ウィトリッヒの森
散策:2008年11月中旬
【横浜市民の森】 ウィトリッヒの森
概 要 スイス人技師のウィトリッヒさんがこよなく愛したという森です。 境川へ流れ込む宇田川と国道1号の間にあって、ひっそりとした森です。 春には桜が咲き、竹林やシダの谷もあって、落ち着いた森の散策を楽しめます。
起 点 横浜市 国立病院前バス停
終 点 横浜市 聖母の園前バス停
ルート 国立病院前バス停…東出入口…フヨウの休憩所…竹林…北出入口…シダの谷…キクの休憩所…アリンコ広場…竹林…チロリン広場…さくらの休憩所…西出入口…聖母の園前バス停
所要時間 1時間10分
歩いて... 訪ねたのは雨の降り止んだ晩秋の日で、人出もなく静かな散策を楽しめました。 5年ほど前に訪ねた時にはあった谷筋のボードウォークの一部やアリンコ広場の東屋がなくなっていて、 以前と少し様子が変わっていました。
関連メモ ウィトリッヒの森
コース紹介
国立病院前(こくりつびょういんまえ)バス停
戸塚駅(JR東海道線)の西口の戸塚バスセンターから、[戸50]ドリームハイツ行きバス, または,[戸52]ドリームランド行きバスにて11分、1時間に8本程度の便があります。
大船駅(JR東海道線)の西口から、[船21][船22]立場ターミナル行きバス、 [船24]ドリームランド行きバス,または,[船25]ドリームハイツ行きバスにて14分、 1時間に5本程度の便があります。
(2011年2月に、バス停の名称が「国立病院前」から「横浜医療センター前」に変更されました)
バス停から原宿交差点の方へ僅かに戻った所を右折して真っ直ぐ進んでいきます。 コンビニを過ぎていくと、大正中学校の校門に突き当たります。 右手には「忠魂碑」と「神名塔」と刻まれた大きな石碑が立っていて、 前には綺麗な花束が手向けられていました。 校門の前を左折していくと、少しずれた十字路に出ます。 そこを右折して校庭に沿って真っ直ぐ進んでいきます。
東出入口
老人ホーム「聖母の園」や原宿ゴルフセンターを過ぎていきます。 大正第二公園を過ぎていくと少し右へ曲がっていきます。 鋭角に右へ曲がる角まで来ると、正面にウィトリッヒの森東出入口があります。 バス停から10分ほどで到着しました。 脇には森の図が載った案内板があるので参考にしましょう。 5年ほど前に来た時には、入口に「ウィトリッヒの森」と書かれた大きな板が掲げられていて門のようになっていましたが、 今回は撤去されていました。 また森の図も新しくなっていて、以前とは違った雰囲気になっていました。 車止めを過ぎて森の中へと入っていきます。
ウィトリッヒの森
所在地戸塚区俣野町2-1ほか
面 積3.1ヘクタール
開 園昭和62年5月
市民の森は、市内の樹林を守り育てるとともに、市民の皆さんの憩いの場としてご利用いただくため、 山林所有者の方々のご厚意により、使用させていただいているものです。 市民の森の散歩道や広場の清掃・草刈りなどは、地元の方々によりつくられた「市民の森愛護会」が行っています。 利用者の皆さんもきれいな樹林になるようにご協力お願いいたします。
*利用時間は原則として日の出から日の入りまでです。
・散歩道や広場以外への立入は禁止です。
・犬は、きちんとつないで散歩させてください。フンは飼い主が持ち帰ってください。
・火遊びや喫煙など、火災の原因となる行為はやめましょう。
・とっていいのは写真だけ、植物は持ち帰らないでください。
・空き缶などのゴミは持ち帰りましょう。
・樹林の利用は、自己責任でお願いいたします。
 (ウィトリッヒの森、横浜市南部公園緑地事務所)
石畳になった広い道を緩やかに降っていくと、左手には手洗所があります。 そこを過ぎて更に降っていくと、右手へと道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、右手の道は「深谷町方面」、正面の道は「アリンコ広場(あずまや)」、 今来た道は「原宿バス停方面」となっています。 このまま坂道を降っていくとすぐにアリンコ広場に着きますが、 先ずは右手に広がる谷筋を訪ねるべく、右手の道を進んでいきました。
ウィトリッヒの森鳥獣保護区区域図
この区域は鳥獣の捕獲が禁止されております。 鳥獣の保護に、ご協力をお願いします。
 (神奈川県)
フヨウの休憩所
雑木林の中に広くて歩き易い道が続いています。 程なくして現れる擬木の階段を降っていきます。 以前はこの辺りにテーブル・ベンチが設置されていてフヨウの休憩所という名前が付いていたようですが、 この時にはテーブル類は見かけませんでした。
竹林
正面に竹林が広がって道が緩やかになってくると、道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、正面の道は「深谷町方面」、左手の道は「アリンコ広場」、 今来た道は「トイレ」となっています。 左手の道を進んでいくと、北側からアリンコ広場へ出られますが、 正面の道のすぐ先が北出入口になっているので、ちょっと立寄っていくことにしました。
北出入口
柵の設置された道を進んでいくと、横木の階段が現れます。 脇には、最初の東出入口にあったのと同じ案内板が設置されています。 横木の階段をひと登りすると住宅地に出ます。 ここが北出入口のようで、 脇には、カーブミラーと「ウィトリッヒの森」と書かれた細い板が立てられていました。
(写真は道路に出て振り返って写したものです)
シダの谷
先ほどの分岐まで引き返して、道標「アリンコ広場」に従って、西側へ続く横木の階段を降っていきます。 谷筋になっていて日当たりが悪いのか、シダ類が生い茂っていたりもします。 横木の階段が終わるとボードウォークになります。 この日は小雨が上がったばかりで滑り易くなっていたので、転ばないよう注意して歩いていきました。 立ち昇る水蒸気のためか、辺りはぼんやりと白んでいました。
ボードウォークを進んでいくと横木の階段が現れます。 その右手には広めの道が分かれていました。 5年ほど前に来た時には右手にボードウォークが分かれていて、谷の西の方へ続いていたのですが、 理由はよく分かりませんが撤去されたようで、その跡が道のようにして残っていました。
横木の階段を登って緩やかになった道を進んでいくと、再び横木の階段が現れます。 それほど傾斜のない階段を登っていくと、左手へと鋭角に曲がっていきます。 その角から正面へと道らしいものが続いていましたが、柵で閉ざされていました。 この市民の森が開園された当初には、散策路はこの正面へと続いていて、 その途中にはちょっとした広場もあったようです。 左へ曲がっていく道は当初にはなかったようですが、何らかの理由により散策路が変更されたようです。 ここは左手へと曲がって更に登っていきます。
自然を大切に!植物採取禁止
キクの休憩所
横木の階段を登り切ってその先の緩やかになった道を進んでいきます。 正面が明るくなってくると、テーブル・ベンチがひとつ設置された所に出ます。 小広くなった所で、キクの休憩所というようです。 そこを過ぎていくと左右に通る道に出ます。 最初の石畳の道から続いている道で、アリンコ広場の脇を通って西出入口へと続く散策路になります。
アリンコ広場
道を横切っていくと、正面にアリンコ広場があります。 このウィトリッヒの森の中心的な広場で、一番広い空間になっています。 脇には馬頭観世音の石碑が幾つか並んでいたりもします。
フィールド・マナー FIELD MANNER
自然の中でのルールを守ろう!
・火は出さない CAMPFIRES PROHIBITED バーベキュー禁止 DO NOT B.B.Q
・ポイ捨て禁止 DO NOT LITTER
・しずかさをみださない NOISE PROHIBITED
・ペット(犬)はつないで KEEP DOGS ON LEASH
・生きものをもちかえらない・もちこまない DO NOT DISTURB WILDLIFE
・ボール遊びはできません BALL GAME PROHIBITED
・道からはずれない DON'T STRAY FROM THE PATHS PROVIDED
・ゴミはうちまで DISPOSE OF GARBAGE PROPERLY
●利用時間は原則として日の出から日の入りまでです。
 (ウィトリッヒの森、横浜市南部公園緑地事務所)
5年ほど前に来た時にはこのアリンコ広場に東屋が建っていたのですが、この時にはなくなっていました。 ウィトリッヒ夫妻が住居に使われていた「フランス瓦」を使い、 その建物のイメージを残した東屋が再現されていたのですが取り壊されたようです。 レンガ敷きになった跡地には、代わりにテーブル・ベンチが二組設置されていました。
東屋が取り壊されたのは最近のことなのか、 散策路に立つ道標には「あずまや」の表記がまだ各所に見られました。
「ウィトリッヒの森」の名前の由来
ウィトリッヒの森は、スイス人のアーノルド・ウィトリッヒさんが、 故郷の風景に似ていたこの森をこよなく愛し大切に育ててこられた森で、 この意志を継いだ津田ひ亭(ひで)さんから、昭和60年2月横浜市に寄付されました。 そこで、ウィトリッヒご夫妻の精神を引き継ぎ、地域の皆さんが森に親しんでいただけるよう、 市民の森として整備しご利用いただいています。 アーノルド・ウィトリッヒさんは、昭和初期に機械技師として来日し、 昭和17年から奥さんのひ亭さんと共に、ここに住んでおられました。 この休憩所は、ご夫婦が生前住んでおられた建物のあった場所です。
 (横浜市南部公園緑地事務所)
左手に生える大木の脇から続く道を進んでいくと、左手には竹林が広がっています。 少し降っていくと分岐があります。 脇に立つ道標によると、正面へ降っていく道は「東俣野町方面」、 左手の竹林へ入っていく道は「チロリン広場」、今来た道は「アリンコ広場」となっています。 正面の道を降っていくと西出入口へ続いていますが、左手に続く竹林を歩いてみることにしました。
竹林
両側に柵が設けられた散策路を進んでいきます。 立派な竹林になっていて雰囲気もよくなっていました。 突き当たりまでいくと左手へと曲がっていきます。 その角には道標が立っていて、この先の道は「チロリン広場」、 今来た道は「アリンコ広場(あずまや)」となっています。
チロリン広場
程なくして現れる横木の階段を登っていくと、緩やかな道になってきます。 道の両側には笹竹が生い茂っていて、道には落ち葉が厚く積もっていたりもします。 そこを過ぎて雑木林になってくると、右手の高みにチロリン広場があります。 位置的には、最初の東出入口のすぐ脇になるようです。
チロリン広場から竹林へ引き返していくと、その手前から左手へ分かれていく道がありました。 そのまま竹林を抜けて先ほどの分岐まで戻ってもいいのですが、今回は左手の道を進んでいきました。 雑木林を横切るようにして進んでいくと、右手へと曲がっていきます。 太い大木の脇を過ぎて降っていくと、左手の下には広い道が続いていました。 ウィトリッヒの森の外周に続く道になります。 散策路はその上側に沿うようにして続いていました。
さくらの休憩所
左下の道から離れて右へ曲がっていくと、アリンコ広場の先にあった分岐を直進してきた道に出ます。 そこから左手へと降っていきます。 すぐにある横木の階段を降っていくと、緩やかになった所になります。 少し開けた感じの所でさくらの休憩所というようで、春には桜が咲く所のようです。 「休憩所」とは云っても、ベンチなどは見かけませんでした。
さくらの休憩所を進んでいくと、道が二手に分かれています。 左手の道は、先ほどから続いていた広い道に降りていく道ですが、 右手に続く横木の階段を登ってその先へと進んでいきます。
ちょっとした高みを過ぎて降っていくと、右手から道が合流してきます。 キクの休憩所から右手へと降ってきた道になります。 角には道標が立っていて、右手の道は「アリンコ広場(あずまや)」、 左手の道は「東俣野方面」、今来た道は「竹林」となっています。 ここは左手の道を進んでいきました。
正面の森を覗いてみると、僅かな谷筋に道が続いていました。 横木の階段も設置されていて、以前には散策路になっていたようです。 柵が設置されていて入れなくなっていますが、 キクの休憩所の手前にあった曲がり角の所から続く道のように思えました。 理由はよく分かりませんが、谷筋のボードウォークといい、この散策路といい、 森の中の散策路が減少していくのは寂しい感じがします。 時が来て、また歩けるようになることを願わずにはいられません。
西出入口
柵が終わって横木の階段を降っていくと、正面には民家が見えるようになってきます。 階段が終わって石畳の道になってくると、西出入口があります。 脇には最初にあったのと同じ案内板が設置されていて、「ウィトリッヒの森」の標識も立っています。
西出入口から出て振り返ってみると、右手(森から出てくる向きからは左手)には広めの道が続いていました。 先ほど見かけた左下に続く道で、ウィトリッヒの森の西縁から南縁に沿って続いています。 今回はこの右手の道を通ってバス停へ向かっていくことにしました。
トタン塀に沿って1分ほど進んでいくと森の中へ入っていきます。 雑木混じりの植林帯に続く広い道を登り気味に進んでいきます。 この道はチロリン広場から降ってくる時に、左下に続いていた道になります。 以前には生活道路としてよく利用されていたのか、緩やかな傾斜で歩き易い道になっていました。 森へ入って2分ほど進んでいくと、幅の広い横木の階段が左手へ分かれていきます。 先ほどの「さくらの休憩所」から分かれてくる道で、10段ほどの短い階段になっています。 その階段は見送って、雑木林へ入っていく正面の道を更に進んでいきます。
数10m進んでU字形に窪んだ所を登っていくと、 左手には有刺鉄線が張られたコンクリート柱が点々と続くようになります。 森を抜けて樹木が少なくなった明るい所へ出ると、右手に分かれてく道があります。 そのすぐ先からは急坂が降っていて、下には柵で囲まれた水道施設がありますが、 左手へ続く道を更に進んでいきます。
細い樹木や笹などが両側に生える所を過ぎていきます。 この時は雨上がりだったので、道は少しぬかるんでいました。 再びU字形に窪んだ所に広い道が続くようになります。 傾斜が緩やかになってくると、正面に緑色の金網柵が現れます。 道はそこから右手へと曲がって、柵沿いに続いています。
杉が混じるようになってくると、金網柵の左手には竹林が広がっていました。 木とも草とも違う植物である竹には、どこか優雅さを感じさせる独特の雰囲気があったりもします。
金網柵に沿って更に進んで樹木のトンネルを抜けていくと、 ウィトリッヒの森の西出入口から10分ほどで住宅地に出ます。 真っ直ぐに進んでいくとT字路があります。 道端に立つ電柱に括り付けられた住所標記によると、 正面の区画は「戸塚区原宿四丁目58」、左手の区画は「戸塚区原宿四丁目47」になるようでした。 T字路を左折して、住宅地に続く道を進んでいきます。
100mほど進んだ所のT字路を左折していくと、道はその先で右手へと折れ曲がっていきます。 道なりに進んでいくと、左手には保育園がありました。 「聖母の園修道院」の敷地内に設けられた保育園のようでした。 鉄棒や雲梯や滑り台などの遊具がある運動場には、柿の木が沢山植えられていて、 葉を落とした枝には、色づいた実がたわわに実っていました。
保育園が終わった先にあるT字路を直進していくと国道1号に出ます。 角にはガソリンスタンドがあります。 上下線の間の中央分離帯には樹木が植えられていて、かなり交通量のある道路です。 ここを左折していきます。
聖母の園前(せいぼのそのまえ)バス停
「聖母の園入口」の看板が出ている信号を直進していくと、聖母の園前バス停があります。
戸塚駅(JR東海道線)まで、[戸81]戸塚バスセンター行きバスにて10分、 朝夕は1時間に4本程度、日中は1時間に3本程度の便があります。
左手には黄色く塗られた洋風の建物があります。 角には「戸塚崎陽軒・中国料理 嘉宮・イタリア料理 イルサッジオ」の看板が出ていました。 何だか貴賓のある高級そうな店で、私のような下々の者が入れるような所ではなさそうに感じました。