森戸川回峰
散策:2008年10月中旬
【低山ハイク】 森戸川回峰
概 要 森戸川は逗子市桜山に源を発し、葉山町を流れて森戸海岸へと注ぐ川です。 今回は森戸川を取り巻く山々をひと巡りするコースを歩きます。 仙元山から南尾根を経て乳頭山へ登り、 東尾根を経て北尾根の二子山から阿部倉山へと向かっていきます。 仙元山からは相模湾が、乳頭山や二子山からは東京湾などを見渡すことができます。
起 点 葉山町 風早橋バス停
終 点 葉山町 長柄交差点バス停
ルート 風早橋バス停…仙元山…167m峰…基準点No5…159m峰…34番鉄塔…211m峰…乳頭山…展望地…小ピーク…馬頭観世音…沼間大山緑地…二子山(上ノ山)…二子山(下ノ山)…阿部倉山…川久保交差点…御霊神社…長柄交差点バス停
所要時間 6時間20分
歩いて... 仙元山ハイキングコースから分かれてから34番鉄塔までと、 二子山から阿部倉山にかけては歩く人が少ないのか、 笹や草木が生い茂り、蜘蛛の巣が顔に何度もかかって鬱陶しい思いをしました。 仙元山からは富士山は見えませんでしたが、 乳頭山や二子山の山頂からは東京湾などがよく見えていました。
関連メモ 二子山, 仙元山, 阿部倉山, 三浦アルプス, 畠山, 乳頭山, 三浦アルプス, 田浦梅の里, 乳頭山, 森戸川, 二子山,
乳頭山, 乳頭山, 乳頭山, 乳頭山, 二子山, 乳頭山, 葉山アルプス, 葉山アルプス, 二子山, 畠山, 葉山アルプス,
葉山アルプス, 三浦アルプス, 乳頭山, 三浦アルプス
コース紹介
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風早橋(かざはやばし)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗1]葉山福祉文化会館行きバス、 [逗2]葉山行きバス、[逗4]大楠芦名口行きバス、[逗5]横須賀市民病院前行きバス、 [逗6]長井行きバス、[逗7][逗71]佐島マリーナ入口行きバス、[逗8]電力中央研究所行きバス、[逗10]元町循環バス、 [逗13]上山口小学校行きバス、[逗15]衣笠駅行きバス、[逗16]湘南国際村行きバス, または,[逗72]湘南佐島なぎさの丘行きバスにて8分、1時間に6本程度の便があります。
風早橋バス停の先に見えている葉山隧道に向かって国道134号を進んでいくと、 森戸海岸へ続く県道207号が分かれていく手前の左手に石段があります。 仙元山ハイキングコースは県道207号にある「木の下交差点」から始まっているのですが、 今回はこの石段から仙元山へと登っていきます。
風早橋バス停のそばに、付近の地図を記した「案内板」があります。 この石段から仙元山へ向かう道も載っているので参考にしましょう。
短い石段を登り切ると草が道を覆っていますが、すぐに少なくなります。 右手の奥には民家が見えていて、その周りは畑地になっているようでした。 石段が終わって草の中を抜けていくと、すぐに左手の尾根へと山道が続いています。 道は夏草で覆われている訳でもなくて明瞭になっていました。 今では歩く人も少ないようですが、その昔にはよく歩かれていたような雰囲気もあります。 それほど荒れている感じではなくて、山道としてはまずまずの状態でした。
左手に小さくZ字形に折れ曲がって更に登っていくと、季節柄少し夏草が生い茂るようになりますが、 道を覆ってしまって見えなくなる程ではありません。 シダ類が生い茂る所を過ぎて緩やかなになった道を進んでいくと、国道から7分ほどで開けた所に出ました。 右手の5mほど上には「木の下交差点」から続く広くてしっかりとした仙元山ハイキングコースが通っています。 ハイキングコースに出て左手のすぐ先から始まる横木の階段を登っていきます。
仙元山 (標高116m)
葉を落とした周囲の樹木は桜の木で、春になると綺麗に彩られる所です。 かなり段差があって歩き難い横木の階段を2分ほど登っていくと、仙元山の山頂に着きます。 風早橋バス停から13分ほどで登って来られました。 木の下交差点経由のルートよりも短い時間で登って来られました。 ここは「かながわの美林50選 仙元山の森」にも選ばれているようで、 その標柱が立っています。 また「不二仙元大菩薩」と刻まれた石碑や出征した方の石碑も建っています。 テーブル・ベンチが幾つか設置されているので、ひと休みしていくのには良さそうな所です。
(写真は山頂の奥から振り返って写したものです)
振り返ると、葉山の街並みや相模湾の眺めが広がっています。 右手には江の島が見えていて、森戸神社の森の沖には名島が浮かんでいます。 沖合い700mほどの所にある無人島で、龍宮が祭られているそうです。 その手前には高さ13mほどの葉山灯台も見えています。 奥の方には丹沢や箱根や伊豆半島がぼんやりとながら見えていました。 空気が澄んでいると富士山も見えるようですが、残念ながらこの時には見えませんでした。
仙元山からの眺めを確認してその先へと進んでいくと横木の階段を降るようになりますが、 1分もしないうちに終りになります。 尾根の背に続く広くて歩き易い道を、小さなアップダウンを繰り返しながら進んでいきます。 僅かに岩が剥き出したり木の根が張り出したりしている所もあったりしますが、 難なく歩いていけます。 僅かに登ってこんもりとした高みに着くと、正面の樹木越しに尖った山が聳えているのが見えます。 これから向かっていく189m峰のようです。
左手の樹木の間から江ノ島を眺めたりしながら、広くて歩き易い尾根道を更に進んでいきます。 仙元山から15分ほど進んで、 葉山町消防本部の設置する緊急時の目標番号を記した「山火事防止13」の標識の立つ高みを過ぎていくと、 横木の階段を降るようになります。 1分ほどで階段が終わってホッとしていると、少し先で再び横木の階段が現れます。 正面には、先ほどから見えていた尖った山が間近に聳えています。 この階段を降って登り返していくのかと思うと、気が重くなってきたりもします。 横木の階段を1分ほど降って鞍部に着くと、はたして目の前にはずっと上まで続く横木の階段が現れました。 挫けそうになりながら、鎖の手摺が設置された横木の階段を登っていきます。
大山尾根分岐
息を切らせながら横木の階段を登っていくと、4分ほどで緩やかな尾根に着きます。 登り着いた所には葉山町の設置する「1級基準点No.111」があります。 手元の地形図によると、189m峰の西南西150m辺りの標高160mほどの尾根の肩になるようです。 道端にはベンチがひとつ設置されていて、「お疲れさまでした」と言っているように思えます。 緩やかで広くなった尾根道をその先へ1分半ほど進んでいくと、「山火事防止12」の標識が立っています。 ここで道が二手に分かれています。 仙元山から23分ほどの所になります。 道標などは見かけませんでしたが、 正面に続く細い道はこのすぐ先にある189m峰から大山地区へと降っていく大山尾根に続く道で、 仙元山ハイキングコースは尾根から外れて右手の斜面を降っていく道になります。 今回は右手の道を進んでいきます。
(正面の道は「三浦アルプス」, 「葉山アルプス」, 「葉山アルプス」を参照)
クリーンセンター分岐
右傾斜の雑木林の斜面に続くしっかりとした道を降っていきます。 左手が植林帯になってくると、「20」の番号が貼り付けられた電柱が立っています。 その左上の方を見ると葉山町の設置する電波設備が見えていたので、そこへ電気を送る電線のようでした。 点々と設置されている電柱が続く道を降っていくと、海へ突き出す半島が樹間から見えたりもしました。 道端にポツンと設置されたベンチを過ぎていくと、大山尾根分岐から10分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、右手の道は「クリーンセンター・葉山小学校方面」となっています。 また浅間山ハイキングコースの道標も立っていて、正面の尾根道は「葉山小バス停」、 今来た道は「仙元山山頂」となっています。 また「葉山小バス停」を指す矢印にはマジックで「田浦方面」と書き込まれていました。 両方ともしっかりとした道でしたが、ここは正面に続く尾根道を登り気味に進んでいきます。
(後日に右手の道を歩きました。 「葉山アルプス」を参照)
山火事注意
自然を大切に!
 (葉山町消防署)
葉山分岐
左傾斜の斜面から尾根に出て、緩やかで広い道を進んでいきます。 右傾斜の斜面を進むようになると、大山尾根分岐から13分ほどで分岐があります。 道標によると、正面の道は「葉山小バス停」、今来た道は「仙元山山頂」となっています。 また左手の樹木に括り付けられた板によると、 正面の道は「実教寺」、左手に戻るようにして登っていく道は「畠山・田浦」、 今来た道は「仙元山」となっています。 脇には「山火事防止10」の標識も立っています。 浅間山ハイキングコースは正面の道を葉山の街へと降っていくのですが、 今回は左手から続く森戸川の南尾根を乳頭山へ向かっていきます。 広くて歩き易いハイキングコースから一転して、ここからは草木が生い茂る山道になります。
分岐の少し手前から細い道が左手へと分かれています。 その道はショートカットになっていて、ここからひと登りした所で合流します。 この南尾根はアップダウンがかなりある上に、この先の34番鉄塔までは歩く人も少なくて、 笹や草木が生い茂り、蜘蛛の巣が張っていたりもするので、歩くのには冬枯れの季節がいいようです。 森戸川を取り巻く山々は通称「三浦アルプス」或いは「葉山アルプス」と呼ばれていますが、 狭義にはこの「南尾根」だけを指すようです。
ロマンス平分岐
山道を1分ほど登っていって緩やかになると、葉山分岐の手前から分かれてきた道が左手から合流してきます。 その道を合わせて笹やアオキなどが生い茂る緩やかな尾根道を進んでいくと、葉山分岐から3分弱で分岐があります。 どちらへ進んだものかと辺りを見回していると、左手の樹木に板が括り付けられていて、 左手の道は「ロマンス平・森戸川上流」、右手の道は「畠山」となっていました。 また幹には「畠山・田浦→」とも書かれていましたが、消えかかっていました。 左手の道は小ピークを経て森戸川沿いに続く三浦大山林道へ降りていけますが、今回は右手の道を進んでいきます。
以前に左手の道を登ってきました。 それを逆に辿ると、小ピークをふたつ過ぎて、その先に続くロープの張られた急坂を降っていくと、 30分ほどで20番の標識の立つ三浦大山林道に降り立ちます。 何とも魅力的な「ロマンス平」という名前ではありますが、途中にある小ピークの名前なのでしょうか。
後日にも左手の道を歩きました。(「葉山アルプス」を参照)
167m峰
案内に従って、ロマンス平分岐から右手の道を進んでいきます。 右手のちょっとした高みへの道を見送ってその先へ進んでいくと、笹竹などが生い茂るようになってきます。 あまり歩く人がいないのか、蜘蛛の巣が度々顔や頭にかかって、鬱陶しい思いをしながら進んでいきます。 程なくして左手には阿部倉山から二子山にかけての稜線が見えるようになってきます。 アオキや夏草などが生い茂る尾根道を登っていくと、大きな樹木の生える高みに着きました。 ロマンス平分岐から9分ほど、仙元山から50分ほどで到着しました。 手元の地形図にある167m峰になるようです。 真ん中に生える大木の袂には「千手観音」と刻まれた石碑と馬頭観音の石像が佇んでいます。 側面には「寛政十一未六月」と刻まれているので、江戸時代の中期に造られた石像のようでした。 脇には「山火事防止16」の標識も立っています。 ここで道が二手に分かれています。 左手に生える樹木に括り付けられた板によると、正面に続く尾根道は「畠山」、今来た道は「仙元山」となっています。 真ん中に生えている大木には右手へ降っていく道を指す文字や矢印もありましたが、判読出来ませんでした。 以前に来た時には「パーク・ド・四季、一色住宅バス停」と書かれたテープが巻きつけられていて 右手の道を指していたのですが、今回は見かけませんでした。 写真を撮ったりしてひと息入れてから、正面に続く尾根道を進んでいきました。
後日に右手の道を歩きました。 (「葉山アルプス」, 「三浦アルプス」を参照)
谷沢尾根分岐
167m峰を後にして緩やかになった尾根道を1分ほど進んでいくと分岐があります。 道標類は見かけませんでしたが、脇の樹木の幹にマジックで書かれたメモによると、 今来た道は「仙元山」となっています。 右手の道は何も示されてはいませんが、先ほどの167m峰を巻くようにして続いているようなので、 167m峰から分かれていた道へ続いているように思えました。 ここは左手へと進んでいきます。 少し進んでいくと、道端の樹木に「←田浦」と書かれていました。 その木を過ぎていくと、167m峰から4分半ほどで分岐があります。 道標などは見かけませんでしたが、 左手のマウンドへと登っていく道の所には「山火事防止17」の標識が立っています。 右手の道は降り気味になっているし、左手の道の方が主ルートのようにも思えますが、 乳頭山へと向かう道は右手の道になります。
左手のマウンドを越えていく道は谷沢尾根から三峰沢沿いに森戸川へ降るルートと思われますが、 数年前の台風の影響で倒木が道を塞いでいて、歩ける状況ではありませんでした。
後日に歩いてみました。(三浦アルプス」を参照)
基準点No5
右手の道を降り気味に進んでいくと、程なくして僅かな鞍部に着きます。 そこから木の根が張り出した丸い尾根の背を登っていくと、大きな樹木が並んで生えている高みに着きます。 大木が並んだ緩やかな尾根の先へ進んでいくと、「山火事防止26」の標識が立っていて、 その脇には「三浦中央道路3級基準点No.5」の標識があります。 手元の地図によると、167m峰の東200m辺りから北東へ伸びる標高160mほどの高みになるようです。 167m峰から12分ほどで到着しました。 樹木に邪魔をされながらも、右手には山並みなどを見渡せる眺めが広がっていました。 行く手の高みには送電線の鉄塔も見えていました。 ここでリュックを降ろしてひと休みしていきました。
脇に生える樹木にマジックで書き込まれたメモによると、正面へ続く道は「田浦・畠山」、 今来た道は「仙元山」となっています。 26番の標識には「→南尾根」の書き込みもありました。 標識の左手からも踏み跡が分かれているようでしたが、正面へと進んでいきます。
新沢分岐
夏草やアオキなどが生い茂る所を抜けていくと、広めになった尾根道を降り気味に進んでいきます。 浅い鞍部を過ぎて登るようになると、背の高い笹竹が回廊のようになった所を過ぎていきます。 各所に蜘蛛の巣が張っていて顔や頭にかかり鬱陶しい思いをしながら草木の生い茂る道を登っていくと、 先ほどの高みから8分ほどで分岐があります。 正面に立つ道標によると、右手に降っていく道は「新沢バス停(夏難路)」、左手の尾根道は「畠山・田浦」、 今来た道は「仙元山」となっています。 脇には「山火事防止27」の標識も立っています。 手元の地形図によると、176m峰の南200m辺りの標高130mほどの尾根になるようです。 ここは左手の尾根道を進んでいきます。
以前に右手の道を歩きました。 かなり傾斜のある草木の生い茂る道を12分ほど降っていくと沢筋に降り立ちます。 その先の砂防ダムを過ぎて畑地に出て、更にその先へ降っていくと県道27号に出ます。 左手の先にある新沢バス停と、右手の先にある水源地入口バス停の中間辺りになります。
後日にも右手の道を歩きました。(「葉山アルプス」を参照)
引き続き草木が生い茂る尾根道を進んでいきます。 時折、左右の樹間から山並みを見渡せたりもします。 草木を掻き分けながら軽く登っていくと、「山火事防止28」の標識が立つ高みに着きます。 新沢分岐から7分ほどの所になります。 標識に書き込まれたメモによると、この先の道は「田浦・畠山」、今来た道は「仙元山」となっています。 手元の地形図によると、176m峰の東南東200m辺りの標高150mほどの高みになるようです。 書き込みに従ってその先へと進んでいきます。
連絡尾根分岐
軽く降っていくと、左手には二子山と思われる山がふたつ見えていました。 緩やかになった尾根を過ぎて笹の生い茂る道を登っていくと、小さな高みに着きました。 手元の地形図によると、176m峰の東250m辺りの標高150mほどの高みになるようです。 脇に生える樹木の枝には赤い帽子が掛けられていたりもしました。 笹やアオキなどが生い茂る道を僅かに降っていくと、正面には高みが見えてきます。 右手の尾根に分かれていく道もありますが、30秒もせずに合流します。 その先へ登っていって緩やかになると分岐があります。 新沢分岐から15分ほどの所になります。 角に立つ道標によると、左手へ降っていく道は「森戸川15分・林道終点」、 正面の道は「田浦梅林」、今来た道は「仙元山」となっていて、 この地点は「連絡尾根の頭」、歩いてきたこの尾根道は「葉山アルプス」となっていました。 脇の樹木にもマジックで書き込みがされていて、左手の道は「森戸川」、正面の道は「田浦」となっていました。 ここは正面に続く尾根道を進んでいきます。
森戸川の南尾根には「三浦アルプス」という通称があることは知っていましたが、 「葉山アルプス」という名前もあるようです。 新たに考案した名前なのか、以前から使われている名前なのかは分かりませんが、 地域を特定するという観点からは「葉山アルプス」の方が適しているように思えました。
連絡尾根を見送って正面に続く尾根道を2分ほど登っていくと、 「銃猟禁止区域」の赤い標識の立つ高みに着きます。 手元の地家図によると、176m峰の東400m辺りの標高170mほどの高みになるようです。 標識を過ぎて右手へ曲がっていくと、すぐの所に「山火事防止29」の標識が立っています。 それに書き込まれたメモによると、この先の尾根道は「田浦・畠山」となっています。 緩やかになった尾根道をその先へと進んでいきます。
再び立っている「銃猟禁止区域」の赤い標識を過ぎていくと、笹竹などが生い茂るようになります。 背丈の高い笹竹の回廊を抜けて緩やかな尾根道を降り気味に進んでいきます。 笹や草木の生い茂る尾根道を少し登るようになってくると、「山火事防止30」の標識が立っています。 手元の地家図によると、159m峰の西250m辺りの標高150mほどの高みになるようです。 標識の先で道が二手に分かれていますが、 左手の道の入口には木の枝などが置かれていて通行止めのようになっていました。 右手の道は、標識に書き込まれたメモでは「田浦」、脇の樹木の道に書かれたメモでは「上山口」となっていました。 ここは右手へと降っていきます。
かなり傾斜のある坂道を降っていきます。 黒色と黄色のトラロープが張られていたりもするので、それに捉まったりしながら降っていきます。 1分もすると急坂は終わって歩き易くなってきます。 浅い鞍部から登り返していくと、先ほどの30番標識のある高みから4分ほどで、 「山火事防止31」の標識が立つ小さな高みに着きます。 手元の地家図によると、159m峰の西北西100m辺りの標高140mほどの高みになるようです。 ここでも左手に踏み跡が分かれていますが、入口には木の枝などが置かれていて通行止めのようになっています。 道標によると、右手へ降っていく道は「畠山・田浦」、左手の道は「通行止」、 今来た道は「仙元山方面」となっていました。 ここは右手へと降っていきます。
159m峰
草などが少なくなって歩き易い道を緩やかに降っていくと、正面には高みが見えてきます。 手元の地形図にある159m峰のようです。 緩やかになって再び笹やアオキなどが生い茂るようになった道を登り気味に進んでいきます。 高みを右手から巻くようにして続く道を進んでいくと、先ほどの31番標識のある高みから5分ほどで分岐があります。 角には道標が立っていて、右手へ降っていく道は「畠山・田浦」、 左手の高みに登っていく道は「×」、今来た道は「仙元山方面」となっています。 左手の道のすぐ上は尾根になっていて、その左手には大きな樹木が生えています。 手元の地形図にある159m峰になるようです。 先ほどの31番標識のある高みから5分ほど、167m峰から50分ほどで到着しました。 樹木の袂は草が少なくなっていますが、周りには樹木が生い茂っていて展望は得られません。 ここは道標に従って、右手へと降っていきます。
栗坪分岐
程なくして降り傾斜が増してきます。 脇にはトラロープが張られているので、それに捉まりながら降っていきました。 道が少し湿っていて滑りやすくなっていました。 油断していて足を滑らせ、二度も尻餅をついたりしながら降っていくと、2分もしないうちに緩やかになってきました。 登り気味に進んでいくと、背の高い笹竹の回廊を抜けていきます。 正面の高みを右手から巻くようにして降り気味に進んでいくと、左手へ曲がっていく所に分岐があります。 159m峰から5分ほどの所になります。 角に立つ道標によると、右手へ降っていく道は「栗坪・新沢バス停35分」、 左手へ曲がっていく道は「畠山・田浦」、今来た道は「仙元山・花の木公園」となっています。 栗坪への道を見送って左手へ登って尾根に出ると、左の高みからもはっきりとした道が降ってきていました。 高みを越えてくる道ですが、この時には手前から登っていく道には気がつきませんでした。
以前に来た時には高みを越えていく道も歩いてみました。 今回歩いた道は降り気味なのが気になりますが、その高みの巻き道になっているようでした。
右手の道
後日に栗坪への道を歩きました。 それほど傾斜のない尾根に明瞭な道が続いています。 栗坪川の雑然とした源流に降り立ち、その先から岸に上がっていくと、 ここから16分ほどで栗坪橋に出ます。 そこからは広めの舗装路が県道27号(横須賀葉山線)まで続いています。 (「乳頭山」を参照)
34番鉄塔
笹や草木が生い茂る道を登り気味に進んでいきます。 大きな木が生えた所を過ぎて、僅かにアップダウンが続く道を進んでいきます。 左手の樹木が低くなって、その先に鉄塔が見える所もありました。 これから向かう34番鉄塔だろうと思いながら軽く登っていくと、 緩やかになった先から降るようになります。 正面に見える鉄塔が次第に近づいて軽く登るようになると、 送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.34」が立っています。 159m峰から25分ほどで到着しました。 両側の樹木が低くなっていて山並みなどを見渡せる眺めが広がっています。 鉄塔の下は草が少なくなっているので、左右の山並みなどを眺めながら、ここでひと休みしていきました。
辿り着いた時には鉄塔の下でハイカーがひとり休んでいたので、しばらく話をしていきました。 東逗子から登って来て南尾根を西へ向かっていくようでした。 この辺りには詳しい方のようで、「蜘蛛の巣が大変だったでしょう」などと、道の様子などはご明察なのでした。 仙元山からここまでは誰にも出会わなかったので、この日に南尾根を歩いたのは私が最初だったのかも知れません。 そのハイカーにとっては私が露払いをした形になり、少しは煩わしくなかろうと思ったりもしました。
上山口分岐
34番鉄塔からは道が二手に分かれています。 右手の道は夏草が生い茂り気味だったので、左手に続く金属網の階段を降っていきました。 これまでの鬱陶しい道から一転して、34番鉄塔からは歩き易い道が続きます。 右手へ曲がりながら降っていくと1分もしないうちに階段は終りになります。 緩やかになった道を進んでいくと、右手の高みから細い道が降ってきていました。 上の方には鉄塔が見えていたので、先ほどの右手に分かれていく道のようでした。 その道を合わせて再び始まる金属網の階段を降っていきます。 その階段も1分もしないうちに終わって、緩やかな尾根道になってきます。 尾根の背から右傾斜の斜面を進むようになります。 34番鉄塔から4分半ほどして再び尾根の背に出ると分岐があります。 正面に括り付けられた板によると、右手の道は「上山口小学校」、 左手の道は「畠山・田浦・二子山」、今来た道は「仙元山」となっています。 案内に従って左手へ進んでいきます。 左傾斜の斜面に沿って進んでいくと、次第に道幅が広がってきます。 尾根の背に出ると道が二手に分かれています。 周囲の樹木に書かれたメモによると、右手へ戻るようにして登り気味に続く広い道は「上山口小」、 今来た道は「仙元山」、左手の道は「畠山・田浦」となっています。 ここは左手へと続く尾根道を進んでいきます。
右手にある高みは211m峰の南西300m辺りにある標高210mほどの高みになるようです。 後日に「上山口小」への道を歩いてみたところ、 先ほどの分岐道とこの分岐道はその先で合流して、上山口小学校へと降っていきました。 (写真は二つ目の分岐の先から振り返って写したものです)
211m峰
アオキなどが生える所を過ぎていくと、植林帯を掠めていきます。 U字形に抉れた所を過ぎて右斜面に出て広くなった道を進んでいきます。 尾根の背に戻ってその先へ進んでいくと、先ほどの上山口分岐から5分ほどで、ちょっとした高みがあります。 手元の地形図に載っている211m峰になるようです。 尾根道はこの高みを巻くようにして左手へ続いていますが、細い道が高みへと分かれていきます。 道標類は見かけませんが、ここは左手の道を進んでいきます。
試しに右手の道をひと登りすると、すぐに高みに着きます。 地形図にも「点」として記されているので三角点があってもいいがと思って探してみますが、 夏草に隠れているのか見つけられませんでした。 この211m峰とこの先の乳頭山はほぼ同じ高さになっていて、 東側を通る横浜横須賀道路に架かる田浦橋の辺りから眺めると、 これらふたつの峰が猫の耳のような形で並んでいて、まさに「双耳峰」と呼ぶに相応しい姿になっています。 「乳頭山」と名付けた人は別のものを連想したのでしょうが、ここでは「猫の耳」ということにしておきます。
畠山分岐
岩が剥き出しになった所を降っていくと、正面には目指す乳頭山が聳えているのが見えます。 左斜面から右斜面に移った道を進んでいくと、程なくして尾根の背を進むようになります。 211m峰から4分ほど進んで鞍部に着くと分岐があります。 角に立つ金属製の手製の道標によると、右手に分かれていく道は「畠山・安針塚・木古庭」、 正面の道は「東尾根・梅林・田浦緑地・二子山・東逗子」、 今来た道は「仙元山・葉山・上山口小学校」となっています。 ここは正面に続く緩やかな尾根道を進んでいきます。
この分岐の10mほど手前から左のマウンドを越えて左下の谷へと降っていく踏み跡があります。 かなり急傾斜になっていますが、森戸川の源流のひとつである「南の沢」へ降りていけます。
乳頭山
畠山分岐から尾根道を30秒ほど進んでいくと分岐があります。 左手は坂道で、右手は金属網の階段になりますが、すぐ上で合流しています。 振り返ると、先ほどの211m峰が聳えていました。 一旦途切れてから再び始まる金属網の階段を登っていくと、 畠山分岐から2分ほどで乳頭山の山頂に着きました。 34番鉄塔から30分ほど、仙元山から2時間50分ほどで到着しました。 それほど広くない山頂には、測量の基準点が設置されていました。 側面には「横須賀市」,「三十二」,「公共」,「三角點」の文字が刻まれていました。 大きな木の側には菱形の「保安林」の看板があり、そこにマジックで「乳頭山」と書き込まれていました。
山頂の先の方へ進んでいくと東側が開けていて、東京湾などを見渡せる眺めが広がっています。 眼下には横須賀の港が広がり、左手の方には横浜のランドマークタワーやベイブリッジも見えていました。 この時には比較的空気が澄んでいたのか、右手には対岸の君津あたりのコンビナートも見えていました。 お昼にするにはまだ早かったので、ここでは景色を眺めたり水分補給などをしながら休憩していきました。
休憩していると、後からハイカーがひとり登ってきました。 この山には始めて登られたようでしたが、足の筋肉が盛り上がっていて健脚そうな方でした。 乳頭山から先では、ハイカーと時々すれ違うようになってきました。
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