高松山北尾根
散策:2008年12月上旬
【低山ハイク】 高松山北尾根
概 要 高松山北尾根は、高松山から秦野峠へと北向きに伸びている尾根です。 ハイキング用地図では破線の道になっていますが、よく歩かれている道です。 今回は第六天から高松山へ登り、北尾根を経てシダンゴ山へと続く尾根をひと巡りします。 途中では丹沢や箱根や富士山や相模湾などを見渡せる素晴らしい眺めにも出合えます。
起 点 松田町 田代向バス停
終 点 松田町 寄バス停
ルート 田代向バス停…田代橋…谷戸口橋…ふれあい動物村…最明寺史跡公園ハイキングコース…最明寺史跡公園分岐…375番鉄塔…569m峰…尺里峠…尺里分岐…高松山…ビリ堂分岐…八丁分岐…西ヶ尾…731m峰…817m峰…秦野峠分岐…871m峰…ダルマ沢ノ頭…812m峰…虫沢林道…宮地山分岐…シダンゴ山…水場…十字路…猪防護柵…大寺休憩所…大寺橋…寄バス停
所要時間 6時間40分
歩いて... ビリ堂分岐から秦野峠分岐までは、アップダウンがかなりあるものの分かり易い道にはなっていました。 脹脛が痛くなるような急傾斜の所が何箇所かあって、 最後のシダンゴ山へ着く頃には膝がガクガクになってしまいました。 朝方にはよく晴れていましたが、高松山の山頂に着くと暗雲が広がってきて、 残念ながら富士山は見えませんでした。
関連メモ 寄自然休養村, 高松山, シダンゴ山, 最明寺史跡公園, 秦野峠林道
コース紹介
田代向(たしろむかい)バス停
新松田駅(小田急小田原線)から、寄行きバスにて18分、 1時間に1本程度の便があります。
 土曜 6:53 7:13 7:50 8:25 9:05 9:40 10:50 11:55...
 日曜 6:53 7:13 8:04 8:25 9:05 9:40 10:50 11:55...
松田駅(JR御殿場線)も新松田駅と隣接しています。 電車の本数は少ないですが、JRを利用してもいいでしょう。
田代橋
バス停から10mほど引き返した所にあるT字路を右折していきます。 「寄賛歌」の歌碑を左手に見ながら真っ直ぐに進んでいくと、中津川に架かる田代橋があります。 橋を渡っていくと、道がH字形に左右に分かれています。 正面に立つ道標によると、右手の道は「宮地山ハイキングコース・シダンゴ山ハイキングコース」、 左手の道は「虫沢遊歩道・最明寺史跡公園ハイキングコース・やどりきふれあい動物広場」となっています。 左右に続く中津川沿いの道もありますが、道標に従って、山側の道を左手へと進んでいきます。
寄讃歌の歌詞を載せておきます。 達筆過ぎて読めない文字もあったので、間違っている部分があるかも知れません。
寄讃歌 作詞 山本博
ふきの芽が吹く西丹沢 山風涼しわらび狩り 目高住む里中津川 休養村はここに在り
ます捕え水あび面白く 濃紺のもと溌潮を 遊び楽しむ時は今 田代向いは夢多し
夕陽に映える山寺乃 入相鐘にさそわれて 栗の実ひとつ落ちる音 静かな里に沈む古梨
木枯らし去って稲郷の 田乃面白くうす化粧 木立にも見る陽の光 ここは寄夢み里
人生のうち四十年 寄と共に栄えたり 感がいふかき故里を 思ふるこそ嬉しけれ
谷戸口橋
民家が点在する緩やかな道を進んでいきます。 右手へ分れて登っていく道を見送っていくと、中津川の支流の虫沢川谷戸口橋が架かっています。 角に立つ道標によると、橋を渡っていく道は「最明寺史跡公園ハイキングコース」となっています。 右手へ進んでいくと虫沢地区を経て尺里峠へと舗装路が続いていますが、 今回は最明寺史跡公園ハイキングコースの途中から分かれて尺里峠へと続く尾根を登っていきます。 谷戸口橋を渡って左手へと進んでいきます。
ふれあい動物村
右手に続くふれあい動物村を眺めながら道なりに右へ曲がっていくと、動物村の入口があります。 開園は9時とのことですが、まだ朝早い時刻だったので開いてはいませんでした。
ふれあい動物村のご案内
ふれあい動物村は、たくさんの動物たちと遊び語りながらいろいろな事柄を学び取ろうという趣旨で開園されたものです。 楽しく愉快に遊んで頂くなかにも最小限のマナーを忘れずにお楽しみ下さい。
●お願い
1.園内に用意しているエサ以外のエサをあたえないで下さい。
2.犬や猫、その他のペットをつれての入園はご遠慮下さい。(ドッグラン利用者をのぞく)
3.動物をいたずらしたりいじめたりしないでください。
4.小さな動物を抱き上げる時は座って抱いてください。
5.小さなお子さまには保護者が必ず付き添って下さい。
 (ふれあい動物村)
最明寺史跡公園ハイキングコース
ふれあい動物村を過ぎていくと、「松田町寄自然休養村」の文字が掲げられた寄漁業組合の建物があります。 そこを過ぎていくと広場があります。 広い道はここで終わっていますが、突き当たりから右手の沢沿いに山道が続いています。 ここが最明寺史跡公園ハイキングコースの入口になります。 手前には大きな石の上に「魚霊供養塔」と刻まれた石碑と観音像が立っています。 「遊歩道入口」の看板が示す沢に架かる橋を渡っていきます。
環境庁認定 ホタルの里 寄
・この川にはホタルがすんでいます。
・ホタルやカワニナなどをとらないで下さい。
・川をきれいに自然を守りましょう。
・ホタルをみんなで育てましょう。
 (寄自然休養村「ホタルを育てる会」)
橋を渡った先に立つ「最明寺史跡公園3.2km2時間」の道標を過ぎていきます。 「休養の郷」の文字が書かれた建物を過ぎた所にある祠に納められたお地蔵さんに挨拶をしてから、 その先の沢に架かる橋を渡って登り始めると、道が二手に分かれています。 正面に立つ道標によると、右手の道は「なかとがわキャンプ場」、 左手へ曲がっていく道は「最明寺史跡公園」、今来た道は「寄自然休養村」となっています。 道標に従って左手へと曲がっていく道を進んでいきます。
植林帯を左手から回り込むようにして続く横木の階段混じりの道を登っていきます。 U字形に抉れている所もありますが、幅は広くて歩き難くはありません。 落ち葉が厚く積もっていたりもして、雰囲気のいい道になっていました。 「最明寺史跡公園」を指す道標を過ぎて更に登っていきます。 幅の広い横木の階段を過ぎて傾斜が緩やかになってくると、浅い谷を渡って左手へと進んでいきます。
最明寺史跡公園分岐
斜面に沿って登っていくと、左手の樹間からは丹沢の山並みを眺めることができました。 そこからU字形に抉れた道を少し登っていくと、鞍部になった分岐に着きました。 麓の登り口から14分ほどの所になります。 角には道標が立っていて、尾根を越えて斜面を横切るようにして続く緩やかな道は「最明寺史跡公園2.6km1時間50分」、 右手の尾根に登っていく道は「山北町高松」、今来た道は「寄自然休養村0.6km10分」となっています。 脇にはベンチがひとつ設置されていますが、周りには樹木が生えていて、展望はあまり良くありません。 最明寺史跡公園へは鞍部を越えていく道を進んでいきますが、 今回は右手の尾根に続く坂道を登っていきました。
浅くU字形に抉れた雑木林の尾根の背を登っていくと、次第に左傾斜の斜面を登るようになります。 落ち葉が積もる冬枯れの広めの道を4分ほど登っていくと、植林帯になってきます。 斜面に続く植林帯を登っていくと、草やシダ類などが生えるようになります。 麓からは落ち葉の道が続いてきたので、緑色を見てホッとした気持ちになったりもしました。 「火の用心」と書かれた造林公社の看板を過ぎていくと草類はなくなって、再び茶色い道が続きます。 何箇所かに倒木があったりもしますが、乗り越えたりくぐったりしながら進んでいきます。 左傾斜の急斜面を回り込むようにして登っていくと、 緩やかになった曲がり角に生える樹木に「マスつり場」と彫られた標識が取り付けられていて、 今登ってきた道を指していました。
375番鉄塔
右手に曲がっていく広い道を進んでいきます。 頭上を見上げると、雑木が綺麗に紅葉していたりもしました。 程なくして少し左へ曲がって緩やかな道になってくると、右側にアオキが続くようになります。 そこを過ぎていくと明るい所に出ました。 右側のすぐ上には送電線の鉄塔「田代幹線375」が立っています。 最明寺史跡公園分岐から23分ほど、麓の登り口から38分ほどで登って来られました。 左手が開けていて相模湾を見渡せるいい眺めが広がっていました。 左手の海には江の島が浮かび、その奥には三浦半島が横たわっていました。 更にその奥には房総半島と思われる陸地も僅かに見えていました。 渋沢丘陵や高麗山でしょうか、眼下には低い山並みが幾つか見えていました。 眺めを楽しみながら、ひと休みしていきました。
右手へ曲がって少し登っていくと畑の脇に出ます。 畑の柵沿いに進んでいくと、すぐに舗装された道に出ます。 手元の地形図では、508m峰の北100m辺りにある鞍部のようです。 右脇から鉄塔の袂へ出られますが、手前の樹木が邪魔をしていて、先ほどの所からの方がいい眺めでした。 正面には道標が立っていて、左手の道は「最明寺史跡公園1時間」、右手の道は「大六天30分」となっています。 また路面には白ペンキで「寄→」と書かれていて、今登ってきた道を指していました。 正面の谷向こうの斜面には段々畑が広がっているのが見えます。 その右手の高みに第六天があるようです。
(道標にある「大六天」とは「第六天」を意味しているものと思われます)
右手の道を進んでいくとすぐに土の道になってきます。 左手が開けて金時山と思われる山もよく見えていました。 1分ほど進んでいくと植林帯に入っていきます。 道は明瞭ではなくなりますが、植林帯から雑木林に変わった丸い尾根の背を登っていきます。 ルートを示すかのように、桃色テープが点々と巻き付けられていました。 真っ直ぐに登っていって尾根の肩に着くと、正面に植林帯が現れます。 大きな木の袂には、頭を赤く塗られた黒くて短い杭「50」がありました。 そこから少し左へ曲がって緩やかになった尾根を3分ほど進んでいくと、 ススキの生える広くてなだらかな所に出ました。 375番鉄塔から10分ほどの所になります。 左手には箱根の外輪山と思われる山並みが広がっていました。
ススキの原に続く広くて緩やかな道を進んでいきます。 左手にはススキ越しに相模湾も見えていました。 沖の方には伊豆大島と思われる大きな島も浮かんでいました。 やがて畑が現れると、柵沿いに進むようになります。 375番鉄塔に出た所から見えていた畑地になるようでした。 僅かな高みに着くと、畑に沿ってそのまま降っていく道と、右手の緩やかな道に分かれていました。 ススキの原に出てから5分ほどの所になります。 道標類は見かけずどちらへ進んだものかと暫く考えた末、 この右手に第六天がありそうな気がしたので、右手の道を進んでいきました。
畑に沿って降っていくと、尺里峠から最明寺史跡公園へ続く広い道に降り立ちます。 降り立った所には、送電線の鉄塔「田代幹線374」が立っています。
569m峰
右手の広い道を進んでいくと、1分もせずに植林帯に突き当って、 そこで道は途絶えていましたが、右側に続く植林帯を登っていきました。 林床には草などは生えていなくて傾斜も緩やかだったので、苦労することもなく登っていけました。 1分ちょっと登っていくと三等三角点がある高みに着きました。 地形図にある569m峰のようです。 標識類は見かけませんでしたが、ここが「第六天」と呼ばれている所のようでした。 375番鉄塔から19分ほどで到着しました。 周囲には樹木やススキが生い茂っていて展望は得られません。
第六天から左手へと続く植林帯の尾根を降っていきます。 踏み跡程度の道でしたが、所々に桃色テープが巻きつけられていて道を示しているようでした。 2分ほど降っていくと、植林帯と雑木林を分ける尾根になってきます。 赤い頭をした白い杭「水源の森林No.115」を過ぎて更に降っていくと、 第六天から4分半ほどで舗装路に降り立ちました。 最後の所が急坂になっているので、滑り落ちたりしないよう注意が必要です。 降り立った道は、谷戸口橋から虫沢地区を経て登ってきた道路になります。
尺里峠
舗装路に降りて左手へ僅かに進んでいくと、尾根を越えていく峠に着きます。 ここは左右に通る尾根沿いの道と、尾根を越えていく道が交わる十字路になっています。 角には道標が立っていて、正面から右へ曲がりながら降っていく道は「尺里1時間20分」、 右手の尾根に登っていく道は「高松山50分」、今来た道は「田代向1時間」となっています。 また「最明寺史跡」と書かれた小さなテープが貼り付けられていて、左手へ続く道を指していました。 この場所を示すかのように支柱には「第六天」と記されていますが、 先ほどの569m峰が第六天で、ここは尺里峠になるようです。 375番鉄塔から25分ほどで到着しました。
右手の高みへ続く横木の階段を登ってみると、小広くなった所に石仏が佇んでいました。 「文化十一戌歳」と刻まれていたので、江戸時代の後期に建立された石仏のようです。 横にある台座には「左ハ向原道、中ハ尺リ道、右ハ山道」と刻まれていました。 石仏の台座にも「虫沢村・・・」と刻まれていましたが、後の文字はよく分かりませんでした。 「向原」,「尺里」,「虫沢」の名は、今でも地区名として残っています。 舗装路ができるまでは、峠の脇に佇んで道しるべを兼ねながら、 峠を越えていく村人たちの安全を見守ってきたのでしょうか。
先ほどのススキの原から畑に沿って降っていく道が気になったので、 高松山へ登っていく前に、左手の道を少し歩いてみました。 途中には眺めの広がる所があって、箱根外輪山がよく見えていました。 右手の方には富士山も見えていました。 朝方は車窓から綺麗に見えていたのですが、 次第に雲が湧いてきて、この時には頭が僅かに見えるだけになっていました。 様子からすると、裾野まで広がる素晴らしい眺めが望める所のようでした。 5分ほど進んで送電線の鉄塔「田代幹線374」が立つ所まで行くと、 左手から広い道が降ってきていました。 方角や風景からすると、先ほどのススキの原から降ってくる道のようでした。 往復10分ほどで尺里峠まで引き返してきて、道標「高松山」に従って、舗装された坂道を登っていきます。
尺里分岐
舗装路を緩やかに登っていくと、左下には建物が幾つかあって、犬がしきりに吠えていました。 左手の樹木が薄れて箱根外輪山方面の山並みが綺麗に見えていました。 3分ほど登っていくと土の道になってきますが、引き続き広い道になっていました。 右手の畑地から降りてくる道を合わせてその先へ進んでいきます。 ススキが煌く緩やかで広い道を進んでいくと、左手には相模湾を見渡せました。 少し降るようになると、道が二手に分かれています。 尺里峠から8分ほどの所になります。 角に立つ道標によると、正面へ緩やかに降っていく道は「尺里1時間10分・高松山入口バス停」、 右手へ登っていく道は「高松山40分」、今来た道は「第六天15分」となっています。 正面の道は尺里地区へと降りていく道ですが、 道標「高松山」に従って右手の坂道を登っていきます。
すぐ右手には廃車になったバスが一台置いてあります。 以前にここを通りかかった時にもあったので、かなり前から置いてあるようです。
広い坂道を登っていくと、すぐに右へ曲がっていきます。 角には「高松山山頂」の道標が立っていて、右手へ折れ曲がっていく道を指しています。 次第に狭まってくる道を登っていくと、樹木が途切れた所からは箱根の山々を見渡せる眺めが広がっていました。 右手には金時山が、正面には明神ヶ岳が、その左手には明星ヶ竹から塔ノ峰へと続く外輪山をよく見渡せました。 眺めが広がる所を過ぎて左手へ曲がっていくと、道幅が更に狭まって普通の山道になってきます。
左傾斜になった斜面を4分ほど登って、根元から枝分かれした樹木が生えるようになると、 尺里分岐から7分ほどで、左右に通る尾根の僅かな鞍部に着きました。 正面には「自然環境保全地域」の標識が立っていて、 そこに「高松山」と書かれた赤テープが貼り付けられていて左手の道を指していました。 ここから右手へも道らしいものが続いていました。 手元の地形図に載っている尺里峠の石仏のある高みまで続く破線の道でしょうか。 「尺里・第六天」の文字も書き込まれていましたが、 右手の道を指しているのか、今登ってきた道を指しているのかはよく分かりませんでした。 ここは左手へと続く緩やかになった道を進んでいきます。 標高630mほどの高みを右手から巻くようにして、植林帯の中に続いています。 横木の階段混じりの道を3分ほど登っていくと尾根の背に出ます。 そこから広くなった尾根道を緩やかに登っていきます。
自然環境保全地域
自然を大切にしましょう。
建築物の新改増築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県)
道はしっかりとしてそれほど傾斜が急でもなくて歩き易くなっていました。 4分ほど登っていくと、足柄上消防組合の設置する「山火事用心!」の標識が立っています。 手元の地形図にある648m峰の辺りになるようです。 そこを過ぎていくと登りの傾斜が増してきます。 少しジグザグに登るようになると、尺里分岐から17分ほどの所に道標が立っていて、 この先の道は「高松山頂上25分」、今来た道は「第六天25分」となっています。 道標を過ぎていくと、左手が開けて眺めが広がる所がありました。 前方には愛鷹連邦が見え、左手の方には海に突き出た真鶴半島やそのすぐ沖にある小島も見えていました。 伊豆七島のひとつでしょうか、更に沖の方には三角形をした島影も見えていました。
再び植林帯に入って登っていくと、次第に傾斜が緩やかになってきます。 道の両側には細い樹木が続いていて、その外側には植林帯が続いていました。 この尾根は防火帯になっているのか、広くなっていました。 細い樹木はその防火帯に後から生えてきたもののようでした。 細い樹木が終わって笹竹が生える所を過ぎていくと、背丈の低い笹が生えるようになります。 緩やかで歩き易い道が続いていました。 手元の地形図では、高松山の南東500mから200m辺りにかけての、標高720mから740mほどの尾根になるようです。
たき火・たばこに注意
 (県有林)
神奈川県県行造林 境界(林班)標識
山火注意
 (県有林事務所)
小さな高みを過ぎていくと僅かに降るようになります。 右手の樹間からは、丹沢の山並みや相模平野などが見えていました。 「自然環境保全地域」の標識を過ぎていくと、登り坂になってきます。 背の低い笹が生えるようになった尾根を登っていきます。 途中で細い踏み跡が右手の植林帯へと分れていきます。 高松山の山頂へ続いている道ですが、そのまま正面の尾根を登っていきます。 次第に傾斜が増してきて、遂には鎖の設置された横木の階段が現れます。 この階段を登り切ると高松山だと自分を励まし、息を切らせながら急な階段を登っていきました。
高松山 (標高801.4m)
何度も休みながら急な横木の階段を3分ほど登っていくと開けた所に出ました。 その先へ進んでいくと、「頂上801.4m」の道標の立つ高松山の山頂に着きました。 尺里分岐から34分ほどで登って来られました。 山頂は緩やかで丸い広場のようになっていて、二等三角点も設置されています。
三角点
基本測量。 大切にしましょう三角点。
 (国土地理院)
朝方は晴天でしたが、山頂に着く頃には上空には暗雲が一面に広がって、遠雷が聞こえてきたりもしました。 山頂の周りには樹木が生い茂っていて展望はあまりよくありませんが、 樹木越しに富士山も望めるようです。 遠くの方は晴れていましたが雲がかかっていて、この時には生憎と富士山は見えませんでした。 それでも南西側が開けていて、愛鷹連邦や金時山などの箱根連山を見渡すことができました。 写真を撮ったりしながら、ここでひと休みしていきました。
ビリ堂分岐
高松山の山頂に立つ道標「ビリ堂25分」に従って、その先へと尾根道を降っていきます。 広い道になっていますがかなり傾斜があります。 根元から枝分かれした木が続く坂道を降っていきます。 背丈の低い笹の生い茂る所を過ぎていくと、落ち葉が厚く積もった道になってきます。 傾斜が緩やかになってくると、高松山から3分半ほどの所に分岐があります。 角に立つ道標によると、左手へ降っていく道は「ビリ堂20分」、 今降ってきた道は「高松山頂5分」となっています。 正面に軽く登っていく道を示す板はありませんが、 裏面や支柱に書き込まれた文字やテープによると、 「秦野峠→」,「西ヶ尾→ダルマ沢の頭→」,「ダルマ沢の頭→」となっています。 今回はここから北へ伸びる尾根を歩いていきます。 ハイキング用地図では破線の道になっていますが、歩いている人は結構いるようです。
すぐに右手から金網柵が迫ってきます。 柵に沿って緩やかに登っていきます。 薮漕ぎの道だとの報告もありましたが、 細い木々が生えているだけで、はっきりとした歩き易い道になっていて、薮漕ぎではありませんでした。 3分半ほど登って僅かな高みに着くと、金網柵は右に折れ曲がっていきます。 手元の地形図によると、高松山の西250m辺りにある標高780mほどの高みになるようです。 柵に沿って右手へ曲がっていきます。 1分ほどして植林帯へ入っていくと、柵の傍に「水源の森林22-No.39」の標柱が立っています。 そこで柵から離れて少し左へ続く尾根を降っていきます。 右手の樹間からは丹沢の山並みを望める所もあります。 正面には尖った高い山が聳えていました。 手元の地形図によると、これから向かう805m峰になるようです。 鞍部へ降りてからあそこまで登り返していくのかと思うと、気が重くなってきたりもします。
八丁分岐
次第に傾斜が増してくる尾根道を降っていきます。 小さな鞍部を過ぎて岩が剥き出した坂を越えて緩やかに降っていきます。 笹が生えるようになった植林帯の尾根を進んでいくと、 目の前が明るくなった所に分岐があります。 ビリ堂分岐から12分ほどの所になります。 手元の地形図によると、高松山の北西450m辺りにある標高760mほどの高みのようです。 尾根の中ほどに立つ道標によると、正面へ降っていく道は「山北八丁方面(花女郎道)」、 笹の生い茂る右手の急坂は「ダルマ・シダンゴ・秦野峠方面」となっています。 今回はここから右手へ分れていく急坂を降っていきます。
正面の道は地形図に載っている破線の道でしょうか。 「山北八丁方面」となっていますが、地形図では657m峰の西の高みから南へ降っていくようになっていて、 八丁地区へは続いていないようです。 地形図には載っていないものの、途中から分かれて八丁地区へ降っていく道があるようです。
西ヶ尾 (標高805m)
植林帯の急斜面を降っていきます。 足元に注意しながら3分半ほど降っていくと、雑木の生える鞍部に着きました。 広くなった尾根道を進んでいくと次第に登り坂になってきます。 再び植林帯に入っていくと、一段と登り傾斜が増してきます。 所々に桃色テープが巻かれていて道を示しているようでした。 かなり傾斜があって脹脛が痛くなってきたりもします。 何度も休みながら息を切らせて丸い尾根の背に続く道を登っていくと、 鞍部から9分ほどで傾斜が緩やかになって、背丈の低い笹が生えるようになります。 その先へ軽く登っていって高みに着くと、 道端に生える杉の木に「ヶ尾」と書かれた黄色い板切れが取り付けられていました。 木の袂にはその片割れの「西」の板が落ちていました。 どうやらここが手元の地形図にある805m峰で、「西ヶ尾」と呼ばれる所になるようです。 先ほどの八丁分岐から15分ほどで到着しました。 周りは植林地になっていて展望は得られません。 道端には「西ヶ尾山頂805m」と書かれた紙がビニールケースに入れられて取り付けられていました。
西ヶ尾から、背丈の低い笹が生い茂る尾根を降っていきます。 次第に傾斜の増してくる植林帯を2分ほど降っていくと、 右手が開けて丹沢の山並みを一望できる眺めが広がっていました。 手前に横たわっているのがこれから向かうシダンゴ山へと続く尾根のようです。 右手の高くなった山がダルマ沢ノ頭でしょうか。 奥に聳える禿げた山が伊勢沢ノ頭で、その奥には雨山から鍋割山方面に伸びる山稜が続いていました。 伊勢沢ノ頭の左手にあるのは日影山でしょうか。 素晴らしい景色を眺めながら、ひと休みしていきました。
尾根を更に降っていくと、西ヶ尾から5分ほどで鞍部に着きます。 鞍部を進んで登り返すようになると、左手から緑色の金網柵が近づいてきます。 柵に沿って植林帯を登り返していくと、1分ほどで柵が左手へと曲がっていきます。 そこから右手へ少し曲がって尾根を進んでいくと、緩やかになった高みに着きます。 手元の地形図によると、805m峰の北北西200m辺りにある標高770mほどの高みになるようです。 雷が落ちたのか、杉の大木が切り裂かれるように倒れていたりもしました。 左手の樹間からは山並みが見えていましたが、樹木に邪魔をされて眺めは今ひとつでした。 高みからその先へと降っていきます。
731m峰
7分ほど降って鞍部に降り立つ手前までくると、右手から細い道が合流してきました。 その手前には桃色テープが巻きつけられていました。 右手から来る道は緩やかになっていたので、 登ってくる時には気がつきませんでしたが、先ほどの高みの巻き道でしょうか。 鞍部を過ぎて植林帯の急坂を5分ほど登り返していくと、 送電線の鉄塔「新秦野線29」が立つ高みに着きました。 手元の地形図にある731m峰のようです。 西ヶ尾から21分ほどで到着しました。 鉄塔の下は草のない平らな所になっていますが、周囲には樹木が生えていて展望は得られません。 脇の方には古びた丸太のベンチのようなものが幾つがありましたが、 休まずにその先へと進んでいきました。 鉄塔の下を過ぎた所に立つ「緑を大切に ←No30」と書かれた黄色い標識の指す道を進んでいきます。
1分ちょっと降っていくと浅い鞍部に着きます。 左手の樹間から愛鷹連邦を眺めたりしながら、馬の背のようになった緩やかな鞍部を進んでいきます。 やがて登り坂になってくると、細い道が右手へ分かれていきます。 角には「緑を大切に ←No29 No30→」の黄色い標識が立っていて右手の道を指していますが、 正面に続く尾根を真っ直ぐ登り返していきます。 かなり傾斜があって脹脛が痛くなってもくるので、休み休み登っていくと、 鞍部から12分ほどで高みに着きました。 手元の地家図によると、817m峰の南150m辺りにある標高810mほどの高みになるようです。 登り着いた高みに生える樹木には赤と黄色のテープが巻かれていて、今来た道は「高松山」と書き込まれていました。 また県有林の境界見出標や「たき火・たばこに注意」の標識もありました。 樹木に邪魔されながらも、左右には山並みを見渡せる眺めが広がっていました。 ここで尾根が左手へと分かれていきますが、正面に続く緩やかになった尾根を進んでいきます。
ハイキング用地図に「高松山に向かうとき右の尾根に迷い込みやすい」と書かれている地点は、 この高みになるようです。
817m峰
僅かに降って登り返していくと、先ほどの高みから2分ほど、731m峰から22分ほどで、 神奈川県造林公社の「山火防止」の標柱が立つ高みに着きます。 手元の地形図にある標高817m峰になるようです。 周りは樹木に囲まれていて、樹間か僅かに山並みが見える程度で、展望は良くありません。 丁度昼時になりましたが、もう少し先まで行ってから昼食にすることにしました。
少し右手へ続く緩やかな尾根を降り気味に進んでいきます。 僅かに登るようになると、「水源の森林No.57」と「山火防止」の標柱が並んで立っています。 そこを過ぎて緩やかに登っていくと、817m峰から7分ほどで僅かな高みに着きました。 手元の地形図によると、817m峰の東北東200m辺りにある標高830mほどの高みになるようです。 樹間からは伊勢沢ノ頭や日影山などの山並みを眺めることが出来ました。
植林帯と雑木林を分ける尾根を降っていきます。 3分ほど降って浅い鞍部に着いて、植林帯の尾根を登り返していきます。 並んで立っている「水源の森林No.36」と「山火防止」の標柱を過ぎていくと、傾斜が緩やかになってきます。 1分ほど進んでいくと高みに着きます。 手元の地形図によると、871m峰の南西250m辺りにある標高850mほどの高みになるようです。
秦野峠分岐
高みから少し左へ曲がって、緩やかに3分ほど降っていくと分岐があります。 角に立つ道標によると、正面の道は「シダンゴ山1.8km」、 左手へ降っていく道は「林道秦野峠0.4km・雨山峠5.9km」、今来た道は「(高松山方面)」となっています。 817m峰から20分ほど、ビリ堂分岐から1時間35分ほどで到着しました。 3年ほど前に通りかかった時には壊れた道標が落ちていたのですが、近年になって造り直されたようです。 道標「シダンゴ山」に従って、正面の尾根道を登り返していきます。
ビリ堂分岐からここまでの道は、ハイキング用地図では破線の道になっていますが、 アップダウンがかなりあるものの、分かり易い道になっていました。
871m峰
植林帯の尾根に続く急な坂道を登っていきます。 2分ほど登っていくと緩やかになってきます。 その先へ1分半ほど登っていくと高みに着きました。 ここが手元の地形図にある871m峰になるようです。 左手には壊れたテーブル・ベンチが幾つかありました。 以前に来た時にはここに「ダルマ沢の頭 標高871m」の標識が立っていたのですが、 この時には標識類は見かけませんでした。
植林帯の尾根に続く道をその先へと降っていきます。 降り傾斜が増してくると、樹木越しに尖った山が見えてきました。 これから向かうダルマ沢ノ頭のようでした。 2分半ほど降っていくと、左手に緑色の金網柵が続くようになります。 柵に沿って1分ほど降っていくと、細い木が生える緩やかな所に出ました。 少し進んで再び降るようになると、ダルマ沢ノ頭が次第に近づいてきます。 柵に沿って更に降っていくと、871m峰から6分半ほどで鞍部に着きました。 ここから植林帯の中に続く横木の階段を登っていきます。
ダルマ沢ノ頭 (標高880m)
息を切らせながら急な横木の階段を5分ほど登っていくと、左手が開けて山並みを見渡せる所があります。 そこを過ぎて少し緩やかになってきた尾根を更に登っていくとダルマ沢ノ頭に着きました。 鞍部から7分ほど、秦野峠分岐から18分ほどで到着しました。 山頂には比較的新しい「ダルマ沢ノ頭 標高880m」の標柱が立っていて、 その脇には「八郎丸」と書かれた板もありました。 ここが今回のコースの最高地点になります。 周囲は樹木に囲まれていて展望は得られませんが、 既にお昼を回っていたので、脇にある切り株に腰を降ろして昼食タイムにしました。
812m峰
お腹も満ちて疲れも癒えたところで、ダルマ沢ノ頭から降っていきます。 山頂には道標が立っていて、少し左手へ降っていく道は「シダンゴ山1.2km」、 今登ってきた道は「林道秦野峠1.0km・雨山峠6.5km」となっています。 道標「シダンゴ山」に従って植林帯の尾根を降っていきます。 登ってきた時の横木の階段と比べると歩き易い道になっていました。 8分ほど降っていくと、緩やかになった鞍部に着きます。 そのから軽く登っていくと道標が立っていて、 その先は「シダンゴ山」、今来た道は「秦野峠」となっていました。 そのすぐ先が僅かな高みになっていました。 手元の地形図にある812m峰になるようです。 ダルマ沢ノ頭から11分ほどで着きました。
この高みの標高は、ハイキング用地図には「821m」と書かれていて、地形図と一致していません。 地形図を見る限りは標高810mの等高線に囲まれているので、 地形図に記されている「812m」の方が正しいように思われます。
高みを過ぎて降っていきます。 しばらくは緩やかな道が続きますが、5分ほどすると降り傾斜が増してきます。 古びた横木の階段が続いています。 横木が朽ち果てて縦杭だけになっていて用を成さない所もあったりします。 急坂をどんどん降っていくと、左手には山並みが見渡せるようになります。 更に降ってススキが生える所まで来ると、正面にシダンゴ山が聳えています。 右手には相模湾を一望できる眺めが広がっていました。 真鶴半島や伊豆大島と思われる島も見えていました。 左手には塔の岳方面と思われる山並みが続いていました。 手前をススキを掃ったりして写真を何枚も写しながら、眺めを楽しんでいきました。
これまでアップダウンが何度もあり、脹脛が痛くなるような急坂もあって、 この辺りまで来ると膝がかなりガクガクになってきました。 写真を撮ったりしながら歩いていて足元が疎かになったのか、 疲れが溜まっていたのと相まって、何でもない所で足を滑らせて転んでしまいました。
虫沢林道
ススキを分けていくと、鉄パイプの手摺が設けられた鉄製の階段が現れます。 踏み外したりしないよう慎重に降っていくと、左右に通る林道に降り立ちました。 812m峰から18分ほどで降りて来られました。 降り立った道は虫沢林道になります。 角に立つ道標によると、左手の道は「虫沢林道経由秦野峠・鍋割山」、 今降ってきた道は「ダルマ沢ノ頭経由秦野峠・鍋割山」となっていて 「高松山」と書かれたテープも貼り付けられていました。 シダンゴ山へは、林道を横切った所に立つ道標「シダンゴ山」が指す正面の道を進んでいきます。
右手の道を示す板はありませんでしたが、小さく「虫沢」と書き込まれていました。 手元の地形図では途中で途切れているようになっていますが、 虫沢まで道が続いているということなのでしょう。 道端には「注意 熊出没」と書かれた標識が立っていて、 立ち上がって両手を広げたツキノワグマの絵も画かれていました。 鋭い爪もしっかりと画かれていて、出遭わないことを願うばかりでした。
(写真は林道に降りてから振り返って写したものです)
宮地山分岐
両側に笹の生い茂る道を緩やかに降っていきます。 「シダンゴ山」を指す道標を過ぎていくと、左手の樹間から山並みを望むことが出来ました。 方角からすると、伊勢沢ノ頭から檜岳や雨山を経て鍋割山へと続く稜線でしょうか。 そこを過ぎて更に降っていくと、虫沢林道から2分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、右手へ続く広くて緩やかな道は「宮地山」、 正面の道は「シダンゴ山0.3km」、今来た道は「林道秦野峠1.9km・雨山峠7.4km」となっています。 右手の道は宮地山へと続いていますが、今回は正面に続く道をシダンゴ山へと登っていきました。
朽ち果てそうな横木の階段をひと登りして植林帯に続く緩やかな道を進んでいきます。 丸い尾根の背を進むようになると次第に登り傾斜が増してきます。 分岐から2分ほど登っていくと、遂に横木の階段が現れます。 木の根が張り出している急な尾根を息を切らせながら登っていきます。 1分ちょっと登っていくと道が二手に分かれています。 道標類は見当たらずどちらへ行けばいいのか迷う所ですが、少し先で合流しています。 今回は正面に続く横木の階段を更に登っていきました。
シダンゴ山 (標高758m)
急な横木の階段を休み休み登っていくと、4分ほどで右手から登ってくる道と合流します。 先ほどの分岐を右手へ進んできた道のようです。 角には道標が立っていて、今登ってきた横木の階段は「宮地山」となっていました。 右手からの道を合わせて左手へ更に登っていくと、次第に傾斜が緩やかになってきます。 正面が明るくなって植林帯を抜けて、低木の間に続く広い道を真っ直ぐ登っていくと、 宮地山分岐から11分ほどでシダンゴ山の山頂に着きました。 山頂には「シダンゴ山 標高758m」と書かれた標柱と三等三角点があります。 また石積みの上には石祠があり、その脇にはシダンゴ山の由来が書かれた石碑が立っています。 以前には「丹沢の野生動物」と題した解説板もあったのですが、この時にはなくなっていました。
シダンゴ(ウ)山由来
シダンゴ(ウ)は古来震旦郷と書く。震旦とは中国の旧異称である。 一説に欽明天皇の代、仏教を寄の地に伝える仙人があり、大寺の地、この山上に居住し、 仏教を宣揚したという。当時、箱根明神岳や丹沢の尊仏山(塔ヶ岳)にも同様の仙人がおり、 盛んに往来した形跡があったという。 この仙人をシダゴンと呼んだことから地名が起ったといわれ、 シダゴンとは梵語で羅漢(仏教の修行を積みさとりに達した人)を意味し、 シダゴン転じてシダンゴウ(震旦郷)というようになったともいう。 この山は現寄神社(旧弥勒神社)の元宮とされ、白馬にまたがった弥勒菩薩が頂上より 中津川に飛びおりた時の馬のひずめの跡が河原の大石に残ったとの伝説があり、 この石を見たという古老が現存されている。 (石は堰堤工事により現在は砂中に埋没)。 「白いお馬にめされた弥勒、弥勒やしろの春祭り」と、寄民謡にもうたわれている。 大寺の人は祭礼の朝、毎年交代でこの祠に参拝している。
 (平成5年11月吉日 大寺地区民一同建立)
シダンゴ山の山頂は小広くなっていて、周囲に低木が生い茂っているだけで、 正に360度の大パノラマが広がっています。 北側には秦野峠・伊勢沢ノ頭・檜岳・雨山・蛭ヶ岳・鍋割山・塔ノ岳・三ノ塔・大山が、 南側には弘法山・中山峠・松田山・明神ヶ岳・高松山などを見渡すことができます。 ダルマ沢ノ頭の後ろ側に富士山も僅かに見えるのですが、この時には雲に隠れて見えませんでした。 南側には相模湾が広がっていました。 東の方には江の島が浮かび、その奥には三浦半島、更に奥には房総半島も見えていました。 南には伊豆大島の姿や、真鶴半島も見えていました。 ここで最後の展望を楽しみながら、しばらく休んでいきました。
水場
山頂からの展望を満喫したら、シダンゴ山から下山していきます。 道標「寄バス停2.6km」に従って、低木の間に続く道を降っていきます。 1分半ほど降っていくと植林帯へ入っていきます。 右・左と曲がりながら降っていくと、幅の広い横木の階段が途切れ途切れに続くようになります。 引き続き右・左と曲がりながら植林帯を淡々と降っていくと「休養村管理センター」を指す道標が立っています。 道標を過ぎて1分半ほど降って小さな谷筋に差し掛かると、道幅が広がってきます。 曲がり角にある石垣の上にはパイプが設置されていて水場になっているようです。 しかし、この時には砂防工事のためか、脇に太いパイプが施設されて、 沢から流れてくる水がバイパスされていたため、水場のパイプからは水が流れ落ちていませんでした。
広くなった道を左へ曲がっていくと、緩やかな山道が右手へ分れていきます。 正面に降っていく広い道は舗装されていて、この辺りは林道の終点になっているようでした。 作業用の自動車も止まっていたし、林道なら地形図に載っていても良さそうなものですが、 手元の地形図にもハイキング用地図にも載っていません。 どちらへ進んだものかと迷っていると、右手の道へ少し入った所に道標が立っているのを見つけました。 それによると、右手の道は「バス停「寄」」、今来た道は「シダンゴ山」となっていました。 林道と思われる正面の広い舗装路には何も示されていませんでしたが、 ここは道標に従って、右手へ分れていく道を進んでいきました。
十字路
植林帯の斜面を横切って尾根を緩やかに降るようになると、 先ほどの分岐から2分ほどの所に十字路があります。 角に立つ道標によると、正面に降っていく道と左手に降っていく道は「休養村管理センター」、 今来た道は「シダンゴ山」となっています。 右手に登っていく道もありますが、道標には何も示されてはいませんでした。 正面の道も左手の道も同じく休養村管理センターへ続いているようです。 この地点は、ハイキング用地図に載っている道が分かれている所になるようです。 いずれの道でもこの先で合流するようなので、今回は正面の道を降っていきました。
近くにハイキング道路あり。危険!
 (神奈川県)
猪防護柵
少し降っていくと、「緑を大切に ←No34 No35→」と書かれた黄色い標識を過ぎていきます。 少し抉れ気味に続く道を降っていくと「休養村管理センター30分」の道標が立っています。 そこから広くて歩き易くなった道を緩やかに降っていきます。 休養村管理センター25分」の道標を過ぎて細くなった道を降っていきます。 白い土嚢で補強された道を降っていくと、施錠された猪防護柵があります。 先ほどの十字路から6分ほど、シダンゴ山の山頂から33分ほどで降りて来られました。 脇には「猪防護柵の扉は必ず閉めてください」の標識が立っています。 手前には錠などはないし、どうやって開けるのかと暫く迷っていましたが、 扉の隙間から手を入れて向こう側にあるフックのような金具を力強く上に持ち上げればいいのでした。 しかしフックの構造がよく見えなくて、なかなか開けられませんでした。 山道はここで終って、この先からは舗装路になります。
大寺休憩所
猪防護柵を抜けた所には道標が立っていて、正面に降っていく坂道は「バス停「寄」」、 今降ってきた道は「シダンゴ山」となっていました。 目の前に広がる茶畑やその向こうに続く山並みを眺めながら、急傾斜の坂道になった舗装路を降っていきます。 右手に分れていく道を見送って、急坂を更に降っていくと水道施設があります。 そこを過ぎていくとトイレが設置されていました。 その脇にはベンチが幾つか設置されていて、ちょっとした休憩所になっていました。 脇には「寄Yadoriki」と題した大きな案内板が設置されていて、 施設などの電話番号がびっしりと掲載されていました。 付近の地図も載っていますがイラスト風の絵になっていて、道の詳細はよく分かりませんでした。
寄自然観光保全地域
636.2ha 自然を大切に。
建築物の新改増築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県足柄上地区行政センター環境部、松田町経済課)
大寺橋
休憩所を過ぎていくと、傾斜が少し緩んで歩き易くなってきます。 十字路のような所を直進していくと民家が建ち並ぶようになってきます。 石垣沿いに降っていくとY字路があります。 角の石垣には道標が取り付けられていて、左手の道は「休養村管理センター」、 今降ってきた道が「シダンゴ山」となっています。 左手の坂道を更に降っていき、「シダンゴ山1時間10分」の道標を過ぎていくと、 中津川に架かる大寺橋があります。 手前から右手へ分れていく道もありますが、大寺橋を渡っていきます。
寄(やどりき)バス停
中津川が流れる左右の景色を眺めながら大寺橋を渡っていくと、左手の先に広場があり、 その中に寄バス停があります。 猪防護柵から22分ほどで降りて来られました。
新松田駅(小田急小田原線)まで、新松田駅行きバスにて23分、 1時間に1本程度の便があります。
 土曜 ...12:25 12:55 13:35 14:35 15:35 16:20 17:10 18:10 18:35 19:10
 日曜 ...12:25 13:35 14:35 15:35 16:20 17:10 18:10 18:35 19:10
待つようなら、脇にある寄自然休養村管理センターを見学していきましょう。 丹沢の自然や動物の剥製などが展示されています。
登山者のみなさん
一、単独登山はやめましょう。
二、登山コースを歩き、枝道やわき道は避けましょう。
三、登山カード(登山届)を出してから登りましょう。
 (松田警察署)