東寺尾ふれあいの樹林
散策:2009年05月下旬
【街角散策】 東寺尾ふれあいの樹林
概 要 東寺尾ふれあいの樹林は横浜市の「ふれあいの樹林」のひとつで、入江川の流域に広がる雑木林の小さな森です。 今回は西寺尾の丘公園から東寺尾ふれあいの樹林を訪ねます。 樹林を散策してから入江川せせらぎ緑道を通って、白幡公園や白幡神社のある森へと向かっていきます。
起 点 横浜市 西寺尾の丘公園バス停
終 点 横浜市 白幡バス停
ルート 西寺尾の丘公園バス停…西寺尾の丘公園…東寺尾配水池…東寺尾ふれあいの樹林…入江川せせらぎ緑道…宝蔵院前バス停…白幡公園…白幡神社…白幡バス停
所要時間 2時間10分
歩いて... 公園や樹林では青葉が茂っていて雰囲気のいい散策が出来ました。 季節柄、アジサイの花も咲き始めていて、彩りを添えてくれました。 入江川せせらぎ緑道では魚やカモやアメンボなどに出合うこともできました。 西寺尾の丘公園からは、ランドマークタワーやメディアタワーなどを見渡せる眺めが広がっていました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
西寺尾の丘公園(にしてらおのおかこうえん)バス停
新子安駅(JR京浜東北線)の西口バスターミナルから、[213]西寺尾循環バス(新子安駅西口行き)にて8分、 1時間に3本程度の便があります。
バス停の先へ30mほど進んでいくと、集合住宅の手前から左へ入っていく路地があります。 角に立つ電柱には「西寺尾2-31」の住所表記があります。 その角を左折して、住宅の間に続く僅かな登り坂を進んでいきます。
西寺尾の丘公園
十字路を直進してブロック塀の上の白い柵に沿って進んでいくと、正面に森が現われます。 傾斜が増しながら右へ曲がっていく所まで来ると、左側に「西寺尾の丘公園」の石標があります。 左手に広がる森が西寺尾の丘公園になります。 車止めを過ぎて坂道を登っていきます。
わが町かながわ50選
神奈川区の魅力を再発見し、地域への愛着をより深めていただくため、 区民の皆様のご意見を基に、神奈川区らしい風景・魅力ある眺望点・歴史ある場所・にぎわいや活気のある街並みなど、 皆様の身近な場所・お気に入りの場所50か所を「わが町かながわ50選」として選定しました。
 (横浜市神奈川区役所)
西寺尾の丘公園
四季の味覚が豊かな公園で、春は筍が芽を出し、秋は柿・みかん・ゆず・ザクロ・どんぐり・栗などが実を結びます。 近隣の住宅街が一望できる、起伏に富んだ地形を利用して、子どもたちが草滑りや探検を楽しみます。
コンクリート舗装された広い散策路を登っていきます。 右手には開けた草地が続いていて、その先には竹林が見えています。 正面に草地が広がる所まで登っていくと、左右に通る道に出ます。 道標類は見かけませんでしたが、右手の道は正面の草地をジグザグに登って行く道で、 左手の道は竹林へと続いていました。 どちらの道でも良いようでしたが、今回は左手の道を進んでいきました。
竹の葉が沢山落ちている土の道を軽く登っていくと、左手には鉄パイプや金網の柵が続くようになります。 幅も結構広くて歩きやすくなっている道を竹林に沿って進んでいきます。 竹林が終わって短い階段を登っていくと、左右に通る舗装道路に出ます。 正面には横浜の住宅地が広がり、奥の方にはランドマークタワーやメディアタワーも見えていました。 ここから右へ曲がっていくのですが、 舗装道路を歩くのも風情がないので、丘に続く踏み跡を登っていきました。
綺麗に整備された丘に細い踏み跡が続いていました。 松の木なども生えていて雰囲気の良い丘になっていました。 丘に続く踏み跡を登っていくと右手が開けた所に出ます。 先ほどのコンクリート舗装された道の正面に広がっていた草地になります。 右手には住宅地が続く眺めが広がっていました。
右手から登ってくる横木の階段を合わせて、舗装路になった道を進んでいくと、 左手にゴルフ練習場の高い網が現われます。 ここで道が二手に分かれていて、「西寺尾の丘公園」の石標もありました。 東寺尾ふれあいの樹林へは正面の道を進んでいくのですが、 西寺尾の丘公園はこの右手にも少し続いているので、先ずは右手へ歩いていきました。
道端にはアジサイの花が咲き始めていました。 寄り添うように密集している花の真ん中はまだ蕾でしたが、周囲から花が開いていました。 淡い紫色や赤みがかった色など、同じ株でも花の色に少し変化があるようでした。
模擬木の柵沿いに真っ直ぐ進んでいくと、右手へ横木の階段が降っていきます。 左手には広場がありました。 ベンチが幾つかあるだけの静かな広場になっていて、周囲は金網柵で囲まれていていました。 正面の道はこの少し先で行き止まりになっているようでした。 右の階段を降っていくと元の道に戻ってしまいそうに思えたので、 先ほどの分岐まで引き返すことにしました。
東寺尾配水池
舗装路に出て、ゴルフ練習場の網沿いに進んでいきます。 右手には畑が続いていました。 少し降るようになった道を進んでいくと、左右に通る道に出ました。 正面には円い大きなドーム状の設備がありました。 右側にある入口の門には「工業用水道東寺尾配水池計器室」の看板が掛かっていました。 このドームの地下には水が蓄えられているようでした。 ここは右手へと曲がっていきます。
水道市施設用地
危険ですので、施設用地内への立ち入りを禁止します。
 (横浜市水道局工業用水道管理事務所)
配水池に沿って右手へ進んでいきます。 沿道の民家の庭にアジサイが植えてあって、綺麗な青い花を咲かせていました。 柵が途切れる所まで行くと、道が二手に分かれています。 この左側に続く森が東寺尾ふれあいの樹林のようなので、 ここは左手に鋭角の曲がっていく道を進んでいきます。
水道用地
一、この用地には水道の本管が埋設されています。
一、用地の占用・使用を禁止します。
一、廃棄物をみだりに投棄することは法律により禁止されています。
 (横浜市水道局)
東寺尾ふれあいの樹林
緑色の柵と森の間に続く道を真っ直ぐに進んでいきます。 どこかに森への入口はないかと探しながら進んでいきましたが、なかなかそれらしい所がありません。 やがて降り始めた所の右側に小さな祠がありました。 そこを過ぎて更に降っていくと、左手の植え込みの向こうには大きな集合住宅が続くようになりました。 森への入口はあるのだろうかと少々不安になりながら更に進んでいくと、広い階段が現われました。 その手前から右手の森へ入っていく道があって、「東寺尾ふれあいの樹林」の標柱が立っていました。 やっと入口が見つかったとホッとしたのでした。 入口にある車止めを過ぎて、森の中へ続く散策路へ入っていきました。
(正面の階段を降っていくと、案内図の設置されている入口があります)
入口には草が生えていで狭そうな様子でしたが、森の中へ入っていくと、 幅が広くて雰囲気の良い散策路が続いていました。 すぐに左側には木柵が、右側には金網柵が続くようになります。 この先にあった樹林の案内図によると、この散策路から左側が東寺尾ふれあいの樹林になるようです。
左側の柵の向こう側には草地が広がっていました。 何だろうと気にしながら広い散策路を進んでいくと、木柵が開いていて中へ入っていける所がありました。 その右手には小さな祠もありました。 広い散策路をこのまま真っ直ぐに進んでいくと樹林の外へ続いているので、 先ずは左手の木柵の間から中へ入っていきました。
みんなの広場
木柵の中には、こんもりとした丘が広がっていました。 綺麗に整備された所で「みんなの広場」と云うようです。 広場の周囲には木柵が設置されていて、その周囲に続く広い散策路との境界になっているようでした。 広場の中ほどに生える大きな樹木が木陰を作っていて、暑い夏場でも涼しそうな所でした。 幾つも設置されたベンチに腰を掛けて、ひと休みしていきました。
めぐみの森
幅の広い横木の階段が正面へ降っていましたが、 右手にロープが張られた小径があって「遊歩道」と書かれた板切れが取り付けられていました。 どこへ続いているのかと思って、ロープに沿って続く小径を歩いてみました。 先へ行くにつれて降っていき、降り切った所から左手へ曲がって、 みんなの広場の下の方へ戻ってくるようにして続いていました。 この森は「めぐみの森」と云うようで、 小径の周囲の樹木には小さな解説板も取り付けられていました。
アカガシ ブナ科、コナラ属。常緑高木。葉は表裏面とも緑色。材に赤みがある。
アカメガシワ トウダイグサ科、アカメガシワ属。落葉高木。新芽が赤い。
ウワミズザクラ バラ科、サクラ属。落葉高木。
エゴノキ エゴノキ科。落葉小高木。春早くたくさんの白色の花が扇状につり下がる。
エノキ ニレ科、エノキ属。落葉高木。実は食べられる。
ケヤキ ニレ科、ケヤキ属。落葉高木。ホウキを逆にしたような形。
ヤブニッケイ クスノキ科、クスノキ属。常緑高木。葉脈に特徴あり(3本)。葉の裏は白っぽい。
みんなの広場の下まで戻ってきて、幅の広い横木の階段を右へ降っていくと、すぐに広い散策路に降り立ちます。 この散策路は正面入口から続く道になります。 振り返ると、その登り口には「東寺尾ふれあいの樹林」と書かれた看板がありました。
(写真は散策路に降り立ってから振り返って写したものです)
どんぐり広場
散策路を横切った先には「どんぐり広場」がありました。 綺麗に整地された所で、根元の直径が優に1mを超える大木も生えていました。 二つの幹がお互いに捻れるように巻き付いた樹木もありました。
どんぐり広場の左手に、この「東寺尾ふれあいの樹林」の正面入口がありました。 入口には解説板などが設置されていました。 この先は集合住宅地になっていて、車止めが設置されていました。 左手には降ってくる階段があったので、東寺尾ふれあいの樹林へ入ってきた所から続く階段を降ってくると、 ここへ来られるようでした。
東寺尾ふれあいの樹林
東寺尾ふれあいの樹林の管理は、東寺尾ふれあいの樹林愛護会で行なっています。 「会」の管理には限度がありますので利用者の皆さんで、きれいなふれあいの樹林となるよう心がけて下さい。
 (北部公園緑地事務所)
ふれあいの樹林内で犬を放すことは、条例等で禁止されています。 他の人に迷惑をかけたり、危険を及ぼすおそれがありますので、絶対に犬を放さないでください。
 (横浜市環境創造局北部公園緑地事務所、東寺尾ふれあいの樹林愛護会)
Welcome, ここは緑の森林浴場(フィトンチッド)です。
春夏秋冬、年中無休。 みんなで楽しく♪キレイに!
 (東寺尾ふれあいの樹林愛護会)
正面入口から引き返して広い散策路を進んでいくと、左側には畑が続き、 その奥には住宅地が広がっていました。 道端には青色や紫色のアジサイが咲いていて、彩りを添えてくれました。 青い網で囲まれた畑を過ぎていくと、右手から降ってくる広い散策路が合流してきます。 この角にも「東寺尾ふれあいの樹林」の標柱が立っていました。 正面の道を降っていくと森の外へ出られますが、右手の散策路を歩いてみることにしました。
広い散策路を登っていくと、右側には木柵が続き、左側には金網柵が続いていました。 左側は竹林になっていて、散策路には竹の葉が沢山落ちていました。 右側の木柵は先ほど歩いた「めぐみの森」の周囲に設置されている柵になります。 雰囲気の良い散策路を登っていくと、「みんなの広場」へ入っていった所に戻ってきました。
「みんなの広場」の入口まで続いているのを確認して、再び散策路を引き返してきました。 陽の当り具合によるのか、登ってきた時よりも、竹林が一層鮮やかに輝いて見えました。
散策路が合流する所まで戻ってきて右手へ続く舗装路を降っていくと、左右に通る道路に降り立ちました。 車止めを過ぎて道路に出ると、右側に立つ電柱には「東寺尾一丁目19」の住所表記が取り付けられていました。 白幡公園へは右手に進んでいくのですが、まだ時間に余裕があったので、少し遠回りになりますが、 左手の先にある「入江川せせらぎ緑道」を歩いていくことにしました。
左手へ進み始めると、すぐの所に祠がありました。 台座と壁は石で出来ていて、その上に木製の屋根が取り付けられた形をしていました。 これまでにも祠を二つ見かけましたが、この辺りには沢山あるようでした。 中には庚申塔が納められていて、わらじが一足と、綺麗な花束や小銭などがお供えされていて、 今でも丁寧に祀られているようでした。
「東寺尾一丁目24」の住所表記が取り付けらた電柱の立つT字路を直進していきます。 程なくして降り坂になってくると、道が二手に分かれています。 角に立つ電柱には「東寺尾一丁目5」、右側の電柱には「東寺尾一丁目24」の住所表記が取り付けられています。 右側の道にある横断歩道の先には、海老茶色の歩道が左右に横切っていて、 入口には車止めの短い杭が何本も設置されていました。 下にはせせらぎが流れていて、一見して橋のようには思えない第五子園橋が架けられています。
入江川せせらぎ緑道
左右に通る海老茶色の歩道が「入江川せせらぎ緑道」になるようで、 右側に少し入った所に解説板が設置されていました。 その解説板に載っている地図によると、 緑道はこの左手にある農園橋から右手にある白幡橋まで続いていて、 第五子園橋のあるこの場所はその中ほどに当るようでした。 途中からは入江川遊水池まで続く「入江川右支川せせらぎ緑道」もあるようでした。
入江川せせらぎ緑道
入江川はその昔、都市化の進展により湧き水が減少し、水質が悪化していました。 下水道整備により水質は改善しましたが、水量が少なく、人を遠ざける川となってしまいました。 そこで横浜市では、再び人が集う入江川を復活させるため、 神奈川県水再生センターで処理した水を流し、せせらぎを整備しました。 緑に囲まれた遊歩道を、せせらぎの音を聞きながら歩いてみてください。
 (横浜市環境創造局)
注意事項
(1)この水は飲み水ではありません。
(2)水の中に入ったり、飲んだりしないでください。
(3)ゴミや犬の糞などは、利用者が責任を持って、持ち帰ってください。
(4)歩行者、車椅子、乳母車などを優先させるため、自転車は降りてください。
右側の入口には「手作り郷土賞」のモニュメントが設置されていて、 横浜市下水道局のマスコットキャラクターの「かばのだいちゃん」の浮き彫りの像もありました。 この「だいちゃん」の絵は横浜市内を散策していてよく見かけますが、浮き彫り像は珍しく思いました。 時間に余裕があったので、農園橋から白幡橋まで続く緑道の全体を歩いてみることにしました。 白幡公園へは右手に行くのですが、農園橋まで行ってからここまで引き返してくることにしました。 (支川に沿った緑道は省略しました)
手作り郷土賞
「入江川せせらぎ緑道」は、下水処理水を有効に利用して水辺を復活したことで、 平成10年度「手作り郷土賞」に認定されました。
 (下水道局のキャラクター かばのだいちゃん)
せせらぎ緑道では自転車はおりてください
 (鶴見土木事務所)
綺麗に整備されたせせらぎに沿って、舗装された遊歩道が続いています。 周囲には木も植えられていて良い雰囲気になっていました。 流れを渡ったり渡り返したりして遊歩道が続いています。 せせらぎに架けられた橋は木製だったりコンクリート製だったりします。 整備されてから10年ほど経って、せせらぎにはアヤメ類の植物が生えていたり、 石に水苔が着いていたりもして、かなり自然な感じが出てきていました。 流れの中を覗いてみると、大きな鯉が何匹も泳いでいました。
みんなで防ごう!カエルツボカビ症
ツボカビをひろげないで、ボクたちをまもってください。 「カエルツボカビ症」にかかったらボクたちは死んでしまいます。 ツボカビは、両生類の皮フに寄生するカビの一種です。 ヒトを含む哺乳類・鳥類・爬虫類・魚類には感染しません。
飼っているカエルの様子がいつもと違ったら動物病院に相談してください。 見た目で判断することが難しいので、必要な場合は動物病院が専門の検査機関に検査の依頼を行います。 カエルを殺さなくてもできる方法です。
(環境省、横浜市環境創造局環境活動事業課
道路を横切る辺りには、先ほど見かけたのと同じような解説板が設置されています。 現在地も記されていて分かり易くなっていました。 第二子園橋と第一子園橋の間では、せせらぎの両側に遊歩道が続いている所もありますが、 幾つか橋が架けられていて、相互に行き来できるようになっていました。 両側には民家が迫ってきてはいますが、 せせらぎにはカモが泳いでいたりもして、雰囲気の良い遊歩道が続いています。
ヒナを拾わないで!!
◇どうしてヒナが地面にいることがあるのですか?  野鳥のヒナの多くは、卵からかえって羽が生えそろうとすぐに巣立つので、 巣から飛び出す段階ではうまく飛べずに堕ちるものもいます。 でも、けがをしていなければ、親鳥が給餌や誘導をするうちに、少ずつ飛べるようになると考えられます。
◇ヒナを見つけたときは、どうしたらよいのでしょうか?  巣立ち直後のヒナはあまり動きません。 親鳥は人がヒナの近くにいると警戒してやって来られません。 ヒナに手を出して親子を引き離すと「誘拐」になるので、その場を去る方がよいでしょう。
◇ネコやカラスに食べられないのでしょうか?  心配ならば、ヒナを近くの茂みの中に置いておくこともできます。 親鳥は姿が見えなくても、ヒナの声で気づくことができるでしょう。
◇人がヒナを育てることはできないのですか?  たくさんの虫を与え続けるなどすれば、育てられることもあります。 ただ、自然界では巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1ヶ月)に 「何が食べ物で、何が危険か」などを学習してひとり立ちするので、 人に育てられたヒナは自然の中で生きていけるとは限りません。 なお、けがをしている、希少種など、放っておけないと判断される場合は、 鵜あれ面を参照して自治体などに相談してください。 (野鳥は許可なく捕らえたり、飼うことはできません)
 (日本鳥類保護連盟、日本野鳥の会、野生動物救護獣医師協会、環境省)
やがて、せせらぎは暗渠へと入っていきます。 解説板を過ぎて両側に植え込みが続く坂道を緩やかに登っていくと、ベンチの先で道路に出ます。 一見して橋のようには思えない農園橋の先には暗渠が更に続いているようですが、 「入江川せせらぎ緑道」はここで終わりになります。 出口には車止めの杭が何本か設置されていて、 「自転車はおりて下さい」の看板が立っていました。
農園橋から第五子園橋まで引き返してきて、その先へ続く遊歩道を進んでいきます。 引続き、せせらぎを渡ったり渡り返したりしながら遊歩道が続いています。 せせらぎには数cmほどの小さな魚が群れを成して泳いでいたり、 水面にはアメンボが浮かんでいたりもして、自然のせせらぎの雰囲気が出てきていました。 住宅地にある遊歩道とあって、この時には多くの人達が散策していました。 何が釣れるのでしょうか、せせらぎに釣糸を垂れたりして楽しんでいる子供連れも多く見かけました。
やがて特大のベンチが設置された所に出ると、その先には階段状になった湧出口がありました。 神奈川県水再生センターで処理した水をここまで引いてきて流しているのでしょうか、 ちょっとした滝のようにもなっていました。 脇には笠のような形をした東屋もありました。
道路を横切って、その先へ続く遊歩道へ入っていくと、 円形をした所からも水が湧き出していました。 先ほどの湧出口から分かれて、こちらにも湧出させているのでしょうか。 その少し先で、せせらぎは暗渠に入っていきます。
暗渠の先へ進んでいくと住宅地に出ます。 脇にある最後の解説板を過ぎていくと、左右に通る車道に出ます。 道路には白幡橋が架かっているようですが、一見して橋とは思えません。 ここで「入江川せせらぎ緑道」は終わりになります。
宝蔵院前バス停
右折して鶴見警察署向谷交番を過ぎていくと、 ららぽーと横浜・川向町折返場・新横浜駅・港北車庫前方面の宝蔵院前バス停があります。 そこを過ぎて登り坂になった車道を進んでいくと、道路の左側にこんもりとした森が現われます。 森の傍には鶴見駅方面の宝蔵院前バス停があって、 鶴見駅西口までの便が1時間に6本から8本程度あります。 ここからバスに乗って帰ってもいいのですが、 脇にある「白幡公園」の文字が掲げられた門をくぐって、その先に続く石段を登っていきます。
白幡公園
花木が植えられて雰囲気の良い石段を右・左と折れ曲がりながら1分ほど登っていくと広場に着きます。 周囲には樹木が植えられていて、その中にぽっかり空いた空間になっていました。 この辺り一帯が白幡公園になるようです。 周囲にはベンチが幾つか設置されていて、端に寄った所に円い砂場がひとつあるだけの 静かな草地になっていました。
広場を横切っていくと、幅の広い散策路が降っていきます。 程なくして浅い鞍部に着くと、左手からも道が登ってきます。 その道を合わせて正面へ進んでいくと、すぐに右手へ坂道が分かれて降っていきます。 正面のすぐ先では道が三方に分かれていますが、真ん中の横木の階段を登っていきます。 左右に通る道に出たすぐ左手から更に続く横木の階段を登っていくと、 雲梯・滑り台・ブランコなどがあって子供の遊び場のようになった広場に着きました。
白幡神社
広場を横切っていくと白幡神社がありました。 社殿の右側には社務所がありました。 かなり広くなっている境内には、多くの小祠が祀られていました。 2006年に行われた本殿や小祠の修繕時の記録メモによると、 本殿及び拝殿の上棟は嘉永3年に2度目か3度目の建替えと推定され、 境内にある小祠は、江戸中期(1732)の大飢饉の後に分祠してもらって祀ったものと考えられるとのことでした。
東寺尾鎮守 白幡神社 略記
鎮座地 横浜市鶴見区東寺尾白幡382番地(東寺尾二丁目10-19)
御祭神 主祭神 品陀和気命(応神天皇)、 配祀神 足利尊氏公
例祭日 八月(旧来九月五日)
旧社格 指定村社
境内地 一千二百坪
境内社 稲荷社、熊野社、三峯社、氷川社
戦没者慰霊碑(日清・日露の役以来の戦没者百余柱を祀る)
当神社は、東寺尾全域の鎮守にして、御創建の年代は詳らかではないが、 同町建功寺の過去帳によれば、 「白幡大明神は、足利尊氏将軍の霊を祀る、永亭7年6月5日(540年前)、寺尾城主諏訪三河守勧請す」 と記されている。 明治維新後、白幡明神を白幡神社と改め、明治6年、村社に列せられ、昭和2年8月、新撰幣帛料進社に指定せられた。 戦後は、宗教法人として、氏子区域東寺尾6ヶ町約3000戸の鎮守として崇敬せられている。
年中祭事 − 元旦祭、春祭、例大祭、慰霊祭、七五三祝祭、秋祭、年越大祓
(附記) 新編武蔵国風土記稿に『白幡明神社小名白幡谷に在り本社一間四方上屋三間半南に向へり、白幡社と扁す …中略… 例祭毎年六月五日湯花神楽あり、当村の鎮守なり、此辺に古松数株繁茂せり』とある。
 (白幡神社奉賛会、宮司 照本力記)
社殿の前にある鳥居をくぐって参道を降っていきます。 再び立っている鳥居の先の石段を降っていくと道路に降り立ちます。 脇には「白幡神社」と刻まれた真新しい石柱が立っていました。 少し左手に立つ電柱には「東寺尾二丁目9」の住所表記が取り付けられていました。 ここから右手に続く坂道を降っていきます。
(写真は道路に降りてから振り返って写したものです)
白幡(しらはた)バス停
かなり傾斜のある坂道を右へ曲がり気味に降っていきます。 蜜を吸いに来たのでしょうか、黄色い花が咲く崖には白い蝶が飛び交っていました。 道なりに降っていくと車道に降り立ちます。 左折して車道を数10m進んでいくと、大型薬店の手前に白幡バス停があります。
鶴見駅(JR京浜東北線)まで、[38][41]鶴見駅西口行きバスにて11分、 1時間に6本から8本程度の便があります。
(この白幡バス停は、先ほどの宝蔵院前バス停の隣りのバス停になります)