畠山
散策:2007年06月下旬
【低山ハイク】 畠山
概 要 畠山は三浦半島の中ほどにある低い山で、森戸川を巡る三浦アルプスの東辺にあります。 三角点のある山頂からは、樹木の間から横須賀港を見下ろすことが出来ます。 今回は南東側を流れる下山川沿いから畠山へと登り、南西側へと降る短いルートを歩きます。
起 点 葉山町 不動橋バス停
終 点 葉山町 不動橋バス停
ルート 不動橋バス停…本圓寺…大谷戸橋…葉山2ガード…原っぱ…38番鉄塔…山中町分岐…乳頭山分岐…畠山…大沢山分岐…竹林…後山地区…不動橋交差点…不動橋バス停
所要時間 1時間30分
歩いて... 息が切れるほどの登りはありませんが、梅雨時とあって拭いても拭いても汗が滴り落ちてきました。 当初は大谷戸橋から畠山へ登った後、乳頭山を経て中尾根へ向う予定でしたが、 空模様も怪しくなってきたので、畠山に登っただけで終りにしました。 夏草が生い茂ってきているので、夏場は避けた方が良さそうです。
関連メモ 畠山, 塚山公園, 乳頭山, 畠山, 乳頭山
コース紹介
不動橋(ふどうばし)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗15]衣笠駅行きバスにて22分、1時間に2本程度の便があります。
バス停から逗子駅方向へ少し引き返した所を右手へ曲がり、 横浜横須賀道路の高架の下に沿って進んでいきます。
100mも行かないうちに下山川沿いの道に出ます。 そこを右折して横浜横須賀道路の下をくぐって下山川沿いに進んでいきます。 2分ほど進んでいくと右手に野球が出来る広場があります。 広場を過ぎて坊橋を過ぎた先に、右手に分かれていく道があります。 角には本圓寺の縁起を記した石碑があります。 この右手の先に本圓寺があるので、ちょっと立ち寄っていきました。
日蓮宗 本圓寺 縁起
当山は建長5年(1253)4月28日、房州清澄山に於て立教開宗された高祖日蓮大聖人が 時の府たる鎌倉に開教せんと海を渡り横須賀米ヶ浜に着き、 本道を送びて此地に来り滞在数日、法縁を結びて大明山本圓寺と号し、法華の道場としての基を定む。 孫弟子摩訶一印日印聖人、延慶3年(1310)、高層なる寺門を整へ、 爾来連綿として清浄なる法域は日蓮大聖人の法勲と共に愈々栄え、当地方随一の名刹なり。 口碑に往昔より庵ありし地なりと開山後土地の字名を高祖坂と称し、 附近に日蓮大聖人御使用の高祖井戸あり。 瀧不動の水と同じく法楽の功力に依り、常に水の枯れたる事なし。 猶秘宝願満大黒天ありて顕著なり。
本圓寺
広い「本圓寺参拝者専用駐車場」を左手に見ながら真っ直ぐに進んでいきます。 「高祖日蓮大菩薩」と刻まれた石碑を過ぎていくと、正面に石段があります。 石段を登っていくと、左手に普賢菩薩像、右手に文殊菩薩像がありました。 宗教は違うものの、何だか神社にある狛犬を想像してしまいました。 「大明山」の扁額の架かる山門から入っていくと、 「本圓精舎」の扁額が架かる本圓寺の本堂があります。
今月の聖語
仏の説法は獅子吼(ししく)と申す。 乃至法華経は獅子吼の第一也。
「今月の聖語」解説 =獅子吼=
日蓮聖人の仏教理解の肝要は"法華経最第一"につきる。 「仏の説法」は数多の経典となって伝えられる。 その仏の説法を獅子の吠(吼)えるにたとえて獅子吼という。 獅子とは百獣の王と呼ばれるライオンである。 百獣を威圧するように、仏の説法は悪魔・外道を屈服させ、万人を救護する。 従って諸経の中の王「法華経」は、諸経を統括する大王経だから経中における「獅子吼の第一」なのである。 釈迦如来の御心であり御志である「南無妙法蓮華経」は一切の群経を統括し、 束ねる「獅子吼の第一」であり"法華経最第一"の率直な表白・表出である。
 (文永9年 日蓮聖人御遺文「四條金吾殿御返事」)
大谷戸橋
本圓寺を後にして下山川に沿って更に進んでいきます。 作の田橋外階戸橋協力橋と過ぎていくと、 本圓寺への入口の所から4分ほどで大谷戸橋が架かっています。 「大」という字が付いてはいますがほんの小さな橋です。 「大・谷戸橋」ではなくて「大谷戸・橋」ということなのでしょう。 ここが畠山への登り口になります。
このまま下山川沿いに数10mほど進んでいくと畠山城址橋が架かっています。 その袂に「健康の散歩道 木古庭コース」の案内図がありました。 その畠山城址橋を起点とし、県道27号の境橋バス停を終点とする約2kmの散策路で、 コースとその周辺の案内図になっていました。
(畠山城址橋の先から畠山へ登るルートは「乳頭山」を参照)
健康の散歩道 木古庭コース
健康のため、あなたも歩いてみませんか。
このコースは約2.0キロメートルです。 歩く前後は準備運動をし、はきなれた靴で無理なく歩きましょう。
 (葉山町)
砂防指定地 下山川
この土地の区域内において、宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は 神奈川県知事の許可が必要ですから横須賀土木事務所にご相談下さい。
 (神奈川県)
大谷戸橋を渡って、谷戸に続く山道を進んでいきます。 谷戸の右手には細い流れが続いていました。 先日に降った雨のためか、道は少しぬかるんでいました。 細い溝のような流れに架かる丸太橋や金属製の蓋のようなものを過ぎていきます。 笹竹や夏草が伸びていて見通しはよくありませんでしたが、 この時期にしては道がはっきりとしていて分かりやすくなっていました。
葉山2ガード
両側に笹竹の生い茂る所を過ぎていくと、コンクリート舗装された登り坂になります。 左・右と折れ曲がっていくと、道の両側には金網が続くようになります。 舗装された道を1分半ほど登っていくと、横浜横須賀道路のガードがあります。 入口の左上には「葉山2」の標識がありました。 金網はガードの中にも続いていました。 水路もありましたが水は流れていないようでした。
原っぱ
ガードを抜けていくと、開けた感じの所に出ました。 夏草が生い茂っていて煩雑な感じもしますが、 冬枯れの季節にはかなり見通しのいい広々とした雰囲気の原っぱのように思えました。 今では横浜横須賀道路で分断されていますが、 その昔には大谷戸橋の所から続く「大谷戸」だったのでしょうか。 正面にはこれから向かう畠山が聳えていました。 舗装された道は途中から土の道へと変わっていきますが、 道はしっかりと確認できる状態になっていました。 送電線の鉄塔の立つ正面の森へと真っ直ぐに続いている道を進んでいきます。
38番鉄塔
原っぱの端までくると、道は雑木林の中へと入っていきます。 歩く人が多いのか、山道にしては幅の広い道になっていました。 下草もほとんど生えていなくて分かりやすいのはいいのですが、結構傾斜があったりします。 雑木林の斜面に続く道を登っていくと、金属製の網で出来た階段が現れます。 横木の階段のように土が流れ出ても抉れてしまうこともなく、大変に歩きやすい階段です。 金属製の網階段を登っていくと、 原っぱから森に入って4分ほどで、送電線の鉄塔「大矢部線No.38」の袂に登り着きます。 先ほどの原っぱから見えていた鉄塔のようです。 鉄塔の下は草が刈られていてスッキリとしていました。 見晴はあまり良くはありませんが、樹木越しに谷向こうの山並みを見ることができました。
鉄塔の左手を抜けていくと再び金属製の網階段が現れます。 階段をひと登りすると緩やかな尾根に登り着きます。 右手には38番鉄塔への道が伸びていますが、左手へと続く緩やかで広い尾根道を進んでいきます。
樹間からは、横須賀インターチェンジの側にあるゴルフ場の支柱が沢山見えていました。
緩やかな尾根道を少し進んでいくと、右手に2mほどの木製の梯子がありました。 尾根道は細くなりながらもこの先へと続いているようでしたが、 今回は右手の梯子を降りて、その先へと続く緩やかな道を進んでいきます。
後日に正面に続く道を歩きました。(「畠山」を参照)
(右手の写真は、梯子を降りてから振り返って写したものです)
雑木林の斜面に広くて緩やかな道が続いています。 単なる山道にしては幅が広くなっていたり草で覆われていないところをみると、 今でも通っている人がかなりいるということなのでしょうか。 その昔には木古庭地区から沼間地区へと尾根を越えていく生活道路だったのでしょうか。 そんなことを考えながら雑木林に続く道を進んでいきました。
山中町分岐
常緑樹が両側に生い茂るようになった道を更に進んでいくと、 38番鉄塔から10分ほど、大谷戸橋から22分ほどで分岐があります。 幅の広い道は右手の急坂を降っていくのですが、その角から左手へと細めの道が分かれています。 道標はないかと辺りを見回していると、右手の坂の入口辺りの樹木に手製の道標が括り付けられていました。 それによると、右手へ降っていく坂道は「十三峠・山中町・塚山公園」、 左手へ分かれていく細い道は「畠山へ、二子山・乳頭山 分岐右へ」、 今来た道は「畠山城跳橋・不動橋・大谷戸橋・木古庭へ」となっていました。 この時期なので夏草が生い茂っていて分かりにくくなっていますが、 この左手の道が畠山への道になります。
右手の道を降っていくと、横須賀インターチェンジの脇を経て塚山公園へと続いています。 また、実際に歩いたところによると、「畠山へ、二子山・乳頭山 分岐右へ」というのは、 畠山へはこの分岐を左手へ進み、 その道の途中にある分岐を右へ行くと二子山・乳頭山へ通じているという意味のようです。 (「塚山公園」, 「乳頭山」を参照)
乳頭山分岐
道標「畠山」に従って左手の細い道へと進んでいきます。 歩き始めの所には夏草が生い茂っていて先行きが心配になったりしますが、 すぐに分かりやすい道になってきます。 雑木林に続く緩やかな道を登り気味に3分ほど進んでいくと分岐があります。
角に立つ道標によると、右手に降っていく道は「仙元山・田浦緑地・(二子山)」、 正面の道は「大楠山・畠山・不動橋」、 今来た道は「長浦町・山中町・安針塚」となっています。 右手の道を進んでいくと、仙元山から乳頭山へと続く三浦アルプスの南尾根に出ますが、 今回は道標「大楠山・畠山・不動橋」に従って正面の道を進んでいきます。
右手の道を進んでいくと…
ここが先ほどの山中町分岐にあった道標「畠山へ、二子山・乳頭山 分岐右へ」が示す分岐になります。 ここから右手の道を45分ほど進んでいくと、三浦アルプスの南尾根にある小さな鞍部に着きます。 双耳峰になっている乳頭山の二つの峰の間にある鞍部で、そこから右手へ3分ほど登ると山頂に着きます。 手元の地形図では、畠山から三浦アルプスの南尾根へ向う道は、 標高200mほどの北西側のピークに直接続いているように描かれていますが、 実際には南東側の211m峰と北西側のピークとの間にある鞍部に着きます。 (「畠山」, 「畠山」, 「乳頭山」を参照)
引き続き夏草が生い茂る道を進んでいきます。 これまでよりも少し登りの傾斜が増してきますが、息が切れるほどの登りではありません。 雑木林の中に続く道を3分ほど登っていくと、なだらかになった所に着きます。 季節柄、夏草が生い茂っていてはっきりとはしませんが、ここで道が左右に分かれています。 正面に生えている樹木の袂に道標があって、右手の道は「不動橋」、 今来た道は「塚山公園・田浦緑地・(二子山)」となっています。 左手の道は何も示されてはいませんが、左手すぐの所が畠山の山頂になります。
火気に注意
 (神奈川県)
畠山 (標高205m)
分岐から左手へ進んでいくと、すぐの所の草が刈り取られていました。 標識などは見当たりませんでしたが、ここが畠山の山頂だと思われます。 先ほどの山中町分岐から7分ほど、大谷戸橋から30分ほどで到着しました。
山頂には三角点と小さな円いテーブルがひとつ設置されています。 石仏も一体ありました。顔が三つある石仏だったので馬頭観音でしょうか。 横面に刻まれた文字によると明治の頃に造られたもののようです。
畠山の山頂は樹木に覆われていて展望はほとんど得られませんが、東側の樹間から僅かに海が見えていました。 生憎の曇天のため霞んでいましたが、方角からすると横須賀港なのでしょうか。 先ほどの分岐の辺りも含めて、この一帯が畠山の山頂になるようです。 夏草が生い茂ってさえいなければ、結構広い山頂のように思えます。
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
先ほどの分岐まで引き返して、道標「不動橋」に従って下山していきます。 雑木林の中の道を3分ほど降っていくと、左手から山道が合流してきます。 道標などはありませんが、その道を合わせて右手へと更に降っていきます。
写真は振り返って写したものです。左手の道から降ってきました。
大沢山分岐
浅い鞍部に着いて軽く登り返して尾根に着くと、畠山の山頂から9分ほどで分岐があります。 角に生えている樹木の幹に書き込まれた文字によると、右手へ登っていく道は「交番方面」、 ナイフで刻まれた文字によると、今来た道は「ハタ山」となっていました。 左手へと降っていく道には何も記されてはいませんでしたが、ここは左手へと降っていきます。
以前に歩いたところによると、右手の坂道を6分ほど登っていくと小広くなったピークに着きます。 周りは樹木に囲まれていて展望は得られません。 測量用と思われる小さな石標がありました。 場所の名前などを記した標識は見当たりませんでしたが、幹に「大沢山」と刻まれた木がありました。 そこから道が左右に分かれていましたが、その行く末は確認しませんでした。
雑木林に続く尾根道を降っていきます。 2分ほど降っていくと、大きく左手へと曲がっていきます。 小さな高みを巻くようにして尾根道が続いています。 夏草が次第に少なくなってきて歩きやすくなってきます。
竹林
大沢山分岐から10分ほど降っていくと、竹林の中へと入っていきます。 歩きやすくなった道を進んでいくと、道幅が少し拡がった所に道標が立っています。 右手へと曲がっていく道は「不動橋」、今降ってきた道は「畠山」となっています。 道標に従って、右前方へと続く道を進んでいきます。
1分ほど進んでいくとU字形に抉れた道を降るようになりますが、 幅が広くなっているので、それほど歩きにくくはありません。
U字形に抉れた道が1分半ほどで終ると、舗装道路に降り立ちます。 畠山から25分ほどで降りて来られました。 これで山道は終りになります。
脇には道標が立っていて、正面の道は「不動橋」、 今降ってきた道は「畠山登山口」となっています。 ここから舗装道路を不動橋バス停へと降っていきます。
(写真は舗装道路に出てから振り返って写したものです)
後山地区
手元の地形図によると、降り立った所は後山地区というようです。 浅い谷筋の斜面に続く集落になっています。 後山地区に続く舗装された道路を降っていきます。 道の両側には民家が点在していて脇道もありますが、道なりに真っ直ぐ降っていきます。 「新道記念碑」を過ぎて更に降っていきます。 正面には大楠山へと続く山並みが広がっています。
不動橋交差点
舗装道路に降り立ってから6分ほど降っていくと、下山川沿いの道に降り立ちます。 脇には今降ってきた道を指す道標「畠山」が立っています。 右手にある葉山町消防団第一分団の建物を巻くようにして右手へと進んでいくと 県道27号(横須賀葉山線)の不動橋交差点に出ます。
不動橋(ふどうばし)バス停
不動橋交差点の左手には不動橋が架かっています。 その先には最初の不動橋バス停がありますが、 逗子方面の不動橋バス停は信号を渡った右手の所にあります。
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて22分、1時間に2本程度の便があります。
不動橋の左手の先にある最初の不動橋バス停からは、 衣笠駅(JR横須賀線)までの便が1時間に2本程度、 汐入駅(京浜急行本線)までの便が1時間に1本程度あります。