鷹取山
散策:2011年02月中旬
【低山ハイク】 鷹取山
概 要 鷹取山は逗子市と横須賀市の境にある低い山で、山頂一帯はかつては石切場でした。 採石跡が垂直の岩壁になっていて独特の景観をしています。 山頂にある展望台からは360度の素晴らしい眺めが広がっています。 今回は東側の尾根から鷹取山ハイキングコースに出て、 鷹取山まで往復してから沼間六丁目の谷筋へ降っていきます。
起 点 横須賀市 京急田浦駅
終 点 逗子市 東逗子駅
ルート 京急田浦駅…登り口…切通…船越町四丁目分岐…湘南鷹取三丁目分岐…鷹取山ハイキングコース…沼間四丁目分岐…44番鉄塔分岐…磨崖仏分岐…鷹取山公園…鷹取山…浜見台分岐…沼間六丁目分岐…沼間六丁目…沼間四丁目…法勝寺…光照寺…海宝院…東逗子駅
所要時間 2時間50分
歩いて... この時は空気が澄んでいて、鷹取山の山頂からは、 冠雪した富士山を始めとして、丹沢・箱根・伊豆などの山々が良く見えました。 沼間六丁目の谷筋は植林地になっていました。 林床にはシダ類などが生い茂っていますが、この時は冬枯れの季節とあって、明瞭な道になっていました。
関連メモ 鷹取山, 鷹取山, 鷹取東尾根, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山
コース紹介
京急田浦(けいきゅうたうら)駅
京急田浦駅(京浜急行本線)から歩いていきます。
改札口を出て、正面の国道16号に架かる歩道橋を渡って、左手へ降っていきます。 田浦警察署を過ぎていくと田浦警察署前交差点がありますが、そのまま国道16号を進んでいきます。
「走水まで13km・高島から20km」の標識を過ぎて、 新浦郷隧道浦郷隧道の出入口が見えてくると、右手へ分かれていく路地があります。 角に立つ電柱には緑色の標識「スクールゾーン」や 「船越五丁目17」の住所表記が取付けられています。 このまま国道を進んで、隧道の手前から右前方へ続く階段を登っていっても尾根道に出られますが、 今回はここから登っていきます。
(隧道の手前からの階段は「鷹取山」を参照)
船越町5丁目急傾斜地崩壊危険区域
この区域内で、のり切、掘削、伐採等を行なう場合は知事の許可が必要ですから左記へお問合せ下さい。
 (神奈川県横須賀土木事務所)
登り口
生垣やブロック塀の脇を進んでいくと石段が現れます。 石段を登り始めるとすぐに二手に分かれていますが、 右側は民家の玄関へ続いているので、左側の石段を登っていきます。 道なりに右へ曲がって壁沿いに石段を登っていきます。 民家の前まで登って道なりに右へ曲がっていくと緩やかな道になります。 赤い消化器入れが設置された突き当たりを左へ曲がって再び石段が現れると、 コンクリート打ちされた崖沿いを登るようになります。 左側に金網柵が設置された石段を登っていくと、 程なくして石階は終って、常緑樹が生い茂る山道が始まります。 ここが尾根道への登り口になります。
入口は狭くて少し雑然とした様子ですが、細い竹林を過ぎていくと、緩やかでしっかりとした山道になってきます。 左下には先ほどの国道16号や隧道の出入口が見えています。 小尾根に出ると右側には長浦湾などが見えるようになります。 冬枯れの季節ということもあるのか、小尾根に続く道は明瞭でよく踏まれて歩きやすくなっていました。
登り口から6分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 右手の小さな切通を過ぎていく道は見送って、ここは左手へ進んでいきます。
右手の切通を抜けると左右に通る道に出ます。 小さな切通を挟んで山道がH字形に接している所になっています。 結構しっかりとした道になっていて、何処へ続く道なのか気になったので、ちょいと歩いてみました。 左手へ登っていく道は見送って右手へ降っていくと、1分もせずに崖の上に出て、 道はそこで行き止まりになっていました。 その下は山を削った住宅地になっていました。 しっかりとした道になっていることを思うと、以前は麓から続いていた道だったのが、 宅地造成によって断ち切られてしまい、行き場のない道になってしまったように思えました。 (所要時間には含めず)
切通
右手の道を見送っていくとすぐに左手から山道が登ってきます。 国道16号の隧道の手前から分かれてきた階段の先に続く道になります。 その道を併せたすぐ先に、岩盤を切り開いた切通があります。 切通を抜けると左右に尾根道が通っています。 登り口から7分ほどで登って来られました。 この尾根道は浜見台から鷹取山ハイキングコースの尾根へと続く道になります。 正面にも広めの道が降っていて、その下には民家が見えていたので、降りて行かれるように思えました。 以前にはこの尾根を越えていく峠道として利用されていたのでしょうか。 右手へ進んでいくと浜見台へ降りて行かれますが、今回は鷹取山へ向かって左手へ続く尾根道を進んでいきます。
(左手から登ってくる道は「鷹取山」を参照)
すぐ左手にある切通を見送ってその先へと進んでいきます。 雑木林の尾根筋にコンクリート製の道が続いています。 起伏もほとんどなくて大変に歩きやすくなっています。 単にコンクリート舗装をしたというだけではなくて、断面が四角くてかなりの高さがあります。 中空になっているようで、マンホールの蓋のようなものが所々にありました。 同じようなものは他の丘陵地帯でも時々見かけます。 この中には何が入っているのでしょう。 水道でしょうか、それとも電線やガス管なのでしょうか。 むやみに開けられると困るためか、蓋の上には金属製の板で覆いがされていました。
「箱道」と命名
この四角い断面のコンクリート舗装された道の正式名称は知りませんが、このサイトでは「箱道」と呼んでいます。
切通から1分ほど進んでいくと右手が開けてきて、下の方には国道16号線が見えるようになります。 道が二俣に分かれていて、新浦郷隧道と浦郷隧道の北側の出入口の辺りになるようです。 遠くには街並みが続いていて、横浜ランドマークタワーも見えていました。
緩やかな箱道をその先へ進んでいくと、正面に僅かな高みが現れます。 尾根道はその高みを巻くようにして左手へ曲がっていきます。 その角から高みへ続く道が分かれているのでちょいと登ってみると、 送電線の鉄塔「貝山線14」が立っていました。 周囲には樹木が生えていて眺めはそれほど良くはありませんでした。 4分ほどで元の道に引き返してきて、その先へと進んでいきました。
高みを左手から巻くようにして続く箱道を進んでいくと、 程なくして左下に見えてくる畑への道が左手に戻るようにして分かれていきます。 畑の出入りがこの尾根からだけという訳でもないだろうし、下の道路まで降って行けそうに思えました。 行く末を確かめたくもありましたが、今回はこのまま箱道を進んでいきました。
左手の道を見送っていくと、高みを右手から巻くようにして曲がっていきます。 巻き終えて再び尾根の背を進んでいくと、再び高みが現れます。 箱道は高みへと真っ直ぐに登っていきますが、その手前から右手に巻き道が分かれていきます。 以前には右手の道を進むようにとの目印が書き込まれていたように思いますが、今回は見かけませんでした。 何度か歩いている道なので、右手の巻き道の方が緩やかで歩きやすいのは知っているのですが、 今回は正面に続く箱道を登っていきました。
船越町四丁目分岐
かなり傾斜のある箱道を登っていきます。 緩やかになって右へ曲がっていくと、高みには畑がありました。 畑の脇を過ぎて右へクランク型に曲がってその先へ降っていくと、手前で分かれてきた巻き道が合流してきます。 こちら側には箱道に×印が書き込まれていて、右手の巻き道を進むようにとの矢印もありました。 巻き道を併せて箱道をその先へ進んでいきます。 正面にもんもりとした高みが見えてくると、左手へ降っていく石段が分かれていきます。 鉄柵に手製の標識が取り付けられていて、左手の石段は「浜見台約15分・京急田浦」、 今来た道は「追浜駅へ」となっています。 左手の石段は船越町四丁目の住宅地へ降りて行かれますが、このまま箱道を進んでいきます。
(左手の石段は「鷹取山」を参照)
高みを左手に避けるようにして進んでいくと、その高みへ登っていく道が分かれています。 その上には送電線の鉄塔「貝山線13」が立っていて、 手元の地形図に載っている76.4m峰になるようです。 道を登った所には「無断での立入りと使用することを禁じます」の看板が立っているので見送って、 両側に鉄柵が続く道をその先へと進んでいきます。 これまでの箱形から幅が広がって、コンクリート舗装路のようになってきます。 右手にはこれから向かう鷹取山の山並が見えるようになってきます。 程なくして正面に高みが現れると石段を登るようになります。 その手前から左手に分かれていく道もあって巻き道になっています。 石段を登っても特に何がある訳でもありませんが、今回は正面の石段を登っていきました。
湘南鷹取三丁目分岐
高みを越えてその先へ石段を降っていくと、左手から巻き道が合流してきます。 その道を併せて鉄柵が設置されたコンクリート舗装路を進んでいきます。 数段の石段を登ってその先へ進んでいくと、右手の僅かな高みに送電線の鉄塔「貝山線12」が立っています。 そこへの道も分かれていますが見送っていきます。 高みの左側を進んでいくと分岐があります。 鉄柵に手製の標識が取り付けられていて、正面の道は「タカ取山」「田浦A」「田浦B」、 今来た道は「浜見台」となっています。 「A」「B」とは何を意味しているのかはよく分かりませんでした。 右手の幅の広い石段の下には、湘南鷹取三丁目の住宅地が見えていますが、 未舗装になった正面の尾根道を進んでいきます。
火の用心 Stop the Fire
 (横須賀市、北消防署)
広い尾根道を進んでいくと、1分もせずに畑地の脇に出ます。 その手前から左手へ山道が分かれていきますが見送っていきます。 畑の脇には送電線の鉄塔「貝山線11」が立っています。 畑の向こうには山並が広がっていました。 右手には鷹取山の山頂にある展望台が見えるようになります。
左手から登ってくる箱道に乗ってその先へと進んでいきます。 小さな切通の辺りまで来ると、箱道はいつしか終っていました。 そこを過ぎて崖の上に続く緩やかな道を進んでいきます。 少し登るようになると僅かな高みに着きます。 右手の住宅地の向こうには鷹取山が見えていました。 湘南鷹取三丁目と四丁目の間には二瘤になった尾根が迫り出しています。 左手の高みにあるのが鷹取山の頂上で、垂直に切り立った特徴的な岩壁と、その上にある展望台が見えていました。 その右側に見えている岩壁は、鷹取山と磨崖仏への道が分かれる所にある岩壁のように思われます。 右手の高みにも尖った岩壁が見えていますが、磨崖仏の後方にある岩壁だと思われます。 右手の奥には横浜のランドマークタワーなどのビル群も見えていました。
鷹取山ハイキングコース
高みを過ぎて緩やかな尾根道を進んでいきます。 少し左へ曲がりながら登り坂になってくると、左右に通る尾根道に出ました。 切通に出た所から30分ほどで到着しました。 この尾根道は鷹取山から京急田浦駅へと続く鷹取山ハイキングコースになります。 周囲には幾つか道標類が立っていて、右手の道は「鷹取山」「鷹取山まで約11分」、 左手の道は「京急田浦方面 約21分」、今来た道は「追浜駅」「浜見台23分」「京急田浦駅」となっています。 また、逗子市消防本部が設置する緊急時の通報番号を記した看板「山火事注意 たかとり47」も立っています。 今回はこの左手の先にある分岐から沼間六丁目の谷筋へ降りていくのですが、 その前に右手の先にある鷹取山まで往復してきます。
保安林区域図
この区域は森林がもっているいろいろな働らきを守るため、保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合わせ下さい。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター農林部林務課)
道標「鷹取山」に従って、右手にある僅かな高みを越えていきます。 右手にコンクリート打ちされた崖が続くようになると、今歩いてきた尾根が見渡せるようになります。 追浜駅へと延びる尾根の先には野島方面も見えていました。 緩やかな尾根道を進んでいくと、京浜急行の設置する標柱「No.8」が立っていて、 この先へと続く尾根道は「鷹取山山頂を経て神武寺へ至る」、 今来た道は「京急田浦駅へ至る」となっています。 この標柱は京急田浦駅から鷹取山へと続く「鷹取山ハイキングコース」に沿って点々と設置されています。 標柱を過ぎた所に送電線の鉄塔「貝山線10」が立っています。
標柱「No.8」は、以前には鉄塔の北西側に立っていましたが、こちら側へ移設されたようです。
沼間四丁目分岐
かまくらと三浦半島の古木・名木50選 スダジイ」に選ばれている大きなシイの木を過ぎていきます。 岩盤が剥き出した小さな切通を過ぎていくと分岐があります。 角に立つ標柱「No.7」にマジックで書き込まれた案内書きによると、左手の道は「沼間」となっています。 また細いテープも貼られていて、「横横道路を越え沼間・横須賀線東逗子駅方面」と書かれていますが、 このまま正面の尾根道を進んでいきます。
左手の道
左手の道を降っていくと2分ほどで分岐があります。 角に立つ保安林の標柱にマジックで書き込まれた案内書きによると、 正面の道は「沼間」、右手の道は「沼間住宅地」となっています。 正面の道を進んでいくと、鉄塔を3つ過ぎた所で余り踏まれていない細い山道になってしまいます。 右手の道を降っていくと、3分ほどで舗装道路へ降り立ちます。 そこから横浜横須賀道路の下をくぐっていくと沼間四丁目へ出ます。 (「鷹取東尾根」, 「鷹取山」, 「鷹取山」を参照)
「山火事注意」の看板などを見ながら歩きやすい尾根道を進んでいくと、右手に僅かな高みがあります。 その高みへ登っていく道と巻き道が分かれていますが、すぐ先で合流します。 高みに登ってみると、樹木の間から目指す鷹取山の展望台が見えていました。 「たかとり43」の看板を過ぎて、雑木林に続くしっかりとして歩きやすい尾根道を進んでいきます。 少し進んでいくと再び高みがありますが、周りは樹木に覆われていて展望は得られないので、 左手の巻き道を進んでいきます。
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
山火事注意
吸いがらの投げ捨てを禁ず。 無断で火を焚くことを禁ず。
 (逗子市消防本部)
44番鉄塔分岐
高みを過ぎていくと分岐があります。 そばに立つ標柱「No.6」によると、右手の道は「鷹取山山頂を経て神武寺へ至る」となっています。 左手の道もしっかりとしていますが、特に何も示されていません。 左手の道は送電線の巡視路のようで、鉄塔を3つ過ぎた先で行き止まりになっているので、 ここは右手に続く尾根道を進んでいきます。
左手の道
以前に左手の道を探ってみました。 1分ほどで送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.44」がありました。 その鉄塔の下をくぐっていくと、1分ほどの所に「東京南線3・4号線No.44」が立っていました。 周囲の樹木が切り払われていて見晴がよくなっていて、鷹取山の展望台もよく見えていました。 道は更にその先へ続いていました。 傾斜の増した坂道を降って緩やかになってくると「たかとり42」の看板が立っていました。 この道もハイキングコースなのでしょうか、かなりしっかりとした道になっていました。 看板を過ぎて笹竹の生い茂る植林帯の尾根を進んでいくと、先ほどの鉄塔から3分ほどで 「追浜線No.7」の鉄塔が立っていました。 その先のすぐ下には横浜横須賀道路が通っていました。 鉄塔の先からは笹竹の生い茂る僅かな踏み跡のような尾根道になります。 笹竹を掻き分けながら進んでいくと、 すぐに「立ち入り禁止」の貼り紙のあるロープが張られていて行き止まりになっていました。 その先には有刺鉄線柵があって閉ざされていました。
左手の道を見送っていくと、岩盤が剥き出した道になってきますが、 傾斜は僅かなので危険な様子はありません。 そんな尾根道も2分ほど進んでいくと、緩やかな道になってきます。 程なくして木の根が張り出した坂道を登るようになると、正面に切通が見えてきます。 その手前で踏み跡が左右に分かれていて、ちょっとした十字路のようになっています。 左手の道は鷹取山公園の広場への近道になっていますが、正面の切通へと向かっていきます。
磨崖仏分岐
坂を登り切ると、切り立った岩壁が現れます。 かつての石切場の跡で、岩山が垂直の壁を作っていて、岩登りの練習をしている人達を見かけたりもします。 突き当たりまで来ると道が左右に分かれています。 角に立つ道標によると、右手の道は「磨崖仏・追浜駅」、今来た道は「浜見台・京急田浦」となっています。 左手には標柱「No.5」が立っていて、左手の切通は「鷹取山・神武寺へ至る」、 今来た道は「鷹取山ハイキングコース」となっています。
(磨崖仏への道は「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」を参照)
この公園内での岩登りは禁止する
ただし、鷹取山安全登山協議会指導員の指導に従い、 次の事項を厳守して行う場合はこの限りではありません。
1.鷹取山安全登山協議会の指示した場所以外では行わないこと。
2.責任あるリーダーのもとに安全な装備で行うこと。
3.岩登りは日の出から日没までの間とすること。
4.岩登りをする人は、鷹取山安全登山協議会への登録が必要です。
5.登録をした人及び団体は、岩登りを行う前日までに上記の協議会へ届出をすること。
事故を生じた時は自らの責任において処理すること。
 (横須賀市)
公園をいつもきれいに楽しく利用できるよう次のことを守って下さい。
1.ゴミは持ち帰ってください。
2.木の枝を折ったり、草花を引抜いたりしてはいけません。
3.鳥や昆虫をとらないでください。
4.たき火、夜間のキャンプをしてはいけません。
5.危険な場所へ立入らないでください。
6.音の大きい楽器の使用など他人に迷惑のかかるようなことはしないでください。
7.物品の販売行為は禁止します。
当公園についてお気付きのことがありましたら次のところへご連絡ください。
 (横須賀市)
鷹取山公園
左手の切通を抜けていくと広い岩場に出ます。 正面には鷹取山の山頂にある展望台が見えています。 中ほどに大きな道標が立っていて、右手の道は「鷹取山公園入口」、 正面の道は「展望台・神武寺」、今来た道は「磨崖仏・追浜駅」「浜見台・京急田浦」となっています。 右手へ進んでいくと広場があります。 鷹取山ハイキングコースに出た所から18分ほどで登って来られました。 正面の視界が開けていて、横須賀の街並みを見渡すことができます。 左手の方には横浜ランドマークタワーやパシフィコ横浜などのビル群も見えていました。 管理人詰所・トイレ・休憩舎・ベンチなどが設置されているので、 景色を楽しみながらひと休みしていきました。 広場には「鷹取山ハイキングコース」と題した案内図もあるので参考にしましょう。 京急田浦駅・京急追浜駅・京急神武寺駅・JR東逗子駅からのルートがイラスト風に紹介されています。
鷹取山公園よりのめやす
(1)神武寺:20分、 (2)神武寺経由京急神武寺駅:50分、 (3)京急田浦駅:50分、 (4)神武寺経由JR東逗子駅:35分、 (5)磨崖仏往復:20分、 (6)京急追浜駅:20分、 (7)浜見台:40分
 (横須賀市緑政部公園管理課)
ひと息入れたところで、鷹取山の展望台へ向かっていきます。 岩場を進んでいくと、正面の岩場の上に展望台が近づいてきます。 中ほどに立つ大きな道標「展望台」に従って、右手の広場の奥にある階段を登っていきます。
鷹取山安全登山協議会の指導に従って岩登りをする人に
1.当公園での岩登りは協議会の指示した場所以外では禁止されています。
2.指示された場所で岩登りを行う場合でも協議会への登録が必要です。
3.登録は次のところで行います。 鷹取山安全登山協議会
4.登録をした人、及び団体は岩登りを行う前日までに上記の協議会に届出をして下さい。
事故を生じた時は自らの責任において処理すること。
この公園での岩登りは禁止する
ただし、鷹取山安全登山協議会指導員の指導に従い、 下記の事項を厳守して行う場合はこの限りではない。 この場合においても事故を生じた時は自らの責任において処理すること。
1.鷹取山安全登山協議会の指示した場所以外では行わないこと。
2.責任あるリーダーのもとに安全な装備で行うこと。
3.岩登りは日の出から日没までの間とすること。
 (横須賀市土木みどり部緑地管理課)
鷹取山 (標高139m)
岩山を切り開いた切通に続く階段を登っていきます。 左へ曲がって横木の階段を更に登っていくと、先ほどから見えていた展望台に着きます。 切り立った岩壁の上にあって、鷹取山の実質上の山頂になります。 周囲は鉄柵が設置されていて安全になっています。 柵には「鷹取山 139米」と書かれた木の円板が取り付けれています。 床にはここから眺められる場所を記したタイルが埋め込まれていて、 北から時計回りに、東京方面、追浜工業団地、三笠公園、観音崎、横須賀市役所、 久里浜火力発電所、武山、大楠山、大島、江の島、富士山、丹沢、有馬浄水場となっています。
この時は空気が澄んでいて、 北から東にかけては、横浜ランドマークタワーやベイブリッジや、東京湾の対岸の房総半島の沿岸部が見えていました。 少し霞んではいましたが、形からすると東京スカイツリーと思われる高い塔も見えていました。 南側には逗子から葉山にかけての海や、大楠山方面の山並が見えていました。 西側には雪を頂いた富士山を始めとして、丹沢・箱根・伊豆半島の山々が良く見えましたが、 手前の送電線が邪魔しているのが難点ではあります。 鉄塔の奥には江ノ島も見えていました。
展望台から降りて、手頃な岩に腰を降ろして軽い食事をしながら休憩していきました。 辺りには先日の雪がまだ残っていて、お尻が少々冷たく感じました。 脇にはシロダモの大きな木もあって、解説板も設置されていました。
シロダモ
葉脈に特ちょうがあり、葉の裏が白いのでこの名前がつきました。 材は建築、器具、薪炭などに利用し、種子からは油やロウをとります。 (クスノキ科)
浜見台分岐
併せて40分ほど居た鷹取山から下山していきます。 西へ続く尾根道を進んでいくと神武寺へ続いていますが、 今回は鷹取山ハイキングコースに出た所まで引き返していきました。 戻り道では写真をほとんど撮らずに淡々と歩いてきたので、11分ほどで降りて来られました。 先ほど登ってきた浜見台方面から来る尾根道を見送って、南へ延びる尾根道を進んでいきます。
沼間六丁目分岐
右側が植林地になった尾根道を緩やかに降っていきます。 程なくして左手の高みに送電線の鉄塔「日産追浜1号線No.2」が立っています。 尾根道はその高みを右手から巻くようにして続いています。 小さな切通を過ぎて、両側に笹竹が生い茂るようになってくると、横木の階段が右手の谷へ分かれていきます。 先ほどの浜見台分岐から2分ほどの所になります。 入口には「たかとり48」の看板が立っています。 その支柱にマジックで書き込まれたメモによると、 右手へ降っていく階段は「沼間」、正面の尾根道は「京急田浦」となっています。 「至沼間坂上」の文字もありましたが、どちらの道を指しているのかはよく分りませんでした。 正面の尾根道は京急田浦駅や沼間坂上バス停へ降りて行かれますが、 今回はここから右手の谷筋へ続く階段を降っていきます。
(正面の道は「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」を参照)
少し戻るようにして、笹竹が生い茂る谷へと横木の階段を降っていきます。 程なくして左へ曲がって、植林帯の谷筋に続くしっかりとした道を緩やかに降るようになります。 谷筋全体が植林されていて、林床にはシダ類などが生い茂っています。 この時は冬枯れの季節ということもあって明瞭な道になっていましたが、 夏草が生い茂る季節になると路面が被われてしまうかも知れません。 岩盤が剥き出している所もありますが、歩き難くはありません。
沼間六丁目
傾斜が緩んできて正面が明るくなってくると小川の前に出ました。 尾根から6分ほどで降りて来られました。 手元の地図によると、ここは沼間六丁目の奥の谷筋で、 流れている小川の名前は分りませんが、田越川の支流になるようでした。 小川に架かる4本束ねの丸太橋を渡っていくと、小川沿いに続く林道に出ます。 これで山道は終わりになります。 頭上を見上げると、丁度真上に送電線が通っていました。 道標類は見かけませんが、ここは水が流れる下流に向かって左手へ進んでいきます。
試しに林道を右手へ進んでみました。 杉の幼木の植林の脇を小川沿いに進んでいくと、次第に道幅が狭まって来ます。 2分ほど進んでいくと、遂に道は不明瞭になってしまいました。
小川沿いに続く林道を進んでいきます。 谷筋は引続き植林されていました。 道幅は広くて傾斜も緩やかで、歩きやすい道になっていました。 2分ほど進んでいくと鉄柵が設置されていました。 その先には舗装路があって、右手のトンネルから左手の先へと続いていました。 小川はここで暗渠に入っていきます。 鉄柵は鎖と鉄棒でしっかりと施錠されていて開きませんが、 車両通行禁止という意味だろうと解釈して、柵の左側から道路に出て、 右側を通る横浜横須賀道路の下を通るトンネル「逗子2」をくぐっていきます。 トンネル内には照明灯が設置されていますが、どういう訳か出入口付近だけが点灯されていて、 暗くて一番必要と思われる中央付近は消えていました。 しかし、真っ直ぐなトンネルの先には出口が見えているので安心でした。
自然環境保全地域
自然を大切にしましょう。 建築物の新改増築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県)
沼間四丁目
トンネルを抜けると住宅が建ち並ぶようになります。 暗渠から出てきた小川が道路の左側を流れるようになります。 左右の山際には横須賀市水道局の水路用トンネルも見かけましたが、入口は柵で封鎖されていました。 住宅地と小川の間に続く道路を3分ほど進んでいくと、道は竹林の角から右へ曲がっていきます。 突き当たりを道なりに左へ曲がっていくと、沼間四丁目の道路に出ました。 小川沿いに降り立った所から8分ほどで歩いて来られました。 道標類は見かけませんが、正面に立つ電柱には「沼間204」の標識が取付けられていました。 右手へ進んでいくと、鷹取山ハイキングコースの沼間四丁目分岐に出られますが、 今回は東逗子駅へ向かって左手へ進んで行きます。
(右手の道は「鷹取東尾根」, 「鷹取山」を参照)
復旧治山事業
荒廃した森林を、もとのすがたにもどし、災害を防止するため治山工事を行なっています。
 (神奈川県)
3分ほど進んでいくと、T字路が二つ連なったような分岐があります。 最初は左、次は右と進んでいくと、小川に架かる橋を渡っていきます。 その先の赤い丸ポストを過ぎていくと、左側を流れる川が合流している所があります。 左手から来るのが田越川の本流のようでした。 こちら側の小川には小橋が架かっていて、その先の県道24号へ出られますが、このまま真っ直ぐに進んでいきます。
沼間4丁目B地区急傾斜地崩壊危険区域
この区域内で、のり切、掘削、伐採等を行なう場合は知事の許可が必要ですから左記へお問い合わせください。
 (神奈川県横須賀土木事務所)
砂防指定地 田越川
この土地の区域内において、宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は神奈川県知事の許可が必要ですから 横須賀土木事務所にご相談下さい。
 (神奈川県)
法勝寺
田越川沿いに進んでいくと、武道橋の際に小さな東沼間児童公園があります。 そこを過ぎていくと、「日蓮宗法勝寺→」の看板が出ていて、 右手へ分かれていく道を指しているので、立ち寄っていくことにしました。 入口には「沼間山法勝寺」「南無妙法蓮華経」と刻まれた石碑がありました。 100mほど進んでいくと、坂の上に法勝寺があります。 本堂の右手には庫裡と思われる建物がありました。 手前には赤い鳥居の神社がありましたが、名前は分りませんでした。 裏側は墓地になっていました。
かぐのみ幼稚園
法勝寺の境内には「かぐのみ幼稚園」が併設されていました。 私が幼い頃に通っていた保育園もお寺に併設されていましたが、 宗教的な教えなどは全くなかったように思います。 純粋に社会福祉の一環として運営されていたのでしょう。 この幼稚園ではどうなのでしょうか。
宗旨
名称 日蓮宗
宗祖 日蓮大聖人
開宗 建長5年4月28日(鎌倉時代 西暦1253年)
本尊 久遠の本師 釈迦牟尼佛
題目 南無妙法蓮華経
教義 日蓮宗はお釈迦さまの説かれた最高の教えである法華経をよりどころとする宗団です。 この法華経を身をもって読まれ布教をせられた日蓮大聖人を宗祖と仰いでおります。 本宗の教義は法華経の魂をお題目にこめられた宗祖の教えに導かれて、 私たちが信行に励みこの教えを弘めることによって、やがて世界の平和と人類の幸福、 ひいては個人のしあわせにつながる事を確信できる教えであります。
経典 妙法蓮華経(法華経)
本堂のご本尊さまに先ず合掌
光照寺
法勝寺から元の道に引き返してその先へ進んでいきます。 田越川に架かる馬場橋を渡っていくと、「真言宗光照寺→」の看板が出ていて、 右手へ分かれていく道を指しているので、ここでも立ち寄っていくことにしました。 右手の路地へ50mほど入っていくと光照寺があります。 短い石段を登り両側の六地蔵に迎えられて石門を入っていくと本堂があります。 左手には庫裡と思われる建物があり、右手は墓地になっていました。
光照寺阿弥陀如来立像
光照寺は山号を開宮山といって真言宗に属するお寺ですが、 記録が残っていませんので、くわしい歴史はわかりません。 本尊は木造の阿弥陀如来立像で、鎌倉時代の後期14世紀頃につくられたと考えられており、 お顔や衣の皺の彫り方などに、当時の写実的な彫刻の特色がよく現れています。 寄木造・玉眼嵌入で、来迎印を結んでいます。 台座の墨書銘によると、文久3年(1863)にかなり大規模な補修が行われたことがわかります。 逗子市内では珍しい古い像として、県の重要文化財に指定されています。
 (逗子市教育委員会)
海宝院
光照寺から元の道に引き返してその先へ進んでいきます。 田越川に架かる矢の根橋を渡っていくと、 駐車場の先に「曹洞宗海宝院」の看板が出ています。 脇には「曹洞宗海寶院」と刻まれた石柱もありました。 すぐ右手に海宝院が見えているので、ここでも立ち寄っていきました。 逗子市重要文化財や逗子景観賞にも選ばれている茅葺屋根の四脚門をくぐって境内へ入っていきます。 右手には立派な鐘楼があり、左手には白山妙理大権現の祠がありました。 参道を真直ぐに進んでいくと海宝院の本堂がありました。 右手には庫裡と思われる建物があり、左手から裏手にかけては墓地が広がっていました。
逗子市指定重要文化財 四脚門
海宝院は徳川家康の代官長谷川七左衛門長綱が之源臨乎和尚を開山として創建した寺です。 天正19年(1591)18石の御朱印を賜った旨「相模国風土記」に記されています。 初め横須賀にありましたが、慶長年間に現地に移されたようです。 寛政2年(1790)の火災に四脚門は焼けず創建当初のまま残っているものと思われます。 茅葺で桁行3.14m、梁行2.78mの規模を持ち、典型的な禅宗様四脚門の形式です。 室町時代最末期頃の様式を色濃くとどめている点、貴重な作例と申せます。
 (逗子市教育委員会)
東逗子(ひがしずし)駅
海宝院から元の道に引き返してその先へ進んでいきます。 東逗子駅のホーム沿いに進んでいくと、左右に通る車道に出ます。 左側の神武寺踏切を渡っていくと、すぐ左手に東逗子駅(JR横須賀線)があります。
駅前に「ウォーキングガイド」と題した大きな案内板があって、 二子山自然遊歩道や神武寺・鷹取山ハイキングコースが紹介されています。 駅舎の中には「鷹取山ハイキングコース略図」もありました。 神武寺の表参道や裏参道は載っていますが、今回歩いたルートは載っていませんでした。