白根ふれあいの樹林
散策:2011年01月中旬
【街角散策】 白根ふれあいの樹林
概 要 白根ふれあいの樹林は、横浜市の「ふれあいの樹林」のひとつで、 尾根越えの道と広場があるだけの小さな森です。 傍には立派な竹林もあって雰囲気の良い所です。 今回は白根ふれあいの樹林を訪ねてから、白根神社や白根不動尊などを経て、 帷子川親水緑道を鶴ヶ峰駅へと歩いていきます。
起 点 横浜市 鶴中入口バス停
終 点 横浜市 鶴ヶ峰駅
ルート 鶴中入口バス停…白根ふれあいの樹林…鍛冶久保児童公園…白糸の滝…白根神社…白根不動尊…帷子川親水緑道…鶴ヶ峰駅
所要時間 2時間10分
歩いて... 白根ふれあいの樹林は、尾根を越えていくと広場があるだけの小さな樹林でしたが、 現地の案内図には破線の道も描かれていたので、これから散策路が増えるのかも知れません。 帷子川親水緑道は以前の帷子川の河川敷を活用して整備されたようで、小川沿いに続く散策路になっていました。
関連メモ ふるさと尾根道
コース紹介
鶴中入口(つるちゅういりぐち)バス停
鶴ヶ峰駅(相模鉄道本線)の北口のバスターミナルから、 [旭10]よこはま動物園行きバス、[旭11]西ひかりが丘行きバス、[旭11]中山駅行きバス,または, [旭12]旭台行きバスにて3分、便は頻繁にあります。
北口から鶴ヶ峰バスターミナルまでは少し離れていますが、 辻々に立つ案内図付きの標識に従って行けば迷わずに着きます。 バスターミナルの入口には「鶴ヶ峰バスターミナル周辺案内」があって、 旭区グリーンロードふるさと尾根道ルートが紹介されています。 また、バスターミナルの中には「旭区散策ガイド」があって、6コースが紹介されています。 両方とも横浜市ホームページにも掲載されているので、歩く場合には参考になります。
旭区グリーンロード構想とは
多くの公園や見どころに恵まれた旭区内を緑の遊歩道で結んでいこうという構想です。 鶴ヶ峰バスターミナルは、この構想の中で、鶴ヶ峰駅とよこはま動物園を結ぶ 「ふるさと尾根道ルート」の一部となっています。
旭区散策ガイド
緑と水と歴史にふれあい「旭区散策ガイド」は、区民の皆さまに魅力あふれる、ふるさと旭区を再発見していただけるよう、 新しい六つの散策コースをつくりました。 どのコースにも、由緒ある歴史的遺産や恵まれた自然、整備された公園などをバランスよく配置し、紹介しています。 また、散策コースを楽しんでいただくため、簡単ですがウォーキングの方法も紹介していますので、 ウォーキングをとおしての健康増進に大いに役立てていただきたいと思います。 このガイドマップをポケットにしのばせ、五感を全開して私たちの街をあるいてみませんか。 きっとすてきな、ふるさと旭区との出会いが生まれることでしょう。
バスを降りて、白根通の先へ進んでいきます。 T字路を直進していくと、赤い看板を出す大型スーパー「TESCO」があります。 その先から左手へ分かれていく路地に入っていきます。 住宅の傍を進んでいくと、正面にこんもりとした森が近づいてきます。 これが白根ふれあいの樹林になります。
竹林の手前まで来ると、山際に沿って左右に通る道に出ました。 道標などは見かけませんでしたが、暫し考えた末、右手へ進んでいきました。
白根ふれあいの樹林
ガードレールが設置された坂道を登っていくと、左手に登っていく横木の階段がありました。 脇には「白根ふれあいの樹林」の標柱や解説板などが設置されていました。 こちらでは樹林の地図を見かけませんでしたが、ここが白根ふれあいの樹林の入口になるようです。
白根ふれあいの樹林
横浜市が1.6haの樹林を、土地所有者の方から借り受け、平成4年10月に開園しました。
所在地:旭区白根五丁目1463ほか
 (白根竹の森運営委員会、横浜市北部公園緑地事務所)
スズメバチに注意!!
8〜11月は、ハチの活動がさかんになり、巣に近づくと攻撃される場合があります。
(1)ハチが飛んで来ても手で振り払わない。
(2)大きな動きをしない。
(3)地面を踏みたたく等刺激を与えない。
(4)「黒い物」に対して攻撃してきます。
もし、「ハチの巣」を発見した場合は、絶対に近づかないで、早急にご連絡ください。
 (横浜市北部公園緑地事務所)
幅の広い真新しい横木の階段を真っ直ぐ登っていきます。 階段は角材で出来ていて、足を乗せるのに具合が良く、歩きやすくなっていました。 杉や雑木や竹などが混在する不思議な感じの森でした。 左手には見事な竹林がありますが、周囲は緑色の金網柵で区切られていました。
階段を真っ直ぐ登っていくと、程なくして尾根に登り着きます。 左手の尾根には踏み跡が続いていましたが、入口には「通行しなでください」の看板が立っていました。 ここは尾根を越えて正面に続く道を降っていきます。
これより先、危ないので、管理者以外は通行しないでください。
 (横浜市北部公園緑地事務所、白根竹の森運営委員会)
試しに、左手の道をちょいと歩かせてもらいました。 切り倒した枝付きの竹が道端に置かれていたりして整備されていませんでしたが、道はしっかりと続いていました。 高みに着いて左手へ曲がりながら降っていくと、先ほどの竹林を囲む緑色の金網柵に出ました。 そこから金網柵沿いに右手へ降っていくと、白根5丁目37番地の辺りの住宅地に出ました。 そちら側にも「通行しなでください」の看板や「スズメバチに注意」の看板がありました。 この先で見かけた樹林の案内図には破線の道が載っているので、 今後は散策路として整備されるのかも知れません。
降り始めると横木の階段に変ってきます。 登りと同様に角柱で出来た歩きやすい階段になっていました。 階段を真っ直ぐ降っていくと、すぐに広場に降り立ちます。 脇には「白根ふれあいの樹林」と題した案内板があって、樹林の図も載っていました。 それによると、ここはふれあい広場というようです。 「白根ふれあいの樹林」という名称は仮称のようでした。 周囲には生垣があって、斜面の草地になっていました。 脇にはベンチも設置されていて、ひと休みするのに良い所でした。
白根ふれあいの樹林
所在 旭区白根5丁目25番地先
面積 16,000u
管理団体 白根竹の森運営委員会
この森の管理は、近隣の町内会自治会等が中心になって行っています。 この管理にも限界がありますので、皆さんで大切に利用してください。
次の注意事項を守ってくだだい。
・森の近隣の住民に迷惑になる行為はやめましょう。
・森は火に弱いので、許可のない花火やたき火はやめましょう。
・愛犬の散歩は、愛犬手帳のルールを守りましょう。(愛犬を放さない、フンの始末はしっかりとしてください)
・気持ち良く利用するため、ゴミは持ち帰りましょう。
「白根ふれあいの樹林」は、ふさわしい名称が決まるまでの仮の名前です。 名称が決まりましたら、この案内板でお知らせします。 近隣の方々を対象に、自然観察等のふれあい活動を行っていますので、ぜひ、ご参加ください。
 (横浜市北部公園緑地事務所)
試しに歩いた尾根の道は、樹林の図では、 破線の道の先にある野鳥保護区と竹林の境界を経て、野鳥保護区と畑地の間へと続いていました。
広場の上は階段状の畑のようになっていて、その中ほどに手摺の設置された横木の階段があります。 上まで登っていくと、白根5丁目30番地の住宅地に出ました。 こちら側にも「白根ふれあいの樹林」の看板と、最初の入口で見かけたのと同じ解説板がありました。 振り返ると、ふれあい広場の先には街並みが広がっていました。
尾根を越えて最初の入口まで引き返してきて、元来た道を進んでいきます。 道路から来た所のT字路を直進して、竹林に沿って進んでいきます。 竹林を過ぎていくと、左手には畑や田んぼなどが広がってきました。 蘖も伸びていたので、今でも稲作が続けられているようでした。
鍛冶久保児童公園
両側に住宅が建ち並ぶようになってくると十字路に出ます。 左手へ降っていくと白根通に出られますが、今回は十字路を直進していきました。 ガス会社の白根第2変圧器室を過ぎて真っ直ぐに進んでいくと、道は右手に曲がっていきます。 その正面に鍛冶久保児童公園があります。 3段になっていて、鉄棒やブランコや滑り台などがある静かな公園でした。
遊具であそぶときのおやくそく
・幼児が遊ぶ場合には、保護者の方が必ず付き添ってくださるようお願いします。
・遊具には、その年齢の平均的な運動能力であれば安全に遊べる目安となる年齢を表示したシールを貼っています。 特にお子様が対象年齢に満たない場合は、常に保護者の方の手が届くところで見守ってください。
 (鍛冶久保公園、旭土木事務所)
公園を横切って坂道を左手へ降っていくと白根通に出ます。 左手には中堀川の支流が流れていて、その先には中堀川に斉藤橋が架かっていました。 白根通を右手へ進んでいくと代官前バス停があります。 そこから左手へ分かれていく道に入っていくと、「白根神社」の扁額が掛る鳥居があります。 鳥居をくぐっていくと、左手の袂に歌碑がありました。
この歌は「万葉集」巻二十に採録された防人の歌です。 天平勝宝7年(755)、防人として都筑郡から九州沿岸の警備に出発しなければならなかった服部於由は、 「我が行の息衝くしかば足柄の峠延ほ雲と見とと偲ばぬ」 【私の旅が長いためにため息がでるように恋しく思うことは分かるが、あまり心配して身をこわすより心を慰めながら無事に私の帰るのを待ちなさい】と、 残して行く妻が気がかりで歌をよんでいます。 妻の呰女は、 「わが夫を筑紫へ遣りてうつくしみ帯は解かななあやにかも寝も」 【私の夫を筑紫へ送り出すが、それが心配で心配でたまらないので、夜も帯を解かずに、夢にも離れないようにと思いながら寝るようです】と歌を返したものです。 防人は大宰府に派遣され、体外的な警備に当たり、任期は3年でした。 東国の兵士が当てられ、彼等の旅費や装備は基本的に自前で、任期が終わっても楽に帰ることができず、 道端で餓死する者も多くいたようです。 当時、兵部省の役人として防人の管轄に当っていた大伴家持は、東国各地からやってきた防人たちから歌を集め 「万葉集」に収めました。 旭区の昔を偲び、都筑郡(旭区は当時の都筑郡の一部でした)のゆかりの地であるこの地に歌碑を建立しました。
 (旭区観光協会、旭区役所)
白糸の滝
右手の階段を登った所には白根公園があります。 芝地になった静かな公園で、道路の向かい側へ続く螺旋状の歩道橋が目立っていました。 中堀川に架かる白糸の滝橋を渡っていくと、左下の中堀川へ降りていける階段があります。 石畳になった階段を降りていくと、堰のような形をした滝がありました。 これが白糸の滝のようです。 この先で見かけた解説板によると、幅7m、落差3.2mあるのだそうです。 今では護岸工事が施されて趣はあまり感じられませんが、その昔にはどんな雰囲気の滝だったのでしょうか。 横浜市民の森「まさかりが淵市民の森」にある滝と似た雰囲気でした。
突然の雨に注意
[空がピカッて光ったら!] 雨が降りそうになったら、すぐに川から離れてください!!
[空からゴロゴロってきこえたら!] 雨が降っているときは、川に近づかないでください!!
 (旭土木事務所)
白根神社
白糸の滝から石段を引き返してその先へ続く坂道を登っていきます。 真ん中に手摺が設置されていてかなりの傾斜があります。 そんな坂道を曲がりながら登っていくと、白根神社の境内に登り着きました。 境内には手水舎や札所のような建物はありましたが社務所は見かけません。 社務所は右手の先に続く道路を少し進んだ所にあります。 境内には横浜市の名木古木に指定されているヤマザクラの大木がありました。 神社の由緒などを記したものは見かけませんでしたが、 この下にある白根不動尊と関連のある神社のようでした。
新しき 年の初めの 初春の 今日降る雪の いや重け吉事 大伴家持
 (神奈川県神社庁)
人生のまつり
人生には、いくつものおまつりがあります。 昔から私たちの祖先は、人生の節目には子供の成長や、家族が健康であることを祈願して、 お祝いをしてきました。 ここからは、人生のまつりを順にご紹介しましょう。 (各説明は省略)
安産祈願】腹帯に込める安産の願い、 【産湯(うぶゆ)」命の発展を祈ります、 【お七夜(しちや)・命名】人生最初の節目です、 【初宮】氏神さまに初めてのご挨拶、 【お食い初め】食の恵みがありますように、 【初節供】人形に託す健やかな成長、 【七五三】大人の準備が始まります、 【入学・卒業】決意も新たに氏神さま参り、 【成人式】大人になった感謝と奉告、 【神前結婚式】明るい家族と子孫繁栄を誓いましょう。
・千歳飴(ちとせあめ)  七五三には欠かせない千歳飴には、鶴・亀・松竹梅などめでたいものが描かれています。 子供の幾久しい健やかな成長を祝い願って、千歳飴と名付けられています。
・三々九度(さんさんくど)  神前結婚式では新郎新婦が互いにお酒を飲み交わし、夫婦の契りを固める「三々九度」という儀式があります。 平安時代には公家の元服の祝いの際にも行われていました。 三度を三度重ねることで、縁起のよい数といわれる陽数、一・三・五・七・九の数の中で最も大きな数である九になり、 幾久しく幸せな家庭が続くようにといった願いが込められています。
白根不動尊
白根神社から引き返して白糸の滝橋を渡り、中堀川沿いに進んでいくと、右手に登っていく坂道があります。 横浜市の名木古木「カヤ」の脇から登っていくと白根不動尊があります。 前には寺院でよく見かける線香を立てるような所があって、「南無不動明王」の幟もはためいていました。
白根不動・白糸の滝
社伝によると、『前九年の役(1053〜1062)の際、 八幡太郎源義家は兜の内に不動明王坐像(坐長1寸7分伝弘法大師作)を納め、 奥州に向い勝利を上げたことにより、康平6年(1063)鎌倉権五郎景政に命じて社殿を造立し、この坐像を祀った。 これが不動堂の起源である。 建久2年(1191)堂宇を再び造立したが、正慶年間(1332〜1333)新田義貞の鎌倉攻めの折、 この辺りの社寺はすべて烏有に帰した。 その後、元禄7年(1694)に社殿を再建したが、大正8年(1919)火災で焼失し、 即建立されたのが現在の社殿である』といいます。 不動堂の別当職白瀧山正願寺は明治初年廃寺となり白根神社となりましたが、 神仏混合時代の仏教の影響が強く残り、"白根のお不動さん"として近郊近在の人々から親しまれています。 戦前は"雛市や幟市"が開かれにぎわいました。 境内には、巾7m、落差3.2mの"白糸の滝"があります。
 (横浜国際観光協会、横浜市教育委員会文化財課)
境内には手水舎や絵馬納所やお札売場もありました。 四方に竹が立てられ、袂には松が取り付けれて注連縄が張られた一角がありました。 奥には石仏などが並んでいて、 「子育観世音菩薩」,「水子観世音菩薩」,「馬頭観世音菩薩」,「身代地蔵菩薩」,「南無妙法蓮華経」と 書かれた赤い幟も立てられていました。 また横浜市の名木古木に指定されているイロハモミジの大木もありました。 1月28日には「開運初不動だるま市」が催されるようで、その旨の貼り紙も見かけました。
不動堂の右側の階段を降っていくと、中掘川にコンクリート製の龍泉橋が架かっています。 橋を渡っていくと、正面に登っていく石段があります。 上にある白根神社へ続いているようでしたが、工事中なのか柵が設置されていました。 左手へ続く道を進んでいくと、岩壁に洞があります。 頭を打ち付けないよう身を低くして中へ入っていくと、「大瀧王」と書かれた提灯が灯る祭壇があり、 その奥に龍の像と小祠がありました。 「白瀧龍神」というようです。 よくお参りをされているようで、綺麗な花束がお供えされていました。
龍泉橋を渡った右手には東屋が建っていて、その隣には赤い火焔を背負って剣を持った像が立っていました。 その右手には小さな滝があって、管から水が流れ落ちていました。
龍泉橋を渡り返して中堀川の下流へ続く歩道を進んでいきます。 木製の小滝橋を渡っていくと、小広くなった所で行き止まりになっていました。 橋の名からすると近くに「小滝」があるのかと思って探してみましたが、見つけられませんでした。 先ほどの火焔の像の右手の滝がそれに当るのでしょうか。 広場には大きな石の上に「妙法蛇之塚」と刻まれた石碑がありました。 木製の小さな箱車もあって、「みんなでたいせつにそだてています」と書かれていました。 中には落ち葉が一杯入っていましたが、何を育てているのでしょうか。 川までの段差は僅かで、降りて行かれるようになっていました。
小滝橋を渡り返して左手の石段を登っていくと、先ほどの白根不動尊の境内に出ます。 そこから左手の先に立つ鳥居をくぐっていくと、すぐに十字路があります。 左手には緑色の柵が施された金属製の橋が架かっていますが、そのまま直進していきます。 住宅が建ち並ぶ坂道を緩やかに降っていくと中堀川沿いに出ます。 左手から暗渠が合流してきていました。 川沿いに進んでいくと新不動橋が架かっています。 橋を渡っていくと十字路があります。 角には道標が立っていて、正面の道は「史跡 愛宕様」、今来た道は「白根不動・白糸の滝」となっていました。 右手には不動橋が架かっていますが、正面に続く川沿いの道を進んでいきました。
中堀川沿いの道を進んでいきます。 愛宕白根橋を見送っていくと、道は中堀川から離れて少し左へ曲がっていきます。 右手からの道を併せてその先の坂道を登っていくと、国道16号(八王子街道)の愛宕交差点に出ました。 脇には「不動道入口」の標柱が立っていて、玉垣で囲われた石柱の上に不動像がありました。 石柱の側面には「従是右 不動道」などの文字が刻まれていました。
不動道入口
八王子街道より白根不動尊への参道入口。 道しるべの不動像は寛政9年(1797)にたてられた。
横断歩道を渡って右手へ進んでいくと、左手に戻るようにして道が分かれていきます。 そこを降っていくと、中堀川に浜串橋が架かっています。 橋を渡っていくと、中堀川は帷子川に流れ込んで終わっています。 この時には川の合流地点付近の改修工事が行われていました。 施工前と施工後の写真が貼り出されていましたが、施工前の方が趣があるように思えました。 帷子川に架かる島越橋を渡って右手へと進んでいきます。
帷子川親水緑道
帷子川には鴨が沢山泳いでいました。 餌を投げ入れている人がいて、それを目当てに集まってきているようでした。 川へ降りて行く階段もありましたが、柵で閉ざされていました。 左手に分かれていく道を見送っていきます。 すぐにある車止めを過ぎていくと、左手に帷子川親水緑道の入口があります。 脇には「帷子川親水緑道案内図」があって、緑道の地図が載っていました。 緑道は、広場ゾーン/せせらぎゾーン/池・庭園ゾーンの3つから成っているようでした。
注意
・この階段は川の一部です。
・雨が多く降ると、階段の上のところまで川の水がきます。
・雨のときや、雨の後など水の多いときはキケンですから、階段の中に入らないでください。
 (横浜市旭土木事務所)
公園内を自転車等で通る場合には歩行者に十分注意すること。 他の利用者にぶつかり大変危険です。 事故が発生しています。
 (旭土木事務所)
両側に植込みが続く緑道を進んでいきます。 道端にはベンチも設置されていて、散策する地元の方も見かけました。 擬木の柵が続くようになった坂を降っていくと、左側には川が流れるようになります。 進行方向から流れてきて、手元の暗渠に流れ込んでいました。 程なくしてなだらかになる道を進んでいきます。
少し進んでいくと、川に降りていける石段がありました。 ちょいと降りてみましたが綺麗な水でした。 この川でも鴨を沢山見かけました。 餌を投げ入れてやっている人を見かけました。 地域猫ならぬ「地域鴨」とでも呼べば良いのでしょうか、地元の方々が世話をしているように思えました。
岩壁の袂を過ぎていくと、川につり橋が架かっています。 板が敷かれたしっかりとした橋で、歩いても揺れることはありませんでした。 橋を渡った先にはバードウォッチングウォールがあって、小窓が幾つか開いていました。 野鳥を観察するための場所のようで、この付近で見られる鳥の解説板も設置されていました。
この付近で見られる鳥です。みんなで見つけてください。
キジバト ハト科。ヤマバトとも呼ばれる。明るい茶色で首に黒と青白いしま模様がある。 デデッポーとのんびりした声で鳴き、地面をのこのこ歩いて餌をとる。
ウグイス ヒタキ科。やぶやササの中にいて、姿はあまり見せない。 スズメ位の大きさで、地味な茶褐色の体。繁殖期にはホーホケキョと鳴く。 冬の地鳴きはチャッチャッ。
セグロセキレイ セキレイ科。黒と白とのはっきりした色合い。スズメ位の大きさで尾が長い。 水辺に生活しカゲロウなど小昆虫を餌とする。 波状にトビながらジジッジジッとにごった声で鳴く。
ツバメ ツバメ科。昔からなじみ深い鳥で、電線によくとまる。 人家の軒に泥で巣をつくり、ひなを育てる。 地上近くや空を速いスピードで飛びまわり、虫をとらえる。
ムクドリ ムクドリ科。畑や芝生に普通。スズメより10cm位大きい。 くちばしと脚のオレンジ色、飛んだときの腰の白が目立つ。 秋から冬に大群をつくる。キュルキュル、リャーリャーと鳴く。
マガモ ガンカモ科。少数は本州中部以北で繁殖するが、主に冬鳥として湖沼、池、川、海岸等にやってくる。 雄の頭は緑色、雌は茶色の地味な体色。 アヒルの原種。鳴き声はグェッグェッと鳴く。
ヒヨドリ ヒヨドリ科。全国に分布し人家付近や林で最も普通。 スズメの2倍位の大きさで、尾が長く灰色の体。 春、秋に群れで移動する。ピーヨピーヨと騒がしく鳴く。
モズ モズ科。スズメよりやや大きい、かぎ状のくちばしをもち、頭が大きく、尾が長い。 とまっているとき、尾をゆっくり回す。 秋にキィーキィキィキィと高鳴きをする。
オナガ カラス科。低地から山地の村落や木の多い市街地に普通。 灰色の体、水色の長い尾に黒の頭。10羽ほどの群れで生活し、雑食性。 グェーグェー、キュイキュイと鳴く。
メジロ メジロ科。全国で普通に見られ、常緑広葉樹林に多い。 スズメよりやや小さい黄緑色の体で、目のまわりが白い。 甘い物が好きで、ウメやツバキの花の蜜を吸う。チー、チーと鳴く。
バードウォッチングウォールから引き返して、川沿いの道を更に進んでいくと、 六角形をした東屋が建っています。 中には三ツ矢のような形のベンチが設置されていました。 東屋の下のすぐ傍には川が流れていました。
この東屋や周辺で夜間や深夜に騒いだり、火をおこす行為を禁止する。 今後、このような行為があれば、厳罰に処する。
 (旭土木事務所)
東屋を過ぎていくと、道の脇から川辺に降りて行かれるようになっていました。 ここでも多くの鴨が泳いでいました。
川から上がって緑道を進んでいくと、右側に竹林が有りました。 川に橋が架かる所まで来ると、「守ろう・大切な自然」と題して、鳥・魚・昆虫・樹木などが紹介されていました。
公園のタケノコは地域で管理しているので、無断で堀り取らないでください。
 (白根町内会、帷子川親水緑道公園愛護会、横浜市旭土木事務所)
守ろう・大切な自然
横浜では自然と生き物にふれあう事業を進めています。
ムクドリ ムクドリ科。白い顔に黒っぽい体。オレンジ色のくちばしと足。飛ぶと腰と尾の先の白が目だつ。
ヒヨドリ ヒヨドリ科。ヒーヨ、ヒーヨとおいう鋭く大きな声でよく鳴く。尾が長く体つきはスマート。
ツバメ ツバメ科。光沢のある濃紺の青と白い腹のコントラストがきれい。細く2つに分かれた燕尾が特徴。
メジロ メジロ科。スズメより小さな黄緑色の小鳥。名前のように目に白い輪がある。動きは早くすばやい。
シジュウカラ シジュウカラ科。白と黒のコントラストがきれいな小鳥。白い腹にはネクタイのような模様が目立つ。
オナガ カラス科。名前のように長い尾。黒い頭に、水色の背、翼、尾がきれい。リューイなどと鳴く。
キジバト ハト科。デデッポッポポーと、のどかに鳴く。翼にはウロコ模様、首筋に青い斑点が目立つ。
キセキレイ セキレイ科。黄色い腹がきれいなセキレイの仲間。スマートな体で尾をリズミカルに振るのがクセ。
ミズスマシ ミズスマシ科。水の中で生活する昆虫。黒くて光沢のある体をしている。目は水中用と空中用の4つ。
コイ コイ科。池や河川の下流で生活する。黒っぽい体に大きめの口、太いヒゲがある。
アブラハヤ コイ科。流れのゆるやかな河川や湖沼で生活する。10センチほどの大きさで体に黄色のしまがあある。
オニヤンマ(ヤゴ) オニヤンマ科。日本でもっとも大きなトンボの幼虫で、水中で生活し、直腸の内側に鰓があり呼吸する。
ミズキ ミズキ科。荒れ地にまっさきにはえてくる木。[花期]5〜6月、[果期]10月〜11月。
ケヤキ ニレ科。ホウキ形の雄大な樹形。[花期]4〜5月、[果期]10月。
クヌギ ブナ科。日本一りっぱなドングリ。[花期]4〜5月、[果期]10月。
コナラ ブナ科。雑木林の代表種。秋の紅葉が美しい。[花期]4〜5月、[果期]10月〜11月。
 (横浜市旭土木事務所)
橋を見送っていくと、トイレを過ぎた先に池がありました。 庭園風に松なども植えてあって、いい雰囲気になっていました。 池の中ほどには島があって、橋で繋がっています。 奥の方には東屋も建っていました。 右手には最初に見かけたのと同様な案内図がありました。 脇には「都市景観大賞受賞記念」と題した記念碑もありました。 それによると、この帷子川親水緑道は以前の河川敷を利用して造ったとのことで、 昔の帷子川はかなり蛇行していたようです。
帷子川親水緑道 都市景観大賞受賞記念
帷子川親水緑道は、河川改修後、もとの河川敷を活用して、昭和63年に整備されました。 豊かな自然と季節の変化が楽しめる散策路として親しまれています。 平成20年にその景観だけでなく、地域の自主的な取組(清掃、草木の管理、区民まつりなどのイベント)が評価され、 国が主催する「都市景観大賞」を受賞しました。
 (帷子川親水緑道 鶴ヶ峰地区愛護会、白根地区愛護会、家敷愛護会、ホタルの会、横浜市)
鶴ヶ峰(つるがみね)駅
東屋の裏手にある石段を登っていくと道路に出ます。 出た所にも「帷子川親水緑道」の標識が立っていました。 左右に通る道と正面の道から成る少し曲がった十字路になっています。 鶴ヶ峰駅へは正面の道でもいいのですが、今回は左手の道を進んでいきました。 数10m進んだ所にあるカーブミラーの立つT字路を右折していきます。 左右に分かれていく道は見送って道なりに真っ直ぐ進んでいくと鶴ヶ峰駅(相模鉄道本線)に着きました。