景信山
散策:2008年03月上旬
【低山ハイク】 景信山
概 要 景信山は東京都と神奈川県の境に続く奥高尾山稜にある山です。 広くなった山頂からはいい眺めが広がっています。 今回は栃谷尾根から陣馬山へ登り、関東ふれあいの道にもなっている奥高尾縦走路を景信山へと向かっていきます。 景信山からは東尾根を経て日影バス停へ降っていきます。
起 点 相模原市 陣馬登山口バス停
終 点 八王子市 日影バス停
ルート 陣馬登山口バス停…一ノ尾根分岐…西沢林道分岐…栃谷…栃谷園地休憩所…栃谷尾根…620m峰…陣馬山分岐…陣馬山…陣馬高原下分岐…763m峰…奈良子峠…明王峠…底沢峠…堂所山…白沢峠…673m峰…696m峰…小ピーク…景信山…小仏バス停分岐…小下沢林道分岐…581m峰…478m峰…分岐道…木下沢梅林…旧甲州街道…日影バス停
所要時間 5時間50分
歩いて... この時は空気が澄んでいて、栃谷尾根や奥高尾縦走路からは雪化粧した綺麗な富士山を望むことが出来ました。 奥高尾縦走路はそれほど傾斜もなくて歩きやすい道になっています。 東尾根の最後の部分は急斜面になっていて歩き難いので、途中の分岐から小仏バス停か小下沢林道へ降っていった方がいいようです。
関連メモ 鳥のみち, 北高尾山稜, 木下沢林道, 陣馬山, 堂所山, 明王峠, 陣馬山, 景信山
コース紹介
陣馬登山口(じんばとざんぐち)バス停
藤野駅(JR中央線)から[野08]和田行きバスにて6分、便は非常に少ないので、事前に確認しておきましょう。
 土日曜 8:11 9:08 13:06 14:05 15:00 17:05 18:10
和田方面のバス停の標識はありませんが、沢井川に流れ込む栃谷川の辺りに止まります。 バスを降りてすぐの所に「秘境 陣馬の湯 陣谷温泉・陣渓園・姫谷」の看板があって、 栃谷川の右岸に続く道を指しています。 角には「県立陣馬相模湖自然公園 陣馬山登山口」の石碑があります。 その脇に立つ道標「陣馬山」も右岸の道を指しています。
バスの時間が合わないようならば、藤野駅から歩いて来ましょう。 線路沿いに相模湖駅方向へ進んだ所にある踏切を渡って沢井隧道を抜けて車道を歩いていくと、 藤野駅から25分ほどで歩いて来られます。
砂防指定地 栃谷川
この土地の区域内において、宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は、 神奈川県知事の許可が必要ですから、津久井土木事務所にご相談下さい。
 (津久井土木事務所)
一ノ尾根分岐
栃谷川の右岸に続く道を進んでいくと、すぐに「沢井川せせらぎの広場」の看板が立っています。 その左手は「沢井川せせらぎの広場」になっていてトイレも設置されています。 「楽しい登山 自然を大切に」の看板に、 一ノ尾根・栃谷尾根・奈良小尾根を経て陣馬山まで登るルートの所要時間が書かれているので参考にしましょう。 今回歩く栃谷尾根から陣馬山へのルートは、 ここから陣馬の湯の手前の分岐までが20分、そこから陣馬山までの栃谷尾根が1時間20分となっています。 広場を過ぎて栃谷川沿いに進んでいくと、すぐに道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手の道は「栃谷・奈良子尾根を経て陣馬山」、 左手の道は「一ノ尾根を経て陣馬山」となっていますが、今回は右手の道を栃谷川沿いに進んでいきます
沢井川せせらぎの広場
この植樹は、財団法人みどりのまち・かながわ県民会議のモデル緑化事業として落合自治会が実施したものです。
樹木を大切に
 ((財)みどりのまち・かながわ県民会議津久井地区推進協議会)
緑の募金によるふれあい緑化事業
みどりの大切さを多くの人々に知っていただき、みどり豊かなまち(森林)づくりを進めるため、 ボランティアの皆様のご協力により植樹したものです。
 (沢井むらおこしの会、(財)かながわトラストみどり財団津久井地区推進協議会)
西沢林道分岐
栃谷川に沿って続く舗装路を進んでいきます。 川には砂防ダムがあったり小さな滝状の所があったりもします。 谷ヶ原浄水場を過ぎていくと、 白いガードレールの設置された小さな橋の手前から西沢林道が左手へと分かれていきます。 右手へも道が分かれていきますが、それらを見送って橋を渡ってその先へと進んでいきます。 橋の先に木製の鳥居が立っていて、左手のこんもりとした高みに小祠があったりもします。
西沢林道
巾員三米 延長970米
関係者以外立入禁止
 (藤野町)
保安林区域図
保安林内で知事の許可なく次の行為をすることは禁止されています。 立木竹の伐採、立木の損傷、家畜の放牧、下草落葉落枝の採取、土石樹根の採掘、 開墾その他土地の形質を変更すること。
(注)これに違反した場合は森林法の規定により処罰されます。
 (神奈川県)
栃谷
登り傾斜の増してきた舗装路を進んでいきます。 意外と傾斜があって息が切れそうになるので、ゆっくりと進んでいきました。 「県立陣馬相模湖自然公園」と刻まれた立派な石碑を過ぎ、 竹林や茶畑を過ぎていくと、陣馬登山口バス停から20分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、この辺りの集落は栃谷というようです。 正面の道は「ナラコ尾根 陣馬山1時間55分」、 左へ戻るようにして登っていく道は「栃谷尾根 陣馬山1時間20分」、 今来た道は「陣馬高原口30分、藤野駅60分」となっています。 右手に降っていく道は民家へ続いているようです。 陣馬の湯は正面の道を更に進んだ所にあるようですが、 ここは栃谷尾根へ向かって、左手の道を進んでいきました。
ご注意!
毎年11月15日から2月15日まで、この付近では銃猟をすることがありますので注意して下さい。
 (神奈川県)
栃谷園地休憩所
坂道を登っていくと、左手には雪化粧した富士山が頭を覗かせていました。 陣馬山の山頂からの眺めが期待できそうだと胸を弾ませながら進んでいきました。 曲がり角から分かれていく道を見送って右手へ曲がっていくと道標の立つ分岐がありますが、 道標「栃谷尾根 陣馬山」が指す左手の道を戻るようにして登っていきます。 次の曲がり角まで来ると、左手へ少し入った所に栃谷園地休憩所がありました。 陣馬登山口バス停から35分ほどで到着しました。 手前の左手が開けていて、ここからも山並みを見渡せる景色が広がっていました。 ベンチやトイレも設置されているので、景色を眺めたりしながらひと休みしていきました。 藤野駅の時刻表もありましたが、平成16年3月改正時のものなので、 現在の時刻表とは少し違っているようでした。
陣馬相模湖自然公園
神奈川県の自然公園
自然公園は、すぐれた自然の風景地を保護するとともにその利用を通じて 国民の保健、休養、教化に役立てることを目的に指定されています。 ここ県立陣馬相模湖自然公園は、富士箱根伊豆国立公園箱根地区を始めとして、 丹沢大山国定公園、県立丹沢大山自然公園、県立真鶴半島自然公園、県立奥湯河原自然公園についで 県内6番目に指定された自然公園です。
おもな山と標高
陣馬山857.0m  生藤山990.6m  景信山727.1m  城山670.6m  嵐山405.9m  石老山694.3m
自然を大切にしましょう。
 (神奈川県)
ひと休みしたら、道標「陣馬山2.8km」に従って舗装路をその先へと登っていきます。 栃谷地区は山の斜面に沿って集落があるようで、 S字形に曲がりながら登っていっても民家が点々として建っています。 栃谷園地休憩所から1分半ほど進んでいくと、左手に分かれていく坂道があります。 角には道標「栃谷尾根近道 陣馬山」が立っていてその道を指しています。 そのまま正面へ続く道から廻っていってもいいのですが、近道である左手の坂道を登っていきました。 その先には民家が見えているので一瞬あれ?と思ったりもしますが、 民家の前を過ぎていくと、正面から廻ってきた道と合流します。 角に立つ道標「陣馬山」に従って左手へと登っていきます。 「熊野権現」と刻まれた石碑やお地蔵さんが立つ脇を過ぎて、 畑地が続く斜面に沿って細くなってきた舗装路を進んでいきます。 緑色の金網の脇を過ぎて登っていくと茶畑が広がっていいました。 振り返ると富士山も頭を覗かせる素晴らしい景色が広がっていました。 丸太のベンチが設置されて小広くなった所が脇にあるので、しばらく景色を眺めていきました。
栃谷尾根
程なくして白い壁の建物が見えてくると、土の道に変わってきます。 杉が生える脇を過ぎて山道へと入っていきます。 植林帯と雑木林を分ける斜面を登って右手へ折れ曲がっていきます。 傾斜が緩やかになって道幅も広がってくると小広くなった所に出ました。 栃谷園地休憩所から15分ほどの所になります。 道端には小祠が建っていました。 中に納められた祠の前には小さな狐像が幾つかあって、ワンカップがお供えされていたりもしました。 道標「陣馬山2.3km」に従って、広くて緩やかになった尾根道を進んでいきます。 よくは知らないのですが、この辺りからが栃谷尾根になるのでしょうか。
あいさつで つなごう人の輪 郷土の輪
 (藤野町)
足もとに 小さな命 守ろうね
そのポイで 緑の山が ゴミの山
 (篠原小学校)
植林帯に続く幅の広い尾根道を登ってきます。 傾斜もそれほど急ではなくて歩きやすくなっていました。 所々では樹木が途切れて、富士山などの山並みを見渡せる眺めが広がっていたりもしました。 捨てられたと思われるリヤカーの脇を過ぎて植林帯の尾根を登っていきます。 切通しのようになった小さな鞍部を過ぎていくと、道が三方に分かれています。 角に立つ道標によると、正面の高みへ直登する道は「陣馬山1.6km」、 左手の道は「陣馬山 まき道」となっています。 右手の道は道標には示されていませんが、脇に立つ看板によると陣馬の湯へ降っていける道のようでした。 巻くのは避けて、ここは正面の道を登っていきました。
620m峰
植林帯に続く尾根を2分ほど直登していくと、こんもりとした小ピークに着きました。 場所を示すようなものは見かけませんでしたが、手元の地形図にある620m峰だと思われます。 栃谷尾根に乗った小祠のあった所から15分ほどの所になります。 周りは樹木に囲まれていて展望はあまり良くありませんが、 小仏城山と思われる電波塔の聳える山が見えていました。 小ピークから植林帯を降っていくと、2分としない内に左手から巻き道が合流してきます。
左手からの巻き道を合わせていくと、やがて登り坂になってきます。 道端には神奈川県の設置する防火用水「ようすいくん」があったりもしますが、 二つあるドラム缶の水の上には厚い氷が張っていました。 次第に傾斜の増してくる尾根道を登っていきます。 「陣馬山1.1km」の道標を過ぎていくと、 横木の階段に混じって土嚢が積まれていたりもして、歩きやすくなっていました。 道標「陣馬山0.9km」を過ぎた先に、丸太を半分に割ったベンチが設置されていました。 先ほどの620m峰から13分ほどの所になります。 この辺りから更に登りの傾斜が増してきました。 正面には小ピークらしい高みが見えています。 息が切れてきて汗も滲んできたりもするので、ゆっくりと着実に登っていきました。
燃やすまい みんなが来る山 歩く山
 (神奈川県)
土嚢混じりの幅の広い横木の階段を登っていきます。 やがて尾根の左斜面を登るようになると、正面の上に稜線が見えてきます。 小ピークのように見えていたのは尾根の肩だったようです。 足元を見ると霜柱があり、足で踏むとサクサクと心地よい音をたてていました。 幅の広い横木の階段を更に登っていくと、先ほどから見えていた稜線に登り着きました。 そこから左手へと続く尾根道を進んでいきます。 これまでと比べて傾斜が緩やかになってホッとしたりもしますが、 程なくして再び登り傾斜が増してきて、横木の階段が現れます。 桧林と雑木林を分ける尾根道を登っていきます。 防火用水「ようすいくん」を過ぎて更に登っていくと、 正面にこんもりとした高みが見えてきます。 先ほどのベンチのあった所から17分ほどの所になります。 その手前から左手へ道が分かれていますが、脇に立つ看板によると林業用の道のようです。 ここは正面に見える高みを目指して、薄っすらと雪が残る横木の階段を更に登っていきます。
注意
この先行き止り
この経路は林業用経路で、登山道ではありません。
 (神奈川県県有林事務所)
陣馬山分岐
急坂を登り切ると道標「陣馬山0.2km」が立っています。 冬枯れの雑木林に続く緩やかで幅の広い尾根道を進んでいきます。 雪解けしたばかりなのか、道はとてもぬかるんでいて凸凹していました。 靴の下面にもたっぶりと土が付着して、まるで高下駄のようになったりもしました。 そんな道を1分ほど進んでいくと、右手へ道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、右手の道は「関東ふれあいの道 明王峠1.8km・景信山5.6km」、 正面の道は「関東ふれあいの道 陣馬山0.1km・和田峠0.8km」、 今登ってきた道は「陣馬登山口バス停5.5km・藤野駅7.4km」となっています。 今回は右手の道から景信山へ向かっていくのですが、 その前に、正面の道のすぐ先にある陣馬山まで往復してきましょう。
陣馬山 (標高857m)
ぬかるんだ尾根道を過ぎて傾斜が増した横木の階段を登っていくと、 先ほどの分岐から2分半ほどで陣馬山の山頂に登り着きました。 栃谷から1時間25分ほど、陣馬登山口バス停から1時間50分ほどでで登って来られました。 陣馬山は「かながわの景勝50選」や「藤野町十五名山」にも選ばれていて、白馬の像が立っています。 朝早めに登り始めたと思っていたのですが、既に多くのハイカーが登ってきていました。 テーブル・ベンチが幾つも設置されていて、茶屋も2軒営業しています。 北側にも茶屋がもう1軒見えていましたが、営業はしていないようでした。
陣馬山について
陣馬山は、東は東京都八王子市上恩方町、西は神奈川県藤野町佐野川字和田峠、南は同町沢井字陣場に接し、 標高857メートルで山頂には三角点があります。 陣馬山の名は、戦国時代に北条氏と武田氏が対陣したことかあ、陣張山と言われたものが、 後に陣馬山(陣場)と呼ばれるようになったと伝えれています。 天正年間には、甲斐武田氏の狼煙台があったとのことです。 360度、まさに十三州の眺望は、昔から展望の山として有名です。 頂上附近はカヤを主とした草原で、子供や高齢者でも登れ、交通の便も良く、 都心から手軽に日帰りできるハイキングコースとして、親しまれている山です。
 (神奈川県自然環境保全センター、藤野町役場)
陣馬山の山頂からは360度の大パノラマが広がっています。 この日は空気が澄んでいたのか、周囲の山々が良く見えていて、 雪化粧した富士山も綺麗な姿を見せてくれました。 山頂に居合わせたハイカーの話では、こんなに綺麗に見えるのは珍しいのだそうです。 山頂には富士見茶屋と清水茶屋が営業していましたが、お昼にするにはまだまだ時刻が早かったので、 持参したお茶などを少し飲んだだけで済ませました。
山頂からの眺めを堪能したら、陣馬山から景信山へと向かって元来た道を引き返していきます。 すぐに左手に分かれていく和田峠への道を見送っていくと、先ほどの分岐に戻ってきます。 そこから左手に分かれて斜面を降っていく横木の階段を降っていきます。 雪解けの後のようで、道はなかりぬかるんでいました。 横木の階段は1分もしない内に終わって、広くて緩やかな道になりますが、 日陰になっているのか、過日の雪がまだ残っていました。 しかし凍結して固くなっていて、その上には杉や桧の枯れ葉や土などが薄っすらと積もっていました。 雪が降ってから積もったにしては日が浅いのにこんなに積もるのだろうかと思いながら進んでいきました。 風の強い日もあったのでその時に落ちたのかも知れません。 そのためもあってか、凍結している割には滑ることはありませんでした。
陣馬高原下分岐
ちょっとした横木の階段を降ってその先へ進んでいきます。 右手へ曲がって日当たりが良くなってくると雪はなくなりました。 幅の広い横木の階段を降っていくと、左手から道が合流してきます。 角に立つ道標によると、左手の道は「陣馬高原の家0.3km」、 正面の道は「関東ふれあいの道 明王峠1.5km・景信山5.3km」となっています。 「陣馬高原下バス停近道」という板も左手の道を指していますが、ここは正面の道を進んでいきます。
広い尾根道を登り気味に進んでいきます。 所々に残雪もありますが、歩く分にはあまり影響はありませんでした。 関東ふれあいの道の里程標「陣馬高原下5.0km・高尾山口14.0km」を過ぎていきます。 「カラ類の群」の解説板を過ぎていくと、こんもりとした高みの右斜面を進むようになります。 手元の地形図にある789m峰だと思われます。 高みへ登っていく道は見当たらなかったので、そのまま広い道を進んでいきました。 小さな笹が生えたりする植林帯の斜面を巻いていくと、程なくして尾根の上を進むようになりますが、 すぐ先で再び高みの右手を巻いていきます。
カラ類の群
冬枯れの雑木林を歩いていると、カサコソと小さな音をたてながらゆっくりと移動してゆく 鳥の群によく出あいます。よく見てみると、たいがいは数種類の鳥を見分けられます。 カラ類の混群です。春夏の繁殖期には別々に行動していたシジュウカラ・ヒガラ・ヤマガラ・ コガラ・エナガ等のカラ類に、ときにはメジロ・ウグイス・コゲラ等も加わって、 一緒に行動するようになるのです。
763m峰
植林帯に続く尾根道を更に進んでいきます。 林野庁の境界見出標が点々を設置されている尾根道を軽く登ったり降ったりしながら進んでいくと、 こんもりとした高みに着きました。 手元の地形図にある763m峰だと思われます。 高みを越えてその先に続く幅の広い横木の階段を降っていきます。
奈良子峠
横木の階段が終わって緩やかな尾根道を進んでいきます。 少し登ってから降り始める所にある 関東ふれあいの道の里程標「陣馬高原下6.0km・高尾山口13.0km」を過ぎていくと、 道が左右に分かれている浅い鞍部に着きました。 角に立つ道標によるとここは奈良子峠というようです。 陣馬山から28分ほどで到着しました。 右手の道は「栃谷鉱泉3.2km・陣馬登山口バス停7.3km(藤野方面)」、 左手の道は「陣馬高原キャンプ場1.4km」となっていて「陣馬高原下バス停へ」とマジックで書き込まれていました。 手元の地図には左手の道は載っていませんが、道は続いているようでした。 今回は道標「関東ふれあいの道 明王峠0.4km・景信山4.2km」に従って正面の尾根道を進んでいきました。
峠のすぐ先には八王子市が設置する消化用水がありました。 これまでに見かけたのは神奈川県の設置する「ようすいくん」でしたが、この辺りから管轄が変わるようです。
(左手の道は「陣馬山」を参照)
山火事に注意
集う森 声かけ合って 火の始末
 (八王子消防署、八王子市消防団、八王子山火事防止協議会)
あなたは 山と恋人を愛す人 山と良心を汚す人 ゴミも恋人も捨てないでね
小さな火 "まさか"がおこす 山の火事
 (神奈川県)
明王峠 (標高738.9m)
広い尾根道を緩やかに登っていきます。 消化用水の設置された高みを越えて軽く降っていきます。 浅い鞍部から植林帯を登り返して明るくなってくると、 奈良子峠から7分ほどで、「藤野町十五名山」にも選ばれている明王峠に着きました。 峠には明王峠茶店が1軒ありますが、この時には営業していませんでした。 茶店の脇やその周囲にはベンチが幾つもあって、既に何組かのハイカーが休憩していました。
ぼけたらあかんで 長生きしなはれ
憎まれ口に泣き言ごとに  人の陰口ぐち言わず  他人のことはほめなはれ  いつでもアホで居りなはれ  若い者には花もたせ  一歩さがっておることや  いずれお世話になる身なら  いつも感謝を忘れずに  一歩さがっておることや  いずれお世話になる身なら  いつも感謝を忘れずに  どんな時でもへえおおきに  お金の欲は捨てなはれ  生きてるうちにばらまいて  山ほど徳を積みなはれ  昔のことは忘れなはれ  自慢ばなしにわしらの時は  なんて鼻もちならぬ忌言葉  わが子に孫に世間さま  どなたからでも慕われる  ええ年寄りになりなはれ  ぼけたらあかんそのために  何か一つ趣味をもち  せいぜい長生きしなはって  ええ年寄りになりなはれ
 (天牛将富)
明王峠は右手が開けていて、雪化粧した綺麗な富士山が頭を覗かせていました。 景色を眺めながらひと休みしていきました。 明王峠茶店には「721m」と書かれていましたが、手元の地形図では730mの等高線で囲まれているので、 「藤野町十五名山」の標柱にある738.9mの方が正しいように思えました。 峠にはこの付近の地図が描かれた大きな看板がありますが、 長年の風雨のために消えかかっていてほとんど見えなくなっていました。
山火事注意 火の用心!
たきび・たばこは確実に消して!
 (森林国営保険、神奈川県)
明王峠からは道が二手に分かれています。 茶店の右手へ降っていく横木の階段は「相模湖駅5.4km・与瀬神社4.1km」、 茶店の左手へ続く尾根道は「関東ふれあいの道 景信山3.8km・小仏峠5.0km」となっています。 右手の階段は矢ノ音や子孫山ノ頭などを経て与瀬神社から相模湖駅へと降りていかれますが、 今回は景信山へ向かって、 茶店の左手にある「不動明王尊」の石碑の左手に続く尾根道を進んでいきました。 消化用水を過ぎて軽く降っていきます。 浅い鞍部から軽く登り返していくと、 消化用水が並んだ脇に「皇紀二千六百年記念植樹 恩方村」と刻まれた石碑が立っていました。
山火事に注意
集う森 声かけ合って 火の始末
 (八王子消防署、八王子市消防団、八王子山火事防止協議会)
底沢峠
登り気味の尾根から緩やかになってくると、明王峠から7分ほどで底沢峠に着きました。 地図などでは十字路のように見えますが、ふたつの分岐が100mほどの間をおいて続いた形になっています。 先ず左手への分岐があります。 角に立つ道標によると、左手の道は「陣馬高原下バス停2.8km」、 正面の道は「関東ふれあいの道 景信山3.3km、小仏峠4.5km」となっています。 道標には「底沢峠」と書かれた板も取り付けられていました。 石標も立っていて、四面に文字が刻まれていました。 それぞれ、「平和記念」、「南 底沢・千木良・小原方面」、「西 与瀬・吉野・上野方面」、「向左 八王子市方面」 となっていました。 100mほど先に右手への分岐があって、右手の道は「底沢2.8km、相模湖駅5.8km」、 正面の道は「関東ふれあいの道 景信山3.2km、小仏峠4.4km」となっています。 今回は左右の道は見送って、正面に続く尾根道を進んでいきます。
保健保安林
森林の緑は、安らぎを与えてくれます。
森林は、汚れた空気をきれいにし、森林浴などの森林レクレーションの場を提供してくれます。 このような森林の働きを発揮させるために指定されているのが保健保安林です。 (当保安林面積2.4ha) みんなの森林を大切に守るため、火の始末に気をつけましょう。
 (東京都林務課)
お願い
当地番は、水源かん養保安林であり、また保健保安林指定予定地であるため、 ハイキングコースに沿って境界測量杭が入っています。 現在、東京都で手続き中なので破損しないようお願いします。
 (東京都南多摩経済事務所、八王子市上恩方町下共有林、地主一同)
底沢峠の正面にはちょっとした高みがあります。 手元の地形図によると721m峰のようです。 その高みを左手から巻くようにして雑木林に続く尾根道を1分ほど進んでいくと、 左手が開けて眺めが広がる所がありました。 方角からすると奥多摩の大岳山や御前山の辺りでしょうか、 幾重にも重なるようにして奥の方まで続いていました。 腰を掛けて眺めを楽しもうというのか、道端には丸太のベンチも設置されていました。 この辺りにも残雪があって足元が悪くなっていましたが、それほど歩きにくくはありませんでした。
関東ふれあいの道の里程標「陣馬高原下7.2km・高尾山口11.8km」を過ぎていくと、 植林帯の脇を進むようになります。 程なくして植林帯へ入っていくと、丸太のベンチを過ぎた先で道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、左手の高みへ登っていく道は「夕焼けふれあいの里」となっていて、 マジックで、「堂所山→30分→関場峠→50分→ふれあいの道口→70分→ふれあいの里」となっていました。 道標に取り付けられたこの付近の地図によると、 左手の道は堂所山への道、右手の道は堂所山を巻いて景信山へと続く道になります。 関東ふれあいの道は右手の巻き道を進んでいくのですが、今回は堂所山へ立寄っていくことにしました。 角に生える樹木に貼り紙がしてあって、小下沢林道と脇道の通行止めに関することが書かれていましたが、 この時には既に通行止めの期間は終わっていました。
景信山遊歩道の通行規制(通行止め)のお知らせ
景信山へ入山される皆様へ
昨年度に引き続き、景信山におきまして、より健全な森林(人工林)の育成と眺望景観の向上を目的として、 間伐による森林整備を予定しております。 間伐木の伐採作業と間伐木の集材搬出作業を行うことから、 登山道等を通行される皆様方の安全確保を図るため、下記のとおり通行規制をさせていただきます。 なお、景信山から堂所山までの関東ふれあいのみち(鳥のみち)については、 作業の都合上、一時的に通行止めをさせていただく場合があります。 大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
実施作業 森林整備に伴う伐採(間伐)及び架線による集材搬出
実施場所 景信山周辺の国有林
実施期間 自平成19年10月1日〜至平成20年2月29日
通行規制時間 自平成19年10月1日〜至平成20年2月29日(終日)
通行止め箇所 小下沢林道(旧小下沢キャンプ場〜関場峠)、森林整備箇所へ通ずる歩道(位置図参照)
堂所山 (標高733m)
植林帯の尾根に続く坂道を登っていきます。 最初はそれ程でもありませんが、登るにつれて次第に傾斜が増してきます。 背の低い笹が生い茂るようになって緩やかになってくると分岐があります。 角にある道標によると、右手の道は「景信山2.6km」、 左手の道は「八王子城址8.0km」となっていました。 また左手を指す板にはマジックで「←堂所山・関場峠」と書き込まれていました。 それらに従って笹の生い茂る緩やかな尾根道を左手へ進んでいくと、程なくして堂所山に着きました。 底沢峠から18分ほど、陣馬山から1時間10分ほどで到着しました。
手元の地形図によると、堂所山は731mとなっていて、ここにある標識の733mと一致していません。 しかし地形図に載っているのは三角点のある位置の標高なので、 三角点と実際の山頂とが少し離れている場合にはよくあることだろうと思います。
堂所山の西側が開けていて、奥多摩の山並みを見渡すことが出来ました。 この日は空気が澄んでいたのか、遠くまでよく見えていました。 右手の奥の方の山には白い雪が積もっているようでした。 左手の方に目を移すと富士山が頭を覗かせていましたが、 冬枯れの木立ちの間から僅かに見える程度で、 葉が茂る季節になると見えなくなるだろうと思われます。 お昼には少しだけ早かったのですが、ここで昼食タイムにしました。 「堂所山」の標識の両脇に設置されているベンチは、既に登ってきていたハイカーで占拠されていたので、 脇の方の倒木に腰を掛けて食べたのでした。 私の後から登ってきた人も倒木などに腰を掛けていました。
お腹も満ちて眺めも堪能したら、景信山へ向かっていきます。 手前にあった分岐まで引き返し、道標「景信山」に従って左手の坂道を降っていきます。 かなり急な坂道を2分ほど降って緩やかになってくると、手前から分かれてきた巻き道が右手から合流してきます。 そこにも道標が立っていて付近の地図も取り付けられていました。 緩やかになった尾根道を進んでいきます。 熊笹が生える所を過ぎて軽く登っていくと、 関東ふれあいの道の里程標「陣馬高原下8.0km・高尾山口11.0km」を過ぎていきます。 高みを越えて軽く降っていくと、高みの手前で道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手に分かれていく道は「まき道(景信山・城山)」となっていますが、 道標「関東ふれあいの道 景信山2.2km・小仏峠3.4km」に従って、 正面の高みへ続く尾根道を進んでいきます。
白沢峠
林野庁の境界見出標「33支4」のある高みを越えてその先へ降っていくと、 手前から分岐してきた巻き道が右手から合流してきます。 その道を合わせて、道標「関東ふれあいの道 景信山1.9km・小仏峠3.1km」に従って、 緩やかになった道を進んでいきます。 背の低い熊笹が目立つようになった尾根道を進んでいくと、正面の高みの手前で道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手に分かれていく道は「まき道(景信山・城山)」、 左手に登っていく道は「関東ふれあいの道 景信山1.7km・小仏峠2.9km」となっています。 道標をよく見ると、消えかかってはいましたが「白沢峠」と書き込まれていました。 堂所山から16分ほどで到着しました。 峠とは云っても尾根を越えていくような道は見当たりませんでしたが、その昔にはあったのかも知れません。 ここは左手の道を登っていきました。
673m峰
傾斜がそれ程ない坂道を1分半ほど登っていくと、緩やかな高みに着きました。 ピークと思われる所には林野庁の境界見出標「30支18」が設置されていました。 手元の地形図によると673m峰になるようです。 高みを越えてその先へ降っていくと、白沢峠から分かれてきた巻き道が右手から合流してきます。 その道を合わせて、道標「関東ふれあいの道 景信山1.5km・小仏峠2.7km」に従って、 広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 道端には背の低い熊笹が生い茂っていたりもします。
1分ほど進んでいくと、右手へと道が分かれていきます。 角に立つ「水源の森林」の白い標柱に書き込まれたメモ(下記を参照)によると、 右手の道は底沢・美女谷温泉へ降りていかれるようですが、そのまま正面の尾根道を進んでいきます。 30秒ほど進んでいくと、メモに書き込まれていた巻き道と思われる道が右手へ分かれていました。 右手の樹木の幹に「巻道」と書かれた小さな板切れが取り付けられていましたが、 その道は見送って正面の尾根道を進んでいきました。
(右手の道は「明王峠」を参照)
底沢・美女谷温泉に抜ける林道につながっています。 景信山頂・高尾山方面は、本ルートを20m進んだところが巻き道になっています。
696m峰
関東ふれあいの道の里程標「陣馬高原下9.0km・高尾山口10.0km」を過ぎて軽く登っていくと、 道の脇に送電線の鉄塔が立っていました。 そこから降りになった尾根道を進んでいくと、熊笹が生い茂る緩やかな道がしばらく続きます。 やがて現れる横木の階段を登っていくと、再び緩やかな尾根になってきます。 背の低い熊笹が生い茂っていたりもする道を進んでいくと、 送電線の鉄塔を過ぎてから8分ほどで、緩やかな高みを越えていきます。 手元の地形図にある696m峰だと思われます。
小ピーク
696m峰から少し降ってから、背の低い熊笹が生い茂る道を登り返していくと小ピークに着きました。 696m峰から4分ほど、白沢峠から21分ほどで到着しました。 手元の地形図によると、696m峰の東南東200m辺りにある標高700mほどの高みになるようです。 周囲に樹木が生い茂ってはいるものの明るくなった所で、 林野庁の境界見出標「27支11」が設置されていました。 既にふた組の先着グループが休憩していました。 ひと休みするのには良さそうな所でしたが、今回はそのまま通り過ぎていきました。
小ピークからは細い踏み跡が左手へ分かれていましたが、右手へ降っていく広い尾根道を進んでいきます。 かなり傾斜があったりしますがすぐに緩やかな尾根道になってきます。 正面にはこれから向かう景信山と思われる高みが聳えています。 背丈の低い熊笹の生い茂る広い道を緩やかに登っていきます。 「夏鳥」の解説板を過ぎていくと、先ほどの小ピークから5分ほどの所で、右手の植林帯へ小径が分かれていきます。 右手の樹木の幹に「巻道」と書かれた小さな板切れが取り付けられていましたが、 その道は見送って正面の尾根道を進んでいきました。 この辺りから景信山の山頂までには、巻き道と思われる道が何度か右手に分かれていますが、 正面の尾根道をそのまま進んでいきます。
夏鳥
春から初夏にかけて日本に渡ってきて子を育て秋に去ってゆく鳥を夏鳥と呼んでいます。 夏鳥にはすばらしい名歌手がそろっており、夜明け頃に訪れると空が白みはじめると共に 森の奥から谷間から湧き上がってくる小鳥達のコーラスに圧倒されます。
日陰になっていて少し雪が残っている尾根道を進んでいくと横木の階段が現れます。 その左手にも並行するようにして坂道が続いているので、どちらかの道を登っていきます。 振り返ると奥多摩の山並みを見渡せる景色が広がっていたりもしました。 横木の階段を1分半ほどで登り切ると、右手に曲がっていく角に丸太のベンチがひとつ設置されていましたが、 周囲は植林帯になっていて特に見晴がいい訳ではありません。 軽く降ってから再び残雪のある尾根道を進んでいくと、景信山への最後の横木の階段が始まります。
景信山 (標高727m)
かなり段差のある横木の階段を2分ほどかけてゆっくり登っていくと景信山の山頂に着きました。 先ほどの小ピークから13分ほど、堂所山から50分ほどで到着しました。 小さな東屋を過ぎて緩やかで広い山頂部を進んでいくと、 右手に三角点と「景信山 標高727m」の標柱が立っています。 その脇には「高尾・景信山案内図」と「景信山周辺図」が設置されているので参考にしましょう。
下の地図の緑色の区域は、水源かん養又は、土砂流出防備保安林です。 この保安林は水資源を確保し、洪水や山くずれを防ぐ重要な役割を果たしています。 保安林内の木竹の伐採、土石の採取、建物の設置、土地の形質の変更などは知事の許可を受けなければなりません。 許可を要する行為を無断で行なったり、この標識を移動し、汚損し、破壊すると森林法により処罰されます。
 (東京都経済局農林緑政治部林務課、東京都南多摩経済事務所林務課)
景信山の山頂は全体としてはかなり広いのですが、少し起伏があったり樹木が生えていたりして、 1ヶ所から360度見渡せるという訳ではないので、広いという印象はそれほど受けません。 しかし各方角には開けていて、すばらしい展望が得られます。 この日は空気が澄んでいて、遠くまで見渡せる景色が広がっていました。
景信山には茶屋が2軒営業していて、テーブルやベンチも沢山設置されています。 「なめこうどん」や「なめこ汁」が名物のようで、ガイドブックなどにも紹介されているようです。 折角なので「なめこうどん」を食べたいところですが、堂所山で昼食を済ませたばかりなので、 今回は軽めの「なめこ汁」を頂きました。 大きくてツルッとした「なめこ」が沢山入った温かい汁でした。
景信山からは道が二手に分かれています。 「景信山周辺図」にその降り口が描かれているので参考にしましょう。 南南西へ降っていく道は「小仏峠・高尾山方面」、 東へ降っていく道は「小仏バス停・小下沢方面」となっています。 この時にはまだ時間に余裕があったので、小仏城山方面へ足を延ばそうかとも思ったのですが、 今回は保安林の看板にも載っている「景信登山近道」を経て小仏バス停へ降っていこうと歩き出しました。 トイレへ続く幅の広い横木の階段を降っていくと、道標「小仏バス停」が立っていて、 トイレの左手へ続く階段を指しています。 道標に従って、かなり段差があって歩き難い横木の階段を降っていきました。
小仏バス停分岐
横木の階段を3分ほど降っていくと緩やかな尾根道になりますが、 その先で再び横木の階段を降るようになります。 日陰になっていて残雪も少しあったりするので、滑らないよう注意しながら降っていきました。 横木の階段を2分ほど降っていくと雑木林に続く尾根を降るようになります。 所々に大きな松の木が生えていたりもします。 植林帯に沿ってかなり急な坂道を降っていきます。 やがて緩やかな尾根道になってくると、右手へ道が分かれています。 景信山から10分ほどの所になります。 その手前には丸太のベンチがひとつ設置されていました。 この時には右手の道は巻き道か何かだろうという程度に軽く考えて、 何の迷いもなく正面に続く広くて緩やかになった尾根道を進んでいきました。
右手の道が「景信登山近道」だった
撮った写真を家に帰ってから確認していると、尾根道の左側に道標が立っていました。 それによると、右手へ分かれていく道は「小仏バス停」となっていました。 山頂の看板にあった「景信登山近道」だと思われます。 少し外側に傾いて立っているし樹木の陰になっていることもあって、 景信山から降ってくる向きからは見えにくくなっていて、この時には道標に気が付きませんでした。 そう云えば、私の先を行くグループの姿がいつの間にか見えなくなっていて、 何処へ行ったのだろうと不思議に思いながら歩いていたのですが、 どうやらこの右手の道を降っていったようです。 この道標に気付かずに分岐を通り過ぎていくハイカーが結構いるという話も聞くし、 道標の設置場所をもう少し見直した方がいいように思います。 (右手の道は「堂所山」を参照)
小下沢林道分岐
ちょっとした高みを越えてその先へ降っていくと、先ほどの分岐から5分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、左手に鋭角に曲がって降っていく道は「小下沢林道・日影バス停」、 今降ってきた道は「景信山」となっています。 尾根道は正面へと続いていましたが、道標にはそれを示す板はありませんでした。 何か書かれていないかと道標を見回していると、マジックで書き込みがされていて、 正面に続く尾根道は「日影近道」となっていました。 ここへ来て初めて、「景信登山近道」への分岐を見逃してきたことに気が付きました。 しかし、何処にあるのか分からない分岐を求めて引き返していくのは当てのない話だし、 以前に歩いたことがある小下沢林道へ降るよりも「近道」という表現は魅力的だし…としばらく考えた末、 今回は「日影近道」の書き込みに従って、正面に続く尾根道を進んでいきました。
手元のハイキング用地図によると、正面の尾根道は東尾根と云うようです。 東尾根は小下沢林道の入口辺りへ続いているという情報を事前に得ていたので、 何とかなるだろうという気持ちも手伝って、正面の尾根道を進んでいったのでした。
後日に左手の道を歩きました。(「景信山」を参照)
581m峰
これまでの尾根道よりも狭くなって余り歩かれていない雰囲気もありますが、道ははっきりとしていました。 軽く登っていく尾根道を進んでいくと、 道端の樹木の幹に「遭難多発」の板切れが取り付けられていました。 この東尾根はマイナールートのようで、 はやり先ほどの分岐から小下沢林道へ降っていった方が良かったのかと思ったりもしましたが、 そのまま進んでいくことにしました。 大きな松の木が生えていたりもする尾根道を軽く登っていきます。 小下沢林道分岐から5分ほど進んでいくと、植林帯の手前にある高みに着きました。 脇には林野庁の境界見出標「19」や境界石標が設置されていました。 手元の地形図によると581m峰になるようです。 ここから少し右手へ曲がって、植林帯を降っていきます。
478m峰
581m峰から1分ほど進んでいくと、モミの若木が沢山生えて道を塞ぎ気味になっていました。 何だか頼りなさそうな道になってきたと思いながら進んでいくと、程なくして分かりやすい道になってきました。 引き続き植林帯の尾根に続く道を降っていきます。 分岐などは特になくて迷うようなことはありませんでしたが、 所々の樹木に赤テープが巻きつけられていたりもして、この東尾根のルートを示しているようでした。 そんなテープを確認しながら尾根に続く道を降っていきました。 細い常緑樹が生えるようになった所を過ぎて軽く登り返していくと、 先ほどの581m峰から18分ほどで高みに着きました。 手元の地形図によると478m峰になるようです。 高みを過ぎて、広がった植林帯を降っていきます。
分岐道
かなり傾斜の急な植林帯を3分ほど降っていくと傾斜が緩やかになってきて、丸い尾根の背を降るようになります。 マイナールートとは云え、なかなか快適な道になってきました。 緩やかな雑木林の尾根を過ぎていくと、再び植林帯を降るようになります。 478m峰から10分ほど降っていくと、斜面を道なりに左手へ曲がっていく辺りから、 右手へ分かれていく踏み跡がありました。 左へ曲がっていく道の方が自然な感じで続いていましたが、右手の踏み跡の下の方には赤テープが見えていました。 どちらへ進んでいったものかとしばらく考えてみましたがよく分からないので、 ここは意を決して右手へ分かれていく踏み跡を降っていきました。
かなり傾斜のある斜面を1分ほど降っていくと緩やかな尾根道になってきました。 右下の方からは自動車の走る音が聞こえてきます。 雑木林と植林帯を分ける緩やかな尾根を進んでいくと、右手の雑木林が疎らになってきて、 下の方に中央自動車道が見えてきました。 分岐道から2分ほどで右手へ戻るようにして道が分かれていまいた。 橙テープが巻かれていたりもしましたが、その道はやり過ごしてそのまま降っていくと、 崖のような斜面の上にコンクリート製の細い溝が続くようになります。 かなり傾斜があって、滑り落ちてしまいそうになったりもするので、 脇の樹木などに捉まりながら慎重に降っていきました。 3分ほど降っていくと、左手の植林帯から山道が降ってきて合流してきました。 もしかしたら先ほどの分岐道を左手へ進んでいった道なのかも知れないと思いながらその道を歩いて降っていくと、 1分もしない内に再びコンクリート製の溝と合流しました。
木下沢梅林
植林帯の脇に続く急傾斜の溝沿いに更に降っていくと、コンクリート製の道が右手から合流してきました。 手前には金網がありましたが、入口は開いていました。 その道は見送って急傾斜の道を更に降っていくと、中央自動車道のすぐ脇に降り立ちました。 ガードレールがあるものの、自動車が間近を頻繁に通り抜けていきます。 そこから左手の谷筋を1分半ほど降っていくと、金網で囲まれた作業場の横に出ました。 脇に立つ標柱によると「資材置場」とのことです。 金網が開いていて中へ入っていけそうでしたが、 手前を右折して作業場に沿って進んでいくと、舗装された道に降り立ちました。 分岐道の所から12分ほど、景信山から1時間ほどで降りて来られました。 これで山道は終わりになります。 正面の斜面から左手にかけては、紅梅や白梅が咲く木下沢梅林になっていて、 「高尾梅郷うめまつり」の立て看板も設置されていました。 3月8日から9日の期間で開催されているようでした。 その祭りに向かうと思われる自動車が通っていったりもしました。 ここから左手へ5分ほど進んでいくと小下沢林道の起点がありますが、 今回は日影バス停に向かって右手へと進んでいきます。
旧甲州街道
中央自動車道の陸橋の下を過ぎていくとJR中央線の上に出ます。 線路と並行するようにして降っていくと旧甲州街道に降り立ちました。 右手の先には大下バス停が、左手の先には日影バス停があります。 大下バス停の方が幾分近いようにも思われますが、 今回は左手にある線路下のレンガ造りのトンネルをくぐって、日影バス停へと向かっていきました。
《こげさわ》
脇の石垣に取り付けられた標識によると、 右手の道は「小仏梅林」、今降ってきた道は「梅の里・木下沢梅林」となっていました。 「小下沢」は「こげさわ」と読んで「木下沢」とも書くようです。 地図には「小下沢」と書かれているようですが、現地では「木下沢」の文字の方をよく見かけました。 いずれも「こげ」という音に漢字を当てただけで、漢字本来の意味は関係ないのかも知れません。 よくは知らないのですが、「こげ」とは韓国語では「峠」の意味になるし、 小下沢林道の終点にある「関場峠へ続く沢」,「関場峠から流れてくる沢」という意味なのかと思えたりもします。
日影(ひかげ)バス停
線路の下をくぐって小仏川に沿って続く旧甲州街道を進んでいきます。 小仏城山へと続く日影沢林道を右手に見送って進んでいくと、 小仏川へ流れ込む小下沢に架かる木下沢橋を渡った先に日影バス停があります。 山道から降り立った作業場の所から10分ほどで到着しました。
高尾駅(JR中央線)まで、[高01]高尾駅北口行きバスにて12分、 1時間に1本から2本程度の便があります。
 土日曜 ...12:43 13:13 13:43 14:13 14:43 15:13 15:43 16:13 16:43 17:43 18:43 19:43 20:43