の階段を5分ほど降っていくと、大きな樹木の生える所に降り立ちました。 そこから左へ曲がっていく道を10mほど進んでいくと、左右に通る広い道に出ました。 脇には道標が立っていて、右手の道は「大楠山」、左手の道は「塚山公園・衣笠山公園」、 今降って来た道は「大楠山山頂(階段/230段)」となっています。 この道は大楠山の巻き道になっていて、右手へ2分ほど進んでいくと、 先ほど登ってきた大楠芦名口コースにあった「巻き道分岐」の所へ出られますが、 今回は左手へ進んでいきます。
燃やすまい みんなが来る山 歩く山
 (神奈川県)
左手へ20mほど進んでいくと、急に道幅が狭くなってきます。 ゴルフコースとの境にある金網柵に沿って右手へと降っていきます。 ボールが飛んでくるからなのか、上にも屋根のようにして金網が設置されています。 岩盤が剥き出した道になっているので、雨後などでは滑らないように注意が必要です。 金網柵に沿って2分ほど降っていくと、道は左へ曲がって、横木の階段を降るようになります。 その角から細い道が右手へ分れています。 「通行止め」の看板が立っていた時期もありましたが、3年ほど前からなくなっています。 右手の道は以前にも歩いたので、今回は左へ曲がっていくゴルフコース沿いの道を更に進んでいきました。
右手の道を降っていくと左右に通る山道に降り立ちます。 そこから左手へ進んでいくと、ゴルフコース沿いの道に出られます。 山道に降りて右手へ続く道はまだ確かめていません。
(「大楠山」を参照)
衣笠城址分岐
急な階段を降って緩やかになってきた道を進んでいきます。 僅かな高みの手前まで来ると、右手から山道が登ってきます。 手前で分かれてきた道で、今歩いている道を掠めて、正面の高みを巻くようにして更に続いています。 右手の山道を見送って高みに着くと、金網柵は左手へ曲がっていきます。 その角に道標が立っていて、正面へ降っていく道は「衣笠城址・衣笠山公園」、 今来た道は「大楠山」となっています。 左手にも柵沿いの道が分かれていますが、道標には何も示されてはいません。 手元の地図によると、左手の道はゴルフコース沿いに阿部倉橋の辺りへ降りて行けそうです。 30年ほど前に大楠山へ登った時の淡い記憶によると、 ゴルフコース沿いの道をずっと登ってきたように思うので、この左手の道だったのでしょう。 正面の道は、衣笠城址公園や阿部倉温泉へ降っていけますが、 今回は以前の記憶を辿りながら左手の道を降っていきました。
(正面の道は「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」, 「大楠山」を参照)
火の用心 Fire Hazard Awareness 10-12
 (横須賀市中央消防署)
ハイカーの皆様へ
危険防止のため金網よりを歩いて下さい。
 (葉山国際カンツリー倶楽部)
金網柵に沿って細い道を降っていきます。 降り坂はすぐに終わって僅かな登り坂になってきます。 左手に広がるゴルフコースを眺めながら登っていくと、衣笠城址分岐から2分ほどで舗装路に出ます。 道なりに金網柵沿いに右手へ進んでいきます。 コースを巻くようにして左へ曲がっていくと、電柱の手前から細い道が分かれて右手へ降っていきます。 道標類は特に見かけませんでしたが、 衣笠城址分岐を直進したすぐの所から分かれて阿部倉地区へ降っていく谷筋の道の途中に続いています。 その道は見送って、正面に続く舗装路を進んでいきます。 左側のゴルフコースの奥には、先ほど登ってきた大楠山がよく見えました。
ゴルフコースへの入口柵を過ぎていくと、舗装路は降り坂になってきます。 引き続き広がるゴルフコースを眺めたり、降って来た道を振り返ったりながら、 30年ほど前に登ってきた記憶を辿りながら降っていきました。 次第に右側に尾根が盛り上がってくる坂道を降っていくと、その尾根に登っていく小径が分かれていました。 衣笠城址分岐から6分ほどの所になります。 以前に歩いたのは正面の道のように思いますが、右手の道が気になったので、登ってみることにしました。
後日に正面の道を歩きました。(「大楠山」を参照)
26番鉄塔
舗装路から分かれて山道を登っていくと、8段ほどの金属網の階段が現れます。 送電線の巡視路でよく見かける階段です。 この先に鉄塔がありそうだと思いながら階段を登っていきました。 小尾根に出て道なりに左へ曲がり、トラロープが張られた尾根を軽く登っていくと、 程なくして送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.26」が立つ僅かな高みに着きました。 手元の地形図に載っている162m峰になるようです。 周囲の樹木が少し低くなっていて、送電線の先の方に立つ鉄塔が見えていました。 道は鉄塔の下を過ぎてその先へと続いていたので、更に進んで行きました。
27番鉄塔
降り気味に続く道を進んでいくと、すぐに送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.27」が立っていました。 先ほどよりも周囲の樹木が育っていて、展望は良くありませんでした。 ここまでの道は送電線の巡視路のようで、しっかりとした道になっていました。 鉄塔の下を過ぎた所から、その先へと縦板の階段が降っていました。 ここで引き返して、先ほどの舗装路を降っていこうかとも思いましたが、 何処へ続いているのか興味が出てきたので、このまま降って行くことにしました。
44番鉄塔
これまでの道よりも傾斜が増した縦板の階段を降っていきます。 板の間の土が少し流れ出ていて、何とも歩き難い思いをしながら降っていきました。 右・左と曲がりながら階段を降っていくと、27番鉄塔から3分ほどで、 送電線の鉄塔「三崎線No.44」の袂に降り立ちました。 ここで行き止まりなのかと思いながらも周囲を探っていると、 鉄塔の右脇から道が続いていたので、更に降って行きました。
谷筋
鉄塔の脇から降っていくと植林帯へ入っていきます。 少し左へ曲がって小尾根を進んでいくと、すぐに雑木林に変わってきます。 鉄塔から2分半ほど降っていくと、道は鋭角に左手へ曲がっていきます。 下には谷筋が見えてきました。 すぐに右へ曲がって斜面を斜めに降っていくと、 44番鉄塔から3分半ほど、ゴルフ場沿いの舗装路から10分ほどで谷筋に降り立ちました。 ここは沢が合流している所になっていて、手前の沢には木橋が架かっています。 右手の谷からはしっかりとした道が降って来ていました。 『はて、見覚えがある所だが』と思って周囲を見回していると、 衣笠城址分岐を直進したすぐの所から分かれて谷筋を降ってきた所なのでした。
(右手の道は「大楠山」, 「大楠山」を参照)
木橋を渡って、沢の左岸に続く道を進んでいきます。 程なくして細長いコンクリート橋が沢に架かっています。 橋を渡って崖の脇を過ぎていくと、擬木の手摺が設置された木道があります。 そこを過ぎていくと道標が立っていて、正面の道は「塚山公園・しょうぶ園」、 今来た道は「大楠山」となっています。 右手へ分かれていく道もありますが、先の方には金属網の階段が見えていたので、送電線の巡視路のようでした。 ここは正面に架かる擬木の手摺が設置されたコンクリート橋を渡っていきます。
阿部倉温泉
コンクリート橋を渡って軽く登っていくと舗装路に出ました。 これで山道は終わりになります。 谷筋に降り立った所から4分ほど、衣笠城址分岐から20分ほどで降りて来られました。 出口には大楠山ハイキングコースの道標があって、 正面の道は「衣笠山公園」「衣笠城址」、今来た道は「大楠山」となっています。 左手には階段があって、「阿部倉温泉」の看板がその階段を指しています。 1年ほど前に来た時には休業中の貼り紙が出ていましたが、この時にはなくなっていました。
今回は省略しましたが、以前に左手の石段を登ってみました。 階段の先にあるT字路を左折してS字形に登っていくと、阿部倉温泉「湯の沢旅館」がありました。 阿部倉村の七不思議「湯の沢の蛍」にも選ばれているようです。 夏になると、この辺りには蛍が舞うのでしょうか。
当町内役員等が定期的に水路及び周辺の清掃を行なっています。 ゴミ及び空缶等のポイ捨てをしないでください。
 (阿部倉町内会、横須賀市)
阿部倉温泉 湯の沢旅館
相州三浦郡阿部倉村七不思議
明神の相生松、向山の南面の月、湯本の朝けむり、湯の沢の蛍、荻野の勝手水、湯本の陰陽石、平山の片葉の蘆
定休日 第2・4金曜日
宿泊・休憩いずれも電話予約で御願い致します
正面には、国道16号(横浜横須賀道路)を抜けていくトンネル「横須賀3」があります。 その手前には「=平作川中上流部=「川のかんきょう」おしらせ板」が張り出してありました。 それによると、先ほど歩いてきた谷筋の沢は平作川の上流域になるようでした。 水の汚れ具合、ゴミの有無、見られる生き物などが載っていました。 トンネルを抜けていくと左右に通る道に出ます。 角には道標が立っていて、右手の道は「しょうぶ園・塚山公園」、今来た道は「大楠山」となっていますが、 道路沿いに続く金網柵の向こう側に設置されていて、道標が有ることが分かり難くなっています。 右手へ進んでいくとしょうぶ園などへ続いていますが、今回は左手の道を大楠登山口バス停へ向かっていきました。
(右手の道は「大楠山」を参照)
国道16号(横浜横須賀道路)沿いに続く道を真っ直ぐ進んでいきます。 突き当りを道なりに右へ曲がり、山際に続く道を進んでいきます。 作業場を過ぎていくと民家が何軒か建っています。 その脇を左から右へとS字形に曲がりながら登っていきます。 左へ曲がって山沿いの道を更に登っていきます。 右下の宅地から登ってくる道を併せて更に坂道を登っていくと、左手から降ってくる道があります。 角には大楠山ハイキングコースの道標が立っていて、正面の道は「塚山公園」、 今来た道は「大楠山」となっています。 また「阿部倉温泉」の標識もあって左手の道を指しています。 ここは正面の道を進んでいきます。
手元の地図によると、ゴルフ場沿いの舗装路をそのまま降ってくると、阿部倉橋を渡ってここへ来られるようです。 30年ほど前に大楠山へ登った時は、この左手の道からだったように思います。 その頃はまだインターネットも普及していなかったので、 市販のガイドブックなどで紹介されていたルートを参考にしたように思います。
後日に左手の道を歩きました。(「大楠山」を参照)
老人生きがいの家
少し降っていくと、右手には畑地が続く浅い谷筋が広がっていました。 そこを過ぎてソテツが列を成して生えている所を過ぎていきます。 左へ少し曲がって坂道を登っていくと、切通を過ぎた所に少しズレた十字路があります。 正面には「老人生きがいの家」や「阿部倉町内会館」の表札の掛る建物があります。 右手の角には「諏訪の湯道」と刻まれた石碑や馬頭観世音などが並んでいました。 その奥の高みにも仏像などがあるようでした。 脇には「阿部倉温泉」の標識が立っていて、今来た道を指していました。 左手にも道標が立っていて、左手の道は「バス停大楠登山口」、 今来た道は「大楠山」となっています。 左手の道は二手に分かれていますが、町内会館の左側に沿って降っていく道を進んでいきます。
山際に続く坂道を1分半ほど降っていくと、カーブミラーの立つ分岐があります。 右脇の民家には立派な竹林がありました。 山際には「阿部倉温泉」の標識が立っていて、今来た道を指していました。 手元の地図によると、どちらの道でも車道へ出られそうでしたが、右手に分かれていく坂道を降っていきました。
民家が建ち並ぶようになった坂道を降っていきます。 程なくして登り坂になって、山際を進むようになります。 樹木が道の上まで覆っている山際の道を軽く登っていくと、少しズレた十字路があります。 脇の生垣には「阿部倉温泉」の看板が取り付けられていました。 また、「大楠山・しょうぶ園」と書かれた板切れもあって、今来た道を指していました。 左手へ進んでいくと、すぐに道が二手に分かれています。 角には祠があって、「三界萬霊」と刻まれた石碑の上に、 赤い帽子と前掛けをしたお地蔵さんが安置されていました。 ここは右手の道を進んでいきます。
大楠登山口(おおぐすとざんぐち)バス停
民家が建ち並ぶ坂道を緩やかに降っていくと道が二又に分かれていますが、 正面に続く広めの方の道を進んでいきます。 送電線の鉄塔「大矢部線No.34」と「横須賀線No.40」を過ぎていくと、 県道27号の大楠山登山口交差点に出ます。 そこを左折した先に大楠登山口バス停があります。 老人生きがいの家から9分ほど、阿部倉温泉から21分ほどで到着しました。
手前の乗り場からは、逗子駅(JR横須賀線)までの便が1時間に2本程度あります。 道路向かいの乗り場からは、衣笠駅(JR横須賀線)までの便が1時間に2本程度、 汐入駅(京浜急行本線)までの便が1時間に1本程度あります。