櫟山
散策:2009年02月上旬
【低山ハイク】 櫟山
概 要 櫟山は丹沢の南側にある低い山で、鍋割山への登山ルート上にあります。 山頂は小広い草原になっていて、東側には素晴らしい眺めが広がっています。 今回は水無堀山林道の終点から栗ノ木洞に登って櫟山へと向っていきます。 櫟山からは三廻部林道へ降り、その先に続く尾根筋を中山峠まで歩いていきます。
起 点 秦野市 大倉バス停
終 点 松田町 中山入口バス停
ルート 大倉バス停…西山林道…石仏…黒竜の滝分岐…水無堀山林道交差…勘七橋…水無堀山林道終点…栗ノ木洞…櫟山…628m峰…三廻部林道…宇津茂分岐…38番鉄塔…巻き道分岐…559m峰…小ピーク…567.7m峰…石祠…農道…土佐原林道(中山峠)…湧水…中山入口バス停
所要時間 4時間50分
歩いて... 栗ノ木洞への登り道は脹脛が痛くなるような急坂が続いていて、夏場なら大汗をかきそうです。 期待していた櫟山からの眺めは、残念ながら霞んでいました。 最後の567.7m峰から中山峠へ降る道は不明瞭になっているので、 西側に続く緩やかな巻き道を選んだ方が歩き易いように思われます。
関連メモ 櫟山, 三廻部林道, 表丹沢県民の森
コース紹介
大倉(おおくら)バス停
渋沢駅(小田急小田原線)の北口から、[渋02]大倉行きバスにて15分、 7時台と8時台は1時間に4本程度、それ以降は1時間に2本程度の便があります。
レストハウス(どんぐりハウス)の前を通って車道を渡り、食事処の右側にある道へ入っていきます。 入口には道標が立っていて、「鍋割山・二俣」,「表丹沢県民の森」がその道を指しています。
正面にある森の手前を右手へ曲がり、堀山下大倉自治会館を過ぎて、 左へ曲がっていく坂道を登っていきます。 路傍の五輪塔や「天社神」と刻まれた石碑を過ぎていくと高台の畑地に出ます。 正面にあるT字路を右手へと曲がり、銘茶を販売している民家を過ぎていきます。 畑地が広がる丘に続く道を進んでいくと、左手へ道が分かれています。 角に立つ道標「表丹沢県民の森・二俣・鍋割山」に従って分岐を見送ってその先へ進んでいくと、 大倉バス停から8分ほどの所に再び左手への分岐があります。 すぐ先で右手へ道が分かれていて、左右に分岐するT字路が隣接する少しずれた十字路のような所です。 角には道標が立っていて、左手の道は「表丹沢県民の森・二俣・鍋割山」、 今来た道は「大倉バス停」となっています。 道標に従ってここを左折して西山林道へ向っていきます。
民家への分岐を右に見送って真っ直ぐに進んでいきます。 森に突き当たって右手へと曲がっていきます。 道端に草木が生い茂る道を少し登り気味に進んで畑地の脇を過ぎていくと、 先ほどの道標の立つ分岐から4分ほどで植林帯に入っていきます。 舗装された道は植林帯の手前で終わって、森の中は土の道になりますが、 幅が広くて傾斜の緩やかな道が続いています。 植林帯に入って1分ほどの所に鹿避け柵があります。 以前に通りかかった時には壊れていましたが、この時には綺麗に直されていました。 扉を開けてその先へ2分ほど進んで浅い谷筋の沢沿いを進むようになると、 谷筋を跨いで大きく左手へと曲がっていきます。 曲がり切った所で道が左右に分かれています。 どちらも広い道になっていますが、 道標「丹沢県民の森・二俣・鍋割山」が指す左手の道を進んでいきます。
ご協力をお願いします
この扉は、農作物を荒らすシカ等の動物の侵入を防ぐために設置いたしました。 出入りされる方は、お手数ですが、必ず閉めてくださいますようご協力をお願い申し上げます。
 (秦野市環境産業部農産課農業支援班)
西山林道
引き続き広くて緩やかな道を2分ほど進んでいくと、左右に通る舗装された道に出ます。 角には道標が立っていて、右手の道は「二俣」、今来た道は「大倉」となっていました。 また別の道標も立っていて、今来た道は「大倉20分」となっていました。 大倉バス停から18分ほどで到着しました。 左右に通るこの道は西山林道というようですが、 この付近にはその旨を記したものは見かけませんでした。 ここは道標「二俣」に従って、右手へと緩やかに登り気味に続く林道を進んでいきます。
この林道は森林経営のために造られています。 森林管理士以外の自動車等の進入は出来ません。
数10m先の所に「丹沢大山国定公園」と題した標識が設置されていて登山道を記した図もありますが、 大まかな地図で詳細ルートまでは載っていません。 標識を過ぎていくと、程なくして土の道になってきます。 等高線に沿うようにして、植林帯の斜面に緩やかで広い道が続きます。 1分ほど進んでいくと道が二手に分かれています。 角に立つ手製の道標によると、正面に続く緩やかな道は「鍋割山・二俣・県民の森方面」、 右手に登っていく道は「右側の上に登る道は登山道ではありません」となっています。 ここは正面に続く西山林道を進んでいきます。
いま山の木々が大変つかれてきました。 自動車等の乗り入れはご遠慮下さい。
石仏
左手の樹間から山並みを眺めながら4分ほど進んでいくと道標が立っていて、 この先の林道は「鍋割山7.0km・二俣3.4km」、今歩いてきた道は「大倉0.7km・堀川2.5km」となっていました。 その先には樹木が低くなって山並みを見渡せる所もありました。 緩やかな林道を更に進んで水が僅かに流れる谷筋を曲がっていくと、 西山林道に出た所から15分ほどの道端に、小祠に入ったお地蔵さんが佇んでいました。 誰が手向けたのか、綺麗な花がお供えされていました。 頭上を見上げると送電線が何本も通っていました。
保安林区域
保安林内で知事の許可なく次の行為をすることは禁止されています。 立木竹の伐採、立木の損傷、家畜の放牧、下草落葉落枝の採取、土石樹根の採掘、開墾 その他土地の形質を変更すること。
(注)これに違反した場合は森林法の規定により処罰されます。
 (神奈川県)
山火事注意 火の用心!
たばこ・たきびは確実に消そう! みどりとのふれあいでリフレッシュ
 (森林共済セット保険、神奈川県)
豊かな緑 山火事注意
たばこ・たき火は完全に消そう!
 (森林国営保険、神奈川県)
時折樹木が途切れて山並みを見渡せる所もあります。 防火用水「ようすいくん」を過ぎて、引き続き緩やかな林道を進んでいきます。 山襞では小さな流れが道を横切っていたりもしますが、難なく過ぎていきます。 石仏を過ぎて13分ほど進んでいくと、ショベルカーや作業用の車が止まっていました。 植林地の間伐作業が行われているようで、切り倒された木が何本も谷筋に転がっていました。 滑車に通された搬出用の金属ワイヤーが張り巡らされていました。 幹を傷付けない配慮なのか、伐採した枝を巻いた上から括り付けられていました。 更に3分ほど進んでいくと、正面にこんもりとした高みが現れ、 その手前で道が二手に分かれている所がありますが、 左手の道はすぐに行き止まりになるので、右手へと曲がっていく道を進んでいきます。 ちょっとした切通しのようになった所を過ぎていくと、 道端に「かながわ水源の森林づくり」と題した真新しい看板が設置されていました。
かながわ水源の森林づくり
●森林の働き
森林は、雨が降ったときに土に水をたくわえ、きれいにしながら少しずつ時間をかけて河川やダム湖などへ流します。 そのため、水源地域に豊かな森林があれば、洪水や渇水は起きにくくなり、 私たちの生活に欠かせない水を安定的に確保することができます。 豊かな森林を維持するには手入れが欠かせません。 しかし、近年、外国産木材の輸入量の増加などにより、県産木材の利用が減少し、 手入れがされずに放置され、土壌が流出するなど荒廃が進む森林が増えています。
●「かながわ水源の森林づくり」とは
そこで神奈川県では水源の森林エリア内の荒廃が進む森林の土壌保全を図りながら、 水源かん養機能が持続的に発揮できる「巨木林」や「複層林」や「混交林」や 「活力ある広葉樹林」へ誘導していく「水源の森林づくり」事業に取り組んでいます。
●目標とする森林の姿
巨木林 樹齢100年以上のスギやヒノキの大木が林立している森
(下層植生が豊かな土壌保全や貯水能力に優れた森林です)
複層林 高い木と低い木からなるスギやヒノキの二段の森林
(上木を伐っても下木が残り、裸地化せずに土壌が保全される木材の循環利用が可能な森林です)
混交林 針葉樹と広葉樹が混生する森林
(様々な大きさや高さを持つ性質の違う樹木で構成される病虫害や自然災害に強い森林です)
活力ある広葉樹林 高い木や低い木など多様な樹種で構成されている広葉樹林
(有機物に富んだ保水力のある土壌が形成される貯水能力に優れた森林です)
 (神奈川県)
一ノ沢
緑色の土嚢が積まれた所を過ぎていくと、植林帯から雑木林へと変っていきます。 沢があるようで、左下の方からは水の流れる音が聞こえてきます。 樹間から小さな砂防ダムが見えていて、そこを流れ落ちる水音だったのでしょうか。 石仏を過ぎてから20分ほど進んで山襞に差し掛かると、右手に砂防ダムがあります。 そこから流れ出る水が道の上へとかなり流れていて、小さな川のようになっています。 流れは林道を横切って左手の谷筋へと流れ落ち、沢になって続いています。 名前を記したものは見かけませんでしたが、この沢は「一ノ沢」と言うようです。 流れの先には黒竜の滝があって、大きな水音が聞こえてきたりもします。 水のない所を選んで渡っていくと道標が立っていて、 左手へ曲がっていく林道は「鍋割山4.9km・二俣1.3km」、 今歩いてきた道は「大倉2.7km・堀川4.5km」となっていました。 大雨でもあったのか、道端が少し崩れていました。 林道をその先へ進んでいくと、左手の沢筋へ降っていく細い道が分かれています。 脇には道標が立っていて、左手に分かれて降っていく細い道は「散策路」、 正面の道は「二俣」、今歩いてきた道は「大倉方面」となっていました。 1分ほど先からも同じような細い道が沢筋へと分かれていきます。 道標には「西山林道」の表記がありました。 ここまで歩いてきて初めて目にする「西山林道」の表記でした。
鳥獣保護区
 (神奈川県)
黒竜の滝分岐
二つの散策路を見送って林道をその先へ進んでいくと、右手に曲がっていく角に分岐があります。 西山林道に出た所から38分ほどで到着しました。 角に立つ道標によると、右手へと続く林道は「二俣」、 左手に分かれて降っていく横木の階段は「黒竜の滝・四十八瀬川経由芝生の広場」となっています。 脇には「表丹沢県民の森案内図」と題した大きな看板が設置されていて、 この辺りから左手の谷側一帯が表丹沢県民の森として紹介されています。 尾根周辺の分岐道などを控えておくと、山道を歩く時の参考になります。 正面に見えている稜線は、これから向う櫟山のようです。 ベンチもひとつ設置されていてひと休みするにはいい所ですが、 写真を撮ったりしてひと息入れただけて、西山林道をその先へと進んでいきました。
(黒竜の滝へ降っていく左手の道は「三廻部林道」を参照)
ハイカーのみなさまへ
この豊かな森林は、木材の生産、水源のかん養、土砂崩れの防止、動物の住みかなど多くの役割を果たし、 自然環境を守っています。 そこで、楽しく森林とつき合うために次のことをお願いします。
1.木の枝を折ったり草木を採るのはやめましょう。
2.ゴミは持ち帰りましょう。
3.山火事防止のため、たき火やタバコの投げ捨てはやめましょう。
 (神奈川県自然環境保全センター)
名称・四十八瀬川キャンプ禁止区域
期限 通年
目的 飲料水の水質保全のため。キャンプ禁止区域に関する条例により、この区域でのキャンプを禁止します。
なお、身分証明書を所持した関係職員の指示に従わない者は、処罰されることになります。
 (神奈川県、秦野市)
水無堀山林道交差
樹間から山並みなどを眺めながら緩やかな西山林道を進んでいくと、登り傾斜が少し増してきます。 コンクリート舗装された跡がしばらく続いていたりもします。 再び緩やかになった林道を進んでいくと、右側の斜面の上にガードレールが見えてきます。 次第に降って近づいてくるガードレールを気にしながら進んでいくと、遂にその道と合流します。 右手から降ってきていたのは水無堀山林道で、西山林道とX字形に交差している所になっています。 左右の水無堀山林道の入口には車止めゲートが設置されています。 角に立つ道標によると、正面に続く西山林道は「鍋割山4.1km・二俣0.5km」、 左手の水無堀山林道は「三廻部・表丹沢県民の森」、今来た道は「大倉3.5km・堀川5.3km」となっています。 今回は左手に続く水無堀山林道を降っていきます。
一般車輌通行禁止
この水無堀山林道は、林業経営のためにつくられていますので、 一般道路と異なりカーブがきつく、防護施設が十分ではありません。 下記以外の通行を禁止します。
 1.林業関係車輌 2.林道関係車輌 3.工事関係車輌 4.地元関係車輌
 5.林道沿線施設利用関係車輌 6.その他、特に認めた車輌
通行可能な方については次の注意事項を厳守願います。
1.制限速度 20km以下
2.制限重量 20トン以下
3.台風、集中豪雨、地震、積雪、路面凍結時は通行禁止
4.日の出1時間前・日没1時間後の時間帯は通行を禁止する。
 (神奈川県湘南地区県政事務所、秦野警察署)
山火事に注意しましょう
山林内でのたき火やたばこのなげ捨ては火事のもとです。 ご注意下さい。 緑の山をみんなで守りましょう。
 (神奈川県、秦野市)
〜お知らせ〜 ニホンジカの管理捕獲を実施中
期間 : 平成20年5月28日〜平成21年3月31日(捕獲は主に水・土・日曜に行います)
場所 : 管理捕獲実施箇所全体図のとおり(猟区内では実施しません
捕獲用具 : 銃器等(登山道からの発砲や登山道へ向けての発砲はありませんが、 安全確保のため捕獲従事者による誘導をさせて頂く場合もありますので、 その際にはご協力をお願い致します。
 (神奈川自然環境保全センター自然保護公園部野生生物課)
勘七橋
車止めゲートの脇を抜けて坂道を真っ直ぐに降っていきます。 川沿いまで来ると、細い道が右手へ分かれて登っていきます。 脇には「平成の森」と刻まれた自然石の石碑があります。 左手へ曲がっていくと、四十八瀬川勘七橋が架かっています。 金属製の欄干が設置されたコンクリート製のしっかりとした橋です。 下流側には、砂防ダムが間近に見えていて、流れ落ちる水が滔々と音を響かせていました。 橋を渡った所に「水無堀山林道 勘七橋」の標識が立っていました。
釣りをする皆さんにお願い
釣りをする人は、遊漁券を購入して釣りをして下さい。
現場日釣り券1,400円 現場雑魚券800円
売店日釣り券1,000円 売店雑魚券500円
*小学生以下は無料です。
ごみは必ず持ち帰りましょう。
 (酒匂川漁業協同組合)
水無堀山林道終点
左手に山並みや四十八瀬川などを眺めながら坂道を1分ちょっと登っていくと、 上秦野林道が急カーブしている所に出ます。 黒竜の滝分岐から16分ほど、大倉バス停から1時間15分ほどで到着しました。 上秦野林道に出た所に道標が立っていて、正面に続く道は「芝生の広場 約20分」、 今来た道は「西山林道を経て大倉」となっていました。 また「鍋割山近道(二俣経由)」と書かれた板も取り付けられていて、今来た道を指していました。 ここは水無堀山林道の終点にもなっています。 上秦野林道に出る手前から右手の石垣の脇を登っていく階段があります。 ここが栗ノ木洞への登り口になります。 階段を登ると「栗ノ木洞」の道標が立っていて、その先の急な木梯子を指しています。
林道 水無堀山線(終点)
この林道は林業経営のためにつくられたものです。 一般道路とは異なり、急カーブや落石の危険がありますので、 林業関係者及び地元関係者以外の通行を禁止致します。 なお、利用に際しては承認等が必要となりますので、ご注意願います。   標準幅員 W=4.0m 全体延長 L=1,700m
  林道管理者 神奈川県湘南地区農政事務所
 (湘南地区県農政事務所森林土木課)
三廻長尾国有林
一、森林を愛しましょう。樹木は皆んなの資源です。
一、山ではたき火に注意しましょう。
一、たばこは歩きながらすわないようにしましょう。
一、山のエチケットを守りましょう。
 (東京神奈川森林管理署)
梯子を登りススキの生える所に続く横木の階段を登っていきます。 階段はすぐに終わって緩やかになった道を進んでいくと植林帯になってきます。 丸い尾根の背に横木の階段混じりの道が続いています。 振り返ると山並みの奥に相模湾が見えていましたが、霞んでぼんやりとしていました。 尾根の背に続く道を登っていくと、頭を赤く塗られた短い標識と、支柱に取り付けられた標識がありました。 東京営林局が設置する境界見出標で、この先にかけても同様の標識が点々と設置されています。 登り口から4分半ほど登っていくと、壊れた道標が道端に落ちていました。 それによるとこの地点は【4】で、「【5】へ約1時間20分・【3】へ約5分」の板と、 「【8】へ約10分」の板が落ちていました。 分岐道があるのかと思って辺りを見回してみましたが、それらしい道は分かりませんでした。 立っていた時の方角は分かりませんが、栗ノ木洞までが1時間20分という意味のように思えました。
栗ノ木洞や櫟山への尾根道で見かけた「散策路案内図」によると、 【5】は栗ノ木洞を、【3】は登り口を、 【8】は笹地の森やアブラチャンの森を経て上秦野林道へ降りた地点になっていました。
上秦野林道分岐
雷が落ちたのか、幹の中ほどから折れた大木が道を塞いでいたりもします。 少し登って緩やかな尾根の背を進んで僅かな鞍部に着くと分岐があります。 登り口から7分ほどの所になります。 角に立つ道標によると、左手に戻るようにして降っていく道は「上秦野林道約10分」、 正面に続く横木の階段は「鍋割山方面・栗ノ木洞」、今登ってきた道は「大倉方面」となっています。 先ほどあった壊れた道標との関連は分かりませんが、 上秦野林道へ降っていく道が付け替えられたのでしょうか。 ここは道標に従って、正面の階段を登っていきます。
緩やかになった所も所々にありますが、概ねは急な登りが続いています。 下草などが生えていなくて明瞭な道なのはいいのですが、かなりの傾斜があって脹脛が痛くなってきたりもします。 真夏だと息が上がって大汗をかくだろうと思われますが、この時には冬場だったので、 額に汗が滲んでくる程度で、タオルで拭くまでには至りませんでした。 何度も立ち止まって樹間から山並みなどを眺めたりしながらゆっくりと登っていきました。 いつもなら避けたい横木の階段ですが、脹脛が痛くなる急坂よりも足を水平に置けるだけでも有り難く感じながら、 一歩一歩登っていきました。
炭がま跡分岐
引き続き横木の階段混じりの急坂を登っていきます。 登り口から30分ほどすると、丸太が何本か束ねられて補強された道が左手へ分かれていきます。 角には道標が立っていて、更に上へと登っていく道は「鍋割山方面・栗ノ木洞約40分」、 今登ってきた道は「大倉方面」となっています。 左手に分れていく道は板などで封鎖されていて、 「経路が崩落して危険なため通行を禁止します」の貼り紙がありました。 黒竜の滝分岐にあった案内図によると、 炭がま跡を経て笹地の森へ降りていく道のように思えました。 地点【4】にあった壊れた道標では栗ノ木洞まで1時間20分となっていましたが、 標準より速いようには思えないペースで歩いているにしては、 そこから25分ほどの所なのに40分も短くなっています。 どうやら道標に書かれているのはかなり余裕のある時間のようでした。 1時間20分と40分ということで、ここは登り道の丁度中ほどの地点になるようです。 この感じだと、あと30分ほどで栗ノ木洞に着きそうに思えてきて、少し元気が出てきました。
一段と傾斜の増した尾根を登っていきます。 一旦左斜面に出て再び尾根の背に乗って更に登っていきます。 炭がま跡分岐から15分ほど登って、植林帯が終わって雑木林に変わってくると、 傾斜が少し緩んだ馬の背のような尾根になってきます。 ホッとひと息つきながら、左右の樹間から見える山並みを眺めていきました。
次第に傾斜が増してくる丸い尾根の背を1分半ほど登っていくと、 尾根の左斜面を横切るようにして進んでいきます。 急に踏み跡のような細い道になってくるので、 もしかしたら尾根を直登する道があったのかも知れないと思いながら進んでいくと、 2分ほどで植林帯の前まで来ます。 道はそこで右へ曲がって登っていきます。 その先は左・右と曲がりながら、植林帯と雑木の疎林の斜面を登っていきます。 そろそろ山頂に近づいたようだと思っていると、左右に通る細い道に出ました。 大きな樹木が2本並んで生えている所で、赤テープが巻かれていました。 炭がま跡分岐から21分ほどの所になります。 道標類は見当たらず、どちらへ進んだものかと考えながら左右を覗っていると、 左手の先の樹木に青テープが巻かれているのが見えました。 右手の道は後沢乗越へ降っていく道か、尾根を直登してきた道のように感じたので、 ここは左手の道を進んでいきました。
栗ノ木洞 (標高908m)
雑木の疎林の斜面を横切るようにして続く道を2分ほど登っていくと、栗ノ木洞の山頂に着きました。 登り口から55分ほどで登って来られました。 三等三角点の設置された山頂は小広くなっていますが、周囲は植林地になっていて展望は得られません。 正面に立つ道標に「栗ノ木洞908m」と書かれた板が取り付けられていました。 今回のコースの最高地点になります。 道標には「散策路案内図」と題した表丹沢県民の森の地図も取り付けられていました。 その図に円印で数字が書き込まれていて、要所の地点を示していましたが、擦れて読み難くなっていました。 道標によると、左手の道は「寄方面・櫟(くぬぎ)山約20分」、右手の道は「鍋割山約1時間20分」、 今登ってきた道は「大倉方面・上秦野林道約50分」となっていました。 袂には「【9】へ約10分・鍋割山へ約1時間20分」の板が落ちていまして、 傍には「散策路【5】」の標識も立っていました。 急坂を登ってきて疲れてもいたので、休憩を兼ねてここで昼食にしてもよかったのですが、 お昼にはまだ時間があったので、櫟山まで行ってから昼食にすることにしました。 写真を撮ったりして数分いただけで、櫟山へと降っていきました。
【9】とは、栗ノ木洞と櫟山との中ほどにある分岐で、 笹地の森やアブラチャンの森を経て上秦野林道へ降っていく道が分かれている所になります。
笹地の森分岐
植林帯の尾根を降っていきます。 三廻部林道から鍋割山へと続くハイキングコースになっていて、 栗ノ木洞までの登り道と違って明瞭でよく踏まれた道が続いています。 植林帯を7分ほど降っていくと、左手に分れていく道があります。 脇には道標が立っていて、左手に分れていく道は「笹地の森経由芝生の広場約1時間10分」、 正面の道は「寄方面・櫟(くぬぎ)山約10分」、今来た道は「鍋割山方面・栗ノ木洞約20分」となっています。 支柱には栗ノ木洞にあったのと同じ「散策路案内図」が取り付けられていました。 先ほどの案内図と同じ内容ですが擦れが少なくて分かりやすくなっていました。 その図によると、ここは地点【9】で、左手の道は上秦野林道の地点【8】へと降っていくようです。 ここは正面に続く尾根道を、地点【12】の櫟山へと降っていきます。
櫟山 (標高810m)
植林帯に続く横木の階段混じりの道を降っていきます。 階段には土止めの土嚢も合わせて設置されています。 土が流れ出て抉れてしまうこともなくて、歩き易くなっていました。 右手に緑色の網が続くようになった道を降って浅い鞍部に着き、緩やかに登り返していきます。 次第に明るくなっていく正面の尾根を左側から回り込むようにして登っていくと、開けた所に出ました。 ここが櫟山になります。 栗ノ木洞から12分ほどで到着しました。 中ほどに立つ道標には「櫟山810m」と書かれた板が取り付けられていました。 お昼にはまだ早かったのですが、小さな板のベンチに腰を掛けて、景色を眺めながら昼食タイムにしました。 山頂に生えている松の木の間からは、先ほど登ってきた栗ノ木洞が見えていました。
黒竜の滝分岐にあった「表丹沢県民の森案内図」には、櫟山は812mとなっていました。
櫟山の山頂は栗ノ木洞よりも広くて眺めが良くなっています。 東側には幼木が植えられているだけで、その先には秦野の街並みや相模湾などを見渡せる眺めが広がっています。 この時には霞んでいて遠くはよく見えませんでしたが、街並みは何とか見下ろすことが出来ました。 北東側には丹沢の山並みが幾重にも続いていました。 西側の樹木は少し背が高くなっていますが、梢越しに山並みを見渡すことが出来ました。 ここから東側へ降っていく道があります。 中ほどに立つ道標によると「芝生の広場約1時間」となっています。 以前には鹿避け柵を越えていく木梯子があったのですが、 この時には壊れていて、その残骸が辺りに放置されていました。 木梯子があった所の柵が開かれていて、その先へと道が降っていました。
カシワの森分岐
お腹も満ちて眺めも楽しんだら、道標「寄方面」に従ってその先へと尾根道を降っていきます。 右手へ曲がりながら1分ほど降っていくと、左へ戻るようにして道が分れていきます。 角には道標が立っていて、左手の道は「カシワの森約30分」、 正面の道は「寄方面」、今降ってきた道は「鍋割山方面・櫟(くぬぎ)山約5分」となっています。 左手の道は展望地を経て、上秦野林道を横切ってカシワの森へ降っていく道のようですが、 道標「寄方面」に従って、尾根をその先へと降っていきます。
展望地分岐
1分ほど降っていくと直角に左折していきます。 分岐ではありませんが、角には道標が立っています。 傾斜が増した植林帯の尾根を曲がりながら降っていくと、櫟山から10分ほどの所に分岐があります。 角に立つ道標によると、左へ登り気味に続く道は「展望地約15分」、右へ降っていく道は「寄方面」、 今降ってきた道は「鍋割山方面・櫟(くぬぎ)山約25分」となっています。 正面には有刺鉄線柵が続いています。 「表丹沢県民の森案内図」に載っている分岐になりますが、右手へと続く尾根道を降っていきます。
展望地分岐から2分ほど降っていくと、左手が開けてきて、山並みや街並みを見渡せる眺めが広がっていました。 空気が澄んでいると相模湾までも見えるのでしょうが、残念ながらこの時には霞んでいました。
芝生の広場分岐
眺めが広がる所を過ぎて、植林帯の尾根道を更に1分ほど降っていくと、 右手の樹木が疎らになって山並みを見渡せる所があります。 そこから降り始めると左手へ分れていく道があります。 角には道標が立っていて、左手の道は「芝生の広場・大倉方面」となっています。 正面に降っていく道には何も示されてはいませんでしたが、 その道を示す板が取り付けられていたと思われる跡が支柱に残っていました。 板が外れ落ちたのかと思って辺りを探してみましたが、それらしい板は見かけませんでした。 「表丹沢県民の森案内図」によると、左手の道を少し降っていくと上秦野林道の終点に降りていけるようですが、 あれこれと2分ほど検討した後、正面に続く尾根を更に降っていきました。
馬の背のようになった尾根を降っていきます。 小さな鞍部に着いて登り返していくと、分岐から1分ほどで尾根の肩に着きました。 脇に生える樹木の袂にケルンのように石積みがされていました。 下の四角い石には、村の名前が四つ並んで刻まれていましたが、 正確な名前を確認するのは漏らしてしまいました。 ここはそれらの村の境界地点だったのでしょうか。
628m峰
緩やかな尾根を進んでいくと、尾根の背から外れて右斜面を進むようになります。 再び尾根を越えて左手へ曲がって更に右傾斜の斜面を降っていきます。 尾根の背に戻って軽く登るようになると、僅かな高みが現れます。 ケルンがあった所から3分ほど、櫟山から20分ほどの所になります。 道はその高みを右手から巻くようにして続いています。 手元の地形図にある628m峰になるようです。 高みを2分ほどで巻き終えると、再び尾根の背を降るようになります。
尾根の背に続くしっかりとした道を降っていきます。 丸い瘤のような小さな高みの手前から右手へ曲がってU字形に抉れた所を過ぎて降っていくと、 尾根の左右の下に林道が見えるようになってきます。 次第に狭まってくる尾根の背を真っ直ぐに降っていくと、 大きな樹木の間を抜けた先で、道は尾根から外れて右手から回り込むようにして降っていきます。 その降り口には小さな手製の黄色い道標が立っていて、 「宇津茂・寄方面は林道を横切り向側に登山道有り 中山峠は経悪し」と書かれていました。
三廻部林道
白い鉄パイプの手摺が設置された石段を降っていくと三廻部林道に降り立ちました。 櫟山から28分ほどで降りて来られました。 降り立った林道の向かい側に「三廻部林道」の標識が立っていて、左手は秦野市、右手は松田町となっていて、 ここは市町境になっているようでした。 林道の向かい側から登っていく道を進んでいきます。 登り始めの所に道標が立っていて、白い鉄パイプが設置された横木の階段は「三廻部・土佐原」、 今降ってきた道は「鍋割山・栗ノ木洞」となっています。 どういう訳だか、ここの道標だけには各々のフリガナも書き添えられていました。 また「緑を大切に」の標識も立っていて、この先の道は「No38」となっていました。
三廻部林道が出来るまでは緩やかに続いていた尾根が林道建設によって分断され、 階段を降って登るという今の姿になったように思われます。
豊かな緑 山火事注意
たばこ・たき火は完全に消そう!
 (森林国営保険、神奈川県)
宇津茂分岐
有刺鉄線柵や金網が右手に続く横木の階段を登っていきます。 1分もせずに登り終わって緩やかな道になると、すぐの所の柵に扉があります。 柵はもう必要がなくなったのか、扉は外されていて開け放たれていました。 その先に道があるのかと思って覗いてみましたが、僅かな踏み跡程度で、山仕事のための入口のようでした。 その扉は見送って有刺鉄線柵に沿って続く尾根道を緩やかに登っていくと、正面に高みが見えてきます。 手元の地形図にある578m峰になるようです。 尾根道はその高みを左手から巻くようにして続いています。 3分ほどで高みを巻き終えて尾根の背にある鞍部に着くと、右手の鹿避け柵に二つ扉があります。 三廻部林道から4分半ほどの所になります。 その入口には道標が立っていて、扉の先に降っていく道は「宇津茂」となっていました。 「寄バス停」や「寄」の書き込みもされていて、同じく扉の先の道を指していました。 右手の道を降っていくと宇津茂地区を経て寄バス停へ降っていけますが、 今回は正面に続く尾根道を更に進んでいくことにしました。
38番鉄塔
宇津茂への分岐を見送ってその先の尾根をひと登りすると、送電線の鉄塔「新秦野線38」が立っています。 三廻部林道から6分ほどの所になります。 登り口にあった標識「No38」が示す鉄塔のようです。 周囲の樹木が低くなっていて、梢越しに僅かに山並みが見えていましたが、 それほど良い眺めではありませんでした。 尾根道は鉄塔の下を通って、その先の植林帯へと続いています。
植林帯の尾根を登っていきます。 傾斜は僅かですが踏み跡程度の道になっています。 2分ほどしてちょっとした高みに着いて、少し右へと緩やかに降っていきます。 更に2分ほど降っていくと、尾根の左斜面を降るようになります。 少し傾斜が増してきた植林帯を降っていくと、右側に鹿避け柵が続くようになります。 38番鉄塔から8分ほどの所まで来ると、右側に続いていた柵が右へ曲がっていきます。 その角には扉がありますが、柵から離れて少し左手へ続く尾根を更に降っていきます。
巻き道分岐
柵の扉から1分半ほど降っていくと、正面にトタン柵が現れます。 その左手に続く緩やかになった道を進んでいきます。 トタンが所々に取り付けられた有刺鉄線柵の左側に沿って緩やかに1分ほど降って鞍部に着くと、 正面に高みが現れます。 38番鉄塔から11分ほどの所になります。 鹿避け柵はその高みを巻くようにして右手へ曲がっていきます。 柵の曲がり角の所が開いていて、通り抜けられるようになっています。 扉は付いていませんでした。 その先には柵沿いに道が続いているようでした。 手元の地形図に載っている破線の道だと思われます。 559m峰や567.7m峰の巻き道になっていて、 等高線に沿うようにして中山峠まで緩やかに続いているようですが、 今回は尾根伝いに中山峠へ向うべく、正面の高みへと登っていきました。
559m峰
植林帯と雑木林を分ける尾根を登っていきます。 かなり傾斜があって脹脛が痛くなってきたりします。 最近に誰かが歩いたのか、真新しい靴跡を見つけてホッとしたりもしました。 4分半ほど登って傾斜が少し緩んでくると、細い雑木が生い茂るようになって、道が不明瞭になってきました。 それでも尾根の上を目指して登っていきました。 途中で、頭を赤く塗られた黒い短い杭を見かけました。 境界杭なのでしょうか、ペンキで数字「6」が書き込まれていました。 同様の杭はこの先にも尾根沿いに点々と設置されていて、連番が付けられていました。 そんな杭を確認しながら進んでいきました。 尾根には細木が生い茂っていましたが、右側に続く植林帯の方が歩きやすそうだったので、 少し右へ曲がって植林帯に入って更に登っていきました。 緩やかになった尾根に出てその先へ進んでいくと、林床が綺麗になった所に出ました。 この辺りが地形図にある559m峰になるようです。 巻き道分岐から9分ほどで登って来られました。 中ほどには「13」の杭があって、その脇の樹木には赤テープが巻かれていました。 周囲には樹木が生い茂っていて展望は得られません。
杭の先に続く尾根をその先へと進んでいきます。 「14」の杭を過ぎていくと、次第に降り坂になってきます。 正面にはこれから向う567.7m峰とその前後の山と思われる高みが聳えていました。 559m峰から2分半ほど降っていくと、少し開けた所に出ました。 正面には引き続き高みが見えています。 「17」の杭の少し右側から正面へ更に道が降っていきます。 降り口の樹木に赤テープが巻かれていて、青色の杭もありました。
道は分かり易いのですが、これまでにも増して傾斜が急になってきます。 アオキなどが生い茂る所を抜けていくと、559m峰から5分ほどで鞍部に着きました。 鞍部には「20」の杭があって、その脇には細めの黄色い短い杭もありました。 これまでに見かけた頭を赤く塗られた黒い短い杭はここで終わっていて、 この先からは細めの黄色い短い杭に変わってきました。 新たに設置しようというのでしょうか、これまでと同様の杭が何本も脇に置かれていました。
小ピーク
番号が振られた黄色い杭を確認しながら、植林帯の斜面を登っていきます。 林床に細木などが生えるようになった尾根を登っていくと、 鞍部から5分ほどで、林床がすっきりした小ピークに着きました。 手元の地形図によると、567.7m峰の北北西160m辺りにある標高560mほどの高みになるようです。 道はここから少し左へ曲がって、細木が生い茂る所を過ぎて尾根を緩やかに降っていきます。
567.7m峰
1分ほどで浅い鞍部に着いて、植林帯と雑木林を分ける尾根を登り返していきます。 頭を赤く塗られた短い杭も見かけましたが、これまでのとは形が少し違っていました。 程なくして細木が生い茂って道が不明瞭になってきますが、 上を目指して真っ直ぐ登っていくと、少し開けた高みに着きました。 ここが地形図にある567.7m峰になるようです。 大きめの樹木の袂に三等三角点がありました。 先ほどの小ピークから4分ほど、559m峰から15分ほどで到着しました。 ここも周囲は樹木に囲まれていて展望は得られませんでしたが、 写真を撮ったりしながら数分間止まっていました。 辺りにはかつては標識だった思われる朽ち果てた木が幾つか落ちていました。 三角点の脇の樹木の幹に、ナイフで文字が幾つか刻まれていました。 三角点の先から東へ伸びる尾根は「ホコラ→」となっていました。 それ以外にも文字らしいものがありましたが、判読できませんでした。 ここから南へも踏み跡が分かれて降っていくようでしたが、 今回は東へ伸びる緩やかな尾根を進んでいきました。
石祠
細木が生える緩やかな尾根を2分ほど進んでいくと、 少し降り始めた所に生える2本の樹木の先に、南東を向いた石祠がありました。 側面には、「明治廿八年五月吉日」と刻まれていて、建立者の名前もありました。 円印の中に「瀧」の文字も刻まれていましたが、建立者の名前の一部のようでした。 この辺りから道が不明瞭になってきましたが、 石祠の左手から東へ降る道と、手前の樹木の右手から南へ降る道の二手に分かれているようでした。 中山峠へは南へ降るのが近そうだったので、磁石と地形図で方角を確認して、 石祠の右手に続く僅かな踏み跡を降っていきました。
植林帯と雑木林を分ける尾根を降っていきます。 細木が生えている尾根に続く道は踏み跡程度ですが、何とか辿ることは出来ました。 頭を赤く塗られた短い杭も所々にあったので、それらを確認しながら降っていきました。 南へ指して真っ直ぐ3分ほど降っていくと、根元から幹が何本にも分かれた桜の大木がありました。 そこを過ぎて1分半ほど降った所にも同様な桜の大木がありました。 更に降って雑木林になってくると、正面の樹間からゴルフ場が見えるようになります。 手元の地形図に載っている「太平洋クラブ相模コース」になるようです。 この辺りから尾根の幅が広がってきて落ち葉も積もっているし、道は益々不明瞭になってきます。
農道
細木が生えた雑木林を南へ向って降っていきます。 もう何処が道だか分からなくなってきますが、樹木が密生しておらず、 薮漕ぎ状態という訳ではないので、何とか降っていくことが出来ました。 下の方からは犬の鳴き声が聞こえてきました。 その内に鈴を鳴らしながら一匹が駆け上がってきました。 私のすぐ傍まで来ましたが、あまり興味が無かったのか、すぐに通り過ぎていってくれました。 正面にゴルフ場を眺めながら真っ直ぐ降っていくと、 左右に通る幅2mはある緩やかな農道に降り立ちました。 石祠から14分ほどで降りて来られました。 土佐原林道は更に数10m下側を通っていて、この農道は地形図には載っていません。 道標類は見当たらずどちらへ進んだものかと考えてみるに、 今回は中山地区へ降る予定にしていたので、右手へと進んでいきました。
土佐原林道(中山峠)
農道を1分ほど進んでいくと柵がありました。 その先には左右に通る別の農道が通っていました。 柵を越えて左手へ曲がり、トタン塀が続く農道を緩やかに降っていきます。 樹木の袂に佇む石仏に挨拶していくと、農道に降り立った所から2分ほどで舗装路に降り立ちました。 この道が土佐原林道のようで、出た所に「土佐原林道記念碑」がありました。 裏面に刻まれた碑文によると、昭和36年10月に着工し、昭和40年12月に竣工したようです。 この辺りが土佐原林道の中でも高い所になっていて「中山峠」と呼ばれているようですが、 その旨を示す標識類は見かけませんでした。 ここは林道を右手へと進んでいきました。
山火事に注意しましょう
山林内でのたき火やたばこの投げ捨ては山火事のもとです。 ご注意下さい。 緑の山をみんなで守りましょう。
 (神奈川県)
ゴルフ場の背の高いネット沿いに3分ほど進んでいくと、左手へ道が分れていきます。 その角に「林道 土佐原線」の標識が立っていましたが、 林道の起点なのか終点なのかは明記されていませんでした。 そこを過ぎていくと、左手に茶畑が広がってきます。 その奥には丹沢の山並みが続いていて良い眺めでした。
林道 土佐原線
幅員3.6m 延長2500m
 (神奈川県足柄上地区行政センター)
湧水
右手に茶畑、左手に杉並木が続く所を過ぎて降っていくと、 道が左手へ曲がっていく角に湧水がありました。 土佐原林道に降り立った所から8分ほどの所になります。 脇には地蔵さんが立っていました。 小さな谷筋から管で引かれた水が二筋流れ落ちていました。 石製のベンチがひとつあって、柄杓も置かれていましたが、 脇に立てられた看板によると、生では飲めないようでした。
この湧水は、必ず煮沸をしてからご利用下さい。
 (松田町環境経済課)
湧水を過ぎて植林帯に続く林道を2分ほど進んでいくと、左手が開けてゴルフ場を一望できる所がありました。 そこを過ぎて石垣の間を抜けて右へ曲がっていくと、道が二手に分かれています。 道標類は見かけませんでしたが、手元の地形図によると、 正面の道は土佐原地区を経て宇津茂地区へ降っていく道で、 左手に分かれていく道は中山地区へ降っていく道になるようです。 県道710号に出るには左手の道の方が近道のようなので、今回は左手の道を降っていきました。
寄自然環境保全地域
636.2ha 自然を大切に
建築物の新改増築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県足柄上地区行政地区センター環境部、松田町経済課)
中山入口(なかやまいりぐち)バス停
斜面に続く緩やかな道を降っていきます。 山並みや茶畑を眺めながら快適に降っていくと、分岐から3分ほどの辺りから降りの傾斜が増してきます。 「埋蔵文化財包蔵地(縄文時代の遺物散布地)」と書かれた看板が幾つか立っていました。 そこを過ぎて民家が建つようになった坂道を降っていくと、県道710号に降り立ちました。 分岐から10分ほど、土佐原林道に降り立った所から24分ほどで降りて来られました。
車道に出た正面に中山入口バス停があります。 新松田駅(小田急小田原線)まで、[松51]新松田駅行きバスにて21分、 1時間に1本程度の便があります。
 土曜 ...12:26 12:56* 13:36 14:36 15:36 16:21 17:11 18:11 18:36 19:11
 日曜 ...12:26 13:36 14:36 15:36 16:21 17:11 18:11 18:36 19:11
(*12:56発の便は7/20〜8/31の期間のみ運行)
始発の寄(やどりき)バス停は車道を右方向へ5分ほど歩いた所にあるので、 時間帯や季節などの状況によって混雑が予想される場合は、 寄バス停から乗ることを検討するといいようです。