大楠山
散策:2008年07月上旬
【低山ハイク】 大楠山
概 要 大楠山は三浦半島の最高峰で、半島の中ほどにあります。 山頂からは、伊豆半島・富士山・箱根・丹沢・大島・房総半島などを見渡せる360度の大パノラマが広がっています。 今回は長坂地区から続く古道を登って衣笠コースに出て、大楠山へと向かっていきます。 山頂からは前田橋コースを降っていきます。
起 点 横須賀市 佐島入口バス停
終 点 横須賀市 前田橋バス停
ルート 佐島入口バス停…無量寺…妙印寺…南葉山霊園…古道入口…分岐1…50番鉄塔分岐…分岐2…47番鉄塔分岐…衣笠城址分岐…大楠芦名口分岐…大楠山…大楠平…鞍部…大楠山登り口…前田川遊歩道…風早橋…大楠山登り口…お国橋…前田橋バス停
所要時間 4時間20分
歩いて... 今回歩いた長坂地区から続く古道には分かりづらい分岐もあったものの、道はしっかりとして歩きやすくなっていました。 広めの道になっていて、以前にはよく利用されていた道のように思えました。 この日は海で発生した霧が三浦半島まで流れてきていて、大楠山からの眺めは残念ながら霞んでいました。
関連メモ 佐島・大楠山のみち, 大楠山, 前田川遊歩道, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山, 大楠山
コース紹介
佐島入口(さじまいりぐち)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗5]横須賀市民病院前行きバス、[逗6]長井行きバス,または, [逗7]佐島マリーナ入口行きバスにて27分、1時間に5本程度の便があります。
今回は長坂地区にある南葉山霊園の奥から続く古道を登って衣笠コースの尾根道に出て、 そこから大楠山へと向かっていきます。 大楠山へ登る主なルートは四つありますが、今回の「古道ルート」はその中に含まれていません。
大楠山への主なルート
【前田橋コース】 前田橋バス停〜大楠山
【大楠芦名口コース】 大楠芦名口バス停〜大楠山
【塚山・阿部倉コース】 田浦駅〜塚山公園〜池上住宅入口バス停〜大楠山
【衣笠コース】 衣笠公園バス停〜衣笠山公園〜大楠山
無量寺
佐島入口バス停から国道134号を逗子駅方向へ少し引き返していきます。 程なくしてある信号を直進して150mほど進んでいくと、信号機の設置された分岐があります。 右手には郊外型の薬店・つり具店・靴店があり、左手の先にはコンビニがあります。 その分岐を右手へ曲がって畑地などが続く二車線道路を道なりに進んでいくと、 左手に「三浦観音二十九番霊場 浄土宗無量寺」と刻まれた石柱が立っています。 民家と墓地の間に続く道へ入っていくと、趣のある茅葺の山門があります。 門をくぐって大小様々な観音像に出迎えられて境内へ入っていくと、 すぐ正面に「金剛山」と記された扁額の架かる立派な本堂がありました。 お寺の謂れなどを記したものは見かけませんでした。
美しく 老いる為に 身体をいたわり 言葉やさしく そして 心はやわらかに
明るい顔には明るい生活 笑顔で迎え感謝で送る
妙印寺
無量寺を後にして道端に咲く綺麗な花などを眺めながら車道を進んでいくと、 右手へ分かれていく道を見送った先に 「長光山妙印寺」の表札の掛かる門があります。 門から続く道へ入っていくと、石段を登った所に本堂がありました。 平成17年に横須賀市の重要文化財に指定された日蓮上人の坐像が安置されているのだそうです。 お寺の謂れなどを記したものは見かけませんでしたが、文化財説明板に僅かに書かれていました。 本堂の右手には庫裡と思われる民家風の建物がありました。 左手には墓地がありましたが、その中に「妙印寺歴代先師」と刻まれた墓石がありました。 開祖から四十二世までの名前が刻まれていましたが、 日蓮に因んでなのか、名前の最初の文字はすべて「日」になっていました。
横須賀市指定重要文化財 木造日蓮上人坐像 一躯
長光山妙印寺は日蓮宗大明寺末寺で、永正元年(1504)10月の創建です。 木造日蓮上人坐像は当寺の本尊で、本堂正面須弥壇上の厨子内に安置されています。 像はヒノキ材の寄木造で玉眼嵌入、像高は46.0センチメートルです。 左手に経巻、右手に笏を持つ、通有の説法像です。 量感豊かで、衣文襞の折り返しを随所に刻むなど、穏やかで丁寧な彫技をみせています。 殊に両膝頭の脇に幾分膨らみを持って反り気味に流れる袖先の表現は、 中世から近世への過渡的な形式の一つです。 総体に中庸を得たまとまりのよい作品となっています。 頭部内に残る墨書銘から、本像は永禄8年(1565)2月に仏師長勤により造立されたことが分かります。 長勤は室町時代後期の代表的な鎌倉仏師のひとりで、当時法眼位にあり、 鎌倉を中心に相模・武蔵など南関東で幅広く活躍していたと推察されます。 本像は造立年紀や作者ともに明確な中世後期の肖像彫刻として資料的価値が高く、 また、基準作例としても貴重です。
 (横須賀市教育委員会)
妙印寺を後にして車道を進んでいくと軽く登るようになります。 坂を登り切って畑地などが広がる緩やかな道になってくると、左手へと道が分かれていきます。 角には「南葉山霊園入口」と書かれた大きな標識が立っています。 ここを右折して霊園へと向かっていきます。
美しい自然 きれいな環境 美味しい野菜の産地はここです
 (よこすか葉山農協青壮年部、横須賀市経済部農林水産課)
南葉山霊園
片側に歩道が設けられた舗装路を登っていきます。 両側にはヤシの木が植えられていて、南国ムードが漂っていました。 傾斜が緩やかになってきた道を進んでいくと、少し左手へ曲がっていく角に南葉山霊園への入口があります。 その入口は見送って左前方へと続く坂道を進んでいきます。 すぐの所に工事柵のような車止めがあり、 「この先通り抜け出来ません」の看板が取り付けられていますが、 自動車に対するものと解釈してその先へと進んでいきました。
左手には土手が、右手には霊園の壁が続く道を登っていきます。 少し右手へ曲がって傾斜が緩やかになってくると、右手に空き地がありました。 霊園の造成地なのか、工事用の車両が置いてあったりもしました。 そこからは海まで続く眺めが広がっていました。 方角を確かめた訳ではありませんが小田和湾の辺りでしょうか、 かなり近そうな感じでしたが海霧のために霞んでいました。
古道入口
眺めの広がる所を過ぎていくと柱状の車止めがあり、舗装路はそこで終わっています。 手前から右手へ曲がる道もありますが、すぐに行止まりになっています。 車止めを過ぎてその先に続く土の道を降っていきます。 程なくして右手へ分かれていく山道がありますが、その道は見送っていきます。 浅い鞍部に着くと、「古道入口」と書かれた標柱が立っていました。 佐島入口バス停から33分ほどで到着しました。 そこから左手へと道が分かれていましたが、すぐ先には工事柵がされていて通行止めのようでした。 「古道入口」とはその道なのか、正面へと続く山道なのかと考えてみてもよく分からないので、 ここは正面に続く山道を進んでいきました。
古道入口
長い坂が続く古道、大楠山、平作方面へ通じる。
 (平成18年西地域文化振興懇話会)
右手に海が見える所を過ぎていくと、すぐに森の中へ入っていきます。 前夜に雨が降ったのか、山道はぬかるんでいる所もありました。 夏草が生い茂る季節でしたが、道の部分までは被っておらず、道が分からなくなることはありませんでした。 傾斜もそれほど急ではなくて歩きやすくなっていました。 岩盤が剥き出した所もあったりするので、滑って転ばないよう注意しながら登っていきました。 古道入口から9分ほど進んでいくと、左手の高みへと道が分かれていきます。 両方とも同じような感じの道で、どちらへ進んだものかと考えてみてもよく分からないので、 ここは正面に緩やかに続く方の道を進んでいきました。
分岐1
雑木林の斜面を横切るようにして続く道を進んでいきます。 やがて笹竹が生い茂るようになると、 先ほどの分岐から3分ほど、古道入口から12分ほどで、道が二手に分かれています。 右前方から登ってきて左前方へと曲がっていく道の角に当たる所です。 手元の地形図によると、112.9m峰の北北東300m辺りにある尾根の付け根になるようです。 道標類は見当たらずどちらへ行けばいいか迷うところです。 両方の道ともしっかりとしていましたが、 右手の道は方角的に違うように思えたので、ここは左手の道を進んでいきました。
50番鉄塔分岐
浅くU字形に抉れた広い道を登るようになると、分岐1から4分ほどで、右手から細い道が合流してきます。 その先には鉄塔が見えていたのでちょっと立寄ってみると、 送電線の鉄塔「三崎線No.50」が立っていて、道はそこで行止まりになっていました。 鉄塔から引き返して、左手へと曲がっていく道を更に登っていきました。 「古道」というだけあって、広めで歩きやすい道が続いていました。 ちょっとした沢を過ぎて浅くU字形に抉れた道を登っていきます。 所々には倒木が道を塞いでいたりもしましたが、難なく下をくぐっていけました。
分岐2
50番鉄塔分岐から4分ほどで、谷側に張られたロープが現れますが、すぐに鉄パイプの手摺も続くようになります。 程なくして手摺やロープが終わると、道が二手に分かれています。 先ほどの分岐1から10分ほどの所になります。 両方とも広くてしっかりとした道ですが、ここでも道標の類は見かけませんでした。 手元の地形図をみると、この右手の方には実線の道があるようなので、右手の道はそこへ降っていく道なのでしょうか。 ここは左手に続く道を登っていきました。
後日に右手の道を確認したところ、 数10秒ほどの所に送電線の鉄塔「三崎線No.49」が立っていて、道はそこで行き止まりになっていました。
雑木や常緑樹などが生える広めの古道を進んでいきます。 程なくして緩やかな道が続くようになります。 浅くU字形に抉れた所や緩やかな所があったりする道を進んでいきます。 やがて僅かに降るようになると細い道が左手に分かれていますが、そのまま降っていきます。 V字形に抉れた所を過ぎていくと、再び緩やかで歩きやすい道になってきます。 今でも利用している人がいるのか、古道は広めで歩きやすくなっていて、 継続的に手入れが行われているように思えました。
47番鉄塔分岐
左手の樹間から見える鉄塔などを眺めながら進んでいくと、先ほどの分岐2から14分ほどで分岐があります。 正面の右寄りに降っていく道の方が自然な感じで続いているのですが、 左手の道をちょっと進んでみると、すぐに送電線の鉄塔「三崎線No.47」が立っていて、 道はそこで行止まりになっていました。 元の道に戻って正面の右寄りに続く道を降っていきます。
衣笠城址分岐
浅くU字形に抉れた所や笹竹の生い茂る所を過ぎていくと、 47番鉄塔分岐から2分もせずに、左右に通るしっかりとした尾根道に出ました。 この尾根道が、衣笠山公園から大楠山へと続く衣笠コースになります。 古道入口から40分ほどで登って来られました。 正面には道標や標柱が立っていて、右手の高みへ登っていく道は「衣笠城址・衣笠山公園」、 左手の緩やかな道は「大楠山」となっています。 ここは左手に続く広い尾根道を大楠山へと進んでいきました。
すぐの所には「ハイキングコースクイズ」の看板が立っています。 大楠山へ登る4つのルートに沿って設置されていて、 クイズ形式で横須賀市などの歴史や文化を紹介しています。 頂上までの距離も書かれていて、道標の役目も果たしているようです。 シャッター付きの小窓を開けると答えが現れるようになっています。 「頂上まであと600m」とのことですが、手元の地形図によると、大楠山まではもう少し距離があるようです。
(右手の道は「大楠山」, 「大楠山」を参照)
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.10 衣笠コース
満願寺にある観音菩薩像、地蔵菩薩像は国指定有形文化財です。これらは何時代に造られたのでしょう。 次のうちから選んでください。
 1. 平安時代 2. 鎌倉時代 3. 室町時代
頂上まであと600m、ガンバレ!
 (横須賀市)
広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 雑木林を過ぎていくと、衣笠城址分岐から3分ほどで、周囲の樹木が少し遠退いて開けた感じの所に出ました。 空を見上げると送電線が通っていて、先の方には鉄塔も見えていました。 先ほどの「三崎線」だと思われます。 再び森へ入って1分ほど進んでいくと、右手から僅かな踏み跡が合流してきます。 その道を合わせて先へと進んでいきます。
阿部倉分岐
程なくして、右手の高みへと道が分かれていました。 道の先を覗いてみると、送電線の鉄塔「三崎線No.46」が立っていました。 先ほどから見えていた鉄塔のようでした。 鉄塔への分岐を見送って僅かな高みを越えていきます。 浅い鞍部を進んで登り始める辺りまで来ると、右手へ降っていく道が分かれています。 衣笠城址分岐から7分ほどの所になります。 角には道標が立っていて、右手へ降っていく横木の階段は「阿部倉・塚山公園」、 正面に登っていく尾根道は「大楠山」、今歩いてきた尾根道は「衣笠城址・衣笠山公園」となっています。 右手の道は阿部倉温泉や塚山公園へと続いていますが、今回は正面の尾根道を大楠山へと向かっていきます。
(右手の道は「大楠山」, 「大楠山」を参照)
正面に続く広い尾根道を登っていくと、すぐに細い道が左手に分かれていきます。 道標はありませんが、正面の高みのまき道になっているので、 どちらの道を進んでいってもすぐに合流します。 左手の道を見送って正面の高みへ登っていくと、正面にある金網の向こうにはゴルフ場が広がっています。 右手の金網沿いにも道が続いているようでしたが、道標「大楠山」が指す左手へと進んでいきます。
後日に高みから右手へ分かれていく道を歩きました。 (「大楠山」, 「大楠山」を参照)
火の用心
Stop The Fire
 (中央消防署)
ハイカーの皆様へ
危険防止のため金網よりを歩いて下さい。
 (葉山国際カンツリー倶楽部)
ゴルフコースに沿って天井まで金網で囲まれた道が続きます。 多様化する現代社会にあっては仕方がないことなのかも知れませんが、何だか雰囲気が壊れてしまいます。 コースでゴルフをする人達を眺めたりしながら金網で囲まれた道を進んでいきます。 やがて現れる横木の階段を登っていきます。 1分半ほどかけて階段を登り切ると、芦名方面からの細い道が左手から合流してきます。
大楠芦名口分岐
緩やかなになった道を更に進んでいきます。 続いてきた金網が終わって道幅が広がってくると、その先20mほどの所に分岐があります。 角にある看板風の「大楠山ハイキングコース」の道標によると、 正面の道は「大楠山」、右手の道は「大楠山山頂(階段230段)」、 今来た道は「塚山公園・衣笠山公園」となっています。 正面の道は大楠芦名口コースを経て山頂へと続いていますが、今回は右手の道を登っていきました。
右手へ曲がっていくと、程なくして幅の広い横木の階段が始まります。 山頂までは5分ほどもかかるので、急がずに着実に登っていきましょう。 この日は気温も高くて湿度も高く、非常に蒸し暑い日だったので、後から後から汗が噴き出してきました。 何度も立ち止まって汗を拭きながらゆっくりと登っていきました。 どうも人一倍汗かきのようで、降って来た人に「いい汗かいていますね」なんて言われたりもしました。 脇にはロープが張られていたりもしますが、それほど必要な感じではありませんでした。
段数を数えながら登っていきましたが、道標にある230段よりは少な目の213段でした。 しかし、止め処もなく汗が噴き出してきて注意力も散漫な状態で登っていったので、余り自信はありません。 途中には階段の間隔がかなり開いている所もあったので、 以前にはそこにも階段があって、当初はそれも合わせて230段あったのかも知れません。
燃やすまい みんなが来る山 歩く山
 (神奈川県)
大楠山 (標高242m)
長い横木の階段を登り切ると急に視界が開けて、三角点のある大楠山の山頂に着きます。 阿部倉分岐から17分ほどで到着しました。 小広くなった山頂には電波塔や展望塔が建てられていて、ベンチも幾つか設置されています。 「大楠山 標高242.0m」と書かれた立派な標識もあって、 山頂から各方面への所要時間が記されています。 お昼にはまだ時間がありましたが、脇のベンチに腰を降ろして昼食タイムにしました。
大楠山頂上…50分…秋谷(前田橋バス停)…25分…逗子・衣笠駅
大楠山頂上…45分…芦名(大楠芦名口バス停)…25分…逗子・衣笠駅
大楠山頂上…30分…阿部倉温泉…20分…衣笠駅
大楠山頂上…90分…衣笠城跡…30分…衣笠山公園…20分…衣笠駅
山火災防止
一、たばこの投げすてはやめましょう。
二、たき火や火を使用するときは管理人に届けましょう。
管理人は大楠山ビューハウス展望塔責任者
 (横須賀市南部消防署)
山頂に水道はありません。ご了承ください。
強風のときは展望塔には登れません。
展望塔開放時間 9時〜16時(雨天時は開放しません)
 (横須賀市観光課)
大楠山は「かながわの景勝50選 大楠山の展望」や 「横須賀風物百選 大楠山」として選ばれている眺めの素晴らしい所です。 へっぴり腰になりながら展望塔の最上階まで登ると、何も遮るものがない360度の大パノラマが広がっていました。 西側には相模湾に浮かぶ江ノ島や丹沢山塊や箱根連山や伊豆半島が、 南側には三浦半島の先端部や大島などが、 東側には横須賀市や房総半島が、 北側には逗子市・鎌倉市・横浜市などが見渡せます。 天気のいい日には富士山も見えるのですが、この時には海で発生した霧が三浦半島まで流れてきていて、 横須賀の沖にある猿島などは見えていましたが、残念ながら遠くの方は霞んでいてよく見えませんでした。
御願い
展望塔・休憩所屋上をご利用の皆様へ
・かけ足せず、しずかにのぼってください。
・幼児には大人の付添いをおねがいします。
・上から物をなげないでください。
・木の枝などを持たないでください。
・犬は下につないでおいてください。
・食事は広場でしてください。
・無線機は使用しないでください。
・防火のため、禁煙をお願いします。
 (横須賀市観光課)
大楠山ビューハウス
展望塔の下には大楠山ビューハウスがあります。 売店兼休憩所になっていて、自動販売機やテーブルなどが設置されていましたが、 自動販売機は壊れているとのことで、中の売店でジュースを買って飲みました。 平成4年に今上天皇が御家族と一緒にこの大楠山へ登られたのだそうで、 その時の写真が店内に飾ってありました。 民間人二人も一緒に写っていて、その中の一人のおばあちゃんが丁度来ていました。 もう92歳にもなられるそうですが、今でも大楠山へはよく登ってくるのだそうです。 何ともお元気なおばあちゃんです。
(大楠芦名口コースを利用すると、山頂のすぐ下の所まで自動車で登ってくることができます)
35分ほどいた大楠山を後にして、ビューハウスの先へ続く階段を4分ほど降っていくと、広めの道に降り立ちます。 角にある関東ふれあいの道の道標によると、左手の道は「大楠芦名口バス停へ」、 右手の道は「前田橋バス停へ」、今降って来た階段は「大楠山へ150m」となっています。 今回は右手の道から前田橋バス停へと続く前田橋コースを降っていきます。
左手から登ってくる大楠芦名口コースと右手へ続く前田橋コースは、 関東ふれあいの道「佐島・大楠山のみち」の一部にもなっています。 大楠芦名口コースは舗装された広い道になっています。 前田橋コースは山道ですが、しっかりとした分かりやすい道になっています。
(左手の大楠芦名口コースは、 「佐島・大楠山のみち」、 「前田川遊歩道」, 「大楠山」を参照)
大楠平
広い道を軽く登っていくと、尾根が広がってなだらかになった大楠平に着きます。 6年ほど前に来た時には、手前にNTTの無線中継用の鉄塔が建っていたのですが、 この時には既になくなっていて、柵で囲まれた所に「NTT大楠平無線中継所」の看板が掲げられているだけです。 大楠山レーダ雨量観測所の裏手からその先にかけてお花畑になっています。 春には菜の花、秋にはコスモスが一面に咲き誇る素晴らしい眺めが楽しめる所ですが、 この時は花の季節ではなくて、刈り取られた畑が続くばかりで何もありませんでした。 畑の手前には「関東ふれあいの道」と刻まれた標石と「大楠山の生き物たち」と題した案内板が設置されていました。
自然と親しむ花の丘
コスモスの暦
植付6月上旬
開花(見ごろ)9月上旬〜10月上旬
刈取り10月下旬
菜の花の暦
植付10月下旬
開花(見ごろ)3月中旬〜4月下旬
刈取り5月中旬
 (大楠山自然公園整備組合、大楠観光協会)
大楠山の生き物たち(春・夏)
大楠山には多くの生き物が生息していますが、春から夏にかけての大楠山では、 生き物たちは活発に活動し、南方からは夏鳥が渡ってきます。 ここではおもに春と夏に見られる代表的な生き物を紹介しています。
サシバ 大楠山には夏鳥としてあらわれる中型のタカで、のどに黒い縦線があるのが特徴です。 昆虫や小動物を捕らえて食べる肉食性です。 体長約50cm。
シマヘビ 草原や田畑の周辺など開けた場所を好むヘビで、おもに昼間活動します。 体の模様には変異が多く、全身黒色のものもいます。 全長約2m。
アオスジアゲハ 大楠山で普通に見られる中型のアゲハチョウのなかまで、すばやく飛びます。 幼虫はクスノキやタブノキなどクスノキ科植物の葉を食べます。 はねを広げた幅約8cm。
カブトムシ 大楠山でもっとも大型になる甲虫で、成虫は樹液や甘い果実に集まります。 幼虫は腐葉土や堆肥を食べ、1年で成虫になります。 体長約8cm。
ミスジマイマイ 大楠山で普通に見られるカタツムリで、肺呼吸をする貝のなかまです。 おもに雨天や夜間に活動し、植物の葉や微細な藻類などを食べます。 殻径約3.5cm。
大楠山の生き物たち(秋・冬)
秋から冬にかけての大楠山では、地表の生き物の活動が目立たなくなる一方、 樹上は木のみをさがす鳥でにぎやかになります。 ここではおもに秋と冬に見られる代表的な生き物を紹介しています。
ツグミ 大楠山の代表的な冬鳥で、渡りのときは群れをつくりますが、それ以外は単独で行動します。 木の実や種子を食べ、地上にもよく降ります。 全長約24cm。
キジバト 1年中みられるハトのなかまで、頻繁に地上に降りて木の実や種子などの植物を食べます。 市街地や公園でも生活できる適応力にすぐれた鳥です。 全長約33cm。
メジロ 低木の茂みを密度の高い集団をつくって移動することがあり、 「めじろ押し」という言葉の語源にもなっています。 花の蜜や果肉を食べます。 全長約10cm。
ツチイナゴ 草原や田畑の周辺で普通にみられる大型のバッタで、秋に成虫になり、成虫のまま冬を越します。 クズなど草の葉を食べます。 全長5〜7cm。
カマキリ 草原や林の周辺に生息する大型のカマキリのなかまで、他の昆虫を捕らえて食べます。 体の色は緑色や茶色など変異があります。 全長約10cm。
 (神奈川県、横須賀市自然・人文博物館)
大楠山レーダ雨量観測所
関東ふれあいの道の道標「前田橋バス停へ3.0km」を過ぎていくと、大楠山レーダ雨量観測所が建っています。 「この先車輌通行不可 ハイカーのみ通行可」の看板が掲げられた鎖の車止めを過ぎていくと、 大楠山レーダ雨量観測所の隣に展望塔があります。 大楠山の山頂にある展望塔よりもしっかりとした造りになっているので、 風が強い日でも安心して景色を眺めることができますが、 今回は霧がかかっていて眺めが良くないので、登るのは省略しました。
国土交通省大楠山レーダ雨量観測所
国土交通省が全国に26ヶ所設置した、雨量を測定する施設で、関東地方をカバーする4ヶ所のひとつです。 レーダアンテナから発射された電波を雨にあて、跳ね返される強さを計算して雨の量を測定します。 半径120kmの観測範囲で、5分間隔でデータの収集を行ない、他のデータと合わせて日本全国をカバーします。 測定されたデータは各機関に配信され、河川・道路管理及び天気予報などに使用されます。 個人向けにはインターネットや携帯電話にて提供中です。
 (国土交通省関東地方整備局)
天皇皇后両陛下御光臨記念植樹
山の荒廃、開発の美名で破壊が進む現状を憂い、同志相策り、大楠山を広く国民に解放し、 健康と豊かな心の平安を願い、自然公園計画。 以来20年、両陛下の御来駕を賜り、こよなく花と自然を愛でらる。 願わくは、志 後世に引き継ぐ施策を臨むや切可。
 (御光臨平成4年1月16日)
展望塔を過ぎていくと森の中へ入っていきます。 幅の広い道を緩やかに降っていくと右手へ道が分かれていますが、正面へ続く道を登り返していきます。 脇に佇む「植樹の碑」を過ぎてちょっとした高みに着くと、右手へと道が分かれていきます。 右手の先はちょっとした広場のようになっていました。 NTT大楠平無線中継所跡からこの辺りまでが緩やかな所になっているので、 大楠平の範囲もこの辺りまでになるのでしょうか。 脇に立つ道標「前田橋」に従って、正面へ続く道を降っていきます。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.5 前田橋コース
芦名の淡島神社は縁結び、安産の神として昔から多くの女性の信仰を集めています。 底抜け柄杓に麻を結んで奉納する、市内でもめずらしいこの祭礼は、いつ行われるでしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. 3月3日 2. 7月7日 3. 11月11日
頂上まであと600m、ガンバレ!
 (横須賀市)
注意
この区域一帯は、首都圏近郊緑地保全法に基づく衣笠・大楠山近郊緑地保全区域、 又都市計画法に基づく衣笠・大楠山風致地区に指定されています。 この区域内で建築物の新築・増改築・宅地の造成・土砂類の採取・土地形質の変更・屋外広告物の表示 又は掲示を行う場合は、事前に市長の許可を受けなければなりません。 なお、近郊緑地保全地域と風致地区では規制内容が違いますので、 上記の行為等を計画されている方は、必ず事前に下記まで問い合わせてください。 許可なく行為を行うと法令の規定により処分される場合があります。
 (横須賀市緑政部緑化推進課)
浅いU字形になった広めの道を降っていきます。 緩やかになってきた広い道を進んでいくと、大楠平から4分ほどで少し左手へ曲がって、 開けた感じの明るい林に続く傾斜の増した坂を降るようになります。 坂を真っ直ぐに降っていって傾斜が緩やかになってくると防火用水を過ぎていきます。 程なくして右手に続く高みに沿って僅かに登るようになります。 手元の地形図によると、大楠山の南西600m辺りにある標高200mほどの高みになるようです。 尾根を越えて右斜面を緩やかに降っていくと、大楠平から10分ほどの所にクイズ板が立っていました。
地形図とはかなり違うルート
この辺りからこの先の鞍部にかけてのルートは、 地形図にあるように南西へ向かって真っ直ぐ降っていくのではなくて、 一旦西へ向かってから南へと向きを変えていくルートになっているようで、 地形図に描かれた道と実際の道とではかなり違っているようでした。 しかし分岐などは特にない一本道なので、歩く分には違いを意識することもなく、支障はありませんでした。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.4 前田橋コース
カツオ漁には餌として生きたマイワシが必要です。 この魚を「あぶり網漁」で捕え全国各地のカツオ漁に供給しているのはどこの港でしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. 長浦港 2. 佐島港 3. 横須賀新港
頂上まであと1km、ガンバレ!
 (横須賀市)
鳥獣保護区
ここは保護区域です。 鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
クイズ板を過ぎて少し傾斜の増した尾根道を降っていくと、道端に丸太を半分にしたベンチがありました。 特に見晴しがいい訳でもありませんが、ひと休みしていくのには良さそうでした。 岩が剥き出した所や少し抉れた所を更に降っていくと、大楠平から18分ほどで左手へ曲がっていきます。 その角に木を模した形をしたコンクリート製の道標が立っていて、 左手に曲がっていく道は「前田橋」、今降って来た道は「大楠山」となっています。 また脇にはクイズ板もありました。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.3 前田橋コース
芦名の浄楽寺には約800年前に仏師運慶によって造られたと伝えられる国指定有形文化財があります。 それは何でしょう。 次のうちから選んでください。
 1. 木造阿弥陀三尊像 2. 木造滝見観世音菩薩坐像 3. 木造十二神将立像
頂上まであと1.4km、ガンバレ!
 (横須賀市)
鞍部
クイズ板を過ぎて左手へと進んでいくと、正面には尾根が見えてきます。 大楠芦名口コースが通っている尾根のように思われます。 右手へ曲がって、右傾斜の斜面を降っていきます。 先ほどのクイズ板のあった曲がり角から3分ほど降っていくと、幅の広い横木の階段が現れます。 段差がそれほど高くないのはいいのですが、前夜に雨が降ったのか、階段はかなりぬかるんでいました。 そんな横木の階段を3分ほど降っていくと歩きやすい道になってきます。 傾斜が増してU字形に抉れた所を降っていって明るくなった鞍部に着くと、 道の両側には笹竹が生い茂っていました。 手元の地形図によると、大楠山の南西1000m辺りにある標高90mほどの鞍部になるようです。 大楠平から26分ほどの所になります。 手前にはクイズ板が立っていて、平たいベンチもひとつ設置されていました。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.2 前田橋コース
秋谷海岸の波打ち際に立つ高さ12m、周囲30mの巨岩は、昔から三浦七石の一つに数えられています。 それは何と呼ばれていますか。 次のうちから選んでください。
 1. 子産石 2. へそ石 3. 立石
頂上まであと1.9km、ガンバレ!
 (横須賀市)
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
鞍部を過ぎて、正面にある高みを左手から回り込むようにして緩やかに登っていきます。 岩が剥き出してV字形に抉れた所を登っていくと、緩やかな歩きやすい道になってきます。 緩やかな降りになった広い道を進んでいくと、先ほどの鞍部から10分ほどの所にクイズ板が立っています。
ハイキングコースクイズ
横須賀市にちなんだクイズです。何問できるか、チャレンジしてみよう!
Q.1 前田橋コース
相模湾に面した天神島は、ある植物の自生の北限地として知られています。 それは何でしょうか。 次のうちから選んでください。
 1. ハマユウ 2. ハイビスカス 3. スカシウリ
頂上まであと2.1km、ガンバレ!
 (横須賀市)
クイズ板を過ぎて降り傾斜が増してくると横木の階段が始まります。 U字形に抉れた所に続く横木の階段は、幅が広くて段差もそれほど高くはなくて歩きやすくなっていました。 土嚢が敷かれた所もあって、雨後で道がぬかるんでいる時などには助かります。 傾斜が急になったり緩やかになったりしながら8分ほど降っていくと、横木の階段は一旦終わります。 U字形に抉れた所を過ぎていって右手に手摺が続くようになると、再び横木の階段が始まります。 右下の方からは、水の流れる音が聞こえてくるようになります。
大楠山登り口
幅の広い横木の階段を3分ほど降っていくと、畑地の脇に降り立ちます。 その先へ道なりに進んでいくと、前田川に橋が架かっています。 橋の手前から川へ降りていく道が左手へと分かれていて、道標「前田川遊歩道」がその道を指していますが、 先ずは橋を渡って左右に通る舗装路に出ました。 大楠平から50分ほどで降りて来られました。 これで山道は終わりになります。 ここが前田橋コースの大楠山への登り口になります。 橋を渡った所には関東ふれあいの道の道標が立っていて、 左手の道は「前田橋バス停0.8km」、今降って来た道は「大楠山2.5km」となっています。 また別の道標もあって、右手の道は「行き止り」となっていました。 脇に設置されている解説板などを眺めながら、ここでひと休みしていきました。
前田川の自然と生き物たち
前田川は大楠山にしみ込んだ雨水を水源にしていて、海までの距離が短く急峻な河川となっています。 三浦半島の河川としては水のきれいな川で、水質の汚染に弱い生き物も多数生息しています。 ここでは前田川で見られる代表的な生き物を紹介しています。
ヒガシカワトンボ 山間の清流の周辺にみられるトンボで、三浦半島では生息地が限られています。 はねの色が透明のものと茶色のものの2型があります。 全長約4cm。
ヒラテテナガエビ 川底の石の間、水草や沈木のかげなどに生息するエビで、雄のはさみ脚は太く、長くなります。 生まれたばかりの幼生は一度海に下ります。 全長約22cm。
シマヨシノボリ 前田川でもっともたくさんみられるハゼのなかまで、 吸盤になった腹びれを使って速い流れや堰提を遡上することができます。 全長約7cm。
カワセミ 前田川では1年中みることができる美しい鳥です。 普通、木の枝から川の中にダイビングして魚を捕らえますが、 ときには磯で餌を探すこともあります。 全長約17cm。
ヘビトンボ(幼虫) 「トンボ」と呼ばれますが、ウスバカゲロウ(幼虫はアリジゴク)に近いなかまです。 幼虫は川底の石の下に生息します。 幼虫の全長約5cm。
サワガニ 清流の湧水の周辺に生息し、海に下ることのないカニです。 地域によって色彩に変異があり、前田川には青灰色や褐色のものがいます。 甲幅約3cm。
 (神奈川県、横須賀市自然・人文博物館)
前田川遊歩道(中間点)
そのまま舗装路を歩いて前田橋バス停へ向かって行ってもいいのですが、 今回はここから上流の風早橋まで続く前田川遊歩道を歩いていって、 そこから舗装路を引き返してくることにしました。 道標「前田川遊歩道」に従って、橋の手前から分かれていく道を降っていくと、 前田川の川辺には「大楠山ハイキングコース」の標柱が立っていて、降ってきた道を指していました。 前田川遊歩道は、下流にある「お国橋」を起点とし、 上流にある「風早橋」を終点とする1380mの区間に続いています。 今回歩くのはその中の半分ほどの区間になります。
2年ほど前に来た時には、前田川遊歩道の終点の風早橋尾形瀬橋という名前でした。 最近になって名前が変わったようです。 後日に来てみると、再び尾形瀬橋という名前に戻っていました。
(写真は前田川に降りた所から振り返って上流方向を写したものです)
前田川遊歩道
・雨あがりや雨のときは、急に水が増えますので入ってはいけません。
・増水時にはすぐに高いところに非難して下さい。
・動植物は取らないで下さい。
・すべりやすいので注意して下さい。
・ゴミは持ち帰って下さい
・川の両側は個人の土地です。入らないで下さい。
飛び石づたいに少し進んでいくと、先ほどの橋の下を過ぎていきます。 前田川は川底が浅く岩盤にもなっていて、その上を勢い良く水が流れていました。 そのため澱んだりはしておらず、水はとても綺麗になっていました。 橋の下から始まる木道を進んでいきます。 程なくして土の道になってくると、その先にちょっとした砂防ダムがあります。 飛び石を渡って左手に設置されている階段を登り、その先の飛び石を渡っていきます。
小石のある河原になった道を進んでいくと、再び砂防ダムがあります。 コンクリート板が斜めに設置されたもので、堰のような感じもしました。 中ほどからは水が勢いよく流れ落ちていました。 ダムの下流や上流には家族連れが何組か来ていて、 水の中に入ったり網で何かすくったりして遊んでいました。 ここは右手に設置された階段を登っていきます。
引き続き飛び石を渡ったり渡り返したりしながら進んでいくと、 ちょっとした滝のような流れが左手から落ちてくる所があります。 そこを過ぎていくと、河原が広がった所に「終点まで300m、起点まで1080m」の標柱が立っています。 前田川遊歩道の起点から4分の3ほどの所になるようです。 標柱を過ぎて、飛び石などを渡りながら更に進んでいきます。
左手にちょっとした竹林が現れると、その中に小さな滝があるようで、 水が流れ落ちる音が聞こえてきました。 そこから流れてくる水が前田川へと注いでいて、遊歩道を少し濡らしていました。 飛び石を渡りながら更に進んでいくと、次第に上流に来たような雰囲気が増してきます。 少し段差がある所に飛び石が設置されている所もあって、そこを流れる水が心地よい音を立てていました。
前田川遊歩道(終点)
やがて川が二手に分かれる所に着きます。 ここに「前田川遊歩道終点」の標柱が立っています。 この先の右手の川も左手の川も幅が広くて、まだまだ続いているような感じでしたが、 前田川遊歩道はここで終りになります。 前田川に降り立った所から20分ほどで到着しました。 この日は蒸し暑くて大汗をかいたので、 川の水をすくって火照った顔を洗ったりしながら、ここでひと休みしていきました。
(写真は風早橋から前田川を見下ろしたものです)
風早橋
標柱の脇の階段を登っていくと舗装路に出ます。 右手にはコンクリート製の橋が架かっていました。 名前は見当たりませんでしたが、 大楠平から降りてきた橋の脇にあった「前田川遊歩道」の案内板によると風早橋というようです。 階段を登った所に立つ道標によると、右手の道は「行き止り」、 左手の道は「前田橋バス停」となっています。 ここは道標に従って、舗装路を左手へと進んでいきます。
風早橋という名前は一時的だったようで、後日に来てみると「尾形瀬橋」に変っていました。
右手の道…
手元の地図によると、右手の道の先は造成中の湘南国際村へと続いているようなので、 どんな状況なのかと思って少し歩いてみました。 軽い登り坂になった道を進んでいくと、尾根筋には畑地が広がっていました。 軽自動車で登ってきて農作業をしている人を見かけたりもしました。 ネギ畑やトマト畑などがあって、今でもしっかりと耕作されているようでした。 更に進んで開けた広い高台に出ると、大楠平にある大楠山レーダ雨量観測所の塔も見えていました。 その先に続く道はまだ工事中のようで、「関係者以外立入禁止」の看板を付けた鎖が張られて閉ざされていました。 風早橋から13分ほどの所になります。 手元の地形図に破線で描かれている道が途切れる辺りで、標高100mほどの高台になるようでした (ルート図には暗灰色で表示しておきました)。 その先の方にはトラックが見えていたので、 整備が完了していないまでも、湘南国際村からの道は粗方出来ているように思えました。 造成が終わると湘南国際村まで道が続くようになるのでしょうか。 眺めの広がるいい散策路になりそうな気がしました。 後日に右手の道を再度歩きました。(「大楠山」を参照)
(この往復に要した時間は所要時間に含めていません)
風早橋から舗装路を通って、大楠平から降ってきた橋の所まで引き返していきます。 緩やかな道を2分ほど進んでいくと、左手にはちょっとした畑がありました。 そこを過ぎて少し進んでいくと、 「下に人がいます」と書かれた柱が立っています。 先ほど歩いてきた前田川遊歩道がこの下を通っているので、そのことだろうと思います。 風早橋から4分ほど進んでいくと、ちょっとした沢筋を過ぎていきます。 右手の上には砂防ダムが見えていて、そこから舗装路の下をくぐって、左手の下にある前田川へと流れ落ちていました。 先ほど前田川遊歩道を歩いていて見かけた滝のような所のようでした。
大楠山登り口
左下を流れる前田川の水音を聞きながら更に進んでいきます。 ちょっとした広場のようなと所を過ぎていくと、降り傾斜が少し増してきます。 坂を降って再び緩やかになると、大楠平から降ってきた橋の所に着きます。 風早橋から10分ほどで到着しました。 左手の山を見上げると、海から流れてきた霧が上の方へと登っていました。 今頃は大楠山の山頂は霧に包まれているのだろうかと思ったりしながら、 前田橋バス停へ向かって舗装路を進んでいきました。
大楠山で観察できる鳥たちを紹介します
メジロ、ホオジロ、エナガ、ジョウビタキ、シジュウカラ、コゲラ
・ごみは必ず持ち帰りましょう
・不法投棄、ポイ捨て監視中
・山火事防止にご協力ください
 (横須賀市)
谷間に続く舗装路を緩やかに降っていきます。 1分半ほど降っていくと、右手へ分かれていく坂道があります。 角には「ここは前田川団地(ビレッジ)です」と書かれた看板が置かれていました。 上の方を見ると家が何軒か建っているようでしたが、右手の道は見送って、 左手へ少し曲がりながら続く道を降っていきます。 前田川のすぐ側まで来ると、沢から上がってきた遊歩道が舗装路を掠めていきます。 その道を見送って更に降っていくと、大楠山登り口から5分ほどの所に前田川観光公衆便所があります。 大楠山登り口の所にあった案内板によると、 大楠山登り口からここまでは約350mで、遊歩道の起点であるお国橋まではあと約400mとのことです。
お国橋
公衆便所を過ぎて少し降っていくと、次第に民家が増えてきます。 有機栽培野菜の直売所を過ぎていくと道が二手に分かれています。 角には「開道記念碑」と刻まれた石碑が立っています。 そこを左手へ進んでいくと、大楠山登り口から20分ほどで、前田川に架かるお国橋があります。 橋を渡った左手には、大楠山登り口にあったのと同じ「前田川遊歩道」の案内板があります。 そこから木の階段が川面へと降っていて、前田川遊歩道の起点になっています。 関東ふれあいの道の道標も立っていて、正面の道は「前田橋バス停150m」、 今歩いてきた道は「大楠山3.1km」となっています。
準用河川 前田川
人と魚のふるさごづくり
 (横須賀市)
前田橋(まえだばし)バス停
お国橋を渡って登り坂になってきた道を進んでいきます。 坂道を真っ直ぐ登っていくと、国道134号前田橋交差点に出ます。 交差点の左手の上には「大楠山ハイキングコース入口」の看板が、 右手の角には関東ふれあいの道の道標が立っていて、今歩いてきた道を指しています。 横断歩道を渡って左手すぐの所に前田橋バス停があります。
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて23分、1時間に5本程度の便があります。
右手の角に立つ関東ふれあいの道の道標によると、 右手の道は「立石公園へ0.8km」、今来た道は「大楠山へ3.6km」となっていて、 お国橋にあった道標と距離が合わないようです(3.1km+150m≠3.6km)。 手元の地図によると、お国橋からここまでの距離は150mで合っているようです。