大丸山
散策:2008年02月中旬
【低山ハイク】 大丸山
概 要 大丸山は横浜市の最高峰で、武相国境尾根に聳える山です。 標高160mにも満たない山ですが、山頂からは横浜の街や東京湾や対岸の房総半島までも見渡せる景色が広がっています。 今回はひょうたん池のある谷筋から大丸山へ登り、 横浜自然観察の森を経ていたち川小川アメニティへと向かっていきます。
起 点 横浜市 峰バス停
終 点 横浜市 中島バス停
ルート 峰バス停…護念寺…ふじづか休憩所分岐…円海山…いっしんどう広場…氷取沢分岐…馬頭の丘休憩所分岐…金沢自然公園分岐…ひょうたん池分岐…清戸の広場…ひょうたん池…大丸山分岐…延命水…大丸山登り口…大丸山…13番鉄塔…鎌倉天園分岐…自然観察センター分岐…ノギクの広場…谷筋…長倉住宅口…いたち川小川アメニティ…長倉町…権現山展望台…昇龍橋…八軒谷戸…神戸橋…中島バス停
所要時間 3時間50分
歩いて... ひょうたん池から大丸山へと続く尾根ルートと谷ルートは、いずれも分かりやすい道になっていました。 ひょうたん池のある谷筋は長らく通行止めになっていましたが、近年になって一時的に解除されたようです。 しかし近日中に立入防護柵を設置する旨の看板が立てられていたので、再び通行止めになるようです。
関連メモ 鎌倉アルプス, 金沢市民の森, 氷取沢市民の森, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 瀬上池, 相武尾根,
相武尾根, 相武尾根, 金沢市民の森, 氷取沢, 相武尾根
コース紹介
峰(みね)バス停
磯子駅(JR根岸線)から、[10]峰の郷行きバスにて22分、便は1時間に1本程度しかありません。
 土日曜 6:12 6:57 7:36 8:21 9:18 10:21 11:15 12:12...
バス停から引き返してくると、すぐの所に横浜横須賀道路の高架橋が通っています。 その手前が十字路になっていて、角には「円海山ふれあいの小径」の石標が立っています。 それによると、高架橋をくぐってバス通りを戻っていく道は「峰・せせらぎ遊歩道」、 右手の坂道は「護念寺」となっています。 今回はここから円海山へと向かうべく、 右手には金網柵が、左手には青いトタン塀がある右手の坂道を登っていきます。
(左手の道は「鎌倉アルプス」を参照)
左手に竹林を見ながら傾斜の増した坂道を登っていきます。 かなり傾斜があって脹脛が痛くなってきたりするので、ゆっくりと登っていきます。 民家を過ぎていくと畑地の中にビニールハウスがあります。 中では大型の送風機が何台も回っていて肥料作りをしているようでした。 その先へ登っていくと、森の手前で道が二手に分かれています。 正面に立つ車止めの柱にマジックで「円海山20分鉄門右入る」と書き込まれていて、正面の道を指しています。 左手の道には竹が渡されていて通行止めのようになっていました。 ここは柱の間を抜けて正面に続く山道に入っていきます。 入口は心もとない感じもしますが、すぐに熊笹やヤツデなどが生える雰囲気のいい道になってきます。 以前には護念寺への参道だったのでしょうか、 程なくして現れる石段には苔が生えていたりもして、古くからある道のようです。
厳禁
一、鳥獣の捕獲
一、草木の採取
一、土砂の採掘
雰囲気のいい道を3分ほどで登り切ると民家の前に出ます。 そこを道なりに右手へ進んでいくと、「峯の灸入口」の看板が括り付けられた大きな石柱が立っています。 そこで道が左右に分かれています。 円海山へは右手の道から登っていくのですが、 左手の坂道を降った先に護念寺があるので、ちょっと立ち寄っていきましょう。
護念寺
庭園風に綺麗に整備された道を降っていくと小綺麗な厠があります。 そこを過ぎて竹林の脇に続く坂道を緩やかに登っていくと、「円海山」という山号を持つ護念寺があります。 本堂の左手にも大きな建物があり、右手の道を少し登った所には鐘楼があります。 護念寺の前には立派な竹林が続いていて、本堂の先の方へと竹林に沿って続く道を進んでいくと、 ランドマークタワーもよく見える眺めのいい所に墓地が広がっています。
解説板によると、円海山は「十国見」とか「八州見」とも呼ばれる眺めの素晴らしい所ですが、 現在では周囲を柵で囲まれて立ち入り禁止になっていて、誠に残念な状況にあります。
円海山
「新編武蔵風土記稿」に、 「長野山 村内南方にあり 土俗に圓海山と呼ぶ群中第一の高山にて眺望殊に類なし 相州鎌倉山眼前にあたり 四方の村々を足下に見下し 東は海面渺茫として房総の諸山を望み 遠くは伊豆箱根富士大山筑波日光浅間等を始めとして都て十ヶ国の山々を一望す 故に土人十国見と称し 或は八州見とも呼ぶ −中略− 山の半腹に圓海山清浄院建てり 此寺草創の後はいつとなし山号圓海山を以て山の総称とし 今却て長野山と呼ぶ人稀なり」とある。 山の俗称となった山号を持つ圓海山清浄院護念寺は、宝暦2年(1752)、この地に近い阿弥陀寺の奥の院として、 浄誉円海上人を開山、当初の地頭星合治兵衛具久が土地を寄付し開基となり建てられた。 第五世萬随和尚(嘉永6年寂、住職45年)が夢想に拝授した灸を施してより、 円海山護念寺の名が広まり、「峯の灸」で知られ、萬随和尚の代には日々千余人に達するに至ったという。
標高153.3m、氷取沢市民の森は円海山を頂点とした馬蹄型の森で、 金沢・瀬上市民の森と接し、釜利谷・峯市民の森も近くにある。
 (横浜市教育委員会文化財課、横浜国際観光協会)
護念寺から引き返してきて大きな石柱を過ぎていくと、道が左右に分かれています。 角には「円海山清浄園」と刻まれた大きな石があります。 左手には車止めの先に柵があって、「私道につき部外車両進入禁止」の看板が付けられています。 人が通り抜けられるほどの幅で開いている柵の右手を抜けて、舗装された道をその先へと進んでいきます。
ふじづか休憩所分岐
次第に傾斜の増してくる坂道を登っていくと、左手には石垣が、右手には竹林が続くようになります。 やがて傾斜が緩やかになってきて正面に「NHK円海山FM放送所」の電波塔が見えてくると、 柵から5分ほどで左右に通る道に出ます。 正面には大きな「円海山周辺の市民の森案内図」と道標C3が立っています。 案内図によると、左手の尾根に続く土の道は氷取沢市民の森のふじづか休憩所を経て氷取沢バス停へと降っていく道で、 右手の舗装された道は円海山を経ていっしんどう広場へと続く道です。 今回はここを右折して円海山へ向かっていきます。
円海山周辺の市民の森案内図
(A)ビートルズトレイル,(B)氷取沢市民の森ルート,(C)氷取沢-いっしんどうルート, (D)光明寺-梅沢山ルート,(E)瀬上市民の森ルート,(F)峯市民の森ルート, (G)六国峠ハイキングコース,(H)金沢市民の森ルートについて、色分けしてルートが示されています。 ルートに沿って点々と設置されている道標には「B1」や「E10」などと場所が記されていて、 案内図との対応が付きやすくなっています。 このマップは横浜市のホームページにも掲載されています。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
この一団の緑地帯は横浜市のみどりの七大拠点のひとつに数えられ、横浜市では貴重なみどりとなっています。 自然の中をのんびりと散策してみましょう。
「横浜市のみどりの七大拠点」とは…
拠点場所主な施設等
こどもの国周辺青葉区,町田市 こどもの国,寺家ふるさと村
三保,新治緑区,旭区 三保市民の森,新治市民の森,よこはま動物園,四季の森公園
川井,矢指旭区,瀬谷区 矢指市民の森,追分市民の森,瀬谷市民の森,程ヶ谷カントリー倶楽部
大池,今井,名瀬旭区,保土ヶ谷区,戸塚区 こども自然公園,南本宿市民の森,横浜カントリークラブ,戸塚カントリー倶楽部
舞岡,野庭戸塚区,港南区,栄区 下永谷市民の森,舞岡ふるさと村,舞岡公園
円海山周辺栄区,金沢区,磯子区
鎌倉市
瀬上市民の森,氷取沢市民の森,金沢市民の森,釜利谷市民の森,峯市民の森,横浜自然観察の森,金沢自然公園,鎌倉アルプス,鎌倉カントリークラブ,鎌倉パブリックゴルフ場
小柴,富岡金沢区 富岡総合公園,米軍小柴石油ターミナル,称名寺市民の森,海の公園
広くてなだらかな舗装路を進んでいきます。 道の各所には過日の雪が残っていて凍結していました。 2分ほど進んでいくと、道が三方向に分かれています。 道標はありませんが、正面と右手の道は円海山へ、左手の道はいっしんどう広場へと続いています。 以前には右手の道に柵がしてあったのですが、最近では柵がなくなっています。 試しに右手の道へ進んでいくと、以前建物があったと思われるコンクリートの基礎部分がありました。 周りは樹木に囲まれていて展望はあまり得られませんが、樹木越しに東京湾を僅かに望むことが出来ました。
火の元は まさかと思う 投げ煙草
ヨコハマさわやか運動
 (磯子消防署、磯子火災予防協会)
円海山 (標高153m)
正面の坂道を少し登っていくと、すぐに円海山の山頂になります。 金沢市民の森にある大丸山に次いで、横浜市で2番目に高い山です。 以前にはここに無線中継所の施設があり、その周囲には広場がありました。 横浜の街並みや東京湾を見渡せる眺めの素晴らしい所だったのですが、 今ではその施設もなくなり、往時を偲ぶかのように展望台のようなものがひとつだけ残されています。 周りは柵が張り巡らされていて立ち入り禁止になっています。 なんとも残念です。またいつの日にか一般に公開されることを願わずにはいられません。 柵には「円海山頂上 海抜153.3m」の標識が括り付けられていました。
いっしんどう広場
円海山の手前の分岐から左手に続く尾根道を進んでいきます。 ここからは土の道になります。 3分ほど緩やかに降っていくといっしんどう広場に着きます。 テーブルやベンチがいくつも設置された広い場所です。 峰バス停から35分ほどで到着しました。 この正面は瀬上市民の森になります。 ここにも「円海山周辺の市民の森案内図」があるので、これからのコースを確認しておきましょう。 右手から左手へと続いている道はビートルズトレイルで、この一団の緑地帯の背骨に当たる尾根道です。 また、森に関する解説板もあるので、ちょっと勉強していきましょう。
【森】 森と人間とのつながり
雑木林 雑木林は、昔から薪・炭や肥料を提供する林として人々の生活を支えてきました。 逆に落葉かきや下草刈りや伐採など人が手を入れると陽の当たる地面には多くの植物がはえ、 昆虫をはじめ様々な生き物が集まる豊かな林になりました。
針葉樹林 スギ・ヒノキは、家や道具の材料として盛んに植林されてきました。 円海山にも多くのスギ林やヒノキ林が残っていますが、最近は林業にかかわる人が減って 放置される林が増えています。
常緑広葉樹林 今、円海山には落葉樹や常緑樹などいろいろな種類の木が生えています。 しかし人が手を入れないでいると、いづれは森全体が常緑広葉樹の林に変わっていきます。
森は古くから人間の生活に密接にかかわってきました
「枝を切っては又育つのを待って切る」を繰り返す。 半永久的なエネルギー資源となります。
昔は炭焼き小屋がどこにもありました。 炭は最近では水の浄化にも使われています。
落葉 腐ると自然に良い土になり、家畜の糞とあわせて田畑の肥料をつくったりします。
森林浴をしてみよう
スギやヒノキの林を歩くと良い香りがします。 これは「フィトンチッド」とよばれる殺菌作用のある成分のためで、体にもよいとされています。 思いきり息を吸い込み、森林浴してみましょう。
森と水と土
日本の森林面積は約263,000ku、平均1cmの水がしみこんでいるとしても約25億トンもの水が その土にたくわえられているのです。 30%は蒸発して又雲をつくり、70%は森の柔らかい土に吸収され地下に浸透して、 時間をかけて流れ出ます。
 (横浜市)
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・風紀を乱したり、他人の迷惑になるようなことはやめましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
 (横浜市)
広場の左手には東屋「いっしんどう」が建っていますが、 老朽化のため2008年2月18日頃から撤去されるようです。 その後にはまた新たな東屋が建つのでしょうか。 東屋からは、手前の樹木が少し邪魔しているものの、梢越しには街並みや山並みを見渡せます。 この時には少し霞んで雲もかかっていましたが、雪化粧した富士山を望むことが出来ました。 広場には「円海山周辺の緑地の将来像(ゾーニング)原案」という看板がありました。 詳細資料は日本野鳥の会のホームページの「横浜自然観察の森」の中でも公開されています。
いっしんどう広場からは道が三方に分かれています。 広場の中ほどに立つ大きな道標A2によると、右手の道は「港南台方面」、 正面の道は「中尾根休憩所・池の下広場」、左手の道は「金沢市民の森・鎌倉天園」となっています。 道標の支柱には「円海山・大丸山マップ」が入れられたプラスチック製の箱が括り付けられています。 マップが入っていない時もあるのですが、この時には沢山入れられていたので一枚貰っていきました。 先ほど見かけた「円海山周辺の市民の森案内図」と同様の図になっています。 その図によると、道標A9のある分岐から金沢動物園へと向う道は、 平成22年の3月下旬までは一部が通行止めになっているようでした。 以前に来た時には「平成19年の3月中旬まで」となっていたので、期間が延長されたようです。
円海山周辺の緑地の将来像(ゾーニング)原案
経緯 円海山周辺の緑地は、三浦半島の先まで続いている、横浜市最大の緑地帯です。 横浜市環境創造局はこの緑地で「いきものに触れ合える、人もいきものもにぎわう森」を目指して、 2004年度より森の計画づくりを市民と協働で行っています。 2004年度は「人を集める・関心を集める」ための行事を行い、 2005年度は「情報を集める」ための調査を行いました。 2006年度は「森の将来像の原案」をつくり、12月には現地見学会を行いました。 …この原案をご覧いただき、ご意見・ご提案をお送りください。
 (横浜市環境創造局環境活動事業課)
山を愛して、生きているものに親しみをもつ
行き交うひとの親しみも 小鳥のかん高いさえずりも 落ち葉を踏んだかん触も みどりのかぜの心地よさも 「市民の森」のおくりもの。ありがとう。
円海山風致地区
円海山風致地区は、円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域を中心とし、 栄・金沢・磯子区の3区に広がる地域です。 市内で最も豊富な自然が残されており、横浜市の緑の七大拠点のひとつです。 峯・氷取沢・釜利谷・瀬上そして金沢の五つの市民の森をはじめ、 金沢自然公園や自然観察センターなどがあり、多くの市民に親しまれています。 又、周辺の住宅地も、この自然景観と調和をはかるため、緑を多く取り入れて、 良好な住環境を形成しています。 この地区においては、建築物・工作物の新築・増改築・色彩変更または土地形質変更、 木竹・土石類の採取等を行なう場合は、事前に横浜市長の許可が必要です。
 (横浜市緑政局緑政課)
氷取沢分岐
東屋「いっしんどう」の前を抜けて、ビートルズトレイルを進んでいきます。 緩やかで広い尾根道が続いています。 これまでにも何度となく通った道ですが、歩く度に新鮮な気持ちになれる所です。 2分ほど進んでいくと、大丸広場や瀬上池への道が右手に分かれていきます。 その分岐を過ぎた先に、少し広くなった場所があります。 鎌倉天園へ続く尾根道と氷取沢へ降る道との分岐です。 ここにも「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 そばには「ガールスカウトの森」という区画があります。 横浜南地区のガールスカウトが世話をしている森だそうです。 中ほどに立つ大きな道標A4によると、正面の道は「金沢市民の森・鎌倉天園」、 左手へ降っていく道は「おおやと広場・氷取沢市民の森」となっています。 ここは正面に続く広い尾根道を進んでいきます。
セミの一生を知っていますか?
アブラゼミの一生
・成虫が枯れ枝に卵を産みつける。
・ふ化した幼虫は地面にもぐり、木の根の汁を吸って大きくなる。
・6年後に地面からはい出てくる。
・木に登り羽化して成虫になる。
・成虫になってから、たった2週間しか生きられません。
ニイニイゼミチィーーー6月下旬〜9月上旬
ヒグラシカナカナカナ7月上旬〜9月下旬
アブラゼミジィージィー7月中旬〜9月下旬
ミンミンゼミミーンミンミンミー7月下旬〜10月上旬
ツクツクボウシオーシーツクツク7月中旬〜10月下旬
お願い
・歩きながらの喫煙、投げ捨ては絶対にしないで下さい。
・たき火、火あそび(花火など)は絶対にしないで下さい。
 (氷取沢市民の森愛護会、横浜市南部農政事務所、ガールスカウト横浜南地区)
程なくして細い山道が右手に分かれていきますが、「山への立入禁止」の標識が立っています。 その道を見送って尾根道を進んでいくと、土中に埋められたコンクリート製の管が真ん中に浮き出ている道がしばらく続きます。 いっしんどう広場から鎌倉天園へと続くこの尾根道は武蔵国と相模国の国境(くにざかい)になっていて、 たたら師が通った「鉄の道」でもあったようです。
武蔵と相模の国境 鉄の道
この尾根道はその昔、武蔵の国と相模の国の国境の一部で、 「たたら師」(昔、鉄をつくっていた職人たち)が通った道でもありました。
たたら 昔の人は「たたら」という製法をつかい、木炭を混ぜた砂鉄を粘土でできた炉で熱して溶かし、鉄をつくっていました。 円海山のまわりでも古い「たたら」の遺跡がいくつか発見されています。
道ばたの
石仏たち
ハイキングコースを歩いていると石仏たちがあります。 昔の人たちはどんな思いでこの道を歩いていったのでしょう?
道祖神 峠・村境・道ばたで悪疫の侵入を防ぎ、旅人を安全に導く神として古くから信仰されてきました。
馬頭観音 昔は馬は農作業や運送などに欠かせないものでした。 人々は死んだ馬の供養塔を建て馬の安全と成長を祈りました。
庚申塔 中国から伝わった「庚申信仰」は、江戸時代にその地の風習と結びついて広まりました。 信仰の対象として各地に塔が建てられました。
少し降っていくと、角の取れた丸い石が敷かれた降り坂になってきます。 そこを過ぎて岩畳の道を緩やかに降っていくと、 「かながわの美林50選 円海山周辺の森」の標柱が立っています。 そのすぐ先の所に道標A5の立つ分岐があって「漆窪休憩所・瀬上池」への道が右手へ分かれていきますが、 道標「金沢市民の森・鎌倉天園」に従って尾根道を更に進んでいきます。 氷取沢分岐から7分ほど進んでいくと、車止めの柵のようなものがあります。 その先から細い道が左手へ分かれていきますが、正面に続く尾根道を進んでいきます。 すぐの所に設置されたベンチを過ぎていきます。 この辺りから横浜自然観察の森にかけての道端には、自然に関する解説板が点々と設置されるようになります。
左手の道…
左手へ分かれていく細い山道を登って右手へと折れ曲がっていくと、 尾根道から1分もしない所に送電線の鉄塔「中野町線No.22」が立っていて、 道はそこで行き止まりになっています。
馬頭の丘休憩所分岐
広い尾根道を2分ほど進んでいくと道標A6の立つ分岐があります。 右手の道は「馬頭の丘休憩所・馬の背休憩所」となっていますが、 道標「金沢市民の森・鎌倉天園」に従って左手の道を進んでいきます。 30秒ほど進んでいくと再び「馬頭の丘休憩所・馬の背休憩所」への道が右手に分かれていきますが、 そのまま正面の尾根道を進んでいきます。 案内図によるとこの辺りに道標A7があるようなのですが、 何度となく歩いている道ですが、これまでにまだ見かけたことはありません。
道標A6の立つ分岐の少し手前から右手に山道が分かれて降っていきますが、 3分ほど進んだ所に送電線の鉄塔「中野町線No.23」が立っていて、 道はそこで行き止まりになっています。
広くて緩やかな尾根道を進んでいくと、右手の樹木が低くなって見晴が得られる所があります。 街並みの向こうには、富士山や丹沢の稜線が見えていました。 丹沢には雪が積もっているようでした。 ここからだと僅かのように見える丹沢の雪ですが、現地ではかなり積もっているのでしょうか。 馬頭の丘休憩所分岐から4分ほど進んで小さな切通しのような所を過ぎていくと、左手に道が分かれていきます。 尾根道に比べると狭いものの、かなりの幅があるしっかりとした道です。 逆向きに歩いてくると道を間違えやすいのか、 角には「進入禁止 こちらは散策路ではありません」の看板が立っています。 ハイキングコースは正面の尾根道を進んでいきます。
左手の道…
看板の支柱には電力会社の巡視路の標識が取り付けられていて、 正面の道は「No.20」、左手の道は「No.21」、今来た道は「No.22」となっています。 左手の広くて緩やかな道を進んでいって少し降るようになると、 尾根道から3分ほどで送電線の鉄塔「中野町線No.21」が立っています。 周囲の樹木が低くなっていて、ふじづか休憩所からいっしんどう広場へと続く尾根を見渡すことができます。 先ほど脇を過ぎてきたNHK円海山FM放送所の電波塔もよく見えています。 はっきりとした道は鉄塔の所で終わっていますが、細い道が更に谷筋へと続いているようです。
金沢自然公園分岐
道端に設置されたベンチを過ぎていくと、先ほどの21番鉄塔への分岐から2分ほど、 いっしんどう広場から25分ほどで、道標A9の立つ分岐があります。 脇には大きな「円海山周辺の市民の森案内図」があります。 道標によると、右手の道は「鎌倉天園・横浜自然観察の森」、 左手の道は「金沢自然公園・ひょうたん池」となっています。 ここを右手へ進んでいくと、横浜自然観察の森を掠めて鎌倉天園へと続いていますが、 今回は左手に続く道をひょうたん池へと向かっていきます。
リスを探してみましょう!
この森には1990年頃からタイワンリスが増えています。 もともと南の国から連れてこられたリスで、動物園で飼われていたものが逃げ出して野生化しました。 競争相手や天敵が少ないことや、鎌倉から横浜の市民の森にかけて広大な緑が残っているために、 その数を増やしているのでしょう。
タイワンリス 大きさ約38cm(尾の長さ 約18cm)
ニホンリスよりやや大型。木の芽・果実などを食べる。 鎌倉の寺などでは、餌付けされて人になれたリスを見ることができる。 「カケェッ!カケェッ!」と大声で鳴き、仲間とコミュニケーションをとります。
ひょうたん池分岐
植林帯に続く緩やかな道を進んでいきます。 鎌倉天園への道から分かれてきた道を合わせてその先へ進んでいくと、木橋を渡っていきます。 軽く登るようになった道を進んでいくと、金沢自然公園分岐から2分ちょっとで分岐があります。 角に立つ道標H1によると、左手の切通しのような所を過ぎていく道は「金沢自然公園」、 右手の尾根道は「清戸の広場・ひょうたん池」、今来た道は「瀬上市民の森」となっています。 ひょうたん池への板にはマジックで「トトロの森」とも書き込まれていました。 左手は金沢動物園やしだの谷のある金沢自然公園から釜利谷市民の森へと続く道ですが、 工事のために通行止めになっています。 工事完了後にもこれまでと同じルートで残されるのか、あるいは新たなルートに変更されるのか分かりませんが、 早く通行止めが解除されて通れるようになってほしいものです。 今回はここから右手の道をひょうたん池へと進んでいきます。
後日に来てみると、遊水池までの道は通れるようになっていました。
相武尾根」,「金沢市民の森」を参照。
お知らせ
工事に伴いまして、一部ハイキングコースの通行止をお願いします。
工事のあらまし
・名称 横浜環状南線工事
・横浜環状南線の工事として、横浜横須賀道路釜利谷ジャンクション内で工事をします。
・釜利谷地区の自然環境に配慮したやさしい道づくりの取り組みを行います。
・道路ののり面にはこの地域の郷土種を主体とした緑化を行います。
・通行止め期間 平成15年7月下旬〜平成22年3月下旬
・工事中はご迷惑をおけかしますがご理解とご協力をお願いします。
 (東日本高速道路株式会社横浜工事事務所栄東工事区)
清戸の広場
斜面に続く道から左手へと横木の階段を登っていくと尾根道が続いています。 鎌倉天園への広い尾根道に比べると狭くなってはいますが、しっかりとした道が続いています。 道の両側に笹竹などが生い茂る道を進んでいきます。 程なくして現れる幅の広い横木の階段を登っていくと、 ひょうたん池分岐から2分ほどで、テーブル・ベンチが一組設置された小高い所に着きます。 場所の名前を示すようなものは見かけませんでしたが、 先ほどの「お知らせ」の看板に載っている地図によると清戸の広場というようです。 冬枯れの木立の間からは、丹沢の稜線や富士山が見えていました。 ここにも「円海山・大丸山マップ」が入れられたプラスチック製の箱が括り付けられていました。 ここで道が二手に分かれています。 脇に立つ道標H3によると、正面の道は「ひょうたん池」、左手の道は「行き止まり」、 今歩いてきた道は「瀬上市民の森」となっています。 左手の道は送電線の鉄塔へ続いていますが、正面に続く道を進んでいきます。
ひょうたん池
緩やかな道を1分ほど進んでいくと、両側に笹竹などが生い茂る横木の階段を降るようになります。 一旦緩やかな道になってから、一段と傾斜の増した横木の階段が始まります。 清戸の広場から5分ほど降って谷筋に降り立つとひょうたん池があります。 池の前にはベンチが二つ設置されています。 左手に見える横浜横須賀道路の下をくぐっていくと金沢動物園へ続いています。 右手の谷筋は、関谷奥見晴台や大丸山へと続いています。 一時期は通行止めの看板が立っていたのですが、近年になって解除されたようです。 しかし、また新たに立入防護柵を設置する予告板が立てられていました。 2月25日頃に設置するとのことで、今回はギリギリのところでセーフでした。 柵の脇を抜けて、右手に続くひょうたん池のある谷筋へと進んでいきます。
お知らせ
この先は、足場も悪く危険です。 大丸山周辺を利用される皆様の安全を確保するため、土地所有者のご協力を得て、 立入防護柵を平成20年2月25日頃に設置いたします。 皆様のご理解とご協力をお願いします。
 (横浜市環境創造局用地調整課)
ひょうたん池ヒメウキガヤの一部移植実験
「金沢市民の森」区域内の高速横浜環状南線事業予定地内に存在するここ「ひょうたん池」には、 神奈川県の絶滅危惧種に指定されている「ヒメウキガヤ」が生育しています。 現在、その「ひょうたん池」の上流部に代替池となる"新「ひょうたん池」"を整備し、 「ヒメウキガヤ」の一部移植実験を行うものです。 なお、生育環境を保全するために、皆様のご理解とご協力をお願いします。
 (建設省横浜国道工事事務所)
湿地帯のようになったひょうたん池の縁に沿って続く道を進んでいきます。 以前には板が敷かれていたようにも思いますが、この時には取り外されていて、その跡だけが残っていました。 1分ちょっと進んでいくと、土手の先に再び池があります。 中ほどには四角い生簀のようなものが四つ連なって浮んでいました。 ひょうたん池は途切れ途切れに幾つかの池が集まった感じになっています。 瓢箪の括れた感じに似ているということから付けられた名前なのかとも思ったりします。 まだ残されている木板を渡ってその先へと進んでいきます。
植物・生物を大切に!!
 (金沢市民の森愛護会)
注:金沢市民の森は2000年度を以って閉園になりましたが、2011年5月に再開園されました。
大丸山分岐
ひょうたん池の左手を過ぎて湿地帯のような所を進んでいきます。 大木が倒れて道を塞いでいる所を過ぎていくと道が二手に分かれています。 ひょうたん池の入口から5分ほどの所になります。 角には道標H5が立っていて、右手の道は「大丸山」、左手の道は「関谷奥見晴台・鎌倉天園」、 今歩いてきた道は「ひょうたん池・金沢自然公園」となっています。 しっとりとした谷筋にあって朽ち易いためか、支柱はコンクリート製になっています。 左手の道を進んでいくと関谷奥見晴台へと続いていますが、 今回は右手の道から大丸山へと登っていきました。
小さな流れを渡っていくと再び小さな流れがあります。 そこの左手には崖があって上からロープが垂れ下がっています。 左手の崖を登っていく道は尾根筋から大丸山へ向かう尾根ルートで、 右手の流れを渡っていく道は谷筋から大丸山へ向かう谷ルートになります。 「円海山周辺の市民の森案内図」に載っているルートは左手の崖を登っていく道になりますが、 先ずは右手の流れを渡って谷筋を進んでいきました。
火の始末 山に来るたび 歩くたび
たばこはよく消そう!
 (市民の森愛護会、横浜市)
小さな谷筋に緩やかな道が続いています。 道の脇には常緑樹などが生い茂っていますが、道の部分はしっかりとして分かりやすくなっていました。 細い流れに架かる小さな木橋を渡ったり渡り返したりしながら谷の奥へと進んでいきます。 大丸山分岐から4分ほど進んでいくと、大きな木の先に手作りのテーブル・ベンチがありました。
延命水
左手の岩壁からは水が流れ出ていました。 その下には四角く刳り貫かれた水溜めがありました。 流れ出る所に丸まった小石が置いてあって「延命水」と書かれていました。 その上にはファラオ像と思われるものも置かれていました。 コップが置かれているところをみると飲めるように思えたので、ひと口飲んでみました。 暑い夏場に喉を潤したりすると、正に「延命」の水なのだろうと思われます。
延命水を過ぎて、細い流れを渡ったり渡り返したりしながら更に谷筋を進んでいきます。 引き続きしっかりとして分かりやすい道が続いていました。 やがて登りの傾斜が増してきます。 黒色と黄色のトラロープが張られていたりもしますが、登っていく分にはあまり必要ではありませんでした。 急坂を登って緩やかになった道を進んでいくと、 延命水の所から4分ほどで左右に通る武相国境尾根に出ました。 出た所は庄戸住宅へ降っていく広い石段がある分岐の50mほど北側になります。 ここにも立入防護柵設置の予告板が立てられていました。 ひょうたん池にあったのと同じ文面で「足場も悪く危険」というのがその理由のようですが、 ひょうたん池のある谷筋が少しぬかるんでいる以外には特に危険という様子はありませんでした。
大丸山登り口
広くてしっかりとした武相国境尾根を左手に50mほど進んでいくと、広い石段が右手へ分かれて降っていきます。 角にある道標によると、右手の石段は「庄戸住宅・バス停」、 正面の道は「鎌倉天園・自然観察センター・上郷森の家」、今来た道は「港南台方面」となっています。 右手の石段を見送っていくと、左手へ曲がっていく角に「横浜自然観察の森案内図」があります。 そこを過ぎて左手へ曲がっていくと、すぐに道標A10の立つ分岐があります。 道標によると、正面の道は「横浜自然観察の森・鎌倉天園」、 左手に登っていく横木の階段は「大丸山・金沢自然公園」、 今来た道は「瀬上市民の森・港南台方面」となっています。 金沢自然公園の板には「大丸山山頂から先は通行止めです」と書かれたテープが貼り付けられています。 「大丸山山頂」と題した写真が掲げられていたり 「横浜市最高峰156.8m大丸山」と書かれた看板もありますが、 ここは大丸山の山頂ではなくて、山頂への登り口になります。
大丸山 (標高156.8m)
幅の広い横木(擬木)の階段を登っていきます。 135段ある階段を2分ほどかけて登り切ると、四等三角点のある大丸山の山頂に着きます。 ひょうたん池から20分ほどで登って来られました。 山頂は小広くなっていて、テーブルやベンチが幾つも設置されています。 以前には貧相な小さな標識が立っているだけでしたが、 今では京浜急行電鉄が設置した「横浜市最高峰 大丸山 156.8m」と書かれた立派な標識が立っています。 すでに何組かの人達が登ってきていて休んでいました。 昼にはまだ少し時間がありましたが、私もベンチに腰を掛けて昼食タイムにしました。
トンビに注意!!
トンビが空からあなたの弁当を狙っています。 注意して下さい。
 (京浜急行電鉄株式会社 地域開発本部)
大丸山の山頂からは東側が開けていて展望が得られます。 「大丸山山頂からの眺望」と題して、ここからの眺めを写した写真に場所を書き込んだ看板があったりもします。 八景島シーパラダイスや野島から追浜駅にかけての海岸線を見下ろすことができます。 この時は条件が良かったのか、対岸の房総半島もよく見えていました。
大丸山の山頂からひょうたん池のある谷筋へ降っていく道もありますが、 この入口にも立入防護柵設置の予告板が立てられていました。 以前には金網で封鎖されていて通行止めだったのですが、近年になって取り払われました。 通行可能になったのかと思って喜んでいたのですが、また立入防護柵が設置されるようです。 この道はまだ歩いたことがないので、せっかく登ってきた大丸山ですが、 谷筋まで往復してそのルートを確認することにしました。 降り道は省略して、谷筋にあった崖の所から登ってくる道を紹介します。
(往復20分ほどで戻って来られました)
ひょうたん池の入口から5分ほどの所にある大丸山分岐を右手へ進んでいくと、すぐ左手に崖が現れます。 崖の上からロープが垂れ下がっています。 一見して道のようには思えませんが、 ここが「円海山周辺の市民の森案内図」に載っている大丸山へと続く尾根ルートになります。 太いロープに捉まりながら何とか崖を登っていきます。 それほど高い崖ではないので、僅かな時間で登り切ることが出来ます。
(金沢市民の森が2011年5月に再開園して、ここにはデッキ状の階段が設置されました)
崖の上に出て右手へと曲がりながら斜面を登っていくと横木の階段が現れます。 傾斜の急な所もありますが、しっかりとして歩きやすくなっていました。 両側に常緑樹などが生い茂っている階段を登っていくと、折れた枝が道を塞いでいたりもしますが、 その脇を抜けていきます。 横木の階段は崖の上に出てから3分ほどで一旦終わって、しばらくは緩やかな尾根道が続きます。
緩やかな尾根道を2分ほど進んでいくと、再び横木の階段が現れます。 両側に常緑樹が生い茂る階段を2分ほど登っていくと、笹竹の生い茂る緩やかな道になってきます。 大きな木の間を抜けてその先の横木の階段をひと登りすると、谷筋から9分ほどで大丸山の山頂に着きました。
大丸山の山頂から135段の広い横木の階段へ向かっていくと、 階段が始まる手前の左手にも立入防護柵設置の予告板が立っていました。 これまでに何度か登っている大丸山ですが、ここから道が分かれているとは気がつきませんでした。 横木の階段を降るのも疲れるので、今回はまだ歩いたことのない左手の道を歩いてみることにしました。
13番鉄塔
常緑樹が生い茂る尾根に細めの道が続いていました。 冬枯れの季節ということもあるのか、道はしっかりと確認できました。 傾斜も緩やかで歩きやすい道を降り気味に3分ほど進んでいくと、 送電線の鉄塔「中野町線No.13」の前に出ました。 道はその手前で右手へ曲がっていきます。 金属網の階段を10数段降っていくと武相国境尾根に降り立ちました。 降り立った所はカシの森保護区の入口でした。 大丸山からここまでの道は、夏場だと草木が煩くなりそうな感じもありましたが、 135段の横木の階段を降るよりも楽なルートのように思えました。 ここを左折して、武相国境尾根を横浜自然観察の森へと向かっていきました。
ここは「カシの森保護区」です
人をおそれる生きものを守るため、立ち入りを制限しています。 ご協力ください。
立ち入り禁止
ここは「カシの森保護区」です。 人をおそれる生きものを守るための保護区です。 立ち入らないでください。
 (横浜自然観察の森)
鎌倉天園分岐
広くて歩きやすい尾根道を2分半ほど進んでいくと分岐があります。 脇には「横浜自然観察の森案内図」があるので参考にしましょう。 角に立つ道標によると、右手の道は「自然観察センター・上郷森の家」、 左手の道は「鎌倉天園」、今来た道は「円海山・港南台方面」となっています。 今回は横浜自然観察の森の中心部の散策はやめて、 端の方にあるノギクの広場から谷筋を経て長倉町バス停方向へと向かっていくことにしました。 道標に従って、車止めの先に続く右手の道を進んでいきました。 ここからが横浜自然観察の森になります。
横浜自然観察の森はいきもののにぎわいのある森です
いろんないきものがすめるようにしぜんがいっぱいです。
・草がいっぱいはえているところや(バッタがたくさんいるよ!)
・木がいっぱいはえているところがあります(鳥がたくさんいるよ!)
・水たまり(カエル!)や
・どろどろの道(けものの足跡!!)もあって
・ヘビ(会えたらラッキー!)や
・食べたらいけない木もあって、ちょっと歩きにくいところもありますが、
 気をつけて、いろんな生きものに出あってください。
 (横浜自然観察の森)
とってよいのは写真だけ のこしよいのは足あとだけ
ゴミはおもちかえりください。
自然観察センター分岐
広くて緩やかな横浜自然観察の森の道を進んでいきます。 頭上を見上げると、樹木には巣箱が取り付けられていたりもします。 この道はコナラの道というようで、番号が振られた標識が点々と設置されています。 やがて少し降るようになると、鎌倉天園分岐から7分ほどで、広くなった所に分岐があります。 角に立つ道標によると、左手の道は「ヘイケボタルの湿地・自然観察センター・上郷森の家」、 右手の道は「ノギクの広場」、今歩いてきた道は「円海山・天園ハイキングコース」となっています。 左手へ行くと、横浜自然観察の森の中心部へ続いていますが、 今回は右手の道をノギクの広場へと向かっていきます。
フィールドマナー (FIELD MANNER)
自然の中でのルールを守ろう!
・火は出さない (CAMPFIRE PROHIBITED)、バーベキュー禁止 (DO NOT B.B.Q)
・ポイ捨て禁止 (DO NOT LITTER)
・しずかさをみださない (NOISE PROHIBITED)
・ペット(犬など)はつないで (KEEP DOGS ON LEASH)
・ゴミはうちまで (DISPOSE OF GARBAGE PROPERLY)
・生きものをもちかえらない、もちこまない (DO NOT DISTURB WILDLIFE)
・ボール遊びはできません  BALL GAME PROHIBITED
・道からはずれない (DON'T STRAY FROM THE PATHS PROVIDED)
・自転車はゆっくりと (SLOW BICYCLE)
 (横浜自然観察の森)
ノギクの広場
笹竹が生い茂る広くて緩やかな道を進んでいきます。 この道はミズキの道というようで、番号が振られた標識が点々と設置されています。 樹木の枝には数字を書いた札が点々と取り付けられていました。 樹木ウォッチングというのだそうで、自然観察センターに行けばそれらの樹木の名前が分かるようでした。 道の両側に常緑樹が生い茂る所を過ぎていくと、 自然観察センター分岐から3分半ほど、大丸山から20分ほどで広場に着きました。 入口には「ノギクの広場」と書かれた大きな柱が立っています。 広場の右手には崖がそそり立っていました。 野鳥撮影をしている人達を見かけたりもしました。 超望遠レンズを三脚に乗せて、カシャ・カシャ・カシャ・カシャと何度も連写していました。
ノギクの広場
この広場の地面はまるで砂場のようです。 土がないので、かぎられた植物だけがはえています。 はえている植物の特ちょうを見てみましょう。 砂の中には、小さな白い貝がらの化石がまじっていて、昔、このあたりが海だったことがわかります。
火の用心
森の防火はあなたが主役
 (栄消防署、栄消防団、栄火災予防協会、防災協会栄支部)
ノギクの広場を横切って、笹竹の生い茂るマウンドを越えて、その先に続く横木の階段を降っていきます。 かなり傾斜のある階段を降っていくと一旦は緩やかな道になりますが、その先で再び急な横木の階段になります。 「階段がこわれています。足元に十分注意してご通行ください」 との貼り紙もありましたが、それほどひどい状況ではありませんでした。 やがて手摺が設置されるようになった横木の階段を降っていくと、 ノギクの広場から5分ほどで谷筋に降り立ちました。 木橋を渡ってその先へと進んでいきます。
目をとじて耳をすましてみましょう。どんな音が聞こえますか?
水の流れる音、木の葉が風でゆれる音、木の実の落ちる音、けものの音、虫の羽音、鳥の鳴き声、人の声、 町のようからきこえてくる音…。 森の中にはたくさんの音があります。 あなたはいくつの音をみつけましたか。
谷筋
少し進んでいくと、谷筋にはボードウォークが続いていました。 細い流れも続いていて、しっとりとした雰囲気のいい所でした。 日当たりが悪い谷筋だからなのか、シダ類も茂っていたりもします。 程なくしてボードウォークは終わって土の道になってきます。
野鳥の子育てにご配慮下さい
今の時期、野鳥は子育て中でとてもデリケートです。 長時間にわたる撮影など人によるいえ今日が続くと、最悪の場合子育てを放棄してしまう恐れがあります。 安心して子育てができるようにご理解のうえご協力お願いします。
 (横浜自然観察の森)
崖の脇を通ったりしながら木橋をふたつほど渡っていくと、左右に通る舗装路に出ました。 ノギクの広場から10分ほどで降りて来られました。 これで山道は終わりになります。 左手には手洗所があり、正面に流れている川はいたち川の源流になります。 この道は自然観察センターからミズキの谷やゲンジボタルの谷などを経て長倉住宅口へと続く 横浜自然観察の森の主ルートになっています。 脇に立つ道標によると、左手の道は「自然観察センター」、右手の道は「長倉住宅口」となっています。 今回はここを右折して長倉町バス停へと向かっていきます。
炭を利用した川の浄化
炭に"水をきれいにする力"があることをご存知でしたか? 2001年2月に行った主催行事「森づくり入門」では、参加者全員で外来種を取り除く作業を行い、 その時に切り出した材を利用して炭を焼きました。 この炭を竹で編んだ蛇籠(じゃかご)につめ、川辺に設置することで、水の浄化に利用しています。 イタチ川の水が少しでもきれいになり、生き物たちのにぎわいのある水辺になると良いですね。
 (横浜自然観察の森)
この小川はホタルのすみかです
・土手をふまないで!
・カワニナ(ホタルのえさ)をとらないで!
長倉住宅口
舗装路を右手へ進んでいくとカシの森保護区への入口がふたつありますが、 いずれも扉で閉ざされていて立入禁止になっています。 舗装路に出てから2分ほど進んでいくと、横浜自然観察の森の長倉住宅口があります。 そこから左手の川辺に降りていける道があるのですが、この時は工事中で立入禁止になっていました。 正面の住宅地に出てすぐに左折していくと、川沿いに続く道路に出ます。 右折して川沿いに進んでいきます。
横浜自然観察の森
ここはしぜんかなさつのもり入り口です。 生き物となかよくするためのルールを守りましょう。
・生き物をきずつけたり殺したりしないでください。
・ゴミは家まで持ち帰りましょう。
・自転車はきちんとならべてとめてください。
・犬の散歩は必ずひもをつないでください。
・危険防止のため球技などはできません。
 (横浜自然観察の森)
いたち川小川アメニティ
川沿いの道路を進んでいくと、川辺に降りていける所がありました。 工事中のため歩けるのはほんの一部だけですが、歩いてみることにしました。 いたち川沿いには「長倉の池ものがたり」が書かれた看板が幾つか設置されていました。 近くの小学校の児童の絵を背景にして綴られています。 森から降ってくると逆順になりますが、正順にして書いておきます。
長倉の池ものがたり
(1) 私たちの住んでいる栄区が村だった頃のお話です。 むかし、上之村の庄戸と神戸の山奥に「長倉の池」という、古い池があり大きなへびが住んでいました。 ある暑い夏の日、弥三郎という男が山仕事をしていました。
(2) その夜、弥三郎は高い熱を出して寝込んでしまいました。 おどろいた娘のおきぬは、こっそり池までやってくると、 「へびめー、でてこい!あたいのお父ちゃんをひどい目に遭わせたなあ!へびめーでてこい!」といいました。 へびは姿を現すと、おきぬにわけを話しました。 「そして哀しい涙がたまったその水を飲むと高い熱が出るのだよ」
(3) 話を聞いたおきぬは、へびと一緒にあそぶことにしました。 へびと楽しく遊んだおきぬが家へ帰ると、不思議なことに弥三郎の熱はさがっていました。 それから村の子どもたちはへびと一緒に遊ぶようになりました。 子どもたちだけでなく、大人たちもいつも仲良く楽しそうで、村に平和が続きました。
(4) 天の神様のお使いだったそのへびは、やくめを終えて龍になって天へ昇ってゆきました。 長倉の池はいまは埋め立てられてなくなりましたが、 「昇龍橋」という横浜で一番古い石の橋が長倉町に今でもあります。 ここから龍が天に昇っていったと言われているそうです。
 (栄図書館開館10周年記念制作紙芝居(創作「長倉の池ものがたり」より))
長倉町
小川アメニティは一旦道路に出て、短い朝比奈台橋を渡った先の右手へと続いています。 赤レンガ敷きの道を進んでいくと二俣に分かれていますが、 右手へ続く川沿いに進んで東屋の建つ所まで来ると県道23号(環状4号)に出ます。 手前の左手に金沢八景方面の、長倉町交差点を渡った右手に大船方面の長倉町バス停があります。 東屋の所にある案内板によると、小川アメニティはまだこの先にも続いているようです。 当初はこの長倉町バス停を散策の終点にしようと思っていたのですが、 案内板に引かれて、神戸橋まで続いているという小川アメニティを歩いていくことにしました。 「権現山展望台270m」に従って、車道を大船方面へと進んでいきます。
長倉町バス停
手前のバス停からは、金沢八景駅(京浜急行本線)まで、金沢八景駅行きバスにて15分、 1時間に3本から4本程度の便があります。
向かい側のバス停からは、大船駅(JR東海道線)まで、大船駅行きバスにて20分、 1時間に2本から3本程度の便があります。
ボクたちの手できれいな川にしよう
 (長倉町自治会、横浜市下水道局)
県道23号を大船方面へ1分ほど進んでいくと、いたち川は右手へと曲がっていきます。 そこに「いたち川小川アメニティ」の案内板があります。 神戸橋までのルートが載っているので参考にしましょう。 県道から離れて川沿いに続く散策路を進んでいきます。 正面に低い山を見ながら左へ少し曲がっていくと、右手に小さな橋が架かっています。 橋を渡って川沿いに続く左手の小径を進んでいきます。
いたち川小川アメニティ
いたち川小川アメニティは、源流域の横浜自然観察の森に近く、 都市に残された貴重な自然風景が満喫できる親水水路です。 飛び石を渡って川の中を歩いていくと、アブラハヤやオイカワなどの魚影を楽しむことができます。 川沿いの散策路では、貴重な野草と、四季の樹木があなたを待っています。 ルートは、湧き水を利用した滝や展望台、また、横浜で一番古い石橋「昇竜橋」があります。
 (横浜市下水道局河川管理課、栄土木事務所)
(ここでは「昇竜橋」と書かれていますが、現地では「昇龍橋」の字が使われていました)
権現山展望台
程なくして正面のこんもりとした高みへ登っていく山道になります。 梅林を過ぎていって小尾根に着くと、道が左右に分かれています。 正面の浅い谷には畑地が広がっていますが木柵で閉ざされています。 右手の尾根道は木の枝などが積まれていて通行止めになっています。 尾根を左手へ進んでいくと、すぐの所に権現山展望台があります。 左手に取り付けられた木製の階段を登っていくと、すぐに展望台の上に着きます。 周囲には山並みが広がっていますが、手前の樹木が邪魔をしていたりして眺めは今ひとつでした。 展望台の脇には道標や案内板が設置されているので、それらに従って、展望台の先へと進んでいきます。
両側に柵が設置されたかなり傾斜のある坂道を降っていきます。 程なくして緩やかになって畑地に降り立ち、右手の小屋の前を右折していくと、真新しい権現橋が架かっています。 その橋を渡ったすぐ先の右手から川辺へ続いている石段があるので、ちょっと降りてみました。 川に飛び石があって雰囲気のいい様子になっていました。
昇龍橋
飛び石を渡って向こう岸の石段を登り、左手へ続く道を進んでいくと、昇龍橋が架かっています。 小さいながらもアーチ形をした立派な石橋で、「かながわの橋100選」にも選ばれているようです。 昇龍橋を渡って、右手の先に通っている車道の下をくぐっていきます。 番いでしょうか、川面にはカモが二羽、優雅に泳いでいたりもしました。
昇龍橋
上郷(旧上野)の村社「白山社」の旧社殿の参道にかかる石橋で、 橋の本体は鎌倉市今泉から産出する通称「鎌倉石」又は「今泉石」という水成岩である。 構造はアーチ状の眼鏡橋で、欄干は「御影石」で本体とは材質が異なっており、 「昇龍橋」の橋名と「大正4年9月吉日」の年記があるが、建造年代は定かではない。 明治8年(1875)、太政大臣三条実美の名で各府県に村誌郡誌を調査して差し出させる公達があり、 明治12年頃に平成されたと思われる「皇国地誌」には村の河川や橋梁の記録があるが、 上野村の条に昇龍橋の名はみえない。 これと全く構造を一にするもので、旧庄戸堀にかけられ現存する「経堂橋」の名は記載されているが、 「長四間四尺木製」と記され木橋であった。 経堂橋が石造のアーチ型眼鏡橋になったのは、明治30年代の末といわれるから、 「昇龍橋」も材質及び構造からその頃の建造と考えられる。 橋名と大正4年の年記を持つ欄干は材質も異なるし、また経堂橋にはこの様な欄干はないので、 橋の本体より後の建造であろう。 おそらく、大正3年に大正天皇の即位の礼が挙行されたので、この御大典を記念して翌年、 村社の参道の橋に御影石の立派な欄干を作ったのであろう。 9月17日は当時村社の祭礼の日であった。 施工者は今泉で石工業を営み、現在も今泉石を切り出している石材店の先々代と推定されている。 その技術は、古くからこの石で民家の窯や炭焼窯等のアーチを作ってきたことにより習得されたものであろう。 なお、この他に旧上野村には梅沢橋という同種の橋があったが、現在は庄戸入口の道路の下に埋没している。 道路の拡幅や河川改修で市内の石橋のほとんどが消滅した現在、 この橋は市内最古の石造橋と考えられ、文化財として貴重なものである。
 (栄区役所)
樹木が植えられて雰囲気のいい道を進んでいくと、川向こうの岩壁の一面にシダ植物が生い茂っていました。 川辺に降りていける石段があったので、ちょいと降りて写真に写してみました。 川から上がってその先へ進んでいくと、左手へ登っていく石段があります。 石段を登って県道に出た所に八軒谷戸バス停があります。 金沢八景駅への便がありますが、今回はこのまま小川アメニティを進んでいきました。
この水辺は八軒谷戸水辺愛護会が美化清掃活動をしています。 水辺の環境を大切に守るため、散策時にはゴミの清掃のご協力をお願いいたします。
 (栄土木事務所)
八軒谷戸
八軒谷戸バス停への石段を見送って道なりに右手へ進んでいくと、川辺へ降りていく石段があります。 散策路はその先へと続いていますが、川辺に降りてみることにしました。 その石段を降りていくと、いたち川の左手には大きな飛び石が続いていました。 石の間隔は適度で上面が平らに削られていて、とても歩きやすくなっていました。 飛び石を渡りながら進んでいくと、途中で左手へ登っていく石段があります。 その石段を登っていくと散策路に出てしまうので、そのまま飛び石を渡って川辺を進んでいきます。 一旦右手に移ってから再び左手を進むようになります。 左側がブロックで護岸されていて趣きに欠けますが、 右側には自然のままになっている所もあって、辛うじて小川アメニティの面目を保っている感じでした。
神戸橋
両側がブロックで護岸されている所を過ぎていくと、正面には道路が横切っています。 飛び石はその先へと続いていましたが歩いていけそうな雰囲気ではなかったので、 左手にある石段を登っていきました。 石段を登っていくと県道23号に架かる神戸橋の脇に出ました。 長倉町の東屋から30分ほどで歩いて来られました。 八軒谷戸から川辺に降りずに続いてきた散策路もここまで来ていました。 橋の袂には「いたち川小川アメニティ」の標識が立っていて、 これまでにも見かけた四角い標識もありました。 それによると、いたち川小川アメニティはここからミズキの谷まで1.7kmの道程のようです。
中島(なかじま)バス停
県道23号に出て右手へ進み、少し先にある神戸橋交差点を直進していくと、神戸橋から250mほどの所に中島バス停があります。
港南台駅(JR根岸線)まで、港南台駅行きバスにて10分から13分、1時間に2本程度の便があります。
大船駅(JR東海道線)まで、大船駅行きバスにて17分、1時間に2本から3本程度の便があります。
金沢八景駅へは…
金沢八景駅方面へ向かう場合には、 神戸橋の所から左手へ200mほど進んだ所にある八軒谷戸バス停からの方が良さそうです。 金沢八景駅(京浜急行本線)まで、金沢八景駅行きバスにて15分、1時間に3本程度の便があります。