小出川
散策:2008年09月下旬
【街角散策】 小出川
概 要 小出川は藤沢市遠藤の笹窪谷戸に源を発し、藤沢市・茅ヶ崎市・寒川町の境界を経て茅ヶ崎市を流れ、 相模湾に出る直前で相模川へと注ぐ延長11kmほどの一級河川です。 中流域の大黒橋から追出橋にかけては、土手に彼岸花が植えられていて、季節になると綺麗な花を咲かせます。
起 点 藤沢市 刈込バス停
終 点 寒川町 県営住宅前バス停
ルート 刈込バス停…大黒橋…まつり会場…小出橋…打戻会場…新道橋…追出橋…湘風園入口バス停…県営住宅前バス停
所要時間 1時間20分
歩いて... この時は彼岸花まつりが開催された翌日でしたが、小出川沿いの土手道にはまだまだ綺麗な花が咲いていました。 川には大きな鯉や鴨などが泳いでいたりもして、雰囲気を盛り上げてくれました。 黄金色に実った稲穂の田んぼが広がっていたりもして、昔懐かしい里山風景にも出会えました。
関連メモ 茅ヶ崎里山公園
コース紹介
刈込(かりごめ)バス停
辻堂駅(JR東海道線)の北口バスターミナルから、 [辻33]綾瀬車庫行きバス,または,[辻34]慶応大学行きバスにて17分、 平日と土曜日は1時間に5本程度、日曜日は1時間に1本から2本程度の便があります。
綾瀬車庫行きと慶応大学行きでは刈込バス停の位置が違います。 大黒橋を渡って、それぞれ左手と右手にあります。 (写真は綾瀬車庫行きのバス停です)
大黒橋
バス停から少し引き返した所にある苅込交差点から辻堂方向に戻ってくると、 小出川大黒橋が架かっています。 その手前の左手には小さな大黒橋橋詰広場があります。 その中に「大黒橋」と題した立て札があって、大黒橋の謂れが記されていました。 今回はこの大黒橋から追出橋までの小出川沿いの3kmほどの道を、 沿道に咲く彼岸花を愛でながら歩いていきます。
大黒橋
その昔、窪島氏が寄付された伊豆小松石二本の橋であった。 この橋の近くには比丘尼橋があって、玄光院(廃寺)から宝泉寺に通う尼さんが架けた橋といわれる。 比丘尼橋に対して、大きな橋をこう名付けたという説や、 黒い立派な橋だったので、という話もある。 新編相模国風土記稿にも大黒橋の名がある。
 (遠藤まちづくり推進協議会)
大黒橋から右手(下流方向)へ続く土手道には彼岸花が咲いています。 模擬店などが出る「彼岸花まつり」はこの前日だったのですが、 大黒橋にはまだタヌキが法被を着て鉢巻をして扇子を持った「小出川彼岸花祭」の看板が立っていて、 下流方向へ歩き出したすぐの所には「小出川彼岸花」の横断幕も残っていました。 彼岸花は小出川の両岸に咲いていますが、 今回は大黒橋の手前を右折して、右岸に沿って進んでいきました。
歩き始めてすぐの所に佇む道祖神に挨拶をしてから、 小出川の右岸沿いに舗装路を進んでいくと、彼岸花が咲いていました。 大黒橋から3kmほど先の追出橋までの川沿いに途切れることもなくずっと続いています。
  大黒橋…(500m)…小出橋…(1000m)…新道橋…(1500m)…追出橋
盛りは僅かに過ぎていたようですが、まだまだ綺麗に咲いている花が沢山ありました。 川の右岸は舗装路ですが左岸は土の道になっていたので、左岸の方が雰囲気が良かったかとも思いましたが、 そのまま右岸を進んでいきました。 沿道の所々には「小出川彼岸花」の幟が立っていました。
まつり会場
3分ちょっと進んでいくと、右手に広い空き地があって、 そこに仮設の看板が立てられていて、「小出川彼岸花まつり」の案内チラシや、 祭りに寄付された人の名前と金額が貼り出されていました。 案内によると、祭りは9月20日となっていましたが、台風の影響で1週間遅らせて、 今回の散策の前日に開催されたようでした。 新聞紙面でもこの祭りが紹介されたようで、その切抜きが掲載されていました。 それによると、荒れていた川岸を再生しようと、自生していた彼岸花に着目し、 5年前から植え始めて徐々に増やしていった花がやっと咲き揃うようになって、 今年初めて「彼岸花まつり」を開催するまでになったようです。
第1回 小出川 彼岸花まつり
とき: 2008年9月20日(土)10時〜15時 ※雨天決行
ところ: まつり会場(大黒橋から180m下流) 打戻会場(根下バス停近く)
催し: 模擬店(地場の野菜・果実・竹炭・綿菓子など)
主催: 小出川彼岸花団体協議会
後援: 藤沢市観光協会、茅ヶ崎市観光協会
 (藤沢市遠藤市民センター)
この日は曇勝ちの天候でしたが、朝早くから花を愛でに繰り出してきた人たちを多く見かけました。 一眼レフで花を間近から写している人も見かけました。 それにしても見事な眺めです。 既に花を落とした株もありましたが、まだまだ綺麗に咲いていました。
彼岸花と云えば赤いものとばかり思っていましたが、白っぽい花や淡い黄色の花も見かけました。 品種が違うのか、突然変異なのかは分かりませんが、素人目には花の形などは似ているように思えました。
小出橋
花を愛でたり写真に撮ったりしながら、大黒橋から10分ほど進んでいくと、 工事現場の塀が続くようになった先に、小さな橋が架かっています。 名前を記した銘板などは見かけませんでしたが、先ほどの案内によると小出橋というようです。 橋の真ん中から小出川を眺めてみると、両岸に彼岸花が列を成して咲いているのがよく分かりました。
引き続き、綺麗に咲く彼岸花を眺めながら、小出川の右岸に続く舗装路を進んでいきます。 以前には冷蔵庫・テレビ・バイクなどが不法投棄されるなどして荒れていたようですが、 清掃を皮切りにして彼岸花を植えるようになって、すっかり綺麗な川になったようです。
右手に分かれていく道を見送っていくと、土の道になってきます。 右手の果樹園に沿って青い網が続くようになった道を進んでいくと、網が終わった先で道幅が狭くなってきます。 これまでは自動車も通れるだけの幅がありましたが、この先からは田んぼの土手道という雰囲気になってきます。 鉄製の堰を過ぎていくと、右岸には田んぼが広がっていました。 この辺りからが小出川の彼岸花の中心的な場所になるようで、 畦道の両側には注意書きの看板が幾つも立てられていました。 そんな看板などを読んだりしながら、両側に彼岸花が咲く土手道を進んでいきます。
散策道は自然のままです。足もとにご注意を。
この先100m 彼岸花 打戻会場。
自転車の乗り入れはご遠慮ください。
ここは藤沢市御所見 彼岸花の里 打戻。
打戻会場
「打戻会場まで100m」の看板を過ぎていくと田んぼが広がっています。 100mと云えばこの田んぼの辺りになりそうですが、田んぼが会場とは考えられません。 田んぼの先には資材置き場のような所がありますが、看板のある所からは100m以上ありそうだし、 ちょっと近すぎるようですが、 田んぼの手前にある空き地が打戻会場だったのだろうかなどと思いながら進んでいきました。
ヒガンバナ植生保護のため、自転車通行・犬の散歩はご遠慮ください。
 (御所見まちづくり推進協議会)
あぶない!!
・水が深いので、ここで遊んだり、魚などをとったりしないようにしましょう。
・これは、お米や野菜をつくるための大切な水路です。ゴミを捨てたりしないようにしましょう。
 (藤沢市、小出川矢崎水利組合)
田んぼや資材置き場のような所の脇を過ぎていくと、道幅が更に狭まってきます。 すれ違うのが大変ということなのか、この先からは一方通行になります。 運よく、右岸は進行可能な方向になるようでした。 土手道の両側には一段と見事な彼岸花が咲いていて、 田んぼの黄緑色と相まって、綺麗な眺めが広がっていました。
開花中 自転車や犬との乗り入れはご遠慮ください。
これより一方通行です。ご協力お願いします。
下流 寒川方面の方はこちらから。
立ち止まって写真を撮ったりする人がいると道が塞がれてしまい、花を傷付けずにすり抜けることは出来ず、 待ち行列が出来たりもしていました。
これより下流は彼岸花群生地です
毎年9月に開花します。 地域の皆様が大切に保護しております。 このため雑草の刈取は、地域の皆様が時期に配慮して行っております。 堤防の雑草が繁茂している時期もありますので、ご了承願います。
 (藤沢土木事務所)
地面近くまで目線を降ろしてみると、土手道の両側には彼岸花が並木のように続いていて、 まるで「彼岸花の回廊」という感じがしました。
田んぼが終わって畑が現れると、彼岸花の回廊は終りになります。 左岸の田んぼの奥には丹沢の山並みが横たわっていて、雰囲気のいい眺めが広がっていました。
新道橋
再び田んぼが広がるようになった土手道を進んでいくと、小出川に新道橋が架かっています。 最初にあった案内図によると、大黒橋からここまでが1.5kmほどの距離で、 追出橋までの丁度中間地点になるようです。 大黒橋からここまでは小出川の右岸を歩いてきましたが、 ここからは少し気分を変えて、左岸を歩いていくことにしました。
新道橋を渡って、小出川の左岸に続く土手道を進んでいきます。 左手には田んぼが広がり、実った稲が頭を垂れていました。 間もなく刈取の時期が来ているようでした。 道幅が広がったこともあって、花は疎らな感じがしてきました。 土壌や日当たりなどの環境が違うのか、新道橋から先の彼岸花は、それまでに比べて盛りの時期を過ぎている株がかなりありました。
右岸に続く田んぼの奥には、丹沢大山と思われる高い山も見えていました。 川でバシャバシャと音がするので、何だろうと思って川面を覗いてみると、 大きな鯉が幾匹も泳いでいました。 小さな小出川にしては不釣合いな大きさのように思えましたが、放流でもしているのでしょうか。
この辺りでは小出川の流れは以外に速く、心地よい水音をたてて流れていました。 川面を眺めていると、鴨が泳いでいたりもしました。 気を緩めて水をかくのを止めると、スーっと流されていってしまいます。 急いで水をかいて仲間の傍へ寄っていく姿に和まされたりしながら、彼岸花の咲く土手道を歩いていきました。
右手から小川が合流してくる所を過ぎていくと、右岸にはグランドがありました。 運動会でも行っているのか、賑やかな声が聞こえてきていました。 左手には田んぼが続いていました。 黄金色に実った田んぼや、既に刈取を終えて切り株だけになった田んぼなどがありました。 丁度刈取をしている田んぼもありました。 腰をかがめて鎌で刈り取る昔の遣り方とは違って、今では刈取機に乗って刈っていくようです。
これまではコンクリート護岸されていましたが、 小川が合流する辺りからはコンクリート護岸されていない自然な感じの川になってきます。 以前の護岸の名残なのでしょうか、古びた木杭が幾つも並んでいたりもしました。 心なしか小出川の幅が広がって水かさも増してきたようにも思えてきます。 この辺りでも、川面に鴨が何羽か泳いでいました。
追出橋
田んぼなどが広がる景色を眺めながら小出川の左岸に続く土手道を真っ直ぐに進んでいくと、 正面に大きな水道管が見えてきます。 その手前に追出橋(おんだしばし)が架かっています。 大黒橋から続いてきた彼岸花の咲く土手道はここで終りになります。
追出橋から振り返ると、小出川の両側には田んぼが広がっていました。 こうして見ると、この辺りでは左岸の方が彼岸花が沢山咲いているようで、 丁度いい側を歩いてきたようでした。 川沿いの土手道はこの先へと更に続いていますが、今回の散策はここで切り上げて、 右手に続く車道を通ってバス停へと向かっていきました。
湘風園入口バス停
左手から来る道を合わせて、右手から回り込むようにして森の中へ入っていきます。 切通しのような所を過ぎて登っていくと住宅地に出ます。 左手からの道を合わせて緩やかになった道を進んでいくと、 十字路を過ぎた先の送電線の鉄塔の傍に、寒川町コミュニティバスの湘風園入口バス停があります。 少ないものの寒川駅(JR相模線)までの便があるので、時間が合えば乗っていきましょう。 コミュニティバスのルートは幾つかあるようで、そのルート図がバス停に掲示されているので参考にしましょう。 このバス停からだと、手前にある乗り場から「右廻り(時計廻り)運行方向」のバスが便利なようで、 ここから7つめのバス停が寒川駅になるようでした。 今回はバスが来るまで時間があったので、この先の県営住宅前バス停まで歩いていくことにしました。
 土日曜 ...12:00 13:17 14:47 16:05 17:32
県営住宅前(けんえいじゅうたくまえ)バス停
寒川町コミュニティバスの県営住宅北バス停を過ぎて真っ直ぐ進んでいくと、 小谷交差点(こやと)があります。 そこを左折して数10m進んでいくと、左手に分かれていく道を見送った先に県営住宅前バス停があります。
茅ヶ崎駅(JR東海道線)まで、茅ヶ崎駅行きバスにて22分、40分に1本程度の便があります。