大磯鷹取山
散策:2010年02月中旬
【低山ハイク】 大磯鷹取山
概 要 鷹取山は大磯町にある低山です。 山頂には鷹取神社があって関東ふれあいの道「鷹取山・里のみち」の一部にもなっています。 今回は鷹取山の東側を流れる境川沿いの道から尾根に登って鷹取山へ向かっていきます。 鷹取山でひと休みしてから尾根道を引き返してきて、西側を流れる谷戸川沿いの道を南下していきます。
起 点 大磯町 普門寺入口バス停
終 点 大磯町 西生沢バス停
ルート 普門寺入口バス停…八坂神社…境川堰堤…登り口…市町境尾根…73番鉄塔…72番鉄塔…鷹取山…鷹取神社…上吉沢配水池…水場…四叉路…野笹橋…石合橋…砂防ダム…西生沢バス停
所要時間 2時間30分
歩いて... 境川沿いの道は林道のようで、車一台が通っていける幅がありましたが、尾根までは続いていませんでした。 途中から脇の山道に入り、市町境尾根に出て73番鉄塔の立つ高みへ登っていきました。 そこからは広くて歩きやすい道が続いていました。 鷹取山へ続く尾根道や谷戸川沿いの道は舗装されていて、歩き易くなっていました。
関連メモ 鷹取山・里のみち, 霧降り渓流のみち, 大磯鷹取山, 大磯鷹取山, 大磯鷹取山, 大磯鷹取山
コース紹介
普門寺入口(ふもんじいりぐち)バス停
二宮駅(JR東海道線)の南口から、[二05]松岩寺行きバス,または,[平32][平36]平塚駅北口行きバスにて10分、 平塚駅(JR東海道線)の北口から、[平32][平36]二宮駅南口行きバスにて20分〜29分、 便は共に1時間に1本ほどしかないので、事前に確認しておきましょう。
大磯鷹取山
今回の鷹取山は大磯町にあります。 神奈川県で鷹取山と云えば三浦半島にある山が有名ですが、 それと区別するために「大磯鷹取山」というタイトルにしました。 (正式名ではありません)
普門寺
バス停の名前にもなっている「普門寺」は何処にあるのだろうかと、 手元の地図に載っている辺りを少し探してみましたが、それらしい建物は見かけませんでした。 40年ほど前になくなって、その跡には民家が建っているという情報もありますが、 宗教法人名簿には曹洞宗のお寺としてまだ載っていて、 相模新西国三十三観音霊場の第八番札所「愛執山 普門寺」としても名を連ねているようです。 バス停の名前としてもまだ存続しているし、実情はどうなのかよく分かりませんでした。
バス停から平塚駅方向に100mほど進んだ所のT字路を過ぎていくと、左側に鳥居が立っています。 袂には「奉献 八坂神社参道舗装」と刻んだ記念碑があり、横には大磯町掲示板がありました。 鳥居の先から続く舗装された細めの参道を進んでいきます。
町民憲章
わたくしたちは、高麗、鷹取の山なみや、こゆるぎの浜に象徴される美しい自然と、 由緒ある歴史、文化に恵まれた大磯の地を愛し、誇りとし、さらに住みよいまちづくりを目ざして、 ここに町民憲章を定めます。
1.恵まれた自然と伝統を守り、文化の向上に努め、豊かなまちにしましょう。
1.公徳心と心のふれあいをたかめ、世界に誇れる美しいまちにしましょう。
1.心とからだをきたえ、健康で働くことを喜びあえる明るいまちにしましょう。
 (大磯町掲示板)
あいさつで 心の天気 変わります
 (大磯の教育を推進する町民会議、大磯町、大磯町教育委員会)
八坂神社
石垣や生け垣沿いに続く参道を進んでいきます。 両側に建つ民家の間を進んで登り坂になってくると石段が現れます。 石段の途中では、幟を立てる支柱の工事が行われていました。 脇には祠や休憩舎のような建物もありました。 そこを過ぎて更に石段を登っていくと、八坂神社の境内に着きました。 本殿と拝殿から成る立派な社殿で、両方の屋根には5本の鰹木が乗り外削ぎの千木が聳えていました。 神社の由緒などを記したものは見かけませんでしたが、祭神は素盞男命になるようです。
社殿の左手から続く広い坂道を降っていきます。 竹林から左手へZ字形に折れ曲がりながら降っていくと、谷戸の十字路に降り立ちます。 脇には壊れた看板が立っていました。 文字はほとんど読めませんでしたが、僅かに見える文字からすると、 神社の境内についての人々に対する注意書きのように思えました。 道標類は見かけませんでしたが、谷戸を横切るようにして続く道を進んでいきます。
菜の花などが咲く道を進んでいくと切通があります。 そこを抜けていくと再び谷戸に出ます。 左手からは広めの道が登ってきていました。 バス停の脇から分かれてきた道になります。 右手の先には送電線の鉄塔が立っていて、小田原厚木道路も通っていました。 正面に見えるこんもりとした高みへ向かっていくと、 道が二股に分かれていますが、左手の道を進んでいきます。
右手の道
右手の坂道を登っていくと、送電線の鉄塔「西湘線72」が立っています。 そこから両側に金網柵が設置された坂道を更に登っていくと、 小田原厚木道路のトンネル「小厚-33」があります。 トンネルをくぐっていくと畑地が広がっていますが、道はその先で不明瞭になっています。
高みを左手から巻くようにして道が続いています。 竹林の脇を進んでいくと小田原厚木道路の高架の下を過ぎていきます。 脇の金網に取り付けられた看板によると、「観音寺高架橋A2」というようです。 正面にはこれから登る鷹取山が聳えていました。 畑の脇に続く道を進んでいくと、左右に通る道路に出ました。 これまで歩いて来た道よりも広めになっていました。 手元の地図によると、県道63号の脇にある「東の池」の辺りから観音寺を経てきた道のようでした。
境川堰堤
白いガードレールが設置された道を右手へと進んでいきます。 谷筋に続く広めの道を進んでいくと、大きな砂防ダム「境川堰堤」がありました。 鷹取山の東側の谷筋を流れるこの川は境川と云って、 大磯城山公園の辺りから相模湾へ流れ込む不動川の支流のひとつになります。 その名の通り、大磯町の寺坂地区と生沢地区の境界になっているようです。 道はダムの右手を巻くようにして山際に続いています。
砂防指定地 境川 境川堰堤
砂防堰堤に立入ったり、貯水池で遊んではいけません。 危あぶない
 (神奈川県)
林道になっているのか、車一台が通っていけるだけの幅のある道が続いています。 境川沿いに谷筋を進んでいくと、ガードレールが終わった先に竹林が現れます。 椎茸栽培でもしているのでしょうか、道端や林の中には1mほどの長さに切り揃えた木が沢山ありました。 左右に分かれていく道や小橋もありますが、川の左岸に沿って続く道を進んでいきます。
進むにつれて次第に谷筋の幅が狭まってきます。 道を横切っていく僅かな流れを過ぎていきます。 時折、山道が分かれていきますが、川沿いに続く広い道を進んでいきます。 境川堰堤から7分ほど進んでいくと、道端の崖には丸い石が嵌め込まれたようになっていました。 まるで崖から石が生まれ出てくるような感じがしました。
川にある段差がちょっとした滝のようになっていて、心地よい水音を谷筋に響かせていました。 境川堰堤から9分ほど進んでいくと、 左側を流れていた川は、道路の下にある太い金属製の管を通って、右側を流れるようになります。 日陰になっているようで、道端にはシダ類が生い茂っていました。 山側の所々はコンクリート垣で補強されていました。 少し登り坂になってくると、白いガードレールが設置された小橋があります。 境川堰堤から15分ほどの所になります。
登り口
小橋を渡って川の左岸を進んでいくと植林帯になってきます。 道端には引続きシダ類が生い茂っていて、しっとりとした雰囲気の道が続きます。 小橋を渡ってから1分ほど進んで、右手に小さな沢が現れると、その沢沿いに続く山道が分かれています。 地形図に載っている破線の道になるようです。 ここが鷹取山の北側にある東西に伸びる尾根への登り口になります。 境川堰堤から16分ほど、普門寺入口バス停から35分ほどで到着しました。 目印になりそうな物は特にありませんでしたが、入口には木が1本横たえられていました。 林道から分かれて、右手に続く山道へ入っていきます。
林道はこの先にも続いていますが、3分ほど進んだ所で行き止まりになっています。 その先には僅かな踏み跡が続いていますが、程なくして不明瞭になります。
沢沿いに続く植林帯の道を登っていくと、道は右手の沢を渡った向こう側へと続いています。 橋の代わりでしょうか、沢には古びて壊れそうな木が架けられていますが、 渡っていけそうな雰囲気ではありませんでした。 仕方がないので、張り出した木の根などに掴まりながら足場を固めて、一気に向こう岸へと跳び越えていきました。 この先は細いながらも明瞭な山道が続いていましたが、 崩れそうになっている所もあったりするので、足元に注意しながら登っていきました。
市町境尾根
登るに連れて谷筋が次第に狭まってきて、行き止まりになっているのではないかと不安になったりもしました。 沢から離れて右側の尾根を登るようになると、 正面が明るくなってきて、どうやら尾根まで続いていそうだと思えてきました。 雑木林に変わった尾根を更に登っていくと、左右に通る尾根道に登り着きました。 登り口から6分ほどで登って来られました。 登り着いた所は、鷹取山の北400m辺りにある標高200mほどの高みから東側へ伸びる尾根で、 地形図には破線で載っている道になります。 脇には境界杭があって、大磯町寺坂地区と平塚市下吉沢地区の境界を成す尾根になります。 右手の道もしっかりとしていましたが、今回は左手の道から鷹取山へ向かっていきます。
後日に右手の道を歩きました。 (「大磯鷹取山」, 「大磯鷹取山」を参照)
すぐに笹竹やアオキなどが生い茂るようになりますが、道は明瞭に続いていました。 そこを抜けて登っていくと植林帯になってきます。 根元から太い幹が何本にも分かれている大きな樹木を過ぎていくと、 再び笹竹やアオキなどが生い茂るようになります。 傾斜も増してきて滑りやすくなりますが、最近に誰か歩いたようで、真新しい靴跡も見かけました。 正面が明るくなって傾斜が緩やかになった道を進んでいくと、地面に大きな竪穴が開いていました。 内部は暗くてよく見えませんでしたが、壁面は綺麗に削られているようなので、人工的な穴のようでした。 上面を覆うようにして木の枝が沢山乗せられていましたが、穴の使用目的は分かりませんでした。 道は穴の左側へと続いていました。
木の枝を乗せておいても、上を歩けるほど丈夫な訳ではないので、 穴に気付かずに歩いてしまい、中に落ちてしまう危険性がかえって増すように思えます。 穴の上には枝などを乗せず、周囲に木を立ててロープで囲っておけば、 誰でも気付き易くなって良いのにと思えました。
(後日に来てみると、穴はしっかりとした鉄パイプで覆わていました)
73番鉄塔
穴を過ぎていくと、すぐに送電線の鉄塔「西-平73号」が立っています。 脇には「基準点No.8」と刻まれた石標もありました。 尾根に登り着いた所から5分ほどで到着しました。 鷹取山の北400m辺りにある標高200mほどの高みの東側で、標高190mほどの所になります。 以前に来た時には、今来た道には「立入禁止」の看板やテープが設置されていたのですが、 この時には見かけませんでした。 鉄塔の右手の先には降り坂が続いていますが、左手へ続く緩やかで広い道を進んでいきます。
右手の坂道のすぐ下には霧降り渓流のみちが通っています。 この時にも散策する女性グループの賑やかな声が聞こえていました。 (「霧降り渓流のみち」, 「大磯鷹取山」, 「大磯鷹取山」を参照)
西-平73号 お願い
この送電線は、7万7千ボルトの高電圧です。 下記の事項について御連絡下さい。
1.送電線の附近に建造物を建てられるとき。
2.送電線に接近して作業をされるとき。
3.送電線の附近で火災がおきたとき。
 (JR東海 小田原電力所、東京地区電力指令)
72番鉄塔
広くて緩やかな道を進んでいきます。 頭上には送電線が通っていて、その巡視路になっているようでした。 僅かに降ってから軽く登っていくと、73番鉄塔から3分ほどで、 送電線の鉄塔「西-平72号」が立っています。 地形図にある標高200mの等高線で囲まれた高みになるようですが、 周囲には樹木が生い茂っていて展望は得られません。 73番鉄塔の立つ所からここまでは標高がほとんど変わらず、一つのピークを成しているようでした。 鉄塔の下を過ぎて、その先へと進んでいきます。
笹竹やアオキなどが生い茂る道を進んでいくと植林帯になってきます。 傾斜が増してきた道を降っていくと、下の方に道が見えてきます。 益々傾斜が増してきますが、階段やロープなどは設置されていないので、 滑り落ちないよう注意しながら降っていくと、 72番鉄塔から1分半ほどで舗装路に降り立ちました。 この道は鷹取山から北側に伸びる道で、ゴルフ場や配水池へと続いています。 今回はここから右手へ進んでいくのですが、その前に、左手の先にある鷹取山まで往復してくることにします。
右側に有刺鉄線柵が続く広めの舗装路を降っていきます。 車一台が通っていけるだけの幅がある緩やかな道です。 降り始めてすぐの所に、コンクリートブロック塀の一角があります。 コンクリート舗装された登り坂が左手に分かれていきますが、 塀には「私有地」「立入禁止」「キケン」などと書かれています。 その道を見送って緩やかになった道を進んでいくと、やがて登り坂になってきます。 右側に続いていた有刺鉄線柵が途切れて植林帯になると、僅かな高みに着きます。 舗装路に降り立った所から6分ほどの所になります。 手元の地形図では、鷹取山の北北西150m辺りにある標高210mほどの高みになるようです。
山火事注意 火の用心!
たきび・たばこは確実に消して!
 (大磯町消防本部)
たばこの投げ捨てやめましょう
みんなで注意!ふせごう山火事
残そう緑!なくそう山火事
 (大磯町消防本部)
注意 CAUTION 路肩弱し
鷹取山 (標高219.0m)
少し降ってから登り返していくと、右側に雑木林の僅かな高みが現れます。 傾斜が緩やかになって道が広がる手前から、右手に戻るようにして、その高みへ続く山道が分かれていました。 明るい雑木林に続くその山道を登って高みに着くと、三等三角点がありました。 ここが地形図に載っている標高219.0mの鷹取山の山頂になるようです。 舗装路に降り立った所から10分ほどで到着しました。 周囲は樹木に囲まれていて展望は得られません。 鷹取神社はこの少し南側にありますが、 ここから神社にかけての一帯が、緩やかな山頂部を成しているようです。
山頂へ続く道の途中に「ヨシ」「チビ」と書かれた丸い石があって、綺麗な花束が手向けられていました。 まだ新しい花で、つい最近に供えられたようでしたが、ペットの墓なのでしょうか。
鷹取神社
山頂から舗装路に戻ってその先へ進んでいくと、道幅が広がって広場風になってきます。 その奥に二つ並んで立つ土管のようなものの間には「出入口につき駐車禁止」の看板があります。 そこを抜けていくと、南向きに鷹取神社が建っています。 コンクリート製の社になっていて、社殿の屋根には2本の鰹木が乗り内削ぎの千木が聳えていました。 千木は屋根の両側に一組ずつあるものとばかり思っていましたが、 ここのは縦向きに並んでいて一組しかありませんでした。
鷹取神社御由緒と沿革
鎮座地大磯町生澤1401
祭 神木花咲夜姫命
境内地277坪
保安林2,400余坪
鷹取神社は、生澤地区の鎮守氏神様として鷹取山 (218.98m)の山頂に鎮座し、御創建は天長3年(826)3月と 伝えられる。御創建当時の名称は「直下社」と言われた。 鎌倉時代の文献東鑑によると「建久2年4月27日相模国生澤直下社神主清包 地頭土屋三郎云々」と見える。これによると当神社は鎌倉時代には 専住の神主が在住し、執事していた事が知られ大変賑わいを見せた神社であったと思われる。 小田原北条氏も信仰が篤く、多くの社領の寄進があり、一説には300貫と言われる。 鷹取山の名は、古くは栗原山等の名があったが、 現在の名は、徳川家康が平塚の中原で鷹狩りを行なった時、その愛鷹が この山までにげてきて捕えた事から名付けられた。江戸時代の始め寛文元年 3月の当神社棟礼には、鷹取直下社造営と見える。 天正19年徳川家康公より社領2石の御朱印があり、御祭神が富士浅間社と 同じであることから、江戸中期から明治の始め頃までは鷹取浅間社と言われるように なったが、明治6年鷹取神社と現在と名称になり、同年指定村社に列せられた。 木花咲夜姫の神様は大山祇神と言う尊い神様の御子神であ、木の花(桜の事)の 咲くような美しい姫神様です。湧水を司さどられ豊作物の豊作の守護神であり、 又助成の方は熱心に参拝祈願をすると少しづつより美人となっていくという 御神徳の高い神様です。
境内には大きなイチョウやシイの木などが生えていました。 解説板なども設置されているので、それらを読んだりしながら、 脇に設置されているテーブル・ベンチに腰を掛けて昼食タイムにしました。
神奈川県指定天然記念物 鷹取神社の社叢林
鷹取神社の周辺は、うっそうとしたスダジイやタブノキなどの 常緑広葉樹林で囲まれて、深山に鎮座する神社の風格を思わせています。 最も発達した樹林は、鷹取神社西側にみられ、胸高直径12 5センチのタブノキの老木を伴うタブノキの優占する林で、林高は27m、 高木層の植被率は90%に達して斜面を被い、これらの樹木が斜面崩壊を防いでいます。 神社東側のゆるやかな傾斜地にはタブノキとともに、木肌が鹿 の子模様にはがれるカゴノキがみられます。さらに、参道の周辺 にはスダジイ林が帯状に残され、傾斜地の尾根部を占めています。 また、参道下部や急斜面部には胸高直径が90cmのカラスザ ンショウや、オオシマザクラ、アカメガシワ、エノキなどの混生した夏緑広葉樹林がみられます。 林内にはアオキ、シロダモ、ヤブニッケイ、ヤブツバキなど常緑 の亜高木や低木が優占し、神奈川県の中部を北限とし、沖縄まで 分布するモクレイシが混生しています。林床にはカブダチジャノヒゲ、 キヅタ、ツルマサキ、ヤブコウジ、ヤブランなどど、県下では 比較的固体数の少ないカラタチバナがみられます。 鷹取神社の樹叢は、近くにある高麗山の樹林とともに、神奈川県の 郷土の森を代表する樹叢として景観的に貴重であるだけでなく、 この地の原植生の面影をとどめる学術的にも貴重な樹叢であります。
かながわの名木100選 鷹取神社の大タブノキ
鷹取山頂の一角にそびえ、幹に裂目を生じているが、樹勢は旺盛な古木である。 周辺の自然林を含めて大磯町の天然記念物に指定されている。
樹高:18m 胸高周囲:5.0m 樹齢:約400年(推定)
タブノキは、本州から沖縄に分布する常緑高木で、照葉樹林の代表的な木である。 樹高25m、胸高周囲10m、樹齢約700年に達するものもあると言われている。
 (神奈川県)
鷹取神社の境内には関東ふれあいの道の道標が立っていて、 社殿の正面に続く階段は「月京バス停3.0km・大磯海岸」、 今来た道は「南平橋5.9km・弘法山9.6km」となっています。 この尾根に続く道は関東ふれあいの道「鷹取山・里のみち」にもなっています。 正面の参道は生沢地区にある「東の池」の辺りへ降りていけますが、 今回は鷹取山の西側を流れる谷戸川沿いの道を歩くべく、北側へと引き返していきました。
この附近の樹木
鷹取山の自然林】  山頂一帯は、大きなタブ、スダジイなどの常緑広葉樹におおわれた県内有数の自然林で、 神奈川県の自然環境保全地域と大磯町の文化財に指定されています。
自生している主な樹木】  タブ、カゴノキ、スダジイ、ヤブニッケイ、ヤブツバキ、モクレイシ、アオキ、 カラタチバナ、トベラ、ヒサカキ、テイカカズラ、ツルグミ
どんないきものとふれあえるかな】  この道を歩いてみるといろいろないきものに出会うと思います。 かれらがどんな生活をしているかそっと観察してみましょう。
貴重な自然を大切にしよう!!
 (環境庁、神奈川県)
鷹取山の自然林(町指定)
鷹取山には、スダジイ・タブを主体にした、 この地方本来の自然植生が保存されています。 特に鷹取神社境内一帯は、カゴノキ・モクレイシが 自生しているほか、スダジイ・タブ等には高麗山をしのぐ巨大樹も認められます。 また、モミが多数生存しているなど注目に値する点も多く、 1haにも及ばない小面積の中に密度の濃い貴重な自然林を形成しています。
お願い  この天然記念物を、伐採したり荒らしたりしないで、大切に保護してください。
 (神奈川県教育委員会、大磯町教育委員会)
小さな火 "まさか"がおこす 山の火事
 (神奈川県)
72番鉄塔から舗装路に降り立った所まで引き返してその先へ降っていくと、 幅の広い横木の階段が右手へ分かれていきます。 入口には関東ふれあいの道の路傍サインの石標が立っています。 また脇には道標も立っていて、右手の階段は、「霧降りの滝1.5km・松岩寺2.2km」、 正面の道は「七国峠5.3km・妙円寺(銭洗弁天)3.3km」、 今来た道は「鷹取山0.5km」となっています。 また、「湘南平・霧降り渓流のみち」と題した大きな案内板もあるので参考にしましょう。 右手の道は霧降り渓流のみちになりますが、 今回は関東ふれあいの道にもなっている正面の道を進んでいきます。
右側に有刺鉄線柵が続く坂道を1分ほど降っていくと、 左側にはレイクウッドゴルフクラブのコースが広がってきます。 コースへ降っていく道が左手に戻るようにして分かれていきますが、 入口にはゲートが設置されていて閉ざされています。 その道を見送って、コース沿いに続く道を進んでいきます。 左側には有刺鉄線柵が設置された並木が続いていますが、コースに出入り出来るように開いた所もあります。 コースを覗いてみると、冬枯れの季節にあっても、 フェアウェイの部分だけがやけに緑色をしていて、何だか不自然な感じがしました。 OBボールを探していたのでしょうか、道の向こう側からキャディさんが歩いてやってきました。
注意
ハンターの皆さん、これよりゴルフ場です。 ゴルフ場内及びその周辺では猟銃の発砲は危険です。 尚、許可なく場内に入ることは出来ません。
発砲注意
この附近には人家などあり注意
 (神奈川県) /div>
上吉沢配水池
やがて右側の畑越しに丹沢の山並みが見えるようになります。 稜線には白いものが見えたので、山には雪が積もっているようでした。 右側に続いていた柵が終わると、畑のすぐ脇を進むようになります。 畑を左手から巻くようにして進んでいくと、左右に通る道に出ました。 正面には神奈川県企業庁水道局の上吉沢配水池がありました。 鷹取神社から20分ほどの所になります。 柵に取り付けられた関東ふれあいの道の道標によると、右手の道は「土屋南平橋」、 今来た道は「鷹取山方面」となっています。 今回はここで関東ふれあいの道から分かれて、左手へと進んでいきました。
(右手の道は「鷹取山・里のみち」, 「大磯鷹取山」を参照)
お願い
ここは、皆様のご家庭に給水するための重要な水道施設です。 漏水等の事故にお気付きの方は、お手数でも下記にご連絡をお願いします。
 (神奈川県企業庁水道局寒川浄水場)
配水池を左手から回り込むようにして緩やかに降っていくと、 程なくしてゴルフコースが左右に続くようになります。 左右へ分かれていく枝道やカート道などが幾つかありますが、広い道を道なりに真っ直ぐ降っていきます。 上吉沢配水池から6分ほど降ってくると、カート道が道路の上を横切っていく所がありました。 写真を撮っていると、客を乗せたカートがベルを鳴らしながら通っていきました。
ゴルフ場敷地内に付、一般車輌の通行出来ません。 外周付替道路をお通り下さい。
 (レイクウッドゴルフクラブ)
水場
左手へ分かれていく道を見送っていくと、ゴルフ場は終わって植林帯に入っていきます。 植林帯を抜けて雑木林になった道を降っていくと、道端にコンクリート製の水場がありました。 上吉沢配水池から12分ほど降って来た所になります。 山から管で導かれた水が中に溜められていました。 綺麗で透明な水でした。 脇に立つ壊れかけた看板によると、椎茸栽培のための水槽とのことでした。
しいたけの浸水槽につき、組合員以外の使用禁じます。
 (しいたけ生産組合)
四叉路
水場を過ぎて1分ほど降っていくと、左手に戻るようにして道が分かれていきます。 すぐ手前から右手にも道が分かれていて、T字路とト字路が隣接した形の四叉路になっていました。 角には「不法投棄監視車 待機所 黒岩地区」と書かれた看板が立っています。 このまま真っ直ぐ降っていくと大磯町黒岩地区へ続いているようですが、 今回はここを左折して、鷹取山の西側を流れる谷戸川沿いの道を降っていきました。 左折してすぐに小さな橋を渡り、谷戸川の左岸に沿って降っていきます。
脇には「危険」の旨の標識も立っていましたが、そのような様子の所は特にありませんでした。
後日に正面の道を歩きました。(「大磯鷹取山」を参照)
この先、土砂崩壊の恐れあり危険。通行注意
 (大磯町)
この先、落石のおそれがありますので注意して下さい。
 (大磯町建設課)
正面の畑を右手から巻くようにして続く川沿いの道を緩やかに降っていきます。 この道も林道か農道のようで、車一台が通っていけるだけの幅がありました。 程なくして植林帯に入っていくと、 右下を流れる谷戸川にはちょっとした段差が幾つもあって、 流れ落ちる水が心地よい音を響かせていました。 この谷戸川も、最初の境川と同様に、不動川の支流になるようです。
野笹橋
四叉路から8分ほど降って、川向こうに植林帯が続くようになると、野笹橋が架かっています。 川のせせらぎを聞きながら橋を渡って、右岸に続く道を更に降っていきます。
石合橋
植林帯へ入って、傾斜が少し増してきた坂道を降って、ちょっとした切通のような所を過ぎていくと、 野笹橋から2分ほどの所に石合橋が架かっています。 橋を渡り返して、左岸に続く道を降っていきます。 道路の要所に設置されているカーブミラーには 「よく見て通りましょう」と書かれた看板が取り付けられていました。 引続き、心地よい水音を聞きながら、舗装路を緩やかに降っていきます。
砂防ダム
石合橋を過ぎて4分ほど降って竹林が現れると、川向こうへと鉄製の橋が架けられていましたが、 舗装路をそのまま降っていきます。 竹林の脇に続くガードレールが設置された道を降っていくと、 四叉路から18分ほどの所に砂防ダムがありました。 よく見かけるダムと同様に、上流側はほとんど土砂で埋まっていましたが、 コンクリートの崖になった下流側は、水が勢いよく流れ落ちていました。
砂防ダムを過ぎていくと、道は左手へ曲がりながら川から少し離れていきます。 川との間に広がる畑地を見ながら降っていくと、谷戸川に流れ込む細い川に小橋が架かっています。 その手前には向こう側から見える向きに「落石注意」の標識が立っていました。 四叉路を曲がった所に立っていたのと同じ標識で、 これまで歩いてきた区間を指しているようですが、特にそれらしい箇所はないように思えました。 橋の手前からは左手へ広めの道が分かれていました。
左手の道を見送って小橋を渡っていくと、民家が散在するようになります。 対岸の集落へ続く谷戸橋を見送って竹林の脇を降っていくと、対岸の集落からの道が合流してきます。 「やぐら」なのでしょうか、左側の岩壁には四角い穴が二つ開いていましたが、 中には特に何も入っていませんでした。 右手からの道を合わせていくと牛舎がありました。 乳牛でしょうか、中には白と黒の斑模様の牛が沢山いました。
牛舎を過ぎていくと、正面に小田原厚木道路が見えてきます。 左手からの道を合わせて、高架の下を過ぎていきます。 脇の金網に取り付けられた看板によると、「生沢高架橋P5」というようです。 高架橋の先からは民家が密集するようになります。 立派な門構えの民家もあって、古くからある大家のような雰囲気がしました。
鷹取山から南へ降ってくると、左手から合流してくる道に降りて来られます。 (「大磯鷹取山」を参照)
西生沢(にしいくさわ)バス停
左右の道を見送って道なりに真っ直ぐ進んでいくと、高架橋を過ぎて4分ほどで県道63号に出ます。 正面の右角には大磯警察署生沢駐在所があります。 車道に出た右手の先に西生沢バス停があります。 四叉路から32分ほどで降りて来られました。
二宮駅(JR東海道線)まで、[二05][平32][平36]二宮駅南口行きバスにて8分、 平塚駅(JR東海道線)まで、[平32][平36]平塚駅北口行きバスにて22分〜31分、 便は少なくて、何れの方向にも1時間に1本ほどしかないので、事前に調べておくと安心です。
バスが来るまで待つようなら、隣りの生沢バス停の傍にある「東の池」などを訪ねてみましょう。 池には蓮が群生していて、夏には緑色の葉を広げて桃色の花も咲き、綺麗な眺めになります。 池の中に突き出た島には厳島神社もあります。