十二所果樹園
散策:2007年12月上旬
【低山ハイク】 十二所果樹園
概 要 十二所果樹園は鎌倉霊園の南側に広がる果樹園で、栗・松・桜・梅・柚子などが植えられています。 中ほどに突き出た尾根は展望地になっていて、鎌倉の海や富士山などを眺められる景色が広がっています。 今回は朝比奈町から熊野神社へ登り、そこから尾根道を通って十二所果樹園へと向かっていきます。
起 点 横浜市 朝比奈バス停
終 点 鎌倉市 十二所神社バス停
ルート 朝比奈バス停…登り口…小祠…十字路…熊野神社…朝比奈切通分岐…谷筋分岐…朝比奈分岐…東朝比奈分岐…畑地…31番鉄塔分岐…六浦分岐…2番鉄塔…十二所果樹園(東側)…3番鉄塔…展望地…十二所果樹園(西側)…外周園路…果樹園ゲート…朝比奈切通分岐…朝比奈切通…梶原太刀洗水…泉橋…十二所神社バス停
所要時間 2時間40分
歩いて... 十二所果樹園は春と秋には閉園されているので、開園時期を確認してから出かけましょう。 果樹園にある展望地からの眺めを期待して出かけたのですが、 この時は遠くが霞んでいて、残念ながら富士山は見えませんでした。 熊野神社から果樹園へ至る尾根道には道標類が少ないので、注意しながら歩きましょう。
関連メモ 朝比奈切通, 池子の森, 池子の森, 朝比奈切通, 池子やまなみルート, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 朝比奈切通
コース紹介
朝比奈(あさひな)バス停
金沢八景駅(京浜急行本線)から少し離れた所にあるバス乗り場から、 [金24][金25]上郷ネオポリス行きバス、[金26]庄戸行きバス、[金28]本郷車庫前行きバス、 [船08]大船駅行きバス,または,[鎌24]鎌倉駅駅行きバスにて9分、1時間に4本から6本程度の便があります。
逆方向からは、鎌倉駅(JR横須賀線)から、[鎌24]金沢八景駅行きバスにて20分、1時間に2本程度の便があります。 大船駅(JR東海道線)から、[船08]金沢八景駅行きバスにて25分、1時間に1本から3本程度の便があります。
金沢八景駅から来る場合には、 京浜急行と神奈川中央交通のバスでは、金沢八景の乗り場が違う所にあります。 京浜急行のバス乗り場は横浜駅寄りの所で、1時間に2本程度の便があります。 神奈川中央交通のバス乗り場は東寄りの所で、1時間に3本から5本程度の便があります。 なお、京浜急行の金沢八景(国道)バス停が神奈川中央交通の金沢八景駅バス停と隣接しているので、 そこで待っていれば何れが来ても大丈夫です。
後日に来てみると、鎌倉駅や大船駅方面の乗り場は、朝夷奈切通への路地を過ぎた所に移動していました。
登り口
バスを降りて金沢八景駅方向へ数10m進んでいくと、 青い路上標識がある所から右手へ降っていく坂道があります。 戻るようにして続くその坂道を降った所にある民家の立派な門の前を左手へと曲がって石垣沿いに進んでいきます。 突き当たりを道なりに右へ曲がっていくと、浅い谷筋に畑地が広がるようになります。 竹林の脇を過ぎていくと、右手へ戻るようにして登っていく山道が分かれています。 この道が熊野神社へと続く尾根道の登り口になります。
(写真は登り口を通り過ぎた所から振り返って写したものです)
山道を折れ曲がって登っていくと、高台にある畑地に出ます。 畑の中に続く道を正面の山へ向かって真っ直ぐ進んでいくと、「通路」と書かれた標識が今来た道を指しています。 その標識を過ぎた所から傾斜の増した道を登っていきます。 両側に常緑樹や笹竹が生い茂る道を登っていくと、鉄パイプの手摺が設置された崖の上に出ます。 右手の下には県道23号が通り、その奥の方には横浜横須賀道路が見えています。 崖から離れて左手へ曲がり、両側に笹竹の生い茂る間を抜けていきます。
小祠
すぐに傾斜が緩やかになって植林帯へと入っていきます。 よく歩かれている道なのか、しっかりとして分かりやすい道が続いています。 畑地にあった登り口から6分ほど進んでいくと、道の左手の一段高い所に小祠が向こう側を向いて建っています。 正面へ回ってみると鳥居が立っていて、中には小振りの祠が安置されていましたが、 社の名前は分かりませんでした。 祠の前には小銭がお供えされていました。 小祠へ続く小径はその先へと続いていますが、すぐに鉄線柵に突き当たって途切れています。
小祠から元の道に戻ってその先へ進んでいくと竹林になってきます。 両側には鉄線柵が続いていて 「関係者以外立ち入り禁止」の看板が取り付けられています。 竹林から笹竹へと変わっていく道を緩やかに進んでいくと、 小祠から2分ほど行った所の右手の上に、送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.53」が立っています。 鉄塔を後にして笹竹から雑木林へと変わっていく道を進んでいくと、1分もしないうちに、 道の左脇に送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.53」が立っています。 その脇を過ぎて雑木林に続く尾根道を進んでいきます。
樹木が道の上に覆い被さってトンネルのようになった所を過ぎていきます。 所々の道脇の樹木には赤いテープが巻きつけられていたりもします。 緩やかでしっかりとした道を鉄塔から2分ほど進んでいくと、 岩がゴロゴロした所で道が二手に分かれています。 道標類はありませんが、右手の岩を登っていく道は高みを越えて行き、 正面の道はその高みの巻き道になっています。 高みに登っても特に何もなく展望も得られないので、どちらの道を進んでいっても同じです。 道は1分ほど先で合流します。
十字路
合流した道をその先へ進んでいくと、雑木林から植林帯へ変わってきます。 斜面に沿って進んでいくと、浅い鞍部になった十字路に着きます。 麓の畑地の登り口から18分ほどで到着しました。 ここで、正面の尾根へ登っていく道と、左右の緩やかな道の三つに分かれています。 角には石標が立っていて、右手の道から来ると見える向きに「右 熊野神社」と刻まれています。 それ以外には道標類はありませんが、右手の道は3分ほどで朝比奈切通の途中に出ます。 左手の道は3分ほどで熊野神社の拝殿に着きます。 右手から登ってきて左手へと続く道は熊野神社の参道になっていて、とても歩きやすくなっています。 左右の道は何度か歩いていますが、正面の尾根に登っていく道はまだ歩いたことがありません。 どこへ続いているのか分かりませんでしたが、ものは試しと、今回は正面の尾根道を進んでいきました。
細い常緑樹が生える植林帯に続く尾根道を登っていきます。 幅は狭いものの道を見失うようなこともなく、しっかりと続いていました。 十字路から2分ほど登っていくと、両側に笹竹が生い茂るようになります。 やがて笹竹が途切れて明るい林床の所に出ると、道が二手に分かれています。 角には大きな樹木の古い株の部分が残っていました。 左手の緩やかな道はあまり歩かれていない様子なので、 今回はそのまま正面に続く道を登っていきました。
左手の道は少し煩わしい所もありますが、熊野神社の本殿の脇へ続いていました。
植林帯を抜けて雑木の間を過ぎていくと、左右に通る山道に出ます。 左下すぐの所には熊野神社の本殿がありました。 十二所果樹園へは右手の道を進んでいくのですが、その前に熊野神社へと向かいました。
熊野神社
左手の山道を降っていくと、すぐに熊野神社本殿のある境内に降り立ちます。 先ほどの十字路から4分ほど、朝比奈バス停から30分ほどで登って来られました。 小振りの祠の先に本殿があります。 屋根には5本の鰹木が乗り外削ぎの千木が伸びる立派な姿をしています。 一段低い所にある拝殿から登ってくる石段が正面にあり、 その脇には横浜市の名木古木に指定されているスダジイの大木があったりもします。 神社の由緒書きは見当たりませんでしたが、 朝比奈切通から登ってくる所にあるものを参考までに載せておきます。
朝比奈町鎮守 熊野神社
御祭神
速玉男之命、伊邪那岐命、伊邪那美命
御由緒
古傳に曰、源頼朝鎌倉に覇府を開くや、朝比奈切通の開削に際し、 守護神として熊野三社大明神を勧請せられしと、 元禄年中地頭加藤太郎左衛門尉之を再建す。 里人の崇敬亦篤く、安永及嘉永年間にも修築を加え、明治6年村社に列格、 古来安産守護に霊験著しと云爾
境内はきれいにしましょう。ごみは捨てずに持ち帰って下さい。
 (熊野神社)
此のしき石をもちさらないで下さい。
 (熊野神社)
拝殿
本殿のある境内から左手の石段を降っていくと、一段低い所にある拝殿の境内に降り立ちます。 ここにも脇に小振りの祠があります。
境内制札
一、社殿をいためぬこと
一、樹木をいためぬこと
一、鳥獣をとらぬこと
一、たき火をせぬこと
 (熊野神社)
境内には横浜市の名木古木に指定されているスギやイチョウの大木があったりもします。 この時にはイチョウが綺麗に色づいていました。
朝比奈切通分岐
12分ほど居た熊野神社を後にして、十二所果樹園へと向かっていきます。 拝殿から本殿へと戻り、更にその上へと続く山道を登っていきます。 先ほど出てきた道を合わせてその先へ進んでいくと植林帯へ入っていきます。 緩やかになった道を進んでいくと、すぐにT字路があります。 以前には手製の道標などがあったのですが、この時にはすべて取り払われていました。 右手の道は朝比奈切通の途中へと続いていますが、 十二所果樹園を目指して左手の道を進んでいきます。
(右手の道は「鎌倉アルプス」を参照)
谷筋分岐
植林帯から常緑樹へと変わっていく緩やかな道を進んでいきます。 山道にしては広めで分かりやすい道が続いています。 先ほどのT字路から1分半ほど進んでいくと、再びT字路があります。 右手の道の入口には樹木が幾つか置かれていて、バリケードのようになっていました。 通行止めということなのでしょうか。 道標類はありませんが、ここは左手へ進んでいきます。
右手の道を進んでいくと、送電線の鉄塔の脇を通って谷筋へと降ってしまいます。
朝比奈分岐
常緑樹が生い茂る道を進んでいきます。 引き続き緩やかで分かりやすい道が雑木林に続いています。 少し登り気味になった道を進んでいくと植林帯へと入っていきます。 林床には常緑樹が生い茂った浅い谷筋に続く道を進んでいきます。 樹木が左右から迫ってきて回廊のようになった所もあったりします。 やがて道幅が広がってくると、先ほどのT字路から5分ほど、熊野神社から10分ほどで分岐があります。 辺りには道標類が見当たらず、どちらへ行ったらいいのか迷う所ですが、 十二所果樹園へは右手の岩場を越えていく道になります。 左手の道はまだ歩いたことがないので、今回はその行く末を確かめようと、左手の道を進んでいきました。
以前にここを歩いた時には手製の道標などがありましたが、撤去されたのか今回は見かけませんでした。 それによると、左手の道は「朝比奈」、右手の道は「果樹園・久木・逗子」、 今来た道は「熊野神社」となっていました。
雑木が増えてくる道を進んでいくと、山襞の道端に1mほどの大きさの水溜めがありました。 そこを過ぎていくと植林帯へと入っていきます。 下草の生えていない植林帯に緩やかで分かりやすい道が続いていました。 やがて下草が少し生えるようになると、細い道が左手へ分かれていきます。 その道を見送っていくと降りの傾斜が増してきます。
東朝比奈分岐
再び雑木が混じるようになった植林帯を降っていきます。 朝比奈分岐から5分ほど降っていくと、急坂が右手へと分かれていきます。 樹間からは住宅地が間近に見えているので、そこへ降っていく道だと思われます。 手元の地図によると、樹間から見えている住宅地は東朝比奈二丁目のようです。 今回はその道は見送って、正面へと続く道を更に降っていきます。
畑地
程なくして植林帯をジグザグに降るようになります。 植林帯が終わって、斜面に続く鉄パイプの手摺の設置された道を降っていくと、 朝比奈分岐から8分ほどで、谷筋の畑地に降り立ちました。 降り立った所には送水管路1号トンネルがあり、 谷の向かい側には送水管路234号トンネルがあります。 その間にはコンクリートの道が続いていたので、その下に水路があってつながっているのでしょう。 ここから谷筋の畑地に続く緩やかな舗装路を進んでいくと、 横浜横須賀道路の高架「横浜16」をくぐっていきます。 その先で二手に分かれている道を左手へ更に降っていくと、 最初の朝比奈バス停から歩いてきた所の「登り口」へと続いていました。 234号トンネルや横浜16の高架の所から右手の高台へ登っていく道は、 東朝比奈二丁目の住宅地へ続いているようでした。
朝比奈分岐から「登り口」までの往復には、30分ほどの時間を要しました。 この部分の道は、ルート図に暗灰色で示しておきました。
31番鉄塔分岐
谷筋の畑地から先ほどの朝比奈分岐まで引き返してきて、その先へと進んでいきます。 ちょっとした岩場を越えて、植林帯に続く緩やかになった道を進んでいくと、 1分もしない所の左手の高みに、送電線の鉄塔「北鎌倉線No.29」が立っています。 鉄塔を過ぎていくと雑木林へ変わっていきます。 尾根の斜面に続く広くて歩きやすい道を進んでいくと、 朝比奈分岐から4分ほどで、右手の尾根を越えていく道が分かれていきます。 道標などはありませんがその道は見送って、正面に続く道をそのまま進んでいきます。
右手の道を進んでいくと…
右手の尾根を越えていく道を進んでいくと、1分ほどで送電線の鉄塔「大-田31号」の袂に出ます。 その先は行き止まりになっているので、鉄塔の巡視路のようでした。
六浦分岐
左手の樹間から住宅地を見ながら雑木林に続く尾根道を進んでいきます。 軽く登っていくと、道の両側には笹竹が生い茂るようになります。 回廊のようになった笹竹の間に続く道を進んでいくと、 先ほどの分岐から3分ほど、朝比奈分岐から7分ほどで十字路があります。 角に立つ金属製の真新しい道標によると、左手へ降っていく道は「六浦方面」、 今歩いてきた道は「熊野神社・朝比奈切通し」となっていて、右手や正面の道は何も書かれていません。 右手の坂道を20mほど登っていくと、送電線の鉄塔「逗子分岐1号」が立つ小高い所で行止まりになっています。 道標には何も書かれていませんが、十二所果樹園へは正面の道を進んでいきます。
(左手の道は「池子やまなみルート」を参照)
2番鉄塔
笹竹の生い茂る道を降っていきます。 程なくして緩やかになってくると、 逗子市消防本部の設置する「山火事注意 ひさぎ33」の立札が樹木の脇に立っています。 立札を過ぎていくと、左手には鉄線柵が続くようになります。 所々には「立入禁止」の表示がされていて、柵の向こう側は在日米軍施設になるようです。 植林帯へ入って緩やかに登っていくと、程なくして雑木林になります。 再び笹竹が生い茂るようになった道を進んでいくと、 六浦分岐から4分ほどの所に、送電線の鉄塔「逗子分岐2号」が立っています。 尾根道は鉄塔の下をくぐってその先へと続いています。
在日米軍施設につき立入りを禁ず
許可無き立入りは、日本国法令により罰せられます。
 (米海軍横須賀基地司令官、横浜防衛施設局長)
十二所果樹園(東側)
笹竹の生い茂る所を過ぎていくと、雑木交じりの植林帯になります。 笹竹の生い茂る道を進んでいくと、道の脇に「ひさぎ32」の立札が立っています。 笹竹や常緑樹の生い茂る道を軽く登っていくと、正面の上が明るくなってきます。 最後に笹竹の生い茂る所を抜けていくと、広くなった場所に出ました。 ここが十二所果樹園東側の上辺になります。 六浦分岐から8分ほど、朝比奈分岐から18分ほどで到着しました。 果樹園に出た所で、左手の数mの高みに続く道と、右手の果樹園へ降りていく道が分かれています。 正面の高みには送電線の鉄塔が見えています。 十二所果樹園は浅い谷あいにあって、その中間に尾根が入り込んだような形になっていて、 中央の尾根で果樹園が東西に分かれたような形になっています。 右手の道を降っていくと果樹園を抜けて広い道に出ますが、 今回は中央の尾根にある展望地へ向かって、正面の斜面に続く道をそのまま進んでいきます。
3番鉄塔
右手に黒色と黄色のトラロープが張られた緩やかな道を進んでいきます。 左手の高みから降ってくる道を合わせて広くなった坂道を登っていくと、 送電線の鉄塔「逗子分岐3号」の袂に着きます。 ここで道が二手に分かれています。 鉄塔の袂には金属製の真新しい道標が立て掛けられていて、 右手に伸びる尾根道は「見晴台」、今歩いてきた道は「熊野神社・六浦方面」となっています。 正面へ降っていく急な階段は何も記されてはいませんが、十二所果樹園の西側へ降っていく道になります。 右手に伸びる尾根の先が展望地になっているので立ち寄っていきましょう。
展望地 (標高149m)
緩やかな尾根に続く広い道を2分ほど進んでいくと、小広くなった所に着きます。 ここが先ほどの道標で「見晴台」となっていた展望地になります。 テーブルやベンチが幾つか設置されていて、ひと休みするのにいい場所です。 お昼にはまだ早かったのですが、持参したおにぎりなどを食べながら、ここで休憩していきました。
正面の小高くなった所には、「神奈川県内広域水道企業団 基準点」があります。 「久木...」とも書かれていましたが、黄色いペンキが上塗りされていて、 「...」の部分は判読できませんでした。
(写真は基準点のある所から振り返って写したものです)
展望地の三方が開けていて展望が広がっています。 条件がいいと北西側には鎌倉の海や富士山も見えるようですが、 この日は遠くが霞んでいて富士山はまったく見えませんでした。
北東側には横浜の海までも見えるようですが、手前のススキが育っていて眺めを邪魔していました。 南東側には、これまで歩いてきた尾根が果樹園の先に続いていて、 送電線の鉄塔が並んでいるのが見えます。
25分ほど居た展望地を後にして、先ほどの3番鉄塔の所まで引き返し、 右手に分かれていく急な階段を降っていきます。 両側には黒色と黄色のトラロープが張られていたりもしますが、 滑り止めということではなくて、この中には立ち入らないようにという境界線を示すもののようでした。 1分ほどで階段を降り切ると、道の脇に「ひさぎ31」の立札があります。 その先には十二所果樹園西側の畑地が広がっています。 その上辺を横切るようにして続くトラロープ付きの道を進んでいくと、 トラロープの一部が開いている所があります。 ここから果樹園へと入っていきます。
立入禁止
下記の期間、これより先は閉鎖しています。 通り抜け出来ません。
この十二所果樹園は(財)鎌倉風致保存会の私有地です。 梅・栗・柚子などの果実や野菜を持ち去ると窃盗罪になります。
5月11日〜6月30日、8月21日〜10月30日
ここでは山芋掘りをしないでください
園内の動植物、果実、作物の持ち去りは罪になります。
 ((財)鎌倉風致保存会)
十二所果樹園(西側)
トラロープの切れ目から右手の浅い谷筋に広がる畑地へと降りていきます。 右手には梅の木が沢山植えられ、左手は栗の木などが植えられていたり畑になっていました。 この時は花や果実の時期ではなかったので、果樹園は殺風景な眺めでした。
道の脇にはテーブル・ベンチが設置されていたりもします。 座ってゆっくりと観梅しようということなのでしょうか。 畑の中には小さな倉庫や用水池などもありました。
利用上の注意
園内は、自然景観を壊さないように最小限の施設しか整備してありません。 園路をはずれますと、急なガケがありますので、利用にあたっては十分に注意してください。
・園内での喫煙等火災の原因になることはしないでください。
・草花をとったり樹木を傷つけたりしないでください。
・小鳥や昆虫等小動物を大切にしてください。
・風紀を乱したり他人の迷惑になることはしないでください。
・ゴミは各自持ち帰ってください。
・入ってはいけない場所は入らないでください。
・バイク等の乗り入れはしないでください。
この用水池は深くて危険です。立ち入らないで下さい
 ((財)鎌倉風致保存会)
外周園路
果樹園はすぐに終わって幅の広い土の道を降るようになると、すぐにT字路に出ます。 右手から降ってくる道は、果樹園から中ほどに突き出た尾根を迂回して東側から来る道で、 10分ほどでここまで降りて来られます。 今回はここを左折してバス停へと向かっていきます。 大きく右へ曲がりながら降っていくと、道の脇に「十二所果樹園」と題した案内板が設置されていました。 そこに載っている果樹園の案内図によると、 中ほどに突き出た尾根を迂回してきて左手へと続くこの広い道は「外周園路」というようです。 その名の通り、果樹園の外周に沿って続いている道で、小型車なら通っていけるだけの幅があります。 栗・松・桜・梅・柚子・その他の樹木の植えられている場所が色分けして図示されていました。
十二所果樹園
この土地は、地主の方のご厚意により財団法人鎌倉風致保存会が一般に公開しているものです。 次のことを守り利用して下さい。
・園路以外の立入は禁止します。
・山火事防止のため園内は禁煙です。
・園内の動植物は大切にしましょう。
・ゴミは各自持ち帰って下さい
・利用にあたってはマナーを守り、地主の方、他の利用者の方の迷惑とならないようにして下さい。
 (財団法人 鎌倉風致保存会)
果樹園ゲート
案内板を過ぎていくと、すぐに鉄製のゲートがあります。 単なる車止めではなくて、人の立ち入りも制限する門のようです。 ここまでが十二所果樹園の範囲ということなのでしょう。 展望地から10分ほどで到着しました。 左手に扉があって、この時には鍵か掛けられておらず開放されていました。 扉を開けてその先へと進んでいきます。
ただいまの期間、果樹園管理のため閉鎖しております。 一般の方は入れません。
公開予定 7月1日〜8月20日、10月21日〜5月10日
ただ今、歩行者用通路は開放されています。どうぞお入り下さい。
 ((財)鎌倉風致保存会)
道の右側は杉林になっていて、木製の手摺がガードレールのようにして設置されています。 緩やかに1分半ほど降っていくと、作業場の前に出ました。 脇の樹木には「果樹園200m」の標識が掛けられていて、今降ってきた道を指していました。 ここから、谷筋に続く道を降っていきます。 右手には作業場やトタン塀などが続いています。 右手の山の紅葉を眺めたりしながら広い道を降っていきます。
朝比奈切通分岐
引き続き作業場などが続く道を降っていきます。 土の道から簡易舗装された道に変わってきた道を降っていくと、果樹園ゲートから8分ほどで分岐があります。 角に立つ標識によると、右手の道は「朝夷奈切通」、今降ってきた道は「十二所果樹園」となっています。 この時には切通の入口付近の整備工事が行われていて、工事用車両が止められていたり、 工事を告げる看板が並んでいたりしました。 「危ない木を切っています」とのことで、今年の10月末から2008年2月までの期間実施されているようでした。 入口付近には木板の橋が渡されていたりもしました。 参考までに、朝比奈切通の朝比奈町側に設置されている解説文を載せておきます。 「朝比奈」は「朝夷奈」とも書くようです。
国史跡 朝夷奈切通
鎌倉幕府は、仁治元年(1240)六浦津との重要交通路として、 路改修を議定、翌年4月から工事にかかりました。 執権北条泰時自らが監督し、自分の乗馬に土石を運ばせて工事を急がせたといいます。 当時の六浦は、塩の産地であり、安房・上総・下総等の関東地方をはじめ、 海外(唐)からの物資集散の港でした。 舟で運ばれた各地の物資は、この切通を越えて鎌倉に入り、六浦港の政治的・経済的価値を倍増しました。 また、鎌倉防衛上必要な防禦施設として、路の左右に平場や切岸の跡とみられるものが残されています。 鎌倉市境の南側には、熊野神社がありますが、 これは鎌倉の艮(鬼門)の守りとして祀られたと伝えられています。 鎌倉七口の中、最も高く険阻な路です。
 (横浜国際観光協会、横浜市教育委員会文化財課)
朝比奈切通
右手から続く朝比奈切通をほんの少しだけ歩いてみました。 入口の所に小振りの滝があり、その傍には「朝夷奈切通」の記念碑が立っています。 そのすぐ先から切通になっていて、岩畳の道が続いています。 頭上の樹木が紅葉していて綺麗な眺めでした。
朝夷奈切通
鎌倉七口ノ一ニシテ鎌倉ヨリ六浦ヘ通ズル要 衝ニ当リ大切通小切通ノニツアリ土俗ニ朝夷 奈三郎義秀一夜ノ内ニ切抜タルヲ以テ其名ア リト伝ヘラルルモ東鑑ニ仁治元年(皇紀一九 〇〇)十一月鎌倉六浦間道路開削ノ議定アリ 翌ニ年四月経営ノ事始アリテ執権北条泰時其 所ニ監臨シ諸人群集シ各土石ヲ運ビシコト見 ユルニ徴シ此切通ハ即チ其当時ニ於テ開通セ シモノト思料セラル
 (昭和十六年三月建 鎌倉市青年団)
梶原太刀洗水
朝比奈切通から引き返して、太刀洗川沿いに少し進んでいくと、 川向こうの岩肌をくり抜いたような所から水が流れ落ちている所があります。 そこから管で川へと導かれていました。 解説板などは見当たりませんでしたが、これが「梶原太刀洗水」なのでしょうか。 草が邪魔していましたが、中ほどには石碑のようなものや標柱のようなものが見えていました。 傍まで行って確認しようかとも思いましたが、 橋は架かっていなくて近づけそうにもなかったので諦めました。
寿永2年(1183)、梶原景時が上総介千葉広常を討ってその太刀を洗った所と云われ、 鎌倉五名水の一つとされている。この付近の地名に「太刀洗い」の名が残っている。
 (鎌倉市ホームページより抜粋)
梶原太刀洗水を後にして、太刀洗川沿いに続く道を進んでいきます。 両側から崖が迫ってきていて、雰囲気のいい道がしばらく続きます。 日当たりが悪い所なのか、岩壁にはシダ類やコケ類のようなものが一面に生えていたりもします。
泉橋
太刀洗川沿いの雰囲気のいい道を5分ほど進んでいくと住宅地になってきます。 舗装された道を川沿いに2分ほど進んでいくと、滑川に架かる泉橋があります。 ここで太刀洗川は滑川へと注いで終りになります。 泉橋を渡った所に道標が立っていて、左手の道は「十二所神社300m」、 今歩いてきた道は「朝比奈切通し400m、十二所果樹園600m」となっています。 ここは道標に従って左手へと滑川沿いに進んでいきます。
砂防指定地 太刀洗川
この土地の区域内において、宅地造成・家屋の新築・土採取等の行為をする場合は、 神奈川県知事の許可が必要ですから、藤沢土木事務所に御相談下さい。
 (神奈川県)
十二所神社(じゅうにそうじんじゃ)バス停
集落の中に続く道を2分ちょっと進んでいくと県道204号に出ます。 その左手の脇に十二所神社バス停があります。 朝比奈切通分岐から10分ほどで到着しました。
鎌倉駅(JR横須賀線)まで、鎌倉駅行きバスにて13分、1時間に3本から4本程度の便があります。