大塚山
散策:2008年09月下旬
【低山ハイク】 大塚山
概 要 大塚山は御岳山の北側に聳える標高920mほどの山です。 西側が開けていて、奥多摩の山並みなどを見渡せる眺めが広がっています。 今回は東側から日の出山へ登り、御岳山を経て大塚山へ向かいます。 大塚山からは丹三郎地区へと降っていきます。 日の出山や長尾平からも素晴らしい眺めが広がります。
起 点 日の出町 松尾バス停
終 点 奥多摩町 古里駅
ルート 松尾バス停…登山口…654m峰…新道出合…巻き道分岐…クロモ上見晴台…三室山分岐…日の出山…東雲山荘分岐…巻き道合流…御嶽神社分岐…御岳長尾平園地…武蔵御嶽神社…神代ケヤキ…ケーブル駅分岐…巻き道分岐…大塚山…巻き道合流…846m峰…丹三郎園地休憩所…万世橋…古里駅
所要時間 5時間10分
歩いて... 松尾バス停から日の出山へ登るルートはよく整備されたしっかりとした道になっていました。 日の出山の直前にある階段を除くと急登が続く所もなく、 御岳山から大塚山を経て丹三郎地区へ降る道もしっかりとしていて、安心して歩けるコースです。 この時は気温が低くて大汗をかくこともなく、山頂からの眺めも遠くまで見渡すことが出来ました。
関連メモ 杉の木陰のみち, 日の出山, 大岳山
コース紹介
松尾(まつお)バス停
武蔵五日市駅(JR五日市線)から、つるつる温泉行きバス,または,松尾行きバスにて17分、 1時間に1本から2本程度の便があります。
 土曜 5:38 6:24 7:15 7:40 8:02 9:24 9:45 10:20 10:40 11:10 11:45...
 日曜 6:46 7:38 9:24 9:45 10:20 10:40 11:10 11:45...
バス停から、左手を流れる綺麗なせせらぎの平井川に沿って続く車道を進んでいきます。 所々には段差などもあって、流れ落ちる水が心地よい音を響かせていたりもします。 長い竿を伸ばして川辺で魚を釣っている人を見かけたりもしました。
お願い
この川には、多くの生物が棲息しています。 ここで生まれ、大きくなった魚や、まだ小さな魚がいます。 この川が、いつでも魚の姿を楽しむことのできるように、 東京都水産試験場奥多摩分場で育ったヤマメの稚魚をたくさん放流しました。 この川では「東京都内水面漁業調整規則」が適用されています。 魚を捕る人は次のことがらを守り楽しい豊かな川にしましょう。
(1) ヤマメの自然繁殖を助けるため、10月1日から翌年2月末までは禁漁期間です。 ヤマメ捕りは3月1日から9月末日までの間で楽しみましょう。
(2) 12cmより小さなヤマメは持ち帰らないでください。 捕れてしまった場合は、すぐに川にもどしましょう。
なお、このような小さな川で皆が釣りを楽しむことができるよう、 持ち帰るヤマメの数は1人1日10匹までとし、 網の場合は直径20cm以下のものとし、お互いに協力していきましょう。 魚の姿を楽しむ人も、釣りを楽しむ人も、いつまでもこの川で楽しい時間を過ごせるように、 ゴミは持ち帰り、皆の美しい地域として守っていきましょう。
 (日の出町、地元自治会、秋川漁業協同組合日の出支部、日の出町青少年健全育成会
民家の横にある「改修記念」と刻まれた石碑を過ぎて更に進んでいくと、 バス停から7分ほどで、左手に焼岩林道が分かれていきます。 手元の地形図に載っている実線の道のようでした。 橋を渡った所に小祠や石仏などが並んでいまいした。 焼岩林道を見送ったすぐ先で、車道が右手へ曲がっていく所から細めの道が左手に分かれていきます。 角に立つ看板によると、右手へ曲がっていく道は 「ようこそ生涯青春の湯 つるつる温泉へ」となっています。 左手の道に架かる小橋を渡った所に立つ道標によると、 左手の道は「日の出山・御岳山」、今来た道は「松尾バスのりば」となっています。 今回は道標「日の出山・御岳山」に従って、左側の川に沿って続く道を進んでいきます。
林道 焼岩線
林道の規格・構造は、公道とは異り路肩の保全・法面の落石防止等の処置が十分でありませんので、 利用される方は、次の事を承諾厳守のうえ通行してください。
1.林業関係以外の車両の通行はご遠慮ください。
2.車のスピードは、20km/時以下としてください。
3.降雨降雪時には、スリップまたは落石の危険があります。
4.見通しの悪い箇所での駐車は避けてください。
 (日の出町)
川沿いに続く緩い登り坂になった道を進んでいくと、程なくして坂道が右手に分かれていきます。 右手の上には「熊野神社」の看板も出ていました。 その坂道を登っていくと熊野神社があるようですが、今回はそのまま川沿いに進んでいきました。 小さな建物を過ぎて植林帯へと入っていきます。 川を流れる水音を聞きながら坂道を登っていくと、 川沿いにログハウスが幾つも建ち並んでいました。 名前は分かりませんでしたが、キャンプ場のような雰囲気でした。
小さな火 "まさか"がおこす 山の火事
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
川沿いに続く道を更に進んでいくと、右手に道が分かれていきます。 その先には橋が架かっていて、民家や畑などへと続いているようでした。 その道を見送っていくと、すぐに「武蔵野の路 日の出山コース」の道標が立っていて、 この先へ続く道は「平井川の源1500m」、今来た道は「白岩滝1400m」となっていました。 あれ?日の出山はどうなったのかなと思いながらも正面に続く道を更に進んでいきました。 右手の上にある民家から降ってくる道を合わせて更に進んでいくと、 小さな橋を渡った所に看板や道標などが幾つも立っていました。 ここから右手の尾根へと山道が分かれていました。 登り口には「日の出山ハイキングコース入口」の標柱が立っています。 また道標も立っていて、右手へ登っていく山道は「至 日の出山(3.6km)」、 今歩いてきた道は「美人の湯つるつる温泉まで1.5km」となっています。 ここが日の出山への登山口になるようです。 松尾バス停から20分ほどで到着しました。
手元の地形図を見る限り、ここから日の出山までは3.6kmもあるようには思えません。 直線距離で1.5kmほど、道程でも2kmほどのように思えました。
この先路面悪路のため一般車両通行止(関係車両を除く)
 (五日市警察署、東京都西多摩建設事務所)
登山口
左手すぐの所には川が流れていて、川面に降りていけるようになっていました。 暑い夏場に逆コースを降ってきた時には、涼を得るのに良さそうな所でした。 正面に続く舗装路は不動沢林道というようで、先ほどの焼岩林道と同じ内容の看板が立っていました。 簡単な車止めの横からと10mほど先からとの二箇所から、右手の尾根へ登っていく山道がありました。 10mほど先の登り口にも道標が立っていて、 右手の山道は「日の出山ハイキングコース」、正面に続く舗装路は「日の出山 新道」となっています。 また、右手の山道には「道幅狭し 歩行者保護のため、バイク・自転車の通行はご遠慮ください」、 正面の舗装路には「新道 この先、平井川源流地まで舗装路が続きます」の板も取り付けられていました。 正面の道は手元の地形図に載っている実線の道のようです。 歩く分には舗装路の方が楽なのでしょうが趣きに欠けようというものなので、 今回は右手の尾根へと続く山道を登っていくことにしました。 日の出山で見かけた地図によると、この辺りは「滝本」というようです。
道標では「道幅狭し」となっていますが、実際に歩いてみると、 山道にしては十分広くてしっかりとして歩き易い道になっていました。 バイクや自転車が通るには「狭い」ということなのでしょうが、 通っていくバイクや自転車が多くて、登山者が大いに迷惑しているということなのでしょう。
未来へと ひきつぐ森です 火の用心
山火事防止
・たばこの投げ捨てはやめましょう!
・森林近くでのたき火はやめましょう!
 (秋川消防少年団、秋川消防署)
山道を登っていくと、すぐの所の右上に祠が建っていました。 短い石段を登っていくと、自然石で出来た灯籠が両側にあり、その先に祠がありました。 中をうかがってみると、白木の祠が大小4つ収められていました。 また「奉納 不動尊」と書かれた板もあったので、この祠は「不動尊」と云うようでした。 これからの散策の安全をお願いして、その先へと続く山道を登っていきました。
山火事注意
 (日の出町消防団第三分団、秋川消防署)
普通の山道よりも幅が広めでしっかりとしていて、とても歩き易い道になっていました。 植林帯に続く道を右・左と曲がりながら登っていくと、 右手の樹木が途切れて山並みなどを見渡せる景色が広がる所があります。 方角からすると、日の出山から東北東へ伸びる尾根だと思われます。 振り返ると東の方には新宿の高層ビル群と思われる街並みも見えていました。 そんな展望の開ける所が何箇所かあったりする尾根を登っていきます。 広くて歩き易い道にはそれほど急傾斜の所もなくて、気温も低めの日だったこともあって、 汗をかいても袖で拭う程度でよく、比較的楽に登っていけました。 夏草が道を覆っている訳でもなくて、山道の中では歩き易い部類に入るように思えました。
伐採されて若木が植えられた開けた所まで来ると、白塗りの道標が立っていました。 それによると、この先の道は「日の出山 山頂まで1.5km」、 今登ってきた道は「つるつる温泉まで あと2.0km」となっています。 手元の地形図によると、654m峰の東200m辺りにある標高600mほどの所になるようです。 ここからも山並みを見渡せる眺めが広がっていました。 眺めが広がる所はここで一旦終わって、この先は植林帯の中を登るようになります。
登山口にあった道標との距離差を考えてみると、 日の出山までは「3.6km→1.5km=-2.1km」、つるつる温泉までは「1.5km→2.0km=+0.5km」となっていて、 差分にかなりの相違があります。 手元の地形図でもせいぜい500mほどの道程のようなので、 どうやら登山口にあった「至 日の出山(3.6km)」というのは誤りで、 「至 日の出山(2.0km)」というのが正解のように思えます。
654m峰
開けた所から植林帯の中へ入って登っていきます。 高みを左手から巻くようにして続く道を進んでいくと、 程なくして右・左と曲がりながら斜面を登るようになります。 右手の上に稜線が見えるようになった斜面を横切るようにして登っていくと、 岩が幾つも並んだ尾根に登り着きました。 この辺りが、手元の地形図にある654m峰になるようです。 麓の登山口から30分ほどで登って来られました。 岩の間には「馬頭観世音」と刻まれた石碑と白木の祠があって、その脇には解説板も設置されていました。 それによると、この岩は「顎掛岩」というようで、 ここから日本武尊が関東平野を見渡したとのことです。 今では周囲が植林されていて展望は得られませんが、 手前にあった展望の開けた所からは都心のビル群も見えていたので、 その昔には解説板の通り、ここから関東平野を見渡せたのだろうと思われます。 脇に設置された丸太のベンチに腰を降ろして、ここでひと休みしていきました。
顎掛岩(あごかけいわ)
日本武尊が蝦夷征伐の帰りにこの岩へ顎をかけて、関東平野を見渡したと伝えられている。
みんなの山 出すなおこすな 山の火事
 (日の出町消防団第三分団、秋川消防署)
ベンチのすぐ先に道標が立っていて、 左手へと続く尾根道は「日の出山 山頂まで1km」、 今登ってきた道は「つるつる温泉まで あと2.5km」となっています。 道標に従って、広くて緩やかになった尾根道を進んでいきます。 両側から谷が迫って僅かに馬の背のようになった所を過ぎていくと、植林帯を登るようになります。 引き続き広くて歩き易い道が続きます。 小型車なら通っていけそうな所もあったります。 山道もずっとこんな感じなら楽でいいのにと思いながら進んでいきます。 654m峰から5分ほど進んでいくで、岩が幾つも剥き出しになった所を過ぎていきます。
多摩の森林再生事業
事業名:日の出町森林再生事業(平成16年度)
林班名:21-1林班
本事業は森林の機能を回復させて環境を守るため、間伐を実施しています。
この看板は、間伐材を利用して作成しています。
 (東京都環境局、日の出町)
新道出合
正面の僅かな高みを左手に避けるようにして続く尾根道を進んでいくと、 「日の出山 守る心で 火の用心」の四角い標識が立っていて、 この先の道は「日の出山」、これまで来た道は「滝本」となっていました。 そこを過ぎて、引き続き広くて歩き易い植林帯の尾根道を進んでいくと、 左右に通る広めの道に出ました。 角には道標などが幾つも立っていました。 それらによると、左手の道は「平井川の源360m」,「日の出山 新道」、 右手の道は「日の出山630m」、 今登ってきた道は「日の出山ハイキングコース」,「つるつる温泉」となっています。 また、左手の道には「新道 この先から登山口まで舗装されています」、 今登ってきた道には「道幅狭し 歩行者保護のため、バイク・自転車の通行はご遠慮ください」の板も取り付けられていました。 これらの表記からすると、麓の登山口から正面へと伸びていた道はここまで続いているようでした。 654m峰から14分ほどで到着しました。 ここは日の出山を目指して右手へと進んでいきます。
ここにも「武蔵野の路 日の出山コース」の道標が立っていました。 その日の出山コースは「新道」を経て日の出山へと登るルートに設定されているようでした。
生涯青春の湯 ひので三ツ沢 つるつる温泉
入ってつるつる 出てほかほか 登山の汗を流して帰ろう ひので三ツ沢 つるつる温泉へ
燃やすまい 水のふるさと 緑の資源
山火事注意
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
巻き道分岐
右手へ登っていくと、すぐに尾根に出ます。 正面にはポストのような屋根付きのものが設置されていました。 角には道標が立っていて、今来た道は「至 ひので三ツ沢つるつる温泉2.8km」となっていました。 そこから左手へ折れ曲がって、尾根沿いに続く広い道を緩やかに登っていきます。 尾根の上にも道が続いているようでしたが確認しませんでした。 1分半ほど登っていくと、左手から登ってくる道が合流してきます。 角に立つ道標によると、左手の道は「養沢鍾乳洞1.2km・上養沢バス停2.8km」、 正面に続く広い坂道は「御岳山2.7km」、 右手に続く石段は「日の出山0.5km・御岳山2.8km」となっています。 また真新しい道標も立っていて、左手の道は「麻生山・白岩の滝・金比羅山・武蔵五日市」、 正面の坂道は「御岳山まき道」、右手の石段は「日の出山・御岳山」となっています。 また「つるつる温泉」の大きな看板も設置されていて、 今来た道は「つるつる温泉3.2km」となっています。 左手から登ってきて右手の石段を経ていく道は、関東ふれあいの道「杉の木陰のみち」にもなっています。 正面に続く広い坂道は日の出山を巻いて御岳山へと続いているようですが、 今回は右手の石段の先に続く山道を登っていきます。
ここに林業関係の車両と思われる軽自動車が止まっていました。 三ツ沢地区から続く「新道」を経て登ってきたものと思われます。
右手の石段を登っていくとすぐに尾根に出ます。 ここにも道標が立っていて、左手へ続く広い尾根道は「日の出山0.5km・御岳山2.8km」、 今登ってきた石段は「養沢鍾乳洞1.2km・上養沢バス停2.8km」、 右手の道は「くろも岩・三つ沢2.8km」となっていました。 ここは日の出山を目指して、左手に続く幅の広い尾根道を登っていきます。 ベンチを過ぎていくと、幅の広い横木の階段が始まります。 麓の登山口からここまでは比較的緩やかで歩き易い道が続いていましたが、 ここから日の出山までは、今回のコースの中で唯一の急登の箇所になります。 左下には手前で分かれてきた巻き道の坂道が通っていて、 先ほど見かけた作業用の自動車がエンジン音を轟かせながら登っていきました。
右手の道の行く末は確かめてはいませんが、先ほどの「新道出合」を右折した所へ続いていて、 そこからこれまで登ってきた道を降っていくルートを指しているように思えました。 そうだとすると、道標にある「くろも岩」とは何処にあるのでしょう。 「新道出合」までの尾根の途中にあるのでしょうか、 それとも654m峰にあった「顎掛岩」のことなのでしょうか。
(写真は左手に向かって横木の階段を写したものです)
クロモ上見晴台
段差がかなりあって歩き難い横木の階段を登っていきます。 一旦階段が途切れた尾根を登っていくと再び横木の階段が始まります。 右足・左足と一歩一歩引き上げながら息を切らせて登っていくと、 尾根に出た所から5分ほどでベンチが設置された所に着きました。 樹木には「クロモ上見晴台」と書かれた板が取り付けられていました。 ここにもポストのような屋根付きのものが設置されていました。 振り返ると、丸太のベンチの先には山並みや街並みなどを見渡せる眺めが広がっていました。
ここにある「クロモ上見晴台」と先ほどの道標の「くろも岩」とは、 同じ「くろも」を意味しているように思われますが、「くろも」とはどのような意味なのでしょうか。
クロモ上見晴台を後にしてその先に続く緩やかになった尾根道を進んでいくと、 程なくして左手へ道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、正面に続く尾根道は「日の出山0.3km・御岳山2.6km」、 左手の道は「御岳山」、今登ってきた道は「養沢鍾乳洞1.4km・上養沢バス停3.0km」となっています。 左手の道は先ほど分かれてきた巻き道に降りていく道になりますが、 そのまま正面の尾根道を進んでいきます。 幾つも並んだベンチを過ぎていくと、正面の高みへと登っていく山道が分かれていきますが、 そのまま広い尾根道を進んでいきます。 右手へ曲がっていくと、坂道と横木の階段に分かれています。 道標類はありませんが、正面に続く坂道は日の出山の山頂を巻いていく道のようなので、 ここは右手の横木の階段を登っていきます。 すぐに、先ほどの山道が右手から合流してきます。
三室山分岐
横木の階段を2分ほど登って階段が途切れると、道が斜めに横切っていきます。 角に立つ道標によると、右手に分かれていく道は「三室山3.3km・二俣尾駅6.3km」、 正面の道は「日の出山0.2km・御岳山2.5km」、今登ってきた道は「上養沢バス停3.1km・金比羅尾根」となっています。 右手の道は日の出山を巻いて、東北東へ伸びる尾根へと続いているようですが、 ここは日の出山を目指して正面に続く道を登っていきます。
集う森 声かけ合って 火の始末
山火事注意
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
日の出山 (標高902m)
尾根道を登っていくと、坂道と横木の階段とが並行するように分かれていますが、 右手の横木の階段を登っていきます。 途中で左手へ分かれていく山道を見送って横木の階段を登っていくと、 2分半ほどで大きな岩の所に着きます。 その上に出ると広い踊り場のようになっていて、ベンチも設置されています。 そこを過ぎて更に石段を1分ほど登っていくと、日の出山の山頂に着きました。 クロモ上見晴台から11分ほど、654m峰から35分ほどで登って来られました。 山頂には東屋が一軒建っていて、 「日の出山山頂 標高902.0m」の標柱や関東ふれあいの道の石標や三等三角点もあります。
左手の坂道は日の出山の巻き道になっていると思われますが、確かめた訳ではありません。
日の出山の山頂からは周囲をぐるりと見渡せる眺めが広がっています。 東側には都心の高層ビル群までも見渡せました。 南の方にも山並みが続き、西側にはこれから向かう御岳山も見えていました。 南西には大岳山と思われる特徴的な姿の高い山も聳えていました。 この時には雲が広がってきていたものの空気は澄んでいて、かなり遠くまで見渡すことが出来ました。 お昼にはもう少し時間があったので、ここでは景色を楽しむだけにして、 昼食は長尾平へ着いてからとることにしました。 山頂には「秩父多摩甲斐国立公園」と題した大きな看板が設置されていて、 この周辺の地図が掲載されています。 松尾バス停から日の出山に登って御岳山から大塚山を経て丹三郎へと降る今回のルートも載っているので参考にしましょう。
秩父多摩甲斐国立公園カントリーコード
国立公園を大切に利用するために
ゆっくり静かに自然を楽しむ  自然や風景のすばらしいところです。目的地にただ急ぐのではなく、 行程には余裕をもって、ゆっくり自然を楽しみます。
計画や準備は万全にする  本公園は初春まで積雪凍結があり、冬季は早く陽が落ちます。 生命や身体の安全のためには登山の経験者に相談したり、目的やルートの情報を必ず確認します。
土地所有者や管理者の善意を尊重する  国立公園内は国・公有地だけでなく、私有地もたくさんあります。 登山道や公共施設も善意により借地させていただいている場所もあります。 土地所有者や管理者が困るような行為はつつしみます。
駐車場でアイドリングをしない  アイドリングによる排気ガスはきれいな空気を汚します。 駐車場での無駄なアイドリングはしません。
ゴミは絶対捨てずにすべて持ち帰る  少しでもゴミが落ちていると大変目立ちますし、野生動物にも影響を与えます。 ゴミはすべて自宅まで持ち帰るとともに、ゴミになるものは最初から持っていかない工夫をします。
登山道や遊歩道からはずれて歩かない  写真撮影などで道からはずれると、転落や迷うおそれがあります。 また、植物を傷めることにもなるので、登山道や遊歩道からはずれないよう歩きます。
動植物はとらない  自然の中で生きる多様な野性動植物は、生態系の重要な構成員です。 生態系を保全するため野生動植物を大切にします。
山火事をおこさない  山林火災はいったん発生すると消化作業も困難で多くの森林が消失してしまいます。 たき火やたばこの吸い殻の投げ捨ては絶対しません。
キャンプはキャンプ場でおこなう  身体の安全や生態系の保全のためにキャンプ場でキャンプを楽しみます。
トイレなどの公共施設をきれいに使う  トイレや避難小屋などの公共施設は、一人が汚すと後から使う人達が不快です。 一人ひとりが気をつけて、汚さず壊さずに使います。
※「カントリーコード」とは、利用に当たってのマナー向上を目指して策定されたルール集です。
 (秩父多摩甲斐国立公園協議会制定、建設省)
東雲山荘分岐
日の出山からの眺めを楽しんだら御岳山へと向かっていきます。 山頂の西側に立つ道標「御岳山・ケーブルカー駅」に従って、幅の広い石段混じりの道を降っていきます。 一旦緩やかになった先にある石段混じりの坂を降っていくと、山頂から2分ほどで道が逆K字路があります。 角に立つ道標によると、左手の先へ降っていく道は「御岳山・ケーブル御岳駅2.9km」、 左手から合流してくる道は「三ツ沢・上養沢・金比羅尾根・ひので三ツ沢つるつる温泉」、 今降ってきた道は「日の出山山頂」となっています。 左手には立派なトイレ設備があり、 その横に日の出山の山頂にあったのと同じ「秩父多摩甲斐国立公園」の看板があります。 左手から合流してくる道は、クロモ上見晴台の先にあった横木の階段と並行するようにして続いていた坂道なのでしょうか。 広い尾根道になった正面の道の奥にはログハウス風の東雲山荘があって、 そこに軽自動車が止まっていたので、先ほど通っていった車だろうと思われます。 ここは御岳山を目指して、左前方へ続く道を進んでいきます。
たばこ・たき火はよく消そう!
山火事注意
 (東京都、森林国営保険)
トイレのしくみ 大切な水の再利用
沈殿分離室 大きな汚れを底に沈めます。
接触ばっ気室 微生物に中くらいの汚れを食べてもらいます。
接触ろ過室 小さな汚れをカキ殻のデコボコにくっつけます。
活性炭吸着室 活性炭の働きで半透明にします。
トイレ トイレ洗浄水として再利用。
雨水貯留室 トイレのまわりの砂利の下にあります。 雨水をためておきます。水の量を調節。
自然の働きで水をきれいにします。 川や海を汚しません。 汚水を再利用しているので、水飲場・手洗所はありません。
 (東京都)
巻き道合流
花木の植えられた斜面を進んでいくと、すぐに植林帯へと入っていきます。 引き続き広い道が続いています。 コンクリート製の階段もあったりしますが、降っていく分には苦労することはありません。 尾根の少し左下に続く広めの道を進んでいきます。 「日本山岳耐久レース60km地点」の道標を過ぎていくと、道端に大きな岩が幾つかありました。 その間を抜けていくと降り階段が始まりますが、1分ほどで緩やかな道になってきます。 再び大きな岩のある所までくるとベンチが二つ並んで設置されていました。 そこを過ぎて横木の階段を降っていくと、左下にも道が並行するようになります。 更に進んで短い石段を降っていくと、左手の道と合流します。 日の出山から15分ほどの所になります。 角に立つ道標によると、左手の道は「上養沢バス停3.8km・金比羅山・三ツ沢」、 正面の道は「御岳山1.5km・ケーブル御岳山駅2.2km」、 今来た道は「日の出山0.8km・上養沢バス停4.1km」となっています。 手元の地形図などから判断すると、 左手の道は「新道出合」の先にあった「巻き道分岐」から続いてきた道のように思われます。 右手の脇には関東ふれあいの道の里程標が設置されています。 それによると、正面の道は「御岳駅7.5km」、今来た道は「上養沢4.0km」となっています。
正面へ進んでいくと、すぐに「武蔵御嶽神社」の扁額の架かる鳥居が立っていて、 その手前から左手へ道が分かれていきます。 その角にも道標が立っていて、左手の道は「上養沢バス停4.0km・秋川渓谷瀬音の湯」となっています。 鳥居をくぐって、その先の植林帯に続く広い尾根道を進んでいきます。 僅かなアップダウンはあるものの、全体的には緩やかで広い尾根道が続いています。 大きな岩の脇を過ぎて軽く登っていくと、道の脇に畑がありました。 こんな山の上になぜ畑があるのだろうと思っていると、御岳山の宿坊街はもうすぐそこなのでした。 畑の先の樹木越しには山並みなどを見渡せる眺めが広がっていて、 奥の方には街並みなども見えていました。 日の出山から23分ほどの所になります。 右手の高みへ登っていく山道もありましたが、「耕作者以外立入禁止」の立て札がありました。 ここは角に立つ手製の道標「御岳山」に従って、左手へと続く緩やかな尾根道を進んでいきます。
引き続き植林帯に続く広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 正面に現れる僅かな高みを左手に避けるようにして進んでいくと、右手に石段が分かれて登っていきます。 その上には墓地があるようでした。 石段を見送って関東ふれあいの道の里程標「御岳駅6.5km」を過ぎていくと、 右手に戻るようにして坂道が分かれていて、「墓地につきハイカー立入禁止」と刻まれた石標が立っていました。 その道を見送った先の明るい所を過ぎて再び植林帯へ入っていきます。 作業小屋の脇を過ぎていくと、右手の高みにある建物へ登っていく道が分かれていきます。 その道も見送って尾根道を更に登り気味に進んでいきます。 コンクリート舗装された道になった坂を登っていくと、竹垣や赤い灯籠のある国民宿舎の入口に出ます。 そこからは舗装された道になってきます。
舗装路になった道をその先へと進んでいきます。 携帯電話会社の小さな電波設備を過ぎていくと、登り坂になる手前から細い道が右手へ分かれていました。 その道を見送って傾斜の増してくる坂道を登っていきます。 国民宿舎などが建ち並ぶ石垣沿いの坂道を登っていくと、突き当たりに道標が立っていて、 右手に曲がっていく道は「ケーブル御岳山駅1.0km・滝本3.3km」、 今登ってきた道は「日の出山2.0km」となっています。 道標に従って右手へ戻るようにして登っていくと、すぐに道が二手に分かれています。 日の出山から35分ほどの所になります。 角には道標などが幾つか設置されていて、 左手へ登っていく道は「御岳神社0.3km・大岳山4.0km」,「御嶽神社・長尾平・七代の滝・大岳山方面」、 正面へ降っていく道は「ケーブルカー御岳山駅(参道を経て滝本・JR御岳駅)」となっています。 今回の目的である大塚山へは正面の道を降っていけばいいのですが、 長尾平や御嶽神社を訪ねてから向かっていくことにして、左手の坂道を登っていきました。
坂道を登って突き当たりを右折していくと、すぐにT字路があります。 角には道標が立っていて、正面へ降っていく道は「ケーブル御岳山駅・鳩の巣・大塚山」、 左手の道は「御嶽神社・大岳山」、今来た道は「養沢・日の出山・五日市」となっています。 今回はそこから大塚山へと向かっていくのですが、 その前に長尾平と御嶽神社まで往復してくることにしました。 T字路を左折して土産物店の間を抜けていくと、左手に大鳥居が立っていて、 その脇には「武蔵御嶽神社」と刻まれた石柱が立っています。 左手の手水舎の傍には大きな「御岳山周辺案内図」があります。 今回歩くルートがすべて載っているので参考にしましょう。 鳥居の先に続く幅の広い石段を登っていくと、 「御嶽神社」の扁額の架かる朱塗りの立派な随身門があります。
御嶽神社分岐
随身門をくぐって左手へと続く幅の広い石段を登っていきます。 両側には御嶽講などの石碑が立ち並んでいて、 蝦色に塗られた稲荷社や三柱社の祠などがあったりもします。 三柱社のある踊り場まで来ると、左手へと山道が分かれていきます。 角には道標が立っていて、左手の道は「長尾平0.2km・大岳山4.2km」、 正面に続く石段は「御岳神社」となっています。 別の道標も立っていて、左手の道は「岩石園・大岳山」、 今登ってきた道は「御岳山駅(ケーブルカー)・日の出山」となっています。 今回は先ず長尾平を訪ねてから御嶽神社へ向かうことにしました。 道標「長尾平・大岳山」に従って、左手に分かれていく広くて緩やかな土の道を進んでいきます。
稲荷社
御祭神 倉稲魂神
お稲荷さまと親しまれ、油上げ等を供え五穀豊穣・商売繁盛を願う住民の姿がみられます。 特に2月の初午の日には多くの人のお参りがあります。
三柱社
御祭神 大歳神・御歳神・大山咋神
「歳」は祈年のトシをあらわし、豊年、豊作を現す稲神として祀られ、 大山咋神は家運隆盛だけでなく、水源守護神としても祀られています。
御岳長尾平園地
直径1mは優に超える杉の大木を眺めたりしながら、緩やかで広い道を進んでいきます。 右手の斜面から何度か横木の階段が降ってきますが、そのまま道なりに進んでいくと、 御嶽神社分岐から3分ほどで、道が三方に分かれています。 周囲には「森林の緑が守るきれいな青梅」と題した案内図や、 これまでにも見かけた「御岳山周辺案内図」を始め、道標などが設置されています。 それらによると、右手へと曲がっていく広い道は「岩石園・大岳山」、 正面へ降っていく細い山道は「七代の滝・上養沢(バス停)」、 左手に続く広い道は「展望台」、今来た道は「御岳神社0.2km・御岳山駅(ケーブルカー)」となっています。 左手の大木の脇には「御岳長尾平園地」の標柱が立っています。 ここから左手に続く緩やかで広い尾根が長尾平のようです。
(右手の道は「大岳山」を参照)
今回は長尾平の先端まで進んでいくことにしました。 売店やテーブル・ベンチなどが幾つも設置された広い広い尾根を進んでいきます。 昼時とあって、既に多くのハイカーが休んでいました。 段々と降っていくと、左右の樹木が伐採されて眺めが広がる所に出ました。 左手には山並みの奥に都心の街並みも見えていて、 右手には男具那ノ峰から鍋割山にかけての稜線もよく見えました。 何故こんなに広いのかと思っていると、 ここは救急時のヘリコプター離着陸場になっているようです。
ヘリコプター離着陸場
この広場は、山火事や救急事故などの災害時には「ヘリコプター離着陸場」となります。 なお、ヘリコプターが離着する時には、強い風が発生して樹木の枝や小石が飛び 非常に危険なため消防職員や消防団員が安全な場所まで誘導しますので、ご協力をお願いします。
 (御岳山自治会、青梅市消防団、青梅山林災害対策協議会、東京消防庁青梅消防署)
ヘリコプター離着陸場を過ぎて、その先へ僅かに登っていくと東屋が建っています。 緩やかな尾根はそこで終わっていて、その先は谷へと降る急斜面になっています。 東屋の正面には都心方面を見渡せる眺めが広がっていました。 日の出山から50分ほどで到着しました。 お昼を少し過ぎたので、景色を眺めながらここで昼食タイムにしました。 左手にある尖った山は日の出山でしょうか。 この時には曇が広がっていましたが、空気が澄んでいたのか、かなり遠くまで見えていました。 写真には上手く写っていませんが、山並みの奥には、 新宿の高層ビル群と思われるものや、東京湾と思われる海面も見えていました。
お腹も満ちて眺めも堪能したら、長尾平から引き返して御嶽神社へ向かっていきます。 大岳山へ続く尾根道まで引き返して右手へ少し戻っていくと、正面の斜面に横木の階段があります。 元の広い石段まで引き返してから登っていってもいいのですが、 こちらの方が趣きがあろうと思って横木の階段を登っていきました。 最初のうちは模擬木で出来た真新しい階段ですが、 やがて斜面を横切るようになると古びた感じになってきました。 何度か右下の尾根道へ降っていく小径が分かれていきますが、上を目指して進んでいきます。 崩れかけた所には丸太の木橋のようなものが設置されていたりもします。 右・左と折れ曲がりながら斜面を登っていきます。
武蔵御嶽神社
尾根道から5分ほど斜面を登っていくと、杉の大木を過ぎた先で、参道になっている広い石段に出ます。 出口には道標が立っていて、今登ってきた道は「七代の滝・奥の院・大岳山・綾広の滝 近道」や 「長尾平見晴台 約3分」となっていました。 そこから左手に続く石段を登っていきます。 突き当たりまで登って右手へ更に登っていくと、正面に武蔵御嶽神社があります。 長尾平の東屋から11分ほどで到着しました。 この時には右手にある宝物殿が特別開帳中でした。 拝殿の正面には「御嶽山」の扁額がかかり、左手には神符授与所などがあります。 両脇に控える大きな狛犬も威風堂々としていて、厳かな雰囲気を醸し出していました。
武蔵御嶽神社由緒
社伝によれば、創建は第10代崇神天皇7年と伝えられ、第12代景行天皇の御世、 日本武尊東征のみぎり、難を白狼の先導によって遁れられたといわれ、 古くより関東の霊山として信仰されて参りました。 平安時代の延喜式神名帳には、大麻止乃豆天神社(おおまとのつのあまつかみのやしろ) として記されております。 山岳信仰の興隆とともに、中世関東の修験の一大中心として、鎌倉の有力な武将たちの信仰を集め、 御嶽権現の名で厄除・延命・長寿・子孫繁栄を願う多くの人達の参拝によって栄えました。 天正18年、徳川家康公が関東に封ぜられますと、朱印地三十石を寄進され、慶長11年、大久保石見守長安を 普請奉行として社殿を改築、南面だった社殿を東面に改めました。 人々の社寺詣が盛んになると共に、世に三御嶽の一つとして、御嶽詣も、武蔵・相模を中心に 関東一円に広がり、講も組織され、現在に及んでおります。 明治維新により、御嶽神社の社号となり、更に昭和27年、武蔵御嶽神社と改めました。
御祭神
 櫛眞智命、大己貴命、少彦名命、奥宮 日本武命、御眷族 大口眞神
祭儀
元旦祭1月1日
太占祭1月3日(牡鹿の肩骨を灼き占う神事)
節分祭2月3日
紀元祭2月11日
春季大祭3月8日(山開き大祭)
例大祭5月8日(日の出祭)
奥社例祭5月15日
大祓式6月30日(夏越しの祓い)
流鏑馬祭9月29日
秋季大祭11月5日
新嘗祭11月23日
大祓式12月31日
大口真神社例祭正月・5月・9月
月次祭毎月8日
 (社務所)
拝殿の背後には本殿を始めとして、合祀されている社が幾つもあります。 右手の囲いは閉ざされていますが、左手の囲いは開かれていて入っていくことが出来ました。 現在の本殿の屋根には7本の鰹木が乗り外削ぎの千木が聳えていました。 現在では常盤堅磐社になっている旧本殿がその斜め右奥にあります。 全国の一の宮(各国で最も格式のある神社)が祀られているのだそうで、 その屋根には3本の鰹木が乗り外削ぎの千木が聳えていました。 その他にも神明社・巨福社・大口真神社・北野社・皇御孫命社・東照社・二柱社・ 八幡社・八雲社・月乃社・八神社・春日社・こ養社・座摩社・國造社など多くの社があり、 各々の祭神と簡単な由緒を記した立て札もありました。
(写真は旧本殿である常盤堅磐社です)
御岳神社旧本殿
武蔵御岳神社の元本殿は神明造であり、明治10年(1877)に造替されたものであるが、 それまで使用されていたのがこの旧本殿の常盤堅盤社である。 この旧本殿は本殿建築として室町時代の規模を有し、都内においてほとんど唯一のものであり、 昭和23年4月、重要美術品に認定された。 社殿は一間社流造、銅板葺で、間口は柱真々2.50メートル、奥行2.13メートル、丹塗で社宝に 永正8年(1511)、慶長11年(1606)、元禄13年(1700)の修復の棟札がある。 嘉永3年(1850)11月、清和天皇祭祀を命ぜられた時、合祀合同官社となり、 主祭神に崇神・景行・安閑・清和天皇、副祭神として狭依比売神ほか96柱が祀られている。
東京都文化財保護条例により、文化財の指定種別を都重宝から東京都指定有形文化財に 変更したので、石造標識については、このように読み替えて下さい。
 (東京都教育委員会)
神山霊土歌碑
御嶽神社の土(土砂)を持ち帰って、それを田畑に捲くと、 土の霊力によって虫の害を防ぐことが出来るという信仰が今でも残っている。 この信仰にもとづいて、碑の題を明治政府の参議、外務卿を勤めた副島種臣が書き、 幕末から明治時代の国文学者、歌人で本居宣長の曾孫にあたる本居豊穎の長歌および 短歌(反歌)を幕末から明治時代の政治家、書家山岡鉄舟が書いたものである。 この碑は神社の玉垣内にあるので、立入禁止ですが、社務所に申し出れば見学することができます。
 (青梅市教育委員会)
拝殿の前からは樹木越しに都心方面を見渡せる眺めが広がっています。 柵に取り付けられた案内写真によると、 左手の方から、日の出山・都庁・浦安方面・東京タワー・六本木ヒルズ・横田基地・立川方面・東京湾・海ほたる・ 千葉方面・麻生山・川崎方面・千葉鹿野山・千葉房総半島方面・ベイブリッジ・神奈川方面・ランドマークタワー・ 木更津方面・町田方面・大和・横須賀方面・藤沢方面・三浦半島方面・江ノ島などを一望できるようですが、 この時は雲がかなり広がってきていて、遠くの方ははっきりとはしませんでした。
拝殿の右手から続く舗装された坂道を降っていきます。 右手に宝物殿を見ながらかなり傾斜のある坂道を降っていくと、 左手の樹木の間から山並みを見渡せる眺めが広がっていました。 右手から左手へと伸びている手前の稜線が、これから向かう大塚山へと続く尾根になります。 中ほどに見えている三角の山が大塚山のようで、 その背後に横たわっている山並みは、棒ノ折山から蕎麦粒山へと続く都県境の山々のようです。
神代ケヤキ
傾斜の急な坂道を更に降っていくと、先ほどの大鳥居の所に戻ってきます。 そこから土産物店の間を抜けた突き当たりのT字路を、 道標「ケーブル御岳山駅・鳩の巣・大塚山」に従って左手へ降っていきます。 石垣の脇に続く坂道を降っていくと、すぐに左の崖の上にせり出すようにして神代ケヤキがあります。 写真では大きさがうまく表現できていないのが残念ですが、 幹の根元がとても太い木で、実際に目の当たりにすると、その大きさに威圧されそうになります。 「御岳山名木巡り8番」にもなっていて、 樹齢は推定1000年、樹高は30m、目通りは8.2mもあるのだそうです。
国指定天然記念物 御岳の神代ケヤキ
社伝にいう日本武尊東征の昔から生い茂っていた木とされ、古くから「神代ケヤキ」の名で親しまれている。 指定書(昭和3年2月)によれば、
御岳ノ神代欅 周囲二丈八癪 高サ十丈、幹根ハ崖ノ傾斜面ニアリテ、 巨大ナル瘤ヲ出シ樹枝多ク分枝シテ古木ノ雄相ヲ示セリ。 樹齢凡ソ六百年。日本武尊東征ノ折此山ニ登りて甲冑ヲ蔵ス。此時己ニ此欅生ヒ茂リテアリ。 以テ神代ヨリ存スト云フ。即チ神代欅ノ名アリ。 御岳神社境内木トシテ保存セラレ、村民等ヨクコレヲ愛護セリ。
和名 ニレ科ケヤキ  幹の太さ 8.2メートル
 (青梅市教育委員会)
ケーブル駅分岐
神代ケヤキを過ぎて更に降っていくと、右手に戻るようにして道が分かれています。 角に立つ道標によると、右手の道は「日の出山2.1km」、正面の道は「ケーブル御岳山駅0.9km・滝本3.2km」、 今降ってきた坂道は「御岳神社」となっています。 正面の道を降っていくと、右手へ坂道が分かれていきます。 道標「ケーブルカー駅」に従って、右手へと降っていきます。 茅葺屋根の建物などを眺めながら坂道を降って傾斜が緩やかになってくると、左手へ道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、左手の道は「大楢峠3.8km・鳩ノ巣駅7.7km」となっていて、 「此方氷川道」の石標や「鳩の巣路」の標識もあります。 その道は見送って、ケーブル駅へ続く正面の道を進んでいきます。 左・右とクランク形に折れ曲がっていくと、 御岳ビジターセンターへ登っていく石段を過ぎたすぐの所に分岐があります。 脇に立つ道標によると、正面の道は「ケーブル御岳山駅」、 左手に登っていく道は「富士峰園地・大塚山」、今来た道は「日の出山・御岳山」となっています。 また「大塚山園地・富士峰園地・リフト方面」の看板もあって左手の道を指しています。 正面の道を進んでいくとケーブル駅に続いていますが、 今回はここから左手の道を大塚山へと向かっていきます。
坂道を登っていくと、すぐに御岳山ふれあいセンターへ登っていく舗装路と土の道に分かれていますが、 脇に立つ手製の道標「富士峰園地・大塚山方面」に従って、右手に続く土の道を進んでいきます。 緩やかな植林帯に続く道を進んでいくと、程なくして間隔の広い横木の階段を登るようになります。 草地になった小広場の脇を過ぎて更に登っていきます。 緩やかで広い尾根道になってくると分岐があります。 角に立つ道標によると、正面に登っていく道は「リフト展望台・富士峰園地を経てリフト」、 左手の道は「大塚山・古里駅・ケーブルカー駅」となっています。 ここは大塚山を目指して左手の道を進んでいきます。
カタクリからの5つのメッセージ
初めまして。私はカタクリという植物です。 私からあなたへのメッセージを受け取ってください。
(1) ここは、私たちが気持ちよく過ごしている場所です。
(2) 私たちは、春先に可憐な花を咲かせ、夏が来る前には地上から姿を消してしまいます。 「スプリング・エフェメラル(春のはかない命)」とも呼ばれています。
(3) こぼれたり、アリに運ばれたりしたタネは、ここに落ち着きました。 そして、一枚の葉を地上に出すだけで過ごすこと8年、 今年やっと葉っぱも2枚になって、花を咲かせることができました。
(4) 昔は、私たちのリン茎からでんぷんを取り、「片栗粉」として利用されるほど、 皆さんの身近で生活していました。 最近はそんな私たちを、心ない人たちが観賞用にさらっていってしまいます。
(5) ここは、秩父多摩甲斐国立公園の特別地域に指定されています。 どうか、私たちを踏まないように、そっと見守ってください。
 (みたけビジターセンター)
巻き道分岐
正面の高みを左手から巻くようにして続く広くて緩やかな道を進んでいきます。 樹木が途切れた所からは山並みを見渡せる眺めが広がっていたりもします。 右手に続く高みが次第に低くなってくると、平らになった鞍部に着きます。 その手前と先の方には三叉の分岐があって、それらが逆向きに繋がったような形になっています。 テーブル・ベンチが何組か設置されています。 「御岳山周辺案内図」もあって、この付近の道の拡大図が載っているので参考にしましょう。
手前の角に立つ道標によると、右手へ分かれていく道は「ケーブルカー駅」、 右手の高みから降ってくる横木の階段は「富士峰園地(休憩舎)」、 今歩いてきた道は「御岳山・長尾平園地」となっています。 先の方の分岐の角に立つ道標によると、右手の道は「大塚山まき道」、 正面の高みへ登っていく山道は「円塚山園地(展望休憩舎)」、 左手の道は「大塚山0.6km」となっています。 尾根の高みにある富士峰園地や円塚山園地も訪ねてみたいとは思いましたが今回は省略して、 左手の道を大塚山へと向かっていきました。
緩やかな道を1分ほど進んでいくと、右手から階段が降ってきます。 左手の樹木が途切れた所から見える奥多摩の山並みを眺めたりしながら更に1分半ほど進んでいくと、 右手から山道が降ってきます。 先ほどあった案内図によると、これらの階段や山道は円塚山園地から降ってくるようでした。 植林帯に続く広くて緩やかな尾根道を進んでいくと、程なくして幅の広い横木の階段を登るようになります。 ずっと続いているのかと思っていると、1分もしない内に終わって、 再び緩やかな尾根道になってきます。 右手に現れる植林帯に沿って進んでいくと、道が二手に分かれています。 右手は坂道で、左手は横木の階段になりますが、 右手の道には木が積まれていて通行止めのようになっていたので、 今回は左手に続く横木の階段を登っていきました。
大塚山 (標高920m)
一旦途切れて再び始まる横木の階段を登っていくと、道端にベンチが設置されていました。 そこを過ぎて、植林帯と雑木林を分ける尾根に続く広くて緩やかな道を進んでいきます。 最後に軽く登るようになると、「大塚山」の標識が立っている所に登り着きました。 そのすぐ先にはテーブル・ベンチが設置されていて、その先の一段高い所に、 「大塚山920m」の標識と、先ほどの巻き道分岐の所にあったとの同じ「御岳山周辺案内図」が設置されていました。 ここが大塚山に山頂になるようです。 先ほどの巻き道分岐から10分ほど、武蔵御嶽神社から37分ほどで到着しました。
以前には標識に「秩父多摩国立公園 大塚山園地 標高920m」と書かれていたようですが、 この時には焦げ茶色のペンキで塗りつぶされていて、 「大塚山920m」と書かれた簡単なメモ紙が括り付けられているだけでした。 標識が書き換えられるのか、「ペンキぬりたて」とも書かれていましたが、 その上に白テープが貼られて消されていました。
大塚山の山頂は少し起伏がありますが、テーブル・ベンチが幾つか設置されていて、 ひと休みするのには良い場所になっていました。 標識のある所の周りは樹木に囲まれていて展望は得られませんが、 すぐ先に立っている二つの電波塔の手前の一段低い所まで行くと、 その左手に続く細い道の辺りから奥多摩の山並みを見渡せる眺めが広がっていました。 雲が広がってきてはいましたが、空気が澄んでいたのか遠くまでよく見えていました。 方角からすると、手前の尾根は御岳山から大楢峠へと続く尾根、 その奥は大岳山から鋸山へと続く尾根、更にその奥に聳えている高い山は御前山でしょうか。 景色を眺めたりしながら大塚山でしばらく休憩していきました。
巻き道合流
眺めを楽しんだら大塚山から下山していきます。 左手の柵沿いにも細い山道が降っていきますが、 道標「丹三郎・古里駅」に従って、電波塔の右手に続く広い尾根道を降っていきます。 広い道を1分ほど降っていくと、右手に「大塚山園地休憩所」の看板がある建物があります。 壁のない東屋風の長い建物で、ベンチも幾つか設置されています。 文字通り「休憩所」になっていますが、正面の樹木が育っていて、残念ながら展望は得られません。 そこを過ぎて植林帯に続く尾根道を降っていくと、程なくして横木の階段が現れます。 角柱になっていて段差も低くて歩き易くなっている階段を2分ほど降っていくと、 電柱が幾つか立っていて、尾根をU字形に越えていく道が交わっている所に降り立ちました。 大塚山から5分ほどの所になります。 角にある道標によると、右手に戻るようにして続く道は「ケーブルカー駅」、 正面の尾根道は「丹三郎・JR古里駅」、今降ってきた横木の階段は「大塚山・御岳山」となっています。 また、電柱の袂にも「JR青梅線古里駅方面」の板が置かれていて、正面の尾根道を指しています。 左手に戻るようにして登っていく広めの道もありました。 道標はありませんでしたが、先ほどの電波塔へと続いているのでしょうか。 右手の道は、大塚山の手前の「巻き道分岐」から分かれてきた道だと思われます。 ここは正面に続く広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。
山火事に注意
たばこの投げすてやたき火は火事のもとです。注意してください。
 (小梅消防署、青梅市消防団、東京青梅ロータリークラブ)
小さな火 "まさか"がおこす 山の火事
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
846m峰
程なくして植林帯から雑木林に変わった尾根道を緩やかに降るようになります。 これまでよりも道幅が若干狭くなりますが、それでも山道としてはしっかりとした道が続いています。 「JR青梅線古里駅方面 徒歩約1時間30分」の道標を過ぎていきます。 尾根の左斜面に続く道をしばらく進んでいくと、再び道幅が広がった尾根道になってきます。 その先へ緩やかに進んでいくと、大塚山から11分ほどで僅かな高みに着きます。 手元の地形図にある846m峰になるようです。
846m峰から少し左へ曲がって、右手の植林帯と左手の雑木林を分ける尾根を緩やかに降っていくと、 程なくして降り傾斜が増してきます。 5分ほど降っていくと、右手に続いていた植林帯が終わって、左右とも雑木林になってきます。 尾根を跨いだりしながら右斜面になったり左斜面になったりしながら雑木林を4分ほど進んでいくと、 再び右手に植林帯が現れます。 植林帯と雑木林を分ける尾根道を降っていくと、程なくして緩やかな道になってきます。 少し降っていくと、左手の雑木林も植林帯になってきて、植林帯の中を降るようになります。 緩やかになった植林帯の尾根を進んでいくと、尾根の真ん中に道標が立っています。 大塚山から24分ほどの所になります。 手元の地形図によると、846m峰から667m峰へと続く尾根の途中から北東へと外れていく場所で、 標高670mほどの所になるようです。 広い尾根はこの先にも続いているようでしたが、道標「丹三郎・古里駅」に従って、 尾根から外れて右手へ降っていく道を進んでいきます。
右傾斜の植林帯の斜面を横切るようにして続く道を降っていきます。 2分ほど降っていくと、道端から水が湧き出している所がありました。 そこを過ぎて更に植林帯の斜面を降っていきます。 所々に「古里駅」を指す道標が立っていたりもしますが、特に分岐などはなくて分かりやすい道になっていました。 やがて尾根をジグザグに折れ曲がりながら降るようになります。 林床には次第に背丈の短い草が生えてきますが、 道を覆い隠すようなことはなくて分かりやすい道が続いていました。 特に記すほどのこともない道を淡々と降っていくと、やがて樹間から民家が見えるようになってきます。 道標のあった尾根から分かれて30分ほど降っていくと、石積みの水路があります。 そこを渡ったすぐ先に分岐があります。 左手の上には貯水地のような設備が見えていて、そこへ登っていく道が分かれています。 また右手にも僅かな踏み跡が分かれていて十字路のようになった所ですが、 道標「古里駅」が指す正面の広い道を更に降っていきます。
植林帯に続く幅2mはある広い道を真っ直ぐに降っていくと、右手に金網柵が現れます。 金網柵に沿って真っ直ぐ降っていくと扉があります。 扉のこちら側と向こう側には標識が立っていて、正面の道は「古里駅」、 今降ってきた道は「大塚山・御岳山」となっています。 また、金網柵には電気が流れている旨の注意書きも添えられていました。 良くは知らないのですが、正面に見えている尖った山は惣岳山でしょうか。 またこの写真には写っていませんが、手前から左手に伸びる尾根にある尖った山は、赤杭尾根にあるズマド山でしょうか。
この金網は、獣害対策用であり、上部の線に電気が流れているので触らないで下さい!
 (奥多摩町)
丹三郎園地休憩所
扉を開けてその先へ降っていくと、すぐの所に小綺麗な建物があります。 トイレ兼休憩所になっていて、「丹三郎園地 休憩所・トイレ」の看板が掲げられていました。 道標のあった尾根から33分ほど、大塚山から57分ほどで降りて来られました。 これで山道は終りになります。 右手にはお寺があって、その裏手には墓地がありました。 休憩所の左手の坂道の入口には「御岳山登山口」と書かれた大きな標柱が立っていて、 「丹三郎平・大塚山を経て御岳神社に至る 約四粁」の説明も添えられていました。 この辺りの集落を丹三郎というようです。 はて「丹三郎平」という名前は初めて見るが何処にあったのだろうなどと思ったりしながら、 ここで最後の休憩をしていきました。
(写真は休憩所を過ぎて、振り返って写したものです)
万世橋
休憩所からその先へ続く坂道を真っ直ぐに降っていくと、火の見櫓の立つT字路があります。 正面にある道標「古里駅」に従って左手へ降っていくと、すぐに二車線の吉野街道(地方道45号)に出ます。 道の両側にある道標「古里駅」に従って、車道を左手へ進んでいきます。 寸庭地区への道を左手に分けていくと、立派な万世橋が架かっています。 橋の下には多摩川が流れていて、綺麗な渓谷が続いていました。 渓谷の樹木は僅かに色づき始めた程度で、紅葉の見頃はまだ先のようでした。
(写真は万世橋の中ほどから上流方向を写したものです)
こんな時、がけくずれ!?
いざという時のために覚えておきましょう。
大雨の時は気を付けて!  雨は、がけくずれの主な原因のひとつと言われています。 雨が多く降っている時は、気を付けましょう!
地震の時は気を付けて!  地震のときは、がけがくずれやすくなります。 地震が発生したらがけの近くには近寄らないようにしましょう!
斜面から水が吹き出ていたら!?  雨のあとなどに、斜面やがけから水が吹き出ていたら要注意。 急いで町役場や建設事務所に連絡しましょう!
 (東京都建設局、東京都西多摩建設事務所、奥多摩町)
古里(こり)駅
万世橋を渡って真っ直ぐ進んでいくと、国道211号古里駅前交差点に出ます。 その左手の横断歩道を渡って、左手すぐの所にある坂道を登っていくと、古里駅(JR青梅線)があります。 丹三郎園地休憩所から10分ほどで到着しました。
週末には、青梅や立川方面の便が1時間に2本程度あります。
名所案内
御岳山(裏山道口) − 山頂へ約5粁
川乗山(赤杭登山口) − 山頂へ約8粁
都水産試験場八川(にじます人工増殖場) − 約2粁
古里附のイヌグス(都天然記念物) − 約0.6粁
熊野神社の農村舞台 − 約0.2粁
丹叟院阿弥陀堂 − 約0.2粁