桜山
散策:2008年04月上旬
【街角散策】 桜山
概 要 桜山は逗子市と葉山町の境にある低山です。 長柄桜山古墳群がある山で、古墳から野外活動センター・郷土資料館・六代御前の墓などへと続く「ふれあいロード」が巡っています。 今回は海辺から第2号墳へ登っていく道を歩きます。 展望デッキや展望台からは、江の島や富士山を望む眺めが広がります。
起 点 逗子市 切通し下バス停
終 点 葉山町 葉桜バス停
ルート 切通し下バス停…登り口…展望デッキ…小ピーク…鞍部…十字路…ふれあいロード…展望台…長柄桜山第2号墳…長柄分岐…長柄桜山第1号墳…葉桜団地…葉桜バス停…(葉桜中央児童遊園)
所要時間 1時間30分
歩いて... 展望デッキを経て第2号墳へと続く道はあまり歩かれていないようで、 草木が生い茂る季節にはかなり煩わしくなりそうな感じでした。 今回は分岐道も幾つか探索してみましたが、登ったり降ったりを何度も繰り返したのでかなり疲れました。 展望台などからは江の島は見えましたが、生憎と富士山は見えませんでした。
関連メモ 桜山, 桜山
コース紹介
切通し下(きりどおしした)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗11]葉山町福祉文化会館行きバス,または,[逗12]葉山行きバスにて5分、 1時間に4本から5本程度の便があります。
バス停の先に続く県道207号を緩やかに登っていきます。
車道を緩やかに登っていくと切通しを越えていきます。 少し降るようになってくると、バス停から2分半ほどの所から左手へ分かれていく路地があります。 角には集合住宅があり、傍に立つ電柱には旅館の看板が出ています。 ここを左折して、谷筋に続く路地を緩やかに登っていきます。
登り口
1分ほど進んでいくと、旅館の所から右手へと坂道が分かれていきます。 緩やかな道は正面から左手へ曲がっていきますが、右手の坂道を登っていきます。 これまでよりも傾斜の増した坂道を登っていきます。 大学の合宿所になっている建物を過ぎたすぐ先の坂道をひと登りすると、 車道から4分ほどで、行止まりになった小広い空き地に出ます。 左手の方には民家が見えていますが、空き地の正面の山へ入っていく細い山道があります。 今回はここから桜山へと登っていきます。 山道に入ってすぐに左手へ階段が分かれていますが、右手へと曲がっていく道を進んでいきます。
右傾斜の斜面を横切るようにして続く山道を進んでいきます。 細い道ですが傾斜は緩やかで、分かり易くなっていました。 2分ほど進んでいくと青色の網がかけられた畑地の脇に出ます。 そこを過ぎたすぐ先から、傾斜の増した坂道を左手へと登っていきます。 黒色と黄色のトラロープが張られていたりもするので、 それに捉まりながら慎重に登っていきます。 余り歩かれていない道のようで、夏草が生い茂る季節でもないのに、 細い樹木や草などがかなり生い茂っていました。 そんな坂道を1分半ほど登っていくと、左右に通る小尾根の浅い鞍部に登り着きました。 右手にも僅かな踏み跡がありましたが、左手へと続く尾根道を進んでいきます。
展望デッキ
太い竹の手摺やトラロープが張られた尾根道を登っていきます。 小さな高みを過ぎてその先の鞍部から登り返していきます。 道に沿って引き続きトラロープが張られています。 次第に傾斜が増してくる尾根道を登っていきます。 ヤツデの生い茂る所を過ぎて上部に稜線が間近に見えてくると、 谷に迫り出すような形の木製の展望デッキが設置されていました。 尾根に出てから6分ほど、麓の登り口から10分ほどの所になります。
展望デッキから振り返ると、逗子の海の向こうには江の島が見えていました。 天気のいい日にはその背後に富士山も見えるようですが、この時には霞んでいました。 狙いを定めて心眼を開くと一瞬ぼんやりと見えたようでしたが、すぐに見えなくなってしまいました。
小ピーク
写真を撮ったりしながらひと休みしたら、展望デッキからその上へと登っていきます。 これまで以上に登り傾斜が増してきて、引き続き張られているトラロープに捉まりながら登っていきます。 脹脛が痛くなるほどの急坂を2分ほどかけて登り切ると、笹竹の生い茂る尾根に登り着きました。 笹竹を掻き分けるようにして進んでいくと、すぐに右手に踏み跡が分かれていますが、 左手へと曲がりながら続く道を進んでいきます。 笹竹を抜けていくと再び左右に道が分かれていますが、右手へと進んでいきます。 草が生い茂る所を掻き分けるようにして進んでいくと、少し開けた感じの所に着きました。 尾根に登り着いてから1分ちょっとの所です。 紫色の花も咲いていたりもして、ちょっとした広場のようになっていました。 脇にはコンクリート製の四角い囲いもありました。 手元の地形図によると、標高100mほどの高みになるようです。
尾根は小ピークから左手へと続いていて道もあります。 その道も歩いてみましたが少々分かり難くなっていたので、今回は正面に続くルートを紹介します。 正面に真っ直ぐ進んでいくと、すぐに降り坂になってきます。 道とは思えない崖をちょっと降ると、再び花などが植えられた小広場のような所へ降り立ちます。 そこを左手へ進んで笹竹と常緑樹の間を抜けていくと、左右に通る山道に出ます。 桜山へは左手の道を進んでいきます。
右手の道…
試しに右手の道も歩いてみました。 ジグザグに降っていって緩やかな尾根になってくると、分岐から2分ほどで道が二手に分かれています。 右手に戻るようにして続く道をジグザグに4分ほど降っていくと民家の前に降り立ちます。 舗装路をその先へ降っていくと、旗立山の少し南側の県道207号に出られます。 左手の尾根に続く道を進んでいくと、すぐにブロック塀で囲まれた高みの脇を過ぎていきます。 以前には何かあったのでしょうが、今では特に何もない高みになっているようでした。 僅かなアップダウンを繰り返しながら尾根を進んでいくと、分岐から4分ほどで、 「浅間大神」の大きな石碑の立つ小ピークに着きました。 そこから左手へ降っていく僅かな踏み跡もありましたが、 右手のしっかりした方の急坂を降っていくと、すぐに緩やかな道になってきます。 僅かなアップダウンを繰り返しながら更に7分ほど降っていって降り傾斜が急になる辺りまで来ると、 道が不明瞭になってきました。 樹間からは下の方に住宅地が見えていましたが、今回はその辺りで引き返しました。 旗立山の少し南側からここまで登ってくるルートの方が、 今回登ってきたルートよりも歩きやすくなっていて距離も短いので、 桜山へ向かうのにはお勧めです。
(この探索時間は所要時間には含めていません)
後日にも県道207号への道を歩きました。(「桜山」を参照)
鞍部
尾根を巻くようにして続く道を進んでいくと、 1分もしない内に左手から僅かな踏み跡が降ってきます。 先ほどの小ピークから左手へ尾根を進んできた道になります。 その道を合わせて先へ進んでいくと、右下に赤茶色の屋根の建物が見えてきます。
その先へ続く山道の途中から右手へ分かれていく道に入っていきます。 分岐点の樹木には赤テープが巻かれていたりもします。 その道に入って、左手から回り込むようにして降っていくと建物の脇に降り立ちます。 浅い鞍部のようになった所で、先ほどの小ピークの一段低い所にあった小広場から2分半ほどの所になります。 建物の前にはちょっとした畑もありますが、単なる作業小屋ではなくて、別荘風の建物になっていました。
(写真は建物を過ぎた所から振り返って写したものです)
手前の樹木が少し邪魔をしていますが、左手が開けていて展望が得られます。 建物にはテラスのような所もあって、眺めが良さそうな感じでした。 この時には人は不在のようでしたが勝手に入っていく訳にもいかないので、 道端から背伸びをして手を高く上げて写してみました。 樹木越しに江の島などを見渡せる良い眺めが広がっていました。
建物を後にしてその先へ進んでいきます。 畑の脇を過ぎていくと、道は正面の高みの左斜面へと降っていきますが、 すぐの所から正面の高みへと分かれていく小径がありました。 入口には赤テープが巻かれていたりもしました。 今回はこの小径に入って、正面の高みへと続く山道を進んでいきました。 最初ははっきりしない感じですが、すぐに分かりやすい道になってきます。
左手の道…
試しに左手の道も歩いてみました。 高みの左斜面に続く道を1分ちょっと降っていくと、 左手へ曲がっていく角から細い踏み跡が右手へと分かれていきますが、 その道は見送って左手へ曲がっていきます。 右・左とジグザグに折れ曲がりながら降っていくと、民家の上に出ます。 屋上が庭風になっていて鉢植えなどが沢山置いてありました。 そこを過ぎて階段を降っていくと、鞍部から6分ほどで小広い空き地に降り立ちました。 何だか見覚えがある所だと思っていると、最初の登り口の空き地なのでした。 降りてきた道は、最初に登っていった道の左側にありました。
(この探索時間は所要時間には含めていません)
登り気味の緩やかな道を1分ほど進んでいくと道が左手へと分かれています。 角に生える樹木には赤ペンキが塗られ、脇の樹木には赤テープが巻かれていたりもします。 左手の道の先にはちょっとした小屋のようなものがありますが、正面の道を進んでいきます。 道なりに右手へと曲がっていくと植林帯になってきます。 尾根の縁までいって左手へと進んでいきます。 その辺りが手元の地形図にある110mほどの高みになるようです。 緩やかな植林帯を2分ほど進んでいくと、常緑樹や笹竹などが生い茂るようになりますが、 まだ草木が生い茂る季節ではなかったこともあって、道はしっかりと確認できる状態でした。 大きな倒木を越えて進んでいくと、再び植林帯になってきます。 その植林帯はすぐに終わって再び常緑樹などが生い茂る道になってきます。
十字路
少し傾斜が増してきた道を降っていくと、十字路になった鞍部に着きました。 先ほどの建物があった鞍部から9分ほどの所になります。 降り立った所には2枚重なった手製の道標が立っていて、右手の道は「長柄交差点」、 左手の道は「逗子海岸」となっていました。 1枚めくってみると文字が書かれていましたが、消えかかっていてよく判読できませんでした。 読める文字を拾い読みしてみると、今降ってきた道は「鎧摺・小屋」、右手の道は「長柄・海岸・車道」、 左手の道は「倒木・通行不能・行止り」、正面の道は「古墳」となっていました。 それ以外にも文字はありましたが、よく分かりませんでした。 ここは古墳のある桜山を目指して、鞍部を過ぎて正面の道を登っていきました。
右手の道…
試しに右手の道も歩いてみました。 道を塞いでいる倒木の下をくぐって少し抉れ気味の道を降っていきます。 左・右と折れ曲がって降っていくと岩畳になってきます。 切通しのような所を抜けて降っていくと、十字路から3分ほどで、 谷筋の行止まりの所にある広い空き地に降り立ちました。 そこから右手の住宅地に続く舗装路を4分ちょっと降っていくと、 県道311号の長柄交差点バス停の傍の変則的な十字路に出ました。
左手の道…
試しに左手の道も歩いてみました。 抉れ気味の道を降っていくとすぐに竹林が現れます。 トラロープが張られた崖のような所を過ぎていくと倒木などが道を塞いでいたりもします。 倒木の下をくぐってその先の抉れた道を降っていきます。 抉れがなくなった道を更に降っていくと、十字路から4分半ほどで住宅地の脇に降り立ちました。 そこから谷筋の住宅地に続く舗装路を5分ほど降っていくと県道24号に出ます。 渚橋交差点の北東100mほどの所になります。 舗装路の途中からは蘆花記念公園や郷土資料館への道が右手へ分かれていました。
峠道…
左右に続く道はしっかりとしていてそれほど急な所もなくて距離も短く、倒木などを除くと歩き易い道でした。 尾根の括れた所を通ってもいるし、この東側の下にある桜山隧道や長柄隧道が出来るまでは、 この尾根を越えていく生活道路としてよく利用されていた峠道だったのでしょうか。
(左右の道の探索時間は所要時間には含めていません)
後日にも左右の道を歩きました。(「桜山」を参照)
正面へ少し登って、高みを左手から巻くようにして降っていきます。 谷側にはトラロープが張られていたりもしますが、それほど必要な感じではありませんでした。 1分もしない内に尾根に出て少し進んでいくと、登り坂になってきます。 そこにもトラロープが張られていたりもしますが、 30秒も登ると笹竹などが生い茂る緩やかな道になってきます。 程なくし尾根の背を進むようになると、分かりやすい道になってきます。 浅い鞍部を過ぎていくと、正面に真っ直ぐ登っていく急坂が現れます。
ふれあいロード
脹脛が痛くなってきそうな急坂を登っていきます。 トラロープが張られていたりもしますが、登っていく分にはそれ程必要な感じではありませんでした。 急坂を1分ほどかけて登り切ると、左右に通る広い道に登り着きました。 先ほどの十字路から4分ほどで登って来られました。 幅の広い横木の階段になっている左右の道は、 長柄桜山第2号墳から野外活動センターへ降っていく道で、「ふれあいロード」の一部になっています。 出た所に生える大きな樹木の脇に道標が立っていて、 右手に登っていく横木の階段は「2号墳」となっていましたが、 左手の階段や今登ってきた道を指す道標はありませんでした。 左手の階段は7分ほどで野外活動センターへ降りていけます。 1分ほど降った所に展望地があって江の島などを見渡すこともできますが、 今回は右手に続く幅の広い横木の階段を登っていきます。
(写真はふれあいロードに出て振り返って写したものです)
幅が広くて間隔も広い横木の階段を登っていくと、1分もせずに左手へ道が分かれていきます。 脇には案内板が設置されていて「長柄桜山第2号墳」は正面の坂道であることを示しています。 左手の道は何も示されてはいませんが、少し先にある分岐点から、 六代御前の墓・野外活動センター・郷土資料館・蘆花記念公園へと降っていけます。 正面のすぐ上に展望台が見えているので、今回は左手の道は見送って、正面の坂道を登っていきます。
長柄桜山第2号墳
足許に御注意下さい。
 (神奈川県教育委員会、逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
展望台
木の根が張り出した広い坂道を1分ほど登っていくと展望台に着きます。 この展望台は長柄桜山第2号墳の西端にあって、位置を示す案内板が展望台の脇に設置されています。 木製の展望台は少し年季が入っていて、 「老朽化につき危険ですので大人数で上らないでください」との貼り紙もあります。
展望台に登ってみると、手前の樹木に邪魔されながらも一部が開けていて、 江の島などを見渡すことができました。 空気が澄んでいると富士山も見えるのでしょうが、この時には霞んでいて見えませんでした。
山火事注意
・吸がらの投げ捨てを禁ず
・無断で火を焚くことを禁ず
 (逗子市消防署)
展望台の脇からは、手前にあった分岐道の先へ降りていける道もありますが、 東側に続く広くて緩やかな広い道を進んでいきます。 この道は長柄桜山第2号墳の上に通っている道になります。 古墳と言われなければ、山頂に続く単なる広い尾根道のような感じがします。
長柄桜山第2号墳 (標高100m)
こんもりとした高みを過ぎて左手へ降っていくと、 「長柄桜山古墳群第2号墳」の解説板が設置されています。 第2号墳は「前方後円墳」で、展望台のあった所が「前方」部分で、 こんもりとした高みの所が「後円」部分になるようです。
史跡 長柄桜山古墳群第2号墳
第2号墳は第1号墳とともに、神奈川県内で現存する最大級の規模を誇る、 古墳時代前期後半(4世紀中頃から後半)に築造された前方後円墳です。 墳長88m、後円部径54m、高さ7.3m、前方部幅45m、高さ8.7mで、保存状況は良好です。 標高約100mの丘陵頂部に位置し、前方部から西には相模湾に浮かぶ江ノ島をはじめ大山、 富士山が一望できます。 これまでの発掘調査では、古墳のまわりから壺形の埴輪や円筒形の埴輪が出土しているほか、 関東地方では珍しい葺石が、古墳の表面に葺かれていることが分っています。
注意事項
1.地面を掘り返したり草木を切ったりしないで下さい。
2.ゴミは持ち帰りましょう(タバコのポイ捨てはやめてください)。
3.火の使用には注意して下さい(たき火・花火はしないでください)。
4.犬を放さないでください。
 (逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
解説板を過ぎてその先へ緩やかに降っていくと、1分もせずに左右に通る道に降り立ちます。 脇には「長柄桜山第2号墳」の案内板や手製の道標「展望台」があって、今降ってきた道を指しています。 正面右手にある大きな樹木の袂には、 逗子市消防本部が設置した緊急時通報番号を示す標識「山火事注意 さくらやま2」が立っています。 左右の道を示す道標は見かけませんが、長柄桜山第1号墳へは右手に進んでいきます。
左手の道…
降り立った道は「ふれあいロード」の枝道で、左手へ進んでいくと、 この右手のすぐ先の所から分かれてきた道に降りて、その先にある分岐点へと続いています。
右手へ30秒ほど進んで短い横木の階段を降っていくと、再び左右に通る道に降り立ちます。 この道が「ふれあいロード」になります。 右手のすぐ先には「1号墳」の道標が立っていて、右手の道を指しています。 その脇には第2号墳の手前にあったのと同じような案内板があって、今降ってきた道を指しています。 左手の道を示す道標は見かけませんでしたが、「きずなの森」を経て分岐点へと続いています。 ここは右手へと続く広くて緩やかな「ふれあいロード」を進んでいきます。
この「ふれあいロード」はよく踏まれていてしっかりとした道になっています。 程なくしてある「1号墳へ450m」の道標を過ぎていきます。 広くて緩やかな道を進んでいくと、道端には「念佛」と刻まれた石碑があったりもしました。
石碑を過ぎてすぐの所の右手の樹間から、街並みや海岸際まで続く山並みが見えていました。 方角からすると、葉山の街並みと「はやま三ヶ岡山緑地」でしょうか。 あの緑地にも登ったことがあるなと思い出しながら、しばらく景色を眺めていきました。
長柄分岐
右手の樹木が低くなって明るくなった所を過ぎていきます。 植林帯に入って、ちょっとした横木の階段を緩やかに登っていきます。 「山火事注意 さくらやま3」の標識を過ぎて進んでいきます。 「ふれあいロード」に降り立ってから4分ほど進んでいくと、右手へと山道が分かれていきます。 季節柄、桜の花びらが道を桜色に染めていたりもしました。 左手の道端には手製の道標があって、右手に分かれていく道は「長柄道」、 正面の道は「1号墳」、今来た道は「2号墳」となっていました。 ここは正面へと続く広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。
右手の道…
写真を撮ったりしていると、右手の道から人が登ってきました。 確かめた訳ではありませんが、長柄地区へと降っていける道のようでした。
後日に右手の道を歩きました。(「桜山」を参照)
長柄への道を見送って、植林帯に続く尾根道を進んでいきます。 少し明るくなった所を過ぎていくと、広くて緩やかな横木の階段が始まります。 「←1号墳200m・2号墳350m→」の道標を過ぎて更に階段を登っていきます。 1分ちょっとで階段を登り切ると、 「山火事注意 さくらやま4」の標識が立っています。 「2号墳へ500m」の標識を過ぎていくと、正面にこんもりとした高みが現れます。 その高みを巻くような形で左手へと道が続いています。 高みにはロープが張り巡らされていて「立入禁止」の貼り紙もありました。 この高みが長柄桜山第1号墳になります。
古墳の表面を覆っている土が流れ出しやすくなっていますので、許可なく立ち入らないでください。
 (逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
長柄桜山第1号墳 (標高125m)
高みの左手に続く緩やかな道を進んでいくと、 「長柄桜山古墳群第1号墳」の解説板が設置された所に着きます。 第2号墳の西端にあった展望台から14分ほどで到着しました。 この第1号墳も第2号墳と同じく前方後円墳で、着いた所は「後円」部分で、 右手に続いてきた高みが「前方」部分になります。 以前に来た時は立入禁止にはなっていなくて、古墳の上を歩くことが出来ました。 「後円」部分の上は小広くなっていて測量基準点も設置されていました。 解説板によると、東側には東京湾や房総半島も望めるとのことですが、 周りは樹木に覆われていて残念ながら眺望は得られません。 ベンチが一組設置されているので、樹間から見える住宅地などを眺めながらひと休みしていきました。
史跡 長柄桜山古墳群第1号墳
第1号墳は第2号墳とともに、神奈川県内で現存する最大級の規模を誇る、 古墳時代前期後半(4世紀中頃から後半)に築造された前方後円墳です。 墳長90m、後円部径51m、高さ7.91m、前方部幅31.5m、高さ5.06mです。 後円部北側は崩落などの影響を受けていますが、保存状況は良好です。 標高は約125mで、現在残っている丘陵では最高点に位置しており、 後円部墳頂部から東の方をみれば、東京湾や房総半島が眺望できます。 これまでの発掘調査では、古墳のまわりから壺形の埴輪や円筒形の埴輪が出土しています。
注意事項
1.地面を掘り返したり草木を切ったりしないで下さい。
2.ゴミは持ち帰りましょう(タバコのポイ捨てはやめてください)。
3.火の使用には注意して下さい(たき火・花火はしないでください)。
4.犬を放さないでください。
 (逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
長柄桜山第1号墳からは、左手の尾根に続く急傾斜の横木の階段を降っていきます。 真っ直ぐに1分ほど降っていくと、尾根から外れて、鋭角に右手に折れ曲がっていきます。 角には「山火事注意 さくらやま5」の標識が立っていて、 その脇から正面の尾根へと踏み跡が続いていました。 歩いていけそうな雰囲気もありましたが、今回は右手へと続く道を降っていきました。
トイレのご案内
この周辺には公衆トイレはありませんので、第2号古墳から降り、 蘆花記念公園内にある公衆トイレをご利用ねがいます。
所要時間は、現地より30分程度です。
 (逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
葉桜団地
一旦緩やかになった道を進んでいくと、すぐに左手へと曲がって、横木の階段を降るようになります。 突き当たりを右手へと更に降っていくと、長柄桜山第1号墳から3分ほどで、住宅地の脇に降り立ちました。 これで山道は終わりになります。 この住宅地は逗子市と葉山町にまたがるようにして広がっていて、 葉山桜山団地、略して葉桜団地というようです。 降り立った所には「ふれあいロード(森林ウォークコース)」の案内図や、 「国指定史跡 長柄桜山古墳群」の解説板がありました。 案内図では、この地点は「葉桜入口」となっていました。
ふれあいロード
案内図によると、ふれあいロードはここから第1号墳を経て第2号墳の脇を過ぎた先の「分岐点」まで続き、 そこから野外活動センター・郷土資料館・六代御前の墓へと分かれています。 「分岐点」は十字路のように描かれていますが、実際にはT字路とY字路が隣接する形になっています。 この葉桜入口から分岐点までが1km/30分、 分岐点から野外活動センター・郷土資料館・六代御前の墓までが各々0.5km/30分となっていますが、 実際にはもっと短い時間で歩けるようです。
国指定史跡 長柄桜山古墳群
これまで、逗葉地区には古墳時代前期の古墳は存在しないものとされていましたが、 1999年春、2基の前方後円墳が発見されました。 古墳が造営された年代は、4世紀中頃から後半と推定され、 現存する古墳では、神奈川県内最大級の規模で、ほぼ完全な形で残っている極めて重要な遺跡です。
 (逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
葉桜(はざくら)バス停
葉桜団地の正面に続く道を真っ直ぐに進んでいきます。 十字路とX字路を直進していくと、変則的な四叉路があります。 そこを左前方へと進んでいくと、Y字路の角に葉桜バス停があります。 葉桜団地に降り立った所から6分ほどで到着しました。
逗子駅(JR横須賀線)まで、[逗17]逗子駅行きバスにて6分、1時間に2本程度の便があります。
葉桜中央児童遊園
バス停の正面の一段高い所に葉桜中央児童遊園があるので、 バスを待つ間、ちょっと訪ねてみました。 公園の脇には馬頭観世音の石碑が四つ並んでいました。 各々には「馬頭観世音」と刻まれていて、「明治四十五年」や「昭和三十六年」の年号もありました。 左から二つめの大きいのには「右 かなざわ道」,「左 かまくら道」とも刻まれていて、 解説板にある指導標を兼ねていたという石碑のようでした。
この馬頭観世音は当地が山林であった当時、峠の岐路(現在地から東方250米、配水池のあたり)にあり、 一基は指導標を兼ねていました。 団地開発に際し、その滅失を虞れ、真言宗仙光院の境内に遷座してありました。 自治会創立5周年を記念し、地元の厚意により、これを当所に勧請し、 往時を偲ぶよすがとし、また交通安全の守り神としたものです。
 (昭和50年5月吉日建立 葉桜自治会)