高尾山
散策:2009年11月下旬
【低山ハイク】 高尾山
概 要 高尾山は都心から1時間ほどで登り始めることができる人気の高い山です。 条件が良いと、山頂からは富士山も望める素晴らしい眺めが広がっています。 今回はいろはの森コースから高尾山へ登っていきます。 山頂からは自然研究路4号路を通って霞台へ向い、 自然研究路2号路の途中から分かれて妙音橋へと降っていきます。
起 点 八王子市 日影バス停
終 点 八王子市 高尾山口駅
ルート 日影バス停…日影沢園地…高尾山国有林治山ガーデン…日影沢林道…4号路交差…自然研究路1号路…5号路交差…高尾山…自然研究路4号路…いろはの森交差…みやま橋…迂回路…2号路分岐…浄心門…たこ杉…霞台…自然研究路2号路…琵琶滝分岐…水場…6号路合流…清滝駅…高尾山口駅
所要時間 3時間40分
歩いて... 少し霞んではいましたが、山頂からは雪を頂いた富士山を眺めることが出来ました。 いろはの森コースや妙音橋へのルートでは比較的静かな散策が出来ましたが、 連休の初日ということもあってか、1号路から山頂にかけては超満員でした。 4号路も散策路に人の列が出来ていて、人波を見に出かけたような状況でした。
関連メモ 湖のみち, 鳥のみち, 高尾山, 稲荷山, 小仏城山, 高尾山, 高尾山, 高尾山, 小仏城山, 景信山
コース紹介
日影(ひかげ)バス停
高尾駅(JR中央線)の北口から、[高01]小仏行きバスにて12分、 週末の朝には1時間に3本程度の便があります。
 土日曜 7:12 8:12 8:32 8:52 9:12 9:32 9:52 10:12 10:32 10:52...
バス停の先に架かる木下沢橋を渡って、 小仏川沿いに続く旧甲州街道(地方道516号)を進んでいきます。
高尾駅のバス乗り場では小仏行きバスを待つ客が長蛇の列を作っていました。 乗客が多いと臨時便が運行されるようで、この時にも定刻の便に続けて臨時バスが2台出ました。
小仏川沿いに2分ほど進んでいくと、左手に分かれていく道があります。 角には「明るい社会を築こう」と刻まれた石標が立っていて、 正面に続く車道は「右 小仏峠・景信山」、左手の道は「左 日影沢・高尾山」となっています。 また「高尾国有林多目的ホール300m」や「ウッディハウス愛林 森の図書館」の看板もあって、左手の道を指しています。
林道 日影沢線 起点」の標識も立っていましたが、 白字で書かれている中で、何故だか「沢」の文字だけが黒く消されたようになっていました。 英字表記の「HIKAGESAWA」の「SAWA」の部分も同じく黒くなっていました。 手元の地図には日影林道と日影沢林道という表記があって、 小仏城山辺りの林道は「日影沢林道」となっています。 どう違うのかはよく分かりませんでしたが、いろはの森への分岐を過ぎた先で林道が二手に分かれているので、 東側へ続く方が日影林道で、そこから日影沢に沿って更に続く方が日影沢林道になるのでしょうか。
林道日影線
これから先は林業経営のため開設された林道です。 利用される方は次の事項を厳守のうえ通行してください。
1.降雨・降雪時には、スリップの危険があります。
2.落石や崩土が多いので、注意してください。
3.急カーブ・急勾配が多いので、スピードはひかえ目に。
4.道幅が狭いので、すれちがいに注意してください。
5.見通しの悪い箇所での駐車は避けてください。
 (東京都林業事務所浅川林務出張所)
高尾特別鳥獣保護地区区域図
この区域は鳥獣の捕獲が禁止されております。 鳥獣の保護にご協力をお願いします。
 (東京都)
左手の小仏川に架かる小橋を渡っていくと、左手から木道が分かれていきます。 小仏川へも降りて行かれるようになっていますが、今回は見送っていきました。
国際森林年記念の森
COMMEMORATIVE FOREST FOR THE INTERNATIONAL YEAR OF THE FOREST
 (林野庁、関東森林管理局)
カツラ人工林
カツラは、北海道から九州まで全国に分布し、古事記や万葉集にも記述がみられるなど、 古くから知られている日本固有の落葉高木です。 天然のカツラで大きいものは、高さ35m、直径2mのものもあります。 樹形がよく、春の芽ぶきの色、夏のさわやかな淡緑色、秋の紅葉が美しいため、公園などにも植えられます。 カツラの木は、木目が細かく加工しやすいため、彫刻、家具、碁盤などにひろく使われています。
植栽 昭和3年、HA当り本数 730本、面積 1.89HA、平均樹高 17m、平均直径 18cm
 (高尾森林センター)
高尾山国有林
一.森林を愛しましょう。樹木は皆んなの資源です。
一.山ではたき火に注意しましょう。
一.たばこは歩きながらすわないようにしましょう。
一.山のエチケットを守りましょう。
 (東京神奈川森林管理署)
ユニバーサルデザイン歩道(木道)触知図案内板
このユニバーサルデザイン歩道(木道)は、国産のヒノキで造られています。 歩道の延長は約85m、幅は1.5mで、終点部のデッキでは小仏川の清流や小滝を鑑賞することができます。 歩道の周辺はカツラの林で、春にはその新緑が清流に映え、秋には鮮やかな黄葉に衣替えします。 また、耳をすませば、種々な野鳥のさえずりや小仏川のせせらぎ、木々を渡る風の音などが聞こえてきます。 このユニバーサルデザイン歩道から林道を経由して約5分のところには、 展示室と森の図書館を備えた多目的ホール「ウッディハウス愛林」やキャンプ場、 ユニバーサルデザイントイレがあります。
 (林野庁 関東森林管理局)
小橋を渡ったすぐ先がちょっとした駐車場になっていて、 右側の山際には、「高・尾・山・国・有・林」と一文字ずつ書かれた看板が並んでいました。 少し左へ曲がっていく日影林道を進んでいきます。 駐車場から2分ほど進んでいくと、道幅が少し広くなった所があります。 広場の先に立つ電柱には「中継支6」の標識が取り付けられています。 右手に流れる日影沢を渡っていくと、日影乗鞍を経て小仏城山へと登っていけますが、 今回は日影乗鞍への道は見送って、この先から始まるいろはの森を通って高尾山へ登っていきます。
野生獣にエサを与えないで下さい!
八王子市の西部地域では野生獣(サル・イノシシ・ハクビシン等)による農作物被害が多発し、 地域の農業振興に弊害が出ています。 その対策として、市ではボランティアによる野生獣追い払いを実施し、 農地に出没した野生獣を山へ追い返すことで、農作物被害を未然に防いでいます。 野生獣にエサを与えることで、せっかく山へ追い返しても、再び農地に出没し、 農作物に被害を与えてしまいます。 また、やがては人なれし、人間にも危害を加える可能性があります。 従って、野生獣にはエサを与えないで下さい。
 (八王子市農林課)
入山者の方へ
東京都動物の愛護及び管理に関する条例第9条により、犬を放すことは禁止されていますので、 犬は絶対に放さないで下さい! また、この付近にはイノシシ捕獲用のワナが仕掛けてありますので、注意して下さい。
 (八王子市農林課)
日影沢園地
日影沢を右手に見ながら広い道を登り気味に進んでいくと、 小さなコンクリート橋を渡った所の右側に、ウッディハウス愛林、高尾森林センターの森の図書館があります。 日影バス停から10分ほどで着きました。 正面には日影沢園地のキャンプ場があります。
「高尾山自然休養林」触知図総合案内板
ここ高尾山自然休養林の日影沢地区の森林には、スギ・ヒノキ・モミ・カツラ・オニグルミ・エノキ・ケヤキ・ネムノキなどの高木や、 アブラチャン・アオキ・マルバウツギ・タマアジサイなどの低木、 スミレ類・イチゴ類・フタリシズカ・ニリンソウなどの草花のほか、 ハリガネワラビといったシダ類など、たくさんの植物が生育しています。 また、オオルリ・センダイムシクイ・クロツグミ・ツグミなどの野鳥を見ることができます。 この地区には、森林や林業を展示紹介する「ウッディハウス愛林」や「日影沢キャンプ場」「炭焼き体験施設」を設置しており、 森林探索や野外活動の拠点として多くの人々に広く利用されています。 また、すべての人々が森林とふれあい、野外活動をとおして交流を深めてもらうことを目的に、 「ユニバーサルデザイン歩道(木道)」「ユニバーサルデザイントイレ」「自然学習体験施設」を新たに設置しました。 小仏川に沿って設置した「ユニバーサルデザイン歩道(木道)」では、カツラ林の四季折々の風情と、 小仏川の清流や小滝を鑑賞でき、川のせせらぎや野鳥のさえずりなどを聞くことができます。 「ユニバーサルデザイントイレ」はウッディハウス愛林のそばにあり、 幼児から高齢者、車いす使用者などすべての人々が利用できます。 「自然学習体験施設」は炭焼き体験施設に併設し、様々な学びの場として活用できます。
 (林野庁 関東森林管理局)
日影沢で見られる動植物
イロハモミジ 葉が5〜7に裂け、「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」と数えられることから名付けられました。 紅葉の名所である京都の高雄山の名をとり、タカオカエデの別名もあります。
ツリフネソウ 夏から秋にかけて紅紫色の花を咲かせます。 花の形が帆かけ船をつり下げたように見えるので、この名がつきました。
ミゾソバ 茎には下向きのトゲがあります。 夏から秋に、枝先に淡紅色の花が集まってつきます。 溝に生え、ソバの葉に似ているのでこの名があり、 また、葉の形を牛の頭に見立ててウシノヒタイとも呼ばれます。
ミヤマシキミ 晩秋の林内で、赤く熟した有毒の液果が目立ちます。 山地の林下に生える常緑低木で、春、香気のある小さな白い花が枝先に集まって咲きます。
ミヤマフユイチゴ 山地に生えるつる性の常緑小低木です。 茎は細く、小さいトゲがあります。 夏から秋に白い花が咲き、果実は冬に赤く熟して食べられます。
ムラサキシキブ 初夏に淡紫色の花を多数つけます。 果実は紫色に熟し、その美しさを紫式部にたとえて和名が付けられました。
ヤブラン 木陰に生え、ランの葉に似ていることから和名が付けられました。 夏には淡紫色の花を多数つけます。 種子は裸出して緑黒色に熟します。
キセキレイ 川辺に生息する、胸が黄色いセキレイです。 他のセキレイ類より上流で見られ、川岸の虫をエサにします。 チチチチ…と澄んだ声で鳴きます。
ジョウビタキ 冬鳥として、農耕地や市街地にも渡来します。 縄張り性が強く、オス・メスとも単独でいます。 頭を下げ、尾を振る動作をします。 ヒッヒッやクワックワッと鳴きます。
ツグミ 秋、冬鳥として渡来し林に住んだのち、畑や川原に移動します。 地上を歩いてミミズなどを捕らえます。 クィクィやクワックワッと鳴きます。
ムササビ 樹上で、木の葉や種子などを食べて生活します。 前足と後足の間にある飛膜を広げて木から木へと飛び移り、 その距離は最長100m以上飛ぶこともあります。
ヤマガラ よく茂った常緑広葉樹林に生息し、腹の赤茶色が目立ちます。 木の実を樹皮の割れ目に蓄える習性があります。 ツーツーピーやニーニーと鳴きます。
ここで道が二手に分かれています。 周囲には「いろはの森案内図」があって、これから登っていく道も載っているので参考にしましょう。 角には道標が立っていて、左手の道は「高尾山頂・大垂水峠方面(いろはの森・学習の歩道)」となっています。 正面の道は日影沢林道を経て小仏城山へ登っていけますが、 今回は左手に続くいろはの森コースを登っていきます。 案内図や看板などを読んだりしながら6分ほどいた日影沢園地を後にして、 高尾山を目指して、左手の道を進んでいきます。
いろはの森
この森林には「いろは」48文字をそれぞれ頭文字とする樹木を選んで表示してあります。 なかには、昔から愛されている地方名で示したものもあります。 選んだ樹木の大部分は高尾山に自生しているものです。 きれいな花の咲く木、赤い実のなる木、常緑の木、落葉する木、太い木、細い木などさまざまなものがあります。 皆さん、「いろはの森」で森林浴を楽しみながら48種類の樹木と友達になって下さい。
行程 現在地→いろはの森→1号路→高尾山頂(60分)
現在地→いろはの森→4号路(つり橋経由)→ケーブル高尾山駅(70分)
 (関東森林管理局高尾森林センター)
高尾山自然休養林
高尾山自然休養林は、皆さんに森林レクリエーションを楽しんでいただけるように整備した「いこいの森」です。 面積は452ヘクタールあります。 このあたりは高尾山国有林で、スギ、ヒノキの人工林です。 植えてまもない幼齢林から大正時代に植えられた壮齢林まであり、林木の成長の様子がうかがわれます。
植物・昆虫  高尾山一帯は、年平均気温13℃、年平均降雨量1,400mmで、暖地性植物と寒地性植物がよく繁茂し、 植物の群落地として知られ、約1,300種類あります。 原標本産地(植物が最初に発見されたところのことをいいます)になっているものも数10種類あります。 昆虫は約5,000種に及んでいます。 中でもギフチョウ、カブトムシ、ガロアムシなどは珍しいものです。
鳥獣類  鳥類は渡り鳥を含めて約100種類、ブッポウソウ、ホホジロ、アキジ、オナガなどがいます。 獣類は約10種、ニホンリス、ムササビ、タヌキ、ヒメネズミがいます。 このため特別鳥獣保護区に指定されており、小鳥の巣箱を設置したり、えさ木を植えたりしています。
森林の効用  森林は水を蓄え、供給してくれたり、きれいな空気を提供してくれます。 また私たちに安らぎを与えてくれます。 そして家をつくるときなどに使う木材を供給してくれます。
国有林は皆さんの貴重な財産です。 美しい自然を守るためにも森林を大切に致しましょう。
国際森林記念の森
国際森林記念の森は、国際森林年(1985)を記念して、 森林の役割や森林を守り育てることの大切さを理解して頂くために、 ここ高尾山国有林に設置したものです。 この記念の森を、多くの皆さんに親しんで頂くため、 展示林や学習の歩道・森林浴の歩道、展望台などを整備しています。
歩行時間 ケーブル山頂駅→30分→大見晴台
大見晴台→30分→大見晴台
ケーブル山頂駅→1時間20分(奥高尾分岐点経由)→大垂水峠
大見晴台→30分→一丁平
一丁平→30分→小仏城山
一丁平→50分→大垂水峠
 (関東森林管理局)
高尾山国有林治山ガーデン
資材置き場のような所を過ぎていくと、 「国定公園明治の森 八王子山の会山荘」や小池の先から山道になってきます。 「いろは48文字」を頭文字とする樹木の幹には、小さな板が取り付けられていました。 また、詩歌を記した真新しい看板も点々と立っていました。 今回は詩歌を読みながら登っていきました。 石がごろごろした所を進んでいくと、小さな沢を渡っていきます。 次第に登り坂になってきますが、それほどの急傾斜ではありません。 4分ほど登っていくと、「高尾山国有林治山ガーデン」と題した大きな案内板がありました。 脇にはベンチが設置されていて、右側の沢にはコンクリートダムがありました。 案内板によると、左側の沢にある砂防ダムを巡る散策路もあるようでしたが、 今回は訪ねるのを省略して、いろはの森に続く道を登っていきます。
高尾山国有林治山ガーデン
この治山ガーデンは、山崩れを防ぎきれいな水をつくる森林を育てて、 下流の農地や人家等を災害から守るため、林野庁が実施している治山事業を広く一般の方々に理解していただこうと、 国際森林年(昭和60年)を記念して施工した治山施設です。 主な工種としては、渓間工と山腹工があります。
渓間工  渓流の浸食防止や渓流内に堆積した不安定土砂等の流出防止を図り、 土石流災害等から人家や農地などを保全することを目的に、渓流部に行われる治山ダム工等の総称です。
山腹工  崩壊跡地などの緑化を図ることを目的に、山腹斜面に行われる土留工や緑化工等の総称です。
 (林野庁 関東森林管理局)
コンクリートダム
治山ダムは土砂を貯めて、上流の流れを緩やかにして、川岸が崩れるのを防ぐやくめをします。 コンクリートダムは強くて長持ちするので、現在では一番たくさんつくられています。
日影沢林道
次第に登り傾斜が増してきて、幅の広い横木の階段が設置されている所もありますが、 道は広めでしっかりとしています。 日影沢園地から7分ほど登っていくと林道に出ます。 脇に立つ道標によると、左手の道は「この先行き止まり」、右手の道は「キャンプ場・バス停方面」、 今来た道は「いろはの森」となっています。 左手のすぐ先から正面の尾根に登っていく階段の登り口にも道標があって、 正面の階段は「高尾山頂・大垂水峠方面(いろはの森・学習の歩道)」、 右手の道は「日影沢林道」、今来た道は「日影沢方面(いろはの森・学習の歩道)」となっています。 ここは左手のすぐ先から続く横木の階段を登っていきます。 登り口にはオリエンテーリングのポスト「M」も立っていました。
道標に取り付けられた簡易図によると、この林道は「日影沢林道」となっていました。 先ほどの日影沢園地の分岐を直進していった先で分かれてきた道になります。 小仏城山へ登っていく方が日影沢林道かと思っていましたが、 こちらへ曲がってくる道も日影沢林道というようです。 旧甲州街道にあった「日影林道」というのは、その分岐の手前までの範囲なのでしょうか。
ここは国有林です。 たき火・たばこなどの火の始末に注意し、樹木を大切にしましょう。
 (東京営林局)
植林帯に続く山道を曲がりながら登っていきます。 かなり傾斜のある所もありますが、道は広めでしっかりとしています。 大きなモミの木が生えていたりもして、雰囲気のいい道が続きます。 木の根が張り出した所もあるので、足元に注意しながら登っていきます。 道端にベンチがひとつポツンと設置されていたりもします。 頭上には色づいた木もありましたが、紅葉が綺麗な時期は既に終っていて、 道には落葉が沢山積もっていました。
(も)もみ まつ科。
特徴 5月頃、黄緑色の花が咲く、球果は大形の円柱形となる。
用途 建築、梱包材、庭木等、特にクリスマスツリーで親しまれている。
池の辺の小槻が下の細竹な苅りそね そをだに君が形見に見つつ偲ばむ 作者不詳
言問はぬ木すら紫陽花諸弟等が 練の村戸に詐かえりけり 大伴家持
古の人の植ゑけむ杉が枝に 霞棚引く春は来ぬらし 柿本人麿
古に恋いふる鳥かも弓弦葉の 御井の上より鳴きわたり行く 弓削皇子
吾背子に吾が恋ふらくは奥山の 馬酔木の花の今盛なり 作者不詳
つぬさはふ石村の山に白妙に 懸れる雲は吾王かも 作者不詳
吾が屋戸に黄変づ鶏冠木見るごとに 妹を懸けつつ恋ひぬ日は無し 大伴田村家大嬢
吾が門の榎の実もり喫む百千鳥 千鳥は来れど君ぞ来まさぬ 作者不詳
昼は咲き夜は恋ひ宿る合歓木の花 君のみ見めや戯奴さへに見よ 紀郎女
君が行日長くなりぬ山たずの 迎へを行かむ待つには待たじ 磐姫皇后
三栗の那賀に向へる曝井の 絶えず通わむ彼所に妻もが 作者不詳
吾が兄子が捧げて持たる厚朴 あたかも似るか青き蓋 僧恵行
下毛野みかもの山の小楢如す 目細し見ろは誰が笥か持たむ 作者不詳
真木柱太き心は有りしかど この吾が心しずめかねつも 作者不詳
4号路交差
正面が次第に明るくなってくると、林道を横切ってから23分ほどで広い尾根に登り着きました。 正面に立つ道標によると、右手の道は「高尾山頂(大見晴台)」、 左手の道は「霞台(ケーブル高尾山駅)」、今来た道は「いろはの森コース・日影沢」となっています。 別の道標も立っていて、右手の道は「高尾山頂・大垂水峠方面(いろはの森・学習の歩道)」、 左手の道は「つり橋経由高尾山口駅」、今来た道は「日影沢方面(いろはの森・学習の歩道)」となっています。 右手にはベンチが幾つか設置されていて、休憩している人達を見かけました。 ここは自然研究路4号路いろはの森コースが交差している所になっていて、 ト字形と逆ト字形の分岐が繋がったような形をしています。 脇には高尾山を取り巻く自然研究路の案内板もあるので参考にしましょう。 同様の図は、この先にかけての自然研究路の分岐に設置されています。
1号路 高尾山の自然と歴史コース 3.8km 90分
2号路 高尾山の森林コース 0.9km 30分
3号路 高尾山の植物コース 2.4km 50分
4号路 森と動物コース 1.5km 40分
5号路 人と自然コース 0.9km 30分
6号路 森と水コース 3.3km 80分
稲荷山コース 尾根道 3.1km 90分
4号路 森と動物
イヌブナの自然林が残る高尾山の北斜面を横切り、1号路につながるコースです。 春の新緑と秋の黄葉がすばらしく、早朝、谷間に響き渡る夏鳥のさえずりもすがすがしい。 コースの中ほどには、つり橋があります。
 (高尾自然公園管理センター)
広い尾根道を右手へ進んだすぐの所に分岐があります。 中ほどには道標が立っていて、右手の道は「自然研究路4号路を経て高尾山頂へ」、 正面の道は「高尾山頂・いろはの森コース」、今来た道は「自然研究路4号路・ケーブルカー駅」となっています。 今回は先ずいろはの森コースから高尾山の山頂へ登り、 自然研究路4号路を降ってここまで来て、霞台へと向かうことにしました。 日影沢園地からここまでは僅かなハイカーに出合うだけの静かな山歩きが出来ましたが、 ここからは歩く人の数がぐっと増えてきました。
陽光に輝く樹木を眺めながら、広くてしっかりとした尾根道を登っていきます。 僅かな高みを越えて浅い鞍部に着くと、輪切りの太い樹木が幾つか置かれていて、腰掛けるのに良さそうでした。 鞍部を過ぎて登り坂になった尾根道を進んでいきます。 頭上を見上げると、まだ紅葉の鮮やかさを残した樹木もあったりしました。
自然研究路1号路
4号路交差から8分ほど登っていくと、左右に通る自然研究路1号路に出ました。 脇には日影沢園地にあったのと同様の「いろはの森案内図」があります。 「日影バス停からここまで60分」となっていますが、今回はそれとほぼ同じ時間で登って来られました。 脇に立つ道標によると、右手の道は「大見晴台・大垂水峠方面(学習の歩道)・自然研究路1号・高尾山頂方面」、 左手の道は「自然研究路1号・薬王院方面」、 今来た道は「日影沢・高尾山口方面(いろはの森・学習の歩道)」となっています。 また「ウッディハウス愛林・森の図書館」の案内板もあって、ここから1.6kmとなっていました。 高尾山の山頂へ向かって、右手に続く広い1号路を進んでいきます。
【13】 どっちが、どっち?
高尾山には、ブナとイヌブナがあります。 よく見ると、葉や実も違いますが・・・
【イヌブナ】 色黒でザラザラの幹、根元には小さなひとばえがあります。
【ブナ】 色白でなめらかな幹、根元はすっきりしています。
《ひこばえ》 イヌブナのひこばえは、どうしてはえているのかな? 親木が倒れた時、代わりに生長すると考えられています。
 (東京都)
一段と人の数が増してきた1号路を進んでいくと、 幅の広い横木の階段を登った左側がフェンスで囲われていました。 張り出されている案内によると、「高尾山山頂配水所」(標高560m)を造っているようでした。 表参道の登り口付近(標高200m)に第一送水ポンプ所、 金比羅台園地への分岐付近(標高370m)に第二送水ポンプ所も出来るようでした。
高尾山山頂配水所(仮称)築造のお知らせ
より良い環境で高尾の自然を満喫していただく為に、高尾山不動付近から高尾山山頂まで「東京水」を送る、 送水ポンプ所2か所と配水所を造ります。 これにより「東京水」を安定的に山頂までお配りする事が可能になります。 また、配水所築造に伴い樹木の伐採がございますがご了承下さい。 伐採した樹木はチップとして再生し、配水所の美観に努めます。 工事期間中は、ご迷惑をお掛けしますが、ご理解とご協力を宜しくお願い致します。
工事件名 高尾山山頂配水所(仮称)外2箇所築造工事
工事期間 平成21年4月1日から平成22年3月1日
工事概要 高尾山山頂配水所(仮称)築造
高尾山第一送水ポンプ所仮称)築造
高尾山第二送水ポンプ所仮称)築造
 (東京都水道局多摩水道改革推進本部施設部工事課工事第三係)
5号路交差
緩やかになった道を進んでいくと、公衆トイレを過ぎた先で、自然研究路5号路が横切っています。 自然研究路4号路も右脇から始まっています。 脇に立つ道標によると、左手の道は「自然研究路5号路を経て3・6号路、陣場山・城山(近道)」、 右手の道は「自然研究路5号路」「自然研究路4号路」、 正面の道は「高尾山頂をへて陣場山」、今来た道は「薬王院・高尾山口駅」となっています。 今回はここから4号路を降っていくのですが、正面すぐの所が高尾山の山頂なので、立ち寄っていきます。
この辺りまで来ると、人の数が更に増えてきました。 ケーブルカーやリフトを利用すると容易に登って来られることもあって、 平地の公園を散策している感覚の人達でごった返していました。 写真を撮っても人ばかり写ってしまいますが致し方ありません。
5号路 人と自然
山頂のすぐ下を一周する平坦なコースです。 雑木林、スギやヒノキの植物帯など、人のくらしと係わりの深い林が続きます。
 (高尾自然公園管理センター)
正面の坂道を登り始めると、道端に人だかりが出来ていました。 何だろうと思って覗いてみると、ギンナン・ムカゴ・山イモ・マイタケ・くるみ・アケビなどを販売していました。 坂道を更に登っていくと、綺麗な時期は過ぎていたものの、紅葉した樹木が出迎えてくれました。 ススキも穂を出していて、陽光を浴びて煌めいていました。
高尾山 (標高599m)
舗装された坂道を登っていくと、程なくして高尾山の山頂に着きます。 自然研究路1号路に出た所から10分ほどで到着しました。 山頂はとても広くなっていて、茶店や自動販売機などが幾つもあります。 お昼の少し前の時刻でしたが、山頂は既に超満員の状態で、 腰掛けたりシートを広げて食事などをしている人達でごった返していました。 私も茶店でおでんを注文してひと休みしていきました。
緑とふれあう高尾山
東京の都心から西へ約50kmに位置し、東京都八王子市高尾山とその周辺には、 約1200haの国有林があり、東京か縄が森林組合が管理しています。 高尾山国有林は、モミや広葉樹の天然林と、スギ・ヒノキの人工林がほどよく調和した 森林のため、この地域の国有林をレクリエーションの森として、森林との「ふれあい」の場を みなさんに提供しています。 四季を通じて、自然に親しみながら、森林浴・バードウォッチング・自然観察・ハイキングなどを 楽しんでいただき、一般の方々に広く利用されています。 また、自然環境の保全、水資源の涵養など、森林のもつ様々な機能が充分発揮できるよう、 それぞれの森林の特徴に合せた管理を行っています。 なお、高尾山は明治の森高尾国定公園と、都立高尾陣場自然公園に指定されています。
 (林野庁、関東森林管理局)
山頂には「高尾ビジターセンター」があって、高尾の自然などが紹介されていますが、 靴を脱いで上がらないといけないのが面倒だったりします。 近くには高尾山周辺を記した「明治の森高尾国定公園」の地図や、 もう少し範囲の広い「都立高尾陣場自然公園」の地図もあるので参考にしましょう。
高尾ビジターセンターのご案内
高尾ビジターセンターは、自然に親しみ自然と人とのルールを学ぶための自然公園の施設です。 建物の中の展示やスライドを見たり、自然教室に参加して自然と友だちになりましょう。
開館時間 午前10時より午後4時まで
休館日 月曜日(月曜日が祝祭日のときは翌日)
年末年始(12月29日から1月3日まで)
入場料 無 料
ご注意 館内は、喫煙及び飲食等はできません。
高尾山で見られる動植物
イロハモミジ 葉が5〜7に裂け、「い・ろ・は・に・ほ・へ・と」と数えられるところから名付けられました。 紅葉の名所である京都の高雄山の名をとり、タカオカエデの別名もあります。
カシワ 丸いドングリは細長い鱗片のついた穀斗に包まれています。 材はウイスキーの樽に、葉は餅を包んでかしわ餅とします。 冬に葉が枯れてもなかなか落ちず、木に残っています。
ツルリンドウ 林の下に生えるつる性の多年草。 紫色を帯びたつるは地をはうか、他の植物に絡んで伸びます。 秋にリンドウに似た形の花が咲き、果実はリンドウと違い球形で赤く熟します。
シモバシラ 山地の斜面の水はけのよい木陰に生えます。 茎は4稜形で、夏の終わりに咲く白い花は一方向に向いています。 初冬の枯れた茎に霜柱のような氷の結晶ができるのでこの名があります。
ホンドリス ニホンリスとも呼ばれ、本州、四国、九州に分布しますが、西日本にはあまりいません。 主にドングリやマツの実、クルミなど植物質のものを食べます。 夏と冬で毛がかわり、冬毛には耳の先にふさ毛があります。
ムラサキシキブ 初夏に淡紫色の花を多数つけます。 果実は紫色に熟し、その美しさを紫式部にたとえて和名が付けられました。
ジョウビタキ 冬鳥として、農耕地や市街地にも渡来します。 縄張り性が強く、オス・メスとも単独でいます。 頭を下げ、尾を振る動作をします。 ヒッヒッやクワックワッと鳴きます。
スズメバチ 日本で最大になるハチです。集団で生活し、土の中や木の洞に巣を作ります。 働きバチは樹液や花の蜜を食べますが、幼虫は肉食です。 よくミツバチの巣を攻撃します。毒が強いので注意しましょう。
イノシシ 夜行性で、円盤状の鼻で土を掘り返して、草や果実、小動物などを食べる雑食性です。 親子で生活し、子供は、はじめ体にしまがあってウリのようなのでうり坊と呼ばれます。
マユミ 熟した淡紅色の実が、晩秋に割れて橙赤色の仮種皮に包まれた種子をつりさげます。 ヤマニシキギとも呼ばれます。 材は稠密で将棋の駒やこけしに用いられます。
ヤブコウジ 林下に群生する常緑の小低木です。 葉に斑が入ったり、形の変化が多く、冬に赤い実がつくので江戸時代から多く栽培され、 十両(じゅうりょう)とも呼ばれます。
イイギリ 葉が落ちた後も果実が長く枝に残ってよく目立ちます。 昔、この大きな葉で飯(イイ)を包んだことからこの名がついたとされます。 赤い実をつけるので、ナンテンギリともいいます。
 (林野庁)
山頂の先の方へ進んでいくと「高尾山大見晴園地」と書かれた標柱が立っています。 正面が開けていて、丹沢などを一望できる眺めが広がっています。 この時には大室山の右側に、雪化粧した富士山が見えていましたが、 少し霞んでいたのが残念ではあります。 左手の丹沢山塊には霧が立ちこめているようでした。 陽光に照らされて白いベールの海のように広がっていて、何だか幻想的な眺めでした。 ここからの眺めは「関東の富士見100景」にも選ばれているようです。
中ほどには「十三州大見晴台」の碑が立っていて、傍には三角点もあります。 東側の樹木の切れ間からは東京方面が眺められる景色が広がっていますが、 この時には東京の空にはどんよりとした雲が棚引いていて、遠くはよく見えませんでした。 脇に設置されている解説板によると、条件がいいと、眼下には橋本の街並みが、 右手には横浜ベイブリッジが、奥の方には東京アクアラインや房総半島も見えるようです。 その昔には十三州を見渡せたとのことです。 越後までも見えたようですが、高い山の山頂部が僅かに見える程度だったのでしょう。
十三州について
駿河(富士山)、 甲斐(南アルプス)、 信濃(北アルプス)、 越後(上越山塊)、 上野(上州三山)、 下野(日光山塊)、 常陸(筑波山)、 上総(房総半島)、 下総(房総半島)、 安房(房総半島)、 相模(丹沢山塊)、 伊豆(天城山)、 武蔵(ここ)
十三州 幾州見える 今日の月 草仁
【14】 どこまで見えるかな?
昔は山頂から、なんと13州もの広範囲が見えたと言います。 今でも、房総半島が見えることがあります。 遠くまで良く見えるのは、どんな時でしょう? 晴れた日? 風の強い日? 季節は? 今日は、どこまで見えるかな?
 (高尾ビジターセンター)
自然研究路ガイド
1号路 90分 3.8km 薬王院を抜け、うっそうとした杉の大木が立ち並ぶ参道を通り、ふもとに下りるコースです。 途中でケーブルやリフトを利用することも出来ます。
2号路 30分 0.9km 高尾山の北斜面に広がる落葉広葉樹林と南斜面に広がる常緑広葉樹林のちがいが容易に比較観察できるコースです。
3号路 50分 2.4km 山頂から高尾山の南斜面を抜け1号路の途中に出るコースです。 常緑広葉樹の生い茂る緑の濃いコースです。
4号路 40分 1.5km 山頂から高尾山の北斜面を抜け1号路の途中に出るコースです。 ブナをはじめとする落葉広葉樹の森林で、春の新緑から冬の落葉まで、四季折々の表情が楽しめます。
5号路 30分 0.9km 高尾山頂をめぐる平坦なコースです。 雑木林やスギ、ヒノキの植林地など、人の暮らしとかかわりの深い林が観察できます。
6号路 70分 3.3km 飛び石を通り、ふもとまで沢沿いの道を下るコースです。 水辺を好む草花や生き物の観察に適しています。
稲荷山コース 80分 3.1km 山頂からふもとまで尾根道をたどる気持ちのよいコースです。 雑木林も多く、四季の変化が楽しめます。
 (東京都高尾自然公園管理センター)
自然研究路4号路
40分ほど居た高尾山の山頂から手前の5号路交差まで引き返してきて、 「自然研究路4号路」の標柱が指す横木の階段を降っていきます。 この時には山崩れ補修工事のために、4号路の一部が迂回路になっている旨の貼り紙がありました。 約80段の急な登りとのことでしたが、行ける所まで行こうと思って歩き始めました。
1. ここから4号路入口までの1.5kmに高尾山の主要な樹木70種類、200枚の樹名板を標示しています。
1. これらの樹名板は、緑と水の森林基金を活用し、国土緑化推進機構が東京営林局高尾森林センターの協力を得て設置したものです。
1. 森林浴を楽しみながら、高尾山の樹木に親しんで下さい。
 (国土緑化推進機構、関東森林管理局高尾森林センター)
4号路 森と動物
山頂からイヌブナの自然林が残る高尾山の北斜面を横切り、1号路に下るコースです。 春の新緑と秋の黄葉がすばらしく、早朝、谷間に響き渡る夏鳥のさえずりもすがすがしい。 コースの中ほどには、つり橋があります。
 (高尾自然公園管理センター)
お知らせ
10月26日より3月末までの期間、山崩れ補修工事のため、4号路下側入口(浄心門側)は、通行規制が行われており、 迂回路は約80段の急な登り階段となっております。 通行には、十分ご注意くださいますよう、お願いいたします。
 (林野庁関東森林管理局 東京神奈川森林管理署 治山課)
横木の階段を降って右へ折れ曲がっていくと、1分ほどで緩やかな道になります。
たねまきヒヨドリ
家のまわりでヒヨドリを見かけませんか? このヒヨドリと高尾山に多いアオキには、深い関係があります。 いったいどんな関係なのでしょうか?
アオキは、ヒヨドリの口に合った大きさの実をつけます。 こんな大きな実を丸飲みできる鳥は限られているので、 ヒヨドリは実をひとり占めできるのです。 食べられた実は、果肉がとれ、芽がでやすい状態でフンと一緒にでてきます。 はなれた場所でフンをするヒヨドリは、アオキのたねまきをしているみたいですね。 なぜタネを遠くへ運ぶ必要があるのでしょうか。 植物は自分で動くことができません。自分のまわりだけにタネが落ちて育ったとしても、 天災や病気で共倒れになってしまう危険があります。 だから、できるだけ遠く離れた場所にタネを運び、森の中に仲間を増やしていきたいのです。
 (高尾ビジターセンター)
降り基調の道を進んでいくと、大きなモミの木も見かけます。 石垣があって左右二筋に道が分かれていたりもしました。
鳥たちのごちそう
この鳥たちの共通点はなんでしょう?
アトリ 冬に群れで渡ってくる。秋は山地で木の実のタネを食べ、夏になると田畑に移動し、地上で草のタネを食べる。
マヒワ 冬に群れで渡ってくる。ハンノキや針葉樹のタネを好む。
イカル 高尾山では一年中見られる。エノキやエゴノキのような堅い実を割ってタネを食べる。
カワラヒワ 山麓に多い。河原や田畑で草のタネを食べる。大きめの実のタネを割って食べることもある。
シメ 冬に本州に渡ってくる。山麓に多い。カエデやシデなどの木の実のタネを食べる。
左の鳥たちは、みんな丈夫な「くちばし」をもっています。 この太いくちばしで食べる彼らの大好物は「タネ」です。 かたい殻を割るために、太く丈夫なくちばしが役立ちます。 鳥たちは、自分の好物が食べやすい形のくちばしをもっています。 タネを好んで食べる同じアトリ科の中でも、かたい木の実を食べるイカルやシメのくちばしと、 小さな木の実や草の実を食べるカワラヒワ・マヒワ・アトリのくちばしでは大きさや形が少しずつ違ってくるのです。
 (高尾ビジターセンター)
みつけられるかな?
カエデの実には翼がついています。この実を食べる鳥は「タネ」の部分だけをじょうずに食べます。 地面をよく探すと、鳥に食べられたカエデの実をみつけられるかもしれませんよ。 タネを食べられてしまうのですから、植物にとっては災難ですよね。 それでも、植物が絶えてしまうことはありません。植物も負けずにたくさんの実をつけるからです。 うまくバランスがとれているのですね。
 (高尾ビジターセンター)
やがて横木の階段を降る場面もあります。 この時は三連休の初日とあって、ハイカーが沢山訪れていました。 道に列が出来てしまい、思うように進んでいくことが出来ませんでした。 上を見上げると、時期を少し過ぎてはいたものの黄葉が綺麗でした。
イイギリ 〜それぞれの季節〜
イイギリの木は、季節ごとに違った楽しみ方があります。 あなたが今日見たその木は、どんな表情を見せていますか?
春 香りを楽しむ おしべが目立つきみどり色の雄花が落ちています。 花粉を運んでくれる虫を、香りで呼びよせていました。 残り香を楽しみましょう。
初夏 謎を楽しむ 春には新しい芽を出したばかりなのに、青々とした葉っぱが落ちています。 なぜなのかは、まだわかっていません。 あなたは、この謎をどう推理しますか?
夏 模様を楽しむ 白くなめらかな木の表面には、茶色の模様がよく目立ちます。 夏の森の中では、涼しげな木にみえるかもしれませんね。
晩秋 色を楽しむ 朱色の実が、冬まで枝先にぶら下がっています。 赤や朱色の実の色は、タネを運んでくれる鳥たちへのアピールなのです。
 (高尾ビジターセンター)
やがて、少し登り坂になってくると、右手の上側に歩く人の姿が見えるようになります。 奥高尾山稜でしょうか、左手の樹間からは稜線が見えていました。
つる植物の役割
つる植物は、巻きついた木を枯らしてしまうことがあります。 しかしこのことは、森の中で大切な役割の一つとなっているのです。 その役割とは…。
つる植物は、木に巻きついたり、はい上がりながら伸びていきます。 巻きつかれた木は、光や養分を奪われ、しだいに弱り枯れてしまいます。 つる植物によって枯れた木は、キツツキや昆虫なdの住みかやエサ場として利用されます。 枯れ木がないと生きていけない生きものもいるのです。 枯れ木は、さまざまな生きものに利用され、最後は土へと戻ります。 その土からは、また新しい植物が育ちはじめます。 つる植物が木を枯らすことも、たくさんの命を育むために役立っているのです。
 (高尾ビジターセンター)
ほら足もとに!
高尾山でよく見られる「つる植物」に、テイカカズラがあります。 「つる」というと、木に絡みついたり、はい上がったりして、成長すると思われがちですが、 テイカカズラは地面をはうことも多いのです。 そのため、土が崩れるのを防ぐことにも役立っています。 地面をはうテイカカズラは、木に生いしげる姿とは違ってみえるかもしれません。 足もとを探してみましょう。
テイカカズラの花: 5〜6月に風車のような形の花をつける。色は、白色から薄い黄色に変化する。
テイカカズラの実: 冬になると細長い実がはじけ、白いわた毛のついたタネが風にのって飛び散る。
 (高尾ビジターセンター)
いろはの森交差
横木の階段混じりの坂道を登り切ると広い尾根道に出ます。 先ほど登ってきたいろはの森コースと4号路が交差している所になります。 高尾山の山頂から15分ほどで降りて来られました。 道標「自然研究路4号路・ケーブルカー駅」に従って左手へ降っていくとすぐに分岐があります。 先ほど日影沢園地から登ってきた所になります。 道標「霞台(ケーブル高尾山駅)」に従って、右側の広い尾根道を降っていきます。
3分ほど進んでいくと、ベンチがいくつか設置されて広くなった所がありました。 モミノキ広場というようです。 コースはここから鋭角に右へ曲がっていきます。 角には道標が立っていて、右手へ曲がっていく道は「ケーブル高尾山駅」、 今来た道は「高尾山頂」となっています。 尾根道は正面にも続いていましたが、トラロープが張られていて、通行止めのようでした。
紅葉を眺めながら降っていくと、解説板を過ぎた先の谷筋には黄葉した樹木が沢山ありました。 紅葉と黄葉、樹木の種類によって異なった色に染まるようです。 旬の時期は過ぎてはいても、綺麗な眺めでした。 黄葉を背景にして写真に収まっている人も見かけました。
甘い木の実は誰のため?
植物が木の実を甘くするのには、たくさんのエネルギーが必要です。 それでも、あえて木の実を甘くするのはどうしてでしょう。
体の大きい動物は、甘い木の実が大好きです。 甘い木の実からは体のエネルギーにはる糖分と水分を同時にとることができます。 タネは木の実ごと動物に食べられ、やがて離れた場所でフンと一緒に出てきます。 甘い木の実は動物たちを惹きつけ、食べられることでタネを遠くに運んでもらえるのです。 しかも、「うんち」という肥料つき!考えたものですね。
 (高尾ビジターセンター)
今日のメニューは?
テンは、石や切り株の上・道の目立つところなどにフンをする習性があります。 みつけたら、どんなものを食べているかのぞいてみましょう。 テンのフンから、いま森の中でどんな木の実が実っているか想像してみましょう。
テン(イタチ科)
夜行性で単独生活をする。本来肉食だが果実類も好み、雑食傾向が強いといえる。 木登りがうまく、樹上空間を多く利用している。
 (高尾ビジターセンター)
みやま橋
雑木林の斜面を横切るようにして降っていくと、谷筋には吊橋のみやま橋が架かっています。 いろはの森交差から11分ほどの所になります。 袂には道標が立っていて、橋は「ケーブル高尾山駅」、今来た道は「高尾山頂」となっていました。 橋は左右に揺れるようなことはありませんが、 この時には多くの人が同時に渡っていたので、上下には少し揺れていました。 下側を覗いてみると、谷筋には僅かながら水が流れていました。
みやま橋を渡って、再び北斜面に続く道を進んでいきます。 頭上の黄葉を眺めながら緩やかな道を進んでいきます。 谷側に石垣が積まれた所まで来ると、真新しい道標が立っていて、 この先に道は「ケーブルカー駅」、今来た道は「高尾山頂1.5km」となっていました。
ドングリと森のネズミ
樹木はおいしい木の実をネズミたちに作ってあげます。 ネズミたちは、そのお礼にドングリの一部をあちこちに運んで植えてあげます。 森では、動物と植物がお互いに助けあっています。
・実りの秋、高尾山では、コナラやクヌギ、シラカシの木々がたくさんのドングリを実らせます。
・ドングリは、ネズミやリスなど森の生きものたちの大切な食べ物になります。
・ネズミたちは、すぐに食べるだけではく、冬の食べ物としてドングリをたくわえます。
・でも、あっちこっちにかくしてしまうので、食べるのを忘れてしまうことがあります。
・食べ忘れたドングリは、春に芽を出し、やがて立派な木に成長することができます。
・そして、秋にはたくさんのドングリを実らせます。
 (高尾ビジターセンター)
あれ!? こんなところにスミレの花が!!
岩のすき間や木の上に、スミレの花が咲いているのをみたことがありませんか? こんな場所にいったいどうやってタネがたどりついたのでしょうか?
スミレは、夏から秋にかけて実を熟します。やがて、熟した実をはじかせてタネを飛ばします。 でも、もっと遠くにタネを運ぶ方法を考えました。
スミレは「アリ」に、タネを運んでもらうことにしたのです。
はこれを食べるため、タネごと巣に持ち帰ります。巣の中でエライオソームだけを取りはずすと、 タネの部分はゴミ捨て場に捨ててしまいます。
アリのゴミ捨て場からは、やがて新しいスミレの芽がでてきます。 意外な場所でみつけたスミレの近くには、もしかしたらアリの巣があったのかもしれませんね。
 (高尾ビジターセンター)
迂回路
みやま橋を渡って8分ほど進んでいくと、人の列が出来ていました。 何だろうと思っていると、右側の斜面に設置された仮設の金属製の階段がありました。 登り用と降り用の二つが並んで設置されていました。 4号路の入口の貼り紙にあった迂回路のようでした。 すぐ先で山崩れの工事が行われているようで、 この階段を登ろうと順番待ちをしているようなのでした。 しかし、向こう側から道を歩いてくる人達がいて、 係員の方が通していたとの話を聞いて、みんな階段を登るのは止めて、前に進み出しました。 確かに山崩れはあったのでしょうが、工事がほぼ終っていたのか、 歩いてみると、それほど危険な様子はありませんでした。
崩壊地の脇にはモノレーが設置されていました。 工事用の資材を運ぶためのもののようで、 脇には「モノレール使用上のチェック事項」と題した看板も設置されていました。 左手が少し開けていて、山並みを見渡せる眺めが広がっていました。
高尾山風致保安林
名所、旧跡と調和した森林の自然の美しい風景は私達の貴重な宝です。 国では特にすぐれた森林の美しさを保存していくために「風致保安林」を設けています。 高尾山付近一帯の森林を昭和4年に風致保存林に指定して、その風致の維持と向上をはかっています。 美しい風景は心をいやすための最大の恵みです。 私達のために森林を大切にしましょう。
 (高尾森林センター)
2号路分岐
道が次第に登りになってくると、自然研究路2号路が左手へ分かれて降っていきます。 角に立つ道標によると、左手の道は「自然研究路2号路・蛇滝」、 正面の道は「自然研究路1号路・ケーブルカー駅」、今来た道は「自然研究路4号」となっています。 自然研究路4号路はここで終わりになります。 左手の道は霞台や蛇滝へ降って行けますが、このすぐ先にある1号路へ向かっていきます。
浄心門
広くなった道を緩やかに登っていくと、広い自然研究路1号路に出ました。 みやま橋から12分ほど、高尾山の山頂から39分ほどで到着しました。 出た所には「4号路まわり道」の看板もありましたが、 先ほどの人達が言っていた通りに係員の方が立っていて、4号路を通っても良い旨の案内をしていました。 右手には浄心門があります。 1号路の向い側には自然研究路3号路も分かれていきますが、 今回は左手に続く1号路を霞台へと向かっていきます。
3号路 高尾山の植物
1号路の浄心門から高尾山の南斜面を横切り、山頂へと登る静かなコースです。 ほぼ等高線に沿ってつくられた山道は起伏が少なく、歩きやすい。 常緑広葉樹に針葉樹のモミが混じり、つる植物も見られ、 また山頂付近では、アカマツ林がモミ林に移り行く森林の遷移のようすが観察できます。
 (高尾自然公園管理センター)
武蔵野を代表する樹木 ケヤキ
日本の代表的な広葉樹のひとつ。 山野に自生するだけではく、公園樹や街路樹、庭木として広く植えられ親しまれています。
新緑は4月、紅葉は10月  4月中頃、さわやかな新緑の芽吹きが見られます。 そして、秋、10月には、黄色から薄茶色へと変化する紅葉が、私たちを楽しませてくれます。
葉っぱには2つの役割がある  ケヤキの葉には、そのつけ根に実のつくものがあり、葉とともに落下します。 そのとき、葉が翼のような役目をして実(種)がより遠くへ広がるのを助けています。
木材としても優秀な木  木目が美しく保存性の高い材として臼や太鼓、お盆などの漆器に用いられます。 使うほどに赤みとつやの出るケヤキは、昔から人々の生活に取り入れられています。
 (東京都高尾ビジターセンター)
たこ杉
お昼を過ぎて益々人の数が増してきました。 道は人で埋まっていて、思うように歩いていくことが出来ません。 もはや山の上という雰囲気はなくて、遊園地のアトラクションの順番待ちのような人・人・人の波です。 浄心門から2分ほど進んでいくと、道端にたこ杉という名前の老大木が生えています。 張り出した根がなるほど蛸の足に似ているように思えてきます。 以前には無かったのですが、1年ほど前に来た時から金網柵が設置されています。 また、この時には「開運 ひっぱり蛸」と刻まれた石碑の上に、 御影石で出来たツルツルの丸頭の蛸が乗っていました。 裏面には「平成21年11月吉祥日建之」と刻まれていたので、つい最近になって出来たもののようです。 開運ということで、珍しがってみんな撫でていきます。 私もちょいと手を伸ばして撫でてみました。 新たな名所が誕生したように思えて、何だか微笑ましいのでした。 裏手には「開運蛸杉」と刻まれた石碑もありました。
市指定天然記念物 たこ杉(蛸杉)
高さ37メートル、目通り幹囲約6メートル、樹齢およそ450年の大杉で、 高尾山内にある都指定の飯盛杉に次ぐ大木である。 「蛸杉」とは、 「昔参道開さくの際、盤根がわだかまって工事の邪魔になるところから伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に屈折した」 との伝説と、その根が「たこの足」に似ているところから呼ばれるようになったものである。
 (八王子市教育委員会)
「たこ杉」からのお願い
・根っこにのぼらないで!!
・幹や根にさわらないで!!
わたしも450歳(年)を越えました。 病気が心配で、特に靴底の泥や雑菌がからだによくないそうです。 皆さんのご協力をお願いします。
霞台
サル園・野草園を過ぎていくと霞台に着きます。 人混みなどもあって、浄心門から8分ほども掛ってしまいました。 ここは麓から11丁目になっているようで、「拾壱丁目」と刻まれた石碑があり、 「十一丁目茶屋」という名前の店も営業しています。 また自然研究路2号路が横切っている所にもなっています。 左手にはログハウスの「高尾ウッディキャビン」があって、高尾山の自然などが紹介されています。 この時は既に紅葉の綺麗な時期は過ぎていましたが、小屋の裏側にはまだ鮮やかな色を保った木が生えていました。
自然研究路2号路
霞台周辺は、1号路をはさんだ北側にはブナやイヌブナの落葉広葉樹林が、 南側にはカシやヤブツバキなどの常緑広葉樹林が広がっています。 2号路は南北をぐるりと一周するコースで、 北側に下ると蛇滝、南側に下ると琵琶滝が水しぶきを上げています。
 (高尾自然公園管理センター)
霞台の右手は開けていて展望が得られます。 稲荷山コースの尾根でしょうか、それともその東側にある東高尾山稜でしょうか、 晩秋の陽の光が斜めに当って、かなり遠くまで見えていました。
かすみ台
人と自然が緑の中でふれ合う場所です。 草や木を大切に。 ごみは家まで持ち帰りましょう。
 (関東森林管理局高尾森林センター)
自然研究路2号路
霞台からは1号路を降っていっても良いのですが、今回は右手に分かれていく自然研究路2号路を降っていきました。 降り口には道標が立っていて、正面の道は「高尾山口駅2.4km」、 右手の道は「自然研究路2号路・琵琶滝・高尾山口駅」となっています。 これまでの人混みから逃れられてホッとしながら降っていきました。 道は広めでしっかりとしています。 折れ曲がりながら2分ほど降っていくと分岐があります。 角には道標が立っていて、正面に続く道は「自然研究路2号路・高尾山頂」、 左手に戻るようにして降っていく道は「琵琶滝・高尾山口駅」、 今来た道は「自然研究路1号路」となっています。 今回はまだ歩いていない左手の道を降っていきました。
道標に取り付けられた貼り紙には「上級者向け」となっていますが、 1号路を公園散策気分で気軽に歩く人達が同じ感覚で歩かないようにするための注意書きだと思われます。 山道としてはとても分かり易くて歩きやすい道になっていて、 傾斜が急な所もあるものの、初級者向けの道になります。
注意
この先琵琶滝方面への道は上級者向けです。 装備の十分でない方は他のコースをご利用下さい。
 (東京都高尾自然公園管理センター)
琵琶滝分岐
幅の広い道をクネクネと曲がりながら降っていきます。 「頭上注意 枯損木あり」の貼り紙があったので見上げてみると、 確かにそれらしい枯れた枝があったりもしました。 横木の階段が設置されていたり、岩が剥き出した所もありますが、総じて分かり易い道が続いています。 傾斜がかなり有る所もあって、登りルートには選びたくないと思いながら降っていくと、 そんな道を登ってくる人達も見かけました。 霞台から16分ほど降ってくると分岐があります。 中ほどに立つ道標によると、右手の道は「琵琶滝・高尾山口駅」、 左手の道は「高尾山口駅」、今来た道は「高尾山頂2.2km」となっています。 正面にも広い尾根道が続いていますが、道標には何も示されてはいません。 琵琶滝へ降る道もまだ歩いていないのですが、今回は左手の道を降ることにしました。
正面の道を探ってみると、道の両側には石積みの上に置かれた石仏が並んでいました。 赤い帽子と前掛けをして、四角い台座の上に座っていました。 台座には「第十五番 本尊薬師如来 安房国国分寺」などと刻まれていて、 四国八十八箇所霊場の石仏群のようでした。 その先にはトラロープが張られて通行止めのようでした。 尾根はその先へも続いていましたが、そこで引き返してきました。
水場
斜面に沿って続く道を折れ曲がりながら1分半ほど降っていくと、 右手の谷筋が明るい雑木林になってきます。 僅かな谷筋を過ぎて降っていくと、正面に建物が見えてきます。 その建物へ向かって降っていくと、手前まで来た山際から水が流れ出ている水場がありました。 コンクリート塀の下は石垣になっていて、柄杓も置かれていたので飲めるように思えましたが、 この時は水は足りていたので、飲むのは止めておきました。 袂には小祠とお地蔵さんがありました。 水場を過ぎて右手へ曲がり、その先の階段を降ると、建物の脇に降り立ちました。 琵琶滝分岐から7分ほど、霞台から28分ほどで降りて来られました。 降り立った所に建っているのは東京高尾病院というようでした。
6号路合流
病院の前にある急坂を降っていくと妙音橋が架かっています。 橋を渡った所で、右手から自然研究路6号路が合流してきます。 角には道標が立っていて、右手の道は「自然研究路6号路・琵琶滝・高尾山頂」、 今来た道は「霞台」となっています。 6号路を合わせて、正面に続く広い舗装路を緩やかに降っていきます。 左側には護岸された沢に、心地よい音をたてながら水が勢いよく流れていました。
一方通行
脇にはこれまでにも見かけた高尾山周辺の自然研究路の案内図がありました。 それによると、この時には6号路は登り専用の一方通行になっていました。 この年だけのことなのか、毎年の事なのかは分かりませんが、 この時期に6号路を歩く場合は事前に確認しておく方がいいようです。
6号路 森と水
ふもと近くに琵琶滝があり、道沿いのこけむしたスギの大木や沢の水音など深山の趣が味わえるコースです。 途中、各種カエデの仲間が見られ、水辺を好む草花が楽しめます。 沢沿いの谷間は変化のある山道で、飛び石をとおり登っていきます。
 (高尾自然公園管理センター)
お知らせ
11月1日より30日までの期間、事故防止・混雑緩和のため、 この先琵琶滝より上の6号路は「登り方向の一方通行」とさせていただきます。 下山の際は他コースの利用をご検討くださいますよう、ご協力をお願いいたします。 また同期間、混雑している6号路でのトレイル・ランニングは、大変危険ですのでご遠慮ください。
 (高尾自然公園管理センター)
高尾山からのお願い
・自転車の乗り入れは禁止されています。
・草木を摘んだり、虫をつかまえるのはやめましょう。
・ゴミは各自で持ち帰りましょう。
 (高尾自然公園管理センター)
清滝駅
沢沿いに進んで短いコンクリート橋を渡っていくと民家が現れます。 七福神や石仏などが並んだ所を過ぎていくと、右手の沢の向こうから稲荷山コースが合流してきます。 角には道標が立っていて、沢に架かる橋の先は「稲荷山コースをへて高尾山頂」、 正面の道は「京王高尾山口駅」、今来た道は「琵琶滝をへて高尾山頂」となっています。 左側にはケーブルカーの清滝駅と、隣接するエコーリフトの山麓駅があります。 病院の脇に降り立ってから13分ほどで到着しました。 この時は昼をかなり過ぎた時刻でしたが、駅前にはケーブルカーに乗ろうとする人達の長蛇の列が出来ていました。 少し盛りは過ぎていたものの、駅前の樹木が綺麗に紅葉していました。
稲荷山コース
尾根道を歩き、スギやヒノキの植林や雑木林の四季の変化を楽しむことができます。 途中の園地でひとやすみ。展望ポイントがあります。
 (高尾自然公園管理センター)
高尾山口(たかおさんぐち)駅
清滝駅を後にしてその先へ進んでいくと紅葉橋が架かっています。 その手前から左手に続く川沿いの道を進んでいきます。 途中には店などが並んでいて興味をそそられます。 その中の一軒にちょいと入って、名物だという「酒まんじゅう」を買ってみました。 饅頭を頬張りながらその先へ進んでいくと、清滝駅から6分ほどで高尾山口駅(京王高尾線)に着きました。
駅前には「歴史と文化の散歩道」や「多摩丘陵・銀杏並木散歩」と題した案内図がありました。
歴史と文化の散歩道
この散歩道は、長い歴史が育んだ伝統と新しい東京の文化を訪ねる道です。 私たちの、ふるさと東京を知る道しるべとしてください。
高尾八王子コース(高尾山口駅〜片倉駅)
多摩丘陵・銀杏並木散歩
多摩丘陵・銀杏並木散歩は、高尾山口駅から蛙合戦で有名な真覚寺までの約4.6kmのみちのりです。 関東屈指の修験道の場でもあり、今なお豊かな自然をとどめる高尾山から、 大正・昭和の二代の天皇が眠る武蔵陵墓地、そして甲州街道の銀杏並木をめぐります。
高尾山  高尾山は標高600mほどの山である。 昔から信仰上、政治的また軍事的に庇護され、明治には皇室御料林として保護されてきたため、 自然林の趣をそのまま残し動植物の宝庫となっている。 特に植物は、暖地性のものから寒地性のものまでと広く、日本の全植物の約1/4にあたる1600種あまりがみられる。 昭和25年(1950)都立高尾陣場自然公園に、そして昭和42年(1967)には明治百年の記念事業として 明治の森高尾国定公園に定められた。 昭和45年(1970)には大坂府箕面市までの東海自然歩道の起点として整備され、 また現在は関東ふれあいの道ともつながり広域のハイキングの出発点となっている。 高尾山は関東屈指の修験道の道場としても有名で、 山頂近くにある古刹薬王院には多くの修験者や参拝者が訪れている。