鎌倉アルプス
散策:2008年10月中旬
【低山ハイク】 鎌倉アルプス
概 要 鎌倉アルプスは、鎌倉の街を取り巻くように聳える標高150mほどの山々です。 そこに隣接するように横浜市民の森もいくつかあります。 今回は、西御門から朱垂木やぐらを経て尾根道に出て、天園ハイキングコースを歩いていきます。 天園で休憩してから市境広場へ続く尾根道を進み、その途中から分かれて鎌倉霊園へと降っていきます。
起 点 鎌倉市 大学前バス停
終 点 鎌倉市 鎌倉霊園正門前太刀洗バス停
ルート 大学前バス停…来迎寺…八雲神社…十字路…朱垂木やぐら…十王岩…覚園寺分岐…鷲峰山…大平山…天園…天園休憩所…霊園分岐1…霊園分岐2…鎌倉霊園…鎌倉霊園正門前太刀洗バス停
所要時間 2時間30分
歩いて... 朱垂木やぐらの周辺は夏草が生い茂っていました。 やぐらの中は概ねガランとしていましたが、 丸い石があったり石仏の一部が残ったようなものも見受けられました。 尾根道から鎌倉霊園へ降りる今回の道は一般ハイキング道ではありません。 以前には山道として利用されていたのでしょうが、霊園が出来てあまり歩かれなくなったようです。
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相武尾根
コース紹介
大学前(だいがくまえ)バス停
鎌倉駅(JR横須賀線)の東口のバスターミナルから、 [鎌20]大塔宮行きバス、[鎌23]鎌倉霊園正門前太刀洗行きバス、[鎌24]金沢八景駅行きバス, または,[鎌36]ハイランド行きバスにて4分、便は頻繁にあります。
バス停の50mほど先にある路地を左手へ入っていきます。 入口の手前に床屋とビューティサロンが、先に花屋が、 角の電柱に「雪ノ下三丁目4」の住所標示があるので、目印にしてください。
(鎌倉駅から若宮大路や段葛などを歩いてきても15分ほどで着きます)
筋替橋
鎌倉十橋ノ一ナリ寶治元年(皇紀一九〇七)六月 三浦泰村一族ノ叛乱ニ際シ北條時頼ノ外祖タル安 達景盛ハ其ノ一族ト共ニ兵ヲ率ヰ此ノ橋ノ北邊ヨ リ泰村ノ第ヲ攻メシコト東鏡ニ見エタリ又文平二 年(皇紀一九ニ五)三月鎌倉ニ於ケル商家ノ営業 地域ヲ数ケ所ニ限定セル觸書中ニ「一所須地賀江 橋」トアルハ即チ此附近ノ事ナリ
 (鎌倉町青年團)
鎌倉中学校・小学校のグランドの脇に続く道を真直ぐに進んでいきます。 電柱には「来迎寺500m先」の看板がくくり付けてあります。 「頼朝の墓300m」の道標のあるT字路を直進していくと、「西御門」の石碑が立っています。 傍には「西御門周辺観光案内図」や「西御門自治会」の地図があるので参考にしましょう。 来迎寺やその脇にある八雲神社のある方向へと進んでいきます。
西御門
西御門ハ法華堂西方ノ地ヲ謂フ 大蔵幕府西門ノ前面ニ当レルヲ 以テ此名アリ報恩寺保寿院高松 寺来迎寺等此地ニ在リ今高松来 迎ノ二寺を存ス
 (鎌倉町青年團)
左右に入っていく路地を見送って真っ直ぐに進んでいくと、少し左へ曲がっていった先に逆Y字路があります。 そこを右手へと進んで鎌倉中学校の運動場を過ぎていくと、カーブミラーのあるT字路があります。 鎌倉アルプスへはこのまま直進していくのですが、 右手に少し行くと来迎寺や八雲神社があるので、ちょっと立ち寄っていきました。 右手の塀の袂に「右 来迎寺」と刻まれた小さな石標がありますが、 目立たないので見落とさないようにしましょう。
鎌倉風致地区
この土地において建築物・工作物の新築・改築・増築、土地形質の変更・木竹の伐採等の 行為をするときは許可がいります。
来迎寺
右手の路地のすぐ先に石段があります。 その登り口には、「鎌倉観音第五番札所・鎌倉地蔵第三番札所・鎌倉十三佛第十番札所」と記した石柱が立っていました。 石段を登っていくと、左手には庫裡と思われる民家風の建物があります。 そこから更に石段を登っていくと、左手に本堂がありました。 本堂の扉は閉まっていて、仏像へ参拝するにはインターホンを通してお願いするのだそうです。
来迎寺
宗派 時宗藤沢山清浄光寺末
山号寺号 満光山来迎寺
建立 永仁元年(1293)
開山 一向上人
本堂には本尊・阿弥陀如来坐像と、南北朝時代の仏師・宅間浄宏の作と伝えられる地蔵菩薩像が安置されています。 この地蔵菩薩像は、近くにあった報恩寺(廃寺)の本尊でした。 本尊脇の如意輪観音像は「土紋」の装飾が鮮やかです。 「土紋」は鎌倉特有の仏像装飾の技法で、練った土で作った文様を貼り付け、 浮き彫りに似た効果を出すものです。 厄除けと安産に御利益があるとされます。
 (鎌倉市)
大平寺跡
大平寺ハ比丘尼寺ニシテ相傳フ頼朝池禅尼ノ 舊恩に報イン為其ノ姪女ノ所望ニ聴キ姪女ヲ シテ開山タラシメシ所ナリト足利ノ代官領基 氏ノ族裔清渓尼ノ中興スル所トナレルガ天文 中里見氏鎌倉ヲ鹵掠セル時住持青岳尼を奪ヒ テ房州ニ去リテヨリ遂ニ頽破セリ今ノ高松寺 ハ寛永中紀州徳川家ノ家老水野氏ガ其ノ太平 寺ノ遺址ヲ改修セルモノナリ
 (鎌倉町青年團)
八雲神社
来迎寺の石段の左手には八雲神社があります。 境内には、市指定有形民俗資料の庚申塔もありました。 社殿の右側に続くようにして西御門自治会館がありました。
西御門八雲神社
祭神 須佐男命
建立は定かではありませんが、「風土記稿」に因れば、字大門の天王社がもとだと考えられます。 現在の社殿は天保3年の建造だと言われています。 須佐男命は「古事記」「日本書紀」でも知られる神様で、 特に須佐男命は乱暴で天照大神が怒って天の岩戸に隠れた神話や八岐大蛇を退治した伝説はよく知られています。
元の道に戻って、西御門地区に続く路地を先へと進んでいきます。 民家の間を進んでいくと、鎌倉市の景観重要建築物にも指定されている旧里見ク邸があります。 大正時代の作家の家だったそうですが、今では別の方の住居になっているようです。
石川邸(旧里見ク邸)
この建物は、対象15年[和風別棟(書斎)は昭和4年]に作家里見クの住宅として、 自ら設計に携わり建築された建物です。 建築家ライトの造形を鎌倉にいち早く取り入れた建物で、 閑静な住宅地の中、きわめて印象的な外観を持つ貴重な建物です。 なお、和風別棟は、洋風建築創建とほぼ同じ時期に建てられ、 洋風建築物とマッチした景観を醸しだしているため一体のものとして指定しています。
●一般公開はしていません。
 (鎌倉市)
旧里見ク邸を過ぎて住宅地の路地を更に進んでいくと畑地の脇に出ます。 正面にはこれから向かう鎌倉アルプスへと続く森が見えています。 その上の方にまで住宅が建てられています。 今回の朱垂木やぐらへの登り口は、一番上に見えている民家の先にあります。 あそこまで登るのかと思うと、気が重くなってきたりもします。
畑地を過ぎて登り坂になってくると分岐があります。 目印は特にありませんが、そこを左手へと進んでいきます。 左折した先に立つ電柱には「西御門一丁目19」の住所標示があります。 次第に傾斜が増してくる坂道を登っていきます。 かなり傾斜があって、ゆっくりと歩いても息が切れてきます。 歩行者としては階段にしておいて欲しいところですが、 非常に急傾斜ながらも自動車が通れるよう、坂道にされているようです。 程なくして分岐があります。 角に立つ電柱には「西御門一丁目21」の住所標示があり、 その袂には「送水口」と書かれた消火栓があります。 分岐を見送って正面に続く急坂を真っ直ぐ登っていきます。
傾斜角は一体どの位あるのだろうと思って、 塀と路面の長さの比率から三角法を用いて計算してみると17度ほどでした。 この値をみると大したことはないように思えますが、感覚的には45度ほどにも感じる急坂なのでした。
十字路
急坂を真っ直ぐ登っていくと石垣に突き当たります。 そこを左手へと更に登っていきます。 道の脇には石段が設置されるようになって、少し楽になります。 突き当たりまで登っていくと、民家の玄関先の白い塀の右手から、細い山道が森の中へ続いています。 大学前バス停から28分ほどで到着しました。 小さなマウンドを越えて森の中へ数m入っていくと十字路になっています。 正面の谷筋の杉林を降っていく道は「大覚池ハイキングコース」で、 回春院を経て建長寺や半僧坊へと続いています。 道標類はありませんが、朱垂木やぐらへは、アジサイが植えられた右手の山道を登っていきます。 1年ほど前に来た時には、右手の道には竹で柵がされていましたが、今回は取り払われていました。
十字路から左へ分かれていく道は、鶴岡八幡宮の社殿の脇へと続いています。 小さなアップダウンが何度かある尾根道を進んでいくと、ここから50分ほどで降りていけます。 歩く人は少ないようで、笹や草木が茂っていて鬱陶しい所もあったりします。 途中には分岐が2ヶ所ほどあるので、別の所へも降りていけるようですが、それらの行く末は確認していません。
アジサイの脇を過ぎていくと横木の階段が始まりますが、30秒ほどで登り切ります。 緩やかになった道を右手へ進んでいくと植林帯になってきます。 林床が疎らになって明るくなった植林帯を進んでいくと、左手へと曲がっていきます。 右手の崖には四角い穴が開いていました。 鎌倉に多い「やぐら」の一つのようです。 そこを過ぎていくと横木の階段を登るようになりますが、1分ちょっとで緩やかな道になります。 季節がら夏草が生い茂っている所もあったりしますが、 道が隠れて見えなくなるほどではないので、安心して歩いていけました。 植林帯に続く道を登り気味に進んでいくと、十字路から10分ほどで分岐があります。 右手の道には木の枝などが幾つも積み上げられていて通行止めのようになっていました。 左手の道には大木が倒れていて道を塞いでいました。 どちらの道を進んでいっても天園ハイキングコースの通る尾根へ続いてますが、 今回の朱垂木やぐらは左手の道になります。
右手の道は僅かな登り降りはあるものの斜面を横切るように続いていて、 覚園寺や今泉台六丁目公園への分岐のある鞍部の傍に出られます。 途中には「やぐら」もあります。
雑木混じりの植林帯に続く緩やかな道を進んでいくと、1分もしない所の右手に「やぐら」がありました。 中には自然石や四角く加工した石などが幾つかあった以外は、ガランとした空間になっていました。 そこを過ぎて更に登っていくと、左手の上にも「やぐら」がありました。 岩盤が剥き出した所から左手へ曲がっていく角から、右手へと分かれていく細い道があります。 先ほどの分岐から3分ほどの所になります。 尾根道へは左手の岩盤を過ぎて登っていくのですが、右手の道のすぐ先に朱垂木やぐらがあるので、 立寄っていきましょう。
朱垂木やぐら
生い茂る夏草を掻き分けて右手の道へ入っていくと、すぐの所の岩壁に沿って「やぐら」が幾つもありました。 これらが「朱垂木やぐら」と云われるやぐら群になります。 西御門の先の十字路から13分ほどで到着しました。 崖に沿って、尾根道にある薬師如来像の立つ高みの下の辺りまで道が続いていて、 全部で20個ほどあるのだそうです。 やぐらの中は概ねガランとしていましたが、丸い石があったり石仏の一部が残ったようなものも見受けられました。
「やぐら」とは中世の横穴墳墓や供養所で、鎌倉を取り巻く丘陵部に密集して存在しています。 この付近にあるやぐら群は、尾根から谷へ向かって、数10mほどの間隔をおいて4〜5層になっているようです。 ハイキングコースが通る尾根道に一番近い層のやぐらは、一般の人にも比較的知られているようですが、 下の方のやぐらはあまり知られていないようです。
屋根を支える建材である「垂木」のような形の彫り跡がはっきり分かる穴もありました。 神社仏閣の屋根などでよく見かける垂木ですが、 巌窟の墓である「やぐら」をお堂などの建物の墓に見立てていたのでしょうか。 鎌倉では朱色が残る唯一のやぐら群なのだそうで、「朱垂木やぐら」と呼ばれる由縁とのことですが、 この時には「朱色」は確認出来ませんでした。 すべてのやぐらを調べた訳ではないので、色が残っていると云うやぐらは外にあったのかも知れません。
垂木(たるき)とは
屋根の裏板または木舞(こまい)を支えるために棟から軒にわたす材。
 (出典:広辞苑第五版)
後日に訪ねたところ、道から入って最初にあるやぐらの入口の天井に朱色の筋が沢山残っていました。 そのやぐらしか確認しませんでしたが、他のやぐらにもあるのかも知れません。
朱垂木やぐらから引き返して、岩盤の上に続く道を登っていきます。 植林帯に入っていくと横木の階段が始まります。 右手へ曲がって坂道を登っていくと、朱垂木やぐらから2分ほどで、しっかりとした広めの尾根道に登り着きました。 登り着いた尾根道は、鎌倉の街を取り巻く「天園ハイキングコース」になります。 大平山や天園へは右手へ進んでいくのですが、この左手10mほどの所に十王岩があるので、 往復してくることにしました。
十王岩
緩やかな尾根道を左手に10mほど進んでいくと、道の右側に岩場があります。 尾根道のすぐ先には「かながわの景勝50選 鎌倉十王岩の展望」と刻まれた石碑があります。 岩場を登っていくと左手に十王岩があります。 十王岩には、かなり風化が進んでいるものの、三体の像が彫られています。 判りにくくはなっていますが、閻魔大王をはじめとする冥府の十王が彫られているのだそうです。
十王とは
十王経に説く「冥府で死者を裁くという王」、すなわち、 秦広王・初江王・宋帝王・伍官王・閻魔王・変成王・太山府君・平等王・都市王・五道転輪王のことです。 中有の死者が冥府に入り、初七日に秦広王の庁に至り、 以下順次に、二七日・三七日・四七日・五七日・六七日・七七日・百箇日・一周年・三周年に 各王の庁を過ぎて娑婆でした罪の裁断を受け、これによって来世の生所が定まるようです。
 (出典:広辞苑第五版)
振り返ると、十王岩の右手の岩場からは石碑にもある「鎌倉十王岩の展望」が広がっています。 鎌倉の街や材木座海岸から由比ヶ浜にかけての海を見渡せますが、 手前の樹木が少し邪魔をしているのが残念です。 以前には樹木がもっと低くて今よりも見晴らしが良かったようですが、 古都保存法などにより樹木を自由に切ることが出来なくなって、見晴が悪くなったとのことです。
この美しい自然をいつまでも大切に
ごみは持ち帰りましょう。
 (鎌倉市観光協会)
十王岩から引き返してきて、天園ハイキングコースを進んでいきます。 小さな切通しで十王岩から尾根伝いに降ってくる道を併せて、広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 樹木が途切れた所から大船の街並みが眺められたりもします。 「歴史的風土建長寺・浄智寺・八幡宮特別保存地区」の標柱や脇に立つ道標を過ぎていくと、 十王岩から3分ほどの所の左手にこんもりとした高みがあります。 岩壁には四角く穴が開けられていて、その中には頭部の取れた石仏が数体安置されていました。 その右手の岩場をひと登りすると、高みには薬師如来像が立っていました。 石仏の台座には「第八十八番 本尊薬師如来 讃岐国 大窪寺」と刻まれていて、 その下には沢山の名前が刻まれていました。 四国霊場の「第八十八番大窪寺」とどういう関係があるのかは分かりませんでしたが、 それらの方々が四国霊場八十八箇所巡りをした時に、ここに薬師如来像を造ったということなのでしょうか。 石仏の横には「石川某」と刻まれた墓石のようなものが二つありますが、 その石川某という方が造られたのでしょうか。
石仏の台座には「鷲峰山」とも刻まれていましたが、ここは鷲峰山ではなくて、 この先の覚園寺分岐から天園方向へ100mほど行った所にある大きな岩の脇の高みが鷲峰山になるようです。
薬師如来像のある高みから尾根道に降りてその先へと進んでいきます。 1分半ほど進んでいくと、岩が露出して段差になった所があります。 道は正面の先へと続いているようでしたが、右手の一段低い所に降りて、その先へと進んでいきます。 かなり高い段差になっていますが、岩が階段状に削られていて降り易くなっています。 左手に続く岩壁沿いに2分ほど進んでいくと、再び岩場があります。 先ほどよりも段差は低くなっていました。 そこで道は右手へと曲がっていきますが、正面へも道が分かれていました。 ここは道標「覚園寺・天園」に従って、右手へ曲がっていく道を降っていきます。
二つ目の岩場の正面の細い道を進んで高みに着くと、送電線の鉄塔「北鎌倉線No.15」が立っています。 更にその先へ進んでいくと、傾斜の急な降り坂が現れます。 手摺の付いた坂道を降っていくと、今泉台六丁目公園の近くに降り立ちます。
覚園寺分岐
少し降って緩やかになった広い尾根道を進んでいきます。 程なくしてちょっとした岩場を降っていくと十字路に出ます。 十王岩から11分ほどで着きました。 中ほどに立つ道標によると、正面の道は「天園約1.2km、瑞泉寺約3.1km」、右手の道は「覚園寺約1.2km」、 左手の道は「今泉台住宅地」、今来た道は「建長寺約1.9km」となっています。 朱垂木やぐらの手前にあった分岐から右手の道を進んでくると、この右手の道のすぐ先の木柵の所に出ますが、 ここは正面に続く尾根道を進んでいきます。
歴史的風土建長寺浄智寺八幡宮特別保存地区
この区域内において天地区物の新築・改築・増築・土地形質の変更・木竹の伐採等の行為をするときには許可がいります。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター)
No.14 ハイキングコース内での喫煙はやめましょう
 (鎌倉市消防本部)
鷲峰山 (標高127m)
所々で大きな岩がむき出しになったりしている尾根道を進んでいきます。 覚園寺分岐から2分ほど進んでいくと、道に大きな岩があります。 その左手にこんもりとした高みがあります。 試しにその高みへ登ってみると、鎌倉市の設置する「一級基準点No-111」が設置されていました。 手元の地図と合わせて考えると、ここが鷲峰山なのだろうと思われます。 十王岩から14分ほどで到着しました。 正面には送電線の鉄塔が間近に立っていました。
鷲峰山から元の尾根道に戻ってその先へと進んでいくと、 送電線の鉄塔「北鎌倉線No.16」の脇を過ぎていきます。 2分ほど進んでいくと、右手のすぐ先が開けていて山並みなどを見渡せる眺めが広がっていました。 そこを過ぎていくと、岩混じりの登り坂が現れますが、1分ほどで登っていけます。
岩場を過ぎて緩やかなになった尾根道を進んでいきます。 岩壁の横を過ぎたりしながら快適な尾根道を進んでいくと、 鷲峰山から9分ほどの所に、左手へ分かれていく道(*)があります。 その道は見送っていくと、左手から右手へと曲がっていくちょっとした岩場があります。 この辺りから、右手に続く小尾根に登っていく細い道が何箇所か分かれていますが、 そのまま広い尾根道を進んでいきます。
*:試しに左手の道を進んでいくと、1分ほどでJRの送電線の鉄塔が立っていて、 道はそこで終りになっていました。
更に5分ほど進んでいくと、大きな木が生えるちょっとした岩場があります。 岩の間を登っていくと道が左右に分かれています。 左右の道とも広くなっていてどちらへ行ったらいいのか迷う所ですが、 左手の道はすぐ先で急速に狭くなってしまいます。 ここは右手へと進んでいきます。
大平山 (標高159m)
やがて杉の木が目だつようになってきます。 次第に登り坂になっていく尾根道を進んでいきます。 最後に植林帯の坂道をひと登りすると、正面に金網が現れます。 そこを右手に曲がっていくと、大平山とも呼ばれている岩場の上に着きます。 鷲峰山から20分ほどで到着しました。 金網には「大平山 海抜159.2m<鎌倉市最高地点>」と書かれた板が取り付けらていて、 神奈川県内広域水道企業団の標識「節点 久木-1」もあります。 正面の下には広場があり、その奥には山並みが広がっています。
この先の天園の所を大平山としている地図もあって、どちらが正しいのかはよく分りません。 二つのピークの間の鞍部も含めた総称としての名前なのでしょうか。
左手の金網越しには、ゴルフコースの奥に、横浜の街並みを見渡せる景色が広がっています。 みなとみらい地区にあるランドマークタワーなども何とか見えていました。
天園峠の茶屋 (標高159m)
天園へは、岩場の下にある広場を通って、フェンス沿いに先へと進んでいきます。 広場の左手にはゴルフ場の大きなクラブハウスが建っていて、何だか雰囲気が壊れてしまいそうです。 広場からの展望は余りありませんが、晴々とした気分になれたりします。 シートを広げて食事などをしている人達をかなり見かけました。 公衆トイレの先の坂道をひと登りしていくと天園の頂上に到着します。 大平山から6分ほどで到着しました。 天園は、またの名を六国峠とも言います。 ここから安房・上総・下総・武蔵・相模・伊豆の六つの国が見渡せるので、 「六国峠」の名前がついたと云われています。 頂上には峠の茶屋があり、ヨシズ張りの天井になっています。 昔風の駅舎にあるような「鎌倉天園」,「六国峠」の看板もあって、何だか雰囲気も盛り上がってきます。 頂上の南西側が開けていて、鎌倉の街並みや海が見渡せる景色のいい所ですが、 ここからは手前の樹木に隠れて富士山は見えません。
天園・六国峠山頂
見晴しが良く、涼しい所で食事が出来ます。 茶店では自動販売機にて缶ジュース、冷たいビール、アイスクリーム、おでんなど用意してお待ちしております。
この上、約150m先が天園・六国峠山頂です
TV・ガイドブックで紹介されている峠の茶屋がこの上にありますので、是非御立寄り下さい。 尚付近で買った空缶等持ってきても受取れませんので御了承下さい。
 (店主)
豊かな緑を火災から守ろう
 (横浜市栄消防署)
来たときよりも美しく ゴミみつけたら拾ってね
 (鎌倉凧の会)
天園休憩所
「峠の茶屋」からは道が二手に分かれます。 茶屋の左手からは、鎌倉市と横浜市の市境からいっしんどう広場へと続く緩やかな尾根道が続いています。 茶屋の右手からは、瑞泉寺・浄明寺・十二所方面へと降っていく尾根道が続いています。 今回は右手の道を歩いていきます。 尾根道を50mほど降っていった所にある分岐の左下すぐの所に天園休憩所があります。 天園休憩所は山頂から少し低い所にあって樹木に覆われているため展望は得られませんが、 やさしい店の方や人馴れした多くの猫達が出迎えてくれる雰囲気のいい休憩所です。 丁度昼時になったので、この天園休憩所でおでんなどを頂きました。
天園休憩所をご利用下さいまして誠にありがとうございます。 検査に合格している井戸水を大切にしながら年中無休で営んでおります。 採れたものを採れたそのところで素材の持つ良さがおり活きるメニュー造りに心がけております。 左記のことにつきましてはお断り申し上げます。
・アルコール類のお持ち込み
・コンロを用いましての火のご使用
・ごみのお持ち込み
また当所でお買い上げ以外のごみはおねがいです!!お持ち帰り下さいます様に。
ネコにはエサを与えないで下さい。 朝夕二回、時間を決めて当所で与えております。
お腹も満ちたところで、天園休憩所から石段を右手へと降っていくと、緩やかな道に降り立ちます。 角に立つ道標によると、右手の道は「瑞泉寺」、左手の道は「金沢八景・文庫」、 今降ってきた石段は「建長寺」となっています。 降り立った道は天園の山頂の巻き道になっています。 ここは緩やかな道を左手へと進んでいきます。 立派な竹林の中を抜けて岩が少し剥き出した所を過ぎていくと、道端にコンクリート製の円筒があります。 そこから右手の谷へと道が分かれています。 その道は吉沢川の源流へと降っていきますが、そのまま緩やかな道を進んでいきます。 軽く登っていくと、天園休憩所から3分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、左手に登っていく道は「建長寺1時間」、 右手の道は「金沢八景2時間」、今来た道は「瑞泉寺約30分・鎌倉宮約30分」となっています。 また「見晴台(天園150mぐらい先)」の板もあって、今来た道を指していました。 左手の道は天園峠の茶屋の裏手へ登っていけますが、今回は右手の緩やかな尾根道を進んでいきます。
(「見晴台」とは天園休憩所の裏手にある岩場を指しているようです)
鎌倉六国峠 天園休憩所
明治の頃よりこの地に居住し、いちょうやもみじ、梅、つつじなどを植えて天園と称しました。 風の音、夜空の星、虫の音、鳥のさえずり、雨の音、草木の成長などなど、 四季折々の自然の美しさの中で暮らせます幸せを日々感謝しながら現在に至っております。
検査に合格した、おいしい井戸水を大切にしながら、 採れたてのものを採れたところで、その素材の持つ良さが活きるメニュー造りに心がけております。 左記の催事にもお気軽にご参加下さい。むりょうごしょうたい。
六月:すいとんを楽しむ会、 十二月:しもつかれを楽しむ会
見晴台(天園150mぐらい先)
誰もが自由に座って休みお弁当を広げたり出きる天園一の見晴台です。 眼下に鎌倉の町並、海、前方に箱根の山々、富士山、伊豆方面が眺められ、 大変に趣きのある風景です。 (天園ハイキングコースに合流)
緩やかで広い尾根道を1分ほど進んでいくと、右手へと広めの道が分かれていますが、 左手へと曲がっていく岩盤の道を降っていきます。 岩盤が終わって緩やかになってくると、左手の金網の下には横浜霊園が広がっています。 金網沿いに進んで植林帯へ入っていきます。 「鳥獣保護区」の赤い看板の立つ岩の脇を過ぎて馬の背のような浅い鞍部に着くと、 右手の谷に送電線の鉄塔「中野町線No.5」が立っています。 鉄塔を過ぎたすぐ先がちょっとした岩場になっていて、樹木越しに山並みを見渡せました。 鎌倉の山の奥には、葉山にある山々と思われる稜線も見えていました。
みどりの協定区域
この区域は、みどりを守り育てる区域です。 みんなでみどりを大切にしましょう。
協定締結日 平成5年5月31日、 協定区域面積 16332.23u
 (東京電力株式会社、神奈川県知事)
霊園分岐1
岩場を過ぎて3分ほど進んでいくと分岐があります。 右手のすぐ先に生えている樹木の道に取り付けられた板によると、 右手の道は「鎌倉霊園」、今来た道は「天園の茶屋」となっていて、左手の道は何も示されてはいません。 右手の道は10分ほどで鎌倉霊園に降りていけますが、 今回は左手へ降りながら曲がっていく尾根道を進んでいきます。
霊園分岐2
少し降っていくと緩やかな道になった先で、U字形に抉れた切通しのような所を過ぎていきます。 再びある切通しのような所を過ぎて緩やかな尾根道を進んでいくと、 大きな樹木を過ぎて少し降るようになった所から、細い道が右手へと分かれていきます。 先ほどの霊園分岐1から3分半ほど、天園休憩所から17分ほどの所になります。 正面に続く広くて緩やかな尾根道は、市境広場を経て大丸山や円海山方面へと続いていますが、 今回はここから右手の道へ入っていきました。
雑木林の尾根の背に続く細めの道を緩やかに降っていきます。 先ほどまでのしっかりとした尾根道と比べると心もとない道ですが、 踏み跡はしっかりと続いているので、尾根を外れないように降っていけば大丈夫です。 夏草が道を覆っている訳でもなくて分かりやすくなっていました。 尾根から4分ほど降っていくと小さな鞍部に着きます。 そこから登り返していくと小さな高みに着きます。 手元の地形図によると、尾根道から300mほど南の標高100mほどの尾根になるようです。 周りには雑木が生えていて展望などは得られません。 高みを越えてその先へと降っていきます。
倒木を越え大きな岩の脇を過ぎて、樹木の密度が少し高くなった感じのする尾根を降っていきます。 先ほどの高みから3分ほど降っていくと、大きな岩の上に出ます。 道はその先へと続いているのですが、かなりの段差があります。 右手の脇から回り込むようにしてその岩を降って、その先へと進んでいきました。
岩を過ぎていくと、樹間からは、左下には駐車場が、右下には建物のようなものが間近に見えてきますが、 その辺りで道が不明瞭になってしまいました。 右手を覗いてみると岩が露出していて道らしいものはなく、歩いていけそうにはありませんでした。 左手には笹竹が生い茂っていました。 もうすぐそこの所まで来ているのに尾根道まで引き返したくはないしと思って周りを探っていると、 左手の方は何とか歩いていけそうだったので、今回は左手から降っていきました。 笹や草などを掻き分けながら降っていくと、程なくして駐車場の脇に出ました。 鉄線で柵がされていたので、夏草を掻き分けながら柵沿いに右手へ進んでいくと、小さな空き地に出ました。 その先の綺麗に護岸された沢に小橋が架かっていました。 橋を渡った右手の山際には、先ほどから見えていた建物がありました。
鎌倉霊園
小橋を渡って、左手に続く舗装路を登っていきます。 沢沿いに続く坂道を登っていくと、1分もせずに鎌倉霊園の「は地区」と「い地区」の境に出ました。 尾根道から13分ほどで降りて来られました。 右と左からの沢が合流している所になっていて「であい橋」が架かっています。 沢が出合う所に架かる橋という意味なのでしょうか。 橋のすぐ先には鎌倉霊園内を走る循環バスの「であい橋バス停」があります。 1時間に2本程度の割合で運行されているので、時間が合えば乗っていってもいいのですが、少し遠回りになります。 今回は正面に続く沢沿いの広い舗装路を歩いていきました。
循環バス らくらく号 であい橋
運行日 土曜・日曜・祝日・お盆・お彼岸・年末年始
※終点「管理事務所前」で降りましたら運行協力金お一人様100円を料金箱にお支払いください。
小学生までは無料です。
 9:46 10:16 10:46 11:16 11:46 12:16 13:16 13:46 14:16 14:46 15:16 15:46 16:16 16:46
沢の両側には車道が通っていて、その脇には広い並木道が続いています。 今回は沢の右側の並木道を緩やかに降っていきました。 鎌倉霊園のほぼ中央を流れるこの沢は滑川の上流の姿になるようです。 沢と云っても溝のような感じで、この時にはほとんど水は流れていませんでした。 「い地区」、「よ地区」、「そ地区」の脇を過ぎていきます。 途中には二度ほど車道が横切っているので、車道を渡ってその先へと降っていきます。 道端には綺麗に剪定された低木が垣根のようにずっと続いていました。 樹木も点々と植えられていて、花が咲く季節には綺麗なのだろうと思います。
対岸に見える管理事務所を過ぎて「ら地区」の脇まで来ると、三つ目の車道があります。 車道を渡った所に「鎌倉霊園案内図」がありました。 鎌倉霊園の「地区」が示されていて、そこを巡る循環バスのルートやバス停も図示されていました。 その図によると、霊園の出口はもうすぐの所にあるようです。 これまでとは沿道の雰囲気が変わって、日本庭園風になってきます。
鎌倉霊園正門前太刀洗(かまくられいえんせいもんまえたちあらい)バス停
少し傾斜の増した道を真っ直ぐに降っていくと、鎌倉霊園の太刀洗門があります。 門を出た右手と、正面に通る県道204号の二箇所に鎌倉霊園正門前太刀洗バス停があります。 鎌倉霊園に降り立った所の「であい橋」から12分ほどで到着しました。
鎌倉駅(JR横須賀線)方面の乗り場は、門を出たすぐ右手と、県道の横断歩道を渡った所の二箇所にあります。 門を出た右手からはここ発の[鎌23]鎌倉駅行きのバスが出ていて、 県道を渡った所からは金沢八景駅発の[鎌24]鎌倉駅行きのバスが出ています。 合わせて、1時間に2本から4本程度の便があります。 金沢八景駅(京浜急行本線)行きのバスは、1時間に2本程度の便があります。
(写真は門を出た右手にある乗り場です)