六国見山
散策:2009年05月下旬
【街角散策】 六国見山
概 要 六国見山は、北鎌倉駅から北東へすぐの所にある低い山です。 山頂にある展望デッキからは鎌倉の街や海を見渡せる景色が広がっています。 空気が澄んでいれば富士山を望むこともできます。 今回は高野台バス停から続く尾根道を通って六国見山へ登り、 稚児墓を経て山ノ内地区へ降るルートを歩きます。
起 点 鎌倉市 高野台バス停
終 点 鎌倉市 北鎌倉駅
ルート 高野台バス停…大船高野配水池…枝道分岐…分岐1…南側散策路…分岐2…大船高野配水池…六国見山…稚児墓…小ピーク…今泉台分岐…南口広場分岐…円覚寺分岐…円覚寺…山ノ内地区…古山稲荷…北鎌倉駅
所要時間 1時間30分
歩いて... 山頂周辺は六国見山森林公園になっていて、 大船高野配水池から山頂へ向う道は広くて歩きやすくなっています。 今回は枝道の行く末を確かめたりしながら歩いてみました。 山ノ内地区へ降る道は余り歩かれていないのか、 蜘蛛の巣が張っていたり笹竹が生い茂っていたりもしますが、道はしっかりと確認できました。
関連メモ 六国見山, 鎌倉回峰, 六国見山, 六国見山, 六国見山, 六国見山
コース紹介
高野台(たかのだい)バス停
大船駅(JR東海道線)の東口交通ターミナルから、高野台行きバスにて12分、 朝の8時台には3本、それ以外には1時間に1本程度の便があります。
(左の画像の上にマウスポインタを乗せると、バス停付近のイラスト図が表示されます)
バス停のある所はロータリーになっています。 時計回りに進んでいくと、二つめの路地の入口から分かれて山へ登っていく細い道があります。 ここが大船高野配水池を経て六国見山へと続く尾根道の入口になります。 入口には樹木が生えていて、緑のトンネルのようになっています。 ここから民家の横に続く山道を登っていきます。
コンクリートブロック崖沿いに角まで登って、柵沿いに右手へと曲がっていきます。 道端には笹が生い茂っていたりもしますが、道はしっかりとしていて明瞭になっていました。 1分ほどして再び民家の裏手に出ると、右側に金網柵が現われます。 竹で編んだ塀の脇を緩やかに登っていきます。
笹や雑木が生い茂る尾根道を登っていきます。 道は広めでしっかりとしていて、傾斜も緩やかで歩きやすくなっていました。 尾根道の入口から4分ほど進んでいくと、右手から青緑色の金網柵が現われます。 道は柵の左側に沿って続いています。
大船高野配水池
金網柵に沿って続く歩きやすい道を進んでいくと、 程なくして柵の中に送電線の鉄塔「大-田12号」が立っています。 鉄塔を過ぎて更にその先へ進んでいきます。 コンクリート崖の脇を進んでいくと、右手から登ってくる階段と合流します。 右側の柵の中にあるのは神奈川県企業庁水道局の大船高野配水池になります。 高野台バス停から8分ほどで登って来られました。 配水池は地下にあるようで、水面は見えませんでした。
大-田12号 お願い
この送電線は、6万6千ボルトの高電圧です。 下記の事柄について御連絡下さい。
1.送電線の附近に建造物を建てられるとき。
2.送電線に接近して作業をされるとき。
3.送電線の附近で火災がおきたとき。
 (JR東日本 新鶴見給電メンテナンスセンター、中央給電指令)
角には道標が立っていて、正面に続く尾根道は「明月院・今泉台・散在ヶ池森林公園方面」、 右手から登ってくる階段は「大船高校方面」となっています。 また別の道標も立っていて、正面の尾根道は「至ル六国見山(約二百五十米)」、 右手の階段は「至ル高野経由大船駅方面」となっています。 今登ってきた道は何も示されていません。 ここは正面に続く尾根道を登っていきます。 以前からあった細い山道の右側には、 近年の六国見山森林公園の整備作業の一環で設置された横木の階段混じりの幅の広い散策路が続いています。 今回は右側の広い方の散策路を進んでいきました。
山道接点
すぐに右手へ分かれて降っていく踏み跡がありますが見送っていきます。 雑木林の尾根に続く広くて歩きやすい横木の階段混じりの散策路を進んでいきます。 左側に続く以前の山道を眺めながら1分ほど進んでいくと山道と合流しますが、 そのすぐ先で再び分かれていきます。 Y字形の分岐が逆向きに二つ繋がったような形で、山道と散策路が接している所になっています。 右側の散策路はこの先も横木の階段が続きますが、 段差は低くて土も流れ出していないので、歩きやすくなっています。
枝道分岐
道端に設置されたベンチを過ぎて、その先の植林帯に続く横木の階段を登っていきます。 傾斜が急にならないようにとの配慮なのでしょうか、 以前の山道よりもかなり右手の方から回りこむようにして続いています。 大船高野配水池から4分ほど登っていくと、左手へ曲がっていく角から、 細い踏み跡が右手へ分かれて降っていました。 六国見山へは左手へ曲がっていく広い散策路を登っていけばいいのですが、 右手の道に興味が出てきたので、ちょいと探ってみることにしました。
分岐1
雑木林の斜面に続く道を降っていきます。 道端に笹が生い茂ってはいますが、明瞭な道が続いていました。 すぐに緩やかな道になってくると、尾根から1分ほどで植林帯へと入っていきます。 伸び始めた夏草が林床に生い茂る植林帯を緩やかに1分ほど降っていくと、 右手へ戻るようにして道が分かれていきます。 道標類は見当たりませんでしたが、先ずは左手の道を降っていきました。
草深い植林帯を進んでいくと程なくして降り傾斜が増してきますが、 それほどの傾斜ではないので、難なく降っていけます。 草が少なくなってきて傾斜も緩やかになってくると、道幅が次第に広くなってきて、 散策路としても充分歩けるような道になってきます。 この道も隠れた散策路なのかと思ったりしながら、歩きやすい道を降っていきます。
南側散策路
最後に横木の階段を降っていくと、分岐1から2分半ほどで、 南口広場から六国見山へ登っていく散策路に出ました。 角に立つ道標によると、左手に登っていく道は「至ル六国見山 約百五十米」、 右手に降っていく道は「長窪経由北鎌倉方面」となっています。 今降ってきた道は何も示されてはいませんが、手前にはロープが張られていて、 「これより先は管理用通路のため入らないでください」との貼り紙がありました。 尾根の方に貼り紙はありませんでしたが、尾根から分かれて降って来た道は一般公開されていない道のようでした。
(この先の道は「六国見山」,「六国見山」を参照)
取り敢えず道は確認出来たので、分岐1まで引き返して、もう一つの道を探ることにしました。 分岐から分かれて横木の階段を降っていくと、すぐに植林帯へ入っていきます。 一旦途切れて再び始まる階段を降っていくと、分岐1から1分ほどで緩やかな道になってきます。 道端にはかなり草木が生い茂っていますが、道はしっかりと確認できました。 こんな道でも歩く人がいるようで、この時には登ってくる人とすれ違いました。
分岐2
再び現われる横木の階段を降っていくと、少し道幅が広がった緩やかな道になりますが、 その先でまた狭い横木の階段を降るようになります。 階段を降り切って緩やかになってきた道を進んでいくと、分岐1から4分ほどで分岐があります。 右手の道を30秒ほど登っていくと、大船高野配水池の目の前に出ます。 左手の道を大きく曲がりながら1分強降っていくと、 高野台の住宅地から大船高野配水池へ登ってくる階段の途中に出ます。
大船高野配水池
分岐2の両方の道を確認してから大船高野配水池に出て、今度は以前からあった山道の方を進んでいきました。 少し先の山道接点から左側に続く山道を登っていきます。
(大船高野配水池を発ってから枝道をひと巡りして戻ってくるのに20分ほど要しました)
前日に降った雨のため、道端の笹や草木に露が残っていて、冷たい思いをしたりもしました。 「鳥獣保護区」の赤い標識を過ぎていくと、笹が生い茂る尾根に続く横木の階段を登るようになります。 今では散策路が右側に出来て歩く人も少ないと思われますが、道はまだしっかりとしていました。
程なくして傾斜が緩やかになってくると、右手から青緑色の金網柵が現われます。 その左側に沿って続く山道を進んでいくと、正面にこんもりとした高みが現われます。 この高みが六国見山の山頂になります。 左右に通っているのは山頂を取り巻く周回路で、脇にはベンチも設置されています。 以前は笹竹の生い茂る所でしたが、「六国見山森林公園」として整備されて綺麗になりました。 正面には鎌倉市消防本部と鎌倉市危険物安全協会が設置する 「No.34 ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」の標柱が立っています。 その脇から高みへと登っていく踏み跡があります。 山頂への正規の登り道はこの右側にありますが、今回は正面の踏み跡を登っていきました。
六国見山 (標高147m)
急坂をひと登りすると六国見山の山頂に着きます。 大船高野配水池から5分ほどで登って来られました。 山頂は小広くなっていて「六国見山々頂(海抜一四七米)」と書かれた標柱が立っていますが、 かなり風化が進んでいてほとんど読めなくなっています。 森林公園としての整備が更に進めば、この標柱も作り直されるかも知れません。 また、「浅間大神」と刻まれた大きな石碑や、 鎌倉市の設置する「三級基準点No.43219」やベンチも設置されていて、展望広場と云うようです。
ここにある標識は「基準点」となっていて、国土地理院の管理する「三角点」とは別物のようです。 手元の地形図に描かれている三角点のマークのある「六国見山」はここではなくて、 南東へ300mほど行った所のようです。 そうすると、ここにある「六国見山々頂(海抜一四七米)」の標柱はどういう意味なのでしょうか。 地形図を見るとどちらもほぼ同じ標高のようだし、事実のほどはよく分かりません。
山頂にある展望デッキには、四角い井桁の上に乗せられた円盤状の解説板が設置されています。 円く写された山頂部の魚眼写真が付けられていて、ここから見渡せる場所の名前が書き込まれています。 それによると、北東側にはみなとみらい・ベイブリッジ、 南側には三浦半島・逗子マリーナ・由比ヶ浜・材木座海岸・伊豆大島、 南西から北西側には江ノ島・伊豆半島・箱根町・富士山・丹沢山となっていました。 また簡単な解説文も載せられています。
六国見山森林公園
六国見山はかつて山頂から六つの国、相模・武蔵・伊豆・上総・下総・安房が望め、 西には富士山、北には筑波山が眺望できたと伝えられるところです。
展望デッキからは鎌倉の街や海を見渡すことができます。 海に突き出た逗子マリーナの辺りも見えていました。 西側の樹木が切り払われていて、条件がいいと富士山も望めるのですが、 この時には遠くは霞んでいて見えませんでした。
六国見山の山頂の周辺には桜の木があって、春には白っぽい綺麗な花を咲かせます。 花と葉が同時に見られる品種なので、ソメイヨシノではないようです。
山頂からは南口広場へも降っていけますが、今回は山ノ内地区へと降っていきます。 展望デッキの東側に続く横木の階段を降っていくと、すぐに周回路に降り立ちます。 降り立った所の少し先の樹木の脇に 「至ル 稚児墓(約八十米) 稚児墓入口」と書かれた標柱が立っているのですが、倒れかかっていました。 その標柱に従って、この先へと続く緩やかで広い尾根道を進んでいきます。
「六国見山森林公園」として整備されるまでは細い尾根道でしたが、 今ではその脇に広い道が付けられています。 以前の道もまだ微かに残ってはいますが、夏草が育ってきていて、ほとんど分からなくなっていました。 年月が経つにつれて、いずれは自然へ帰っていくものと思われます。
稚児墓
広くて緩やかな尾根道を1分ほど進んでいくと、 常緑樹の円い生け垣に囲まれた稚児墓があります。 開いた所から入っていくと、大きな木の袂に、苔生した石塔があります。 かなり昔からある石塔のようで、少し傾いています。 手前には水を入れたコップや、大きめの空缶にお賽銭が沢山供えてありました。 「稚児墓」と書かれた標柱も立っていますが、文字はほとんど読めなくなっていました。
稚児墓を後にして雑木林の中に続く尾根道を進んでいきます。 山頂から稚児墓までは整備が進んでいて広い道が続いていますが、 稚児墓から先は以前の細い山道のままになっています。 鎌倉のすぐ近くにある所なのに、何だか深い森の中へ迷い込んだような雰囲気もしてきます。 笹竹や雑木などが生い茂っていて見通しはよくありませんが、 踏み跡はしっかりと続いていて迷う心配はありません。
小ピーク (標高147.3m)
背の高い笹竹の生い茂る尾根道を進んでいきます。 多少はアップダウンがあるものの息が切れるほどの傾斜はなくて快適に歩いていけます。 少し登り坂になった尾根道を進んでいくと、稚児墓から4分ほどで小さな高みに着きます。 道の真ん中には短い標柱が設置されていました。 一見すると市町村の境界標識のようにも思えますが、 側面に刻まれた文字を確認してみると「三等三角点」となっています。 手元の地形図によると、 先ほどの六国見山の南東300mほどの所にある「六国見山」と記された標高147.3mの高みのようです。 周囲には樹木が生い茂っていて展望は得られません。
今泉台分岐
小ピークを過ぎて少し傾斜が増した尾根道を降っていくと、笹竹の生い茂る植林帯へと変わってきます。 植林帯から雑木林へ変ってくると、小ピークから3分ほどで細い踏み跡が左手へ分かれていきますが、 手前には木切れが置かれていて通行止めのようになっていました。 その道を見送って正面の道を進んでいくと、すぐの所から右手へと道が分かれていきます。 入口には小さな境界標識があるだけで道標などは見当たらず、どちらへ行けばいいのか迷うところです。 正面の道を真っ直ぐ降っていくと今泉台地区と山ノ内地区とを結ぶ道に降りられますが、 今回は右手の道を進んでいきます。
(正面の道は「六国見山」, 「鎌倉回峰」, 「六国見山」, 「六国見山」を参照)
南口広場分岐
道は浅い谷筋の山腹を横切るようにして続いていて、余り傾斜もなくて歩きやすくなっています。 程なくして植林帯へと入っていきます。 日陰になっているためか、林床にはシダ植物が大きな葉を伸ばしていたりもします。 今泉台分岐から3分ほど進んでいくと、道の左側に青緑色の金網柵が現れます。 このまま柵沿いに進んでいくと、南口広場がある谷筋の奥の畑地へ続いていますが、 今回は金網柵が始まる所から左手へと分かれていく道へ入っていきます。
(金網沿いに正面へ続く道は「六国見山」を参照)
山火事防止
お互いに守りましょう。 山中でのたばこ、たき火、火あそびをやめよう。
 (大船消防署)
笹竹の生い茂る所を過ぎていくと、雑木林の尾根を降るようになります。 浅いU字形に抉れ気味の道ですが、広めでしっかりとしていて、歩き難くはありません。 ハイキング会でもあったのか、道端の樹木に赤テープが点々と巻かれていました。 2分ほど降っていくとなだらかな道になってきます。 僅かな高みを越えていくと、笹竹が再び生い茂るようになります。 歩く人が少ないのか、所々には蜘蛛の巣が張っていたりもします。 落ちていた枯れ枝を前にかざして、蜘蛛の巣を払いながら進んでいきました。 笹竹の生い茂る所を2分ほどで抜けると、南口広場分岐から5分ほどで、少し広くなった所に出ました。 こんもりとした尾根が続いていて、大きめの樹木が並んでいました。 道はその左肩を通って先へと続いていました。
円覚寺分岐
広くなった所を過ぎていくと、再び笹竹などが生い茂るようになります。 4分ほど降っていくと、笹竹が少なくなって歩きやすくなってきます。 浅いU字形に抉れ気味の道を1分ほど降っていくと分岐があります。 南口広場分岐から11分ほどの所になります。 正面には小さな高みがあって、その手前で道が左右に分かれている形になっています。 辺りを見回してみても道標類はないので、どちらへ行けばいいのか迷う所です。 山ノ内地区へは左手の道を降っていくのですが、その前に右手の道の行く末を確かめることにしました。
笹の生い茂る右手の道へ入っていくと笹はすぐに終わって、 落ち葉が積もった抉れ気味の道を降るようになります。 程なくして左側に現われる青緑色の金網柵に沿って降っていくと、 木が沢山積まれていました。 何だろうと思いながらも、木々を越えて進んでいきました。 次第に尾根が狭まって馬の背のようになってきますが、道は明瞭でしっかりとしていました。
円覚寺
再び笹が生い茂るようになった尾根道を降っていくと、円覚寺分岐から2分ほどで、鐘楼の脇に出ました。 しかし手前には柵が設置されていて、「立入禁止」の貼り紙も取り付けられていました。 どうやら先ほど積まれていた木は「通行止め」という意味のようでした。 鐘楼の前に立っている解説板によると、ここは円覚寺の境内になるようでした。 今回は行く末を確認しただけで良しとして、円覚寺分岐まで引き返して山ノ内地区へ降ることにしました。
洪鐘(梵鐘)
正安3年(1301)に北条貞時が国家安泰を祈って鋳造、寄進した時の住侍は西潤子曇、 鎌倉第一の大鐘で国宝に指定されている。 物部国光の作で、形が雄大でありながら細部にまで稠密な神経がゆきわたり技法も洗練されている。 鎌倉時代後期を代表する梵鐘である。
 (文化庁、大本山円覚寺)
往復5分ほどで円覚寺分岐まで引き返してきて、 右(最初に来た向きからは左)の僅かなマウンドを越えていく道を進んでいきます。 少し先の樹木には赤テープが巻かれていました。 1分もしない内に降り傾斜が増してくると、右手に青緑色の金網柵が現れます。 その柵に沿って傾斜の増した坂道を降っていくと、右手には民家が建っています。 少し広がった所に降りて右手へと曲がっていく道を更に降っていくと、先ほどの民家の門があります。 この辺りまで降ってくると、しっかりとして分かりやすい道になってきます。 門を見送って柵沿いに更に降っていきます。 柵が途切れた所には、別の民家が建っていました。
山ノ内地区
山の斜面に沿って進んでいくと、横木の階段が現れます。 道なりに右手へ曲がって降っていくと、石垣沿いの細い道に降り立ちます。 これで山道は終りになります。 円覚寺分岐から3分ほど、六国見山から35分ほどで降りて来られました。 降り立ったこの辺りは山ノ内地区というようで、民家が建ち並ぶ住宅地になっています。 石垣に沿って進んでいくと石段が現れます。 民家の間に続く石段を道なりに降っていきます。
古山稲荷
岩盤を削って付けられたような石段を1分半ほど降っていくと、左手に鳥居が立っています。 その奥の岩盤を少し掘ったような所に小さな祠が祀られていました。 上部には「古山稲荷」と書かれた額が掲げられていました。 祠の左右には大小様々な多くの狐の像が控えていました。 奥の岩には手堀りのノミの跡のような筋が幾つも付いていました。 謂れを記したようなものは見かけませんでしたが、 祭礼は2月1日であることを記した板切れが打ち付けてありました。
古山稲荷を後にしてその先へ降っていくと、程なくして石段は終りになります。 住宅地の中に続く路地を道なりに進んでいくと、古山稲荷から1分ほどの所に、 輸入雑貨を扱う民家風の店がありました。 よくは知らないのですがバラでしょうか、店の前には綺麗な花が沢山咲いていて、 一眼レフカメラで写真を撮っている人を見かけました。 店先では可愛らしい人形が箱に沢山入れられて販売されていました。 何やら面白そうな感じのする店でしたが、妙齢を過ぎた姦しい女性陣が先に入っていったので、 今回は立寄らずにおきました。
雑貨店を過ぎて30秒ほど路地を進んでいくと、北鎌倉駅から鎌倉駅方面へと続く線路沿いの道に出ます。 左手へ行くと明月院や建長寺などへと続いていますが、 今回の散策はここまでで切り上げて、右手へ曲がって北鎌倉駅へと向かっていきました。
北鎌倉(きたかまくら)駅
鎌倉の街や猫などを描いた小振りの絵画が沢山展示されているギャラリーを過ぎ、 第二円覚寺踏切と第一円覚寺踏切を見送って真っ直ぐに進んでいくと、 線路沿いの道に出てから5分ほどで、北鎌倉駅(JR横須賀線)に着きました。
北側にある改札口は「出口専用」となっていますが、SUICA利用の場合は入場することができます。 通常の切符の場合は、手前の踏切を渡って南側にある表口から入場します。