小仏城山
散策:2007年08月上旬
【低山ハイク】 小仏城山
概 要 小仏城山は高尾山から陣馬山へと続く奥高尾縦走路にある低い山です。 山頂は広くなっていて、丹沢や道志の山々や富士山などを見渡せる素晴らしい眺めが広がっています。 今回は千木良地区から小仏城山へ登り、 一丁平から大平林道・高尾林道・6号路を経て、3号路を通ってかすみ台へ向かっていきます。
起 点 相模原市 千木良バス停
終 点 八王子市 高尾山駅
ルート 千木良バス停…富士見茶屋…山神…小広場…作業路分岐…小仏城山…大垂水峠分岐…巻き道分岐…一丁平…一丁平歩道…大平林道…学習の歩道分岐…林道分岐…高尾林道…小滝…山道分岐…稲荷山コース…自然研究路6号路…自然研究路5号路分岐…自然研究路1号路分岐…かしき谷園地…自然研究路2号路分岐…浄心門…自然研究路1号路…かすみ台…高尾山駅
所要時間 5時間30分
歩いて... 小仏城山への登りでは急傾斜の道が続くようなことはありませんでしたが、 季節柄、止め処もなく汗が噴き出てきました。 条件がいいと山頂から富士山が望めるのですが、今回は霞んでいて見えませんでした。 自然研究路では、6号路の最後に長い階段があったほかは、概ね緩やかで歩きやすい道が続いていました。
関連メモ 湖のみち, 鳥のみち, 高尾山, 稲荷山, 小仏城山, 高尾山, 小仏城山, 小仏城山, 高尾山, 高尾山, 景信山, 高尾山,
小仏城山, 景信山
コース紹介
千木良(ちぎら)バス停
相模湖駅(JR中央線)のバスターミナルから、[湖25]桂橋行きバス、[湖28]三ヶ木行きバス, または,[八08]八王子駅行きバスにて6分、1時間に1本から2本程度の便があります。
 土曜 6:05 6:54 7:06 7:26 7:42 8:15 8:39 9:02 9:40 10:30 11:35...
 日曜 6:05 7:42 8:15 8:39 9:00 9:40 10:40 11:35...
今回は、ここから東海自然歩道を小仏城山へ登り、一丁平から大平林道・高尾林道へと進んでいきます。 林道の途中から稲荷山コースを横切って自然研究路6号路を歩き、 高尾山頂の手前から3号路へ入って浄心門までの自然研究路を歩いていきます。
相模湖駅方面のバス停は蒲鉾状の屋根付きになっていますが、 逆向きのバス停は標識が立っているだけになっています。 桂橋・三ヶ木方面と八王子駅方面とではバス停が少し離れています。 相模湖駅方面のバス停がある所は三叉路になっていて、 桂橋・三ヶ木方面のバス停はその三叉路を右手へ行った先に、 八王子駅方面のバス停は三叉路の手前にあります。
相模湖駅方面のバス停の道路向いから道が分かれています。 角に立つ道標「←弁天橋・城山→」に従ってその道へと入っていきます。 左手に続く畑地や田んぼなどを見ながら進んでいきます。 道祖神が佇む十字路を過ぎて登り気味になった道を進んでいくと、 十字路の角には石祠とお地蔵さんが四体あり、脇の石には「妙観寺」と刻まれていました。 これが妙観寺ということなのでしょうか、それとも以前ここにお寺があったということなのでしょうか。 因みに左手の田んぼの奥に寺院が見えていますが、それは善勝寺というお寺になります。
富士見茶屋
石仏を過ぎて傾斜が一段と増した坂道を登っていくと、カーブミラーのあるT字路に出ます。 角に立つ道標「城山」に従って左折していくと、山の手前に富士見茶屋があります。 なつかしの味「こがしたくあん」が名物なのだそうです。 「おつかれさま」の看板が出ているところをみると、下山してきた人たちを目当てにしているようでした。 富士見茶屋の右手から坂道が山へと登っていきます。 角には千木良公衆トイレがあり、その脇には「東海自然歩道」と題した大きな案内板があります。 登り口には東海自然歩道の道標も立っていて、 右手の坂道は「城山2.3km」、今歩いてきた道は「弁天橋0.8km(相模湖・嵐山)」となっています。 ここから小仏城山を目指して東海自然歩道を登っていきます。
東海自然歩道
建設省が計画する長距離自然歩道のひとつが東海自然歩道です。 長距離自然歩道は、国土を縦断、横断又は循環し、 多くの人々が四季を通じて手軽に楽しくかつ安全に国土の優れた風景地等を歩くことにより、 沿線の豊かな自然環境や自然景観、さらには歴史や文化に触れ、国土や風土を再認識し、 併せて自然保護に対する意識を高めることを目的としています。 東海自然歩道は、全国初の長距離自然歩道として昭和45年に路線決定されました。 明治の森高尾国定公園(東京都八王子市)を起点に、神奈川・山梨・静岡・愛知・岐阜・三重・奈良・京都をつないで 明治の森箕面国定公園(大阪府箕面市)に至る1687kmの路線です。 神奈川県内は、東京都県境の城山から県立陣馬相模湖自然公園・丹沢大山国定公園・県立丹沢大山自然公園を通って 山梨県境高指山出合までの127.5kmです。 一部区間は本格的な登山道と比較的歩きやすい林道等を歩く道の複路線になっています。 中山間部が中心ですが、途中は里や沢など変化に富んだ風景に出会い、豊かな自然に親しむことができます。 東海自然歩道は本格的な登山道を含みますので、十分な装備を用意し、 無理をせず、健康に気をつけ体調を整えて歩きましょう。
※避難小屋について
避難小屋は緊急時に非難するために設置しています。常時開放していますのでご利用ください。
 (神奈川県自然環境保全センター自然保護公園部自然公園課)
小仏峠のものがたり
千木良村の北方南多摩との境をなす峠で、昔は武相二州の国境で、 頂上に関所があり小佛関または富士見関と呼ばれた。 徳川時代、参勤交代の大名はこの険阻な峠を往復したのである。 往時は『ひばりより上にやすろう峠かな』の芭蕉の句碑があった。 小佛の地名は奈良時代に行基菩薩が今の小佛峠に寺を建て小さな佛を安置したことから 小佛といわれるようになったという。 展望はよく、北西に景信山・陣馬山の頂上を望み、南に与瀬・相模湖を俯瞰しつつ、 甲斐の山々・富士嶽を望んでおり、まさに絶景である。
坂道を登っていくとすぐに竹林の中へと入っていきます。 幅の広い横木の階段を3分ほど登っていくと、急傾斜の細い階段になってきます。 右手から登ってくる道を合わせて少し緩やかになった道を左手へと進んでいきます。 右手の斜面へ道が分かれていますが、そのまま真っ直ぐに進んでいきます。 斜面を左手から巻くようにして登っていくと右手からの道と合流します。 そこからは傾斜も緩やかになって歩きやすくなってきます。
火の用心
山火事から自然を守ろう
 (消防署)
ちょっと待て 盗るな折るな 一木一草 自然の美
雑木林の中に続く広い道を登っていくと、やがて幅の広い横木の階段が現れます。 階段を1分ほどで登り切ってその先へ1分ほど進んでいくと植林帯へと入っていきます。 道端には赤い頭巾を被った50cmほどのお地蔵さんが立っていました。 同じようなお地蔵さんはこの先にも幾つか立っていて、 自然歩道を歩く人々を見守っているように思えました。 杉・桧の植林帯に続く広い山道を登っていきます。 それほど傾斜が急という訳ではないのですが、季節柄、止め処もなく汗が噴き出てきます。 何度も立ち止まって汗を拭きながら、ゆっくりとしたペースで登っていきました。
山神
左傾斜の斜面を過ぎていくと浅い鞍部に着きます。 ここから右手へと広めの道が分かれていました。 送電線の巡視路のようで、電力会社の設置する黄色い標柱が立っていました。 角に立つ道標によると、正面の道は「城山1.4km」、今登ってきた道は「弁天橋1.6km」となっています。 鞍部の右手には石積の上に小さな祠があって、尾根道の外側を向いて建っていました。 その脇には「山神」と書かれた板切れがありました。 今でもきちんと祀られているようで、 祠の中を伺ってみると、二つに仕切られた前の間には竹製の「御神酒」がお供えされていて、 後の間には「山神」の御神体と思われる木彫りの頭像がありました。 祠の両脇に生えている大きな樹木には、細い竹で作った弓が取り付けられていました。 邪気を祓うとか、武勇の象徴であるとか、何かこの祠の由緒に関る物なのでしょうが、 どのような謂れがあるのかは分かりませんでした。
小広場
山神を過ぎて正面の道を登っていくと、1分半ほどで尾根が膨らんで小広くなった所に着きます。 右手には売店のような建物がありましたが、営業はしていませんでした。 千木良バス停から30分ほど登ってきたので、脇にあるベンチに腰を降ろしてひと休みしていきました。 建物の横の扉が開いていたので開店準備でもしているのかと思いましたが、 人がいる様子はありませんでした。
作業路分岐
小広場を後にして、その先に続く幅の広い横木の階段を登っていきます。 程なくして道端に佇む赤頭巾のお地蔵さんを過ぎていくと、角の取れた丸い石が敷き詰められるようになります。 土が抉れないようになっているのはいいのですが、 上に足を乗せた感じが落ち着かなくて、これはこれで歩きにくい感じがしました。 ちょっとした岩場の所で脇道が分かれていますがすぐに合流します。 石畳の階段が終ってその先へ進んでいくと、傾斜が少し増してきます。 若木の植えられた植林帯に沿って登っていくと、小広場から13分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、左手の道は「作業路」、正面の道は「城山」となっています。
振り返ると、相模湖や相模川などを一望できる景色が広がっていました。 蒸し暑い日で疲れてもきたので、景色を眺めながらここでも10分ほど休憩していきました。
左手の道を進んでいくと、送電線の鉄塔「新多摩線65」の袂の辺りで行き止まりになっています。
ひと息入れた所で、若木の植林帯に沿って更に登っていきます。 間隔の広い横木の階段を登っていくと、道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、左手の道は「城山」、今登ってきた道は「弁天橋」となっていて、 右手の道には何も示されてはいません。 ここは道標に従って左手の道を登っていきます。 1分ほど登って左右に通る道に出ると道標が立っていて、 左手の道は「城山」、今登ってきた道は「弁天橋」となっています。 右手から登ってくる道には何も示されてはいませんでしたが、 手前にあった分岐から右手へ登ってきた道のようでした。 ここは道標に従って左手へと進んでいきます。
植林帯に続く緩やかな道を進んでいくと、程なくして道端に赤頭巾のお地蔵さんが佇んでいます。 植林帯を抜けて、雑木林と植林帯を分ける広くて緩やかな尾根道を登っていきます。 「←城山・弁天橋→」の道標を過ぎていくと30cmほどの大きな木の葉が落ちていたりもしました。 道端に佇む赤頭巾のお地蔵さんを過ぎて馬の背のような尾根を過ぎていきます。 少し抉られた感じの所を登っていくと、 先ほどの作業路分岐から25分ほどの所の道端に丸太が横になっていました。 蒸し暑くて疲れも溜まってきたので、ベンチ代わりの丸太に腰を掛けて、 ここでも10分ほど休憩していきました。 休んでいると、ハイカーが何人か降ってきました。 先日の雨で道が少し滑りやすくなっていて、転びそうになったりしていました。
もう一度 タバコの火に 注意する心が 緑をまもる
 (神奈川県)
疲れが少し癒えたところで、小仏城山の山頂を目指して更に登っていきます。 1分もしない所で左手へ道が分かれていきますが、正面の横木の階段を登っていきます。 横木の階段を1分ほど登っていくと、左手から登ってくる道が合流してきます。 手前にあった分岐道だと思われます。 角には道標が立っていて、正面の道は「城山0.3m」、 今登ってきた道は「弁天橋2.7km、相模湖5.5km」となっていますすが、 降って来た時にはどちらの道を指しているのか分かりにくくなっています。 山頂までは残り0.3kmとのことで、 1mを3秒、100mを5分のゆっくりペースで登っても15分もすれば山頂に着くと思うと、 少し元気が湧いてきたりもしました。 道標「城山」に従って、その先へと更に登っていきます。
(実際にはここから山頂まで12分ほどかかりました)
気を取り直してその先へと進んでいくと植林帯へと入っていきます。 所々には角柱の横木の階段もあったりします。 段差が高い所には輪切りにした丸太が踏み台として置いてあって、とても歩きやすくなっていました。 「←高尾山・相模湖→」の道標を過ぎていくと、 植林帯が終って草の生い茂る開けた感じの雑木林になります。
小仏城山 (標高670m)
開けた雑木林に続く幅の広い横木の階段を登っていくと、草地になった広い所に着きます。 その左手が小仏城山の山頂になります。 作業路分岐から50分ほど、麓の富士見茶屋から1時間40分ほどで登って来られました。
城山(標高670m)
山頂が東京都と神奈川県の境界で、東京都側は明治の森高尾国定公園、 神奈川県側は県立陣馬相模湖自然公園であり、 東海自然歩道の神奈川県内64.7kmの基点となっています。 神奈川県内コースは東海自然歩道全コースを通じて、もっともけわしいところとされていますが、 広大な景観やさわやかな小鳥のさえずりなど自然の姿が歩く途中でじゅうぶんたん能できるでしょう。 又歩道の土地周辺の樹木等はすべて個人の所有する財産であり、 これらを善意により無償で利用させて頂いておりますので、 樹木等を損傷させたり、タバコの不始末による火災発生のないよう注意して利用して下さい。
 (神奈川県)
「小仏城山 670.3(米)」の標識が立つ山頂の真ん中には茶店「城山茶屋」があり、 その周囲にはテーブルやベンチが数多く設置されています。 ここの茶店は営業していて、軽い食べ物や飲み物類などが商われています。 名物は「おでん」と「なめこ汁」とのことでした。 既に多くのハイカーが登ってきていて、茶屋のベンチで食事をしながら休憩していました。 丁度昼時になったので、私もここで昼食タイムにしました。 先ずは特大のかき氷を注文して、火照った体を内側から冷やしたのでした。
小仏城山の山頂は西側と東側が開けていて、すばらしい眺めが広がっています。 条件が良ければ富士山も綺麗に見えるのですが、この時は霞んでいてまったく見えませんでした。 山頂には「高尾・小仏城山案内図」や「小仏城山周辺図」があり、 山頂から各方面への道が示されていてとても参考になります。 関東ふれあいの道「鳥のみち」にもなっていて、解説板が設置されているので併せて参考にしましょう。 また麓の富士見茶屋の所にあったのと同じ「東海自然歩道」と題した大きな看板も設置されています。 山頂の西側には城山無線中継所があります。
関東ふれあいの道 鳥の道
このコースは景信山・明王峠・陣馬山と尾根道をたどり和田峠にくだって陣馬高原下バス停まで歩きます。 高尾山からの縦走路として四季を通じて利用者も多く、奥多摩・丹沢・道志方面の眺望にすぐれています。 また雑木林から杉・桧の職隣地まで植生の変化に富んでいるため、 生息する野鳥の種類も多く、四季折々にその姿・鳴き声が楽しめます。
 (環境庁・東京都)
ひろげよう 森への感謝と 防火の輪!
山火事注意
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
山火事注意 火の用心!
たきび・たばこは確実に消して!
 (森林共済セット保険、神奈川県)
大垂水峠分岐
お腹も満ちて景色も堪能したら、30分ほどいた小仏城山から下山していきます。 山頂からは、一丁平を経て高尾山へと続く尾根道、日影バス停へ降っていく道、 小仏峠を経て陣馬山へと続く尾根道などが分かれていますが、 今回は関東ふれあいの道「鳥のみち」にもなっている一丁平への尾根道を降っていきました。 道標「梅の木平10.1km・大垂水峠1.8km」や「高尾山」に従って、 「小仏城山」の標柱の右手から続く横木の階段を降っていきます。 周囲の森からはヒグラシの大合唱が聞こえてきました。 ヒグラシはその名の通り夕暮れに鳴くものとばかり思っていると、そうでもないようです。 山などでは昼間に鳴いているのを時々聞いたりします。 横木の階段が終って緩やかになった広い尾根道を進んでいくと、山頂から2分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、右手に分かれて降っていく道は「大垂水峠1.7km・梅の木平10.0km」、 正面へ降っていく道は「高尾山口6.1km」、今降ってきた道は「城山0.1km・高尾山口6.2km」となっています。 また「高尾山国有林」と書かれた大きな樹木の標識も立っています。 右手の道は関東ふれあいの道「湖のみち」にもなっていて、大きな案内板が設置されています。 ここは道標「高尾山口」に従って正面の広い尾根道を降っていきます。
関東ふれあいの道 湖のみち
この道は、梅の木平を起点とし、三沢峠を経て都県境の尾根道を通り、大垂水峠に出ます。 そこで甲州街道を渡り、再び尾根道をたどると、ここ城山に着きます。 途中神奈川県側に、水面が美しく映える津久井湖や相模湖が見られ、 空気の澄んだ日には、その向こうに富士山も眺められます。 城山からは、終点高尾山口へ向かいます。
 (環境省・東京都)
巻き道分岐
広い尾根道を3分ほど降って緩やかなな道になると、左手に細い道が分かれていきますが、 その道は見送って広めの道を進んでいきます。 左手にある電波塔を過ぎて降っていくと、左手から細い道が合流してきます。 その道を合わせて更に降っていくと、大垂水峠分岐から6分ほどで分岐があります。 角に立つ道標によると、左手に戻るようにして続く道は「小仏城山0.4km・相模湖4.7km」、 正面の道は「高尾山頂2.1km」、今降ってきた道は「城山山頂近道」となっています。 また別の道標も立っていて、今降ってきた道は「城山・小仏峠・相模湖」となっています。 左手に分かれていく道は小仏城山の山頂を巻いて小仏峠へと続く道で、 その途中から小仏城山へも登っていけます。 ここは道標「高尾山頂」に従って正面の道を進んでいきます。
活力ある森を育てよう 間伐展示林No.01-07
森林を健全に育て、生活環境の保全、良質な木材資源の造成に勤めるとともに、 花粉症対策にも資する観点から、間伐等森林整備を進めています。
 (東京都、八王子市)
たき火・喫煙注意
明治の森高尾国定公園 山林内
 (東京消防庁)
一丁平
広々として緩やかな尾根道を2分ほど進んでいくと、傾斜の増した降り坂になってきます。 横木の階段が付けられていて、その脇にはコンクリートで固められた丸く抉れた道(?)も続いています。 横木の階段が終ると、左手にベンチが幾つか設置された所があります。 そこを過ぎて広い尾根道を進んでいくと、再び横木の階段が現れます。 階段を降って鞍部に着くとK字路のようになっていて、 左手から道が合流してくると同時に左手に道が分かれていきます。 道標などは見当たりませんでしたが正面の坂道を登っていくと、 程なくして大きな東屋の建つ一丁平に着きます。 小仏城山から20分ほどで到着しました。 右手の樹木が少し低くなっていて山並みを見渡すことができました。 景色などを眺めながらここで5分ほど休憩していきました。
東海自然歩道 一丁平
一丁平から小仏城山までの歩道の両側は、山ザクラの並木となっていて、 花の季節にはすばらしい眺めとなります。 またこの付近は小鳥の声がよく聞かれるところです。
ようこそ高尾山国有林へ
高尾山自然休養林
林野庁・関東森林管理局は高尾山国有林(452ha)を自然休養林に指定し、 皆様の保健休養の場として利用頂いております。
 (関東森林管理局)
一丁平歩道
一丁平から先へ降っていくと、すぐに右手へ道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、正面の尾根道は「高尾山1.6km」、 右手に分かれていく道は「大垂水峠」、今歩いてきた道は「城山0.9km」となっています。 道端には「一丁平歩道」の看板があって、脇には案内図もありました。 今回はここで高尾山へと続く尾根道から分かれて、 右手へと続く一丁平歩道を降っていきました。 入口の所には「高尾山遊歩道の通行規制(通行止め)のお知らせ」と題した看板が立っていました。 それによると、8月6日から来年2月末まで、間伐作業のために通行止めになるようで、 今回歩く一丁平歩道や大平林道・高尾林道を始め学習の歩道などが含まれるようでした。 今回はギリギリのところでセーフでした。
一丁平歩道
この道は、大垂水峠に下る近道です。尾根筋の防火線を利用して作った道なので、 傾斜がやや急になっています。防火線は、尾根などを利用して一定の巾で林と林とを区切り、 山火事の延焼を防ぎ、消火活動を便利にするために設けられています。 山火事は、たばこの火や、たき火の不始末から起きる場合が多く、 毎年40%以上の件数を占めています。山火事を起こさないようこ協力ください。
高尾山遊歩道の通行規制(通行止め)のお知らせ
高尾山へ入山される皆様へ
昨年度に引き続き、高尾山におきまして、より健全な森林(人工林)の育成と眺望景観等の向上を目的として、 間伐による森林整備を予定しております。 間伐木の伐採作業と間伐木の集材搬出作業を行うことから、 登山道等を通行される皆様方の安全確保を図るため、下記の通り通行規制をさせていただきます。 なお、富士見台から一丁平までの東海自然歩道については、作業の都合上、 一時的に通行止めをさせていただく場合があります。 大変ご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。
1 実施作業 森林整備の伴う伐採(間伐)及びヘリコプター等による集材搬出
2 実施場所 富士見台から一丁平周辺の国有林
3 実施期間 自 平成19年8月6日 〜 至 平成20年2月29日
4 通行規制期間 自 平成19年8月6日 〜 至 平成20年2月29日(終日)
5 通行止め箇所 モミジ台南側まき道、モミジ台南側防火線(尾根道)、学習の歩道、 一丁平起点南側防火線(尾根道)、大平林道、高尾林道
 (林野庁関東森林管理局 東京神奈川森林管理局、東京都高尾自然公園管理センター)
大平林道
植林帯の尾根に広い道が続いています。 高尾山へと続く尾根道よりは傾斜が少しありますが、 防火帯になっているようで、幅が広くて歩きやすくなっていました。 特に分岐もなくて分かりやすい道が続いています。 15分ほどして最後に幅の広い横木の階段を降っていくと大平林道に降り立ちます。 降り立った所は大平林道がカーブしている所で、正面には送電線の鉄塔が立っていました。 角に立つ道標によると、右手の道は「至 大垂水峠(学習の歩道)」、 左手の道は「至 大見晴台(学習の歩道)」、今降ってきた道は「至 一丁平・小仏城山」となっています。 また右手には一丁平にあったのと同じ通行止めを予告する看板が立っていました。 ここは道標「大見晴台」に従って大平林道を左手へと進んでいきます。
右手の道の先はどうなっているのかと伺ってみると、 すぐ先で道が二手に分かれていて、正面の広い道は「大平林道を経て関東ふれあいの道に至る」、 左手に分かれて降っていく細い道は「大垂水峠(学習の歩道)」となっていました。
火災の芽 摘んで緑の 八王子
 (八王子消防署、八王子市消防団、八王子山火事防止協議会、東京営林局)
学習の歩道分岐
ほぼ等高線に沿うようにして緩やかで広い林道が続いています。 林道と言っても舗装されて車道のような道もありますが、 この大沢林道は土の道になっていて、歩いていても雰囲気が感じられます。 4分ほど進んで送電線の鉄塔が見えてくると、左手の高みを割るようにして細い道が分かれていきます。 角に立つ道標によると、左手に分かれていく山道は「高尾山頂・日影沢方面(学習の歩道)」、 正面の林道は「モミの林を通り大垂水峠方面・桧の林(学習の歩道)」、 今来た道は「林道経由 大垂水峠方面」となっていました。 正面の林道のすぐ先から細い山道が右手に分かれて降っていました。 「学習の歩道」の道標がその道を指していましたが、夏草がかなり生い茂っていました。 ここは正面の林道をその先へと進んでいきます。
林道分岐
引き続き緩やかで広い大平林道を進んでいきます。 山襞を縫うようにして進んでいくと、所々では沢から流れてきた水が道の上を横切っていたりもしますが、 流れは僅かなので難なく通っていけます。 やがて林道は少し降るようになってきます。 小屋の建つ山襞を過ぎて道なりに降っていくと、 一丁平から大平林道に降り立った所から20分ほどで開けた所に降り立ちました。 ここで林道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手へ曲がって降っていく道は「国道20号線」、 正面へと登っていく道は「稲荷山コースから高尾山頂又は高尾山口駅」、 今降ってきた道は「大垂水峠・一丁平・小仏城山方面」となっています。 一丁平にあった通行止めの予告の看板に載っていた地図によると、右手へ降っていく道は大平林道で、 正面へ登っていく道は高尾林道になるようです。 ここは正面へと続く高尾林道を進んでいきます。
高尾山自然休養林
マナーを守り、自然環境を大切にしましょう。
 (東京神奈川森林管理署)
高尾林道
正面にある小屋の前まで来ると、林道は右手へと曲がって登っていきます。 ここまで歩いてきた身には登り坂はきつく感じながら、とぼとぼと登っていきました。 このまま登り坂が続くのかと心配していると、3分ほどで緩やかな道になってきました。 一丁平から40分ほど歩いてきて疲れも溜まってきたので、カーブミラーの脇に腰を降ろして、 ここで10分ほど休憩していきました。
小滝
疲れが少し癒えたところで、林道を更に進んでいきます。 緩やかになった高尾林道を進んでいくと、所々で樹木越しに山並みが見える所があったりもします。 山襞を縫うようにして続く林道を進んでいくと、 所々では沢から流れてきた水が道の上を横切っていたりもしますが、 ここでも流れは僅かなので難なく通っていけます。 土管で地下を通っている沢もあって、ザーザーと水音を立てながら右手の谷底へと流れ落ちていたりもしました。 道端に駐車しているワゴン車を見かけたりもしました。 どうやら林道の草刈をしているようで、丁度休み時間だったのか、車の中で休んでいるところのようでした。 道の脇が少し膨らんで広場のようになった所を過ぎていくと、 カーブミラーの所から14分ほどの道端に沢が流れ落ちていました。 かなりの水量があって小さな滝のようになっていました。 水しぶきを上げながら、数段になって岩肌を勢い良く流れ落ちている小滝の近くでは、 空気がヒンヤリとしていて心地よく感じました。 流れ落ちる水で顔を洗ったり、水に浸したタオルで首筋を拭いたりしながら、5分ほど休んでいきました。
山道分岐
火照りが癒えたところで、高尾林道をその先へと進んでいきます。 引き続き等高線に沿うようにして緩やかなで広い道が続いています。 小滝から6分ほど進んでいくと、道端に「高尾林道」の標識があって、 「高尾林道新設工事起点」となっていました。 そこが高尾林道の起点ということなのかは良く分かりませんでした。 標識を過ぎていくと次第に夏草が生い茂るようになってきます。 このまま草深い状態が続くのかと思っていると、2分ほどで草は少なくなってきました。 土が崩れ落ちたような所を過ぎていくと、小滝から9分ほどの所で山道が左手へと分かれていきます。 角に立つ道標によると、正面の道は「林道行止まり」、 左手に戻るようにして登っていく山道は「稲荷山コースから高尾山頂又は高尾山口駅」、 今歩いてきた道は「大垂水峠・小仏城山方面」となっていました。 ここで高尾林道から分かれて左手の山道を登っていきます。
地球環境保全のための記念植樹
実施団体 (財)日本緑化センター
この植樹は、平成4年度寄附金付広告つき葉書の寄附金で実施したものです。
 (林野庁、東京神奈川森林管理署)
稲荷山コース
歩き始めの所には夏草が生い茂っていて先行きが不安になりましたが、 すぐに分かりやすい道になってきました。 斜面を横切るようにして続く道から直登へと変ってくると、道が二手に分かれています。 道標などは見当たらないのでどちらへ行ったものかと暫し考えた末、 右手の道を登っていくとすぐに水平に通る山道に出ました。 そこにも道標はありませんでしたが右手へと進んでいくと、広い尾根道に出ました。 この尾根道は麓の清滝駅から稲荷山を経て高尾山へと続く稲荷山コースになります。 高尾林道から4分ほど、一丁平から大平林道に降り立った所から1時間ほどで到着しました。 ここにも通行止めの予告の看板が立っていました。 道端の切り株に腰を降ろして、ここでも15分ほど休憩していきました。
(写真は尾根道に出た右手から左手の高尾山頂方向を写したものです)
自然研究路6号路
疲れも癒えたところで、その先へと進んでいきます。 角に立つ道標によると、左手へと続く広い尾根道は「稲荷山コース 大見晴・高尾山頂」、 右手に続く広い尾根道は「稲荷山コース 清滝・高尾山口」、 尾根を横切ってその先へと続く細い道は「自然研究路6号線へ」となっています。 また別の道標も立っていて、今登ってきた道は「高尾林道を経て大垂水峠方面」となっていました。 左手の広い尾根道を進んでいくと高尾山頂に続いていますが、 今回は稲荷山コースを横切って自然研究路6号路へと向かっていきました。 斜面に続く山道を2分ほど降っていくと、小さな木橋の架かる沢筋に降り立ちました。 木橋の脇に立つ道標によると、 木橋を渡って右手へと続く道は「高尾山口駅2.4km」、左手の沢を登っていく道は「自然研究路6号路」、 今降ってきた道は「稲荷山コース」となっています。 右手へ続く自然研究路6号路を清滝駅へと降っていってもいいのですが、 今回はまだ歩いたことのない自然研究路3号路を訪ねるべく、 左手の沢筋に続く自然研究路6号路を登っていきました。
清滝駅から続いてきている自然研究路6号路は、ここから沢筋を通るようになります。 沢には飛び石が点々と設置されていて、水に濡れずに歩いていけるようになっていますが、 流れている水は多くないので、滑って転ばないように注意していれば大丈夫です。 緩やかに3分ほど登っていくと、沢が終る所に道標が立っていて、 右手に鋭角に折れ曲がっていく山道は「高尾山頂」、今歩いてきた沢は「高尾山口駅」となっています。 道標に従って、沢から一段高い所にある道に出て右手へと進んでいきます。
沢から上がって緩やかな道を1分ほど進んでいくと、左手へと曲がっていきます。 そこから幅の広い横木の階段が始まります。 ここまでの長い道程を歩いてきた身には何とも辛い登りになります。 途中で立ち止まって呼吸を整えながら、一歩一歩ゆっくりと登っていきます。 横木の階段は3分ほどで終って、緩やかになった小広場のような所に着きます。 しかしこれで終りではなくて、その先から再び横木の階段が始まります。
森と生きものと人と
自然研究路6号路では、森の様子を身近に見ることができます。 また、水辺が近く、生きものの種類も豊かです。 森と生きものたちは、さまざまに関わり合いをもちながら暮らしています。 私たち人間も高尾山の森と関わって生きています。
ムササビ、ミソサザイ、サワガニ、ホオノキの花、コアオハナムグリ
 (高尾ビジターセンター)
自然研究路5号路分岐
再び始まる横木の階段を休み休み登っていくと、4分ほどで尾根が広がって緩やかになった所に着きます。 稲荷山コースから16分ほどで到着しました。 この先が十字路になっていて、自然研究路6号路はここで終りになります。 左手から正面へと続く道は高尾山の山頂をぐるりとひと巡りしている自然研究路5号路で、 右手へ分かれていくのが自然研究路3号路になります。 「山頂周辺コース案内」と題した案内図が設置されているので参考にしましょう。 道の脇に沿ってベンチが幾つも設置されています。 長い横木の階段を登ってきて息が切れてきたので、ベンチに腰を掛けて15分ほど休憩していきました。 この辺りでもヒグラシが大合唱していて良い雰囲気でした。
自然研究路3号路
この自然研究路は、高尾山の美しい自然と親しいお友だちになっていただくように設けられました。 この路のテーマは「高尾山の植物」で、沿線に19ヶ所の解説板があり、 高尾の植物についてさまざまなことを歩きながら学ぶことができます。 この路は高尾山頂から、高尾山の南側をまきながら霞台園地に至ります。 コースの長さは約2400メートルで、ゆっくり歩いて1時間ほどの道のりです。
お願い
野外の植物をとったり、動物を殺したりしてはいけません。 また山火事をおこさないように注意して下さい。
高尾山風致保安林
名所、旧跡と調和した森林の自然の美しい風景は私達の貴重な宝です。 国では特にすぐれた森林の美しさを保存していくために「風致保安林」を設けています。 高尾山付近一帯の森林を昭和4年に風致保安林に指定して、 その風致の維持と向上をはかっています。 美しい風景は心をいやすための最大の恵みです。 私達のために森林を大切にしましょう。
 (高尾森林センター)
自然研究路1号路分岐
疲れが癒えた所で、十字路に立つ道標「自然研究路3号路」に従って、右手の道を進んでいきます。 幅が広くて緩やかな道を5分ほど進んでいくと分岐があります。 角に立つ道標によると、左手へ曲がっていく道は「自然研究路1号路・薬王院」、 右手へ分かれていく道は「自然研究路3号路入口」、今歩いてきた道は「高尾山頂0.7km」となっています。 ここは右手に分かれていく3号路を進んでいきました。
かつら
ここにあるかつら林は大正14年に植林したものです。 かつらは本州から九州まで広く生育している落葉大高木で、 高さ30m、地上1.5mのところの直径が1.3mに達するものもあります。 新芽は紅色となり、とくに雄の木はたいへん美しくなります。 庭園樹として樹形や黄葉も鑑賞されます。 この木は用途が広く、建築材(装飾材)、器具材、家具材、楽器材、彫刻材、ベニヤ材や、えんぴつ材などに使用されます。
 (環境庁、東京都)
変わりゆく森
森は、木々の生長とともに姿を変えます。 今、このあたりではモミの子どもがたくさん見られます。 このモミが大きく生長するころ、3号路の森はどのように変っているでしょうか。
小さなモミは暗い森でもゆっくりと生長できます。 森の中が暗くなると、アカマツは次の世代が生長できず、やがて減ってゆきます。
 (東京都高尾ビジターセンター)
かしき谷園地
少し降るようになった広めの道を1分ほど進んでいくと、ベンチが幾つか設置された所がありました。 脇に立つ案内板によるとかしき谷園地というようです。 この先からは、傾斜の増した横木の階段や石段などが続く降り道になります。
ひと休みしていきませんか
このかしき谷園地は、緑に囲まれた静かな場所です。 森の中に身をおくと、自然の小さな動きに気がつきませんか?
 (東京都高尾ビジターセンター)
横木の階段や石段などが続く急な道を5分ほど降っていくと、解説板のある所に降り立ちます。 広めの道はここまでで終り、ここからは等高線に沿うようにして細い山道が緩やかに続くようになります。 右手にも道らしいものがありましたが、木やロープで柵がされていました。 道標「自然研究路3号路・高尾山口駅」に従って、左手へと続く細くなった山道を進んでいきます。
水をたくわえる森
ここから見える渓谷では、カエデの仲間やケヤキが、秋に美しい紅葉をたのしませてくれます。 そのあと、地面にしきつめられた落ち葉には、大切な役割があるのです。 /山に雨が降ります/ 落ち葉が雨水を受けとめてくれるので、雨水は一気に流れず、土の中にしみこみます/ たくわえられた雨水は、やがてゆっくりと沢へしみ出します/ ほら、耳をすませてみてください。 聞こえる沢の音は、落ち葉によってあつめられた水の音です。
 (東京都高尾ビジターセンター)
山襞を縫うようにして細い山道が緩やかに続いています。 多少夏草が伸びている所もあったりしますが、概ねは歩きやすい道が続いていました。 石段を降っていって木橋を渡っていきます。 山襞の沢には木橋が架かっていて、この3号路には全部で5つほどありました。 雑木林になったり植林帯になったりする斜面に沿って進んでいきます。
長い羽根は、だれの羽根?
この長い羽根は、ヤマドリのオスの尾羽根です。 それは、百人一首の歌の中でも「長さ」を強調するために使われたほどです。 渓谷や沢を好むヤマドリにとって、3号路は棲みよい環境です。 静かに歩いていれば、ヤマドリに出会えるかもしれません。
あしびきの やまどりの尾の しだり尾の 長々し夜を 一人かも寝む 柿本人麿
ドングリをとりまく生きものたち
栄養のあるドングリは、森のさまざまな生きものに、食糧や住みかとして利用されています。 小さな虫から大きな動物まで、たくさんの生きものがドングリを必要としているのです。
 (東京都高尾ビジターセンター)
細い山道になってから14分ほど進んでいくと、左手へと曲がっていく角で道が分岐しています。 右手から登ってくる道と、左手の尾根に登っていく道です。 いずれも広めの道でしたが、柵がしてあって通行止めのようでした。 ここは角に立つ道標「浄心門・自然研究路1号路」に従って、左手へと曲がっていく山道を進んでいきます。
落ちている花はどこから?
高い木の上に咲く花は、なかなか見つけられません。 でも、足下に落ちている花で、咲いていることに気づくこともありますよ。 3号路によく落ちている花です。 今日はどんな花が落ちていましたか?
マツグミ(7月下旬〜8月上旬)、テイカカズラ(6月)、サルナシ(5月下旬〜6月上旬)、ツルウメモドキ(5月)、イイギリ(6月)
こんなもようの木をさがそう!
このあたりは、緑の葉を一年中つけている常緑樹が目立ちます。 種類によって、木の幹のもようが違うのがわかりますか? 一見地味な常緑樹にも、それぞれ特性があるようです。 さあ!同じもようの木をさがしてみてください。
カゴノキ、ウラジロガシ、モミ、スダジイ
 (東京都高尾ビジターセンター)
等高線に沿うようにして続く山道を更に進んでいきます。 この3号路を散策している人はそれほど多くはありませんでしたが、それでも何組かの人とすれ違いました。 分岐のあった所から6分ほど進んでいくと、コンクリート製の水路のような所を木橋で渡っていきます。
日陰を好む花−ギンリョウソウ−
梅雨のころ、暗い森の中で、白いろう細工のような花を見たことがありませんか? それは一見キノコのようにも見えますが、ギンリョウソウというれっきとした花なのです。 うつむいた花の中をそっとのぞいてみると、黄色いおしべが見られ、花であることがわかります。 ギンリョウソウは緑の色素(葉緑体)をもたず、根に共生する菌から栄養をもらいます。 白い体は暗い森の中でも目立つので、花粉を運んでくれる虫に気づいてもらえます。 競争相手の少ない日陰を選び、そこで生きるための工夫でしょうね。
森のあばれん坊〜イノシシ〜
高尾山でいちばん大きな動物はイノシシ! けいかい心が強く、あまり人前には現れませんが、 森の中にフィールドサイン(生活の跡)を残しています。 /体をこすりつけた跡/ぬた場と呼ばれる泥浴びをした跡/食べ物を探して地面を掘った跡/イノシシの通り道には足跡が残されていることがあります/
 (東京都高尾ビジターセンター)
自然研究路2号路分岐
少し先にある木橋を渡っていくと登り坂になってきます。 直径1mはあろうかと思われる大きな杉の木の脇を過ぎていくと分岐があります。 自然研究路3号路はここで終わりになります。 角に立つ道標によると、右手に降り気味に続く道は「自然研究路2号路・琵琶滝・高尾山口駅」、 左手に登っていく幅の広い横木の階段は「自然研究路1号路」、 今歩いてきた道は「自然研究路3号路をへて高尾山頂」となっています。 当初はここから琵琶滝や高尾保養院などを経て清滝駅へ降っていこうかと思っていたのですが、 今回はここで切り上げることにしました。
3号路の森はどんな森?
山の南側にある3号路は暖かく、一年中、緑の森が楽しめます。 静かで緑あふれる3号路では、思いがけない動物との出会いがあるかもしれません。 さあ、歩いてみましょう! 3号路は、平地と同じ暖温帯で、冬になっても葉を落とさない常緑樹が多い森です。 暖かい地域に多いカシ類が目立ちます。 北側の4号路は冷温帯で、冬に葉を落とす落葉樹が多い森です。 寒い地域に多いブナなどの木が見られます。
 (東京都高尾ビジターセンター)
ひいらぎは年をとってかどがとれる
ひいらぎの葉のへりにはするどいトゲがありますが、 木が生長し大きくなると、枝先の葉のなかには、かどがとれて丸くなっているものがあります。 ひいらぎは11月頃に白い花をつけ、翌年の6月ごろに果実が黒く熟します。 クリスマスに用いられるひいらぎは、これとは別の種で、 ホリー(西洋ひいらぎ)といい、赤い実がなります。
 (環境庁・東京都)
いろはかえで 紅葉と黄葉
春は暗紅色の花と新緑で、秋は美しい紅葉で山をかざるこの木は、いろはかえでです。 秋の文字身は涼しい気候と日光が弱くなることにより、葉緑素が少なくなり、 葉柄のつけ根のところに離層ができて、葉のなかの光合成産物や養分が移動できなくなって、 紅色の色素にかわるためなのです。 ぶななどの葉が黄色くなるのは、葉緑素がなくなったために、 もともとあった黄色の色素がめだったためです。
 (東京都)
浄心門
幅の広い横木の階段を2分ほど登っていくと、自然研究路1号路にある浄心門の脇に出ます。 自然研究路5号路分岐から40分ほどで到着しました。 これで山道は終りになります。 浄心門の両側の柱には「薬王院」・「浄心門」と書かれた表札がかかっていて、 上には「霊気満山」の扁額が掲げられています。 浄心門の左手には神変堂が建っていて、その前には妙童鬼・善童鬼の像がありました。
神変堂
神変大菩薩は、又の名を役の小角或は役の行者と申され、奈良時代の山岳行者であります。 後世、修験道(山伏)の開祖と崇められております。役の行者は、日本全国の霊山・霊場に 修行して、数々の不思議な御霊験を残されましたが、ここ高尾山においても、 諸願成就の御誓願をたてられて、このお堂に安置され、多くの御信徒の信仰をあつめております。 御法号は「南無神変大菩薩」とお唱えします。
 (高尾山)
妙童鬼・善童鬼
こちらに並ぶ二匹の鬼の像は、むかって右側が前鬼(妙童鬼)、左側に後鬼(善童鬼)といいます。 その昔、赤目と黄口という鬼の夫婦が現われて、村の子供をさらっていきました。 村人に相談された役行者(神変大菩薩)はたちまちに山奥の鬼の住処を探すと、 反対に鬼の子供を一匹隠してしまいました。それに気付いた鬼の夫婦は、怒って役行者に 襲いかかりますが、役行者の験力にかなう筈がありません。たちまちに降参した鬼の夫婦は、 心を悔い改めて人の為に尽くす心を持つのを条件に、子供を返してもらい、 そのまま役行者の従者として仕えるのを誓いました。 赤目は前鬼(妙童鬼)となり、水瓶を持ち役行者の山中修行にはかかせない水を汲み、 黄口は後鬼(善童鬼)となり、背中に笈を担ぎ手には斧を持ち役行者が修行する道を切り開き、 薪を切り役行者に尽くすのです。この前鬼・後鬼の像は、自分の為ではなく、まず先に 人々の救済、そして幸せを願うという心、すなわち菩提心を表わすと共に、 人につくし許しあい信じあう仏の慈悲を象徴する姿でございます。
 (大本山高尾山薬王院蔵書)
自然研究路1号路
ケーブルカーの高尾山駅へ向かって、 浄心門を抜けて舗装されて幅の広い自然研究路1号路を右手へと緩やかに降っていきます。 1分半ほど進んでいくと、道の脇に大きな杉の木があります。 地上に出た根がタコの足に似ているところから「たこ杉」と呼ばれているようです。
市指定天然記念物 たこ杉
高さ37m、目通り幹囲約6m、樹齢およそ450年の大杉で、 高尾山内にある都指定の飯盛杉に次ぐ大木である。 「蛸杉」とは、「昔参道開削の際、盤根がわだかまって工事の邪魔になるところから、 伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折した」との伝説と、 その根が「たこの足」に似ているところから呼ばれるようになったものである。
 (八王子市教育委員会)
武蔵野を代表する樹木 ケヤキ
日本の代表的な広葉樹のひとつ。 山野に自生するだけでなく、公園樹や街路樹、庭木として広く植えられ親しまれています。
葉っぱには2つの役目がある】 ケヤキの葉には、そのつけ根に実のつくものがあり、葉とともに落下します。 そのとき、葉が翼のような役目をして実(種)がより遠くへ広がるのを助けています。
新緑は4月 紅葉は10月】 4月中頃、さわやかな新緑の芽吹きが見られます。 そして、秋、10月には、黄色から薄茶色へと変化する紅葉が、私たちを楽しませてくれます。
木材としても優秀な木】 木目が美しく保存性の高い材として臼や太鼓、お盆などの漆器に用いられます。 使うほどに赤みとつやの出るケヤキは、昔から人々の生活に取り入れられています。
 (東京都高尾ビジターセンター)
かすみ台
「ようこそ高尾山国有林へ」の大きな標識やサル園・野草園を過ぎていくと、 浄心門から3分ほどで道が二手に分かれています。 角に立つ大きな道標によると、正面の道は「観光リフト5分」、 左手に分かれていく道は「ケーブルカーのりば」となっています。 右手には十一丁目茶屋があり天狗だんごや土産物などが商われています。 角にはログハウスの高尾ウッディキャビンがあります。 ここはかすみ台というようで、茶屋の左手にはその旨の標識が立っていて山並みを見渡すことができます。 麓の清滝駅へと続く自然研究路1号路は正面の道を進んでいくのですが、 今回はこの左手すぐの所から出ているケーブルカーに乗って下山することにしました。
かすみ台
人と自然が緑の中でふれ合う場所です。 草や木を大切に。ごみは家まで持ち帰りましょう。
 (関東森林管理局、高尾森林センター)
高尾ウッディキャビン 高尾森林センター イベント案内所
このログハウスは、高尾山を訪れる人達と、国有林との窓口として設置したものです。 ログハウス内には、写真、ポスター等が掲示していありますので、ご自由にご覧ください。
 (関東森林管理局、高尾森林センター)
かすみ台の分岐から左手の道を進んでいくと、 ログハウスの左手から自然研究路2号路が分かれて降っていきますが、 そのまま真っ直ぐに進んでいきます。 右手にはこんもりとした高みがあって、7月1日〜9月30日の夕方から夜にかけて 「高尾山ビアマウント」が開かれています。 2時間制のグルメバイキングで、「満天の星空と夜景にカンパイ!」とのことですが、 今回は立ち寄るのは止めておきました。
国際森林年記念の森案内
国際森林年記念の森は、国際森林年(1985)を記念して、 森林の役割や森林を守り育てることの大切さを理解して頂くために、 ここ高尾山国有林に設定したものです。 この記念の森を、多くの皆さんに親しんで頂くため、 展示林や学習の歩道・森林浴の歩道、展望台などを整備しています。
 (関東森林管理局)
自然研究路2号路(霞台一周)
この自然研究路のテーマは「高尾山の森」です。 霞台をぐるりと一周しながら、南側のカシ林と北側のイヌブナ林の両方を見られるコースです。 長さは約900m、ゆっくり歩いて30分ほどの道のりです。 このコースから、山頂大見晴(自然研究路4号経由)へ、 または、高尾梅郷(蛇滝経由)へ入ることができます。
お願い
・植物や昆虫をとらないで下さい。
・ゴミは持ちかえりましょう。
・たき火やたばこの投げすてはやめましょう。
 (東京都)
高尾山(たかおさん)駅 (標高472m)
「高尾山ビアマウント」への登り口を見送ってその先へ進んでいくと、 すぐに高尾山駅(高尾登山電鉄)があります。 麓の清滝駅まで6分、1時間に4本の便があります。 標高差は271m、最大斜度は31度18分あるようで、日本一の急勾配のケーブルカーなのだそうです。
高尾山は昔から「天狗の住む山」と言い伝えられています。 天狗には大天狗・小天狗・木の葉天狗・カラス天狗がおり、 いでたちは修験者の山伏の様で怪力があり、清浄を愛して人間が近づくことを最も嫌うといわれます。 林の中で大木の倒れる音がするので行ってみると何事もない天狗倒しや、 祭りのような騒ぎが聞こえる天狗囃子、また、神隠しなども天狗の仕業とされています。 一方、除災開運・守護神としても語り継がれています。
 (高尾山・天狗焼)