荒井沢市民の森
散策:2011年10月上旬
【横浜市民の森】 荒井沢市民の森
概 要 荒井沢市民の森は、鎌倉市との市境に位置する市民の森です。 急峻な丘陵と、いたち川の源流のひとつになっている谷戸が組み合わさって、変化のある散策が楽しめます。 皆城山からの素晴しい眺めも楽しめます。 今回は桂台の住宅地から尾根を越えて極楽広場へ降りて、谷戸から皆城山へ登り、 鎌倉市との市境尾根を歩いていきます。
起 点 横浜市 桂台中央バス停
終 点 鎌倉市 今泉不動バス停
ルート 桂台中央バス停…極楽広場…カエル池…滝ヶ久保…土手…谷戸田の池…トンビ沢…皆城山…炭焼広場分岐…桂台分岐…市境尾根…畑地1…畑地2…散策路分岐…洗井沢川小川アメニティ…天神橋分岐…今泉不動バス停
所要時間 2時間10分
歩いて... 谷戸田では稲が黄金色に実っていて、稲刈りが始まっている田んぼも見かけました。 以前に来た時と比べると、市境尾根の辺りの整備が進んでいて、しっかりとした散策路が出来ていました。 案内板も新しくなっていました。
関連メモ 荒井沢市民の森, 今泉の森, 今泉の森
コース紹介
桂台中央(かつらだいちゅうおう)バス停
大船駅(JR東海道線)の東口ターミナルから、 [船11]上之行きバスにて14分、1時間に3本程度の便があります。 港南台駅(JR根岸線)から[港33][港83]桂台中央行きバス、[港87][港88]港南台駅行きバス, または,[港90]北桂台行きバスにて14分〜18分、1時間に4本程度の便があります。
大船駅からと港南台駅からとではバス停の位置が異なっていて、 大船駅からの便では桂台小学校の北側、港南台駅からの便では桂台小学校の東側になります。
桂台小学校の東辺に沿って南北に続く坂道を登っていきます。
(写真は、港南台駅から桂台中央行きバスで来た場合の降車場です)
坂を越えて降っていくと、正面にグラウンドになった桂台第四公園があります。 地域住民がスポーツを通して、心身の健全な育成と相互の親睦を図るための多目的広場とのことです。 そこから左手に続く幅の広い石段を登っていきます。 住宅地に出て右手へ進んでいきます。 石段を降っていくと左右に通る道に出ます。 その道を横断して正面に続く道を進んでいくと、 左へ曲がっていく角から、右手の高みへと幅の広い石段が分れていきます。 今回はここから荒井沢市民の森へ向かっていきます。
左手に続く二つの道路の間は草地になっていますが、道路建設予定地とのことです。
両側に鉄製の手摺が設置された広い石段を登っていきます。 少し左手へ曲がって更に登っていくと、2分ほどで登り切りました。 振り返ると、て桂台の住宅地を一望できる眺めが広がっていました。 登り着いた所には特に何もないので、この広い石段は何のためにあるのか分かりませんでした。 眺めを確認してから、森の中へと入っていきます。 これまでの広い石段から一転して、普通の山道になってきます。 入口には笹竹が生い茂っていて狭い道のように見えますが、 笹竹が生い茂っていなければ結構広めの道のように思えました。
STOP 山火事
 (栄火災予防協会、栄消防署)
笹竹が生い茂ってはいますが、道は明瞭に続いていました。 降り気味に進んで笹竹がなくなった所まで来ると、 脇に「この先崖地行き止まり」の看板が立っています。 この先からはあまり歩かれていない様子の道になります。 ここから左手へ道が分れていました。 どうやら道が付け替えられたようだと判断して、左手の斜面の植林地に続く道を降っていきました。
正面の道
手元の地図によると、この先のゴルフクラブの辺りまで道が続いているようだったので、 試しに正面の道を歩いてみました。 少しU字形に窪んだ道が降り気味に続いていましたが、 細木や笹竹が生い茂り倒木もあったりして、明らかに最近は歩かれていない様子でした。 1分半ほど進んだ所に立つ看板「この先崖地行き止まり」を過ぎていくと、 ここから2分ほどの所に「危険この先行き止まり」の看板が立っていました。 その先は確かに崖のようになっていました。 以前には下の方まで続いていた道のように思えましたが、開発によって行き場のない道になってしまったようでした。 右手の方に僅かな踏み跡があるようでしたが、そこで引き返してきました。 (往復で4分ほどを要しました)
植林帯の斜面を曲がりながら降っていきます。 下草もほとんどなくて明瞭な道が続いていました。 傾斜が緩やかになって雑木林に変わってくると笹竹などが少し増えてきます。 岩が剥き出した所を鋭角に右へ曲がっていきます。 結構段差がありましたが、蔓性植物が上から垂れ下がっていて、掴まるのに具合良くなっていました。 次第に笹竹がうるさくなってはきますが、踏み跡は明瞭に続いています。 右・左と曲がりながら斜面を降っていきます。 少し登り坂になった所を過ぎて降っていくと、正面の樹間から広場が見えてきます。 左へ曲がりながら更に斜面を降っていくと、次第に小さな谷筋に降りていきます。 谷筋を右手へ進んでいくと、垂直にそそり立つ岩壁の山が正面に見えてきます。
極楽広場
細い流れに架かる丸太の木橋を渡っていくと広場に出ました。 何だか見覚えのある所だと思っていると、ここは荒井沢市民の森極楽広場でした。 看板のあった尾根から7分ほどで降りて来られました。 左手には作業所やテーブル・ベンチなどが設置されていて、水路に導かれた水溜めのような設備もありました。 脇には「荒井沢市民の森」と題した案内板がありました。 以前に来た時に見かけた案内図には炭焼広場から北の範囲しか載っていませんでしたが、 今回の案内図には西側の森やその中の散策路も載っていました。 「荒井沢市民の森愛護会」の掲示板もあって、活動の様子などが紹介されていました。 「荒沢市民の森散策ガイド」と題した手作りの散策マップも載っていました。
荒井沢市民の森
鎌倉との市境に位置するこの森は、急峻な丘陵と谷戸が組み合わされたダイナミックな地形が特徴です。 かつて丘陵は雑木林やスギ・ヒノキの植林地として、谷戸は水田として利用されていました。 豊かな緑が水を育み、多くの生き物がくらしています。
  所在地 栄区公田町、 面積 9.6ヘクタール
市民の森は、山林所有者のご厚意により利用させていただき、市内の緑を守り育てるとともに、 みなさんの憩いの場として提供するものです。 市民の森の管理は地元の方々でつくる「愛護会」が行っていますが、 愛護会の管理には限度がありますので、みなさんで楽しく美しい市民の森となるよう心掛けましょう。
利用出来る時間 日の出から日没まで
・ゴミは持ち帰りましょう。
・崖が多く急峻なところもあります。散策コース以外は立ち入らないようにしましょう。
・生き物をとったり、よそから持ってきて放したりすることはやめてください。
・火の使用は禁止しています。
 (環境創造局南部公園緑地事務所)
広場の正面へ進んで左右に通る道に出て、左手へと進んでいきます。 車止めを過ぎていくと、左手の広場には黄色い作業小屋があります。 その先へ進んでいくと、土盛りした脇にベンチが幾つか設置されていました。 この辺りから、谷あいの谷戸田が続くようになります。 横の広がりはそれ程はありませんが、昔懐かしい景色が広がっています。
大切な自然を火災から守ろう
 (栄消防署、栄消防団、栄火災予防協会、防火協会栄支部)
カエル池
土盛りの所を左手から巻くように進んでいくと、柵の先にカエル池があります。 手前にはカエルの形をした解説板が設置されています。
カエル池
丘陵や台地が削られてできた浅い谷を「谷戸(やと)」といい、 谷戸につくられた水田を「谷戸田(やとだ)」と呼びます。 この湿地もかつては谷戸田として利用されていました。 一年中どこかに水がたまっている谷戸田は、水辺を利用する生きものにとってゆりかごのような場所でした。 シオカラトンボやアキアカネ、イトトンボなどのトンボたち。 ヘイケボタル。アカガエルやシュレーゲルアオガエルなどのカエルたち。 いずれも幼虫・幼生時代を水中ですごします。 しかし、谷戸田が耕作されなくなると、ヨシなどの植物におおわれていき、しだいに水辺は失われていきます。 こうなると、谷戸田の生きものはくらすことができません。 たくさんのカエルたちがにぎやかによびかわす声をとりもどそうと、市民が力を合わせてこの池を掘りました。 もちろん、トンボやホタル、ゲンゴロウや小さな魚たちも利用してくれることでしょう。
滝ヶ久保
カエル池を過ぎていくと、谷戸田の傍には小川が流れ、それに沿うようにしてボードウォークが続いています。 畦道が崩れないようにとの配慮なのでしょう。 この時は丁度実りの季節で、刈り取りが始まっている田んぼもありました。 耕作されていない田んぼも見かけましたが、その昔にはこの谷戸全体が黄金色に染まったことでしょう。 先ほどの案内図に「滝ヶ久保」の文字が見られますが、この辺りの地名なのでしょうか。
田んぼやあぜみち!はいらないでね
 (栄区:区政推進課)
何度か途切れながら続くボードウォークを進んでいきます。 ボードウォークや田んぼが終わった先へ進んでいくとと、右側にが現れます。 質の異なる岩が何段にも重なるように層を成していました。
崖面の植物
この崖は、数百年万年前の新生代第三紀に、浅い海で堆積してできた地層を見ることができます。 砂・礫岩層とシルト層が交互に重なり、しみ通ってきた地下水がしたたり落ちています。 真冬には大きなつららにあんることもあります。 このような場所には、コケ類・シダ類をはじめ、湿った環境を好む独特の植物群落が発達します。 たれ下がった葉のシダはヤブソテツ。 崖に張りつくように放射状に葉を広げているやや小さなシダは、ツルデンダといいます。
土手
崖を過ぎていくと高さ数mの土手が現れます。 手前にはベンチも設置されていました。 擬木の手摺が設置された横木の階段には煉瓦も敷かれていました。 土が流れ出て抉れてしまうこともなくて歩き易くなっていました。 階段を真っ直ぐに登っていくと、土手の上にもベンチが二つ並んでいました。
谷戸田の池
土手の正面には谷戸田の池とそれに続く湿地帯が広がっているはずなのですが、 湿地帯は続いているものの、生い茂る草などに隠れていたのか、池はよく見えませんでした。 土手の右手は行き止まりなので左手へと進んでいきます。 左手すぐの所から下の草地へ降りて行く横木の階段があります。 草地にもベンチがふたつ設置されていました。 擬木の柵の先に池があるのかもしれません。
草地から上がって斜面に続く道を進んでいくと、木製の真新しい階段がありました。 右へ曲がりながら階段を降っていくと、湿地帯にボードウォークが続いています。 道なりに左へ曲がって、谷筋の奥へ続くボードウォークを進んでいくと、 少し幅が広がった所に「谷戸田の池」の解説板がありました。 土手の上流側に続くこの湿地は、その昔にはため池だったようです。
谷戸田の池
ここは下流の田んぼをうるおしていた、ため池の跡です。 昔は上・中・下3つの池に分かれていたとか。 水が溜まっていない間に、一面にミヤマシラスゲやツリフネソウなど、 横浜では珍しくなった植物群落が見られる湿地にもどっていました。 オニヤンマ、カワトンボやゲンジボタルなど湿地やきれいな流れを好む水生生物も数多く生息しており、 市街地とは思えない良好な環境が残っています。 一部を、止水を好む生きものの生息地として復元しました。
トンビ沢
ボードウォークが終わると、正面に柵が見えてきます。 僅かな横木の階段を登って脇に設置されたベンチを過ぎていくと、擬木の柵が設置されていて、 それ以上は谷筋の奥へは進めなくなっています。 先ほどの案内図によると、この先の谷筋がトンビ沢になるようです。 道はここで右手へ曲がっていきます。 角には道標が立っていて、右手の道は「皆城山・炭焼広場」、今来た道は「極楽広場」となっています。
火気厳禁
 (栄消防署)
沢に架かる木橋を渡っていくと、急な横木の階段を登っていきます。 傾斜はかなりありますが、土が流れ出て抉れている訳ではないので、登り易くはなっていました。 ロープも設置されていますが、それほど必要な感じではありませんでした。 1分半ほど登っていくと一旦緩やかになりますが、その先でも断続的に横木の階段が現れます。
小さく曲がりながら階段混じりの道を登っていくと、谷筋から5分ほどで、 背の高い笹竹の生い茂る所に着きます。 ここで道が二手に分れています。 角には道標が立っていて、右手の道は「皆城山展望台」、左手の道は「炭焼広場」、 今登ってきた階段は「谷戸田の池・極楽広場」となっています。 先ずは、道標「皆城山展望台」に従って、右手の笹竹のトンネルを進んでいきます。
笹を保護しています。
皆城山 (標高101m)
背の高い笹竹のトンネルを抜けて目の前が開けると、皆城山の頂上が目の前に現れます。 登り坂の道を進んでいくとすぐに頂上に着きました。 極楽広場から18分ほどで登って来られました。 頂上には木組みの展望台が設けられているので、景色を楽しみながらしばらく休憩していきました。
山火事注意
・吸いがらの投げ捨てを禁ず。
・無断で火を焚くことを禁ず。
市民の森の利用者の皆様へ
「市民の森」では、市内の緑を守り育てるとともに、市民の憩いの場としてご利用いただくため、 土地所有者の方々のご厚意により山林を使用させていただいています。 また、「市民の森」の清掃、草刈、間伐などの管理作業は、 地元の方々でつくられた「市民の森愛護会」が行っています。 いつまでも美しい森として気持ちよくご利用いただくために、以下のことをお守りください。
◎利用時間は、原則として日の出から日没までです。
◎喫煙、たき火、バーベキューなど、火災の原因になるようなことはやめましょう。
◎ゴミは必ず持ち帰りましょう。
◎散策道や広場以外の場所には立ち入らないでください。
◎犬はきちんとつないで散歩させてください。フンは飼主が始末しましょう。
◎動物や植物など森の生き物を大切にしましょう。
 (市民の森愛護会、横浜市)
デッキに取り付けられた「皆城山展望台」と題した解説図によると、 左手には丹沢山地・富士山・奥多摩・奥武蔵・奥秩父の山々が、 右手には円海山・東京湾・筑波山が見渡せるとのことですが、 左手の方は残念ながら霞んでいて、丹沢が薄らと見える程度でした。 右手の方は円海山付近の山々や横浜ランドマークタワーが良く見えていました。
皆城山からの展望を堪能したら、笹竹のトンネルを引返していきます。 先ほどの道標「炭焼広場」が示す右手の尾根筋へ進んでいきます。 笹竹のトンネルを抜けた先の、アオキや笹などが生い茂る所を過ぎていくと、 僅かな高みにベンチがひとつ設置されています。
炭焼広場分岐
高みを過ぎて横木の階段を降っていくと、緩やかになった所に分岐があります。 皆城山から2分ほどの所になります。 角には道標が立っていて、正面の道は「鎌倉市境尾根道」、 右手に降っていく横木の階段は「炭焼広場」、今来た道は「皆白山・谷戸田の池」となっています。 右手の階段は炭焼広場へ降っていけますが、以前にも歩いたので省略して、 今回は正面の道を進んでいきました。
(右手の階段は「荒井沢市民の森」を参照)
歩行禁煙
 (栄消防署)
桂台分岐
両側に笹が生い茂る道を30秒ほど進んでいくと横木の階段を登っていきます。 階段が終わった先の僅かな高みを越えて降っていくと、右へ曲がっていく所にベンチがひとつ設置されていました。 根元から幹が分れている大木の袂を過ぎて降っていくと、横木の階段を登るようになります。 右側には植林帯が続いていました。 擬木の手摺が設置された階段を1分ほど登っていくと分岐があります。 炭焼広場分岐から2分ほどの所になります。 角には道標が立っていて、右手の道は「鎌倉散在ヶ池へ」、今来た道は「荒井沢市民の森」となっています。 左前方へも細めの道が降っていますが、道標には何も示されてはいません。 ここは極楽広場にあった案内図に載っている分岐で、 左手の道の先の辺りまでは荒井沢市民の森の範囲になるようで、桂台の住宅地へ続いていそうです。 今回は右手へ進んでいくのですが、その前に左手の道の行く末を確かめていくことにしました。
道は狭いながらも明瞭に続いていました。 過日の台風の影響なのか、倒木が道を塞いでいる所もありましたが、難なく過ぎていきます。 程なくして両側に笹竹が生い茂る細い道を登るようになります。 坂を登り切って、その先に続く僅かな登り降りのある道を緩やかに進んでいきます。 岩が道にはみ出している所もありました。 次第に夏草などが生い茂るようになりますが、踏み跡は確認できる状態でした。 先ほどの分岐から2分半ほど進んでいくと、右手の樹木が少なくなって、 鎌倉天園方面の山並を見渡すことができました。 尾根の上にあるクラブハウスも見えていました。
引き続き笹竹などが生い茂る道を緩やかに進んでいきます。 笹竹の生い茂る所を抜けて僅かに左へずれていくと、笹などが少なくなって明瞭な道になってきます。 降り気味に進んでいくと、桂台分岐から4分半ほどでゴルフコースの脇に出ました。 右手のコースとの間には高い網が設置されています。 手元の地図によると鎌倉パブリックゴルフ場というようです。 左手には幅の広い石段が降っていて、その下には桂台南2丁目の住宅地が広がっていました。
市境尾根
往復10分ほどで先ほどの桂台分岐まで引き返してきて、 道標「鎌倉散在ヶ池へ」に従って左手に続く尾根道を進んでいきます。 左手にゴルフコースを眺めながら、広めで緩やかな道を進んでいきます。 この尾根は横浜市栄区と鎌倉市の市境になっています。 以前に来た時にはもう少し狭い道だったように記憶していますが、市民の森としての整備が進んだようです。 僅かな登り降りはあるものの、道は広めでとても歩き易くなっています。
畑地1
程なくして傾斜が増してきた道を降っていくと、桂台分岐から3分ほどで畑地の脇に出ました。 右手の斜面に広がる畑地の向こうには丹沢の山並も見えていました。 畑地の脇に続く広い尾根道を進んでいくと、左手にはゴルフコースを見下ろすことが出来ました。 その奥の尾根には鎌倉天園の近くにあるクラブハウスも良く見えました。
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畑地2
鉄パイプ柵が設置された山際の道を緩やかに降るようになると、 道の脇には電話会社の大きな電波塔「横浜公田町南局」が立っています。 そこを過ぎていくと森の中へ入っていきます。 広めで緩やかな尾根道を進んでいくと、再び畑地の脇に出ます。 畑の手前から右手へ作業道が分れていて、炭焼広場から降ってくる道へ降りて行かれますが、 このまま真っ直ぐに進んでいきます。 畑の脇を進んで森の手前まで来ると、囲いがされた一角があります。 中にはブランコやベンチが設置された梅園のようになっていました。 中ほどに立つ標識によると「いざえもん農園」というようでした。 先ほどの畑地もここの畑地も、荒井沢市民の森の区域には含まれていないようです。
畑が終わって植林帯の森の中へ入っていくと、右手にベンチが設置された小さな広場がありました。 ここから右手の谷筋へ横木の階段が分れています。 以前に来た時には広場も階段も見かけませんでしたが、ここも市民の森の整備が進められて出来たようでした。 ここは正面に続く広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。
右手の道
試しに右手の道を歩いてみました。 しっかりとした横木の階段が植林帯の谷筋へと降っていました。 1分ほど降って階段が終わると、道端には丸太を輪切りにしたものが幾つも並んでいましたが、 ベンチ代わりでしょうか。 緩やかになった谷筋を進んでいくと、程なくして横木の階段を登るようになりますが、 30秒ほどで左右に通る道に出ます。 ここから2分ほどで出られました。 出た所は、この先にある分岐から分れてきた道になります。
散策路分岐
広場を見送って、広くて緩やかな尾根道を2分ほど進んでいくと分岐があります。 手前には極楽広場にあったのと同様の「荒井沢市民の森」の案内板が設置されています。 ここはその案内図に載っている分岐になります。 今回は正面の尾根道から今泉地区へ降っていくのですが、 その前に右手の道を歩いてみることにしました。
擬木の手摺が設置された横木の階段を降っていきます。 階段が終わって緩やかになった道を進んでいくと、尾根道から1分ほどの所で、 右手の谷から登ってくる横木の階段が合流してきます。 先ほどの広場の所から分かれてきた道になります。 その道を併せて少し左へ曲がって、等高線に沿うようにして斜面を緩やかに進んでいきます。 程なくして、横木の階段をひと登りしていくと小尾根に着きます。 ここから右手へ曲がって、かなり傾斜が増してくる坂道を降っていきます。
坂道はすぐに横木の階段に変わります。 擬木の手摺が設置された急階段を曲がりながら降っていきます。 1分ほどで階段が終わると、崖のようになった斜面を過ぎていきます。 岩肌が剥き出した崖を過ぎていくと、これまでにも増して急な降り階段が始まります。 小さく曲がりながらドンドン降っていきます。
やがて下の方が明るくなって道も見えてくると、右側には岩が剥き出したがあって、 水が流れ落ちる音が辺りに響いていました。 音を響かせているのは何処だろうと辺りを探してみますが、暗くてよく分かりません。 それでも更に探していると、何とかそれらしい所を見つけました。 かなり暗い所で距離も離れているので上手く写せませんでしたが、 感度を目一杯上げて撮った1枚だけがどうにか見られる写真でした。
崖を過ぎて横木の階段を更に降っていくと、 これまでに見かけたのと同様の「荒井沢市民の森」の案内板が設置されています。 そこを過ぎて右へ曲がって降っていくと、すぐに簡易舗装路に降り立ちました。 案内板のあった尾根の散策路分岐から7分ほどで降りて来られました。 降り立った道は、炭焼広場から降ってくる道になります。
右手へ登っていけば炭焼広場へ続いていますが、今回は左手へ降っていきました。 作業場などが並んだ山際に続く道を緩やかに降っていきます。 右手の奥には岩壁を削り取った特徴的な姿をした山が見えています。 皆城山の西側に続く山で、山砂を採取した跡とのことです。 極楽広場の正面に見えていた山になります。 以前は傍にミニゴルフコースがあったのですが、今では「横浜永久の杜」の墓苑になっています。
洗井沢川小川アメニティ
山際に沿って少し右へ曲がりながら降っていくと左右に通る道路に出ます。 角には荒井沢市民の森の道標が立っていて、右手の道は「極楽広場」、今来た道は「炭焼広場」となっています。 道路に沿って洗井沢川が流れています。 ここは洗井沢川小川アメニティの始まりの所になるようです。 右手には「荒井沢・緑と花」と題した解説板があって、 荒井沢市民の森の案内図が載っています。 ここから極楽広場・皆城山・炭焼広場を経て戻ってくる30分コースの「荒井沢・緑と花の散策路」が描かれています。 これまで歩いて来た西側の市境尾根付近の散策路は、一般の山道として薄く描かれているだけで、 散策路分岐から降って来た道は描かれていません。
(画像を左クリックすると、6枚の写真が順次表示されます)
荒井沢・緑と花
ここの緑地一帯の面積は約30ヘクタールで、山林、田畑、池などで形成されています。 低湿部・丘陵部・樹林部・断崖があり、変化に富んだ地形で、動植物の種類も豊かです。 特に湿地帯部の休耕水田や溜め池跡地には、絶滅危惧種のタコノアシ、貴重種として ミヤマシラスゲ群落、ツリフネソウ、ネコノメソウ、ママコノシリヌグイなどが育っています。 岩礫崖部には、ツルデンダ、ケイワタバコ、クマワラビ、イワボタン、ヤブソテツなどが見られます。 広葉樹林帯には、ニリンソウ、ナルコユリ、ヤマユリ、カントウカンアオイ、スミレ類、オカトラノオ、 ショウマ類など、樹木ではヤマツツジ、サルナシ、オトギリソウ、タマアジサイ、オオシマザクラ、 ヤマザクラなどが育ち、季節ごとに里山の「緑と花」をみることができます。
洗井沢川小川アメニティ
洗井沢川の源流部に残されている水辺周りや自然環境を、現況の地形を生かしながら、 鳥や昆虫のいる緑、魚のすむ小川やせせらぎといった自然を回復し、育てることで、 生き物にもやさしい自然環境になるように整備したものです。
洗井沢川小川アメニティを含む、洗井沢緑地は里山再生計画として、 自然に生息する動植物を時間をかけて育てています。 小川や沼地にゴミを捨てたり、植物を持ち帰らないでください。
 (横浜市下水道局河川管理課)
天神橋分岐
往復25分ほどで散策路分岐まで引き返してきて、その先に続く広い尾根道を進み始めると、 すぐの所にある僅かな高みの手前で、細い道が左手へ分れていきます。 手前と角には道標が立っていて、高みの右側に続く正面の道は「本郷台(天神橋)」、 高みへ登っていく左手の道は「鎌倉方面(鎌倉湖)」、今来た道は「荒井沢市民の森」となっています。 正面の道を進んでいくと丘の上の畑地などを経て、 先ほどの洗井沢川小川アメニティ沿いを進んで来た道路に降りられますが、今回は左手の道を進んでいきました。
(正面の道は「今泉の森」を参照)
僅かな高みを越えていくと、 分岐から1分もしない所に鎌倉市の設置する「三級基準点N0-43209」がありました。 基準点を過ぎて、雑木や細木などが生い茂る植林地に続く道を緩やかに降っていきます。 枝道ですが踏み跡はしっかりと続いていました。 基準点から1分ほど進んでいくと、大きな樹木の脇から左手に踏み跡が分れていきます。 正面の道の方がしっかりとしていますが、今回はこの左手の踏み跡へ入っていきます。
あまり歩かれていない道のようで、倒木が道を塞いでいました。 周囲には笹竹などが生い茂ってはいますが、道を隠すことはなく、しっかりと確認できました。 少し左へ曲がりながら、植林地を降っていきます。 最後に左・右とS字形に曲がっていくと、右手から来て左手へ降っていく広めの道の曲がり角に出ました。 手前の分岐から1分半ほど、天神橋分岐から4分ほどの所になります。 右手の道は市境尾根を通って大長寺方面へ続いていますが、 今回はここから左手の急坂を降っていきます。
手前の分岐を直進して2分ほど進んでいくと、右手から来る道の途中に出られます。
(右手の道は「今泉の森」を参照)
植林地の尾根に続く急坂を1分ほど降っていくと、傾斜が緩んできます。 雑木林に変わった道を降っていきます。 道端には背丈の低い笹が生えていますが、歩くのには何の問題もありません。 少し岩盤が剥き出した所を過ぎて更に降っていくと、畑地の脇に出ます。 広めの道に出た所から4分ほど降ってきた所になります。
今泉不動(いまいずみふどう)バス停
畑地の脇に続く階段を降っていくと車道に降り立ちます。 天神橋分岐から10分ほどで降りて来られました。 脇に立つ電柱には「今泉三丁目20」の住所標識が取り付けられています。 車道を右手へ20mほど進んでいくと、今泉不動バス停があります。
大船駅(JR東海道線他)まで、大船駅行きバスにて24分〜26分、1時間に6本程度の便があります。
このバス停には逆方向の乗り場はありません。 この先の鎌倉湖畔バス停を経て大船駅へ引き返す循環ルートで運行されています。