石老山
散策:2011年10月上旬
【低山ハイク】 石老山
概 要 石老山は相模湖と丹沢との間にある低い山で、 顕鏡山と大明神山とを結ぶ人気の高いコースになっています。 大明神展望台からは、丹沢・富士山・奥高尾などの山々や相模湖を見渡せる素晴らしい景色が広がります。 今回は簑石橋から大明神展望台へ登って石老山へ向かっていきます。 石老山からは顕鏡寺へと降っていきます。
起 点 相模原市 プレジャーフォレスト前バス停
終 点 相模原市 石老山入口バス停
ルート プレジャーフォレスト前バス停…八幡神社…鼠坂関址…簑石橋…相模湖休養村キャンプ場…登山口…沢合流…大明神展望台…篠原分岐1…大明神山…篠原分岐2…694.3m峰…石老山…融合平見晴台…飯縄大権現…顕鏡寺…広小路…石老山入口バス停
所要時間 4時間10分
歩いて... この時は雲が広がっていて、残念ながら大明神展望台や石老山から富士山を望むことは出来ませんでした。 過日の台風の影響なのか倒木もありましたが、切断などされて歩きやすくなっていました。 大明神展望台への登り道の途中には崩落している箇所もありましたが、歩くのに支障はありませんでした。
関連メモ 鼠坂実りの丘, 石老山, 石砂山, 高塚山
コース紹介
プレジャーフォレスト前(ぷれじゃーふぉれすとまえ)バス停
相模湖駅(JR中央線)から[湖21][湖22]三ヶ木行きバスにて7分、1時間に2本から3本程度の便があります。 土曜日の8時台,9時台には、もう少し便が多くなります。
2010年3月に、「ピクニックランド前」から「プレジャーフォレスト前」に名前が変更されました。
相模湖駅の改札口を出た所にあるバスターミナルの先に相模湖観光案内所があります。 そこに観光ガイドマップなどが置いてあって、 陣馬山・景信山・高尾山・嵐山・石老山などのハイキングコースが紹介されています。 今回歩くコースも紹介されていて参考になります。
八幡神社
バス停のすぐ先にある交差点の右側に続く道へ入っていくと、 すぐの所に「八幡神社」の扁額が掛る赤い鳥居が立っています。 その道路の向かいには「鼠坂関址」の解説板と「鎌倉街道」と刻まれた石碑があります。 鳥居をくぐった先に続く石段を登っていくと八幡神社の境内に着きます。 社殿の外側に囲いをしたような形になっています。 境内には土俵があって、夏祭りの時にはここで子供相撲大会が開かれるようです。 神社の由緒などを記したものは見かけませんでした。
鼠坂(ねんざか)関址
この関所は、寛永8年(1638)9月に設置された。 ここは、小田原方面から甲州に通じる要塞の地で、地元民の他、往来を厳禁し、 やむを得ず通過しようとする者は、必ず所定の通行手形がなければ通れなかった。 慶安4年(1651)には、由井正雪、丸橋忠弥の陰謀が発覚し、一味の逃亡を防ぐ為、 郡内の村人が総動員し、鉄砲組と共にこの関を警固したという。
敬神生活の綱領
一、神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明き清きまことを以て祭祀にいそしむこと
一、世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと
一、大御心をいただきてむつび和ぎ、国の降昌と世界の共存共栄とを祈ること
 (神社本廳統理 徳川宗敬)
鼠坂関址
社殿の左脇から道路に降りてその先へ続く軽い登り坂になった道を進んでいきます。 1分ほど進んでいくと、右手へ細い道が分れていきます。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、右手の道は「嵐山2.5km」、 正面の道は「顕鏡寺2.3km」となっています。 右手の道を見送った数10m先から左手に分れていく道があります。 右側と角には道標が立っていて、左手の道は「顕鏡寺2.2km」、 正面の道は「篠原」、今来た道は「城山7.0km・嵐山2.4km」となっています。 左手の道を見送っていくと、左へ曲がり始める所に鼠坂関址があります。 今では道の両側に石碑が立っているだけで、往時の建物等は残ってはいません。 左側には「鼠坂関址」、右側には「甲州路」と刻まれています。 また「鼠坂」と刻まれた木製の碑もありました。 右側の石碑の脇から「渡し舟」の乗り場へ降っていく道もありますが見送って、 広い道路を道なりに進んでいきます。
(画像を左クリックすると、3枚の画像が順次表示されます)
渡し舟への道
以前に右手に続く渡し舟への道を歩いてみました。 民家の庭のような所から石垣の前を過ぎていくと、山の斜面に幅1mほどの道が続いていました。 その道を降っていくと、合掌造りのような形をした趣きのある食事処の前に降り立ちました。 その手前に立つ看板「ゆらーりプカプカ渡し舟・正面倉の前を下へ」に従って、食事処の左手を降っていきます。 最初は広い道ですが次第に細くなってきて、道に水が流れていたりもします。 雑木林に続く細い山道の状態になった道を更に降っていくと、 相模湖の湖面が見えてきて、そこに船着場がありました。 ここからすぐの所にあるのかと思っていましたが、降りていくだけで10分近くかかりました。
神奈川県企業庁水道局の鼠坂ポンプ所や送電線の鉄塔「相模湖線8」を過ぎて、登り坂の道路を進んでいきます。 丘の上に広がる畑地を眺めながら進んでいくと、右手へ曲がっていく所から道が左手に分れていきます。 角に立つ道標「大明神・石老山500m先左折」に従って、右手へ続く道路を進んでいきます。 民家への道を見送って道なりに左へ曲がっていくと関川橋が架かっています。
鳥獣保護区
この附近は鳥獣保護区内です。 狩猟はできません。
 (神奈川県)
この先幅の狭い道路 すれ違い注意
簑石橋
関川橋を渡っていくと、植林地に続く軽い登り坂の道になります。 右へ曲がっていく所まで来ると、正面に細い道が分れていますが、 入口には鎖が張られて、「これより先は入らないで下さい」の看板も出ています。 その道は見送って道なりに右へ曲がっていきます。 竹林の脇を過ぎて右・左と道なりに曲がりながら進んでいくと、 右手へ曲がっていく所に簑石橋が架かっています。 バス停から24分ほどで到着しました。 ここから正面へ道が分れています。 入口には東海自然歩道の道標が立っていて、正面の道は「大明神山1.4km・石老山3.0km」、 今来た道は「ねん坂1.0km」となっています。 このまま簑石橋を渡っていくと篠原地区へ続いていますが、今回はここから石老山へ登っていきます。
保安林区域
保安林内で知事の許可なく次の行為をすることは禁止されています。
立木竹の伐採、立木の損傷、家畜の放牧、下草落葉落枝の採取、土石樹根の採掘、 開墾その他土地の形質を変更するすること。
(注)これに違反した場合は森林法の規定により処罰されます。
 (神奈川県)
鳥を大切に
野鳥を捕るには知事の許可が必要です。 あなたは?
 (神奈川県)
交通規制
この林道は指定車・許可車以外の通行が禁止されています。 事故が発生しても責任を負いません。
 (相模湖町役場)
相模湖休養村キャンプ場
沢沿いの道を登っていくと、右手に橋が架かっていて、 その先には管理棟やシャワー室がありました。 この谷筋は相模湖休養村キャンプ場になっています。 左手に戻るようにして登っていく道も分れていて十字路になっています。 左手の道は野営キャンプ場への道のようですが、そのまま正面へ登っていきます。 程なくしてバンガローが建ち並ぶようになります。 それらの間を抜けて登っていくと、右手の沢に橋が架かっています。 その手前に東海自然歩道の道標が立っていて、橋を渡っていく道は「大明神山・石老山」、 今来た道は「ねん坂」となっています。 橋を渡っていくと、車止め柵があります。 「関係者以外進入禁止」となっていますが、車に乗っての進入を対象にしているものと解釈して、 柵の脇からその先へと進んでいきました。
林業関係者以外進入禁止
この林道は、林業に関係するものが使用するための道路です。 また、この林道は急峻な山腹に位置し、落石被害や林道から転落する恐れがありますので、 林業関係者以外の進入を禁止します。
関係者が使用する場合は、こちらに連絡を下さい。
 (相模原市相模湖経済環境課)
沢沿いにしばらく進んでいくと、石垣の上に関川公衆便所があります。 以前に来た時には石老山コースの中では最後のトイレになる旨の説明書があったのですが、今回は見かけませんでした。 参考までにその時の内容を載せておきます。
この時には階段の袂に座っている人がいて、膝に乗せた計数器で通っていく人を数えているようでした。 私が前を過ぎていくとカチッという音が一度聞こえたので、ひとつ計数されたようでした。
石老山を歩かれる方へ
石老山を巡る登山コースには、相模湖病院駐車場横、顕鏡寺山門脇、 相模湖休養村キャンプ場林道ゲート手前の階段上の3箇所以外に公衆トイレがありません。 また下山後のピクニックランドバス停付近にも使用できるトイレはありません。 この3箇所のトイレをご利用ください。
 (神奈川県自然環境保全センター、相模湖町産業環境課)
公社造林地
施行年度昭和44年度
施行箇所津久井郡相模湖町寸沢嵐字関山2899-21外6
施行面積25.0ha
植栽樹種ヒノキ
土地所有者相模湖町
木を大切に。山火事に注意。
 (神奈川県造林公社)
登山口
左下を流れる沢沿いに進んでいくと、林道は左手へ曲がって沢を渡っていきます。 公衆便所から2分ほどの所になります。 ここから正面へと山道が始まります。 ここが大明神展望台への登山口になります。 バス停から32分ほどで到着しました。 登り口には東海自然歩道の道標が立っていて、正面の道は「大明神山・石老山」、今来た道は「ねん坂」となっています。 また小さな道標も立っていて、正面の道は「大明神展望台・石老山」となっています。 林道はこの先へも続いているようですが、ここから大明神展望台へ登っていきます。
植林帯に続く大きな岩がゴロゴロした道を登っていきます。 かなり傾斜のある所もあって汗が滲んでくるので、何度も立ち止まって袖で拭いながら登っていきました。 7分ほど登っていくと土砂崩れの所がありました。 どうしたものかと考えていると、道は左手の沢の中へと続いていました。 やがて沢から上がって右手の斜面を登っていきます。
たばこの投げ捨て!火事のもと
 (神奈川県)
緑は友だち 山火事注意
自然を守りましょう。
 (森林国営保険、神奈川県)
沢合流
左から尾根を巻くようにして登っていくと曲がり角に東海自然歩道の道標が立っていて、 左手へ曲がっていく道は「石老山・大明神」、今来た道は「ねん坂」となっています。 その先を小刻みに曲がりながら登っていきます。 大きな岩の脇を過ぎていくと岩盤が剥き出していましたが、 岩には階段状に切れ込みが入れてあって登りやすくなっていました。 少し降るようになって沢筋を進んでいくと、沢が合流している所に出ました。 登山口から18分ほどの所になります。 道は右手の沢にかかる木橋を渡って、右手の沢から真ん中の尾根へと続いていました。
岩がゴロゴロした尾根を小刻みに曲がりながら登っていきます。 6分ほど登っていくと緩やか道になってきます。 1分ほど進んでいくと、沢筋を渡って鋭角に右手へ曲がっていきます。 沢が合流していた所から7分ほどの所になります。 曲がり角には東海自然歩道の道標が立っていて、 右手へ曲がっていく道は「石老山・大明神」、今来た道は「ねん坂」となっています。
沢を横切って右手へ曲がっていきます。 左へ曲がって尾根を登り始めると横木の階段が現れます。 右・左と曲がりながら雑木林へ変わっていく尾根に続く階段を登っていきます。 2分ほど登って階段が終わると、岩盤が剥き出した所を登るようになりますが、 岩には切れ込みが入れてあって登りやすくなっていました。
岩盤が剥き出した所を登って緩やかな道になって安心していると、すぐ先に再び横木の階段が現れます。 1分ほどで登り切って緩やかになった道を進んでいくと、松の木が生えるようになります。 ここまで来ると展望台は近いはずだと思い出して元気が出て来ました。 緩やかになった道を1分ほど進んでいくとまた横木の階段が現れます。 途中には東海自然歩道の道標が立っていて、この先の道は「大明神山0.2km・石老山1.6km」、 今来た道は「ねん坂1.3km」となっています。 30秒ほどで階段を登り切ると、道の脇に「相模湖自然公園ふるさとの森」と題した解説板が立っていました。 ふるさとの森は相模湖の南に広がっていますが、この辺りまでがその範囲に含まれているようです。
相模湖自然公園 ふるさとの森
この公園は、水源かん養機能、土砂の流出防止機能との調和をとりながら、 レクリェーションの場として広く開放されております。 約30万uの園内には、林間歩道や野鳥の森広場、どんぐり広場、展望台、野外ステージなど 楽しさあふれる施設がいっぱい。 春夏秋冬を問わず、美しい森と湖をメインに…大自然の移り変わりを満喫できます。
休園日 毎週金曜日(祝日、夏休み期間中は開園)
及び12月〜3月20日
利用時間 3月21日〜10月:9時〜17時
11月:9時〜16時
 (ふるさとの森管理棟)
大明神展望台
広くなった道を進んでいくと、「東海自然歩道」と題した大きな案内板が設置されていて、 高尾山から丹沢へ至る付近のコース図と、各ポイント間の距離が記されています。 その左手から登っていくと、鉄柵で囲まれた所にベンチが幾つか設置されています。 ここが大明神展望台になります。 登山口から34分ほどで登って来られました。
東海自然歩道
環境省が計画する長距離自然歩道のひとつが東海自然歩道です。 長距離自然歩道とは、国土を縦断、横断又は循環し、 多くの人々が四季を通じて手軽に楽しくかつ安全に国土の優れた風景地等を歩くことにより、 沿線の豊かな自然環境や自然景観、さらには歴史や文化に触れ、国土や風土を再認識し、 併せて自然保護に対する意識を高めることを目的としています。 東海自然歩道は、全国初の長距離自然歩道として昭和45年に路線決定されました。 明治の森高尾国定公園(東京都八王子市高尾)を起点に神奈川、山梨、静岡、愛知、岐阜、三重、 奈良、滋賀、京都をつないで明治の森箕面国定公園(大坂府箕面市)に至る1697kmの路線です。 神奈川県内は、東京都県境の城山から県立陣馬相模湖自然公園、丹沢大山国定公園、 県立丹沢大山自然公園を通って山梨件境高指山出合までの127.5kmです。 一部区間は本格的な登山道と比較的歩きやすい林道等を歩く道の複路線になっています。 中山間部が中心ですが、途中は里や沢など変化に富んだ風景に出会い、豊かな自然に親しむことができます。 東海自然歩道は本格的な登山道を含みますので、十分な装備を用意し、 無理をせず、健康に気をつけ体調を整えて歩きましょう。
※避難小屋について
避難小屋は緊急時に避難するために設置しています。 常時開放していますので、ご利用ください。
 (神奈川県自然環境保全センター自然保護公園部自然公園課)
展望台からは素晴らしい眺めがぐるりと広がっています。 南西には丹沢の峰々、西には富士山、北には奥高尾の山々が眺められる所ですが、 この時は少し曇っていて、残念ながら富士山は見えませんでした。 眼下には相模湖が広がり、東側に架かる相模湖大橋もよく見えていました。 かなり傾斜のある登り坂が続いて汗もかいたので、疲れを癒しながらしばらく眺めを楽しんでいきました。
(画像を左クリックすると、7枚の画像が順次表示されます)
篠原分岐1
眺めを楽しんだら、脇に立つ道標「大明神山・石老山」に従って、左手に続く横木の階段を降っていきます。 間隔の広い階段は30秒ほどで終わって、植林帯に続く広めの尾根道を降っていきます。 再び現れる横木の階段を降っていくと鞍部に着きます。 鞍部を進んでいくと登り坂になってきます。 木の根が張り出した坂道を登っていくと、踏み跡が右手へ分れていきます。 脇には手製の道標「篠原へ」が立っていて右手の道を指しています。 電子ポータルの地図に載っている道のようですが、このまま正面の坂道を登っていきます。
大明神山 (標高551m)
植林帯の尾根に続く坂道を登っていくと緩やかな道になってきます。 その先へ進んで少し登っていくと、石祠のある高みに着きました。 脇には東海自然歩道の道標が立っていて、右手に曲がっていく道は「石老山1.4km」、 今来た道は「ねん坂1.5km」、ここは「大明神山」となっています。 手元の地形図にある551m峰だと思われます。 大明神展望台から5分半ほどで着きました。 石祠は向こう側を向いて設置されていて、裏面には「大明神」と書き込まれていました。 祠の中にも「大明神」と書かれた板が納められていました。 祠の前には小銭が沢山お供えされていました。 脇にはベンチも設置されていました。 石祠の向く方角が少し開けていて展望が得られます。
右手の植林地に続く尾根を2分ほど降っていくと鞍部に着きます。 植林帯と雑木林を分ける広めの尾根道を進んでいくと、程なくして登り坂になってきます。 植林帯になった尾根を登っていくと、横木の階段が始まります。 かなり長い階段を登っていくと、道端に東海自然歩道の道標が立っていて、 この先の道は「石老山」、今来た道は「大明神山・ねん坂」となっています。 階段を更に登っていくと、神奈川県の設置する「水源の森林No.81」の赤頭白杭の標識がある高みに着きました。 大明神山から6分ほどの所になります。
高みから降って鞍部から登り返していきます。 木の根が張り出した尾根を登っていくと3分ほどで次の高みに着きました。 高みを過ぎて降り、鞍部から登り返してくと次の高みに着きました。 神奈川県の設置する「水源の森林No.73」の赤頭白杭の標識がありました。 僅かに降っていくと登り坂になってきます。 木の根が張り出した尾根を登っていくと、次の高みに着く手前に東海自然歩道の道標が立っていて、 この先の道は「石老山」、今来た道は「大明神山・ねん坂」となっています。 大明神山から13分ほどの所になります。
高みを過ぎて降っていくと、岩が剥き出している所を過ぎていきます。 緩やかな鞍部を過ぎていくと、岩がゴロゴロする登り坂になってきます。 坂を登って高みに着くと、道端に丸太のベンチがひとつ設置されていました。 大明神山から20分ほどの所になります。
植林帯になった尾根を僅かに降って緩やかな鞍部を進んでいきます。 左手の樹間からは相模湖を見下ろせる所もありました。 鞍部を過ぎて、木の根が張り出した尾根を登り返していきます。 緩やかな高みに着いてその先へ進んでいくと、降り始める所に丸太のベンチが設置されていました。 その脇には東海自然歩道の道標が立っていて、 この先の道は「石老山」、今来た道は「大明神山・ねん坂」となっています。 大明神山から28分ほどの所になります。
篠原分岐2
僅かに降って緩やかな鞍部を進んでいくと、また横木の階段が現れます。 かなり長く続く階段を汗を拭きながら登っていくと、7分ほどで緩やかな高みに着きました。 大明神山から38分ほどの所になります。 ここで道が右手へ戻るようにして分れています。 脇には東海自然歩道の道標が立っていて、 左手へ続く緩やかな尾根道は「石老山」、右手の道は「篠原2.0km」、 今来た道は「大明神展望台1.5km」となっています。 脇には「かながわ森林づくり公社No.137」の赤頭白杭の標識がありました。 ここは地形図に載っている分岐点で、石老山の山頂はもうすぐです。
694.3m峰
広くて緩やかになった尾根道を快適に進んでいくと、道端の石の傍に三角点がありました。 一見して普通の境界杭のように見えますが、向こう側の面には「三等三角点」の文字が刻まれています。 地形図に載っている694.3m峰になるようです。 この辺りは石老山の山頂から僅かに低い所ですが、全体として東西に続く山頂部を形成しています。 三角点はその一番高い所ではなくて、西側の肩の辺りに設置されていました。
三角点を過ぎて1分半ほど進んでいくと、 大明神展望台で見かけたのと同様の「東海自然歩道」の大きな解説板があります。 周囲にはテーブル状のベンチが幾つか設置されています。 一段と広くなった道を進んでいくと、左手へ降っていく道が分れています。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、左手の道は「顕鏡寺1.9km・石老山バス停」、 今来た道は「大明神展望台1.6km・篠原2.1km」となっています。 今回はここから左手へ降っていくのですが、このすぐ先が石老山の山頂になります。
山火事から森を守ろう 津4-1
 (相模原市消防局・消防団)
石老山 (標高702m)
左手の道を見送って僅かに登っていくと、 「石老山 相模湖町」と書かれた大きな標柱が立つ高みに着きます。 ここが石老山の山頂になります。 大明神山から42分ほどで到着しました。 その脇には小振りの「石老山山頂 標高694.3m」や 「藤野町十五名山 石老山 標高694.3m」と書かれた標柱も立っていました。 山頂にはテーブル状のベンチが幾つも設置されています。
標柱では「標高694.3m」となっていますが、手元の地形図によると、 石老山の山頂は標高700mの等高線で囲まれていて「702」の点も見られます。 三角点は先ほどの一段低い所にあって、地形図ではそこに「694.3」と書かれているので、 ここの標柱の「標高694.3m」という標記は誤りのように思えます。 ここでは石老山の標高は702mであるとしておきます。
石老山の山頂は南西側が開けていて、丹沢などの山並みを見渡せる景色が広がっています。 条件がいいと富士山も望めるのですが、この時には曇っていて見えませんでした。 丁度昼時になったので、広いベンチに腰掛けて昼食タイムにしました。
東海自然歩道 石老山(標高694.3m)
ここは石老山の頂上です。 山の中腹にある石老山顕鏡寺は有名で、寺の山号をとってこの山を石老山と呼ぶようになりました。 正面には標高1,000mを越える丹沢の山並みが見えます。 最高峰は標高1,672.7mの蛭ヶ岳です。 東海自然歩道は手前に二つの峰がある石砂山を越え、道志川を渡って西野々へと向います。 そこからは山岳地帯となりますので充分な装備と、綿密な計画が必要です。
 (神奈川県)
尾根道は石老山の先へも続いていて、高塚山まで30数分で行けますが、 今回は手前にあった道標「顕鏡寺1.9km、石老山バス停」に従って、横木の階段を降っていきます。 石が敷かれた所を過ぎて、幅の広い横木の階段を降っていきます。
(石老山の先へ続く尾根道は「高塚山」を参照)
横木の階段を1分ほど降っていくと緩やかな坂道になります。 その先に現れる横木の階段を更に降っていくと、山頂から2分ほどで馬の背のような鞍部に着きます。 鞍部を過ぎて緩やかに続く坂道を登っていくと僅かな高みに着きます。 石老山から4分ほど降ってきた所になります。 高みには頭を赤く塗られた境界杭と思われる石柱と丸太のベンチがありました。
高みを過ぎて、植林帯に続く広い尾根道を降っていきます。 2分ほど降っていくと、左手の樹木が少なくなった所から相模湖を見下ろすことが出来ました。 そこを過ぎて、尾根の右肩から左肩へと進んでいきます。 少し左へ曲がっていくと横木の階段を降るようになります。 その先の岩盤が剥き出した所を過ぎて横木の階段を更に降っていくと、緩やか道になってきます。 少し登るようになってきた広い尾根道を進んでいくと、僅かな高みに着きます。 石老山から13分ほど降ってきた所になります。 道の脇の少し高い所が広くなっていて、そこに丸太のベンチがありました。 尾根道はその左側を降っていきます。
傾斜の増してきた尾根道を降っていきます。 これまでよりも傾斜はありますが、道は広めで歩き難くはありません。 高みから2分ほど降っていくと緩やかな尾根道になってきます。 僅かに登り坂になって高みに着くと、丸太のベンチが設置されていました。 石老山から17分ほど降ってきた所になります。 左手の樹間からは相模湖を見下ろせる眺めが広がっていました。
ベンチの前方に続く岩盤が剥き出した坂道を降っていきます。 緩やかになって植林帯の左斜面を進んでいくと、程なくして少しU字形に窪んだ所を降るようになります。 その先の岩盤が剥き出した所を降っていくと、道は鋭角に左手へ曲がっていきます。 地形図では570m峰の南150mほどの所で、破線の道が東から北北西へ曲がっている角になります。 石老山から21分ほど降ってきた所になります。 左手にある岩が剥き出した切通のような所を過ぎて、左手の植林帯を降っていきます。
植林帯の斜面を斜めに降っていくと、1分半ほどで尾根の背に出ます。 手元の地形図に載っている570m峰と思われる僅かな高みへ向かって尾根道を降っていくと、 「津4-2」の標識が立っている所から、 尾根道は高みを巻くようにして右斜面を降るようになります。
山火事から森を守ろう 津4-2
 (相模原市消防局・消防団)
融合平見晴台
高みの右斜面に続く尾根道を緩やかに降っていきます。 木の根が張り出した所を左へ曲がっていきます。 少し降り傾斜が増してきた植林帯の中を降っていくと、道が左右に分れています。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、左手の道は「顕鏡寺0.8km・石老山バス停」、 今降ってきた道は「篠原3.2km・石老山1.1km」となっています。 左手の道の入口には「融合平見晴台 標高570m」の標柱も立っています。 石老山から28分ほど降ってきた所になります。 脇には「津4-3」の標識が立っています。 左手の道のすぐ先にはテーブル・ベンチが沢山設置されていました。 その先へ出てみると、眼下には相模湖を見おろす眺めが広がっていたので、しばらく眺めを楽しんでいきました。
道標? 道標「顕鏡寺・石老山バス停」の板は左手の道を指しているように見えますが、 左手にある融合平見晴台は行き止まりなので、実際には右手へ続く坂道を降っていくことになります。
標高? 標識では「標高570m」となっていますが、ここは地形図にある570m峰から東北東へ少し降った所になるので、 標高は570mよりも低いと思われます。
山火事から森を守ろう 津4-3
ふり返る 跡に残すな ゴミの山
折らない 取らない 守れこの山 みんなの宝
 (神奈川県)
眺めを確認したら、手前の分岐まで引き返して、植林帯の斜面を降っていきます。 傾斜が増してU字形に窪んだ所を過ぎていくと、程なくして少し緩やかな道になってきます。 融合平見晴台から6分半ほど降っていくと、横木の階段が現れます。 階段を降っていくと、左右に道が分れています。 融合平見晴台から7分半ほどの所になります。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、右手の道は「顕鏡寺0.4km・石老山バス停」、 今来た道は「篠原3.6km・石老山1.1km」となっています。 脇には「津4-4」の標識も立っています。 ここは地形図に載っている破線の道がT字形に分岐している所になります。 左手の道は笹竹が刈り払われて明瞭でしたが、あまり歩かれていない様子でした。
分岐の形は地形図では字形に描かれていますが、実際には字形になっています。
山火事から森を守ろう 津4-4
 (相模原市消防局・消防団)
道標に従って右手の道を降っていくと、道に大きな岩が剥き出しています。 手を突きながら岩を降っていくと、左手に曲がる角に八方岩があります。 大きな岩が谷にせり出していて、下界の街並みなどを見下ろすことができます。 道なりに左手へ曲がって横木の階段を降っていきます。
八方岩
山腹に突出した岩が八方岩で、この岩に登れば八方が見えるといわれているが、東南方面が見えるだけである。 東南方面の眺望は雄大である。岩の大きさは、高さ約9m、横幅約14mである。
飯縄大権現
横木の階段が終わると大きな岩がゴロゴロした所を降るようになります。 この辺りはこの下にある顕鏡寺の裏山という雰囲気になってきます。 腕のたつ武士が鋭利な刀で試し切りしたと云われる試岩を過ぎていくと飯縄大権現があります。 後ろにあるのは石老山で最も大きな擁護岩とのことです。 見上げてみると、祠の上に庇のように覆いかぶさっていました。
試岩
大きな岩が半分に割れたのが「大試岩」、横に割れて小さいのが「小試岩」である。 昔、腕のたつ武士がこの山に登った時、鋭利な大小の刀でこの岩を試し切りしたと伝えられ、 大刀で切ったのが大試岩、小刀で切ったのが小試岩という。 岩の大きさは大試岩が高さ約3.5m、横幅約6m、小試岩が高さ約1.5m、横幅約4mである。
奥の院 飯縄大権現
当山の奥の院にして、社は鎮守飯縄大権現をまつる。 天空に突出せる大岩擁護岩と称し、又は一名雷電岩とも云う。 社頭の大杉は当社の神木也。これより試岩・八方岩を通り登るごと眺望雄大なり。
 (石老山観光顕勝会)
擁護岩(雷電岩)
飯縄権現神社を覆いかぶさるおうに突出している岩が「擁護岩」で、別名「雷電岩」ともいう。 飯綱権現神社をかかえて守るため、擁護岩と名づけられたと思われる。 この擁護岩は石老山でもっとも大きい岩である。 岩の大きさは、高さ約22m、横幅約19mである。
奥の院を後にして降っていくと、引き続き巨岩が幾つもあります。 吉野岩鏡岩小天狗岩を過ぎていくと、樹間から街並みを見下ろせる所がありました。 そこを過ぎて更に降っていくと、蓮華岩大天狗岩がありました。 岩を下から支えるようにして細い木が幾つも置かれていましたが、 大岩が転げ落ちるのを防ぐためにあるのでしょうか。
吉野岩(弁慶の力試岩)
登山道にかぶさるように突出しているこの岩を「吉野岩」という。 別名「弁慶の力試岩」ともいわれ、中央に拳の跡が二つある。 弁慶は強かった人かも知れないが、この岩に拳の跡を残す力はなかったと思う。 拳に似た石が抜けて落ちてできたものではないかと思われる。 岩の大きさは、高さ約11m、横幅約7mである。
鏡岩・小天狗岩
この岩は、平面が鏡のようであり、朝日を反射し光を放つようであり「鏡岩」と名付けたといわれる。 右側、斜下の山中に直立した天狗の鼻のような岩があり、これを「小天狗岩」という。 岩の大きさは、「鏡岩」高さ約23.5m、横幅約18m、「小天狗岩」高さ約2m、横幅約8mである。
蓮華岩・大天狗岩
この岩は、「散蓮華」のような岩なので蓮華岩といわれる。 やや登って右側奥に直立した天狗の鼻のような岩があり、これを「大天狗岩」という。 岩の大きさは、「蓮華岩」高さ約3.5m、横幅約8m、「大天狗岩」高さ約14m、横幅約16mである。
火の元 注意で 守ろう この野山
 (神奈川県)
下の方が明るくなってくると、「十丁」と刻まれた石碑を過ぎた所で道が二手に分れています。 正面の巨木の袂から降っていくと石段の下に赤い鳥居が見えていますが、 今回は右手に続く緩やかな道を進んでいきました。 程なくして鐘楼堂がありました。 融合平見晴台から26分ほどで降りて来られました。 脇には記念碑があって、寄進者の名前が沢山刻まれていました。 道はここで左右に分れています。 右手の踏み跡は下の舗装路に降りて行かれるようですが、左手の石段を降っていきました。 石段のすぐ下に四角錐の赤茶色の屋根をしたお堂がありますが名前は分かりませんでした。 その隣には先ほど見えていた赤い鳥居があって、 「石老山 飯綱宮 奥之院」の扁額が掲げられていました。 脇には東海自然歩道の道標が立っていて、鳥居の先から降ってくる石段は「篠原・石老山」、 今来た道は「ねん坂・石老山バス停」となっています。
この鐘楼に会員と壇信徒並びに一般の方からの御寄進を 事業資金に充当して建立し併せて鐘楼完成したものであります。 御寄進額の一口は一金壱萬円也で御協力願いました。 この鐘楼外径が七二.七cm鐘身高九九.九cm重量四五0kgとなって居ります。 寄進者の御厚意に感謝しこれを記念して左に御芳名を 刻みこのことを永世に伝える為明記して保存するものであります。
昭和五十年十二月完成
鳥居を見送って石段を降っていくと、大きな岩が屋根のようになった道志岩窟があります。 今にも落ちて来そうな圧迫感があります。 その前にはイチョウの巨木が生えています。 脇の石段を降っていくと山門の前に降り立ちます。 脇には赤い帽子を被って前掛けをした六地蔵が並んでいました。
岩窟
この岩窟は、「道志法師」、「源海法師」が住居とし、これを道志岩窟という。 岩窟の中に「福一満虚空蔵尊」が安置されており、顕鐘寺の寺宝とされている。 顕鐘寺で行う小児虫留加持はこの虚空蔵尊の霊験といわれている。 岩の大きさは、高さ約7m、横幅約12mで、岩窟の中は奥行約5m、横幅約5m、高さ約2mである。
これまでに見かけた道標などでは「顕寺」となっていましたが、 ここの解説板では「顕寺」と表記されていました。 形は似ていても意味はかなり違うように思いますが、誤記でしょうか。
かながわの名木100選 顕鏡寺のイチョウ
幹がまっすぐに高く伸び、樹高では県内で最も高いイチョウである。
 樹高42メートル 胸高周囲5.4メートル 樹齢約400年(推定)
イチョウは、中国原産の落葉高木で、その仲間は古生代から中生代にかけて栄え、日本にも化石が産出する。 1科1属1種の雌雄異株の裸子植物である。 樹高45メートル、胸高周囲14メートル、樹齢約2000年に達するものもあると言われている。
 (神奈川県)
顕鏡寺
山門をくぐっていくと顕鏡寺の本堂があります。 その裏手には庫裡と思われる建物があります。 右側の一段低い所は広い敷地になっていて、右手には山並などを見渡せる眺めが広がっていました。 道端にはコスモスが綺麗な花を咲かせていました。 トイレを過ぎていくと墓参者用駐車場があります。 その奥に大きなお堂が建っていますが、名前は分かりませんでした。 お堂の裏山は墓地になっていて、ひと巡りするように道が続いていました。
(画像を左クリックすると、9枚の写真が順次表示されます)
東海自然歩道 顕鏡寺
今から千百年余り昔のこと。 当時の宮人、三条貴丞卿の若君武庫郎と八条殿の姫君の子として生れた男の子は岩若丸と名付けられ、 若君は子供との再会の証として、鏡を割って一片を渡し、道志法師となって諸国行脚に出た。 その後成長した岩若丸は父母と再会。 岩若丸は僧となって源海上人と号し、古い石の山から寺の号を石老山といい、 鏡から顕鏡寺と呼んだといわれています。
 (神奈川県)
石老山顕鏡寺縁起
今を去る一千余年の昔、人皇第55代文徳天皇仁壽の御宇の草創にかかるとかや。 その落陽高家の宮人二條貴丞の若君に武庫郎おはして、時の八條殿の姫君と□恋愛慕の末、 せがれを思の止み難く、深更名馬に跨って都を立ち出で、此地に世を忍び、 かくて一念発起して□髪の道心となり道志法師と号せり。 其子岩若丸を亦菩提心起し、父母を吊ひて源海と称せり。 かくて此地に顕鏡寺を建立し三昧に入りし其跡とぞ。 これは源海法師が鏡を抱いて父母に□□せしよりして顕鏡寺とは称し、 山号を石老山とは称すなり。
 (石老山顕鏡寺)
相模原市指定有形文化財(彫刻) 顕鏡寺の木造阿弥陀如来坐像
顕鏡寺の木造阿弥陀如来坐像は、像高85.4cmの寄木造で、現状は黒彩されています。 この像の特徴は、上品で温和な表情、丸く自然に張る頬、身体各部のやわらかい肉付け、 浅く控えめな衣文などで、11世紀に仏師定朝が完成し、 平安時代後期に全国で流行したいわゆる定朝様の特徴が残されています。
 (指定年月日 平成19年4月1日 相模原市教育委員会)
境内から引き返してくると、これまでにも見かけた「東海自然歩道」の大きな案内板があります。 その先には杉の巨木が生えていて、張り出した根が蛇に似ていることから蛇木杉と呼ばれているようです。 そこから左手へ石段が分れていきます。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、左手の石段は「ねん坂・石老山バス停」、 今来た道は「篠原・石老山」となっています。 左手の石段は奇岩などを眺めながら広小路へ降っていけますが、 今回は正面すぐの所にある舗装路を降っていきました。
津久井の名木 蛇木杉
科目すぎ科スギ属
樹高20メートル
樹齢推定400年
特徴 常緑高木。 巨大なスギの根が二本露出しており、その姿があたかも大蛇が寝そべっているかのように見えることから この名がつけられた。
所在地相模湖町寸沢嵐2888
管理者顕鏡寺
 (かながわトラストみどり財団、津久井地区推進協議会、相模湖町)
広小路
広い舗装路を曲がりながら降っていくと、程なくして民家が点在するようになります。 ドーム状や三角形の屋根などの特徴的な形をした家もありました。 道なりに10分ほど降っていくと、道が右手へ分れていきます。 その道のすぐ先を流れる阿津川には、朱色の欄干の大門橋が架かっています。 橋の手前には「従是石老山境内」と刻まれた石柱が立っていて、 脇には石のテーブルのようなものもありました。 大門橋を見送って正面の道を降り始めると、左手から階段が降ってきます。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、左手の階段は「石老山2.2km・顕鏡寺0.4km」、 正面の道は「ねん坂・石老山バス停」となっています。 また「石老山表参道入口」の看板もあって左手の階段を指しています。 今来た道を指すかのように「石老山女坂」の標柱もありました。 階段の上には「広小路」と書かれた標柱や 「石老山」と刻まれた石碑がありました。 今は相模湖病院が建っているこの辺りは、 かつて顕鏡寺の総門があった所で、広小路と呼ばれていたようです。 蛇木杉の所から石段を降ってくるとここへ続いています。
広小路
ここは昔、顕鏡寺の総門があった場所で、登山者・参拝者の休憩所でもあった。 記念碑「石老山」は、昭和10年に横浜貿易新報社(現在の神奈川新聞社)が、 神奈川の名勝史蹟を募集して、入賞した石碑で、これは県下名勝史蹟55佳選記念碑である。
広小路への階段を見送って、阿津川沿いに続く道を降っていきます。 川床は平らにコンクリート舗装されていて、何だか風情も今ひとつといった感じがしました。 傾斜がかなり急な川なので、流水で川床が抉れるのを防ぐためなのでしょうか。 道端には花を背景にして歌が詠まれた立て札を幾つか見かけました。 道なりに降っていくと、右手に曲がっていく所で分岐があります。 角には東海自然歩道の道標が立っていて、右の橋を渡っていく道は「石老山入口バス停」、 左手の道は「ねん坂1.5km」、今来た道は「石老山2.5km・顕鏡寺0.7km」となっています。 左手の道は八幡神社から鼠坂関址へ向かう途中にあった分岐へ続いていますが、 今回は右手の唐沢橋を渡っていきます。
(左手の道は「鼠坂実りの丘」を参照)
秋なごり 色どり淡く 石老山 秋海棠
帰郷して 涼風ほほを 通りゆく 彼岸花
赤とんぼ 秋桜ゆれて ゆりかごか 秋桜
砂防指定地 阿津川
この土地の区域内において掘さく、盛土、立木の伐採その他一定の行為をする場合は神奈川県知事の許可が必要です。
 (津久井土木事務所)
民家が散在する道を緩やかに降っていきます。 立派な長屋門のある民家を過ぎていくと、右手から正面へ曲がっていく二車線道路に出ます。 その脇には「百番供養塔」などが佇んでいました。 また「石老山登山道」,「石老山登山入口右へ」の標柱も立っていて、今来た道を指していました。 道路を直進して、その先の朱色の欄干の関口橋を渡っていきます。 道端に咲くコスモスを愛でながら道なりに進んでいきます。 降り坂になってきた道路を進んでいくと、道端に椅子に座った人がいました。 関川公衆便所の所に居た人と同様に、計数器を膝に乗せて、通っていく人を数えているようでした。 山口川に架かる朱色の石老山橋が見えてくると、 手前の右側に石老山入口公衆トイレがありました。 傍には「石老山」と刻まれた石碑もありました。 トイレの後側には「石老山ハイキングコース」と題した案内板が設置されていて、 今回歩いたコースが載っていました。
石老山登山口
巨大な奇岩怪石を見ながらさあ石老山へ
顕鏡寺 本尊は虫封じのお寺として古くから参拝客で賑わっている。 境内には蛇木スギや大いちょう(かながわの名木100選)など古木が多い。
岩窟 地質的にもユニークな石老山は「屏風岩」や「岩窟」「八方岩」など神秘的巨岩や巨樹が点在。 中腹には平安時代に建立されたという顕鏡寺がある。 富士山まで見晴らす山頂の眺めも必見。
蛇木スギ・公孫樹 急な二十七段の石段を登り終わった所に、「蛇木杉」が聳えたっている。 この蛇木杉の樹齢は400年以上と言われ樹の太さは約6.3mあり石老山中、最大と言われている。
砂防指定地 山口川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土地採取等の行為をする場合は神奈川県知事の許可が必要ですから、 津久井土木事務所にご連絡下さい。
 (津久井土木事務所)
石老山入口(せきろうざんいりぐち)バス停
石老山橋を渡っていくと、脇に巨大な案内図が設置されていて、 大明神展望台から石老山を経て顕鏡寺へ降る今回のルートが図示されていました。 それによると、顕鏡寺の蛇木杉の前から広小路へ降っていく道が「男坂」で、 今回降ってきた舗装路は「女坂」となっていました。 案内図を過ぎていくと、国道412号の石老山入口交差点に出ます。 信号を左折したすぐ先に石老山入口バス停があります。 顕鏡寺から32分ほどで降りて来られました。
相模湖駅(JR中央線)まで、相模湖駅行きバスにて8分、1時間に2本から3本程度の便があります。