鷹取山
散策:2008年09月上旬
【低山ハイク】 鷹取山
概 要 鷹取山は逗子市と横須賀市の境にある低い山で、山頂一帯はかつては石切場でした。 採石跡が垂直の岩壁になっていて独特の景観をしています。 今回は磨崖仏を経て鷹取山へ登り、神武寺へと続く尾根道の途中から分かれて、裏参道へ降るルートを歩きます。
起 点 横須賀市 たかとり小学校バス停
終 点 逗子市 神武寺駅
ルート たかとり小学校バス停…登り口…磨崖仏…田浦分岐…鷹取山公園…鷹取山…展望台…鎖場…神武寺分岐…40番鉄塔分岐…逗子高校分岐…分岐1…分岐2…裏参道出合…逗子ホームせせらぎ…せせらぎ盆栽公園…石切場跡…鷹取山登山口バス停…神武寺駅
所要時間 2時間10分
歩いて... 神武寺への尾根道の途中から裏参道へ降る今回のルートはマイナールートになります。 しっかりとした道標などはありませんが、要所に赤テープが巻かれていて道案内をしてくれます。 段差のある岩場もあったりしますが、 夏草が生い茂る季節にしてはそれほど煩わしい所もなくて、比較的分かりやすい道になっていました。
関連メモ 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山, 鷹取山
コース紹介
たかとり小学校(たかとりしょうがっこう)バス停
追浜駅(京浜急行本線)から、[追1]湘南たかとり団地循環バスにて8分、 1時間に3本程度の便があります。
便は非常に少ないですが、[追2]湘南たかとり一丁目行きのバスに乗った場合は、 このたかとり小学校バス停は通らないので、 すぐ傍にある湘南たかとりセンターバス停で下車しましょう。 鷹取山への登り口までの距離はほぼ同じ所にあります。
登り口
バスを降りて、来た道を引き返していきます。 少しずれた十字路を過ぎていくとT字路に出ます。 その正面の横断歩道を渡った所から始まる階段を登っていきます。 脇にある「鷹取山公園・磨崖仏」と書かれた看板がその階段を指しています。
真ん中に続く手摺が終わると、ちょっとした踊り場に着きます。 施錠できる扉がありますが開かれています。 扉を過ぎて更にその先へ登っていくと、正面には柵で囲われた横須賀市水道局の施設があります。 その手前から左手へと柵沿いに続くボードウォークを進んでいきます。 柵の中には電話会社の電波設備があります。 突き当たりの崖まで来ると、左手には京急田浦駅方面の街並みが続く眺めが広がっていました。
突き当たりを右手へ直角に曲がっていくと、柵から離れて左手へ曲がっていきます。 夏草の生い茂る山道へ入っていくと切り立った岩壁があります。 石切場の跡のようです。 岩壁には小さな穴が幾つも開いていました。 岩登りの練習をする人がいるのか、「岩登り禁止」と書かれた板が取り付けられていました。 「←鷹取山」の標識に従って、左手に空いている岩壁の隙間を進んでいきます。
ちょっと寄り道をして右手に進んでいくと、すぐに四角く刳り貫かれたような所があります。 その中に入って上を見上げると、垂直に切り立った岩壁が四方を取り囲み、 上の方には樹木が生い茂った空がポッカリと覗いていて、何だか不思議な世界へ迷い込んだような感じがしました。 規模は違うものの、南米のギアナ高地の洞窟もこんな感じなのだろうかと思ったりもしました。
岩壁の隙間を過ぎて、右手へと曲がっていきます。 左手の樹間から見える街並みなどを眺めながら、木柵沿いに進んでいきます。 程なくして右へ曲がって森の中に入っていくと、横木の階段を登るようになります。 1分ほどで階段を登り切ると、 先端が二つに割れてカニの爪のような特徴的な姿をした岩壁が右手の上に聳えています。 この岩壁は、京急田浦駅へ続く道の途中から浜見台へと分かれていく尾根からもよく見えます。
磨崖仏
道の両側に低木などが生い茂る道を進んでいきます。 道は広めで歩き易くなっていました。 ちょっとした切通しの所から左手へ細い道が分かれていますが、 右手の広い道を進んでいきます。 柵が続くようになった坂を少し登ってその先へ僅かに降ると、広場のような所に出ました。 周囲は垂直に切り立った崖になっていました。 「岩登り禁止」と書かれた板が取り付けられている正面の岩壁の隙間を抜けて左手を振り向くと、 岩壁に彫られた高さ8mほどの磨崖仏があります。
横須賀風物百選 鷹取山と磨崖仏
鷹取の地名の由来については、太田道灌が鷹狩りをしたことによるとか、 鷹が多くいて鷹をとったことによるとか、いろいろな言い伝えがあります。 また、高い所を示す語に「タカットー」の原意があり、これが「タカトリ」となり、 鷹取の文字をあてたものと考えられます。 この山の地質は、市内の至る所でみられる第三期層凝灰岩です。 柔らかで加工しやすいため、家屋の礎石や塀、護岸などの建築土木用材として 鷹取石の名称で広く愛用されてきました。 切り立つ岩の様相は、明治から昭和の初期にかけて、石材を採取したために生じたものです。 この山の容姿が群馬県の妙義山に似ているところから「湘南妙義」の別称で 呼ばれるようになりました。また、岩肌にある無数の小さな穴は、 登山練習のために打ち込まれたハーケンの跡です。 磨崖仏の弥勒菩薩尊像は、逗子市に在住の川口満氏の依頼により、 本市在住の彫刻家藤島茂氏が昭和40年頃に制作したものです。
(岩質がもろいので、登山練習は危険です)
磨崖仏を後にしてその先へ進んでいきます。 自然石の階段を登っていくと、コンクリート道になります。 その先の階段を登って高みに着き、少し降ってから階段を登り返していくと、岩が剥き出した高みに着きます。 ここから右手へと細い踏み跡が分かれていますが、 入口辺りの樹木には「この先通れません」と書かれた板切れが取り付けられていました。 道の先を覗いてみると、降り気味にその先へと続いているようでしたが、 正面左手へ続く階段を降っていきます。
田浦分岐
階段を降って緩やかになったコンクリート道を進んでいきます。 道なりに右へ曲がりながら進んで階段を降っていくと、周囲が切り立った岩壁で囲まれた所に出ます。 ここから左手へと道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、左手の道は「浜見台・京急田浦」、今来た道は「磨崖仏・追浜駅」となっています。 また左手の岩壁に取り付けられた板には「京急田浦・JR東逗子方面」となっています。 正面にも「京浜急行No.5」の標柱が立っていて、 正面の岩壁の隙間は「鷹取山・神武寺へ至る」となっています。 左手の道もハイキングコースになっていて、京急田浦駅や浜見台や沼間地区へと続いていますが、 今回は正面の岩壁の隙間を抜けていきます。
(左手の道は「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」, 「鷹取山」を参照)
この公園内での岩登りは禁止する
ただし、鷹取山安全登山協議会指導員の指導に従い、 次の事項を厳守して行う場合はこの限りではありません。
1.鷹取山安全登山協議会の指示した場所以外では行わないこと。
2.責任あるリーダーのもとに安全な装備で行うこと。
3.岩登りは日の出から日没までの間とすること。
4.岩登りをする人は、鷹取山安全登山協議会への登録が必要です。
5.登録をした人及び団体は、岩登りを行う前日までに上記の協議会へ届出をすること。
事故を生じた時は自らの責任において処理すること。
 (横須賀市)
公園をいつもきれいに楽しく利用できるよう次のことを守って下さい。
1.ゴミは持ち帰ってください。
2.木の枝を折ったり、草花を引抜いたりしてはいけません。
3.鳥や昆虫をとらないでください。
4.たき火、夜間のキャンプをしてはいけません。
5.危険な場所へ立入らないでください。
6.音の大きい楽器の使用など他人に迷惑のかかるようなことはしないでください。
7.物品の販売行為は禁止します。
当公園についてお気付きのことがありましたら次のところへご連絡ください。
 (横須賀市役所土木みどり部緑地管理課)
岩壁の隙間を抜けていくと、広い場所になっています。 中ほどに立つ背の高い道標によると、右手は「鷹取山公園入口」、左手は「展望台・神武寺」、 今来た道は「磨崖仏・追浜駅、浜見台・京急田浦」となっています。 鷹取山の展望台へは左手からその先へと進んでいくのですが、 右手の一段低い所が広場になっているので、立寄っていきました。
鷹取山公園
右手の車止め柵を抜けた所が広場になっています。 バス停から25分ほどで登って来られました。 この鷹取山の山頂一帯が「鷹取山公園」になっているようです。 正面の視界が開けていて、横須賀の街並みを見渡すことができます。 管理人詰所・トイレ・休憩舎・ベンチなどが設置されているので、 景色を楽しみながらひと休みしていきました。 広場には「鷹取山ハイキングコース」の案内図もあるので参考にしましょう。 京急田浦駅・京急追浜駅・京急神武寺駅・JR東逗子駅からのルートがイラスト風に紹介されています。 今回はその中の(5)のルートを登ってきたようです。 この鷹取山公園までは麓の湘南鷹取四丁目から広い舗装道路が続いているので、 手軽に登ってくることもできます。
鷹取山公園よりのめやす
(1)神武寺:20分、 (2)神武寺経由京急神武寺駅:50分、 (3)京急田浦駅:50分、 (4)神武寺経由JR東逗子駅:35分、 (5)磨崖仏往復:20分、 (6)京急追浜駅:20分、 (7)浜見台:40分
 (横須賀市緑政部公園管理課)
鷹取山 (標高139m)
広場から戻って道標「展望台・神武寺」に従って進んでいくと、 切り立った岩壁の上に展望台があります。 この展望台が、実質上の山頂ということになります。 鷹取山はその昔には石切場だったようで、 石を切り出した跡が垂直に切り立っていて独特の景観をしています。
展望台
右手の広場の先から岩の隙間のような所に付けられた階段を登り、 左に折れ曲がって横木の階段を登っていくと展望台に着きます。 手摺には「鷹取山139米」と書かれた円い板が取り付けられていたりもします。 空気の澄んだ日には、西には江ノ島や丹沢や富士山、南には三浦半島の山々や大島、 東には東京湾や房総半島などを見渡せる大パノラマが広がりますが、 この日は霞んでいて、残念ながら遠くの方はまったく見えませんでした。 展望台から降りて、辺りにある2mほどの岩に登って昼食タイムにしました。
合わせて30分ほどいた鷹取山を後にして、展望台のある岩場の左手から続くハイキングコースを進んでいきます。 岩壁に取り付けられた「神武寺」の標識に従って岩場をZ字形に降っていきます。 狭い所なので鉄製の手摺が設置されていたりもします。 少し降ってから登り返していくと尾根道に出ます。 そこから右下へ降っていく急な道が分かれています。 その道を指す道標はありませんが、鷹取山の北側の尾根を通って京急六浦駅方面へと続くコースになります。 今回はその道は見送って、道標「ハイキングコース」が指す正面の尾根道を進んでいきます。
(右手の道は「鷹取山」, 「鷹取山」を参照)
鷹取山から神武寺までの尾根に続く神武寺・鷹取山ハイキングコースには、 岩盤が露出して滑りやすい所も一部あって注意しながら通過する場面もあったりしますが、 軽いアップダウンがあるものの、全体的には広くてしっかりとした尾根道が続いています。 逗子市消防本部の設置する緊急時の通報番号を記した「山火事注意 たかとり15」の看板を過ぎて、 岩場を降っていくと「たかとり14」の看板が立っていて、 右手の樹木が途切れて山並みなどを見渡すことができます。 そこを過ぎて岩の剥き出した所を登っていくと岩場があって、見晴が良くなっています。
鎖場
たかとり13」の看板を過ぎていくと、道が二手に分かれた岩場があります。 右手はすぐ先に送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.45」が立っているだけなので、 左手の斜面に続く岩場を進んでいきます。 鎖が付けられているので、それに掴まりながら進んでいきます。 鎖が取り付けられた少し下側に新たな踏み跡が道のようにして続いているので、 その道に降りると楽に歩いていけます。
途中には「たかとり12」の看板も設置されています。 道のそばの樹木が根こそぎ倒れてその下の岩盤が露出している所もあったりするので、 滑り落ちたりしないよう慎重に進んでいきます。 黒色と黄色のトラロープや鎖が設置されているので、それらに捉まりながら進んでいきます。
2分ほどで鎖場が終わると、岩の間を抜けた左手に開けた岩場があります。 前の一段低い所にも岩場があって、景色を眺めながらひと休みするのには格好の場所です。 傍には「たかとり11」の看板も立っています。
ひと息いれたら、更にその先へと進んでいきます。 大きな岩がゴロゴロした道がしばらく続きますが、先ほどのような斜面ではないので安心して歩いていけます。 「たかとり10」の看板を過ぎ、大きな岩の間を抜けていきます。 岩が少し斜めになっていて、脇に手をついたりしないと通れませんでした。
山火事注意
・吸いがらの投げ捨てを禁ず。
・無断で火を焚くことを禁ず。
 (逗子市消防署)
1分ほど進んでいくとちょっとした岩場がありますがすぐに終わります。 その左手には送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.45」が立っています。 すぐ先の「たかとり9」の看板を過ぎていくと、正面に送電線の鉄塔「追浜線No.4」が立っています。 尾根道はここから右手へと降っていきます。 しばらくは緩やかな降り道が続きます。
あぶない!!
この中にはいったり、物をなげたりしないでください。
なだらかになった尾根道を進んでいくと、少し登るようになります。 「たかとり8」の看板の立つ岩場を過ぎて降っていくと、 尾根の真ん中に送電線の鉄塔「大-田 41号」が立っています。 左右の樹木が疎らになっていて明るい感じの所です。 黄色い看板や幟などもあって、派手な雰囲気になっていました。 鉄塔の右下に続く道を通って向こう側の尾根に出て、その先へと進んでいきます。
大-田41号 お願い
この送電線は、6万6千ボルトの高電圧です。 下記の事項について御連絡下さい。
1.送電線の附近に建造物を建てられるとき。
2.送電線に接近して作業をされるとき。
3.送電線の附近で火災がおきたとき。
 (新鶴見給電メンテナンスセンター、中央給電指令)
神武寺分岐
程なくして、こんもりとした岩場を登るようになります。 岩場を登っていくと、その途中から右手へと道が分かれていきます。 鷹取山から20分ほどで到着しました。 樹木の傍に道標が立っていて、正面に登っていく道は「神武寺」、 右手の道は「逗子高校」となっていて「清掃センター」とマジックで書き込まれていました。 半年ほど前に来た時には「高校内通行不可」等と書かれた板もあったのですが、 この時には取り外されていました。 神武寺へは正面の高みを越えていくのですが、今回はここから右手に分かれていく道を進んでいきます。
正面の岩場を巻くようにして続く道を右手へと進んでいきます。 岩場から降ってくる道を左手から合わせてその先へと続く尾根道を降っていきます。 岩盤の尾根が終わって緩やかになった道を進んでいきます。 幅もかなり広くてしっかりとした道が続いていました。 程なくして右手の高みを左手から巻くようにして進んでいきます。 巻き終わって尾根に出ると、右手の樹木が低くなって山並みが見渡せたりもします。 赤と白に塗られた鉄塔なども見えていました。 ここで道が二手に分かれています。 正面の僅かな高みへ続く道と、右手に巻いていく道になります。 どちらへ進んだものかと考えてみても道標類は見当たりません。 右手に巻く道の方がよく踏まれている様子だったので、今回は右手の道を進んでいきました。
40番鉄塔分岐
道幅が狭まって夏草が生い茂るようになった道を進んでいきます。 この道で合っているのか不安になりながら進んでいくと、1分もしないうちに巻き終えます。 夏草の少なくなった広い尾根に戻ってくると、右手に戻るようにして道が分かれていきます。 神武寺分岐から5分ほどの所になります。 辺りに道標類は見かけませんでしたが、 右側の角に生えている大きな木の幹に白ペンキで書かれた文字によると、 右手の道は「40戻ル」、今降ってきた道は「41」となっています。 右手の道を1分ちょっと進んでいくと送電線の鉄塔「大-田 40号」が立っていますが、 今回は正面に続く尾根道を進んでいきます。
逗子高校分岐
40番鉄塔への道を見送って緩やかな尾根の背に続く広い道を進んでいくと、 1分もしない所のちょっとした高みの手前で道が二手に分かれています。 道標類は見かけませんでしたが、 分かれ道の真ん中に生えている樹木の幹にマジックで案内が書き込まれていました。 そのメモによると、左手の道は「老人ホーム」、右手の道は「ズシ高へ」,「清掃センター・六浦へ」、 今降ってきた道は「タカトリ山」となっていました。 右手の道は逗子高校のテニス場のある谷筋へ降っていけます。 左手の道は「社会福祉老人ホームせせらぎ」へ降っていく道のようです。 右手の道は以前にも歩いているので、 今回は「老人ホーム」に従って左手の道を進んでいきました。
(右手の道は「鷹取山」を参照)
分岐1
正面の僅かな高みの左斜面に沿って進んでいくと、すぐに広い尾根道になってきます。 軽く登っていくと、逗子高校分岐から1分ほどで、僅かな高みに着きます。 そこから道が左右に分かれて降っていきます。 どちらへ降ったものかと辺りを見回していると、左手の樹木に赤テープが巻きつけられていて、 それにマジックで「老人ホーム」と書き込まれていました。 更にそのすぐ先にも赤テープが巻かれていて左手の道を指す矢印が書かれていました。 手元の地形図によると、右手の道は逗子高校分岐の少し西の所から西北西へ伸びる尾根になるようで、 左手の道は南西へ分かれていく小さな尾根のようでした。 左右の道とも同じような感じでしたが、ここは左手の道を進んでいきました。
雑木林の続く尾根道を緩やかに降っていきます。 程なくしてなだらかになって僅かな高みを越えていくと、 大きな岩が剥き出しになった所があります。 これまでの明瞭で歩き易かった尾根道から一転して、はっきりとしない道になってきますが、 尾根の背に続く踏み跡を辿っていけば大丈夫です。 途中で赤テープが巻かれた木を見つけて、この道で合っていそうだと分かって安心したりもします。 その先の岩が剥き出した高みを越えていきます。
僅かに登り気味の尾根道を進んでいきます。 この辺りの尾根はまだ広めで歩き易くなっていました。 先ほどの分岐1から5分ほど進んで、岩が剥き出した僅かな高みを越えていくと、大きな岩の上に出ました。 尾根は正面の先へと続いているのですが、岩の正面や左右はかなりの段差があって、 跨いで降りる訳にもいきません。 どうしたものかと辺りを見回していると、 左手の岩面に階段のような段差があって、そこから道に降りていけました。
分岐2
次第に落ち葉が積もって明瞭ではなくなる尾根を進んでいきます。 雑木の密度も濃くなってくるようで、先行きが不安になってきたりもしますが、 赤テープが巻かれた木を見かけて安心したりもします。 両脇に大きな木が生えた岩を降っていくと、尾根の真ん中に生える細い木に赤テープが巻かれています。 先ほどの分岐1から9分ほどの所になります。 尾根はこの先へと更に続いているようなのに、 なぜ尾根の真ん中に赤テープが巻かれているのかと不思議に思っていると、 左手のすぐ下が谷筋になっていて、そこへ降りていく踏み跡がありました。 そちら側にも赤テープが巻かれていたので、ここは左手へと降っていきました。
裏参道出合
かなり傾斜のある崖のような道を、葛に捉まりながら数メートル降っていくと、すぐに谷筋に降り立ちました。 そこから夏草や細木などが生い茂る谷筋を右手へ進んでいくと、1分もしないうちに広い道に出ました。 この道は鷹取山登山口バス停から神武寺の山門へ登っていく裏参道になります。 ハイキングコースにあった神武寺分岐から22分ほどで降りて来られました。 脇には「山火事注意」の大きな看板が立っていて、その袂には壊れた道標が落ちていました。 「至神武寺」,「至鷹取山」,「至逗子中学校」の板がありましたが、 立っていた時の方角は定かではありませんでした。 神武寺へは左手の道で、逗子中学校へは右手の道だと容易に推測できますが、 鷹取山への板は何処を指していたのかは分かりませんでした。 もしかしたら今降ってきた道を指していたのかも知れません。
山火事注意
火の始末 山に来るたび 歩くたび
タバコの投げ捨てはやめましょう
 (逗子市)
左手は神武寺の山門へと登っていく道なので、ここは右手へと進んでいきます。 これまでの道から一転して、ここからは広くてしっかりとした道になります。 左手に沢が流れる谷筋に続く緩やかで雰囲気のいい裏参道を進んでいきます。
(左手の道は「鷹取山」を参照)
緑は森呼吸 山火事注意
たばこ・たき火はよく消そう!
 (森林国営保険、神奈川県)
3分ほど進んでいくと、左手の谷筋に物置小屋のようなものがあって、 谷筋のその先へと庭が続いています。 道標「京急神武寺駅」を過ぎて岩壁の横を過ぎていくと、 小綺麗な庭の「せせらぎ盆栽公園」が谷筋にあります。 鉢植えなども沢山置いてあって、丹精に手入れされているようでした。 そんな庭を眺めながら進んでいくと、先の方に白い建物が見えてきます。
逗子ホームせせらぎ
岩の横を過ぎていくと、右手の岩壁が垂直に削られた石切場跡がありました。 脇には逗子市消防本部の設置する緊急時の通報番号を記した「たかとり32」が立っていました。 金属製の柵に沿って進んでいくと、白い建物に着きました。 この建物は特別養護老人ホーム「逗子ホームせせらぎ」になります。 裏参道に降り立った所から6分ほどで着きました。 以前ここを通りかかった時に現地の方に教えて頂いた石切場跡の洞窟がこの谷の向こう側にあるので、 今回も立寄っていくことにしました。
(写真は庭園の山側から振り返って写したものです)
せせらぎ盆栽公園
柵の間から左手に戻るようにして進んでいくと、すぐに「せせらぎ盆栽公園」があります。 園内には、鉢植えの盆栽がたくさんありました。また、池もあったりしていい雰囲気を出しています。 庭園を横切ってその奥にある小さな谷筋へと入っていきます。
御案内
日本の伝統的文化と言われている盆栽をせせらぎ盆栽公園として開設致しました。 是非お立ち寄り下さい。素人作りです。 皆様の御助言を戴ければ幸いです。
朝、9時から夕方5時まで
 (せせらぎ盆栽公園主)
石切場跡
テーブルや椅子などが置かれたテラスのような所を過ぎていくと、 右手に戻るようにして登っていく石段があります。 谷筋は更に奥へと続いていますが、石切場跡へはその石段を登っていきます。 切り立った岩の間を抜けていくと、左手に小さな谷筋があります。 キノコ栽培用の木が並ぶ谷筋へ入っていきます。 夏草が生い茂っていますが、踏み跡は何とか分かる状況でした。 そんな谷を2分ほど進んでいくと、右手の垂直な岩壁に四角い穴が三つ並んで開いています。 ここが石切場跡になります。
入口の周辺はシダ類や蔓性植物などに覆われていますが、洞窟の中に入ってみると綺麗に整地されていました。 地面は凸凹模様になっていました。 天上から水滴が落ちてこんな模様になったのでしょうか。 しーんと静まり返っていて、何だか不思議な空間に迷い込んだような感じがしました。
石切場跡から引き返してきてその先へと進んでいきます。 老人ホームを過ぎていくと道幅が広がって、車も通れる道路になってきます。 右手にある逗子中学校のプールや校舎や校庭などに沿って進んでいきます。 道なりに右手へ曲がって民家沿いに進んでいくと県道205号に出ます。 老人ホームに戻ってきた所から9分ほどで歩いて来られました。
鷹取山登山口バス停
右手の脇には「神武寺・鷹取山ハイキングコース 神武寺まで約20分」の案内板があって、 今歩いてきた道を指しています。 また「京浜急行No.1」の標柱「神武寺・鷹取山ハイキングコース」も立っていました。 県道に出たすぐ右手に鷹取山登山口バス停があります。 逗子駅までの便がありますが、午後には3便しかありません。 時間が合えば乗っていけばいいのですが、この時にはかなり時間があったので、 神武寺駅まで歩いていくことにしました。
 土日曜 ...15:10 16:15 17:14
神武寺(じんむじ)駅
県道を左手に250mほど進んでいくと池子駐在所前交差点があります。 交差点を直進して更に200mほど進んでいくと、神武寺バス停の先に神武寺駅入口交差点があります。 そこを右折していくと、神武寺駅(京浜急行逗子線)があります。 県道に出た所から7分ほどで到着しました。
駅前には「神武寺・鷹取山ハイキングコース」と題した案内図があります。 神武寺までの裏参道や表参道と、神武寺から鷹取山への尾根コースが紹介されていましたが、 今回歩いた尾根の途中から分かれて裏参道の途中に降るルートは載っていませんでした。
ここでは神武寺駅を終点としておきますが、 今回は短いコースだったので、更に逗子駅まで歩いていきました。 県道を真っ直ぐ進んで十字路を直進していくとT字路に出ます。 そこを右折して京浜急行の線路の下をくぐり、横須賀線の線路に沿って進んでいきます。 歩道橋のある所まで来て踏切を渡っていくと、神武寺駅から20分ほどで逗子駅(JR横須賀線)に着きました。
(この時間は所要時間に含めていません)