森戸川
散策:2007年12月中旬
【低山ハイク】 森戸川
概 要 森戸川は逗子市の横須賀市寄りを源流域とし、葉山町を経て相模湾へと注ぐ川です。 周囲は標高200m前後の山々が取り巻いて、源流域は幾つかの沢に分かれています。 今回は田浦側から尾根を越えて中の沢と南の沢を歩き、 乳頭山へ登ってから馬頭観世音を経て沼間大山緑地へと向かっていきます。
起 点 横須賀市 田浦駅
終 点 逗子市 グリーンヒルバス停
ルート 田浦駅…白赤稲荷神社…中の沢…三浦大山林道終点…南の沢…乳頭山…馬頭観世音…沼間大山緑地…グリーンヒルバス停
所要時間 5時間50分
歩いて... 前夜に雨が降ったようで、道はぬかるみ沢を流れる水量も多くて、歩くのには悪い条件でした。 足の置き場がなくて靴の中まで水が染み込んできたりもしました。 南の沢の上流では分岐している沢がかなりあって、 どちらへ行けばいいのか悩んだり、沢に降りて歩く所もかなり多くありました。 倒木が道を塞いでいたりもして、分かり難くて煩わしいルートになっていました。 夏草が生い茂る季節や雨が降った翌日などは避けた方がいいでしょう。
関連メモ 三浦アルプス, 畠山, 乳頭山, 田浦梅の里, 乳頭山, 二子山, 乳頭山, 森戸川回峰, 乳頭山, 乳頭山, 乳頭山, 二子山,
乳頭山, 葉山アルプス, 二子山, 畠山, 三浦アルプス, 乳頭山, 三浦アルプス
コース紹介
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田浦(たうら)駅
田浦駅(JR横須賀線)から歩いていきます。
改札口を出て南側(左側)の出口から階段を降っていくとバスターミナルがあります。 脇には「周辺案内図」があって、田浦梅の里までの道が載っています。 これから向かう白赤稲荷は載っていませんが、 田浦梅の里への道の途中から分かれて、右側に沿って続く道へ向かっていきます。
バスターミナルを抜けて正面の道を進んでいくと、すぐに田浦駅入口交差点があります。 脇に立つ電柱に立て掛けらた看板の指示に従って、交差点の手前を右折して国道16号を進んでいきます。 100mほど先の田浦隧道を抜けていくと、田浦郵便局の所に横須賀市田浦二丁目歩道橋があります。 階段の手前に立つ電柱に立て掛けらた看板の指示に従って、歩道橋を渡っていきます。 歩道橋を渡って道に降りると「田浦梅の里案内図」と題した看板があるのでルートを確認しておきましょう。 看板の脇から続く路地へ入っていきます。 左右に分かれていく路地も沢山ありますが、道なりに真っ直ぐ進んでいくとT字路に突き当たります。 正面には梅林のある丘が間近に見えています。 田浦梅の里へはそのT字路を左手へ進んでいくのですが、白赤稲荷へは右折していきます。 100mほど進んだ所のT字路を左折していくと青果店があります。 その前を過ぎて京浜急行の鉄橋をくぐっていきます。
田浦梅の里への分岐を見送り、右手へ登っていく階段を見送って、住宅地に続く道を進んでいきます。 川沿いの道から少し登り気味になった道を進んでいくと、正面に大きなコンクリート製の崖が現れます。 その手前から「田浦青少年の家キャンプ場」へ登っていく階段もありますが、 崖に沿って続く道を右手へ進んでいくと、道が二手に分かれています。 右手の竹林の脇に続く道は「ホタルの里」へと続いているようですが、 白赤稲荷へは左手の坂道を登っていきます。
ホタルの里(田浦大作町)
ゲンジボタルの一生
交尾・産卵:交尾後500〜1000個の卵を生む。
ふ化(7月):小さな真珠のような形をした卵はやがて幼虫になる。
カワニナを食べる幼虫(7月〜3月):幼虫はカワニナという貝を食べる。
幼虫上陸(4月):約3cmに育った幼虫は水から出て土にもぐる。
さなぎ(5月):土にもぐった幼虫はさなぎになる。
羽化(6月):さなぎは成虫になり土の中から出てくる。
群飛・発光(7〜10日間)。
・ホタルをとるのはやめましょう。 ・静かに観察しましょう。 ・川にゴミをすてないようにしましょう。
 (田浦地域ホタルの里づくり連絡協議会)
この地区は、ボランティアがホタルに住み良い環境のため清掃・除草をおこない、大切に見守っています。 ゴミを捨てないでください。
 (田浦大作町ホタルの里づくり友の会、横須賀市)
白赤稲荷登り口
左手の道を1分ほど進んでいくと、右手に「奉納 白赤稲荷大神」と書かれた白色と赤色の幟が立っています。 ここが白赤稲荷への登り口になります。 小さな橋を渡っていくと、「伏見 白赤稲荷大神」の扁額の架かる赤い鳥居が立っています。 そこから右手へと続く幅の広い坂道を登っていきます。
鳥を大切に
野鳥を捕るには知事の許可が必要です。あなたは?
 (神奈川県)
自然環境保全地域
自然を大切にしましょう。 建築物の新改造築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県)
鳥居をくぐって、その先に続く幅の広い階段を登っていきます。 切通しのような所を過ぎていくと、麓の鳥居から5分ほどで分岐があります。 角にある「白赤稲荷大神」と書かれた矢の形をした標識が右手の道を指しています。 そこからは幅の狭い山道になります。 右手の山道を登っていくと、すぐに畑地の脇に出ます。 白赤稲荷は奥の方の高みにある植林地の中に見えています。 畑地の右手に続く雑木林の中の山道を進んでいきます。
畑地に出てから3分ほど山道を登っていくと、正面に植林地が現れます。 ここで道が左右に分かれています。 「奉納 白赤稲荷大神」と書かれた白色と赤色の幟も立っていて、横木の階段が右手へと続いています。 この右手の階段は森戸川を取り巻く尾根へと続いていますが、 植林地の中に白赤稲荷へと続く赤い鳥居が並んでいるのが見えるので、 植林地の脇に続く細い道を左手へと進んでいきます。
境内の林は保安林です。 木々の盗伐・持ち出しを堅くお断りします。
 (白赤稲荷神社)
白赤稲荷神社
稲荷社ではよく見かけますが、赤い鳥居が幾つも並んだ参道を緩やかに登っていきます。 途中には「日照福徳明神、愛道守彦大神、大祠大神、清教厳保彦大神、清教金煌明神」と刻まれた石碑が建っていました。 白赤稲荷とはどのような関係なのかは分りませんでした。 左手へ曲がって短い石段を登り、その先に並ぶ赤い鳥居を過ぎていくと、右手に白赤稲荷神社の社殿があります。 田浦駅から45分ほどで到着しました。 風通しのいい拝殿の奥にある本殿の屋根には、四本の鰹木が乗っていて外削ぎの千木が聳えていました。 偶数の鰹木は女神、外削ぎの千木は男神の神社に多いのですが、 この神社ではそれらが混じった造りになっていて珍しく思いました。 近所の方が奉納したのか、社殿の左手には千羽鶴が吊り下げてありました。
(写真は社殿の裏手の山に登って写したものです)
白赤稲荷神社の正面にある畑に出てみると、左手には田浦の街の向こう側に東京湾が広がっていました。 君津の辺りでしょうか、対岸にはコンビナートのような建物も見えていました。 しばらく海を眺めていると、大きなタンカーがゆっくりと通っていきました。
右手には乳頭山と思われる山が聳えていました。
右手の高みが乳頭山で、左手の高みは地形図にある211m峰になるようです。
沼間分岐
先ほどの分岐まで引き返して、横木の階段を登っていきます。 やがて雑木もかなり混じるようになります。 シダ類が生い茂っている所もあったりしますが、道はしっかりと確認できます。 道沿いの木には樹木に関する解説板が取り付けられていたりもします。 振り返ると、樹間から横須賀港などを垣間見ることもできます。 山道を5分ほど登っていって小さな高みに着くと、「横須賀市」と刻まれた小さな標識が道の両側にあります。 そこを過ぎてほんの少し降っていくと、乳頭山から沼間地区へと続く尾根道に出ます。 角に立つ道標によると、右手の道は「沼間坂上・港が丘・田浦4丁目」、 左手の道は「二子山・田浦梅林」となっていて小さく「仙元山」とも書き添えられていました。 今来た道は「白赤稲荷を経て田浦大作町」となっています。 今回はここを左折して、森戸川の源流の中の沢へと向かっていきます。
シロダモ 秋には黄色い花と赤い実が同時に見られますが、この実は昨年の同じ頃に咲いた花が熟したものです。
アカメガシワ 日あたりのよい荒地にすぐはえてくる木で、新芽が赤いことから名がつきました。 昔、葉を食物の器につかったのでゴサイバともよびます。
ヤマグワ あまいクワの実をたべると口が赤く染まって、すぐ人に分かってしまいます。 クワの葉はカイコの大切な食料です。材は重要な家具材です。
山火事注意 火の用心!
たきび・たばこは確実に消して!
 (森林国営保険、神奈川県)
鳥獣保護区
ここは保護区域です。鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
しっかりとして緩やかな道を進んでいくと、 逗子市消防本部が設置した緊急時の通報番号が書かれた看板「ぬまま17」が立っています。 看板を過ぎてその先へ進んでいくと、神奈川県の設置した防火用水がありました。 丸太で組んだ柵がしてあり、その中には水の入ったドラム缶がふたつ並んでいます。 「屋根を取って使うこと」と注書きされていて、バケツまで設置されていました。 この防火用水は通称「ようすいくん」と云って、 神奈川県内の林道やハイキング道などに200基余りが設置されているようです。
山火事注意 ぬまま17
緊急時はこの番号をお知らせください。
 (逗子市消防本部)
二子山分岐
雑木混じりの植林帯に続く緩やかな尾根道を更に進んでいきます。 「ぬまま16」の看板を過ぎていくと、尾根道に出てから5分ほどで分岐があります。 正面には送電線の鉄塔が見えています。 右側に立つ道標によると、右手の道は「沼間・東逗子・二子山」、左手の道は「田浦梅林」、 今来た道は「4,5丁目商店街、国道16号至ル」となっています。 左側に立つ道標によると、右手の道は「東逗子駅・森戸川・二子山」、 左手の道は「田浦梅林・畠山・仙元山」、 今来た道は「沼間・港が丘・田浦4丁目・白赤稲荷」となっています。 右手の道を行くと、東逗子駅から二子山へと続く「二子山ハイキングコース」へ20分ほどで出られますが、 今回は登り気味に続く左手の道を進んでいきます。
今回は、森戸川の沢を歩いてからここまで引き返してきて、右手の道を進んでいきました。
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
158m峰分岐
左手の山道を少し進んでいくと、先ほどから見えている送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.36」の袂に出ます。 鉄塔を過ぎて少し登り気味に進んでいくと、 「北19 山火事防止・火の用心」と書かれた標柱の立つ小高くなった所へ出ます。 そこで右手へ戻るようにして道が分かれていますが、 「この先 私有地につき ハイカーの通行はご遠慮願います」となっていて、 バリケードで封鎖されています。 標柱の脇から正面の谷筋へと細い道も分かれていて、十字路のようになっています。 道標は特にありませんが、ここは左手へと続く尾根道を進んでいきます。
158m峰
以前に来た時には「この先 送電線巡視路につき 一般の方の立入りは御遠慮下さい」となっていました。 手元の地形図によると、右手の道を登っていくと158.8m峰があるようです。 ピークには送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.37」が立っていて、三角点も設置されているとのことです。 先ほどの二子山分岐から北側に続く道を通っていくと同じような封鎖があるので、 ピークを越えていく道が通っているようです。 鉄塔の下や脇を通っていく尾根道は沢山あるし、 バリケードまで設置して立入禁止になっている理由はよく分かりません。
中の沢分岐
少し降るようになって谷筋沿いに進むようになると、道端にはシダ類が生えるようになります。 二子山分岐から8分ほど進んでいくと小さな鞍部に着きます。 白赤稲荷から25分ほどで到着しました。 ここから余り踏まれていない道が右手の谷筋へと分かれていきます。 そばには木材を縦半分に割ったような形の道標が立っています。 何度も消されては書き直したような形跡があります。 その道標によると、正面の道は「畠山・仙元山」、 右手の道は「森戸川」、今来た道は「東逗子・二子山」となっています。 また、脇にある保健保安林の標識にもマジックで書き込まれていて、 正面の道は「田浦・畠山・上山口小」、右手の道は「谷の道 注イ」となっています。 正面の道は乳頭山を経て畠山や仙元山へと続いていますが、 今回は右手の植林帯に続く僅かな踏み跡のような道を、 森戸川の源流域のひとつである中の沢へと降っていきます。
植林帯に続く道を降っていくと、シダ類や細い常緑樹の生い茂る谷に着きます。 そこから右手へと続く谷筋を進んでいきます。 谷には水の流れたような細い跡が続いています。 これが中の沢の源流なのかと思いながら、緩やかな谷道を進んでいきます。 最初のうちは水は流れていませんが、次第に僅かな水が流れるようになります。 少しずつ幅が広がってくる沢沿いに進んでいきます。 冬枯れの始まる季節ということもあってか、鬱蒼とした谷に続く道は、 思っていたよりも分かり易くなっていました。
尾根から4分ほど進んでいくと、小さな沢が右手から合流してきます。 その沢を併せてその先へと続く沢沿いに進んでいくと、道が途絶えて沢へ降りていきます。 幅が広がってきた沢には水が僅かしか流れていないので、難なく歩いていくことが出来ました。 季節柄、落葉が積もっていてその下の状況が分からなかったり、水が溜まった所もあったりするので、 足場を確かめながら慎重に進んでいきます。
辻の峰分岐
1分もしないうちに沢の右側に道が現れます。 沢から上がって沢沿いに続く道を進んでいくと、また沢へ降りていきます。 沢へ降りて進んでいくと、すぐ先から左側へ登っていく道があります。 その道を登っていくと、すぐに道が二手に分かれていました。 角に生える樹木に巻きつけられた白テープには「T字路」と書かれていました。 尾根道の中の沢分岐から8分ほどの所になります。 どちらへ行けばいいのかと辺りを見回していると、左手の樹木に手製の道標が取り付けられていました。 それによると、左手の道は「辻の峯経由乳頭山・林道終点」、 右手の道は「中沢経由林道終点」となっていました。 また左手の道には「悪路」との注釈が添えられていました。
左手の沢沿いに進んでいくと、中尾根にある辻の峰へ続いているようですが、 今回は右手の道を進んでいきました。 右手へ降って沢に降り立つと、左側から沢が合流してきています。 合流地点のすぐ先から沢の左側へ登っていく道へ進んでいきます。
(写真は沢の合流地点から上がっていく道を写したものです)
沢から上がって、シダ類や常緑樹などが生い茂る中に続く道を進んでいきます。 樹木が生い茂ってはいるものの、道はしっかりと確認できて分かり易くなっていました。 4分ほどして雑木林に変わった所を過ぎていくと沢に出ます。 落葉が積もっていて一見して広い道のように思えたりもしますが、 良く見ると水が流れているので沢だと分かります。 先ほどから続く沢が蛇行している所のようです。 道は何処にあるのかと探していると、沢の向こう岸の植林帯へと続いていました。 沢を流れる水は少なくて、小石がゴロゴロした沢床になっているので、渡っていくのに苦労はありません。
沢を渡って正面の植林帯の中に続く道を進んでいきます。 細い常緑樹などが生い茂ってはいますが、道は分かり易くなっています。 2分半ほど進んでいくと、左手を流れる沢へ降りていきます。 この辺りまでくると水の量が少し増してきました。 水の中に足を踏み入れないよう注意しながら沢を渡って、向こう岸に登っていく道を進んでいきます。
(写真は沢の中ほどから上流側を写したものです)
沢を渡って植林帯を1分ほど進んでいくと、丸太の木橋が沢に架かっています。 正面の上を見上げると青空が広がっていました。 前夜の降雨のためか橋は濡れていました。 滑り落ちないよう注意しながら橋を渡っていきます。
馬頭観世音分岐
木橋を渡って、シダ類や常緑樹の生い茂る道を1分ほど進んでいくと、植林帯へ入っていきます。 植林帯へ入ってすぐの所から、右手の尾根へと道が分かれていきます。 辻の峰分岐から14分ほど、尾根道の中の沢分岐から25分ほどで到着しました。 角には木材を縦半分に割ったような形の道標が立っています。 その道標によると、正面の道は「林道終点・二子山」、 右手の道は「馬頭観音15分」、今来た道は「田浦・三国峠・畠山」となっています。 右手の道は森戸川を取り巻くようにして続く尾根にある馬頭観世音のある所へと続いていますが、 三浦大山林道の終点へ向かって、このまま正面の道を進んでいきます。
右手の道
試しに右手の道を歩いてみました。 植林帯と雑木林を分ける尾根に続く山道は、傾斜もそれほど急ではなくて歩き易くなっていました。 道標によると15分とのことですが、ゆっくりと歩いても10分ほどで着きました。 降りは7分ほどで戻って来られました。 (往復で20分ほどかかりました)
南中峠分岐
馬頭観世音分岐を直進していくと、10mほど先の所で道が左手へ分かれていきます。 角には先ほどと同じような道標が立っていて、 左手に分かれていく道は「六把峠を経て乳頭山・林道終点」、正面の道は「二子山」、 今来た道は「田浦」となっています。 また先ほどの馬頭観世音への分岐も書かれていて、上面には「クランク十字路」とも書かれていました。 二つのT字路が10mほどの間をおいて並んだ形になっていて、変則的な十字路と言えなくもありません。 左手の先を伺ってみると木橋が見えていました。 中尾根にある南中峠(六把峠)へ続いている道のようですが、 今回は正面の植林帯に続く道を進んでいきました。
六把峠
以前に中尾根を歩いた時、辻の峰や南中峠から中の沢へと降る分岐道がありました。 それらの道が、この南中峠分岐や先ほどの辻の峰分岐へと続いているものと思われます。 なお、南中峠で見かけた道標には「六波峠」と書かれていましたが、 その後に再度訪ねた時には「六把峠」という表記に変わっていました。
後日に左手の道を南中峠から降りてきました。 小さな谷筋を降って沢を3分ほど進んでくると、南中峠から9分ほどで降りて来られました。 (「乳頭山」を参照)
南中峠分岐を直進していくと、すぐに小広くなった所があります。 その左手に架かる丸太の木橋を渡って、細い常緑樹が生える植林帯を進んでいきます。 2分ほど進んでいくと、沢の流れとほぼ同じ高さを進むようになります。 沢から離れて植林帯を進んでいくと、細い常緑樹や笹竹が生い茂る林へと変わっていきます。 少し先で再び沢へ降りていきます。
沢を渡ったり沢を歩いたりする所がしばらく続きます。 沢の幅が広くて傾斜も緩やかなのはいいのですが、 前夜の降雨のためか、流れる水の量が多かったり水溜まりになった所もあったりして、 時々水の中へ靴を踏み入れて冷たい思いをしながら進んでいきます。 沢から上がると雑木林だったり植林帯だったりする沢筋を進んでいきます。 沢へ降りていく道が急傾斜になった所もありますが、 そんな所にはロープが張られていたりもするので、それに捉まりながら降っていきました。
沢合流
沢を渡ったり歩いたりしながら進んでいくと、南中峠分岐から40分ほどで、右手から大きめの沢が合流してきます。 手元の地形図によると、三浦大山林道終点から分かれて北向きに続いている沢のようです。 地形図では、右手からきて正面へ続く沢しか描かれておらず、これまで歩いてきた中の沢は描かれていません。 どこまでが「中の沢」になるのかは分かりませんが、 地形図に載っている沢を仮に「北の沢」と呼ぶことにすると、「中の沢」はここで終わりになると考えられます。 しかし実際には中の沢の方が幅も広くて水量も多い本沢のように思えるので、 地形図と合わないようにも思えますが、ここでは三浦大山林道の終点までが「中の沢」で、 右手から合流してくるこの沢は、中の沢の支沢ということにしておきます。
二子山順路
右手からの沢を合わせてその先へ沢を進んでいくと、すぐに右手へ登っていく道が現れます。 沢から上がると左右に道が通っていて、左手には柱のようなものが立っています。 また右手の地面近くには「二子山順路」と書かれた標識があって、右手の道を指していました。 右手の道は二子山へ登っていく道のようなので、ここは左手にある小さな橋を渡って進んでいきます。
「二子山順路」なのでもう沢には降りなくてもいいのかと安心していると、1分もしないうちに沢に降りてしまいます。 岩が剥き出しの急坂をロープに捉まりながら降りていきます。 岩盤になった沢を進んでいくと、1分もしない所から右手へ登っていく道があります。
沢から上がって2分ほど進んでいくとまた沢へ降りていきます。 ここでもロープに捉まりながら沢へ降りていくと、沢の向こう岸に道が見えていました。 脇には長い木梯子のようなものがありました。 二本の丸太の上面に、多くの木が横向きに打ち付けられたような形をしていました。 そんな様子からすると、以前にはこの沢に架けられていた橋だったように思えました。
沢から上がって植林帯を進み始めると、先ほどと同じような「二子山順路」の標識がありました。 再び沢へ降りて1分ほど沢を進んでいくと、沢の右手に「二子山順路」の標識がありました。 その反対側を見ると道が続いていました。 標識は、三浦大山林道の終点から二子山へ進む向きから見やすいような位置に設置されているようでした。
中尾根登り口
沢から上がって植林帯の中を30秒ほど進んでいくと、左手から降ってくる山道が合流してきます。 角には「立入禁止」の立て札がありました。 左手の山道は、乳頭山から辻の峰や南中峠を経てここまで続く中尾根の登り口になります。 「立入禁止」となっていますが、中尾根の反対側には同様の立て札はありません。 以前に逆側から歩いてきた時には危険な様子は特にありませんでした。
(写真は登り口を過ぎてから振り返って写したものです)
このさき転落死亡事故あり。 危険のため立入禁止。 一人で山に入ることはやめましょう。
 (逗子市)
森戸川合流
中尾根から降ってくる道を合わせて沢沿いに続く植林帯を進んでいくと、 沢が大きく蛇行していて二手に分かれている所に着きました。 先ほどの沢合流から11分ほどで到着しました。 左手から合流してくる沢は南の沢になります。 これまで続いてきた「中の沢」と左手からの「南の沢」を合わせて「森戸川」となって、 葉山町の森戸海岸へと流れていきます。
ここでも、左手の尾根から山道が降ってきています。 この山道も中尾根へ続いていて、3分ほど登った所で、先ほどの登り口からの道と合流します。 先ほどの立て札では「立入禁止」となっていましたが、ここにある立て札は「充分注意」となっていて、 少しニュアンスが異なっています。 また「二子山順路」の標識もあって、今歩いてきた道を指していました。
ご注意
台風による風倒木や崖崩れがありますので、通行には充分注意して下さい。
このさき転落死亡事故あり。危険のため立入禁止。 一人で山に入ることはやめましょう。
 (逗子市)
三浦大山林道終点
沢を渡って正面にある小さな高みへ登っていくと、すぐに三浦大山林道に出ます。 尾根道にあった中の沢分岐から1時間45分ほどで到着しました。
(所要時間には馬頭観世音への寄り道に要した時間も含んでいます)
左手にはベンチが幾つか設置されていて、林道の終点になっています。 正午を少し過ぎた時刻になったので、ベンチに腰掛けてここで昼食タイムにしました。
鳥獣保護区
この附近は鳥獣保護区になっております。 鳥獣の保護と生活環境の保全にご協力下さい。
 (神奈川県)
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