藤野鷹取山
散策:2007年04月上旬
【低山ハイク】 藤野鷹取山
概 要 藤野鷹取山は、相模原市藤野町の北側にある500mにも満たない低い山です。 その昔には武田軍の狼煙台があったという山で、藤野町十五名山のひとつにも数えられています。 今回は藤野駅から出発して、小渕ふれあいの森の一部にもなっている尾根道を、 岩戸山や小渕山を経て鷹取山へと歩いていきます。
起 点 相模原市 藤野駅
終 点 相模原市 沢井入口バス停
ルート 藤野駅…沢井隧道…小渕ふれあいの森分岐…藤野神社…20番鉄塔…小ピーク…19番鉄塔…18番鉄塔…岩戸山…関野分岐1…93番鉄塔…関野分岐2…関野分岐3…小渕山…五叉路…日野分岐…小ピーク…小渕峠…鷹取山…第二ピーク…小ピーク…鷹取山登山口…沢井入口バス停…(上野原駅)
所要時間 3時間10分
歩いて... ハイキング用地図には載っていないコースですが、 地元の山岳会が設置した道標が要所にあって、迷うこともなく歩いていくことができました。 一部に笹竹が生い茂り夏場になると少々煩わしくなるだろうと思われる所や傾斜の急な所もありましたが、 概ねはしっかりとして歩きやすい道が続いていました。 道端の樹木が芽吹いていて、若葉が伸び始めていました。 桜の花が咲いている所もあったりウグイスが鳴いていたりもして、 短めのコースでしたが雰囲気のいい散策が出来ました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
藤野(ふじの)駅
藤野駅(JR中央線)から歩いていきます。
駅舎を出ると正面に階段がありますが、その手前から駅舎に沿って左手へと進んでいきます。 桜の木の脇の階段を降って、その先に続く線路沿いの小径を進んでいきます。
駅前には「藤野町案内図」があり、正面の階段の上には「ようこそ藤野町へ」の看板も掲げられています。 藤野町(ふじのまち)は2007年3月に相模原市と合併して相模原市藤野町(ふじのちょう)となっていますが、 看板などの更新はあまり進んでいないようです。
藤野町の四季
春】 は新緑の季節。 やさしい風に包まれながら遊歩道を歩くと、そこは森林浴の世界。 陣馬山や生藤山方面、石老山や石砂山周辺など、気軽に楽しめるさまざまなハイキングコースで、 小鳥のさえずりを聞きながらお弁当をひらいてみてはいかがでしょう。
は青い空と白い雲。 照りつける太陽。こんなまぶしい季節は、自然の中でおもいっきりキャンプをするのもGood。 昼はバーベキュー、夜は満天の星空を見上げながら、友人・家族と語り合うのもたまにはいいかも。
秋】 は味覚と芸術の季節。 山々の紅葉を目にしながら、栗ひろいやサツマイモ掘り、シイタケ狩りなど、 土のにおいと温かさをじかに感じてみてください。 芸術体験ができるのも藤野ならでは。 おいしさとアートをまるかじり、秋の一日を満喫すれば心身ともにリフレッシュ。
は丹沢の山並みを眺めながら露天風呂。 相模湖でワカサギ釣りを楽しんだあとは、冷えた体を温めたい。 白い綿帽子をかぶった山々を、湯気の向こうに望みながら温泉にユッタリつかるのもオツなもの。
沢井隧道
藤野町商工会館を過ぎて緩やかな坂道を登っていくと、信用金庫の先の左手に藤野踏切があります。 道路向かいに道標が立っていて、踏切の先の道は「小渕ふれあいの森」となっていました。 その道標に便乗するようにして、 「←入口 鷹取山・岩戸山ハイキングコース」というシールが貼り付けられていました。 道標に従って踏切を渡って広くなった坂道を登っていくと、 藤野総合事務所前バス停の先に沢井隧道があります。 右手の石垣に「→鷹取山・岩戸山ハイキングコース」の白い道標が貼り付けられていました。 陣馬山へは隧道を抜けていくのですが、道標に従って隧道の手前から右手へと続く道を進んでいきます。 50mほど進んでいくとT字路があります。 そこにも「←鷹取山・岩戸山ハイキングコース」の白い道標がありました。 道標に従って中央自動車道の下にあるトンネル「相模湖9」をくぐっていきます。
あいさつ運動宣言の町
私たちは、郷土を愛し、人々の心と心のふれあいを深め、 "ゆとりとうるおいのあるまちづくり"をめざしています。 そのために、「あいさつ道路」を指定し、この運動の趣旨徹底と展開を図るものです。
あいさつは 心のふれあい かよいあい (第二回藤野町あいさつ標語入選作品から)
 (藤野町、藤野町教育委員会)
小渕ふれあいの森分岐
トンネルを抜けると道が左右に分かれています。 どちらへ行ったものかと道標を探していると、右手の少し先に「小渕ふれあいの森→」の道標が立っていました。 岩戸山へはどちらの道がいいのかと暫し考えた末、道標のある右手の坂道を進んでいきました。 かなり傾斜のある坂道を登っていくと、民家の前で左手へと鋭角に曲がっていきます。 すぐの所にある小屋を過ぎると、右手へ横木の階段が分かれて登っていきます。 脇には「小渕ふれあいの森案内図」と題した看板が立っていました。 それによると、右手の横木の階段は「こもれびのコース」や「つつじのコース」へと続いているようです。 看板の下には手製の「ハイキングコース案内図」があり、 今回歩く岩戸山〜小渕山〜鷹取山の尾根コースが載っているので参考にしましょう。 案内図によると、ここから鷹取山までは2時間(逆向きは1時間50分)、 鷹取山から野沢峠までは20分(逆向きは30分)となっていました。 道標「←鷹取山・岩戸山」が正面の坂道を指しています。 何やら雰囲気の良さそうな感じがする小渕ふれあいの森を散策してみたい気持ちもありましたが、 それは別の機会にということにして、今回は正面に続く坂道を登っていきました。
(今回はここから鷹取山まで2時間10分ほど、この案内図にあるのとほぼ同じ時間で着きました)
保安林区域図
この区域は森林がもっているいろいろな働きを守るため保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合わせ下さい。
 (神奈川県津久井地区行政センター農林部林務課)
雑木林に続く簡易舗装された道を緩やかに登っていきます。 2分ほど進んでいくと道は右手へと曲がっていきますが、その角から細い山道が左手へと分かれていきます。 角に立つ道標によると、左手へ分かれていく山道は「サクラのコース」、 右手へ曲がっていく舗装路は「至 藤野神社」となっていました。 ここは道標に従って右手へ曲がっていく舗装路を進んでいきます。 ほんの少し登っていくと舗装路は終わって、その先は土の道になっていました。 そこから左手に戻るようにして分かれていく坂道があります。 壊れて道端に落ちていた道標によると、正面の道は「澤井」、今来た道は「藤野駅」となっていました。 また、左手の岩肌に付けられた道標によると、 左手に戻るようにして登っていく道は「藤野神社・岩戸山377m」となっていました。 ここは道標に従って、左手へ分かれていく坂道を登っていきます。
「岩戸山377m」というのは、ここから岩戸山までの距離が377mという意味ではなくて、 岩戸山の標高が377mという意味のようです。 事前知識がないと、岩戸山まで377mで着くと思ってしまいそうです。
坂道を登って右手へ曲がると石段が上へと真っ直ぐに続いています。 「藤野神社」の扁額の架かる赤い鳥居を過ぎた所から左手へ土の道が分かれていました。 角に立つ道標によると「至 パノラマコース」となっていて、 それに便乗するようにして「←鷹取山・岩戸山コース」というシールが貼り付けられていました。 脇には石仏一体と石祠二つが立っていました。 石祠のひとつには「根津権現」と書かれた札が納められていました。 ハイキングコースは左手の道のようですが、 今回は、真上に見えている藤野神社へお参りしてからハイキングコースへ向うことにしました。
左手の道は藤野神社のある高みの巻き道になっていて、少し先の所で、神社から降りてきた道と合流します。
藤野神社
手摺の付いた石段を登って小高くなった所に着くと、正面には藤野神社が鎮座していました。 藤野駅から18分ほどで到着しました。 それほど大きくはないものの、本殿と拝殿の形をした立派な社でした。 拝殿の中を伺ってみると、奥の方に本殿と思われる小振りの社が納められているのが見えました。 謂れなどを記したものは見かけませんでしたが、これからの散策の安全をお祈りしていきましょう。
(引きがなくて正面からでは全体が納まらなかったので斜めから写しました)
敬神生活の綱領
一、神の恵みと祖先の恩とに感謝し、明き清きまことを以て祭祀にいそしむこと
一、世のため人のために奉仕し、神のみこともちとして世をつくり固め成すこと
一、大御心をいただきてむつび和ぎ、国の降昌と世界の共存共栄とを祈ること
 (神社本廳統理 徳川宗敬)
藤野神社の左手から続く幅の広い横木の階段を降っていきます。 程なくして緩やかになって木柵で囲まれた防火用水を過ぎていくと、 左手から登ってくる広めの横木の階段が合流してきます。 下の方には先ほどの鳥居と思われる赤い鳥居が見えていたので、 その先から分かれてきた道のようでした。 角に壊れた道標が落ちていて、正面の道は「岩戸山」、今降ってきた道は「藤野神社」となっていました。 ここは道標に従って、正面の道を進んでいきます。
山火事注意 緑を大切に
20番鉄塔
坂をひと登りすると緩やかな道になります。 右手の石垣の上には鉄塔が見えていました。 少し先の所からその高みへと続く急坂があったので登ってみると、送電線の鉄塔「桂川線20」でした。 周りは樹木に囲まれていて展望は得られません。 鉄塔の脇にはビニール袋やペットボトルなどがあるので何だろうと思っていると、人が寝転がっていました。 気持ち良さそうに寝ているようだったので、声はかけずに静かにその場を去りました。
鉄塔から元の道に戻ってその先へと進んでいきます。 雑木林と植林帯を分ける尾根に広くて緩やかな道が続いていました。 藤野生産森林組合の設置する標識「小淵字藤野上1652番地」を過ぎていくと、 道端にベンチが幾つか設置されている所がありました。 左手の雑木林の間から山並みを見渡すことができました。 展望地ということなのかも知れませんが、手前の樹木が邪魔をしていて眺めは今ひとつでした。 道端に立つ道標によると、今歩いている道は「パノラマコース」とのことです。 先ほどの「小渕ふれあいの森案内図」にも載っていたので、 この尾根道から左手一帯が小渕ふれあいの森」になるようです。
小ピーク
「小淵字藤野上1650番地」の標識を過ぎて登り坂になった尾根道を進んでいきます。 横木の階段を過ぎて歩きやすくなった道を進んでいくと尾根に出ました。 コースは左手へと続いていますが、その右手10mほどの所にちょっとした高みがあったので行ってみました。 ここがピークだろうと思われる所には三角点が設置されていました。 手元の地形図によると、藤野神社の西250mほどの所にある尾根の先端で、標高310mほどはあるようです。 北側が開けていて、山並みを見渡すことができました。 方角からすると、陣馬山から生藤山へと続く山稜でしょうか。 左手にある尾根続きの高みが、これから目指す鷹取山のようです。
19番鉄塔
小ピークから引き返して尾根道を進んでいきます。 「小淵字藤野上1643-1番地」の標識を過ぎてちょっとした岩場の高みに着くと、 左手が開けていて、丹沢方面の山並みを見渡すことができました。 眼下には藤野の街並みや相模川に架かる弁天橋などの眺めが広がっていました。 足元の岩は網状になった金属製ワイヤーで補強されていました。 岩場のすぐ先には送電線の鉄塔「桂川線19」が立っていて、 右手には陣馬山から生藤山へと続く山稜が広がっていました。
19番鉄塔を過ぎて、その先へと尾根道を進んでいきます。 「小淵字藤野上1574-1番地」の標識を過ぎていきます。 植林帯に広くて緩やかな道が続いていて、気分もよく歩いていくことができます。
鞍部
19番鉄塔から4分ほど進んでいくと降り坂になってきます。 やがて鞍部に着くと、道が左右に分かれていて十字路になっていました。 右手の道は送電線の巡視路のようでした。 左手の道はかなり藪っぽい感じになっていました。 脇に立つ道標によると、正面の道は「岩戸山377m」、今来た道は「藤野神社」となっていました。 また左手の道から登ってきた時に見える向きにも道標が立っていて、 今来た道は「パノラマコース」となっていたので、 「小渕ふれあいの森」は左手へと降っていくように思えます。 ここは道標「岩戸山」に従って正面の尾根道を登り返していきます。
18番鉄塔
「小淵字藤野上1580番地」の標識を過ぎて植林帯を登っていくと、緩やかな尾根に着きます。 右手には「TV用受信設備」として小振りのアンテナが設置されていましが、 左手へと続く尾根道を進んでいきます。 程なくして登り坂になって左手が開けて明るくなってくると、送電線の鉄塔「桂川線18」が立っています。 手元の地形図によると、377m峰の東南東250mほどの所にある尾根の肩で、標高340mほどはあるようです。 左手には丹沢方面の山並みが続き、眼下には藤野の街並みが広がっていました。
岩戸山 (標高377m)
左手に広がる景色を眺めながら緩やかな尾根道を進んでいきます。 程なくして植林帯と雑木林を分ける登り坂になってきます。 「小淵字石原1573-1番地」の標識を過ぎ、小振りのTVアンテナを過ぎて登っていくと、 三角点のある岩戸山の山頂に着きます。 藤野神社から35分ほどで到着しました。 「藤野町十五名山」のひとつなのだそうで、その旨の標柱が立っていました。 手前の草木が少し伸びてはいますが、左手が開けていて丹沢方面の山並みを見渡すことができます。 山頂はそれほど広くはありませんがベンチがひとつ設置されていて、 ひと休みしていくのにはいい場所でした。
関野分岐1
眺めを楽しんでひと休みしたらその先へと進んでいきます。 山頂に立つ道標によると、正面の道は「鷹取山」、今登ってきた道は「神社・JR駅」となっています。 道標に従って正面の植林帯の尾根に続く坂道を降っていきます。 1分ほど降って傾斜が緩やかになると、大きな木の袂に道標が立っていました。 正面の尾根道は「至る関野集落」、右手へ降っていく坂道は「至る鷹取山」、 今降ってきた道は「至る岩戸山頂・藤野神社・ふじの駅」となっています。 緩やかな尾根道は正面へと続いていますが、道標「鷹取山」に従って、右手の坂道を降っていきます。
93番鉄塔
植林帯の尾根筋に続くかなりの急坂を降っていきます。 ロープが張られていたりもします。 滑り落ちないようロープや樹木などにつまかりながら慎重に降っていきます。 2分ちょっと降っていくと鞍部に着きます。 軽く登り返していくと、雑木林へと変わって緩やかな尾根道になります。 樹木に「←鷹取山」と書かれた板切れがくくり付けられていたりもします。 道沿いの樹木が芽吹いていて若葉が伸び始めていました。 鞍部から4分ほど進んでいくと、送電線の鉄塔「八-上93号」の袂を過ぎていきます。
関野分岐2
93番鉄塔の先の小さなマウンドを越えて、広くて緩やかな尾根道を1分ほど進んでいくと、 道脇には背の高い笹竹が生い茂るようになります。 まだ草木が伸びていない季節だったので道ははっきりと確認できましたが、 夏草が生い茂る季節になると少々煩わしい感じがするかも知れません。 やがて降りになってくると、右手から左前方へと続く緩やかな道に降り立ちます。 脇の斜面にある道標によると、左前方の道は「鷹取山至る」、今降ってきた道は「岩戸山(10数分)」となっていました。 右手からくる道は何も示されていませんでした。 道標に従って左前方へと進んでいくと30秒ほどで十字路がありました。 角に立つ道標によると、左手の道は「至る関野集落・国道20号線」、 正面の道は「至る鷹取山」、今来た道は「至る岩戸山」となっていました。 右手の道には何も示されてはいませんでしたが広めの道になっていました。 ここは道標「鷹取山」に従って、正面の尾根に続く道を登っていきます。
登り始めは細い道ですが、次第に幅が広がってきます。 2分ほど登っていくと、目の前に大きな岩が現れます。 その岩の上へ続く道を登っていくと、四角い石の上に屋根だけ乗せられた石祠がありました。 以前には下の方もあったか、脇には石などが散乱していました。
関野分岐3
石祠を過ぎていくと、緩やかに降るようになります。 片側に笹竹が生い茂るようになると、左手が開けてきて山並みなどを眺めることができました。 広めで歩きやすい道を進んでいきます。 小さなアップダウンを過ぎて植林帯を降っていくと、 先ほどの関野分岐2から8分ほどで広めの道に出ました。 角に立つ道標によると、左手の道は「関野・国道20号」、 右手の道は「鷹取山」、今来た道は「岩戸山」となっています。 別の道標も立っていて、左手の道は「関野集落・国道20号」、 右手の道は「至る 小渕山・鷹取山」、今来た道は「至る 岩戸山〜ふじの駅」となっています。 ここは道標「鷹取山」に従って、右手の道を進んでいきます。
広い道を進んでいくと、すぐに道が二手に分かれています。 角に立つ「山火事注意 自然を守ろう」の標柱に「←小渕山・鷹取山方面」と書かれた板切れが掛けられていて、 左手へ登っていく道を指していました。 広めの道は正面へと続いているようでしたが、道標に従って左手の道を登っていきます。
小渕山 (標高350m)
上の方に見えているピークを目指して植林帯に続く坂道を登っていきます。 道はピークの左手を巻くようにして登っていきます。 雑木林に変わった緩やかな尾根を左手へと進んでいくと、 先ほどの関野分岐3から3分半ほどで小渕山に着きます。 岩戸山から25分ほどで到着しました。 ここも「藤野町十五名山」のひとつなのだそうで、その旨の標柱が立っていました。 標柱には「標高376.8m」と書かれていましたが、マジックで「350m」に訂正されていました。 山頂の周囲は樹木に囲まれていて展望は得られません。
「小淵山」と「小渕山」の二通りの表記がありましたが、同じ所を指しているものと思われます。 藤野町十五名山」の標柱には「小淵山」と記されていましたが、 藤野山岳会の設置する青い道標には「小渕山」となっていました。
小渕山からは道が二手に分かれています。 山頂に立つ道標によると、左手の道は「至る 下小渕集落」、右手の道は「至る 鷹取山」、 今来た道は「至る 岩戸山・ふじの駅」となっています。 ここは道標「鷹取山」に従って、右手の道を進んでいきます。 緩やかな尾根から降り道になってくると、山頂から1分ほどで左手から続く道に降り立ちます。 角に立つ道標「至る 鷹取山」が正面の道を指しています。 左手の道も広めでしたが、何も示されてはいませんでした。 ここは道標に従って正面の道を進んでいきます。
雑木林の尾根に広くて緩やかな道が続いています。 2分ほど進んでいくと、正面の高みへと道が分かれていきます。 手元の地形図によると、正面の高みは350m峰の北北西400mほどの所にある標高370mほどのピークのようです。 辺りを見回しても道標の類はないし、どちらへ進んだものかと暫く考えた末、 高みを左手へ巻くようにして続いている緩やかな道を進んでいきました。
五叉路
斜面を横切るようにして緩やかな道が続いていました。 植林帯を掠めて再び雑木林になった道を進んでいくと、 先ほどの高みから続く尾根の鞍部に着きました。 余りはっきりとはしないものの、右手の高みからも道が降ってきていました。 先ほどの分岐道を登ってくると、高みを越えてここへ降りて来られるようでした。 切り通しのようになった鞍部の向こう側には、左右へ降っていく道が続いていました。 また左手の尾根へと登っていく道もあって、五叉路のような感じの所になっています。 道標「鷹取山」が左手の尾根へと登っていく道を指していました。 余りはっきりとは読めませんでしたが、その道標に書き込まれたメモによると、 高みを越えた左手の道は「住宅前バス停」、右手の道は「下落合へ」となっているようでした。 ここは道標「鷹取山」に従って、左手の尾根へ登っていく道を進んでいきます。
手元の地形図によると、この場所は破線で示された道がT字に交わっている所のようですが、 すこし位置がずれているようです。 地形図にある位置より東側の小ピークにもう少し寄った辺りになるようです。
日野分岐
左手の雑木林と右手の植林帯の間に続く尾根道を登っていきます。 程なくして植林帯は終って雑木林の尾根を登るようになります。 樹木が若葉を出し始めていて雰囲気が良く、気分も和らいできます。 高みを越えて降っていくと、先ほどの五叉路から5分ほどで鞍部に着きます。 左手と右手に戻るようにして道が分かれていて、十字路のようになっています。 角に立つ道標によると、右手に戻るようにして続く道は「大日野・小日野」、 左手に戻るようにして続く道は「鷹取山」となっています。 正面にも尾根道が続いているようでしたが、道標「鷹取山」に従って、左手へと曲がっていきました。
右手の道は降ってきた高みを巻くようにして続いていました。 確かめた訳ではありませんが、先ほどの五叉路の道へ続いているように思えました。
小ピーク
すぐの所にある道標「←鷹取山」を過ぎて、緩やかで広めの道を斜面に沿って進んでいきます。 やがて尾根を進むようになります。 緩やかに登って高みを越えていきます。 樹間からは藤野方面を見下ろせる景色が続いていました。 再び軽い登りになってくると、右手に植林帯が続くようになります。 日野分岐から8分ほど進んでいくと、小ピークに着きました。 小渕山から23分ほどで到着しました。 「神奈川県水源協定林S27」の短い杭と、「水源の森林 神奈川県」の標柱が立っていました。 手元の地形図によると、350m峰の北西700mほどの所にある標高400mほどのピークのようです。 この小ピークは、小渕山と鷹取山とのほぼ中間辺りになるようです。
小ピークからその先へと緩やかに1分半ほど降っていくと、右手に戻るようにして道が分かれていきます。 かなりしっかりとした道になっていました。 どちらへ行ったものかと辺りを伺っていると、 右手の樹木に「作業用経路です ハイキングコースでわないです」と書かれた赤いテープが巻きつけられていたので、 右手の道は見送って左手へと進んでいきました。 雑木林に続く緩やかな尾根道を進んでいくと、正面のこんもりとした高みの手前で道が左右に分かれています。 どちらへ行ったものかと左右を伺っても標識らしきものは見当たりませんでした。 暫し考えた末、今回は右手の道を進んでいきました。
小渕峠
斜面を横切って植林帯へと入っていくと、手前の分岐から2分ほどで鞍部に着きました。 角に立つ道標によると、右手の道は「上沢井バス停」、 左手の道は「藤野台へ」、正面の道は「鷹取山」、 今来た道は「小渕山〜岩戸山・関野〜ふじの」となっています。 道標には何も示されてはいませんでしたが、 左手に続いてきた高みへと登っていく道もあったので五叉路になっています。 左手に続いてきた高みへの道を試しにちょっと歩いてみました。 少し登っていくと緩やかな尾根が続いていて、道もしっかりとしていました。 その先は降りになっていたので、手前にあった分岐の辺りに降りていかれるのかも知れません。 ここまで引き返してきて道標「鷹取山」に従って、正面の尾根道を登っていきます。
峠には庇の付いた標識も立っていて、「小渕山(峠)海抜376m」となっていました。 手元の地形図によると、ここは鷹取山の南方500mほどの所にある鞍部のようです。 標高は390mほどはありそうなので、標識に書かれている海抜とは若干の差があるようです。 それ以外にも説明文らしいものが書かれていました。 「昭和28年より前は生活道路として…」となっていましたが、 標識全体がビニールで覆われていてよく読めませんでした。 先ほどの小渕山(350m)とこの標識の「小渕山(峠)」とはどのような関連があるのかは分かりませんでしたが、 この峠は小渕峠と呼ぶのでしょうか。 左右の道はかなりしっかりとしていたので、 その昔には東側の沢井川沿いの集落と西側の境川沿いの集落とを結ぶ生活道路として よく利用されていた峠道だったのかも知れません。
雑木林に続く尾根道を登っていきます。 3分ほどで高みを越えて降っていくと、正面には二つの高みが並んでいるのが見えるようになります。 手元の地形図によると、鷹取山の山頂部は南東から北西へと伸びていてピークが二つあるようですが、 右手に見えているのがその南東側のピークである鷹取山で、 左手に見えているのは鷹取山の第二ピークではなくて、南側150mほどの所にある尾根の高みのようです。
鞍部
松の木が混じるようになった雑木林を更に降っていくと、小渕峠から5分ほどで浅い鞍部に着きました。 手元の地形図によると、鷹取山の南方300mほどの所にある鞍部のようです。 ここから左手へと道が分かれていきます。 右手の方にも道が分かれていたかどうかは確認を漏らしてしまいました。 道標の類は見当たりませんでしたが、ここは正面の尾根へと登り返していきます。
雑木林の尾根を登っていくと、やがて松が目立つようになってきます。 倒木などもあったりしますが、道はしっかりと続いているので安心です。 枯れ木などが具合のいい形になっていて、野外オブジェのような感じがするものもあったりします。 左右の樹間から山並みや街並みなどを眺めたりしながら尾根道を登っていきます。
鷹取山 (標高472.4m)
やがて現れる植林帯を程なくして抜けていくと、再び雑木林になってきます。 丸くなった尾根道を更に登っていくと、三角点のある鷹取山の山頂に着きます。 小渕峠から17分ほど、小渕山から50分ほどで到着しました。 それほど広くはない山頂ですが、これまでの岩戸山や小渕山よりは広さがあるようです。 ここも「藤野町十五名山」のひとつなのだそうで、その旨の標柱が立っていました。
鷹取山烽火台跡
ここ鷹取山は標高472mあり、永禄・天正年間(1558〜1591) 甲州武田氏支配の時、北條の様子をのろしや大鐘で合図したところです。
 (藤野町教育委員会)
基準点・三角点・水準点を大切にしましょう
基準点を使用して測量する者は国土地理院長の承認を得なければなりません。 作業前に必ず土地所有者に連絡して下さい。
 (国土地理院関東地方測量部、所有者)
鷹取山の山頂には「鷹取山神社」と刻まれた真新しい石柱がありました。 また「こころに残る鐘」と書かれた円筒状の釣鐘もありました。 どんな音色なのかと思って、辺りに落ちていた枯れ枝を拾って試しにそっと叩いてみました。 「ゴ〜〜ン」と余韻の残る良く響く高めの音がしました。 どういう謂れの鐘なのかは記されてはいませんでしたが、 武田軍がこの鷹取山で合図に使ったという大鐘の由来を伝えようと、 平成12年に地元の山愛好家が設置したものなのだそうです。
樹木が少し邪魔をしていましたが、北側には陣馬山から生藤山にかけての稜線が続いていました。 朝早めに出発したこともあって昼までにはまだ時間がありましたが、ここで昼食タイムにしました。
鐘の脇にある石の上に腰を下ろして食事をしていると、 蝶なのか蛾なのか何という名前なのかも分かりませんが、 綺麗な羽をヒラヒラさせながら舞っていました。 なかなか止まってはくれませんでしたが、何とかタイミングを得て写すことができました。
第二ピーク
20分ほど居た鷹取山の山頂を後にして下山していきます。 これまで歩いてきた道は、 鐘の木組みに取り付けられた道標では「小渕山・岩戸山・ふじの駅方面」、 鷹取山神社の石柱の脇に建てられた鷹取山愛好会の設置する「自然を大切に・山をきれいにしましょう」と書かれた道標では 「藤野・藤野台・上野原」となっていました。 正面に降っていく道は、 石柱の後ろの方の樹木にくくりつけられた道標では「←矢沢峠」となっています。 今回は道標「矢沢峠」に従って、正面へ続く道を降っていきました。 歩き出したすぐの所の樹木の脇に、鷹取山愛好会の設置する道標「佐野川〜上野原駅」も立っていました。 坂道を少し降っていくと程なくして緩やかな尾根道になります。 雑木林の中に続く尾根道を軽く登ってなだらかな尾根が暫く続くようになると、 「神企電」と書かれた白い標柱や「神企」と刻まれた短い杭が点々と立っています。 手元の地形図によると、この辺りが鷹取山の北西100mほどの所にある緩やかな高みになった第二ピークのようです。
鞍部
やがて降り坂になってくると、左手に有刺鉄線柵が続くようになります。 かなり傾斜があったりもするし、柵に近い所に道が付いているので、誤って柵に触れたりすると大変です。 出来る限り柵から離れた所を選んで降っていきました。 一旦途切れたかと思える柵も、傾斜が緩やかになって植林帯に変わってくると再び続くようになります。 広めで歩きやすい道が続きます。 植林帯が終って再び雑木林になってくると、大きなモミの木が生えていたりもします。 その先で道が右手へ分かれて降っていきます。 鷹取山の第二ピークの北300mほどの所にある浅い鞍部の辺りになります。 道標などは見当たりませんでしたが、正面に続く尾根道を更に進んでいきます。
小ピーク
広い尾根道を軽く登り気味に進んでいくと、鷹取山から15分ほどで小ピークに着きます。 手元の地形図によると、鷹取山の北北西500mほどの所にある標高380mほどの高みのようです。
大きな樹木が何本も生えていて、その袂には石祠が三つ並んでいましたが、 名前などは確認できませんでした。 先ほどから続いてきた有刺鉄線柵は、ここで左手へと曲がって離れていきます。
小ピークからは広くて緩やかな降り道になってきます。 正面に生藤山などの山並みを眺めながら降っていきます。 しばらく降っていくと、道沿いには桜の木が何本も植えられていました。 少し盛りは過ぎていましたが、まだ綺麗な花を沢山咲かせていました。 「ホ〜ホケキョ」というウグイスの鳴き声が何処からか聞こえてきたりもしました。 目や耳に春を感じながら心も軽やかに降っていきました。
鷹取山登山口
桜の木が見えなくなって緩やかな降り道を更に進んでいきます。 やがて降り傾斜が少し増してくると、横木の階段が始まります。 横木の階段を降りきると、舗装された県道521号に降り立ちます。 先ほどの小ピークから8分ほど、鷹取山の山頂から23分ほどで降りて来られました。 これで山道は終わりになります。 降り立った所には道標が立っていて「鷹取山登山口」となっていました。 道標によると、今降ってきた道は「鷹取山」、 右手の道は「沢井〜藤野駅」、左手の道は「上野原駅」となっています。 正面の傾斜地にはモダンな感じの特別養護老人ホームが建っていました。 県道を右手へ少し進んでいった所が峠のようになっていて、その先は降り坂になっていました。 鷹取山の山頂にあった「矢沢峠」という所なのでしょうか。 最初の「小渕ふれあいの森案内図」の下にあった「ハイキングコース案内図」では「野沢峠」となっていましたが、 同じ場所を示しているのでしょうか。 ここは道標「上野原駅」に従って、県道を左手へと進んでいきます。
(写真は道路に降りて振り返って写したものです)
沢井入口(さわいいりぐち)バス停
県道を緩やかに降っていくと3分ほどでY字路があります。 その右手すぐの所に沢井入口バス停があります。
上野原駅(JR中央線)まで、上野原駅行きバスにて12分、便はとても少なくなっています。
 土日曜 7:24 8:57 10:31 14:17 15:34 16:47 18:07
時間が合わないようなら上野原駅まで歩いていきましょう。 今回もバスの時刻までかなりの時間があったので歩いていきましたが、 上野原駅まで50分ほどで到着しました。
(所要時間には含めていません)
上野原駅
道路標識「3km 上野原→」に従って車道を進んでいきます。 「上野原」が何処を指しているのかは分かりませんが、上野原駅までは4km強はあるようです。 神奈川県と山梨県の県境を過ぎ、上野原工業団地への分岐を右手に見送って衛生センターを過ぎていくと、 栄田桟道橋の手前から右手へと登っていく坂道が分かれていきます。 その坂道を登って高台の住宅地を過ぎていくと国道20号に降り立ちます。 新町交差点を直進して新町二丁目交差点を左折して真っ直ぐに進んでいきます。 左右の分岐を見送って道なりに真っ直ぐに進んでいくと、 中央自動車道の上に架かる鳥居ノ前第1橋を渡っていきます。 やがて道は左手へと曲がっていきます。 関山歩道橋を過ぎていくと、広めの階段が右手へと降っていきます。 その階段を降った所に上野原駅(JR中央線)があります。
この時は、上野原駅の北口は歩道設置工事が進められていて、周辺は少し雑然としていました。 駅ホームには「三頭山・権現山 登山ハイキングコース 下車駅」、 「鶴川渓谷平野田自然休養村 キャンプ・バンガロー・釣り 下車駅」の看板が出ていました。 また、名所案内として、奥相模湖・三頭山・陣馬山などを紹介した案内板も設置されていました。
奥相模湖 あゆ、ふな、わかさぎ釣りと、四季のハイキングコース。
三頭山 標高1527メートル、ハイキングコース。
当駅から西原までバス40分、西原頂上間徒歩2時間30分。
陣馬山 標高857メートル、ハイキングコース。
当駅から下岩までバス20分、下岩頂上間徒歩1時間。