柏尾川
散策:2007年03月下旬
【街角散策】 柏尾川
概 要 柏尾川は戸塚区柏尾町から藤沢市川名で境川に合流するまでの延長11kmほどの二級河川です。 堤防部には桜並木の下に散策路が整備されています。 また川辺にも散策路があって、水の流れを間近に感じながらの散策も楽しめます。 今回は戸塚駅から金井公園までの桜の咲く柏尾川沿いを歩いていきます。
起 点 横浜市 戸塚駅
終 点 横浜市 戸塚駅
ルート 戸塚駅…朝日橋…桜橋…高嶋橋…豊田堰橋…栄第二水再生センター進入橋…柏尾川大橋…久保橋…金井公園…久保橋…柏尾川大橋…栄第二水再生センター進入橋…豊田堰橋…高嶋橋…桜橋…朝日橋…戸塚駅
所要時間 2時間30分
歩いて... 柏尾川の両岸には今を盛りと桜の花が並木を作っていました。 雪洞が吊り下げられ露店も出ていたりして、花見の季節の真っ只中でした。 桜を愛でながら散策する人・ジョギングをする人・写真を撮る人など、 思い思いの長閑な週末を過ごしているようでした。 川辺にも散策路がありますが、川底の掘下げ工事中のため、右岸の散策路は柵で閉ざされていました。
関連メモ 戸塚宿
コース紹介
戸塚(とつか)駅
戸塚駅(JR東海道線)の西口から歩いていきます。
地下の改札口を出て西口へ向っていくと、「柏尾川健康づくりコースガイド」と題した案内図があります。 今回歩く柏尾川沿いのコースが載っているので参考にしましょう。 同じ案内図は横浜市戸塚区のホームページにも掲載されているので、印刷して持参するととても参考になります。 今回は、柏尾川の右岸沿いに続く道を金井公園まで行き、 そこから左岸を引き返してきて戸塚駅へ戻ってくるルートを歩きます。
戸塚駅の西口は再開発事業が進んでいます。 店舗などは店じまいをして立ち退きが始まっていて歯抜け状態になっています。 2007年6月から一斉取り壊しを行い、9月から建設を始めて2009年秋に一部がオープン、 2012年秋に全面オープンする計画のようです。 駅を出た所に完成予想図が掲示されていますが、これまでとはすっかり様子が変わってしまうようです。
柏尾川健康づくりコースガイド
戸塚駅から徒歩3分で、自然に触れることのできる『健康づくり推奨コース』は、ぐるっと1周約5kmです。 四季折々の自然を観察しながら歩いたり、運動したりしてみませんか?
戸塚宿
地下の改札口を出た正面の壁には、安藤広重の「東海道五拾三次之内戸塚」の大きな浮世絵があります。 また西口を出た右手には「歴史の道 東海道戸塚宿周辺散策案内図」が立っていて、 旧東海道(現在の国道1号)に沿って点在する往時の史跡などが紹介されています。 戸塚宿は当初の東海道五十三次には入っていなかったが、 江戸から歩いて丁度一日の所にあるこの地に宿場がほしいということで、少し遅れてから出来たようです。 武蔵国と相模国の国境に連なる山並みのすぐ西側にあって、 保土ヶ谷宿と藤沢宿寄りは難所の坂になっていたようです。 往時の史跡なども訪ねてみたいと思いますが、それはまたの機会にということにして、 今回は、桜の花を愛でながら柏尾川沿いを散策していきます。
(後日に戸塚宿の前後を歩きました。「戸塚宿」を参照)
歴史の道 東海道戸塚宿周辺散策案内図
戸塚宿は、品川・川崎・神奈川・保土ヶ谷に次ぐ五番目の宿場として、 神奈川・保土ヶ谷に3年遅れた慶長9年(1604)に成立しました。 戸塚宿は江戸から約10里(40km)で、当時の一般的な旅人の一日の行程の位置にありました。 しかも、隣接する宿場の保土ヶ谷宿と藤沢宿寄りに、県内では箱根に次ぐ難所の権太坂と大坂があることから、 江戸を出発した旅人の最初の宿泊地となったようです。 また、戸塚宿付近は大山道や鎌倉道への分岐点であり、 大山詣や鎌倉の寺社参詣の人々で大いににぎわったと伝えられています。
【原宿の一里塚跡】 江戸より11番目の一里塚です。現在は跡を示す案内看板が建っています。 (なお、12番目の一里塚は藤沢宿付近にあります)
【大坂上の松並木】 第六天あたりからの坂を大坂といい、当時は急勾配の坂が続き、松並木のある坂上へと出ました(高低差約40m)。 今も名残を伝える松並木が残っています。
【上方見附跡】 戸塚宿の京側の入口にあたります。 当時、大名行列などが通るときは、宿役人ま見附まで出迎え、行列は整然と進みました。 上方見附の切石は、当時の姿が残されています。
【富塚八幡宮】 延久4年(1072)に社殿を造ったと伝えられ、戸塚総鎮守になっています。 境内には芭蕉の句碑があります。 富塚八幡宮のある丘の頂は古墳になっており、これを富塚と呼んでいました。 戸塚の地名もこの富塚にちなんだものとの説が有力です。
【沢辺本陣跡】 戸塚宿に2軒あった本陣の一つ。 参勤交代の多くの大名が宿泊しました。 一隅には明治天皇行在所(あんざいしょ)・休泊地の碑があります。
【(吉田)大橋】 現在の橋の街灯は大名行列がもつ長柄のバレンを模しています。 安藤広重が描いた「東海道五拾三次之内戸塚」は、この大橋の風景を描いたもので、 現地には浮世絵のレリーフがあります。
【戸塚(元町)の一里塚跡】 江戸から10番目の一里塚で、慶長9年に街道の付属施設として造られました。 一里塚は、行程の目安とするため、約一里(約4km)ごとに置かれていました。
【江戸方見附跡】 宿場の入口に築かれたシンボルが「見附」で、江戸側の入口にあったものを「江戸見附」、 京側の入口にあったものを「上方見附」といいます。 両見附の間が「戸塚宿」です。 江戸見附の遺構は残っていませんが、由来を記した記念碑があります。
柏尾川
再開発が進む西口を大船駅方向へ進んでいくと、程なくして柏尾川に出ます。 その左手には「柏尾川提の碑」などの碑が集めらていました。 判読できない文字もありましたが、その内容を載せておきます。 柏尾川の改修やサクラの植樹などに関して記されています。 それによると、柏尾川のサクラはかなり以前から有名だったようです。
豊塚堰
明治三十八年戸塚町豊田村長尾村本郷村ノ耕地二百八十町歩ノ整理ト之ヲ還流スル柏尾川ノ改修トヲ企画シ 尓後八回ノ星霜ト八萬余円ノ巨資ヲ費シ之ガ完成ヲ見タリ 本樋門ハ該工事ノ一部ニシテ鐡柱煉瓦壁ノ構造ナリシガ大正十二年九月一日ノ関東大震災ノ為メ大破シ時 恰モ鐡道改良工事トシテ河身ノ附替ヲ為スニ方リ鉄道省ノ助成ヲ得之ガ改築ヲ全ナシタリ工費一萬二千 灌漑面積四十町歩豊塚堰ト命名ス
 (大正十四年春 神奈川県鎌倉郡戸塚町外二ヶ村 耕地整理委員長)
戸塚町豊田長尾本郷各村の柏尾川氾濫に悩める事久_ 於茲有志時の郡長原田千之介氏と謀り県費補助の下に耕地整理組合起し 経営三年明治四十一年春延長一里に亘る堤防の竣工を告げたり 此間委員長小串清一氏の努力に俟つもの甚た多く而も氏は此喜びを永久に遺さんとし 櫻樹二千本を栽植せられたり其後二十有五年青年団有志の保護に依り 今や春陽紅雲満朶真に関東屈指の名勝地たるに至れり 依而以て記念の為め本碑を建て後真の芳名を緑し其功績を追憶す
 (昭和八年四月)
柏尾川提の碑
柏尾川はその歴史も古く、安政の頃から住民の生活と密接な関係を持ちつつ、 「川」本来の大きな役割を果し、また提のサクラとともにその名は広く県民に親しまれております。 近年、戸塚区は急速な発展を遂げ、今や人口40万人を数え、これによって起る諸々の社会現象は、 川の存在と効用を一段と高めております。 時が経つにつれ、柏尾川の両側にみれれた田園風景や附近の丘陵地帯ののどかな風景は姿を消して、 附近一帯は急激に都市化が進み、到る処住宅や工場が建ち並び、 またひとたび豪雨見舞われると柏尾川が氾濫し、住民に被害や不安を与えることがしばしばでありました。 こような状況を解消し、自然を守り住みよい環境をつくるために、 県は昭和50年4月に激甚災害対策特別緊急整備事業の認可を受け、事業実施に五ヶ年間の歳月と 莫大な資金を投入して、延長五キロメートルの改修工事に着手し、遂に本年完成を見るにいたりました。 こうして柏尾川は近代的な河川に生まれ変わりましたが、 同時に古くから県民の憩いの場として広く親しまれておりましたサクラ並木も病気のために枯死したり、 工事のために整理されたりしてしまいました。 そこで、この柏尾川改修工事の完成を契機として、 地元観光協会からサクラの名所としての昔日の面影を復活したいという強い要望があり、 県もその主旨に賛同し、緑の復元のためにこのたびサクラの若木を新たに植樹することとなりました。 また、観光協会は、この機会に既存の耕地整理の顕彰碑など川にゆかりの碑を集め、 県並びに施工業者の協力を得て、ここに記念碑を建て、後世に伝えることになりました。
 (昭和55年4月8日 神奈川県知事、戸塚区観光協会会長)
朝日橋
記念碑などを後にして柏尾川沿いに進んでいくと、すぐに朝日橋があります。 その袂には「柏尾川プロムナード」と題して、これから歩く散策コースが図示されているので参考にしましょう。 それによると、プロムナードは戸塚駅の北側や金井公園の先にも続いているようですが、 今回はその中の戸塚駅と金井公園の間を歩きます。 コースに沿って約250mごとに小さな解説板が合計19個設置されています。 設置されている場所を示す地図も載っていて分かりやすくなっていました。 朝日橋の袂にはその1番目の解説板があります。
(写真は朝日橋の中ほどから下流方面を写したものです)
【1】柏尾川を歩いてみよう!走ってみよう!
柏尾川プロムナードには、川沿いを巡る健康づくりコースを紹介した看板が3ヶ所設置してあります。 また、実際にコースを使って歩いたり走ったりする人のために、 このようなポイントガイド(地点標)が19ヶ所設置してあります。
歩いて楽しむ人には」  ポイントガイドそれぞれに、水辺で見られる鳥や魚、桜の種類のほか、 柏尾川のことについてのコラムが書いてあります。 これらを参考に四季折々の風景の中を歩いてみれば、新たな発見ができるかもしれません。
走って楽しむ人には」  約250mほきに、このポイントガイドが設置してありますので、走行距離の目安にしてください。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
川辺へ降っていく階段を見送って柏尾川の右岸に続く道を進んでいくと、沿道には桜並木が続いています。 今を盛りと見事な花を咲かせていましたがかなりの老木で、 平成20年度までの予定で桜並木の再生事業が進められているようです。 柏尾川の桜の歴史も記されていましたが、盛衰の歴史を歩んできたようです。
柏尾川桜並木道の再生
〜美しい桜並木を未来へ引き継ぐために再生事業を行います〜
【いまの桜は幹はほとんどが老木です】 朝日橋から高嶋橋の間のこちら(右岸)側には、54本の桜が美しい並木を形成しています。 これらは昭和27年(1952)ごろに植えられたもので、当時、樹齢10年ほどの桜も いまでは樹齢60年を超えて老木となっています。
【放っておくと枯れてしまう心配があります】 桜の寿命は60年ほどと言われています。 ここの桜も、だんだん衰えてきて枝が折れたり、幹に大きな空洞ができたりするものが目立ってきました。 平成14年度に桜の健康診断を行った結果、健康はものは54本中わずか8本でした。 残りは、虫(ガ)やキノコによる腐食が進み、木の内部に空洞ができていたり、 枝の大部分が枯れているなどの症状が出ています。 この状態を放っておくと、強風のときに幹が折れたり、枯れ枝が落ちて、 プロムナードの利用者がケガをしてしまうこも心配されます。
【桜並木道を未来に引き継ぐために「再生」します】 そこで、これからも美しい桜並木を残していくために、余分な枝を剪定して元気にしたり、 特に衰えている桜は若木に植え替えて「再生」していくことになりました。 「再生」の内容は次の5つです。
(1)剪定、(2)植え替え、(3)新規植樹、(4)根元改善、(5)プロムナード改修
歴史コラム 〜桜並木植え替えの歴史〜
安政3年(1856) 最初に柏尾川沿いに桜が植えられる(その後枯れ果てる)
明治元年(1868) 最初の桜並木完成(明治41年 堤防改修のため伐採)
明治43年(1910) 堤防改修記念に植樹(昭和19年 薪などにするために伐採)
昭和27年(1952) 戦後復興を目指し植樹(昭和51年 堤防改修のため一部伐採)
昭和55年(1980) 現在の桜並木(約4km・約700本)が形成される
所々にはベンチが設置されていてひと休みすることもできます。 丁度花見の季節だったこともあって、露店も何軒か出ていました。 雪洞も吊られていたりして夜には彩を添えることでしょう。
私たちはきれいな川が好き
ボラ 出世魚。幼魚はオボコ、イナなどと呼ばれる。 春に川をさかのぼり、秋に海へ戻る。
コイ 昭和58年より"ヨコハマさわやか運動"の一環として放流。 その他、個人放流のものもいる。
そのほかの柏尾川のいきもの 魚ではフナ・ドジョウ・モツゴ・ヨシノボリなど、 鳥ではカモ・セキレイ・シギ・ユリカモメなど、 ほかにも生きものの仲間多数。
 (横浜市、戸塚区、境川・柏尾川水系浄化整備の会)
桜橋
露店の並ぶ道を進んでいくと桜橋があります。 その名の通り、欄干が桜色に塗られていたりします。 花見の季節にはボランティアの方々が清掃をされているようで、 この時にも多くの人が集まって作業が始まろうとしているところでした。 ボランティアの方々に苦労をかけなくても済むよう、花見をしたらゴミ類はすべて持ち帰りたいものです。
【2】柏尾川沿いの桜並木
柏尾川の桜の歴史は古く、安政年間にまでさかのぼることができます。 大正〜昭和初期には、戸塚駅から大船までの両岸に見事な桜のトンネルが連なり、 関東屈指の桜の名所として知られていました。 その後、戦争や改修による伐採と新たな植樹を繰り返し今日(約700本現存)に至っています。 約150年前、大雨で壊れた堤防を直した記念として植えられたのが最初の桜でした。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
花見を楽しく!!
柏尾川クリーンアップキャンペーン実施中
桜の開花にあわせて桜ボランティアが清掃しています。 ぜひ御参加ください。 桜の開花中の9:00〜10:00頃(桜橋集合:雨天中止)
桜の枝が道の上を覆っていてトンネルのようになっています。
「ミズキンバイ」の仮移植のお知らせ
まちに「ミズキンバイ」が生育する豊かな自然環境と水害のない柏尾川をめざして
【なぜ仮移植するのですか?】 柏尾川は、1時間に50mmの降雨に対応する整備をすすめています。 このため河床を約1km掘削します。 河床掘削に先立ち、絶滅危惧植物の「ミズキンバイ」を金井遊水地に仮移植します。 河床掘削が完了した後に「ミズキンバイ」の生育域を整備し復元する予定です。
【「ミズキンバイ」とはどのような植物ですか?】 「ミズキンバイ」は、水辺に生育するアカバネ科の多年草で、 中国にも生育していますが日本国内の産地はもともと少なく、 近年その生育域が次々失われて、現在は絶滅危惧種になっています。 草丈は30〜40cm、浅水中や湿地に生育して夏から秋に黄色い花を咲かせます。
 (神奈川県横浜治水事務所)
満開の桜の花に鼻を近づけてみると、ほのかな香りが漂ってきます。 お淑やかで上品な香りがしました。
高嶋橋
満開の桜を愛でながら進んでいくと、朝日橋から500mほどで高嶋橋があります。 左右には広めの車道が通っています。 柏尾川では川底を掘る作業が進められていました。 高嶋橋の前後から坂道が川辺の散策路へと降っているのですが、 この時には柵がしてあって降りていけなくなっていました。
(写真は高嶋橋の中ほどから戸塚駅方面を写したものです)
【3】柏尾川で見られる水辺の鳥『マガモ』
オスは黄色いくちがし、緑色の顔、白い首輪に褐色の胸、先端がカールした黒い羽などが特徴です。 一方、メスは全体に褐色の地味な羽色で、だいだい色のくちばし、白っぽい尾が特徴です。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
柏尾川うるおいのある川づくり
現在、総合治水対策事業では、時間50ミリの降雨量に対応するため、 現在の河床を掘下げる計画をしております。 このため既設の護岸の補強及び整備を行っています。 また、この工事に合わせて、水際まで近づいたり、生き物にやさしい護岸整備をし、 多くの方々に利用できる空間の提供など環境整備に配慮しております。 工事中は、何かとご不便、ご迷惑をおかけすると思いますが、 しばらくの間ご理解、ご協力をお願いします。
 (神奈川県横浜治水事務所)
横断歩道を渡って、柏尾川沿いの道を更に進んでいきます。 工事中の柵を過ぎていくと、自転車用と歩行者用に道が分かれていますが、 川に近い方の歩行者用の道を進んでいきます。 桜の木の下には緑色をした植え込みもあって、色彩の対比が趣きを添えていました。 道が少し広がってベンチが設置されている所が何箇所かあったりします。 ひと休みしていくのにはよさそうな所です。
【4】柏尾川の桜『ソメイヨシノ』
全国に最も広く植栽されている代表的な桜です。 開花は4月上旬で、花色は淡紅白色です。 桜の開花状況を示す桜前線もソメイヨシノを基準にしています。 江戸時代末期に染井村で作り出され、吉野桜という名称で売りはじめたことから、 この名前で呼ばれるようになりました。 柏尾川沿いの桜の大半がソメイヨシノです。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
道の上に架かる青い橋をくぐって更に進んでいきます。 荷物運搬用の橋のようなものの手前までくると解説板が設置されていました。
【5】柏尾川で見られる水辺の鳥『カルガモ』
ひなを連れて道路を横断する姿はテレビでおなじみです。 褐色で顔から首にかけて白く、顔にある2本の黒い線とくちばしの先端の黄色が特徴です。 カモには珍しくオスとメスがほとんど同じ姿をしており、一年中見られます。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
桜並木が途切れたりする所があったりもしますが、その少し先で再び続くようになります。 川辺へ降りていく小さな階段を見送って更に進んでいきます。 柏尾川の川向にも桜並木が続いていて、綺麗な眺めが続きます。
【6】柏尾川で見られる魚『コイ』
コイは雑食で多少の水の汚れにも強いことから、流れの緩やかなところを中心にたくさん生息しています。 全長約60cmで、体色が黒いマゴイのほか、赤いヒゴイなどが見られます。 柏尾川では一番目立っています。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
車止めを過ぎて更に進んでいきます。 引き続き桜並木がトンネルを作っています。
【7】柏尾川で見られる水辺の鳥『シラサギの仲間』
真っ白な体で長い首を持つシラサギ。 そのなかで最も大きいのがダイサギ。 くちばしの色は冬は黄色、夏は黒く目とくちばしの間が緑色です。 足全体が黒いことも特徴です。 一番小さなコサギは足の指が黄色いのが特徴です。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
高嶋橋から1kmほど進んでいくと桜並木が途切れ、車道の脇の歩道を進むようになります。 右手からの道を合わせてその先へと進んでいくと、 道端にぽつんと設置されたベンチの先に解説板がありました。
【8】区の花『桜』
戸塚区役所では、平成11年4月、区制60周年を記念し、戸塚区の花「桜」を制定しました。 選定にあたっては、区民の皆様から花の名称と場所についてたくさんのご応募をいただきました。 その結果、最も多かったのが柏尾川沿いの桜です。 区の花のデザインマークは、この柏尾川の桜並木をモチーフにしています。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
豊田堰橋
解説板を過ぎて歩道が登り坂になってくると豊田堰橋があります。 坂を越えて豊田堰橋を見送ってその先へと降っていきます。
【9】柏尾川の桜『ヤマザクラ』
昔から日本人に親しまれてきた趣深い桜です。 4月中旬、先端が赤茶色の葉が開き、淡紅白色の花が開花します。 奈良県の吉野山は昔からヤマザクラの名所として有名です。 いわゆる里桜(ソメイヨシノ・ヒガンザクラなど)と、花が咲いた後から葉が出てきますが、 山桜(ヤマザクラ・エゾヤマザクラなど)は葉と花がほとんど同時に開きます。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
柏尾川大橋
栄第二水再生センター進入橋を過ぎていくと、再び桜並木が続くようになります。 桜が再び途切れると、信号のある交差点に出ます。 車道沿いの歩道を進むようになってから500mほどの所になります。 左手には大きな柏尾川大橋が架かっていますが、 横断歩道を渡ってその先へと進んでいきます。 道路を渡った所からも川辺へと坂が降っていますが、 ここでも工事中のため柵がしてありました。 ここからも歩行者用と自転車用に道が分かれていますが、 桜並木が再び続くようになった川沿いの歩行者用の道を進んでいきます。
柏尾川大橋を過ぎると、柏尾川の中ほどには堤防のようなものが続くようになります。 それで川が二分されているような形になっていますが、水は左手(東側)の方に流れていて、 右手(西側)は遊水地になっているようです。 遊水地を眺めたりしながら、桜並木の下を進んでいきます。
【10】柏尾川で見られる水辺の鳥『アオサギ』
ダイサギよりもひとまわり大きく、全長約90cm、翼を広げると160cmあまりにもなります。 青いサギという意味の名ですが、実際には灰色に青みがかったような色をしています。 くちばしと足が黄色く、頭に黒い冠羽があります。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
久保橋
やがて桜並木が途切れて車止めを過ぎていくと、柏尾川大橋から300mほどで車道に出ます。 左手には久保橋が架かっていますが、 横断歩道を渡った所に金井公園があるので立ち寄っていきましょう。 戸塚区は道路の手前までで、向こう側は栄区になります。
【11】柏尾川の『水の行き先』
柏尾川は、藤沢駅附近で境川に合流します。 境川は津久井郡の城山湖附近が源流の川で、神奈川県と東京都の境、 横浜市と大和市・藤沢市との境を流れていて、境界線となっています。 そもそも名前の由来も、昔は境川が相模の国と武蔵の国の境だったことから、 このように名前が付けられたといわれています。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
金井公園
横断歩道を渡った右手に金井公園があります。 面積は49,153uあって、栄区では一番広い公園になります。 中ほどの中央広場には管理棟があって、その周りを自由広場・野球場・テニスコート・多目的運動広場などが 取り巻く形になっています。 広場や野球場には一面に芝生が植えられていて、雰囲気のいい公園です。 中ほどにある小さな花壇には綺麗な花が沢山植えられていて、彩りを添えていました。 金井公園の柏尾川沿いにも桜並木があって、ゴザを敷いて花見をしている人たちも見かけました。
地球に緑のプレゼントをしませんか?
使用済みのプリペイドカードなどで地球に緑のプレゼントをしませんか? 日本で使用されているパスネットや記念切手などはデザインが優れており、 海外(特に仏・独)のコレクターの間で人気が高く、使用済のものでも1枚10円程度で売れます。 この売上金が、植林緑化活動の資金となります。 例えば、ベトナクではマングローブ1本当り1円程度の費用で植樹できますので、 使用済プリペイドカード1枚で10本の木を植えることができます。 まづはできることからはじめませんか? あなたの1枚が地球を緑にしていきます。 回収したカードは(財)緑の地球防衛基金を通じて植樹資金として世界各地へ提供されます。
 (緑とコミュニティーグループ)
久保橋
桜並木は、金井公園の先にも柏尾川の右岸に沿って大船方面へと続いていますが、 今回の散策はここまでとして、柏尾川の左岸を戸塚駅へと戻っていきます。 金井公園から引き返して久保橋を渡っていきます。 橋の中ほどから下流(大船方面)を眺めると、川が二分されているのがよく分かります。
右手は遊水地になっているようです。 親子のカモだったのでしょうか、大きいのが1羽と小さいのが2羽、遊水地で仲良く泳いでいました。
久保橋を渡ってすぐに左折して、青緑の金網沿いに進んでいくと、 小さな流れが右手から柏尾川へと流れ込んできます。 道はその流れに沿って右手へと曲がっていきます。 正面に見えている青い橋は、先ほど柏尾川大橋になります。
【12】柏尾川で見られる水辺の鳥『ハクセキレイ』
河原の石の上などにとまって長い尾羽を上下に羽が敷く動かすのが特徴です。 水辺に飛ぶ小さな虫を捕まえて食べます。 白と黒のすっきりした模様の小型の鳥です。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
柏尾川大橋
右手の畑にある紅色の花を咲かせた木を眺めながら進んでいくと、すぐにJRの線路脇に出ます。 少し待っていると、湘南新宿ラインの下り電車が静かに通り過ぎていきました。 線路に沿って左手へと進んでいくと、道沿いには桜の木がポツポツと植えられています。 やがて柏尾川大橋の下をくぐっていきます。
【13】柏尾川で見られる魚『フナ』
コイとフナは良く似ていますが、 その見分け方は口ヒゲがあるかないかでわかります(もちろんない方がフナです)。 ギンブナ(体長約25cm)、キンブナ(約15cm)などの種類がありますが、 ギンブナの方が多く見られます。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
川をきれいにしましょう
川はみんなのものです。 ふるさとの川を守り、美しい川にしましょう。
 (神奈川県横浜治水事務所)
栄第二水再生センター進入橋
柏尾川大橋をくぐっていくと土の道になります。 右手に続く栄第二水再生センターを見ながら真っ直ぐに進んでいくと、 栄第二水再生センター進入橋があります。 その手前の水門からは、処理済の水が勢い良く柏尾川へと流れ込んでいました。
横浜市環境創造局 栄第二水再生センター
省エネルギー・省資源 行動宣言
栄第二水再生センターは、かけがえのない地球環境を守るため、 効率的な維持管理を推進して環境への負荷を減らすことを目指し、 職員一人ひとりがコスト意識を持ち、自発的に下記の省エネルギー・省資源の行動をとることを宣言します。
1 使用しない部屋、廊下、トイレなどの消灯を徹底する。
2 夜間照明の電力を削減する。
3 管廊照明の不要時消灯を徹底する。
4 長時間堰を離れるときはパソコンの電源を切る。
5 最寄りの階へはエレベータの利用は控える。
6 空調を推奨温度(冷房28℃、暖房19℃)に設定する。
7 ミスコピーを減らす!
8 会議でのペーパーレスを図る。
9 廃棄物の資源化にむけた分別を徹底する。
10 水処理での機器運転を工夫し、動力用電力を低減する。
 (栄第二水再生センター長)
橋を過ぎて土の道を更に進んでいきます。 左手には草が生えた土手が続いていたので、 子供の頃によく食べたイタドリやスカンポはないかと探してみました。 若い芽を出したイタドリは見かけましたが、スカンポは見かけませんでした。 食べられるようになるにはまだ少し早いようでした。 野草摘みだったのか、袋を持って草むらを探している人も何人か見かけました。 ちょっと川辺へ降りて写真を写してみました。 春になって若葉が芽吹き、いい香りが漂っていました。 春は萌えつつあるようでした。 川辺にも散策路が続いてますが、上の道へ戻って更に進んでいきました。
【14】柏尾川で見られる水辺の鳥『セグロセキレイ』
ハクセキレイと違い全体に黒っぽく、黒い顔に白いまゆが特徴です。 オス・メスともに同じ色です。 動きはハクセキレイと同じで、飛ぶと白い翼が目立ちます。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
豊田堰橋
送電線の鉄塔「和田線No.2」の脇まで来ると豊田堰橋があります。 土の道は橋の手前で終って、この先は舗装された道になります。
警察に通報しました
この周辺の猫が虐待されています。 不審者を見かけたら、とにかく警察に連絡し人相を知らせてください。 遠くからでも結構です。写真に納めてください。 私達は不幸な猫を増やさない為に避妊・去勢手術を施す活動をしています。 この周辺の猫も、耳をカットしている猫は手術済みです。 猫の好きな方も嫌いな方も、猫による苦情を確実に減らす、 この活動にご協力をお願い致します。 一代限りの小さな命を優しく見守っていくことは、力ある人間の義務だと思います。(抜粋)
 (NPO法人 横浜アニマルファミリー)
豊田堰橋の先の坂を降っていくとすぐに右手から道路が近づいてきます。 右手には栄第二水再生センターの入口がありますが、 正面にある車止めの先に続く茶色の煉瓦敷きの道を進んでいきます。 しばらく途切れていた桜並木が再び続くようになります。
再び桜のトンネルを進んでいきます。 名前はよく知らないのですが、桜の木の袂には黄色や白色や青紫色の花が咲いていたりもしました。 所々にはベンチも設置されていて、雰囲気のいい道が続きます。
【15】柏尾川で見られる魚『ボラとアユ』
海の魚であるボラは、川の下流域でも見られます。体長10cmから50cm。 ボラは出世魚で、最大サイズを「とど」と呼び、 もうこれ以上先がないという意味で使われる「とどのつまり」という言葉の由来になっています。 また、アユは年魚と呼ばれ、一年でその一生を終えます。 全長は成魚で10cmから30cmで、エラの横のあたりに黄色い模様があります。 3〜6月、体長6cmほどに育ったアユは川に入り遡上を開始します。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
川沿いに続く柵にはテープが巻き付けられています。 正面から見ると何だかよく分からないのですが、斜めから見ると絵が浮かび上がってきます。 この絵は魚のようでした。柏尾川にいる魚を描いたものなのでしょうか。 これ以外にも鳥などを描いたのも見かけました。
柏尾川沿いの桜は主に「ソメイヨシノ」ですが、それに混じって若葉が一緒に出ている桜もありました。 そばの解説板によると「オオシマザクラ」というようです。 ソメイヨシノの淡紅白色の花と比べると、白っぽくて少し大きめの花でした。
【16】柏尾川での桜『オオシマザクラ』
伊豆の大島に多いのでオオシマザクラといわれます。 3月下旬から4月上旬、淡緑色の若葉と白色一重の花が開花します。 塩漬けにしたオオシマザクラの葉っぱが、桜餅に使われていることは有名で、 葉っぱの香りは、塩漬けにしてはじめて出るのだそうです。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
次第に道幅が狭まってくると、車道の脇に出ます。 車道は右手から前方へと続いています。 車道の脇を歩いていってもいいのですが趣きに欠けようというものなので、 柏尾川の川辺を歩いていきましょう。 車道に出る手前から川辺へ降りていく階段があります。 車道の側に続く道と、川面の側に続く道があります。 川面の側の道はコンクリート舗装されていて、とても歩きやすくなっています。 今回は川面の側の道を歩いていきました。 これまで約250mごとにあった解説板は、ここから高嶋橋の先までの960mほどの間には設置されていません。
【17】柏尾川で見られる水辺の鳥『カワセミ』
スズメほどの大きさで、緑色の羽、青く光る背、オレンジ色の腹と、 野鳥の中でもとりわけ美しい色をしています。 水面に突き出た小枝にとまって様子をうかがい、さっと急降下して水中の魚を捕まえます。 ブルーの背中とオレンジ色のおなかでとてもきれいです。 「飛ぶ宝石」とも呼ばれています。 大きなくちばしが特徴です。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
川をきれいにしましょう
美しい 河川守る心に 郷土愛 ゴミを捨てないでネ
 (神奈川県横浜治水事務所)
川辺や土手には春の草花が沢山生えていました。 若々しいスギナも若葉を伸ばしていました。 クローバもあったので四つ葉のはないかと探してみましたが、 どうも薄幸のようで、見つけられませんでした。 川辺には菜の花も咲いていて、春を満喫しながら歩いていきました。
高嶋橋
荷物運搬用の橋のようなものの下をくぐり、青い橋をくぐって更に進んでいきます。 川辺の散策路をのんびりと10分ほど進んでいくと高嶋橋の下をくぐっていきます。
高嶋橋を過ぎていくと、柏尾川の両岸には桜並木が続いているのが見えるようになります。 少し先で、右手に戻るようにして登っていく坂道があります。 川辺の散策路はこの先にも続いていますが、この辺りで上の道へと登っていきました。
折り返して戸塚駅へと向っていくと、道に沿って再び桜並木が続くようになります。 歩き出してすぐの所に解説板がありました。
【18】柏尾川の『源流』
柏尾川は境川水系の河川で、その上流はいくつかの川に枝分かれしています。 戸塚区内に源流のある名瀬川・川上川・舞岡川や、港南区に源流のある芹谷川・平戸永谷川のほか、 西へ延びる阿久和川は瀬谷区の長屋門公園の中にその源流があります。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
桜橋
ベンチが設置されていて休憩するのに良さそうな所もあったりします。 川辺へ降りていける階段があったので降りてみると、正面には桜橋が見えていました。 元の道に戻って桜並木に沿って進んでいくと桜橋の袂に着きます。 右手すぐの所には公団住宅が建ち並んでいます。 桜橋を過ぎたすぐの所に最後の解説板がありました。 何やら情緒ある音楽が流れていました。 何処からだろうと辺りを見回していると、川向こうの草地にシートを広げて音楽を演奏している4人組がいました。 楽器などを奏でながら春の花の宴を盛り上げているようにも思えてきました。
(写真は桜橋の中ほどから戸塚駅方面を写したものです)
【19】柏尾川で見られる水辺の鳥『ユリカモメ』
冬鳥として、桜橋周辺の水辺に飛来します。 赤いくちばしと足がきれいな小型のカモメで、水上に群がる姿は白い花が一面に咲いたようです。 頭部は冬白く、夏は黒褐色になります。
 (横浜市戸塚区役所、横浜市戸塚土木事務所、神奈川県横浜治水事務所)
朝日橋
桜橋を過ぎていくと桜並木は途切れます。 「茶房」の看板を過ぎていくと、スロープ付きの階段が右手へと分かれていきます。 JRの線路をくぐって向こう側へ抜ける道ですが、その階段は見送って、 左手前方にある朝日橋を渡っていきます。
戸塚(とつか)駅
朝日橋を渡って、元来た道を戸塚駅(JR東海道線)へと戻っていきます。 往復で5kmほどのコースなので、普通に歩くだけなら1時間もあれば戻って来られそうですが、 写真を撮ったり金井公園に立ち寄ったりしていたこともあって、 今回は随分と時間がかかってしまいました。
戸塚駅のホームは柏尾川に架かる鉄橋の上にも続いていて、柏尾川を渡った辺りまで延びています。 朝日橋の袂からは駅のホームがすぐそこに見えます。 改札口はホームの中ほどにしかなく、こちら側からだとかなりの遠回りになります。 小さくてもいいから柏尾川の左岸(東側)にも改札口が出来れば便利になるのにと 感じている人は多いのではないかと思われます。
お知らせ
今年6月1日のグランドオープンに向けて仮設店舗の工事を行っています。
工事車両の通行によりご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
 (横浜市都市整備局戸塚駅周辺再開発事務所)