三廻部林道
散策:2007年08月中旬
【低山ハイク】 三廻部林道
概 要 三廻部林道は、秦野市三廻部地区と松田町寄地区を結ぶ延長6.6kmほどの林道で、 等高線に沿うようにして緩やかに続いています。 今回は大倉地区から西山林道を黒竜の滝へ向かい、四十八瀬川を渡って表丹沢県民の森を掠めて、 三廻部林道を寄地区へと歩いていきます。
起 点 秦野市 大倉バス停
終 点 松田町 寄バス停
ルート 大倉バス停…西山林道…黒竜の滝分岐…東屋…黒竜の滝…四十八瀬川…上秦野林道…表丹沢県民の森…東屋…三廻部林道…車止めゲート…第2トカゲ橋…カシワの森分岐…巡視路分岐…市町境峠…上川橋…稲郷沢橋…車止めゲート…秦野峠林道…キャンプ場…砂防ダム…宇津茂地区…寄バス停
所要時間 3時間50分
歩いて... 三廻部林道からは山並みなどを見渡せる処もあるようですが、 今回は霧雨の降る生憎の天候だったので、白いベールに包まれていてよく見えませんでした。 その代りに、前日の降雨のために黒竜の滝を流れ落ちる水量は豊富で、 滝から吹き出してくる風が天然のクーラーのような涼を与えてくれました。
関連メモ 櫟山, 表丹沢県民の森, 櫟山
コース紹介
大倉(おおくら)バス停
渋沢駅(小田急小田原線)の北口のバスターミナルから、[渋02]大倉行きバスにて10分、 1時間に2本程度の便があります。
 土日曜 6:48 7:18 7:50 8:08 8:20 8:46 8:55 9:18 9:50 10:18 10:56 11:18 11:55...
レストハウスの前を過ぎていくと、正面の道路向かいに道標が立っていて、 食堂の右手から続く正面の道は「鍋割山・二俣・表丹沢県民の森」、 右手の道は「塔ノ岳・大倉尾根」となっています。 今回は、正面の道を通って西山林道に出て、表丹沢県民の森へと向かっていきます。
大倉バス停へ向かう車窓から、丹沢の山に雲がかかっているのが見えていました。 かなり低い雲だったので、山は雨が降っているようだと思っていると、 バス停に着くと細い霧雨が降り始めました。 しかし雨具を着るほどの降り方ではなかったので、そのまま歩き出したのでした。
正面にある森の手前を右手へと曲がり、大倉自治会館を過ぎて坂道を登っていきます。 路傍の五輪塔や石碑などを過ぎていくとT字路がありますが、道なりに右手へと曲がっていきます。 畑地が広がる丘に続く道を進んでいくと、左手へ道が分かれています。 角に立つ道標「表丹沢県民の森・二俣・鍋割山」に従って、その分岐を見送ってその先へと進んでいくと、 大倉バス停から7分ほどの所に再び左手への分岐があります。 すぐ先では右手へ道が分かれていて、左右に分岐するT字路が続けてあるような所です。 角には道標が立っていて、左手の道は「表丹沢県民の森・二俣・鍋割山」、 今来た道は「大倉バス停」となっています。 道標に従ってここを左折していきます。
角の電柱に「鍋割山へ通ずる登山道の一部通行止めのお知らせ」の貼り紙が付いていました。 今回歩くルートとは関係なさそうでしたが、 後沢乗越周辺の国有林の間伐作業のため、2007年3月から8月末まで、 二俣鍋割線の一部(後沢乗越〜二俣)と三廻部治山運搬路が通行止めになっているようでした。 通行規制箇所位置図によると、二俣から小丸尾根分岐までの二俣小丸路は「通行注意」となっていました。
すぐにある右手への分岐を見送って真っ直ぐに進んでいきます。 森に突き当たって右手へと曲がっていきます。 道端に草木が生い茂る道を少し登り気味に進んで畑地の脇を過ぎていくと、 先ほどの道標の立つ分岐から4分ほどで植林帯へと入っていきます。 舗装された道は植林帯の手前で終わって、森の中は土の道になりますが、 幅が広くて傾斜の緩やかな道が続いていました。 植林帯に入って3分ほど進んで浅い谷筋の沢沿いを進むようになると、 谷筋を跨いで大きく左手へと曲がっていきます。 曲がり切った所で道が左右に分かれています。 どちらも広い道になっていますが、 正面に立つ道標「丹沢県民の森・二俣・鍋割山」が指す左手の道を進んでいきます。
引き続き広くて緩やかな道を2分半ほど進んでいくと舗装された道に出ます。 角には道標が立っていて、右手の道は「二俣」、今来た道は「大倉」となっていました。 また別の道標も立っていて、今来た道は「大倉20分」となっていました。 大倉バス停から19分ほどで到着しました。 左右に通るこの道は西山林道というようですが、 この付近にはその旨を記したものは見かけませんでした。 ここは道標「二俣」に従って、右手へと緩やかに登り気味に続く林道を進んでいきます。
数10m先の所に「丹沢大山国定公園」と題した標識が設置されていて登山道を記した図もありますが、 今回歩く三廻部林道は載っていません。
林道につき一般車両の通行は御遠慮下さい
この林道は森林経営のために造られています。 森林管理士以外の自動車等の進入は出来ません。
お知らせ
銃器による有害鳥獣捕獲を行っています。
期間 平成19年4月14日〜平成19年10月末日
 (秦野市農業協同組合、神奈川県猟友会西秦野支部)
「丹沢大山国定公園」の標識を過ぎていくと、程なくして土の道になってきます。 等高線に沿うようにして、植林帯の斜面に緩やかで広い道が続きます。 7分ほど進んでいくと道標が立っていて、 この先の林道は「鍋割山7.0km・二俣3.4km」、今歩いてきた道は「大倉0.7km・堀川2.5km」となっていました。 頭上にまで樹木が生い茂っていて、降っている霧雨はほどんと落ちてきませんでした。 17分ほど進んだ所の道端には、祠に入ったお地蔵さんが佇んでいました。 誰が手向けたのか、綺麗な花がお供えされていました。
いま山の木々が大変つかれてきました。 自動車等の乗り入れはご遠慮下さい。
保安林区域
保安林内で知事の許可なく次の行為をすることは禁止されています。 立木竹の伐採、立木の損傷、家畜の放牧、下草落葉落枝の採取、土石樹根の採掘、開墾 その他土地の形質を変更すること。
(注)これに違反した場合は森林法の規定により処罰されます。
 (神奈川県)
山火事注意 火の用心!
たばこ・たきびは確実に消そう! みどりとのふれあいでリフレッシュ
 (森林共済セット保険、神奈川県)
豊かな緑 山火事注意
たばこ・たき火は完全に消そう!
 (森林国営保険、神奈川県)
木柵で囲まれた防火用水を過ぎて、引き続き緩やかな林道を進んでいきます。 所々からは樹木越しに山並みが見えていましたが、霧に覆われてボンヤリとしていました。 山襞では小さな流れが道を横切っていたりもしますが、難なく過ぎていきます。 林道を24分ほど進んでいくと、正面にこんもりとした高みが現れ、 その手前で道が二手に分かれている所がありましたが、 左手の道はすぐに行き止まりになるので、右手へと曲がっていく道を進んでいきます。 小さな尾根の切通しのような所を過ぎていくと、植林帯から雑木林へと変っていきます。 沢があるようで、左下の方からは水の流れる音が聞こえてきます。 樹間から小さな砂防ダムが見えていて、そこを流れ落ちる水音だったのでしょうか。 霧雨の中でもセミの鳴き声が聞こえてきたりもしました。
鳥獣保護区
 (神奈川県)
頭上の樹木が霧雨を遮ってはくれるものの、途切れたり薄くなったりしている所もあって、 顔や体に降りかかるようになりました。 この季節にしては気温が高くない日だったのですが、 顔にかかる霧雨がヒンヤリとして心地よかったりもしました。 林道を38分ほど進んで山襞に差し掛かると、右手に砂防ダムがありました。 そこから流れ出る水が道の上へとかなり流れていて、小さな川のようになっていました。 流れは林道を横切って左手の谷筋へと流れ落ち、沢になって続いていました。 その先には滝でもあるのか、大きな水音が聞こえてきたりもしました。 水のない所を選んで何とか渡っていくと道標が立っていて、 左手へと曲がっていく林道は「鍋割山4.9km・二俣1.3km」、 今歩いてきた道は「大倉2.7km・堀川4.5km」となっていました。
林道をその先へと進んでいくと、左手の沢筋へ降っていく細い道が分かれていました。 脇には道標が立っていて、左手に分かれて降っていく細い道は「散策路」、 正面の道は「二俣」、今歩いてきた道は「大倉方面」となっていました。 「散策路」とは何だろうと思いながら林道をその先へと進んでいくと、 1分ほどの所からも同じような細い道が沢筋へと分かれていました。
道標には「西山林道」の表記がありました。 ここまで歩いてきて初めて目にする「西山林道」の表記でした。
黒竜の滝分岐
二つの散策路を見送ってその先へ林道を進んでいくと、右手へ曲がっていく角に分岐がありました。 西山林道に出てから42分ほどで到着しました。 角に立つ道標によると、右手へと続く林道は「二俣」、 左手に分かれて降っていく横木の階段は「黒竜の滝・四十八瀬川経由芝生の広場」となっています。 ベンチもひとつ設置されていましたが、生憎の霧雨で濡れていて座れる状態ではありませんでした。 日除けの帽子が雨除けにもなっていて余り気がつかなかったのですが、 服やリュックが結構濡れてきたようです。 ザックカバーを取り出してリュックに装着しましたが、細い霧雨だったので雨具を着るのは止めておきました。 脇には「表丹沢県民の森案内図」と題した大きな看板も設置されていました。 それによると、この辺りから左手の谷側一帯が表丹沢県民の森になっていて、 先ほどあった沢は黒竜の滝の上流に当り、 「散策路」はその沢筋を通って滝の下へと続いているようでした。 今回はここで西山林道と分かれて、 左手の階段から黒竜の滝や四十八瀬川を経て芝生の広場へと向かっていきます。
ハイカーのみなさまへ
この豊かな森林は、木材の生産、水源のかん養、土砂崩れの防止、動物の住みかなど多くの役割を果たし、 自然環境を守っています。 そこで、楽しく森林とつき合うために次のことをお願いします。
1.木の枝を折ったり草木を採るのはやめましょう。
2.ゴミは持ち帰りましょう。
3.山火事防止のため、たき火やタバコの投げ捨てはやめましょう。
 (神奈川県自然環境保全センター)
名称・四十八瀬川キャンプ禁止区域
期限 通年
目的 飲料水の水質保全のため。キャンプ禁止区域に関する条例により、この区域でのキャンプを禁止します。
なお、身分証明書を所持した関係職員の指示に従わない者は、処罰されることになります。
 (神奈川県、秦野市)
東屋
道標に従って、左手の谷筋へと続く横木の階段を降っていきます。 途中で階段が途切れたりもしますが、概ねは階段が続きます。 右・左と折れ曲がりながら4分半ほど降っていくと、左手に東屋が建っています。 大倉バス停から1時間10分ほど歩いてきたし、霧雨に濡れてもきたので、 東屋に入って腰を掛けて、水分補給などをしながらひと休みしていきました。 壁には「ヤマビル注意」の貼り紙がありました。 この辺りにはヤマビルが発生しているとのことでしたが、幸いにも被害に遭うことはありませんでした。
ヤマビル注意
この付近には吸血性のヤマビル発生しています。 特に足元にご注意下さい。
ヤマビルに噛まれた場合、しばらく血が止まらなくなりますが毒はありません。 噛まれたら傷口を清潔にして絆創膏を貼って下さい。
ヤマビルはミミズの仲間です。 噛まれた場合は虫除けを吹き付ける、塩を振りかける、ライターであぶる等の方法で駆除して下さい。
 (神奈川県自然環境保全センター県有林部森林整備課)
黒竜の滝
ひと休みしたら東屋から横木の階段を更に降っていくと、階段が左右に分かれています。 どちらへ行ったものかと辺りを見回していると、左手の下の方に道標のようなものが見えたので、 とりあえず左手へと降っていくと、東屋から1分もしないうちに沢筋に降り立ちました。 角には道標が立っていて、左手の道は「黒竜の滝」、右手の道は「芝生の広場 約20分」、 今降ってきた横木の階段は「西山林道・大倉方面」となっていました。 先ずは左手にある黒竜の滝を訪ねていくことにしました。 沢沿いに続く細い道を進んで小さな木橋を渡って少し登っていくと、右手の下に黒竜の滝がありました。 前日の降雨のためか、垂直になった岩壁の上から滝壺へと流れ落ちる水量は豊富で、 谷筋に木霊していい音を響かせていました。 先ほどから聞こえていた水音はこの滝の音だったようです。 側まで近寄っていくと、水が流れ落ちる時に生じる風が岩壁から手前へと吹き出していました。 まるで天然のクーラーのように涼しい風でした。 蒸し暑い季節には何とも心地よく、吹き出してくる風に当たりながら、しばらく涼んでいきました。
黒竜の滝から流れ出ていく沢沿いに先ほどの道標まで引き返していきます。 道標の先は小さな広場のようになっていました。 大きな樹木が何本も生えていて、日射しの強い時には具合のいい木陰を作ってくれそうでした。 広場の先の方へ進んでいくと、黒竜の滝から流れ出た沢に木橋が架かっています。 その木橋を渡って先へと進んでいきます。
四十八瀬川
道なりに進んでいくと、すぐに木橋の架かる川辺に出ます。 その手前には道標が立っていて、川に架かる木橋は「芝生の広場約15分」、 今来た道は「黒竜の滝・西山林道・大倉方面」となっていました。 また道標には、西山林道からの分岐点にあった案内図と同じ内容で 小振りな「表丹沢県民の森案内図」が付いていました。 その案内図によると、この川は四十八瀬川というようで、 黒竜の滝から流れて出た沢は、この四十八瀬川へ流れ込む支沢のようでした。
前日の降雨のためか、四十八瀬川の水量は豊富で、勢い良く流れていました。 手にすくってみると冷たい水でした。 案内図にはこれから向かう道が載っているので、再度確認しておきましょう。 この木橋を渡って上秦野林道に出て、芝生の広場を掠めて、 左手の方にある三廻部林道へと向かっていきます。
四十八瀬川に架かる木橋を渡って左手へ進んでいくと、すぐに横木の階段が現れます。 脇には道標が立っていて、「芝生の広場 約15分」となっています。 ここから道標に従って、斜面に続く横木の階段を登っていきます。 途中に分岐があって林道への散策路が左手に分かれていきますが、 角に立つ道標「芝生の広場 約10分」に従って、右手の横木の階段を更に登っていきます。
キャンプ禁止
表丹沢県民の森はキャンプ禁止です。 また、山火事防止のため、たき火等の火気の使用も禁止しています。 お互いに迷惑をかけないよう、譲り合って利用しましょう。
 (神奈川県自然環境保全センター県有林部)
上秦野林道
四十八瀬川の川辺から横木の階段を5分ほど登っていくと舗装道路に出ます。 登り着いた所には道標が立っていて、右手の道は「鍋割山方面」、 左手の道は「三廻部・寄方面」、正面の道は「櫟(くぬぎ)山方面」、 今登ってきた横木の階段は「四十八瀬川経由黒竜の滝・西山林道・大倉方面」となっています。
左右に通っている舗装道路は上秦野林道で、林道の横切るようにして正面へと道が分かれています。 三廻部林道へは上秦野林道を左手へと降っていくのですが、正面の道の先に東屋があるようなので、 ちょっと立ち寄っていくことにしました。
表丹沢県民の森
軽く登り気味に続く道路を進んでいくと小さな駐車場があります。 脇には蛇口から水が出しっ放しになっていましたが、 「この水は飲めません」との貼り紙がしてありました。 その先へ進んでいくと、右手の斜面へと山道が分かれていました。 角に立つ道標によると、右手に登っていく道は「櫟(くぬぎ)山 約1時間10分」、 正面の道は「カシワの森 約40分」となっていました。 ここにも大きな「表丹沢県民の森案内図」が設置されているので参考にしましょう。 表丹沢県民の森には、笹地の森・アブラチャンの森・シデの森・ミズキの森・カシワの森や、 炭かま跡や芝生の広場があるようです。 ここは芝生の広場の下端に当るのでしょうか。 上の方へ登っていくと櫟山や栗ノ木洞のある尾根へ続いていて、その手前には展望地もあるようです。 案内図の支柱には、大倉バス停から西山林道へ向かう途中にあったのと同じ 「鍋割山へ通ずる登山道の一部通行止めのお知らせ」の貼り紙がありました。
東屋
案内板を過ぎてその先へ進んでいくと芝が生える広場があり、その奥に東屋がありました。 先ほどの東屋を出てから25分ほどで到着しました。 お昼にはまだ時間がありましたが、この先には食事が出来そうな所はなさそうだったので、 休憩を兼ねてここで早めの昼食タイムにしました。 霧雨は小康状態でしたが、シッポリと濡れてしまいました。 帽子は水を含んで重くなっているし、服もかなり濡れていました。 雨のかからない所にいると何だかホッとしたりもします。 先ほどの東屋にあった「ヤマビル注意」の貼り紙がここにもありました。 雨の後などには大量発生するとも聞いているので、 ヤマビルはいないかと周囲を見回してみましたが、幸運にも見かけることはありませんでした。
注意
ハンターの皆さん!! この付近は鳥獣保護区になっています。 猟犬の訓練はしないでください。
 (神奈川県)
三廻部林道
お腹も満ちてひと休みしたら、先ほどの上秦野林道まで引き返して、 道標「三廻部・寄方面」に従って、 右手(四十八瀬川から登ってきた向きからすると左手)へと上秦野林道を緩やかに降っていきます。 1分ほど降っていくと、細い山道が左手へと分かれて降っていきますが、 角に立つ道標によると「散策路」となっています。 四十八瀬川から登って来る途中にあった分岐へと続く道のようでした。 分岐を見送って舗装された上秦野林道を更に1分ほど降っていくと、再び「散策路」が左手へと分かれていきます。 その道も見送って林道をその先へと降っていくと、 上秦野林道に登り着いた所から3分ほどで三廻部林道に出ます。 ここは三廻部林道が大きくカーブしている所で、 左手前方から登ってきて、ここで向きを変えて、右手前方へと更に登っていく角に当ります。 正面には道標が立っていて、左手へ降っていく道は「三廻部方面」、 右手へ登っていく道は「寄方面」、今降ってきた道は「鍋割山方面・上秦野林道」となっています。 ここを右折して、三廻部林道を寄方面へと向かっていきます。
土石流出防備保安林
保安林があれば…保安林がないと…
この保安林は、地域の土砂の流出防止に役立っています。 森林は、枝や葉や枯枝等で土地を覆い、根によって土壌を締め付け、 降雨による林地の表面浸食や、崩壊によって生ずる土砂の流出を防止する重要な役割りをはたしています。 この保安林は、これらの機能を高めるため、特に指定された保安林です。 保安林内においては、次の行為は知事の許可を受けなければなりません。
一、立木竹の伐採及び立木の損傷
二、土石の採取及び樹根の採掘
三、その他土地の形質を変更する行為
森林は国の宝です。保護育成に努め、後世に引き継いで行きましょう。
 (神奈川県)
車止めゲート
林道を緩やかに1分ほど登っていくと車止めゲートがあります。 先ほどの東屋を出てから5分ほどの所になります。 「通行止」と書かれていて一瞬戸惑ってしまいましたが、 上の方を見ると「車両通行止(指定車・許可車を除く)」ともなっていたので、 自動車に対する「通行止」なのだと解釈して、ゲートの左手を抜けてその先へと進んでいきました。
森林をきれいに大切に
森林は豊かな水を貯え災害を防ぐ大切な働きをしています。 土砂やゴミの不法投棄は環境を破壊する犯罪です。
 (神奈川県)
注意
ハンターのみんさん! この附近にハイキング道があります。 狩猟に注意しましょう。
 (神奈川県)
第2トカゲ橋
最初のうちは雑木が林道の上まで覆っていましたが、その内に頭上には樹木がなくなってきて、 降り続けている霧雨が直に身に降り注ぐようになりました。 しかし傘を差したりするほどでもないので、そのまま進んでいきました。 車止めゲートを過ぎて3分ほど進んだ所に 「三廻部林道 起点から2km」の標識が立っていました。 これまで歩いてきた方向が起点で、これから向かっていく方向が終点になるようでした。 標識を過ぎて30秒ほど進んでいくと山襞の沢に第2トカゲ橋が架かっています。 これまでにあった「表丹沢県民の森案内図」にも描かれている沢のようでした。 右手を見ると、少し上の方に砂防ダムがありました。
「第2」ということは「第1」もあるように思えますが、「第1トカゲ橋」は見かけませんでした。 幾つか橋はあったので単に標識を見落としただけなのか、それとも林道から少し外れた処にあるのでしょうか。 また「トカゲ」とは爬虫類のトカゲでもないだろうし、「戸陰」のような地名なのでしょうか。 でもわざわざカナ文字で記されているし、何を表しているのかはよく分かりませんでした。
後日に、みくるべバス停から表丹沢県民の森まで歩いた時に、 その途中に「トガケ橋」というのがありました。 どうも、それに対しての「第2」のように思えます。
カシワの森分岐
第2トカゲ橋を過ぎてその先へと林道を進んでいきます。 全体的には緩やかな登り基調の道ですが、平坦になったり降り気味になる所もあったりします。 所々では樹木が途切れて山並みを見渡すこともできますが、 生憎の霧雨のため白いベールに包まれていてボンヤリとしていました。 車止めゲートから10分ほど進んでいくと、右手から山道が降ってきます。 脇に立つ道標によると、その道は「カシワの森 約10分」となっていました。 これまでにあった「表丹沢県民の森案内図」にも描かれている林道と散策路との合流地点のようでした。 右手の山道は見送って、道標「寄方面」に従って林道をその先へと進んでいきます。
巡視路分岐
山襞では小さな沢が横切っていて、土砂崩れが起きている所もあったりしますが、 難なく通っていけました。 霧に煙る山などを眺めながら林道を更に進んでいくと、 車止めゲートから18分ほどの所に 「三廻部林道 起点から3km」の標識が立っていました。 標識を過ぎて2分ほど進んでいくと、 神奈川県の設置する防火用水の先で、道が左手へ分かれていく所がありました。 道標類は見当たりませんでしたが、電力会社のものと思われる黄色い標識があって、 左手へ降っていく土の道は「緑を大切に 新秦野No.39」となっていました。 送電線の鉄塔への巡視路なのでしょうか。 それにしては幅の広い道でしたが、このまま舗装された林道を進んでいきます。
三廻部指標団地(森林施業経営指標団地整備事業)
この指標団地は、秦野市が昭和61年度に指定を受け、 昭和62年度から事業着手している新林業構造改善事業(国庫補助)の一環として整備しました。 この指標団地の目的は、地域林業の振興を目指して、 合理的な森林施業により森林経営の定着化を図ろうとするものであり、 昭和62年度から平成3年度にわたって国(5/10)・県(3/10)・市(1/10)の助成を受けて、 西秦野森林組合が事業主体となり、森林の適正な保育・管理の指標となるよう、 新植・下刈・間伐を集団的に施業し整備しました。
区域面積 33.50ha
施業面積 18.64ha(延べ) 新植0.60ha、下刈1.80ha、枝打3.72ha、間伐12.52ha
 (森林業構造改善事業)
左手へ降っていく道を見送って林道をその先へと進んでいくと、 すぐに左手が開けて景色が広がってきます。 霧雨でモヤっていますが、向こうの方には街並みが見えていました。 手前には送電線が通っていました。 手元の地形図にも載っている送電線のようなので、 先ほどの分岐道はやはり送電線の鉄塔への巡視路のように思えました。 この辺りまでくると、心なしか雨粒が少し大きくなってきたようで、 道路も濡れてきて、浅い水溜りが出来ている所もあったりしました。 霧雨は止むどころか激しくなってくるように思えて、先行きが不安になってきたりもしましたが、 雨具を着ることもなく、そのまま歩いていきました。
市町境峠
コンクリートで補強された斜面の山襞を二つほど過ぎていくと、車止めゲートから30分ほどで、 尾根を分ける峠に着きました。 脇に立つ三廻部林道の標識によると、ここは市町境のようで、 これまで歩いてきた側は秦野市で、この先は松田町とのことです。 手元の地形図によると、ここは櫟山や栗ノ木洞などがある尾根筋の鞍部で、 628m峰と578m峰の間を三廻部林道が横切っている地点になります。 ここまでは緩やかな登り坂が続いていましたが、この先からは緩やかに降るようになります。 右手と左手には山道が続いていて、三廻部林道で山道が分断された形になっています。 左手の山道の入口に立つ道標によると、左手の山道は「三廻部・土佐原」、 右手の山道は「鍋割山・栗ノ木洞」となっています。 以前に寄地区から土佐原遊歩道を経てここまで来て、櫟山や栗ノ木洞へと登っていったのを思い出したりしました。
上川橋
市町境にある峠を過ぎて緩やかに降るようになった林道を進んでいきます。 引き続き降り続く霧雨にメガネが濡れたりもするので何度も外して拭いたり、 デジカメを雨から守ったりしながら、歩いていきました。 小さな沢が流れる山襞を過ぎていきます。 自動車のすれ違い用なのか、所々で道幅が膨らんでいる所もあったりしました。 やがて左側が開けて山並みなどを間近に望むようになると、 市町境の峠から14分ほどの所で、上川沢に架かる上川橋を過ぎていきます。 橋を渡った所に「かながわ水源の森林づくり」と題した大きな案内板が設置されていました。
林道の起点からの距離標識「2km」と「3km」との間を15分ほどで歩いてきたので、 そろそろ「4km」の標識があってもいいはずだがと思って、左右に目を配りながら歩いていきましたが、 夏草に覆われていて見落としたのか、どこまで行っても見かけませんでした。 終点にあった標識によると、この林道は延長6,630mとのことなので、 「4km」,「5km」,「6km」の標識があってもいいように思うのですが、 結局、林道の終点まで標識をひとつも見かけることはありませんでした。 起点からの距離標識は秦野市側にだけ設置されていたのかも知れません。
かながわ水源の森林づくり
森林から流れだす水は、私たちだけではく、多くの生き物をはぐくむ命の水となっています。 県では、森林を森林所有者や県民のご協力を得ながら、保水機能の高い豊かな森林に整備する 「水源の森林づくり」事業を行っています。
1 森林は緑のダム
森林に降った雨は、森林が作り出したやわらかい土にしみこんで蓄えられ、ゆっくりと時間をかけて徐々に、 しかも絶えず湧き水や沢の水となって流れだします。 森林は、このような働きをすることから緑のダムと呼ばれています。
2 水源の森林づくり
「水源の森林づくり」は、私たちの生活に欠かすことのできない良質な水を安定的に確保するため、 水源地域の森林を保水機能の高い100年生以上の巨木林、高い木と低い木から複属林、 針葉樹と広葉樹が混じった混交林、そして活力のある広葉樹林に整備していきます。 また、「水源の森林づくり」は、森林ボランティア活動への参加や寄付など、 県民の皆さんの参加と協力をいただきながら進めています。
 (神奈川県水源の森林推進室、地区行政センター、農政事務所森林保全課、かながわ森林づくり公社)
稲郷沢橋
引き続き、緩やかな降り基調の道が続きます。 所々にある山襞には沢が流れていたりもしました。 上川橋から10分ほど進んでいくと、稲郷沢に架かる稲郷沢橋がありました。 右手の少し上の方には砂防ダムがあり、そこから流れ出た水が沢になって橋の下を通っているようでした。 橋の下を覗いてみると、前日の降雨のためか、水が勢い良く流れていて、心地よい音を立てていました。 稲郷沢橋を過ぎて1分ほど進んでいった所の山襞にも沢があって、 そこでも小さな滝のようになって水が流れていました。
左手にある金網で囲まれた小さな水道施設を過ぎていくと、降りの傾斜が少し増してきます。 右手の高みに登っていくコンクリート道を分けていくと、左手の樹木が途切れて展望の得られる所がありました。 生憎の天候のため遠くはモヤッていましたが、晴れているといい眺めなのだろうと思います。 手前の下の方には建物の屋根が見えていました。 そろそろ林道の終りが近づいているのだろうと思ったりしながら眺めを楽しんでいきました。 気が付くと、これまで降り続いていた霧雨は何時しか止んでいました。
鳥獣保護区
ここは保護区域です。 鳥や獣を守ってください!
 (神奈川県)
車止めゲート
景色を楽しんだら、林道をその先へと降っていきます。 沢の流れる山襞を過ぎていくと、左手にはキャンプ場のバンガローのようなものが見えてきます。 更にその先へ降っていくと、市町境の峠から30分ほどで車止めゲートがあります。 ゲートには「ニホンジカの管理捕獲」に関する貼り紙がありましたが、 この時は管理捕獲の日ではなかったようです。
〜お知らせ〜 ニホンジカの管理捕獲を実施します
期間 平成19年5月19日〜平成19年7月29日、及び、平成19年9月1日〜平成19年9月24日
場所 捕獲実施箇所全体図のとおり
捕獲道具 銃器等
登山道からの発砲や登山道へ向けての発砲はありませんが、 安全確保のため捕獲従事者による誘導をさせて頂く場合もありますので、 その際にはご協力をお願い致します。
※神奈川県では、平成15年度から「神奈川県ニホンジカ保護管理計画」に基づき、 ニホンジカの管理捕獲を実施しています。 また、平成19年度より2期計画に入り、植生回復目的の管理捕獲は、 丹沢大山国定公園内全域が捕獲対象となりました。 「神奈川県ニホンジカ保護管理計画」については公開しており、 神奈川県のホームページとトップページから検索可能です。 また、ニホンジカ保護管理計画に関連した丹沢大山保全活動について、 神奈川県自然環境保全センターホームページ内の丹沢大山保全活動の頁でも公開しています。 合わせてご覧下さい。
 (神奈川県自然環境保全センター自然保護公園部野生生物課)
秦野峠林道
車止めゲートの左手を抜けていくと、数10mで左右に通る道路に出ます。 角には三廻部林道の標識が立っていて、ここが三廻部林道の終点になるようです。 上秦野林道から三廻部林道に出た所から1時間15分ほどで歩いて来られました。 脇には「車両通行禁止」の大きな案内板も設置されていました。 左右に通っている道は秦野峠林道になります。 道標類は見かけませんでしたが、秦野峠林道を左手へと降っていきます。
(写真は秦野峠林道に出て振り返って写したものです)
林道三廻部線
幅員4.0m 延長6,630m
 (神奈川県足柄上地区行政センター)
車両通行禁止
この林道は、森林管理、林業経営のためにつくられたものでlす。 林業関係車両、地元関係車両、工事関係車両以外の車両は通行できません。 林業関係車両、地元関係車両、工事関係車両は次のことを守って下さい。
1 速度 20km/h以下
2 重量 20t以下
3 台風、集中豪雨、地震、積雪、路面凍結時は通行禁止
4 夜間の通行禁止(日没から日の出まで)
 (神奈川県足柄上地区県行政センター)
左手の植林帯に建ち並ぶバンガローなどを眺めながら秦野峠林道を3分ほど降っていくと、 沢に架かる橋があります。 その橋を渡った所に「秦野峠林道終点」の標識が立っていました。 秦野峠林道はここまでで、ここから先は県道710号になるようです。 脇には秦野峠林道の案内図や注意書きが設置されていました。 秦野峠林道は、この寄地区から峠を越えて丹沢湖畔の玄倉地区まで続いています。
広域幹線林道「秦野峠線」をご利用に皆様へ!
この道路は、足柄上郡松田町寄地区と山北町玄倉徳を結ぶ、総延長15kmの民有林林道です。 林業関係者及び地元関係者以外の一般車両の通行はご遠慮下さい。 なお、利用に際しては、制限速度30km/h以下で、次のことを十分注意して通行して下さい。
1. この先急カーブや急勾配の連続です。 一車線走行のため、スピードは控え目に、わき見運転は絶対にしないこと。
2. 降雨時や融雪期には林道法面からの落石や土砂崩れが予想されます。 徐行運転するなど安全運転に心掛けること。
3. 林道沿線には所どころに林業関係者及び工事用車両が駐車しています。 カーブや出会いがしらに注意すること。
4. この林道周辺一帯は県民の重要な水源地域となっています。 ゴミなどの不要投棄は絶対にしないこと。
 (神奈川県足柄上地区行政センター)
キャンプ場
橋を過ぎていくと、右下を流れる川の河川敷には、キャンプ施設が幾つも見えていました。 橋から2分ちょっと進んでいくと、河川敷へと降っていく土の道が分かれています。 先ほどの橋の手前辺りからこの辺りにかけては「丹沢清流荘」というキャンプ場になっているようで、 バンガローなどの建物が幾つもありました。 デーキャンプやバンガローなど、このキャンプ場の使用は有料のようでした。 この川は中津川の上流域に当るようで、川辺には大きな石がゴロゴロとしていました。 中津川は下流の方で先ほどの四十八瀬川と合流して川音川となって、酒匂川へ注ぎ込んでいるようです。
釣りをする皆さんにお願い
釣りをする人は、遊漁券を購入して釣りをして下さい。
現場日釣り券 1,400円、 売店日釣り券 1,000円
*小学生以下は無料です。
ごみは必ず持ち帰りましょう。
 (酒匂川漁業協同組合)
砂防ダム
「星の郷」の入口を過ぎて道なりに降っていくと右手が開けてきて、川沿いを進むようになります。 先ほどのキャンプ場から県道に戻って5分ほどの所に、大きな砂防ダムがありました。 ダムの上流側はほぼ土石で埋っていて、広い河川敷になっていました。 ダムの上へと降りて行かれるようになっていたので、ちょっと降りてみました。 ダムの下流へ向けて勢い良く水が流れ落ちていました。
(写真はダムを過ぎてから振り返って写したものです)
砂防ダムを過ぎて1分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 県道は正面へと真っ直ぐに延びていて、広めの土の道が左手へと分かれていきます。 このまま真っ直ぐに県道を進んでいってもいいのですが、車道を歩いても趣きに欠けようというものなので、 今回は左手の土の道へ入っていきました。 幅の広い土の道を1分ほど進んでいくと、右手へ曲がっていく角に、沢に架かる小さな橋があります。 その手前から左手へ細い道が分かれていますが、そのまま橋を渡って右手へと進んでいきます。
ゴミ、廃棄物は自然の敵です
『持ち帰りのマナーを一人、一人心に』
森の水源は貴方の家の水道につながっています。
 (松田町、寄地区振興協議会環境美化委員会)
宇津茂地区
植林帯の中を緩やかに降っていくと、1分ほどで民家の脇に出ます。 そこから舗装された道になって、民家などが建ち並ぶ中を降っていきます。 手元の地図によると、この辺りの集落は宇津茂地区というようです。 この道が本来の道で、先ほどの分岐を直進していく県道は、近年になって出来たバイパス道なのでしょうか。 左右に分かれていく路地もありますが見送って、真っ直ぐに降っていきます。
所々には茶畑や田んぼがあったりもして、昔ながらの風景が続いていました。 田んぼには稲が大きく育っていて、実りの秋に備えてネットが被せられていました。 休耕したり畑に転用された田んぼも見られ、ここでも減反が進んでいるように感じました。
寄(やどりき)バス停
テニスコートや田んぼなどを眺めながら真っ直ぐに進んでいくと、少しずれた感じの十字路があります。 そこを直進して更に進んでいくと、県道から分かれてから15分ほどで、再び県道710号に出ます。 右手には寄自然休養村管理センターがあり、その隣りに寄バス停があります。 秦野峠林道に出てから40分ほどで到着しました。
新松田駅(小田急小田原線)まで、新松田駅行きバスにて22分、1時間に1本程度の便があります。
 土曜 ...12:25 12:55 13:35 14:35 15:35 16:20 17:10 18:10 18:35 19:10
 日曜 ...12:25 13:35 14:35 15:35 16:20 17:10 18:10 18:35 19:10
この時にはバス停に着くと既にバスが来ていて発車寸前だったので、急いで飛び乗っていったのでした。 バスの便まで時間があるようなら、隣にある寄自然休養村管理センターを訪ねてみるといいでしょう。 周辺に棲む野生動物の剥製や解説文などが展示されています。