鎌倉アルプス
散策:2007年11月中旬
【低山ハイク】 鎌倉アルプス
概 要 鎌倉アルプスは鎌倉の街を取り巻くようにして続く低い山です。 天候に恵まれると山頂からは富士山を望むことができます。 今回は獅子舞地区から二階堂川の源流域を天園へ登り、吉沢川の源流域へと降る沢沿いのルートを歩きます。 鎌倉に残された秘境のような雰囲気が味わえるコースになっています。
起 点 鎌倉市 大塔宮バス停
終 点 鎌倉市 十二所神社バス停
ルート 大塔宮バス停…鎌倉宮…亀ヶ渕橋…東電送電所…山道分岐…X字路…天園休憩所…岩場…吉沢川降り口…吉沢川…沢渡り…沢渡り…女男坂分岐…沢渡り…小広場…馬場地区…御坊橋…十二所神社…十二所神社バス停
所要時間 2時間20分
歩いて... 吉沢川の源流域では沢を渡る所が何箇所かありましたが、川床には水が僅かしか流れていないので、 難なく渡っていくことができました。 谷筋には細い木や笹竹やシダ類などが生い茂っていますが、道はしっかりと確認できる状況でした。 しかし夏草が生い茂る季節には、道が分かりにくくなるかも知れません。
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鎌倉アルプス, 相武尾根
コース紹介
大塔宮(だいとうのみや)バス停
鎌倉駅(JR横須賀線)の東口から、[鎌20]大塔宮行きバスにて7分、1時間に4本程度の便があります。
(鎌倉駅から歩いてくると25分ほどかかります)
鎌倉宮
大塔宮バス停の側に鎌倉宮があるので、お参りをしていきましょう。 広い境内の奥の石段を登っていくと、鳥居をくぐった先に社殿があります。 本殿は拝殿の奥の方に見えていて、かなりの距離があるようでした。 何だか厳かな雰囲気が漂っていました。 どういう意味なのかは分かりませんが、拝殿の前には赤い大きな獅子頭が置いてありました。 この時には奥の方から祝詞をあげる声が聞こえてきました。
鎌倉宮
祭神 護良親王(大塔宮)
創建 明治2年(1869)
後醍醐天皇の皇子である護良親王を祭神とする神社です。 護良親王は、後醍醐天皇の鎌倉幕府倒幕の動きに呼応して幕府軍と戦うなど、貢献しました。 幕府が滅亡し天皇親政が復活(建武の新政)すると征夷大将軍に任じられましたが、 その後足利尊氏と対立して捕らえられ、28歳で非業の最期を遂げました。 社殿の後ろ手に残る土牢が親王最期の地と伝えられています。 10月には境内で薪能が催されます。
 (鎌倉市)
三浦半島八景 大塔(鎌倉宮)の夜雨
「三浦半島八景」は、神奈川県が三浦半島地区の4市1町と協働して、 この地域の"うるおい","にぎわい"づくりをめざし、 半島をぐるっとまわれるような新たな「八景」をつくるため「三浦半島八景」選定委員会を設置し、 県民の皆様のご意見を参考に平成13年11月に選定したものです。
・大塔(鎌倉宮)の夜雨
・灯台(燈明堂)の帰帆
・大佛の秋月
・長者ヶ崎の夕照
・神武寺の晩鐘
・猿島の晴嵐
・城ヶ島の落雁
・建長寺の暮雪
「八景」の考え方は15世紀に中国から日本に移入されました。 「近江八景」や「金沢八景」が有名ですが、 三浦半島地域でもこれまでにたくさんの「八景」が残されています。 伝統的な「八景」は次の八つの景色を基本形につくられ、 それぞれ次のような情景を表わすのではないかと言われています。
・夜雨…水辺の夜の雨
・帰帆…港に帰る漁船
・秋月…水辺に映える秋の月
・夕照…夕日に照らされた遠くの山
・晩鐘…山寺の晩鐘
・晴嵐…朝もやに煙る松林
・落雁…干潟に降り立つ雁の群れ
・暮雪…夕暮れの雪景色
 (神奈川県横須賀三浦地区県政総合センター)
参拝者休憩所の右手から鎌倉宮を出ていきます。 小径に出て左手へと進んでいきます。 鎌倉宮カントリークラブ入口やテニスコートを過ぎていくと、 永福寺跡(ようふくじ)の解説板が立っています。 このすぐ先で道が二手に分かれています。 右手に架かる通玄橋を渡っていくと瑞泉寺がありますが、 今回は橋の手前を左手へと曲がって、二階堂川に沿って進んでいきます。
国指定史跡 永福寺跡
永福寺は源頼朝が建立した寺院で、源義経や藤原泰衡をはじめ奥州合戦の戦没者の慰霊のため、 荘厳なさまに感激した平泉の二階大堂大長寿院を模して建久3年(1192)、工事に着手しました。 鎌倉市では、史跡の整備に向けて昭和56年から発掘調査を行い、 中心部の堂と大きな池を廃した庭園の跡を確認しました。 堂は二階堂を中心に左右対称で、北側に薬師堂、南側に阿弥陀堂の両脇堂が配され、 東を正面にした全長が南北130メートルに及ぶ伽藍で、 前面には南北100メートル以上ある池が造られていました。 市では昭和42年度から土地の買収を行っており、今後は史跡公園としての整備事業も進めていく予定です。
永福寺舊蹟
永福寺世ニ二階堂ト称ス今ニ二階堂ナル地名 アルハ是ガタメナリ文治五年頼朝奥州ヨリ凱 旋スルヤ彼ノ地大長寿院ノ二階堂ニ擬シテ之 ヲ建立ス輪奐荘厳洵ニ無双ノ大伽藍タリキト 云ふ亨徳年間関東官領ノ没落セル頃ヨリ後全 ク頽廃ス
 (鎌倉町青年會)
亀ヶ渕橋
二階堂川沿いに進んでいくと、左手に永福寺跡があります。 今ではススキの原になっていて、一面に穂を出していました。 通玄橋から3分ほど進んでいくと分岐がありますが、右手に架かる亀ヶ渕橋を渡っていきます。 脇に立つ砂防指定地の看板によると、ここから先にある集落は獅子舞という名前のようです。 民芸の獅子舞と何か関連がある地区なのでしょうか。 看板の下側には手製の道標が取り付けられていて、右手の道は「天園・獅子舞」、 今来た道は「大塔宮・鎌倉駅」となっています。
砂防指定地 二階堂川
この土地の区域内において宅地造成・家屋の新築・土採取等の行為をする場合は、 神奈川県知事の許可が必要ですから藤沢土木事務所に御相談下さい。
 (神奈川県)
東電送電所
山際に続く道を進んでいきます。 やがて短い橋を渡っていくと、亀ヶ渕橋から5分ほどの所に東電送電所があります。 そばには送電線の鉄塔「北鎌倉線No.19」も立っています。 獅子舞の集落はここで終わりになります。 大塔宮バス停から20分ほどで歩いて来られました。 この先の畑地を過ぎていくと、細くなった二階堂川沿いに続く山道になってきます。
歴史的風土特別保存地区指定図
昭和63年6月17日から、この地区は歴史的風土特別地区になりましたので、 建築物・工作物の新築・改築・増築、土地形質の変更、木竹の伐採、 土石の類の採取、建築物・工作物の色彩の変更、屋外広告物の表示又は掲出及び、 水面の埋立又は干拓の現状変更行為をするときは許可がいります。 違反すると刑罰に処せられます。 なお行為の申請・質問等の申出は下記へ。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター環境部、鎌倉市役所)
畑地を回り込むようにして進んでいきます。 背の高い石垣を過ぎて川沿いに続く山道を進んでいくと、川を渡る小さな橋があります。 二階堂川はこの辺りから谷筋を流れる「沢」という雰囲気に変わってきます。
歴史的風土保存用地
この土地は「古都における歴史的風土の保存に関する特別措置法」に基づき 歴史的風土を長く保存するため、平成11年3月、神奈川県が買い上げたところです。 この土地を大切に保存していきましょう。
 (横須賀三浦地区行政センt−環境部)
この先、自転車・バイクの乗り入れはご遠慮下さい
 (鎌倉警察署、鎌倉市)
橋を渡っていくと岩盤の上を流れる沢へと変わっていきます。 水の流れに沿って岩盤の上に道が続いています。 この時には水量は余り多くはありませんでしたが、 雨が降った後などはかなり勢い良く流れるようになります。
そんな岩盤も2分ほどで終わりになります。 沢に架かる木橋を渡って、その先へと続く山道を進んでいきます。 細くなった沢を渡ったり渡り返したりしながら登っていきます。 雑木や杉などが生えるしっとりとした谷筋に山道が続いています。 傾斜は緩やかで歩きやすくなっています。
道の脇には「No.7 ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」 の標柱が立っていたりします。 尾根に着くまでに道標類はありませんが、ハイキングコースとして認知されている道のようです。
「No.7」の標柱の脇から尾根に続く踏み跡のような道が、地形図に載っている破線の道になります。
(後日に歩きました。「鎌倉アルプス」を参照)
No.7 ハイキングコース内での喫煙はやめましょう
 (鎌倉市消防本部、鎌倉市危険物安全協会)
山道分岐
4つ目の小さな木橋を渡っていくと、左手へと山道が分かれていきます。 手元の地形図によると、破線の道が分かれている辺りになります。 脇には「歴史的風土保存用地」の看板が立っています。 道標類はありませんが、 左手の道は、大平山から「覚園寺・今泉台分岐」に至るハイキングコースの途中へと続いています。 ここは天園を目指して正面に続く道を進んでいきます。
左手の道を登っていくと…
看板の脇から続く左手の道を50mほど登っていくと道が二手に分かれています。
左手の緩やかな道を進んでいくと、沢沿いに道が続いています。 細い常緑樹や笹竹などが生い茂っていますが、道の部分は刈り払われていて道はよく確認できます。 やがて沢が終わって傾斜の増した坂道を登っていくと、 大平山から建長寺へと続くハイキングコースの脇に続く高みに出ます。 そこから西側へ小尾根を進んでいくと、最初の分岐から10分ほどで、 送電線の鉄塔「大船−田浦22号」の袂に登り着きます。 すぐ近くに通っているハイキングコースへ降りていく道が幾つか分かれていますが、 そのまま小尾根を進んでいくと、送電線の鉄塔「大船−田浦21号」が立っています。 小尾根の道はその辺りで終わって、脇のハイキングコースへ降る道になっています。 ハイキングコースへ降りた近くには 「No.11 ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」の標識が立っています。
右手の道を進んでいくと、雑木林の尾根に山道が続いています。 大きな岩が露出した所を3箇所ほど過ぎていくと、分岐から9分ほどで、 大平山から建長寺へと続くハイキングコースの脇に続く高みに出ます。 そこで道が左右に分かれいて、右手の道を降っていくとすぐにハイキングコースに降りられます。 No.11の標識から200mほど大平山寄りの辺りになるようです。 左手の道を進んでいくと、小尾根を暫く進んでからハイキングコースに降りていきます。
植林帯に続く広い道を進んでいきます。 小さな木橋を渡っていくと再び岩盤が現れます。 両側が切り立った岩壁になっていて切り通しのような感じもします。 沢は岩盤の上を流れています。 この辺りも雨が降った後には急流になる所です。 右手を流れるようになった沢を渡って、沢を左手に見ながら右手に続く岩壁に沿って進んでいきます。
3分ほどして岩盤の道が終わって沢を渡り返していきます。 ここで沢と分かれて、山道を登るようになります。 程なくして、左手に横木の階段が分かれていきますが、右手の道を進んでいきます。
左手の横木の階段をジグザグに登っていくと、1分ちょっとで正面の道を進んでいった所に出ます。
土が露出した坂を登っていくと、先ほどの横木の階段を登ってきた道が左手から合流してきます。 その道を合わせて右手へ進んでいきます。 登りの傾斜が次第に増してくると、山登りの雰囲気が出てきます。 よく歩かれているルートなのか、道は広くてしっかりとして歩きやすくなっています。
やがて大きなイチョウの木が何本も生えるようになります。 この時にはまだ黄葉の時期ではなかったのか、或いは既に終わっていたのか分かりませんが、 朽ち果てそうになった葉が地面に沢山落ちていました。 銀杏のあの独特の匂いは僅かに漂っている程度でした。 道の左手が少し膨らんで大きな岩がある所がありました。 黄葉を眺めながらひと休みするのに良さそうな場所でした。
No.8の「ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」の標識を過ぎていくと、 天園に向っての最後の急登が始まります。 正面が明るくなって、尾根が近いことを感じられるようになります。 笹竹の生い茂る所を過ぎて小刻みに右・左と折れ曲がりながら登っていきます。 角が取れて丸くなった所もあって、雨の後などは滑りやすいので注意しましょう。 特に降りルートに選んだ場合には要注意です。 振り返ると、樹木越しに山並みを見渡せたりもしますが、 眺めを楽しむのは天園の岩場からにするとして、かなり傾斜のある坂道を登っていきます。
X字路
3分ほどで急坂を登りきると、X字路になっている尾根道に出ます。 獅子舞地区にあった東電送電所から25分ほどで登ってこられました。 角に立つ道標によると、右手の道は「瑞泉寺」、今登ってきた道は「獅子舞経由鎌倉宮」となっています。 「下りはスベル注意!!」のコメントも書き込まれていたりします。 真新しい道標も立っていて、右手の道は「瑞泉寺・十二所方面」、 左手の道は「天園・金沢文庫方面」、今登ってきた道は「鎌倉宮・鎌倉駅方面」となっています。 また、No.6の「ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」の標識も立っています。 右手の高みへ登っていく細い道もありますが、道標には何も示されてはいません。 左手の岩場へ登っていく道は過日の台風の影響などもあって、竹柵が施されていて通行禁止になっていました。 右手の道は貝吹地蔵を経て瑞泉寺・明王院・十二所などへ降っていく道、 左手の道は天園を巻いて市境尾根へと続く道になっています。 今回は右手の尾根道を少し行った所から吉沢川へ降っていくのですが、 その前に、すぐ傍にある天園休憩所と岩場を訪ねていきます。
明治の頃よりこの地に居住し、祖父母の時代に、いちょうやもみじ、梅などを植え、公園を造り、 天園と称し、四季折々の自然の美しさと恵みに感謝して現在に至っております。
 (かまくら六国峠 天園休憩所)
道標「天園・金沢文庫方面」に従って左手へと進んでいきます。 右手の谷に続く立派な竹林に沿って緩やかな道を進んでいくと、1分もしない所に分岐があります。 角に立つ道標によると、正面の道は「金沢八景・文庫」、左手に登っていく階段は「建長寺」、 今来た道は「瑞泉寺」となっています。 脇には天園休憩所のメニューを書いた紙が掲示されていたりします。 市境広場方面は正面の竹林に続く道を進んでいくのですが、 今回は天園休憩所を訪ねるべく、左手の階段を登っていきました。
天園休憩所
階段をひと登りすると、左手に天園休憩所があります。 周囲は樹木などに囲まれていて展望は得られませんが、暖かいメニューがもてなしてくれます。 丁度昼時になったので、注文したおでんを食べながら、ここでひと休みしていきました。 人馴れした猫たちが出迎えてくれたりもします。
むりょうごしょうたい
ささやかではございますが、日頃のお客様方のお気持ちに感謝をこめて、 年二回、左記の様な催事を予定しております。 どうぞお気軽にご来所下さい。
 ・六月 … すいとんを楽しむ会
 ・十二月 … しもつかれを楽しむ会
天園休憩所をご利用下さいまして誠にありがとうございます。 検査に合格している井戸水を井戸水を大切にしながら年中無休で営んでいます。 採れたてのものを採れたそのところで素材の持つ良さがより活きるメニュー造りに心掛けております。 左記のことにつきましてはお断り申し上げます。
 ・アルコール類のお持ち込み
 ・コンロを用いましての火のご使用
また、当所でお買い上げ以外のごみはお願いです!! お持ち帰り下さいます様に。
ネコにはエサを与えないで下さい。 朝夕二回、時間を決めて当所で与えております。
岩場
お腹も満ちて落ち着いたところで、岩場へ立ち寄っていきます。 天園休憩所を出て左手へ階段を登っていくと尾根道に出ます。 その右手のすぐ先に天園峠の茶屋があって眺めのいい所ですが、 今回は左手の岩場へ向かっていきます。 尾根を左手へ数10m進んでいくと、天園休憩所の裏手の辺りにちょっとした岩場があります。
岩の上に立ってみると、鎌倉の街や海を一望できる眺めが広がっています。 遠くには丹沢や箱根の山並みが広がり、条件がいいと富士山も望むことが出来る眺めの素晴らしい所です。 この時は少し霞んでいたものの、白い雪を頂いた富士山の雄姿を望むことができました。
岩場からの眺めを堪能したら、先ほどのX字路まで引き返して、 道標「瑞泉寺・十二所方面」に従って、植林帯に続く広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 ちょっとした高みを越えていくと少し降るようになります。 程なくして緩やかになった道を進んでいくと、X字路から4分ほどでちょっとした切通しのような所があります。 そこを抜けていくと道が左右に分かれています。 どちらもしっかりとした道ですが、右手の道は送電線の巡視路なので見送り、左手の尾根道を進んでいきます。 以前には脇に道標が立っていたのですが撤去されたようで、今回は見かけませんでした。
吉沢川降り口
雑木林の中の緩やかな尾根道を更に3分ほど進んでいくと、道に沿って大きな樹木が並んで生えている所があります。 数本過ぎていった所から左手の谷筋へ降っていく細い道が分かれていきます。 脇に生えている樹木には 「国鉄送電線巡視路 No.26、No.25」 と書かれた黄色い板が括り付けられています。 道標類はありませんが、吉沢川の源流域へはこの左手の道を降っていきます。
笹竹の生い茂る緩やかな道を進んでいきます。 幅も広めで歩きやすくなった道を1分ちょっと進んでいくと、左手に大きな樹木が沢山生えている所に出ます。 そこから正面から左手へと曲がりながら降っていきます。 植林帯の斜面を回り込むようにして降っていくと、大きな木が何本も生えた浅い谷筋に降り立ちます。
そこから谷筋の左側の斜面に続く細い道を、小さなアップダウンを繰り返しながら降っていきます。 ハイキングコースになっている尾根道と比べるとかなり細い道になっています。 右手はかなり切り立った斜面になっているので、 道を踏み外して滑り落ちないよう注意しながら降っていきます。 苔むした岩が頭を出している所もあったりします。 所々には樹木に赤いテープが巻かれていたりもして、山道を示しているようでした。
尾根道から8分ほど降って斜面から小尾根を進むようになると、道幅が広がってきます。 歩きやすくなった道を降っていくと、降り傾斜が増してきます。 脇に生える樹木に赤いテープが巻かれていたりもします。 ここから右手へと続く急坂を降っていきます。 かなり傾斜があるので、ずり落ちたりしないよう注意しながら降っていきます。
吉沢川
正面の樹木越しに鎌倉霊園を眺めながら急坂を2分ほど降っていくと、谷筋を流れる沢に降り立ちます。 この沢が吉沢川の源流域になります。 尾根道から11分ほどで降りて来られました。 十二所の馬場地区の奥にあるこの谷筋は馬場ヶ谷(ばんばがやつ)と呼ばれているようです。
沢の向こう岸には細い道が左右へ続いていました。 少し段差があって沢まで降りていけそうもないし…と左右を伺っていると、 右手から何とか沢に降りて向こう側へ渡っていけそうな所がありました。 沢には水が少なくて渡るのに苦労はありませんでした。 道に出ると、笹竹に赤いテープが二つ付けられていました。 左右の道を指していたのでしょうか。 左手の道は更に奥の源流へと続いているようでした。 どこまで続いているのか確かめてみたいとも思いましたが、 今回は右手の道を沢沿いに進んでいきました。
(後日に左手の道を歩きました。「吉沢川」, 「吉沢川」を参照)
沢に沿って30秒ほど進んでいくと、右手から大きめの沢が合流してきます。 沢から少し離れた所に続く道を更に進んでいきます。 細い常緑樹などが生い茂っていたりもしますが、道はしっかりと確認できました。 谷筋に続く緩やかな道を進んでいくと、沢に降り立った所から3分ほどで、少し広くなった所に出ました。 左手には岩壁が続いていて、その先には植林帯が続いていました。 日陰になっている所なのか、谷にはシダ類が繁茂していました。 少しぬかるんだ所もありますが、丸太が敷かれていたりもするので、その上を歩いていきます。
沢渡り
植林帯を進んでいくと再び沢が近づいてきます。 岩壁の所から3分半ほど進んで沢の脇まで来ると道が途切れていますが、 沢の向こう側からその先へと道は続いています。
橋などは架かっていないので沢を渡っていくのですが、 なだらかな岩盤の上に水が僅かに流れれているだけなので、難なく渡っていくことができました。
沢渡り
沢を渡ってその先へ続く道を進んでいきます。 一旦沢から離れて再び近づいてくると、先ほどの沢を渡ってから1分ほどで、 沢が広がって小さな池のようになっている所に出ました。 その辺りで道ははっきりとはしなくなっていました。
どうしたものかと辺りを伺っていると、少し手前の所の沢の向こう岸からその先へと道が続いていました。 ここにも橋などは架かっていません。 川床まではかなりの段差があるしどうしたものかと左右を伺っていると、 何とか降りていけるようになっていました。 そこから岩盤になった沢へ降りて、少し右手の大きな樹木の所からよじ登っていきました。
女男坂分岐
沢を渡ってその先へ続く道を進んでいきます。 シダ類や細い常緑樹などが生い茂る道が続いていますが、道はしっかりと確認できる状況でした。 沢を渡ってから3分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 道標などはありませんが、ここは正面に続く道を進んでいきます。 左手の道と正面の道は、これまで歩いてきた道よりも少し広くなっています。
左手に分かれていく道は鎌倉霊園の脇の権兵衛山へと続いていて、 女男坂(めおとざか)と呼ばれているようです。 その昔には鎌倉の十二所地区から木炭などを馬に乗せて、 この馬場ヶ谷を経て横浜の金沢地区へと運んでいった道なのだそうです。
(左手の女男坂については「鎌倉アルプス」を参照)
沢渡り
女男坂への分岐を見送って正面に続く道を緩やかに降っていきます。 やがて鋭角に右手へ折れ曲がって降っていくと、女男坂分岐から1分半ほどで沢へ降り立ちます。
沢の対岸に登っていく坂道は、 お塔の窪やぐらを経て貝吹地蔵の少し南側の尾根道へと続いていますが、 今回は沢を左手へ少し行った所から右手へ続く道を十二所地区へと向かっていきます。 ここでも川床は岩盤になっていて、水が僅かに流れているだけなので、難なく渡っていくことができました。
沢から上がってその先へ進んでいくと、1分もしない内に広くなった所に出ました。 両側には岩壁が聳えていて、その間に続く谷筋は少しぬかるんでいました。 丸太や板などが敷かれているので、その上を渡っていきます。
幅が少し広がってきた谷筋を緩やかに進んでいきます。 細い木や笹竹などが生い茂る所を過ぎていくと、2分ほどで再び広くなった所に出ました。 ここでも少しぬかるんだ所には板などが敷かれているので、その上を歩いていきます。
小広場
再び笹竹の生い茂る所を過ぎて、小さな流れに架かる小橋を渡っていくと広場に出ました。 手前には簡易倉庫や作業小屋などが建っていて、テーブルも置いてありました。 広場の先へと進んでいき、左手にある竹製のバーをくぐってその先へと進んでいきます。
馬場地区
笹竹や細い木が生い茂る所を過ぎていくと、正面に民家が見えてきます。 そこから左手へ曲がると、かなり川らしくなってきた吉沢川の脇に出ます。 右折して吉沢川に沿って進んでいくと、すぐに民家の脇の駐車場に出ました。 尾根道から沢へ降り立った所から30分ほどで歩いて来られました。 出た所は十二所の馬場地区になります。 これで沢筋の道は終わりになり、ここからは集落に続く舗装路を進んでいきます。
十二所馬場地区急傾斜地崩壊危険区域
この区域内で、のり切・掘削・伐採等を行う場合は、知事の許可が必要ですから左記へお問合わせ下さい。
 (神奈川県藤沢土木事務所)
御坊橋
一旦吉沢川から離れて馬場地区の集落を緩やかに降っていきます。 吉沢川が近づいてから再び離れていくと、馬場地区に出た所から3分ほどで、右手に山道が分かれていきます。 角に立つ道標によると「瑞泉寺・天園」となっています。 その道を見送って、すぐ先のT字路を左折し道なりに右へ曲がっていくと、小さな沢に架かる橋を渡っていきます。 山際に続く道を左手へ降っていくと、馬場地区に出た所から8分ほどで、 吉沢川に架かる御坊橋があります。
砂防指定地 吉沢川
この土地の区域内において宅地造成・家屋の新築・土採取等の行為をする場合は、 神奈川県知事の許可が必要ですから藤沢土木事務所に御相談下さい。
 (神奈川県)
十二所神社
御坊橋を渡って右手へ進んでいくと、すぐに県道204号(金沢街道)に出ます。 そこを左折して100mほど進んでいくと、赤い前掛けをしたお地蔵様の立つ信号の所に十二所神社バス停があります。 バス道路から50mほど入った所に十二所神社が見えているので、立ち寄っていきました。 両脇に石灯籠が立つ石段を登って鳥居をくぐっていくと境内に着きました。 裏手に少し出る形で本殿がある社殿になっていました。 正面には「十二所神社」の扁額が掲げられていましたが、神社の由緒などを記したものは見かけませんでした。 裏手の右側は切り立った岩壁になっていて、そこに掘られた穴に小さな石祠が二つ並んでいました。 中を伺ってみると、それぞれ「宇佐宮」,「疱瘡之神」と書かれていました。 その左手には少し大きめの「山之神社(大山祇命)」と書かれた祠もありました。
左手の山道…
社殿の左手の奥から山道が続いていました。 道標類はありませんでしたが、どこへ続いているのかと思って試しに登ってみました。 岩盤に階段状の切れ込みが入れてあったりする道を登っていきます。 植林帯へ入っていくと道が二手に分かれていますが、少し登った先で合流します。 引き続き岩盤の道を登っていくと、神社から5分ほどで緩やかな尾根に登り着きました。 そこから広くて緩やかな尾根道を右手へと進んでいきます。 尾根の左へ続く山道を降りその先の石段を降っていくと鎌倉霊園の「こ地区」に出ました。 十二所神社から7分ほどで着きました。
(この往復に要した時間は所要時間に含めていません)
十二所神社(じゅうにそうじんじゃ)バス停
十二所神社から引き返してきて、横断歩道を渡った所に鎌倉駅方面の十二所神社バス停があります。
鎌倉駅(JR横須賀線)まで、鎌倉駅行きバスにて13分、1時間に3本から4本程度の便があります。