夫婦池公園
散策:2010年10月中旬
【街角散策】 夫婦池公園
概 要 夫婦池公園は、鎌倉市の西にある鎌倉山の山合いの二つの池を中心とした公園です。 豊かな自然が残されていて、貴重な植物が自生していたり、カワセミなども生息する隠れ家的な公園です。 今回は夫婦池公園を訪ねてから鎌倉山の高台を進み、その南に続く山道を稲村ヶ崎駅へと向かっていきます。
起 点 鎌倉市 見晴バス停
終 点 鎌倉市 稲村ヶ崎駅
ルート 見晴バス停…鎌倉山口…森のさんぽみち…森の休憩所…湿地の観察テラス…自然水辺園…パークセンター…夫婦池(上池)…水辺のさんぽみち…笛田口…夫婦池(下池)…のんびり草地…谷戸の休憩所…水辺の観察テラス…鎌倉山神社…尾根道入口…Y字路…十字路…T字路…小ピーク…三級基準点…稲村ガ崎二丁目…日蓮袈裟懸の松跡…稲村ヶ崎駅
所要時間 1時間50分
歩いて... 夫婦池公園の南一帯の鎌倉山からは、箱根・伊豆・相模湾などを見渡せる素晴らしい眺めが広がっていました。 この時は空気が澄んでいて、少し雲が棚引いてはいたものの、富士山の姿を望むことも出来ました。 稲村ヶ崎駅へ続く尾根道は、しっかりとして明瞭になっていました。 途中で分岐が何度かあるものの、南を指して進んでいきました。
関連メモ 鎌倉山, 極楽寺切通, 鎌倉広町緑地, 稲村ガ崎尾根
コース紹介
見晴(みはらし)バス停
鎌倉駅(JR横須賀線)の東口バスターミナルから、 [鎌4]鎌倉山行きバス、[鎌5]諏訪ヶ谷行きバス、[鎌6]江の島行きバス,または,[船9]大船駅行きバスにて18分、 1時間に2本から3本程度の便があります。
バス停から鎌倉駅方向へ引き返していきます。 バス停の名前は何故「見晴」と付けられたのだろうかと考えながら車道を歩き始めると、 西側の山並の奥に丹沢から箱根方面の山稜が見えていました。 手前の山が少し邪魔をしていますが、この時は空気が澄んでいて、かなり綺麗な眺めでした。
鎌倉山口
バス停から数10m引き返してくると、曲がり角に木製の展望デッキがあります。 入口には「夫婦池公園」と刻まれた石碑があり、公園の案内図もありました。 また、道路脇には「鎌倉山記」と題した大きな記念碑もありました。 ここが夫婦池公園の鎌倉山口になります。 四角いベンチも設置されていて、雰囲気のいい所になっていました。 正面に続く横木の階段から谷筋へと降っていきます。
鎌倉市 夫婦池公園
開園時間 8時30分〜17時15分(通常)
休園日 12月29日〜1月3日
その他 トイレ・水道などはパークセンターにあります。
・ごみを持ち帰りましょう。
・生き物や施設を大切にしましょう。
・危ないことやほかの人の迷惑になることはやめましょう。
注意事項やマナーを守りましょう。
 (夫婦池公園パークセンター、財団法人鎌倉市公園協会)
夫婦池公園
2009年4月open! 夫婦池公園は、森の環境保全を第一に考え、木材・自然石など、自然素材を使用し整備しました。 森・水辺・草地などには、貴重な野鳥・昆虫・草花が豊富。 家族みんなで自然観察のできる公園です。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
鎌倉山記
天慶ノ乱ニ平貞盛ガ将門ヲ夷滅シテヨリ平氏ノ威勢漸ヤク東国ニ張リ其孫直方鎌 倉郡ニ在リテ幾多ノ荘園ヲ領有ス、後冷泉天皇ノ世、源頼義相模守ニ任ゼラレテ 鎌倉郡ニ入ルヤ直方ノ婿トナリ源氏ノ根據ヲ東国ニ植ユ、当時京都奈良ニ於ケル 山門ノ豪僧ガ朝廷ニ迫ルヤ頼義、直方等源平二氏相連引シテ朝廷ヲ守護ス、後頼 義、義家ノ前九年、後三年ノ役ニ従事シタル将士ア實ニ此地方ノ荘園ヨリ抬頭シ タルモノナリ、当時鎌倉郡ヲ周辺シタル群峰ヲ概称シテ鎌倉山ト言フ、是等ノ丘 岳ハ文献ニ記録セラレタル以外ニ豪族闘争ノ古戦場ナリシコトハ親不知ノ嶮、戦 道ガ峯等ノ地名ガ今猶ホ存スルヲ見テ之ヲ知ルヲ得ベシ、治承四年源頼朝ガ兵ヲ 相模ニ起シ一勝一敗ノ後、漸ヤク房総ノ地ニ勢ヲ張ルヤ安達平九郎盛長ノ説ニ従 ツテ府ヲ鎌倉ニ開キ、之ヨリ荊棘ノ地変ジテ大都トナル、昭和三年七月廿七日菅 原通濟君同志ト協力シテ鎌倉山ヲ開キ道路ヲ通ジテ住宅地トナス、鎌倉ガ義貞ノ 為ニ壊滅シタル後六百年ニシテ嶮峯ノ上ニ彩瓦ノ新屋起リ戦道変ジテ自動車道ト ナリ朽創ヲ裏ム苔土ニ吉士ノ笑語ヲ聞キ釵玉ノ埋レタル短草ニ妙婦ノ衣裾飜ヘリ 昇平ノ気蒸々トシテ山谷ノ間ヨリ湧ク、昭和十年七月余此地ニ遊ビ菅原君ト共ニ 風物ノ変化ヲ語リ歩シテ鎌倉山神社ノ石燈ニ昇レバ富士山、箱根連峰、天城山等 ノ遠岫交モ濃淡ノ色ヲ示シ斜陽影裡ニ来往スル船影ノ彼方ニ大島ヲ見天地双碧人 ト家ト皆ナ畫中ノモノタルヲ覚ユ、嗚呼、曽テ鎌倉ノ大都ガ鬱然トシテ荊棘ノ中 ヨリ湧キ出デシコトヲ回想スレバ百年ノ後鎌倉山ノ形勢ソレ如何ゾヤ之ヲ思フテ 感慨限リナシ乃チ茲ニ此事ヲ録シテ以テ後世ノ語リ草トナス
昭和十年七月 竹越興三郎撰 菅原道濟題
森のさんぽみち
幅の広い横木の階段を降っていきます。 横木の上面が平らに削られて歩き易くなっていました。 鎌倉山口から上池へ続くこの道は「森のさんぽみち」と云うようです。 両側に丸太の手摺が設置された階段を右・左と折れ曲がりながら降っていくと、森の中へ入っていきます。 3分ほどで階段が終わると、木片チップが敷かれた緩やかな道になります。 谷筋に続く広い散策路を進んでいきます。
森のさんぽみち
耳を澄ますと、森の音が聞こえる…
樹林が美しい「森のさんぽみち」では、ハンノキ林、ハンゲショウ、ドクダミ、アキノタムラソウ、 ツリフネソウ、ミゾソバ、センニンソウ、ヤマユリなどが見られます。 五感を最大級に使い、自然と触れ合える場所です。 鳥のさえずりや虫の音、風が樹々の間を渡る音など、森の様々な音に耳を澄ましたり、 木々の清々しさや花の甘い香りを感じて下さい。 森の音や香りについて新たな発見が出来ます。 在来の小動物も生息しています。 タヌキの足跡を探してみて下さいね。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
ちょっと立ち止まって、自然を観察してみましょう!
ハンノキ林の小動物を探しましょう!
ハンノキ 2〜3月。低湿地に自生する落葉高木。高さ15〜25m。 幹は直立し、樹皮は紫褐色で縦に割れてはげる。 葉に先立って、黒褐紫色の雄花序を下げる。 葉は、卵状長楕円形。果実は、翌年の春まで残る。 市内では、散在ガ池森林公園・鎌倉中央公園に、小さな林が残されている。
カラスアゲハ 4〜10月。表翅は黒いが緑や青色に美しく輝き、前翅の裏には幅広く白い縦の帯がある。 ♂の前翅の表にはビロード状の毛があり、♀の後翅には赤い斑紋が発達する。 薄暗い林間や日だまりを好み、湿地や水辺で吸水する姿も見られる。 幼虫は、キハダ・コクサギ・カラスザンショウ等ミカン科の植物を食べる。
モンキアゲハ 5〜10月。海岸に近い林で良く見られる。 後翅にある大きなクリーム色の紋が目立つ。 ♀は前翅の縁に幅の広い薄黄色の帯があり、後翅の赤い紋も発達する。 幼虫は、キハダ・カラスザンショウ等ミカン科の植物を食べる。 ◇吸水している様子をそっと観察しよう!
カワトンボ 5〜7月。体長5cm位。日本の固有種。 清流沿いで見られることが多い。 翅の色や胸の斑紋は個体によって変異が多い。 ♂の翅は橙色と透明なものがあり、成熟すると白い粉でおおわれる。 ♀の翅は透明。 ◇翅の先の小さな紋にも注意して観察しよう!
シュレーゲルアオガエル 3〜10月。大きさは3〜5.5cm位。 模様の無い鮮やかな緑色。 体の色を変える能力が高く、褐色でいることも多い。 アマガエルと似るが、鼻と目を結ぶ黒線が無い。 あまり高い木には登らない。 「キリリリッ、キリリリッ」と少し濁った声で鳴く。
森の休憩所
簡易舗装された道に変わってくると、道の脇の湿地にボードウォークがありました。 そこを過ぎた所にテーブル・ベンチが設置された森の休憩所がありました。 屋根は桟になっていて、雨宿りは出来ないようでした。 散策路の脇には、植物や小鳥などの解説板が設置されていました。
ちょっと立ち止まって、自然を観察してみましょう!
足元や斜面の植物を探しましょう!
マルバウツギ 5〜6月。林の縁に多い落葉低木。高さ1.5m位。 葉は、卵円形か卵形で丸みがあり、細長い葉のウツギとの違いは明瞭。 枝先に白い花を房状に多数つける。 花弁は5枚、雄しべは10本。 ◇花の香りを嗅いでみてください!
ヤブミョウガ 8〜9月。林の中に多い多年草。高さ50〜70cm位。 茎は柔らかで直立する。葉は互生し、表面は暗緑色、裏面は淡色、細い楕円形で表面がざらつく。 茎の先に白い小花を数段つける。 果実は球形で、青く光沢がある。 ◇何段あるか、数えてみてください!
ツリフネソウ 8〜10月。湿地に多い一年草。高さ40〜80cm位。 茎は水気を多く含み、赤味があり、節が膨らんでいる。 茎の上の方に、赤い毛のある柄を出して、濃い赤紫色の花を釣り下げる。 花の元の距は、先が細くなり、くるっと丸まっている。 熟した果実は、さわると弾ける。
ハンゲショウ 6〜8月。水辺や湿地に生える多年草。高さ60〜100cm位。 半夏(7月初旬)の頃に花が咲き、白い葉が目立つので、この名(半夏生)がある。 また葉の下半分が白くなることから"半化粧"とも書く。 葉は互生し、長さ5〜15cmの卵形。 花弁の無い小さな花が、長さ10〜15cmの穂状につく。 ◇熟した果実や葉の臭いを嗅いでみて下さい!
タチツボスミレ 3〜5月。高さ5〜20cm位。 野山に生え、茎は斜めに立ち上がる。 葉は薄紫色。環境によって、花色に濃淡がある。 日だまりでは、冬でも咲く。 湿地を好むツボスミレは、花が小さくて白いので区別できる。 ◇摘まずに、顔を近付けて観察しましょう!
湿地の観察テラス
森の休憩所の前の湿地にもボードウォークがあります。 湿地の観察テラスというようです。
湿地の観察テラス
木道を歩きながら、ガマ、ヒメガマの観察ができます。 また、湿地付近は様々な生き物の生息、生育地となっています。 長くいてもらえるように、このままキレイな湿地環境を保ちたいですね。 生き物を驚かさないように、そおっ〜と観察してくださいね。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
ちょっと立ち止まって、自然を観察してみましょう!
耳を澄まして野鳥を探しましょう!
ホトトギス 5〜9月。ハトより少し小さい。 ウグイスに"托卵"し、自分では子育てしない。 大きな鋭い声で、昼も夜も鳴き、「テッペンカケタカ」「特許許可局」などと聞こえる。 飛びながら、良く鳴く。 ◇上空で聞こえたら、声の方を探してみよう!
オオルリ 5月・9〜10月。スズメより少し大きい。 ♂は「ピールーリー、ポッピーリ、ピピ」と朗らかにさえずり、姿も上面がルリ色で美しい。 ♀はウグイスに似た地味な姿。 春と秋に通過する。 秋は「クッ、クッ」という地鳴きだけで、ほとんど囀らない。 池や流れに面した落葉樹林を好む。
キビタキ 5月・9〜11月。スズメ位の大きさ。 ♂は眉斑・腰・胸などが鮮やかな黄色で、「ポッピーリリ」などと美声でさえずる。 ♀はウグイスに似た地味な姿。 春と秋に通過する。 秋は「ピッ、ピッ、クルル」という地鳴きだけで、ほとんど囀らない。 落葉樹林を好む。
ウグイス 一年中。スズメ位の大きさ。 「ホー、ホケキョ」というさえずりは有名だが、姿は地味な茶褐色で、淡い眉斑がある。 「ケッキョキ、ケッキョキ、ケキョケキョ…」という警戒の鳴き方は"谷渡り"と呼ばれる。 秋冬には「チャッ、チャッ」と舌打ちするような"笹鳴き"と呼ばれる鳴き方をする。 春、ウメの木に来るのは、たいていメジロ。
アオジ 10〜5月。スズメ位の大きさ。 ♂は頭と背が緑灰色で、胸と腹が黄緑色。 ♀は♂よりも全体に淡く、眉斑が淡黄緑色。 「チッ、チッ」と一声ずつ区切って鳴く。 春、「チョッピーチョチョ、チーチョチ」と囀る。 地面で採餌することが多い。 ◇下草や低木など声を方をそっと見てみよう!
自然水辺園
ボードウォークと上池の間にある湿地が自然水辺園というようですが、 ボードウォークや道などは続いておらず、遠くから眺めるだけのようでした。
ちょっと立ち止まって、自然を観察してみましょう!
木々の間を移動する野鳥を探しましょう!
アオゲラ 一年中。ハトより小さな緑色のキツツキ。 口笛のように「ピョー、ピョー」と鳴く。 「キョッ、キョッ」「ケレケレケレ」という声も出す。 くちばしで木に穴をあけて虫を食べるが、木の実も食べる。
コゲラ 一年中。スズメ位の大きさ。 日本で一番小さなキツツキ。 頭と体の上面は黒褐色で、背と翼に白い横斑があり、体の下面は汚白色。 「ギィー、ギィー」ときしむような声で鳴く。 「ギイーッ、キッ、キッ」と鳴くこともある。 秋冬に、エナガやメジロ・シジュウカラ・ヤマガラなどの混群に混じることもある。 混群では、最後尾にいることが多い。
メジロ 一年中。スズメよりも小さい。 頭と体の上面は暗黄緑色で、のどは黄色、胸と腹は白く、目の周りが白い。 「チー、チー」「キリキリキリ…」と鳴く。 ウメやツバキなどの花の蜜を好み、虫も食べる。 早春から夏にかけて「チーチュル、チーチュルチチ…」と早口で複雑な囀りをする。
シジュウカラ 一年中。スズメ位の大きさ。 黒っぽい頭と顔に白い頬、背上部に黄緑色部があり、白い胸から腹に黒いネクタイが目立つ。 「ツッ、チー」「シー、ジュクジュク」と鳴く。 餌台や巣箱を良く利用し、秋冬にはメジロやヤマガラなどと混群を作って移動する。 「ツツピー、ツツピー」とさえずる。
ヤマガラ 一年中。スズメ位の大きさ。 黒い頭と喉、淡い黄褐色の顔、茶褐色の背と腹。 「ビィー、ビィー」「ニィー、ニィー」「ツイッ、ツイッ」などと鼻にかかったような声で鳴く。 シジュウカラと似るが、個体数は少なく、スダジイなどの林を好む。 「ツーツービー、ツーツービー」とさえずる。
パークセンター
「森のさんぽみち」が終わると、右手にログハウス風のパークセンターがあります。 向こう側の入口から中へ入ってみると、こぢんまりとした建物になっていて、 「夫婦池公園内で見られる動植物」や「夫婦池公園の変遷」と題した写真展示などがありました。
パークセンター
ログハウス風のパークセンター(公園管理事務所)です。 休憩したり、園内の自然情報が得られるなど、サービスの拠点になっています。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
鎌倉市民憲章
鎌倉は、海と山の美しい自然環境とゆたかな歴史的遺産をもつ古都であり、わたくしたち市民のふるさとです。 すでに平和都市であることを宣言したわたくしたちは、平和を信条とし、 世界の国々との友好に努めるとともに、わたくしたちの鎌倉がその風格を保ち、 さらに高度の文化都市として発展することを願い、ここに市民憲章を定めます。
1. わたくしたちは、お互いの友愛と連帯意識を深め、
すすんで市政に参加し、住民自治を確立します。
1. わたくしたちは、健康でゆたかな市民生活をより向上させるため、
教育・文化・福祉の充実に努めます。
1. わたくしたちは、鎌倉の歴史的遺産と自然及び生活環境を破壊から守り、
責任をもってこれを後世に伝えます。
1. わたくしたちは、各地域それぞれの特性を生かし、
調和と活力のあるまちづくりに努めます。
1. わたくしたちは、鎌倉が世界の鎌倉であることを誇りとし、
訪れる人々に良識と善意をもって接します。
 (制定 昭和48年11月3日)
夫婦池(上池)
パークセンターの左手には夫婦池があります。 夫婦池は中ほどの堤を挟んで上池と下池の二つに分かれていて、 パークセンター側にあるのが上池になります。 池の中を覗いてみると、綺麗な錦鯉が沢山泳いでいました。 何か貰えると思うのか、私の方へ寄ってきて口をパクパクさせていました。
夫婦池の由来
約330年前の江戸時代天領の頃に代官(成瀬五佐衛門重治)が 笛田村に灌漑用水(農地をうるおすための水)として現在の下池を掘らせました。 その後、笛田・手広の住民により中央の提が建設され、上下一対の池(2つの池)を称して夫婦池と呼ばれています。 現在では、大きい池を上池、小さい池を下池と呼んでいます。
 (鎌倉市夫婦池公園)
水辺のさんぽみち
パークセンターからは車道沿いの歩道を進んでいきます。 水辺のさんぽみちになっていて、茶色の舗装が施されていました。 以前に来た時には笹竹などが生い茂る岸になっていましたが、公園として綺麗に整備されました。
水辺のさんぽみち
上池・下池の両方を見渡すことができ、ゴールデンウィークの頃は、 池に面した樹林の前面に紫色の幔幕のように咲く見事なフジの花を楽しむことができます。 また、クサガメ、トカゲ、ハナヘビ、アオダイショウ、シュレーゲルアオガエルなどの観察もできます。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
野鳥を観察してみましょう!
池とその周辺で、様々な野鳥を観察することができます。 大きな音を立てたり、急な動作をして、おどろかさないように注意すれば、 休息したり、えさをとる様子も見られます。
カワセミ 一年中。スズメ位の大きさで嘴が長い。 コバルトブルーの背と橙色の胸が鮮やか。 「チーッ」「ツッチー」などと鳴く。 岸近くの木の枝や石等にとまり、水に飛び込んで魚を捕らえる。
ゴイサギ 一年中。カラス位の大きさ。 成鳥は頭と背が黒く、翼が灰色で、胸が白い。 幼鳥は茶色で、白い斑点があり、その模様から"黒ゴイ"とも呼ばれる。 夜行性で、夕方から夜に良く活動し、飛びながら「クワッ」「コアッ」と鳴く。
ツバメ 4〜9月。スズメ位の大きさで、スマートな体型。 頭から尾まで上面は黒色で、下面は白い。 「チュピッ」「ツピッ」などと鳴く。 上空を素早く飛びながら、小さな虫を捕らえる。 暑い日には、飛びながら水面に体を接触して水浴びしたり、嘴だけ水面に触れて水を飲む。
笛田口
上池に沿って「水辺のさんぽみち」を進んでいくと、下池との間にあるへの道が分かれています。 ここが夫婦池公園の笛田口で、 鎌倉山口にあったのと同様の「夫婦池公園」と題した案内図も設置されています。
トンボを観察してみましょう!
夫婦池とその周辺は、鎌倉市内でも有数のトンボ類の生息地です。 捕まえたりせず、そっと観察して下さいね。
オニヤンマ 6〜10月。体長は、♂85〜95mm、♀110mm位。 黒と黄色の縞模様が目立つ。 池やその周辺の林の縁・広場などを往復して飛ぶ。
オオシオカラトンボ 5〜10月。体長は53〜57mm位。 羽化した時は、♂も♀も黄色地に黒い紋がある。 ♂は成熟すると、青灰色の粉でおおわれる。 名前は"大塩辛トンボ"の意味。
コシアキトンボ 5〜10月。体長は42〜47mm位。 成熟した♂は、黒地に腹部の白班が目立つ。 ♀の腹部には黄白斑がある。 名前は"腰空きトンボ"の意味。
ショウジョウトンボ 5〜10月。体長は42〜52mm位。 成熟した♂は、全身鮮やかな赤色になる。 ♀は橙色のまま。 色が赤くても"赤トンボ"とは違う仲間です。 名前は"猩々トンボ"の意味。 アシ(ヨシ)やガマの先、木の枝先などに好んでとまる。
シオヤトンボ 3〜5月。体長は42〜47mm位。 春先から見られるシオカラトンボの仲間。 シオカラトンボよりも小さめでずんぐりしている。
シオカラトンボ 4〜10月。体長は50〜55mm位。 成熟した♂は、青味を帯びた灰色で白い粉におおわれる。 ♀は淡い褐色に黒い斑紋で、"麦わらトンボ"とも呼ばれる。
夫婦池(下池)
中ほどの堤をやり過ごした先には下池があります。 その道路際にはボードウォークが続いています。 途中からは幅が膨らんだデッキのようになっています。 親水テラスというようです。 以前に来た時にもデッキはありましたが、既に老朽化していて立入禁止になっていました。 今ではこちらも公園として綺麗に整備されました。 池の向こう側の山際には「のんびり草地」が見えています。
のんびり草地
下池から引き返してきて、上池と下池を分ける木板の堤を通って向こう岸へと渡っていきます。 突き当たりを道なりに右折していくと、簡易舗装された道に変わってきます。 山際に沿って左手へ曲がっていくと、正面にのんびり草地が広がっています。 谷筋にある緩やかな傾斜地になっています。 手前にはボードウォークがあり、草地にはテーブル・ベンチが幾つか設置されていました。 奥の方には休憩所も見えていました。
のんびり草地
身近な野草のお花畑(セリ、ミツバ、スミレ、カントウタンポポ、ネジバナ、ヒメハギなど)が拡がり、 草原性の昆虫や野鳥(トビ、キジバト、ホトトギス、ツバメ、アオジ、ツグミ類)を観察することができます。 木道を進んだ奥には水源、防空壕跡があります。 谷戸の休憩所付近では、5月頃になるとフジの花が見事に咲きほこります。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
ボードウォークの手前から左手へ続く石畳みの道を軽く登っていくと、 谷筋の奥に金網柵が設置されていました。 この先には防空壕があったのだそうで、手前には解説板が設置されていました。 脇には岩壁から水が流れ出ていて水場のような所がありましたが、 「この水は飲めません」の注意書きが立っていました。
夫婦公園と防空壕あと
夫婦公園内には、太平洋戦争(1941年「昭和16年」〜1945年「昭和20年」)に掘られたと推定される 横穴が数箇所存在しています。 この横穴に関する公文書・資料などは、現在のところ確認されていませんが、 当時を知る方々の話や現地調査の結果を編集した、 鎌倉市中央図書館近代史資料収集市室・CPCの会「鎌倉・太平洋戦争の痕跡」によると、 園内には数箇所の防空壕が存在していたようです。 現在は、土砂崩れなどにより入口部分の存在が確認できない状況となっています。 このうち、現在地、正面(池の上にある横穴、網でかぶせてある部分)の防空壕あとについては、 夫婦池の下池に流れ込む貴重な水源として活用し整備を行いました。 また、現在地、左手奥のフェンス内の鎌倉山側に一箇所、防空壕の入口が確認できるように整備を行いました。 なお、散策中に横穴の痕跡などを発見しても、園路から外れて探検などを行うことは、 大変危険なため禁止していますので、ご協力をお願いします。 出典 鎌倉市中央図書館近代史資料収集室 CPCの会、著
 (鎌倉市夫婦池公園)
採取・持出しは禁止です。
たった1本・・・が大変な事になることもあります。
 (鎌倉市公園協会、鎌倉市)
谷戸の休憩所
防空壕跡から引き返してボードウォークを降っていきます。 中ほどからのんびり草地に出て奥へ登っていくと、奥まった所に谷戸の休憩所があります。 先ほどの「森の休憩所」と同様な形になっていました。 振り返ると、のんびり草地の先には、先ほど訪ねた下池が見えていました。
水辺の観察テラス
のんびり草地を引き返して再びボードウォークを進んでいくと、下池の畔の所で行止りになっています。 少し広めになっていて水辺の観察テラスというようです。 下池や水辺などを観察するのに良い場所になっていて、 この時にも双眼鏡を覗き込んで野鳥を観察している人を見かけました。
水辺の観察テラス
池の展望を楽しみながら湿地の中を散策できる場所です。 下池付近はコバルトブルーのカワセミが好んで訪れ、求愛シーンが見られることもあります。 春先は、ウグイスの声を聴くことができます。 また、水辺の観察テラス付近には桜の木があり、 3月下旬から4月上旬頃に池の水面に映る姿を楽しむことができます。
 (出典:鎌倉市ホームページより抜粋)
元来た道をへと引き返していきます。 以前に来た時には、笹竹が生い茂る土手に細い踏み跡が続くばかりのひっそりとした所でしたが、 今では公園として整備され、木板が敷かれた綺麗な歩道に生れ変わりました。
パークセンターの所まで引き返してきて、 散策に45分ほどを要した夫婦池公園を後にして、左手に続く坂道を登っていきます。 沿道には桜の木が植えられていて、春には綺麗に彩られる所です。 左右に分かれていく路地は見送って、道なりに真っ直ぐ登っていくと、 5分ほどでカーブミラーが設置された十字路に出ます。 手元の地図によると、左右に通る車道は「鎌倉山さくら道」という名前が付けられていて、 鎌倉駅から乗ったバスが通ってきた道になります。 左手には鎌倉山集会所があります。 その前にはブランコやベンチなどがあって、子供の遊び場にもなっているようでした。
十字路を直進して、その先の坂道を更に登っていきます。 坂を登り切ると、左手の樹木越に背の高いビルが見えていました。 形からすると横浜のランドマークタワーでしょうか。 坂を越えて右へ少し曲がりながら降っていきます。 少し登り坂になってくると、こんもりとした森の手前で道が二手に分かれています。 角には救急車誘導標識「林間病院(この先行止り)」が立っていて左手の道を指していますが、 右手に続く坂道を真っ直ぐに登っていくと、程なくしてT字路に出ます。 正面に立つカーブミラーには「鎌倉山二丁目24」の住所表記が取り付けられていました。 道は右手へ曲がっていくのが自然な感じになっていますが、今回はここを左折していきます。 左折した少し先に「歴史的風土保存区域・風致区域・近郊緑地保全区域図」がありました。
(右手の道は「稲村ガ崎尾根」を参照)
歴史的風土保存区域・風致区域・近郊緑地保全区域図
この色分けした地区は、歴史的風土保存区域・風致区域・近郊緑地保全区域図です。 これらの区域内で建築物等の新築、増改築、土地形質変更、木竹類の伐採、土石類の採取等を行う場合は 事前に県知事の許可を受けるか、又は、届出をしなければなりません。 なお詳細については、次のところへ連絡して下さい。
 (神奈川県横須賀三浦地域県政総合センター環境部、鎌倉市役所)
車道にしては狭い道なので、「この先100mの間 対面通行です」の看板が立っていました。 民家の脇を過ぎ、石垣の前を進んでいくと、右手が開けてきて、展望が得られる所がありました。 湘南海岸や箱根連山などの奥には、棚引く雲に隠れながらも富士山が姿を現わしていました。
眺めを楽しんでから先へ進んでいくと、道が二手に分かれています。 右へ曲がりながら降っていく道は七里ガ浜東の住宅地へ続く道のようなので、 左手の山沿いに続く緩やかな坂道を登り気味に進んでいきます。 程なくすると再び右手が開けてきますが、先ほどとは見える角度が少し南の方に変わっていて、 伊豆半島の先の辺りまでが見えていました。 手前には江ノ島もよく見えていました。
鎌倉山神社
眺めが広がる所を過ぎていくと、左へ曲がっていく角の手前に「鎌倉山神社」の解説板が立っていました。 その脇から石段が続いていたので、ちょいと登ってみました。 すぐにある鳥居をくぐって石段を更に登って小広い所に着くと石祠がありました。 これが鎌倉山神社になるようです。 祠には御幣が下がった太い注連縄が渡され、榊がお供えされていました。 社殿は小振りながらも、周囲は玉垣で囲まれていて、手水鉢用の石もありました。 手前には石灯籠があって、社殿に向かって右側が「日」、左側が「月」の形の明かり取りが設けられていました。 夫婦池公園の鎌倉山口にあった記念碑にも名前が記されていて、由緒ある神社のようでした。
鎌倉山神社
祭神 大山津見命、御父 伊邪那岐尊、御母 伊邪那美尊
当神社はもともと本村笛田の農民の鎮守で、また津村の漁民の海上守護の神であったのを、 昭和の御代に当地が鎌倉山住宅地として発展すると共に住宅地の鎮守として奉斎された。 昭和十年に鎌倉山在住の有志達の浄財により改装され、鎌倉山神社と改称された。 爾来今日に至るまで鎌倉山住人有志達が社殿を御守りし、毎年八月八日に例祭を執り行っている。
鎌倉山神社から引き返してその先へ進んでいきます。 砂利道になってきた道を進み始めると、また右手が開けて、眺めが広がってきました。 鎌倉の街の奥の相模湾には江ノ島が浮かび、その奥には箱根から伊豆半島にかけての山並が横たわっていました。
少し進んでいくと、今度は左手が開けてきて、 鎌倉の海の先には逗子から葉山方面の海岸線が見えてきました。 標高は低いながらも、この鎌倉山は眺めの素晴しい所です。 有名な住宅地になっているのも頷けようというものです。 空気の澄んだ冬場にはもっと良い眺めなのだろうと思われます。
尾根道入口
赤レンガの塀の民家を過ぎていくと、広い道は終わりになります。 夫婦池公園から28分ほどの所になります。 正面の先にもまだ尾根が続いていますが、工事中のため「立入禁止」になっていました。 看板によると、新たな道を付ける計画のようでした。 角に立つ電柱には「極楽寺四丁目12」の住所表記が取り付けられていました。 その脇から尾根の左斜面に続く山道が始まります。 ここが稲村ヶ崎まで続く尾根道の入口になります。 これまでの広い道から一転して、ここからは細い山道になります。
Y字路
尾根の左斜面に続く山道を緩やかに降っていきます。 道端には笹竹などが生い茂ってはいますが、道を塞いでいる訳ではなくて、しっかりと確認できる状態でした。 程なくして金網柵沿いに進むようになりますがすぐに途切れます。 雑木林に続く雰囲気の良い道を進んでいきます。 竹林の脇を過ぎていくと、岩が剥き出してU字形に窪んだ所があります。 そこを過ぎたすぐの所にY字路があります。 尾根道入口から4分ほどの所になります。 両方の道ともしっかりとしていましたが、道標類は見かけませんでした。 右手の道は登り気味に尾根へ続いているようでしたが、 方角からすると稲村ガ崎3丁目の辺りに出てしまいそうに思えたので、 ここは左手に曲がりながら続く方の道を進んでいきました。
後日に右手の道を歩きました。(「稲村ガ崎尾根」を参照)
右傾斜の斜面を横切るように進んでいくと、程なくして尾根の上に乗ります。 引続き明瞭で歩きやすい道が続いています。 先ほどのY字路から3分ほど進んで笹竹が密生して塀のようになった所まで来ると右手が開けてきて、 七里ガ浜の街並みの奥に、富士山や箱根の山々が広がっていました。 正面の谷筋には家並みや道が続いていて、その奥には相模湾が見えていました。 方角からすると、稲村ガ崎5丁目から稲村ヶ崎駅へ続く道のようでした。 今回はこの谷筋の左側(東側)に続いている尾根を歩いていきます。
十字路
道端に置かれた丸太のベンチのようなものを過ぎていきます。 岩が剥き出した所を過ぎて、緩やかで明瞭な尾根道を進んでいきます。 少し降り坂になってくると、鞍形の鞍部になった十字路がありました。 尾根道入口から9分ほどの所になります。 角には「峠のポイント」と書かれた立て札があって、 「どんぐりを1ヶおもち下さい。スタンプの代わりです」と書き込まれていました。 支柱には蔓で編んだ小綺麗な籠が掛けられていました。 メモにあるドングリが入っているのだろうと思って覗いてみましたが、 すべて持って行かれたようで、中には何もありませんでした。 左右の道はしっかりとしていましたが、道標類は見かけませんでした。 どちらへ進んだものかと手元の地図を見ながら考えてみるに、 右手の道は稲村ガ崎5丁目の正福寺坂の辺りへ降りていき、 左手の道は稲村ヶ崎小学校の辺りへ降りていく道のように思えました。 正に看板にある「」になっていて、 その昔にはこの尾根を越えて集落を結んでいた生活道路だったのかも知れません。 左右の道も気になりましたが、今回は正面の尾根に続く道を真っ直ぐに進んでいきました。
(左右に通る道を後日に歩きました。「鎌倉広町緑地」を参照)
T字路
十字路を直進して軽く登っていくと、1分もしない所で、右手から来た金網柵に沿って進むようになります。 柵沿いに1分ほど登っていくと、道が左手へ分かれていくT字路があります。 左手の道をちょいと覗いてみましたが、少し先から降り坂になっているようでした。 手元の地図によると、稲村ヶ崎小学校グラウンドや江ノ電検車区の辺りへ降りていく道のように思えました。 この道も気になりましたが、今回の稲村ヶ崎駅へ向かう道とは違うようなので、左手の道は見送っていきました。
左手の道
後日に左手の道を歩きました。 尾根の背に出て進んでいくと、材木座海岸の辺りが僅かに見える所があります。 そこを過ぎて僅かな高みを越えていきます。 右下の谷筋からは子供達の声が聞こえてきましたが、稲村ヶ崎小学校のグラウンドがあるようでした。 僅かに降ってから再び僅かな高みを越えていきます。 馬の背のような尾根を進んでいくと、 道端に「たきび・たばこ・火気に注意」の看板が落ちていました。 そこを過ぎていくと小広くなった所に出ました。 ここから5分ほどの所になります。 そこまでは広めでしっかりとした道が続いていましたが、その先には笹が生い茂っていました。 踏み跡は続いているので進んでいくと降り傾斜が増してきます。 次第に笹や細木などが生い茂るようになって道が不明瞭になり、それ以上は進めなくなりました。
小ピーク
金網柵沿いの道を更に1分ほど進んでいくと、金網柵は右手へ遠退いていきます。 樹間から時折見える箱根方面の山並を眺めながら、緩やかでしっかりとした尾根道を進んでいきます。 登り坂になってきた尾根道を進んでいくと小ピークに着きました。 十字路から4分ほどの所になります。
三級基準点
小ピークを越えて降っていくと、植林帯になってきます。 僅かに登り気味になった道を進んでいくと、 四隅に丸い石が置かれた四角いコンクリートが道の真ん中にあって、 その中に、鎌倉市の設置する「三級基準点No-53310」がありました。 先ほどの小ピークから1分ほどの所になります。 前後の所要時間からすると、地形図に載っている67m峰とは違うように思えました。
三級基準点を過ぎていくと笹竹などが更に生い茂るようになってきますが、 引続き踏み跡は明瞭に確認できました。 この尾根は稲村ガ崎地区と極楽寺地区の境界になっているようで、境界杭と思われるものが点々と設置されていました。 道端に笹竹が生い茂る所を抜けていくと、 尾根を塞ぐようにしてに「きけん立入禁止」と書かれた黄色いテープが張られていました。 三級基準点から6分ほどの所になります。 手前の樹木には「あぶない!!是より先は工事中につき立入禁止」の貼り紙が取付けられていました。 尾根はテープの先に続いているようでしたが、立入禁止とは困りました。 『ここまで来て引き返すのは嫌だし』と思いながら辺りを見回していると、 テープの手前から右手に戻るようにして降っていくしっかりとした道がありました。 これ幸いと思って、その道を降っていきました。
稲村ガ崎二丁目
傾斜が増してきた道を折れ曲がりながら1分ほど降っていくと、住宅地の奥にある小さな空地に降り立ちました。 三級基準点から8分ほど、尾根道入口から25分ほどで歩いて来られました。 すぐ先には民家が建ち並んでいました。 右手の駐車場の先にも道が続き、左手にも小径が分かれていましたが、 正面に続くコンクリート舗装された細い路地を進んでいきました。 塀には「稲村ガ崎二丁目1」の住所表記が取り付けられていました。
後日に左手の小径を歩きました。(「稲村ガ崎尾根」を参照)
程なくして縦杭の階段になってくる路地を降っていきます。 周囲には民家が建ち並んでいますが、こんな傾斜地では自動車も入ってこられないし、 日々の登り降りもさぞ大変だろうと思ったりしました。 「稲村ガ崎二丁目2」の住所表記が取り付けられた電柱を過ぎて更に降っていくと分岐があります。 角に立つ電柱には「稲村ガ崎二丁目3」の住所表記や、 右手へ登っていく縦杭の階段と今降って来た縦杭の階段の先にある民家の名字を列挙した標識が取り付けられていました。 電柱の袂には小振りのベンチも設置されていました。 道標類がなくてどちらへ進んだものかよく分かりませんでしたが、 登るよりも降る方が良かろうと考えて、左手の階段を降っていきました。
縦杭から普通の階段に変わってきた路地を降っていくと、小型車なら通れそうな幅のある坂道に降り立ちました。 坂道を真っ直ぐ降っていくと、左右に通る道路に出ました。 山道から住宅地の奥に出た所から5分ほどで降りて来られました。 降り立った道路の正面に立つ電柱には「稲村ガ崎一丁目12」の住所表記が取り付けられていました。 左手の先には踏切が見えていましたが、右手の先にある稲村ヶ崎駅へと向かっていきました。
日蓮袈裟懸の松跡
道路を右手へ歩き始めたすぐの所に石碑が幾つか並んでいて、 「日蓮大菩薩 御袈裟懸松」や「南無妙法蓮華経」と刻まれていました。 謂れなどを記した解説板は見当たりませんでしたが、 立正安国論を唱えて幕府に捕えられた日蓮が龍の口刑場に引き立てられる途中、 この地にあった松に自分の袈裟を掛けたという場所のようです。 現在ではその松の木はなくなっていますが、石碑が立っている所に生えていたようです。
稲村ヶ崎(いなむらがさき)駅
道路をその先へ進んでいくと、稲村ヶ崎1号踏切があります。 踏切を渡って国道134号に出て左手へ進んでいくと稲村ヶ崎がありますが、 今回は踏切の手前を右折して、線路沿いの道を稲村ヶ崎駅へ向かっていきました。 線路脇にある小さな駐輪場や山際にある赤い小祠を過ぎていくと稲村ヶ崎駅(江ノ島電鉄)に着きました。
鎌倉駅までは10分、藤沢駅までは22分、1時間に5本程度の便があります。
(稲村ヶ崎は「極楽寺切通」を参照)