三浦アルプス
散策:2012年01月下旬
【低山ハイク】 三浦アルプス
概 要 三浦アルプスは逗子市と葉山町と横須賀市の境界附近にある低い山稜で、森戸川を取り巻くようにして続いています。 今回は一色住宅から観音塚へ登り、谷沢尾根から森戸川へ降っていきます。 三浦大山林道の終点から中尾根を乳頭山へ登り、茅塚を経て大沢谷へ降って行きます。 乳頭山や茅塚からは眺めが広がります。
起 点 葉山町 一色住宅バス停
終 点 葉山町 境橋バス停
ルート 一色住宅バス停…登り口…巻き道分岐…観音塚…巻き道合流…谷沢尾根入口…鞍部…三峰沢…森戸川…砂防ダム…三浦大山林道終点…中尾根登り口…南中峠…辻の峯…35番鉄塔…34番鉄塔…田浦分岐…乳頭山…畠山分岐…211m峰…仙元山分岐…茅塚…尾根道分岐…上山口分岐…32番鉄塔…大沢谷…大沢谷ダム…境橋バス停
所要時間 3時間50分
歩いて... 谷沢尾根から三峰沢に降りると倒木がかなりありましたが、何とか歩いていけました。 茅塚の周囲は樹木が伐採されていて、 北側には乳頭山方面を、南側には大楠山方面を見渡せる眺めが広がっていました。 大沢谷へ降る道は送電線の巡視路になっているようで、鉄塔を過ぎると金属網の階段が続いていました。
関連メモ 三浦アルプス, 畠山, 乳頭山, 田浦梅の里, 乳頭山, 森戸川, 乳頭山, 森戸川回峰, 乳頭山, 乳頭山, 乳頭山, 乳頭山,
葉山アルプス, 二子山, 畠山, 葉山アルプス, 葉山アルプス, 乳頭山, 三浦アルプス
コース紹介
一色住宅(いっしきじゅうたく)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗15]衣笠駅行きバス,または,[逗16]湘南国際村センター前行きバスにて16分、 1時間に2本から4本程度の便があります。 衣笠駅(JR横須賀線)から、[逗14]葉山町福祉文化会館きバス,または,[逗15]逗子駅行きバスにて23分、 1時間に2本程度の便があります。
バス停の近くにある一色住宅交差点の北側に続く道を右手へ降り、すぐにある二又の分岐を左側へ進んでいきます。
生垣が続く民家などを過ぎていきます。 山際を進むようになると分岐があります。 脇には柵で囲まれた小さな公園があって、「町営滝の坂住宅」の石標が設置されていました。 そこを右折して、山際に続く道を更に進んでいきます。 公園から3分半ほど進んでいくと、左へ曲がっていく角から坂道が右へ分かれていきますが、 道なりに左へ曲がって、僅かに登り坂になってくる道を進んでいきます。 民家の間を過ぎて少し右へ曲がりながら登っていくと、車庫の先から左手に登っていく階段があります。 一見して民家の入口に続いていそうにも思えますが、この階段を登っていきます。
登り口
階段が終わってコンクリートで固められた道を登っていきます。 僅かな階段がある角を道なりに右折して坂道を更に登っていくと、左手からきて正面へ登っていく道に出ます。 円い輪の滑り止めが施された坂道を登っていくと、左手に街並みを見渡せるようになってきました。 その奥には相模湾や富士山も見えていました。 雑木が生えて少し狭まった坂道を更に登っていくと、二又に分かれた先で大きな民家の前に出ました。 舗装路はここで終わっていますが、建物の左脇に踏み跡が続いています。 ここが観音塚への登り口で、バス停から11分ほどの所になります。
分岐
雑木林を進んでいくと、踏み跡が次第に不明瞭になってきます。 草木が生い茂って歩き難くなってくるので、すぐ左側の小尾根へ出ると歩き易くなりました。 そのまま小尾根を登って大きな樹木の脇を過ぎると、明瞭な山道に出ました。 左手へ降っていくと「パーク・ド・葉山四季地区」に降りて行かれます。 右手へ10mほど登っていくと、大きな倒木が道を塞いでいる所があります。 登り口から4分ほどの所になります。 ここで道が分岐しています。 観音塚へは倒木を避けるようにして左手に出来た道を登っていきます。
試しに右手の道を歩いてみました。 倒木をくぐっていくと浅くU字形に窪んだ広めの道が続いていました。 これはいいぞと思いながら降っていくと、すぐに高さ1m50cmほどの段差の上に出ました。 木の根などに掴まりながら降りると、広い場所になっていました。 道はそこで不明瞭になっていました。 その下側すぐの所には先ほどの大きな民家が建っていました。 無理矢理に降っていくと民家の裏庭に出てしまいそうだったので引き返してきました。 (これに要した時間は所要時間に含めず)
パーク・ド・葉山四季地区へ降る道は「葉山アルプス」を参照
倒木のある分岐を過ぎて雑木林を登っていきます。 浅くU字形に窪んだ所を過ぎていくとアオキなどが茂るようになりますが、道は明瞭に続いています。 次第に窪みもなくなって、緩やかな尾根の背を進むようになります。 左右の樹間から見える山並などを眺めながら快適に進んでいきます。
巻き道分岐
道端に背丈の低い笹が生えている所を過ぎていくと、再びアオキが茂るようになります。 緩やかな道を進んでいくと、尾根の背から少し外れて、左傾斜の斜面に続く植林帯へ入っていきます。 右手の尾根が次第に低くなってくると尾根の背に出ます。 アオキなどが少し茂ってはいますが、植林帯の縁に広めで緩やかな尾根道が続きます。 登り傾斜が増してくる所まで来ると、細い道が右手へ分かれていきます。 この先の高みの巻き道になっていますが、ここは正面に続く坂道を登っていきます。
試しに右手の巻き道を歩いてみました。 入口付近とその先の二箇所に倒木がありましたが、何とか歩いて行けました。 僅かな起伏はあるものの、斜面を横切るようにして緩やかな道が続いていました。 2分半ほど進んでいくと、三浦アルプスの南尾根に出られました。
(これに要した時間は所要時間に含めず)
巻き道を見送っていくと登り傾斜が増してきます。 左側にはロープが張られているので掴まりながら登っていきました。 途中で振り返ると、梢越しに山並が見えていましたが、秋谷配水池のある尾根でしょうか。
観音塚 (標高167m)
急坂を2分ほど登っていくと、大きなタブノキが2本生えている高みに着きました。 手元の地形図によると167m峰になるようです。 登り口から16分ほどで登って来られました。 「観音塚」とも呼ばれるこの高みには、「千手観音」と刻まれた石碑と馬頭観音の石像が佇んでいます。 側面には「寛政十一未六月」と刻まれているので、江戸時代の中期に造られた石像のようでした。 周囲には樹木が生い茂っていて展望は良くありませんが、樹間から僅かに山並などを眺めることは出来ます。 森戸川の北側に続く尾根や湘南国際村の配水池の塔も見えていました。 相模湾なども見えていて、周囲の樹木が低ければ眺めの素晴しい所になるように思えました。
観音塚からは尾根道が左右に分かれています。 三浦アルプス(別名、葉山アルプス)の南尾根になります。 脇に生える樹木の幹にマジックで書き込まれたメモによると、左手の道は「仙元山」、 右手の道は「田浦・畠山」「梅林」となっています。 葉山町消防本部の設置する緊急時の目標番号を記した標識「16」も立っています。 今回は右手の道を進んでいきます。 すぐの所の樹木に黄色と赤色の幅の広いテープが巻き付けられていて、 右手の道は「逗葉新道へ」、左手の道は「葉山町役場へ」と書き込まれていました。
現在位置目標番号16 山火事防止
緊急時は目標番号をお知らせください。
 (葉山町消防本部)
巻き道合流
尾根道を緩やかに降っていきます。 道なりに少し右へ曲がって降っていくと、道は左手へ曲がっていきます。 観音塚から1分ほど降った所になります。 右手からは細い道が合流してきますが、先ほどの巻き道になります。 以前には手書きのメモなどもあったのですが、この時には見かけませんでした。 ここは左手へ続く尾根道を進んでいきます。
谷沢尾根入口
緩やかな尾根道を進んでいくと、1分もしない所に分岐があります。 左手の道へ入ったすぐの所には標識「17」が立っています。 脇の樹木には板が取り付けられていて、「森戸林道経由二子山」となっています。 また「倒木多し、下沢尾根が良い」とも書き添えられていました。 三浦アルプスの南尾根は正面の道になりなすが、今回は左手の道を進んでいきます。 左手の道が続く尾根の名前は記されてはいませんでしたが、 ネット情報によると谷沢尾根というようです。
下沢尾根の入口は、観音塚から左手へ9分ほど進んだ所にあります。 (「葉山アルプス」を参照)
鞍部
笹が茂る所を過ぎていくと、すぐに植林帯になってきます。 林床にはアオキなどが茂っていますが、道は明瞭に続いていました。 笹竹が茂る所を過ぎていきます。 「倒木多し」とのことですが、ほとんど無くて快適に歩いていけました。 雑木林になって再びアオキなどが茂る所を降っていきます。 傾斜が増してきた道を降っていくと、鞍部のような所に降り立ちました。 南尾根から6分ほど降ってきた所になります。 広くなった道が尾根を越えて右斜面へと続いていました。 脇には標識「18」が立っていて、ハイキングコースとして認められた道のように思えました。
アオキなどが茂る雑木林の斜面を横切るように緩やかに降っていきます。 樹木越しに稜線を眺めながら2分半ほど降っていくと植林帯に入っていきます。 植林帯が終わって、S字形に曲がって大木の袂を過ぎていきます。 次第に谷筋へ降っていくと、僅かな沢に架かる丸太の木橋を渡っていきます。 鞍部から6分ほど降った所になります。 右下は高さ2mほどの崖になっていました。
三峰沢
次第にシダ類などが茂るようになった道を降っていきます。 丸太の木橋を渡ってから1分ちょっと進んでいくと、大木を過ぎた先から、右下の浅い谷筋へ降りていきます。 道なりにその先へ進んでいくと、程なくして左右に流れる沢に出ました。 鞍部から8分ほど、南尾根から14分ほどで降りて来られました。 沢の名前を記したものは見かけませんでしたが、 ネット情報によると、森戸川の支流のひとつである三峰沢というようです。 丸まった小石が沢山ある河原を流れる水は少なめでした。 ここは下流へ向かって、河原を左手へ進んでいきます。
画像を左クリックすると、5枚の写真が順次表示されます。
すぐに沢を渡って右岸を進んでいきます。 1分ほど進んでいくと、砂防ダムの右側を過ぎていきます。 シダ類などが茂る道を進んでいくと、倒木を利用した木橋が架けられていました。 木橋を渡って左岸に続く細い道を進んでいきます。 谷沢尾根には倒木がほどんど無くて楽でしたが、この辺りから倒木が目立つようになってきました。 しかし、過日の荒廃からかなり年月が経って、何とか歩いていくことが出来ました。 入口にあった「倒木多し」とはこの事なのかと思いながら、 屈み込んだり跨ったりしながら、倒木を過ぎて進んでいきました。 6分ほど進んだ所には石垣が続いていました。 9分ほど進んでいくと、丸太の木橋を渡って右岸を進むようになります。 12分ほど進んで沢から少し離れていくと、笹竹が茂るようになってきます。
画像を左クリックすると、8枚の写真が順次表示されます。
森戸川
笹竹が茂る中に続く道を進んでいくと森戸川に出ました。 三峰沢に降り立った所から14分ほどで出られました。 川を渡って正面の崖を登っていくと、広くてしっかりとした三浦大山林道に出ます。 脇には標識「19」が立っています。 林道が曲がっていく角になっていて、作業車が行き違えるように、道幅が少し広くなっています。 ここは右手へ続く林道を森戸川沿いに進んでいきます。
画像を左クリックすると、5枚の写真が順次表示されます。
鳥獣保護区
 (神奈川県)
林道を少し進んでいくと、崖が崩れている所があります。 崩落したのはかなり前ですが、まだ完全には修復されておらず、道に石が散乱していました。 石の上にはしっかりとした踏み跡が付いていて、崩れてからかなり月日が経っているのが分かります。 足元に注意しながら過ぎていくと開けた所に出ます。 過日の台風で道が大きく崩落していた所ですが、復旧工事が終わって綺麗に修復されていました。 脇には小さなベンチや板などが置かれていて、腰掛けるのに具合が良さそうでした。
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
開けた所を過ぎて1分ほど進んでいくと、頭上に道路が通っています。 逗葉新道の入口から北尾根と南尾根を貫通して、 湘南国際村を経て国道134号へ抜ける県道217号(逗子葉山横須賀線)です。 9年ほど前にここへ来た時には工事中で、まだ橋の姿はありませんでした。 砂防ダムでも造るのかと思っていましたが、森戸川流域の山々を横切る車道の工事だったようです。 左手の北尾根には南郷トンネルが、右手の南尾根には竜神トンネルが貫通しています。 橋を過ぎたすぐの所から川辺へ降りて行かれる所があったので、ちょいと降りてみました。
川から上がってその先へと進んでいきます。 標識「43」を過ぎていくと、県道217号の下から5分ほどで植林帯になってきます。 真直ぐに伸びた樹木が何本も生えていました。 伐採された樹木が道端に並べて置かれていて、ベンチのようになっていました。
鳥獣保護区
ここは保護区域です。 鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
植林帯が終ってその先へ進んでいくと、森戸川にコンクリート製の橋が架かっています。 橋を渡っていくと、切通のような岩壁がそそり立つ所があります。 ここだけは何故だかコンクリート舗装された道になっていました。 岩壁の脇を過ぎて未舗装路になると、氷った靴跡が道に沢山残っていました。
砂防ダム
標識「42」を過ぎた先の金網柵に沿って軽く登っていくと、大きな砂防ダムがあります。 ダムに取り付けられた「工事概要」の板によると、高さは60mとなっていますが、 一見してそんなに高いようには見えません。 土砂でかなり埋まってしまったのでしょうか。 着工から完成までひと月ほどとなっていますが、そんな短期間でダムが出来るものなのでしょうか。 上流側は広めの空間を作っていて、 かなり以前には河原でバーベキューなどをしているグループを見かけたように記憶していますが、 近年では笹竹などが生い茂るようになり、そのような姿は見かけなくなりました。
工事概要
施工概要 逗子市桜山大山地先 森戸川
形状寸法 堰堤工長31.3m 高60m 立積509.3立法m
施工期間 着手 昭和48年2月24日
完成 昭和48年3月31日
砂防ダムを過ぎていくと、高い断崖の下を進むようになります。 過日の台風による崖崩れに伴う倒木が道を塞いでいて、 その上を通る道のようなものが出来ていた時期もありましたが、 この時には既に撤去されていて、その名残と思われる倒木が道端にありました。
植林帯を抜けてその先へ進んでいくと、道の川側に鎖柵が設置されている所があります。 一旦途切れてから再び鎖柵が続いていました。 道幅が狭まって危険ということなのでしょうが、危なそうな感じはしませんでした。 この時は冷え込んだ日とあって、路面を流れていた水が凍結していました。 表面がツルツルになって滑り易くなっていたので、転んだりしないよう慎重に進んでいきました。
三浦大山林道終点
鎖柵が終って幅が広がってきた道を川沿いに進んでいくと、程なくして三浦大山林道は終わりになります。 林道に出た所から28分ほどで到着しました。 ここで道が三方に分かれています。 左手の二つは森戸川へ降りていく道で、右手の先はちょっとした広場風になっています。 ベンチなどが幾つか設置された奥からは、連絡尾根を経て南尾根へ登っていく山道が始まっています。
この附近は鳥獣保護区になっております。 鳥獣の保護と生活環境の保全にご協力下さい。
中尾根登り口
「二子山順路」の標識が指す標識「41」の脇の道を降っていくと、すぐに森戸川が二手に分かれている所に出ます。 右手の沢は南の沢で、正面に続く沢は中の沢になります。 この時には両方の沢を流れる水は少なめになっていました。 南の沢を渡っていくと、道が左右に分岐しています。 右手の道は南の沢沿いの道で、左手の道は中の沢沿いの道になります。 正面には「二子山順路」の標識が立っていて、左手の道を指しています。 その右脇から正面の尾根に登っていく踏み跡もあります。 今回は正面の道から中尾根を経て乳頭山へ登っていきます。
ご注意
台風による風倒木や崖崩れがありますので、通行には充分注意して下さい。
 (逗子市)
植林帯に続く傾斜のある山道を登っていくと、1分ほどで緩やかな道になってきます。 植林帯を1分ほど進んでいくと左手から登ってくる道が合流してきます。 その道を合わせて更に1分ほど進んでいくと、再び左手から登ってくる道が合流してきます。 左手からの道を合わせて傾斜が増してきた植林帯を登っていきます。 木の根が張り出したりしている急坂を2分ほど登っていくと、少し傾斜が緩やかになった雑木林の丸い尾根の背になります。 登り口から8分ほどでちょっとした高みに着くと、その先からは緩やかな尾根道になってきます。 中の沢と南の沢の間に続く中尾根には、小さな起伏を繰り返しながら山道が続いていますが、 いずれも短くて軽い坂なので、息が切れるようなことはありません。 冬枯れの季節ということもあって、道はしっかりと確認できて難なく歩いていけました。
登り口から12分ほど進んでいくと、左手が開けて尾根を見渡すことができる所がありました。 その先にも尾根を見渡すことが出来る所が何箇所かありました。 ちょっとした高みを巻くようにして過ぎていく場面も何回かあります。 登り口から20分ほど進んだ所からも尾根を見渡せました。 手前の山は二子山から158.8m峰へと続く北尾根とこの中尾根との間にある標高160mほどの高みで、 その左奥に見えている丸い形の山は北尾根にある標高150mほどの高みのようです。
南中峠
更に7分ほど尾根を進んでいくと、標高150mほどと思われる高みを右手から巻いていきます。 高みを巻き終わって尾根を2分ほど降っていくと、左右に道が分かれている鞍部に着きます。 三浦大山林道終点から27分ほどで到着しました。 手元の地形図によると、乳頭山の西北西600m辺りにある標高130mほどの鞍部になるようです。 峠には丸太を縦半分に割ったような形で白塗りの地の道標が立っていました。 それによると、ここは南中峠というようです。 左手へ降っていく道は「中の沢」、右手へ分かれていく道は「南の沢」、 正面へ登っていく道は「乳頭山」となっています。 乳頭山の手前から左手へ分かれた所からは「田浦」へ、 乳頭山から右手へ降った所からは「畠山」や「仙元山」へと続いている表示になっていました。 以前には丸太のベンチが設置されていましたが、この時にはなくなっていました。 ここは道標の左脇から正面へ続く尾根道を、乳頭山へと登り返していきます。
(右手の道は「乳頭山」、 左手の道は「乳頭山」を参照)
辻の峯
傾斜の急な道を少し登っていくと緩やかな尾根道になってきます。 僅かな登り降りを繰り返しながら次第に登っていきます。 やがて左手の山の上に送電線の鉄塔がふたつ見えるようになってきます。 これから向かう35番鉄塔と34番鉄塔のようです。 その少し先から降り気味に進んでいくと、南中峠から10分ほどで再び鞍部に着きます。 十字路になった峠ですが、右手の道は鞍部の手前から分かれていて、少しずれた形になっています。 手元の地形図によると、乳頭山の西北西350m辺りにある標高140mほどの鞍部になるようです。 峠には先ほどの南中峠にあったのと同じ感じの道標が立っています。 それによると、左手の岩壁に沿って降っていく道は「中沢」、手前から右手へ降っていく道は「南沢」となっています。 いずれも細めの道ですが、踏み跡はしっかりと続いているようでした。 以前にはここの名前として「辻の峯」という表記もあったのですが、 消えてしまったのか、この時には見かけませんでした。 ここは正面の尾根道を登り返していきます。
35番鉄塔
緩やかになった尾根から丸い尾根の背を過ぎて少し降るようになると、 尾根道の真ん中に送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.35」が立っています。 辻の峯から4分ほどの所になります。 鉄塔の下は岩盤になっていて、岩がむき出しになっていました。 鉄塔に邪魔をされながらも、左右からは山並みを見渡すことができました。 鉄塔の下を抜けて、その先へ続く尾根道を進んでいきます。
34番鉄塔
少し登っていくと、正面に送電線の鉄塔が見えてきます。 高みを右手から巻くようにして進んでいくと、金属網の階段を登るようになります。 抉れてしまうことがないので歩き易い階段です。 階段を1分ほどで登り切ってその先へ進んでいくと、 先ほどの35番鉄塔から5分ほどで、送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.34」の袂に着きました。 周囲は樹木に囲まれていて、ここからの展望は良くありません。 道は鉄塔の下を抜けてその先へと続いています。
田浦分岐
緩やかになった尾根道を進んでいくと、1分もしない所の左手が開けていて、 横須賀の街や東京湾などを見渡せる所がありました。 その先から再び始まる金属網の階段を登っていくと、すぐに分岐があります。 角に立つ道標によると、左手の道は「田浦」「二子山」、正面へ登っていく道は「畠山・仙元山」「乳頭山すぐ」、 今来た道は「中尾根・長柄」「森戸川方面」となっています。 左手の尾根道は二子山や沼間地区へと続いていて、その途中から田浦へと降っていく道が分かれていますが、 今回はこの正面のすぐ上にある乳頭山へ登っていきます。
乳頭山
金属網の階段を更に30秒ほど登っていくと乳頭山の山頂に着きます。 辻の峯から14分ほど、三浦大山林道終点から54分ほどで登って来られました。 山頂は小広くなっていて、測量の基準点が設置されています。 側面には「横須賀市」,「三十二」,「公共」,「三角點」の文字が刻まれていました。 大きな木の側には菱形の「保安林」の看板があり、そこにマジックで「乳頭山」と書き込まれていました。
山頂の周りは概ね樹木に囲まれていますが、手前の左手が一部開けていて、横須賀港などを見渡すことができます。 奥の方には八景島も見えていました。 空気が澄んでいると東京湾の向こう岸までも綺麗に見えるのですが、 この日は残念ながら霞んでいて見えませんでした。 お昼には少し早かったのですが、ここで昼食タイムにしました。
双耳峰
乳頭山は、田浦方面から眺めると双耳峰になっています。 この乳頭山とこの先の鞍部の先にある211m峰が、正に「双耳」の状態に見えます。 乳頭山は標高200mの等高線に囲まれていて標高200mより少し高いようなので、 この二つの山はほぼ同じ高さになるようです。 横浜横須賀道路に架かる田浦橋の辺りから、 猫の耳のように三角状に尖った同じような姿の山が二つ並んでいるのがよく見えます。
畠山分岐
お腹も満ちて景色も堪能したら乳頭山から下山していきます。 手元の地形図では、乳頭山の山頂から直に畠山へ向かう道が続いているように描かれていますが、 実際にはその南東へ70mほど降った所の鞍部から続いています。 山頂に道標類はありませんが、奥の方から右手へと続く金属網の階段を降っていきます。 階段が一旦途切れると道が二手に分かれていますが、どちらの道を降っていってもすぐ先で合流します。 正面には乳頭山と双耳を成す211m峰が聳えています。 再び始まる金属網の階段を降ってその先の緩やかになった尾根道を進んでいくと、乳頭山から2分ほどで分岐があります。 角に立つ金属製の道標によると、正面に続くしっかりとした尾根道は「仙元山・上山口小学校」、 左手に戻るようにして降っていく道は「畠山・安針塚」となっています。 左手の道は畠山へ続いていますが、 今回は正面に続く三浦アルプスの南尾根を進んでいきます。
尾根道を10mほど進んでいくと、右側のマウンドを越えて谷へと降っていく踏み跡が分かれていきます。 脇に生える樹木に手製の道標が取り付けられていた時期もありますが、この時には見かけませんでした。 南の沢の源流付近に降りていく道で、沢沿いに進んでいくと三浦大山林道の終点へ続いていますが、 今回は正面の雑木林に続く登り気味のしっかりとした尾根道を進んでいきます。 2分ほど進んでいくと登り傾斜が増してきます。 岩が剥き出した所を登って振り返ると、今登ってきた乳頭山が見えていましたが、 青葉が茂るようになると見え難くなるように思えました。
(南の沢へ降る道は「森戸川」を参照)
211m峰
岩が剥き出した所を過ぎて、緩やかになった道を進んでいくと、 左手のこんもりとした高みへ戻るようにして登っていく小径が分かれていきます。 左手にある高みが211m峰になります。 今回も石標のようなものはないかと探ってみましたが、見つけることは出来ませんでした。
(211m峰を探った時間は所要時間に含めず)
仙元山分岐
211m峰を過ぎて広くて緩やかな尾根道を1分半ほど進んでいくと、U字形に抉れて岩盤が剥き出した所を降るようになります。 2分ほど降っていくと、普通の尾根道になってきます。 緩やかになった広い道を進んでいくと分岐があります。 乳頭山から12分ほどの所になります。 脇に生える樹木の幹に書き込まれたメモによると、 右手の道は「仙元山」、左手の道は「上山口小」、今来た道は「畠山・田浦」となっています。 右手の道は正面にある高みを巻くようにして続く南尾根の縦走路になりますが、 今回はここから左手の道を進んでいきます。
(右手の道は「三浦アルプス」, 「乳頭山」, 「森戸川回峰」を参照)
広めの道を登っていきます。 周囲にはアオキなどが生い茂っていますが、道は広めでしっかりと続いています。 次第に登り傾斜が増してきて、脹脛が痛くなってきました。 2分ほど登っていくと正面が明るくなってきます。 樹木が伐採されて開けた所まで来ると、正面には送電線の鉄塔が見えてきます。 その手前から振り返ると、東京湾まで望む眺めが広がっています。 正面に見えているこんもりとした山が、先ほど登ってきた乳頭山で、 その右手前にあるのが211m峰になります。 冬枯れの季節とあって邪魔物が少なくて、三浦アルプスの稜線をかなり広い範囲で眺められました。 パノラマ写真を撮ったりしながらしばらく眺めを楽しんでいきました。
茅塚
眺めを楽しんでから上へ向かって少し登っていくと、 先ほどから見えていた送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.33」の立つ高みに着きます。 手元の地形図によると、211m峰の南西300m辺りにある標高210mほどの高みになるようです。 ネット情報によると、この高みは茅塚というようです。 仙元山分岐から4分ほどで着きました。 以前には周囲に樹木が生い茂っていて展望は良くありませんでしたが、 この時には正面の樹木が伐採されていて眺めが広がっていました。 送電線が少し邪魔しているのが難点ですが、大楠山方面の山並を見渡すことが出来ました。
鉄塔の下を過ぎて、その先へ続く落葉が積もる雑木林の中の道を進んでいきます。 降り気味に1分ほど進んでいくと左へ曲がっていきます。 そこから傾斜の増した坂道を真っ直ぐに降るようになります。 以前には樹木が生い茂っていて、緑のトンネルになっている所もありましが、 この時には左側が伐採されて見晴しが良くなっていました。 正面には大楠山方面の山並が広がり、 左手の奥には東京湾が少しだけと、房総半島の沿岸部と思われる所も微かに見えていました。
尾根道分岐
正面に広がる景色を眺めながら急坂を降っていくと、道は右へ曲がっていきます。 それまでよりも傾斜が少し緩やかになって、歩き易い広めの道が続きます。 左側の樹間から山並みなどを垣間見ながら、等高線に沿うように左へ曲がりながら降っていきます。 道が崩れそうになって丸太が何本も置かれて小橋のようになった所を過ぎていきます。 再び右へ曲がって更に降っていくと、右手から細めの山道が合流してきます。 道標類は見かけませんでしたが、正面の道を進んでいきます。
右手の道
以前に右手の道を歩きました。 茅塚を巻くようにして、それほど傾斜もなくて歩き易い道が続いています。 最後に少し傾斜の増した道を登っていくと、ここから7分ほどで三浦アルプスの南尾根に出ます。 登り着いた所には手製の道標があって、右手の道は「畠山・田浦・二子山」、 左手の道は「仙元山」、登ってきた道は「上山口小学校」となっています。 先ほどの仙元山分岐から右手の尾根道を1分半ほど進んでいった所になります。
上山口分岐
右手からの山道を併せて広めの道を1分ほど進んでいくと分岐があります。 茅塚から11分ほど降って来た所になります。 角に生える樹木には板が取り付けられていて、 右手の道は「葉山上山口小学校15分」、左手の道は「大沢谷方面」となっています。 右手の道は11分ほどで谷戸にある農地へ降りて行かれますが、今回は左手の道を進んでいきました。
(右手の道は「乳頭山」, 「乳頭山」を参照)
尾根を回り込むようにして続く道を進んでいきます。 少し登り坂になっていて、ほんとうに谷へ向かっているのかと思いながら進んでいくと、 少し左へ曲がった辺りから緩やかな尾根道になりました。 山道にしては広めになっているし、 両側には笹竹などが茂っていても道を覆っている訳ではないので、歩き易くなっていました。 少し降り坂になってきた道を進んでいきます。 浅い鞍部に着いて登り返していくと、大きな木が並んで生えている所がありました。
32番鉄塔
アオキなどが茂るようになった道を軽く登っていくと、 送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.32」が立つ高みに着きました。 上山口分岐から11分ほどの所になります。 左手が開けていて、山並を見渡すことが出来ました。 振り返り気味に左手を見ると、ここから送電線が続いている山頂が聳えていました。 鉄塔の名前からしても、先ほどの33番鉄塔の立つ茅塚だろうと思われます。 景色を眺めながらひと息入れていきました。
鉄塔の右脇から続く縦板の階段を降っていきます。 これまでの広くて緩やかな道から一転して、普通の山道になってきます。 縦板の階段はいつしか金属網の階段になってきます。 傾斜が増してくる階段を小刻みに曲がりながら降っていきます。 周囲には笹竹やアオキなどが茂っていますが、階段は明瞭に続いています。 途中の二箇所ほどで倒木が道を塞いでいましたが、難なく通っていけました。 緩やかになる所も時折ありますが、総じて傾斜の急な階段が続いていて、 上山口分岐の板に書かれていた「大沢谷」へ降っている実感がしてきます。
大沢谷
次第に傾斜が緩やかになってくる金属網の階段を降っていくと、 僅かな水の流れを横切る所で階段は終わりになります。 緩やかになった道をその先へ進んでいくと、谷筋に降り立ちました。 32番鉄塔から9分ほどで降りて来られました。 正面には大沢谷川が流れていて、この谷筋は大沢谷というようです。 道は川沿いに左右へ続いていますが、左側は細く、右側は広い道になっています。 左側の道は畠山分岐から分かれて畠山へ向かう道の途中にある海軍省の石標「第十三号」の所に出られますが、 今回は右手へ続く広い道を進んでいきます。
(左手の道は「乳頭山」を参照)
湿地帯
アオキなどが茂る緩やかな道を3分ほど進んでいくと、 僅かな植林地を過ぎた所に、コンクリート製の短い橋が架かっています。 その先は小広い湿地帯のようになっていました。 橋を渡って真っ直ぐに進んでいくと、湿地帯には竹林がありました。 湿地なのでぬかるんでいて、靴がズブズブと入り込んでしまう所には 竹や木などが敷かれているので、その上を選んで歩いていきました。 竹林の端までいくと、水が結構ある幅1m半ほどの沢が横切っています。 かつての丸太の木橋だったようなものが脇に散乱していました。
砂防指定地 大沢谷川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は、 神奈川県知事の許可が必要ですから、横須賀土木事務所にご相談下さい。
大沢谷ダム
湿地帯を抜けて、その先に続く笹竹や雑木などが生い茂る道を進んでいきます。 道端に支柱が2本立っている所まで来ると、右手に大沢谷ダムがあります。 大沢谷に降りた所から5分半ほどの所になります。 どうやら、先ほどの湿地帯は、このダムによって堰き止められて土砂が堆積した所のようでした。 堰堤に取り付けられた銘板によると、「昭和63年6月完成」となっていました。
大沢谷ダムを後にして、両側に背丈のある笹竹が茂る道を進んでいきます。 笹竹がが終わって建物が見えてくると広めの道に出ます。 道に沿ってロープが張られていますが、これまで歩いて来た道の出口の所は途切れていました。 左側には竹林がありますが、柵が設置されていて、 「私有地につき立入禁止」の貼り紙が取り付けられていました。 ここは右手へ続く広い道を進んできます。
境橋(さかいばし)バス停
青いトタン張りの小屋を過ぎていくと舗装路になります。 駐車場のような広い場所や民家を過ぎていくと、大沢谷ダムから3分ほどで県道27号に出ます。 この左手すぐの所と、横断歩道を渡った右手に境橋バス停があります。
手前のバス停からは、衣笠駅(JR横須賀線)までの便が1時間に2本程度、 汐入駅(京浜急行本線)までの便が1時間に1本程度あります。 道路向かいのバス停からは、逗子駅(JR横須賀線)までの便が1時間に2本程度あります。
バス停の脇には「健康の散歩道 木古庭コース」の案内板がありました。 この境橋バス停から畠山城址橋までのコースが紹介されていました。 途中の木古庭バス停から分かれて、不動滝や明神神社などへの道もあるようでした。
健康の散歩道 木古庭コース
健康のためあなたも歩いて見ませんか。
このコースは約2.0キロメートルです。歩く前後は準備運動をし、はきなれた靴で無理なく歩きましょう。
 (葉山町)