二子山
散策:2008年05月上旬
【低山ハイク】 二子山
概 要 二子山は森戸川の北側の尾根に聳える低山で、上ノ山と下ノ山のふたつから成ります。 上ノ山の山頂には展望台があって、横須賀港や東京湾などを見渡せる眺めが広がっています。 今回は白赤稲荷から二子山へ登り、阿部倉山へと続く尾根道の途中から分かれて森戸川へ降るルートを歩きます。
起 点 横須賀市 田浦駅
終 点 葉山町 長柄交差点バス停
ルート 田浦駅…白赤稲荷大神…沼間分岐…乳頭山分岐…馬頭観世音…沼間大山緑地分岐…二子山ハイキングコース…森戸川分岐…遊歩道…二子山(上ノ山)…二子山(下ノ山)…南郷上ノ山公園分岐…阿部倉山分岐…沢渡り…谷戸田…宮の台橋…川久保交差点…御霊神社…長柄交差点バス停
所要時間 3時間30分
歩いて... 尾根から森戸川へ降るルートは季節柄、シダ類や雑木が生い茂っていて鬱蒼としていました。 その上、前日の雨のために道が沢のようになった所もあって、靴の中まで濡れてしまいました。 分岐はないので迷うようなことはありませんが、 このルートはよく晴れた冬枯れの季節に歩くのが良さそうです。
関連メモ 二子山, 阿部倉山, 田浦梅の里, 森戸川, 森戸川回峰, 乳頭山, 乳頭山, 二子山, 二子山, 葉山アルプス,
葉山アルプス, 乳頭山, 三浦アルプス
コース紹介
田浦(たうら)駅
田浦駅(JR横須賀線)から歩いていきます。
改札口を出て南側(左側)の出口から階段を降っていくとバスターミナルがあります。 脇には「周辺案内図」があって、田浦梅の里までの道が載っています。 これから向かう白赤稲荷は載っていませんが、 田浦梅の里への道の途中から分かれて、右側に沿って続く道へ向かっていきます。
田浦駅のホームは短めなので、横須賀駅方面の先頭車両はホームに隣接しているトンネルの中に停車します。 そのため先頭車両からは下車できないので、逗子駅寄りの車両に乗っておくのがいいようです。
バスターミナルを抜けて正面の道を進んでいくと、すぐに田浦駅入口交差点があります。 脇に立つ電柱に取り付けられた田浦梅林の看板の指示に従って、交差点の手前を右折して国道16号を進んでいきます。 100mほど先の田浦隧道を抜けていくと、田浦郵便局の所に横須賀市田浦二丁目歩道橋があります。 階段の手前の立て看板の指示に従って、歩道橋を渡っていきます。 歩道橋を渡って道に降りると「田浦梅の里案内図」と題した看板があるのでルートを確認しておきましょう。 看板の脇から続く路地へ入っていきます。 左右に分かれていく路地も沢山ありますが、道なりに真っ直ぐ進んで右手に川が流れるようになるとT字路に突き当たります。 正面には梅林のある丘が間近に見えています。 田浦梅の里へはそのT字路を左手へ進んでいくのですが、白赤稲荷へは右折していきます。 100mほど進んだ所のT字路を左折していくと青果店があります。 その前を過ぎて京浜急行の鉄橋をくぐっていきます。
左手へ分かれていく田浦梅の里への道を見送り、右手へ登っていく階段を見送って、住宅地に続く道を進んでいきます。 川沿いの道から少し登り気味になった道を進んでいくと、正面に大きなコンクリート製の崖が現れます。 その手前から「田浦青少年の家キャンプ場」へ登っていく階段もありますが、 崖に沿って続く道を右手へ進んでいくと、道が二手に分かれています。 右手の竹林の脇に続く道は「ホタルの里」へと続いているようですが、 白赤稲荷へは左手の坂道を登っていきます。
ホタルの里(田浦大作町)
ゲンジボタルの一生
交尾・産卵:交尾後500〜1000個の卵を生む。
ふ化(7月):小さな真珠のような形をした卵はやがて幼虫になる。
カワニナを食べる幼虫(7月〜3月):幼虫はカワニナという貝を食べる。
幼虫上陸(4月):約3cmに育った幼虫は水から出て土にもぐる。
さなぎ(5月):土にもぐった幼虫はさなぎになる。
羽化(6月):さなぎは成虫になり土の中から出てくる。
群飛・発光(7〜10日間)。
・ホタルをとるのはやめましょう  ・静かに観察しましょう  ・川にゴミをすてないようにしましょう
 (田浦地域ホタルの里づくり連絡協議会)
この地区は、ボランティアがホタルに住み良い環境のため清掃・除草をおこない、大切に見守っています。 ゴミを捨てないでください。
 (田浦大作町ホタルの里づくり友の会、横須賀市)
白赤稲荷登り口
左手の道を1分ほど進んでいくと、右手に「奉納 白赤稲荷大神」と書かれた白色と赤色の幟が立っています。 ここが白赤稲荷への登り口になります。 小さな橋を渡っていくと、「伏見 白赤稲荷大神」の扁額の架かる赤い鳥居が立っています。 そこから右手へと続く幅の広い坂道を登っていきます。
鳥を大切に
野鳥を捕るには知事の許可が必要です。あなたは?
 (神奈川県)
自然環境保全地域
自然を大切にしましょう。 建築物の新改造築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県)
鳥居をくぐって、その先に続く幅の広い階段を登っていきます。 階段は網目状の金属板で補強されていたりもします。 切通しのような所を過ぎていくと、麓の鳥居から5分ほどで分岐があります。 角にある「白赤稲荷大神」と書かれた矢の形をした標識が右手の道を指しています。 標識に従って右手の幅の狭い山道を登っていくと、畑地の脇から白赤稲荷へと続いていますが、 今回は正面に続く道を進んでいきました。 すぐに畑地の脇に続く細い道に出ると、畑の右前方には白赤稲荷の赤い鳥居が見えています。
白赤稲荷大神
畑を横切るようにして続く道を進んで少し登っていくと、 稲荷社ではよく見かける赤い鳥居が正面に近づいてきます。 その手前を左手から回り込むようにして進んでいくと、石段の途中へ登っていけます。 そこから左手へちょっと進んでいくと白赤稲荷大神があります。 田浦駅から35分ほどで到着しました。 風通しのいい拝殿の奥にある本殿の屋根には、四本の鰹木が乗っていて外削ぎの千木が聳えていました。 偶数の鰹木は女神、外削ぎの千木は男神の神社に多いのですが、 この神社ではそれらが混じった造りになっていて珍しく思いました。 神社の由緒書きなどは見かけませんでしたが、「白赤」という名前からすると、 男神と女神が合祀されているのでしょうか。 以前に来た時に見かけた千羽鶴は、この時にはなくなっていました。
白赤稲荷神社の正面にある畑からは、右手に乳頭山と思われる山が聳えていました。 下の方には横浜横須賀道路が見えています。 ここからだと少し斜め方向になってしまいますが、 この南方にある田浦橋の辺りから眺めると、三角形をした二つの高みが猫の耳のように見え、 正に「双耳峰」と呼ぶに相応しい姿をしています。 左手には田浦の街の向こう側に東京湾が広がっていました。 条件がいいと対岸の君津の辺りのコンビナートも見えるのですが、 この時には生憎の曇天で、遠くは霞んでいました。
白赤稲荷から引き返して、立ち並ぶ赤い鳥居をくぐっていきます。 途中には「日照福徳明神、愛道守彦大神、大祠大神、清教厳保彦大神、清教金煌明神」と刻まれた石碑が建っていました。 白赤稲荷とはどのような関係なのかは分りませんでした。 右手へ曲がって、更にその先に並ぶ赤い鳥居を過ぎていくと、畑地の脇に出ます。 そこを左手へ少し進んでいくと、道が二手に分かれています。 「奉納 白赤稲荷大神」と書かれた白色と赤色の幟も立っていて、小径が左手へと続いています。 先ほどあった矢の形をした標識の所から右手へ登ってくると、ここまで来られます。 ここから左手の道を、森戸川を取り巻く尾根へと登っていきます。
山火事防止 火の用心
 (北消防署、田浦観光協会)
鳥獣保護区
 (神奈川県)
沼間分岐
植林帯の脇に続く道を登っていくと、程なくして雑木がかなり混じるようになります。 シダ類が生い茂っている所もあったりしますが、道はしっかりと確認できます。 道沿いの木には樹木に関する解説板が取り付けられていたりもします。 振り返ると、樹間から横須賀港などを垣間見ることもできます。 山道を5分ほど登っていって小さな高みに着くと、「横須賀市」と刻まれた小さな標識が道の両側にあります。 そこを過ぎてほんの少し降っていくと、乳頭山から沼間地区へと続く尾根道に出ます。 角に立つ道標によると、右手の道は「沼間坂上・港が丘・田浦4丁目」、 左手の道は「二子山・田浦梅林」となっていて小さく「仙元山」とも書き添えられていました。 今来た道は「白赤稲荷を経て田浦大作町」となっています。 今回はここを左折して、森戸川を取り巻く尾根道を進んでいきます。
シロダモ 秋には黄色い花と赤い実が同時に見られますが、この実は昨年の同じ頃に咲いた花が熟したものです。
アカメガシワ 日あたりのよい荒地にすぐはえてくる木で、新芽が赤いことから名がつきました。 昔、葉を食物の器につかったのでゴサイバともよびます。
ヤマグワ あまいクワの実をたべると口が赤く染まって、すぐ人に分かってしまいます。 クワの葉はカイコの大切な食料です。材は重要な家具材です。
山火事注意 火の用心!
たきび・たばこは確実に消して!
 (森林国営保険、神奈川県)
鳥獣保護区
ここは保護区域です。鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
乳頭山分岐
しっかりとして緩やかな道を進んでいくと、神奈川県の設置する防火用水がありました。 丸太で組んだ柵がしてあり、その中には水の入ったドラム缶がふたつ並んでいます。 「屋根を取って使うこと」と注書きされていて、バケツまで設置されていました。 この防火用水は通称「ようすいくん」と云って、 神奈川県内の林道やハイキング道などに200基余りが設置されているようです。 雑木混じりの植林帯に続く緩やかな尾根道を更に進んでいきます。 逗子市消防本部が設置した緊急時の通報番号が書かれた看板「ぬまま16」を過ぎていくと、 尾根道に出てから5分ほどで分岐があります。 正面すぐの所には送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.36」が立っています。 右側に立つ道標によると、右手の道は「沼間・東逗子・二子山」、左手の道は「田浦梅林」、 今来た道は「4,5丁目商店街、国道16号至ル」となっています。 左側に立つ道標によると、右手の道は「東逗子駅・森戸川・二子山」、左手の道は「田浦梅林・畠山・仙元山」、 今来た道は「沼間・港が丘・田浦4丁目・白赤稲荷」となっています。 左手の道を進んでいくと乳頭山へと続いていますが、今回は右手の道を二子山へと向かっていきます。
山火事注意 ぬまま16
緊急時はこの番号をお知らせください。
 (逗子市消防本部)
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
右傾斜の斜面に続く植林帯を横切るようにして進んでいきます。 北斜面で日当たりが悪いためなのか、林床にはシダ類などが生い茂っていました。 前日に降った雨のために道がぬかるんでいて、靴が泥だらけになってしまいました。 「ぬまま15」の看板を過ぎていくと少し登り気味になってきます。 「ぬまま14」や「ぬまま13」の看板を過ぎていくと、 乳頭山分岐から6分ほどの所にバリケードがあって、 「この先 私有地につき ハイカーの通行はご遠慮願います」となっていました。 「ぬまま12」の看板を過ぎてその先へ進んでいくと、 乳頭山分岐から7分ほどで、右手のマウンドの先へと道(*)が分かれていきます。 道標などはありませんが、このまま正面の道を進んでいきます。
季節柄シダ類などが生い茂っていましたが、バリケードの先には道が続いていました。 手元の地形図によると、その道を登っていくと158.8m峰があるようです。 ピークには送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.37」が立っていて、三角点も設置されているとのことです。 先ほどの乳頭山分岐から左手に続く道を進んでいくと同じような封鎖があるので、 ピークを越えていく道が通っているようです。 鉄塔の下や脇を通っていく尾根道は沢山あるし、 バリケードまで設置して立入禁止になっている理由はよく分かりません。 (写真は振り返って写したものです)
右手の道
*後日に右手の道を歩きました。 馬頭観世音のある高みから北北東に延びる尾根に出て緩やかに降っていくと、 送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.38」が立っています。 そこから金属網の階段を降っていくと、 ここから12分ほどで横浜横須賀道路の脇に続く舗装路に降り立ちます。 しっかりとした明瞭な道になっていました。 そこから道なりに左手へ7分ほど進んでいくと、 逗子グリーンヒルの住宅地の南東端にあるつばき公園に出られました。
馬頭観世音
ぬまま11」の看板の先からも右手へと細い道(*)が分かれていきますが、 そのまま真っ直ぐに進んでいきます。 笹竹が生えた所を過ぎていくと、道が右手へと曲がっていきます。 曲がり角の左手には「ぬまま10」の看板が立っていて、 右手の尾根へ5mほど入った所に馬頭観世音があります。 乳頭山分岐から10分ほどの所になります。 石碑の台座には「櫻山村」と刻まれていて、左脇には「文政3(1820)建立」と書かれた板が立っていました。 石碑の右面には「牛馬安全」、左面には「文政三年八月吉日」と刻まれていました。 文政3年といえば江戸時代の終り頃に建てられたもののようです。 脇には二つに割れた「馬頭観世音」と書かれた板がありました。 手前には小銭がお供えされていました。
*右手の細い道は、馬頭観世音のある高みの巻き道になっていて、 馬頭観世音から1分ほど進んだ所へ出ます。
馬頭観世音のある曲がり角を右へ曲がり切った所から左手へ道が分かれています。 「ぬまま10」の看板に書き込まれたメモによると、左手に分かれていく道は「谷の道」、 今歩いてきた道は「田浦梅林・畠山」となっています。 そこから森戸川の源流のひとつである中の沢まで7分ほどで降っていくことができますが、 このまま正面に続く尾根道を進んでいきます。 1分ほど進んでいくと、細い道が右手から合流してきます。 馬頭観世音の手前にあった細い分岐道になります。 その道を併せて尾根道をその先へと進んでいきます。 「ぬまま9」の看板を過ぎると雑木林に変わってきます。 「ぬまま8」の看板を過ぎていくと、 馬頭観世音から5分ほどで、樹木越しに東京湾を眺められる所があります。
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
沼間大山緑地分岐
ぬまま7」の看板を過ぎて再び植林帯になってくると、V字形に抉れた切通しのような所があります。 その手前から分かれて左手へと登っていく道がありますが、その道は見送ってV字形の所を過ぎていきます。 「ぬまま6」の看板を過ぎていくと、馬頭観世音から8分ほどで分岐があります。 脇には「ぬまま5」の看板が立っています。 それに書き込まれたメモによると、右手の道は「展望広場」、今来た道は「田浦梅林・畠山」となっています。 また地面のすぐ傍にも道標があって、左手の道は「沼間方面」となっていて「東逗子駅」とも書き込まれていました。 この右手の道を2分ほど進んでいくと沼間大山緑地へと続いていますが、 今回は左手の道から二子山へと向かっていきます。
ご注意
台風による風倒木や崖崩れがありますので通行には充分注意して下さい。
 (逗子市)
二子山ハイキングコース
左手へ10mほど進んでいくと、右手から左手へと鋭角に曲がっていくしっかりとした道に出ます。 この道は、東逗子駅から二子山へと続く二子山ハイキングコースになります。 角には道標が立っていて、右手の道は「JR東逗子駅へ」、左手の道は「二子山頂上へ」、 今来た道は「田浦梅林へ」となっています。 今回はここから左手に続く二子山ハイキングコースを二子山へと登っていきます。
傾斜の増した坂道を登っていきます。 前夜の雨で滑りやすくなっていたので慎重に登っていくと、1分半ほどで緩やかな道になってきました。 「ふたごやま19」の看板を過ぎてその先へと進んでいきます。 軽い登り降りはあるのもの、緩やかで歩きやすい尾根道が続いています。 「ふたごやま20」,「ふたごやま21」,「ふたごやま22」などの看板を過ぎていくと、 V字形に抉れた降り坂になってきます。 ここでも道がぬかるんでいて滑りやすくなっていました。
V字形に抉れた坂を過ぎていくと再び緩やかで歩きやすい道になってきます。 「ふたごやま24」や「ふたごやま25」の看板を過ぎていきます。 植林帯の林床にはシダ類が生い茂っていたりもしますが、道ははっきりとして分かりやすくなっていました。
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
森戸川分岐
ふたごやま26」の看板を過ぎて、その先の木の根が張り出したちょっとした高みを越えていくと、 少し降った所で道が二手に分かれています。 二子山ハイキングコースに出てから19分ほどの所になります。 脇には「ふたごやま27」の看板も立っています。 角には道標が立っていて、右手へ登っていく道は「至 二子山頂上」、 左手へ降っていく道は「至 森戸川・長柄口」、今来た道は「至 JR東逗子駅」となっています。 左手の道を降っていくと、沢筋を経て三浦大山林道の終点へと降っていけますが、 今回は右手の道を二子山へと向かっていきます。
注意
どこにも危険はひそんでいます。
・山をよく知っている人と行動しよう。
・知らない道に入るな。
・ゆだん・過信するな。
遊歩道
傾斜の増した坂道を登っていきます。 左手へ曲がってその先へ進んでいくと、右手から左手へと曲がっていく広い道に出ます。 出た所にはこれまで歩いてきた道に対する注意書きがありました。 この広い道は南郷上ノ山公園から登ってくる道で、二子山(上ノ山)まで続いています。 山頂にある電波施設への資材運搬で使ったのか、車が通っていけるだけの幅がありますが、 今では車はほとんど通らず、快適な遊歩道になっています。 右手へ降っていくと、桜の木が植えられた道が続いています。 小さな公園風の丘もいくつかあって、花の季節には綺麗な眺めが期待できそうな道ですが、 今回はここから左手に続く広い道を二子山へと進んでいきます。
旧制神中生徒による植林事業について
ここ二子山は、頂から西に相模湾を望み、麓に森戸川の水源を擁する景勝の地である。 この掲示板の右下、急峻な山腹に、旧制県立横浜一中(神中)の生徒が杉や檜を植林した。 昭和14年に学校と地主とで報国造林契約を結び、翌15年から19年にかけ、 京急新逗子駅から徒歩でトンネルをくぐり、川を渡って急斜面を這い上がりながら、 2メートル余りの竹薮を蝮に気をつけ、特注鎌を振るって苅り、苗を植え、約3千本の植林を完了したのである。 戦後、神高生(現希望ヶ丘高校生)によって下刈り等が数年間行われた。 現況は、水源涵養林として、森戸川の流れを生み、環境保全に貢献している。 なお、この掲示板は現地主・鈴木久彌氏のご厚意により、往時を偲んで建立するものである。
 (2007年6月吉日 財団法人 桜蔭会(神中・神高・希望ヶ丘高 同窓会))
ご注意
台風による風倒木や崖崩れがありますので通行には充分注意して下さい。
 (逗子市)
皆んなの遊歩道・果実と野鳥の森から
・鳥獣・昆虫・植物等の採取はできません。
・ゴミは各自で持ち帰りましょう。
・犬の散歩の際は必ずリードを着用し、ふんの後始末を忘れずに!
・火気には十分注意し、マナーを守り、親しみのある遊歩道にしましょう。
広くて緩やかな道を快適に進んでいきます。 「ふたごやま28」の看板を過ぎていくと、 「ふたごやま29」の看板の先で右手へと鋭角に曲がっていきます。 その先で左手へ曲がっていくと、正面の樹木越しに電波塔が見えるようになります。 歩きやすい道を進んでいくと、道端に「この森で見られる野鳥」と題した解説板がありました。 以前に来た時にはほとんど消えかかっていましたが、近年になって作り替えられたようで、 新しい看板になっていました。 載っている鳥の種類も以前とは少し違っていました。
この森で見られる野鳥
アオジ 全長16cm。 北海道と本州の山地で繁殖し、冬は暖地へ移動する。 雄の頭は緑灰色、メスの頭は色が淡く目の上に黄色の斑がある。 昆虫や草の実を食べる。 チィーチュルリーやジッと鳴く。
ウグイス 全長:雄16cm、雌13.5cm。 全国で繁殖するが、北海道のものは冬に本州以南に移動する。 ササなどの藪を好んで生活する。 昆虫や木の実を食べる。 ホーホケキョやチャチャと鳴く。
オナガ 全長37cm。 留鳥として本州の中部地方以北の人里付近で生息する。 黒い頭と長い尾が目立つ。 10から20羽の群れで生活し、虫や木の実を食べる。 ゲーイと鳴く。
カワラヒワ 全長14.5cm。 留鳥として林に生息し、市街地でもよく見られる。 全身がオリーブ色で、飛ぶと翼の黄色の帯が目立つ。 草の実や昆虫を食べる。 キリキリコロコロと鳴く。
キジバト 全長33cm。 全国で繁殖するが、北海道のものは冬には南下する。 全身が灰褐色、つばさには灰色と赤褐色のうろこ模様がある。 地上で草の実などを食べる。デデッポーポーと鳴く。
コゲラ 全長16cm。 留鳥として山地から丘陵地に生息する。 背は黒褐色で白い横縞がある。 枯れ木に穴を掘って巣をつくる。 幹や枝の割れ目で虫を捕まえる。 ギーッと鳴く。
シメ 全長18cm。 北海道で繁殖し、本州以南で越冬する。 全身が灰褐色で、尾が短くずんぐりしている。 木の実を食べ、種子は太いくちばしで割って食べる。 キチィやスイーと鳴く。
シジュウカラ 全長14.5cm。 留鳥として市街地から山地に生息する。 頭は黒く胸に黒いネクタイ状の帯がある。 巣箱をよく利用し、昆虫等を食べる。 ツツピーとかジュクジュクと鳴く。
ジョウビタキ 全長14cm。 冬鳥として渡来する。 雄は頭が灰色で顔は黒、雌は全身が灰褐色。 雄雌とも1羽1羽なわばりを持ち、虫や木の実を食べる。 ヒッヒッと鳴く。
ツグミ 全長24cm。 冬鳥として川原や畑に渡来する。 眉が白く、上面は褐色。 個体により色の変異が大きい。 地面でミミズを捕まえるほか、木の実を食べる。 クエックエッと鳴く。
トビ 全長:雄58.5cm、雌68.5cm。 留鳥として海辺から山地にかけて生息する。 全身が褐色、飛ぶと翼の先の下面に白い斑がある。 魚の死体などを食べる。 ピーヒョロロと鳴く。
ハクセキレイ 全長21cm。 関東以北で繁殖し、冬には全国に移動する。 目を通る黒い線がある。 川の下流に生息し、昆虫を食べる。 冬には集団でねぐらを作る。 チェチェと鳴く。
ヒヨドリ 全長27.5cm。 留鳥として市街地から山地に生息する。 全身が灰色で、ほおに褐色の模様がある。 昆虫や木の実を食べるほか、花の蜜も好む。 ヒーヨヒーヨと鳴く。
メジロ 全長11.5cm。 留鳥として丘陵地から山地に生息する。 全身が黄緑色、目の周りが白い。 虫や木の実を好んで食べるほか、花の蜜も好む。 チーとかチーチュルチーチュルチーと鳴く。
ムクドリ 全長24cm。 留鳥として人里付近に生息する。 全身が黒っぽく、くちばしと足はオレンジ色。地上で歩きながら虫を捕まえるほか、木の実も好む。 キュルキュルやジェーと鳴く。
郷土の緑 山火事注意
自然を守りましょう。
 (森林国営保険、神奈川県)
ふたごやま30」の看板を過ぎていくと、広い遊歩道に出てから7分ほどで、 正面に電話会社の「葉山中継所」があって、柵の向こう側には大きな電波塔が立っています。 その手前から左手の高みへと幅の広い横木の階段が分かれていて、 「二子山山頂方面 登山者通路」と書かれた看板がその階段を指しています。 このすぐ上が二子山(上ノ山)の頂上になります。 右手にある「保安林区域図」には、 今回歩く阿部倉山へ続く尾根道の途中から分かれて森戸川へと降っていく道が図示されているので参考にしましょう。
保安林区域図
この区域は森林がもっているいろいろな働らきを守るため、保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合わせ下さい。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター農林部林務課)
保健保安林
この保安林は、地域の保健休養の場として役立っています。 森林は、きれいな水や空気の大切な供給源となり、 私達に安らぎと潤いを与えてくれます。 この保安林は、景観を保持し、自然とふれあう憩いの場として、 保健やレクリェーションに活用するため、特に指定されました。 保安林内においては、次の行為は知事の許可を受けなければなりません。
 ・立木竹の伐採及び立木の損傷
 ・土石の採取及び樹根の採掘
 ・その他土地の形質を変更する行為
森林は国の宝です。保護育成のため、後世に引き継いで行きましょう。
 (神奈川県)
二子山(上ノ山) (標高207.8m)
幅の広い横木の階段を登っていくと、1分もしない内に二子山(上ノ山)の頂上に着きます。 広い遊歩道に出てから10分ほどで到着しました。 山頂には一等三角点とちょっとした展望台があります。 お昼にはまだ早かったのですが、持参したオニギリなどを食べながら、 展望台の袂に腰を降ろして休憩していきました。
展望台の袂ではアマチュア無線の交信をしている人がいました。 展望台にアンテナを取り付けてマイクを持って、メモを取ったりしながら多くの人達と話合っているようでした。 後日に交信記録のやり取りをしたりするのでしょうか。
展望台に登ってみると、東側には270度ほどの素晴らしい眺めが広がっています。 手前には横須賀港が広がり、遠くの方には横浜のビル群も見えていましたが、 生憎の天候のために霞んでいました。 晴れていると東京湾の対岸までも見えるのでしょうか。
二子山の呼称
二子山はほぼ同じ高さの上ノ山と下ノ山の二つから成っていて、 それぞれ「上二子山」と「下二子山」とも呼ばれるようです。
上ノ山を後にして下ノ山へと向かっていきます。 三角点の後ろから道が続いていて、その入口の左手には「二子山(下ノ山)」を指す道標があり、 右手には「ふたごやま31」の看板があります。 その間から続く緩やかな道を進んでいきます。 程なくして、葉山町消防本部が設置する 「現在位置目標番号24 山火事防止 緊急時は目標番号をお知らせください」の看板が立っています。 これまで見かけたのは逗子市の看板でしたが、この先からは葉山町の看板になり、形も少し違っています。 3分ほど進んでいくと降り傾斜が増してきます。 それ程の急坂という訳でもないのですが、前日の雨で大変に滑りやすくなっていて、 降っていくのに苦労したりしました。 足元に注意しながら3分ほど降っていくと緩やかな鞍部になってきました。
ヤマザクラ
バラ科。日本の国花。 山に生えるサクラの意味でこの名前がつきました。 花と葉が童子に開くのが特徴です。 奈良県の吉野山をはじめ、多くの名所があります。
二子山(下ノ山)
鞍部を2分ほど進んでいくと、登り傾斜が増してきます。 岩が露出していたり木の根が張り出していたりもして、かなり登り難い思いをしました。 以前に歩いた時にはそれほど歩き難いとは思わなかったのですが、 これも前日の雨のためということなのでしょう。 そんな登り坂も2分ほどすると傾斜が緩やかになってきます。 その先へ4分ほど進んでいくと、小広くなった所に着きました。 中ほどに生える木には「二子山(下ノ山)頂上」と書かれた板切れが括り付けられています。 袂には「目標番号25」の看板も立っています。 ここが二子山(下ノ山)になりますが、周囲は樹木に囲まれていて展望は得られません。 二子山(上ノ山)から14分ほどで到着しました。 標高を示すようなものは見かけませんでしたが、手元の地図によると、 先ほどの二子山(上ノ山)とほぼ同じ標高があって、正に「二子山」と呼ぶに相応しい山のようです。 ここで道が二手に分かれています。 道標類は見かけませんでしたが、阿部倉山へと続く尾根道は左手の方の道になります。
イヌガヤ
イヌガヤ科。 岩手県以南、四国、九州の海抜400メートルの所にも見られ、日陰に耐えます。 果実から油をしぼりますが、苦くて食べられません。
イヌビワ
クワ科。 おすの木とめすの木があって、めすの木にはビワに似た濃い紫色の実がなります。 この実は食べられます。 ビワではなく、イチジクの仲間です。
南郷上ノ山公園分岐
二子山(下ノ山)から細くなった尾根道を進んでいくと、次第に降り傾斜が増してきます。 周囲は雑木やシダ類で鬱蒼としているし、前日の雨で道は大変滑りやすくなっています。 以前にも歩いている道なのでかろうじて安心感はありましたが、陰鬱な気持ちで降っていきました。 こんな悪条件の道でしたが、ハイカーとすれ違ったりもしました。 程なくして緩やかな道になってくると、二子山(下ノ山)から6分半ほどで道が二手に分かれています。 角に立つ「土砂流出防備保健保安林」の標柱にマジックで書き込まれたメモによると、 右手に降っていく道は「南郷上ノ山公園へ」、正面に続く尾根道は「阿部倉山経由長柄(逗子新道)」、 今降ってきた道は「二子山山頂へ」となっています。 ここは正面に続く尾根道を進んでいきます。
阿部倉山分岐
南郷上ノ山公園へ降っていく道を見送って緩やかな尾根道を進んでいきます。 生い茂る笹竹を掻き分けながら進んでいくと、 分岐から2分ほどの所に「土砂流出防備保健保安林」の標柱が立っています。 そこから軽く降り気味に進んで、ちょっとした岩が剥き出した小さな鞍部に着くと、 細い道が左手へと分かれて降っていきます。 二子山(下ノ山)から10分ほどの所になります。 周囲を見回していると、正面に生える樹木の枝に手製の道標が括り付けられていて、 正面の道は「阿部倉山」、今来た道は「下二子山」となっていました。 左手の道の脇に生える木の幹にも手製の道標が括り付けられていて、 左手に分かれて降っていく道は「川久保」となっていました。 このまま正面の尾根道を進んでいくと阿部倉山へと続いていますが、 今回は左手の道を森戸川へと降っていくことにしました。
左手の道は、二子山(上ノ山)の手前にあった「保安林区域図」の看板に載っていた道になります。
植林帯の斜面を降っていくと、程なくして谷筋になってきます。 林床にはシダ類や雑木などが繁茂していたり倒木があったりと、かなり鬱蒼とした所でした。 3分半ほど降っていくと、道端の樹木の幹に手製の道標が括り付けられていて、 この先へ降っていく道は「川久保信号」、今降ってきた道は「下二子山」となっていました。 特に分岐などはありませんが、こんなものでも見つけると、ちょっと安心したりもしました。
前日に雨が降ったこともあって、やがて道には水が流れるようになってきました。 ちょっとした沢のようになっていたりもして、次第に靴の中が濡れてきたりもしました。 尾根から11分ほど降っていくと、のようになった所に出ます。 木橋のようなものを渡って、沢の上に続く道を右手へと降っていきました。
沢渡り
沢を渡って、相変わらずシダ類や雑木などが生い茂る谷筋の道を降っていきます。 4分ほど降っていくと傾斜も緩やかになってきて、少し開けて平らになった所に出ました。 そこを過ぎて更に進んでいくと、右手から左手へと続くのような所に出ました。 先ほど渡ってきた沢でしょうか。 これまでよりも多くの水が流れていて、道というようりも本格的な沢のように思えました。 対岸を伺っても道らしいものは見当たりません。 仕方がないので、時々水の中に靴を踏み入れたりして冷たい思いをしながら左手へと進んでいきました。 こんな道(?)がずっと続くのかと不安に思っていると、 10mも行かない内に右手へ登っていく道が現れたので、これ幸いと沢から上がっていきました。
谷戸田
引き続きぬかるんだ道が続いています。 地元の方でしょうか、こんな悪条件の道ですが登ってくる人とすれ違いました。 長靴を履いていて、この辺りの様子を熟知しておられるようでした。 道の所々には靴跡が残っていたので、そんな跡を見つけて安心したりしながら更に進んでいくと、 沢から上がって2分ほどで、谷筋に広がる谷戸田に出ました。 これまで見通しの利かない鬱蒼とした谷筋の中を降ってきたので、何だかホッとひと安心したのでした。 尾根の阿部倉山分岐から20分ほどで降りて来られました。 水路を渡って、田んぼの右手に続く道をその先へと進んでいきました。
田んぼが終わっても谷戸は続いていました。 平らな湿地のようになっていて、以前にはその辺りも田んぼだったことが伺えます。 そんな谷戸の右側に沿って進んでいくと、右手の一段高い所に畑地が現れます。 左手から回り込むようにして畑地の脇に出ると、かなり広い畑になっていました。
道との間には鎖が張られていて仕切りになっていました。 季節柄、ツツジの花が咲いていたりもして彩りを添えていました。 畑の右手の山は竹林になっていました。
宮の台橋
畑地の左手に続く道を進んでいくと、左手の林の中へと降っていきます。 丸まった石が敷き詰められていて、畑や田んぼに仕事へ行く道として使われている様子が伺えました。 前日の雨のため表面が濡れていて滑りやすくなっていたので慎重に降っていくと、 広い川に金属性の橋が架かっていました。 橋を渡っていくと、袂に「みやのだいばし」と書かれた板が落ちていました。 手元の地図をみると、この広い川は森戸川になるようです。
宮の台橋を渡ると左右に道が続いていましたが、 左手の上には道路のようなものが見えたので左手へ登っていくと、しっかりとした舗装路に出ました。 脇には民家も建っていました。 何やら見覚えのある所だと思っていると、川久保交差点から黄金橋を経て三浦大山林道へと続く道なのでした。 これで山道は終りになります。 尾根から26分ほどで降りて来られました。
大きな樹木の脇にあるおにぎり型の岩の上には馬頭観音が立っています。 「天保十一年六月吉日」と刻まれていました。 天保11年(1840)と云えば江戸時代末期に造られたようです。
川久保交差点
民家が次第に多くなってくる舗装路を、沿道に咲く花などを愛でながら右手へと進んでいきます。 葉山にこにこ保育園を過ぎていくと、森戸川に大山橋が架かっています。 橋を渡っていった先のT字路を左折して更に進んでいくと、県道311号川久保交差点に出ます。
御霊神社
信号を渡って正面へ進んでいくと、松久保川に架かる川久保橋があります。 橋を渡って、右手に分かれていく道を見送っていくと、道路の右手の奥に御霊神社があります。 舗装路に出てから12分ほどで着きました。 神社の手前は広い空き地のようになっていました。 鳥居をくぐって石段を登っていくと社殿がありますが、神社の由緒などを記したものは見かけませんでした。
御霊神社を後にして山際に続く細めの道を進んでいくと、川久保橋を渡って真っ直ぐに進んできた道に出ます。 民家の建ち並ぶその道を更に道なりに真っ直ぐ8分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 右手の石段を登った所には、葉山町指定重要文化財になっている庚申塔があります。 「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿もあったりしました。
長柄交差点(ながえこうさてん)バス停
庚申塔を後にして右手の道を進んでいくと、すぐに県道311号に出ます。 その手前には「健康の散歩道」と題して、ここから三浦大山林道の起点までの「長柄コース」が紹介されています。 今回歩いてきた舗装路がその道になります。 角には葉山方面の長柄交差点バス停がありますが、 逗子駅方面のバス停は横断歩道を渡って左手へ数10m進んだ所にあります。
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて6分、1時間に6本程の便があります。
(写真は葉山方面のバス停です)
健康の散歩道 長柄コース
健康のためあなたも歩いて見ませんか。
このコースは約2.0キロメートルです。 歩く前後は準備運動をし、はきなれた靴で無理なく歩きましょう。
 (葉山町)