鐘ヶ嶽北尾根
散策:2007年02月中旬
【低山ハイク】 鐘ヶ嶽北尾根
概 要 鐘ヶ嶽は丹沢山系の東部にある低い山です。 梵鐘を伏せたような特徴的な姿をしていて、かつては信仰の山でした。 今回は東側からの一般的な登山ルートではなくて、北側にある一の瀬から福神山を経て鐘ヶ嶽へと登ります。 そこから見晴広場を経て大沢分岐へ登り、778m峰から日向キャンプ場へと降っていきます。
起 点 清川村 小学校前バス停
終 点 伊勢原市 日向薬師バス停
ルート 小学校前バス停…門原沢…一の瀬…石切場跡…小ピーク…福神山…十字路…鐘ヶ嶽…浅間神社…山の神隧道分岐…尾根の肩…見晴広場B…見晴広場A…すりばち広場…巨木の森分岐…大沢分岐…778m峰…日向キャンプ場…日向林道…日向薬師バス停
所要時間 6時間50分
歩いて... 北側から鐘ヶ嶽へ登る今回のルートには道標類はありませんが、 所々に巻き付けられたテープが頼りになります。 傾斜の急な箇所があったり樹木や笹竹が煩い箇所もあるので、葉の生い茂る暑い夏場には避けたいルートです。 丹沢の山並みや平野部の眺めが広がる所もあるので、景色を愛でながら歩きましょう。
関連メモ 大山参り蓑毛のみち, 鐘ヶ嶽, 梅の木尾根, 大山西尾根, 七沢弁天の森, 鐘ヶ嶽, 梅の木尾根
コース紹介
小学校前(しょうがっこうまえ)バス停
本厚木駅(小田急小田原線)の北口から、[厚19]上煤ヶ谷行きバス,または, [厚20][厚21]宮ヶ瀬行きバスにて26分、1時間に1本程度の便があります。
 土日曜 6:55 7:50 8:40 9:40 10:40...
バスを降りるとすぐ先に信号があります。 角に立つ「清川村立緑小学校←」の看板が左手の道を指しているので、 それに従って左折して緩やかな登り坂を進んでいきます。
登り口
緩やかな坂道を真っ直ぐに進んでいくと、程なくして清川村立の緑小学校があります。 校門を左手に見ながらその先へと進んでいくとT字路があります。 すぐ左手には門原沢に架かる門原大橋があります。 その手前から細めの坂道が分かれて登っていくので、その道を進んでいきます。 坂道の左側から沢へと降っていく土の道もあるので、間違えないようにしましょう。 坂道をひと登りすると民家の前に出るので、左側の民家の左手を抜けていきます。 一見して民家の庭先のようにも思えますが、道は続いています。
門原沢
植林帯の中を登るようになるとすぐに水平な所に出るので、左手へと進んでいきます。 溝の上にコンクリートブロックで蓋をしたような道を進んでいきます。 左手には細い竹が、右手には背の低い石垣が続いています。 ブロックの所々には空気抜きの穴が開いていたりするので、 誤って足を突っ込まないよう足元に注意しながら進んでいきます。 やがて植林帯に変わって少し降るようになると門原沢に着きます。 小学校前バス停から7分ほどで到着しました。 正面には鹿避け柵があるので、扉を開けて中へと入っていきます。 中へ入ると小さな砂防ダムの上になっていますが、沢には水がほとんど流れていませんでした。 そこから右手へと沢を進んでいきます。 両側には鹿避け柵が続いていて、門原沢が二つの柵で挟まれたような形になっています。 涸れ沢を少し進んでいくと、すぐに左手の柵が上へと登っていきます。 その柵に沿って細い踏み跡が続いているので、柵沿いに植林帯を登っていきます。
開けたら必ず閉めて下さい!!
 (清川村)
少し登っていくと柵は左手へと曲がっていくので、 柵から少し離れて真上に見える尾根を目指して真っ直ぐに登っていきます。 この時には林床には枝打ちされた枝が沢山落ちていて歩きにくくなっていました。 かなりの傾斜があって脹脛が痛くなってきたりもしますが、沢から4分ほどで尾根に着きます。 左手には先ほど離れてきた柵が続いています。 扉もあってその先にははっきりとした道が続いていましたが、 ここから右手へと続く尾根を登っていきます。 道ははっきりとはしませんが、植林帯に続く丸くなった尾根を真っ直ぐに進んでいけば大丈夫です。
緩やかな尾根を1分半ほど登っていくと、正面に鹿避け柵が現れます。 扉もあるのでその中へと入っていけそうですが、ここは柵に沿って右手へと進んでいきます。 この時は樹木が倒れていて道を塞いでいました。 どうしたものかと辺りを探っていると、その右下を抜けていく細い踏み跡がありました。 少し降ってから左手へと登っていくと、柵沿いの所に出ました。 笹竹が生い茂っていて分かりにくくなっていましたが、踏み跡は続いていました。 笹竹をかき分けて進んでいくとすっきりとした植林帯になってきました。 柵から余り離れることなく登っていきます。 足元を見ると缶チューハイの空き缶が落ちていました。 こんな山道でも歩く人がいるということなのでしょうが、捨てたりせずに持ち帰るようにしたいものです。
一の瀬 (標高291.5m)
5分ほど登っていくと鹿避け柵は鋭角に左手へと曲がっていきます。 再び笹竹が茂るようになった尾根を登っていきます。 林床には細い樹木も生い茂っていたりしますが、踏み跡は続いていました。 上の方にはピークらしいものが見えているので、そこを目指して上へ上へと登っていきます。 倒木が道を塞いでいたりもしますが乗り越えていくと、 鹿避け柵がなくなってから7分ほどで小さなピークに着きました。 門原沢から22分ほどで登って来られました。 笹竹の生い茂る狭い山頂には三等三角点がありました。 手元の地形図にある291.5m峰のように思われます。 ピークの名前を示すようなものは見当たりませんでしたが一の瀬と云うようです。 周りは樹木に覆われていて展望は得られません。
基本測量 三角点
大切にしましょう三角点
 (国土地理院)
鞍部
一の瀬からその先へと降っていきます。 谷筋へと降りて行きそうにもなりますが、尾根を外れないようにして降っていきます。 笹竹の生い茂る尾根を2分ほど降っていくと、少し開けた感じのする浅い鞍部に着きます。 大きな樹木の袂には木製の小さな祠がありました。 ここはX字路になっていて、 左手へ戻るようにして降る道、正面の左手へと続く道、右手の丸い岩を過ぎていく道に分かれています。 岩の脇から右手の谷へと降っていく道のようなものも見受けられましたが、よく分かりませんでした。 道標類はないしどちらへ行ったものかと暫く考えていました。 左手に戻る道はバス道路の方へ降っていきそうだし、正面の左手の道も降り気味だったので、 ここは右手の丸い岩の脇から正面へと続く道を進んでいきました。
鞍部
岩の上を過ぎてその先の道を進んでいきます。 ここからはしっかりとした道が続くようになります。 一の瀬の前後にあった樹木や笹竹の生い茂るヤブ道から開放されて、気持ちにも余裕が出てきました。 左傾斜の斜面を少し登っていくと、すぐに尾根筋に出ました。 樹木の間から丹沢の山々を見渡すことができる所もあったりします。 細くなった尾根道を進んでいくと、程なくして再び広い尾根になってきます。 少し降っていくと、先ほどの鞍部から5分ほどで、X字路になった開けた浅い鞍部に着きます。 左右の道もはっきりとしていましたが、どこへ続く道なのかは分かりませんでした。 手元の地形図に破線で示された道が交わる標高260mほどの峠のようにも思われます。 ここは正面の尾根道を進んでいきます。
鞍部を過ぎて正面へと尾根道を登っていくと、すぐに道の真ん中に丸い石がある高みに着きます。 そこを越えて鹿避け柵が左手に続く尾根道を降っていきます。 鞍部に着いてその先の高みを越えて柵沿いに更に降っていくと、 先ほどの鞍部から8分ほどで、左手に鹿避け柵の扉があります。 道は右手へと曲がってその先へと続いているようでしたが、開け放たれた左手の扉を抜けていきます。 扉を抜けると山道が左右に通っていますが、右手の高みの斜面へと続く道を進んでいきます。
石切場跡
右手の高みの少し下を横切るようして続く道を2分ほど進んでいくと、斜面に岩が露出した所があります。 道はその岩の少し下から先へと続いています。 とても立って歩けるような状態ではないので、滑り落ちないよう両手を岩に添えながら慎重に降ります。 岩場を過ぎてその先へと1分ほど進んで小さな鞍部に着くと、右手に鹿避け柵があります。 正面左手にも細い道が続いていましたが、扉を開けてその先へと進んでいきます。 すぐに左手に大きな岩が聳えていました。 一の瀬から25分ほどで到着しました。 石切場の跡なのでしょうか、地面には砕石のようなものがゴロゴロとしていました。 岩の右手から尾根へと登ってその先へと進んでいきます。
岩峰
小さな高みを越えてその先へと尾根を降っていきます。 鞍部に着いてその先へひと登りすると、岩が剥き出しになった高みに着きます。 先ほどの石切場跡から6分ほどの所になります。 正面には山が見えています。 一見ひとつの山のようですが、よく見ると二つのピークが前後に重なるようにして聳えていました。 手元の地形図にある標高400mほどのピークと420m峰だと思われます。 目指す鐘ヶ嶽は更にその先になりますが、山の影に隠れているのかここからは見えません。 右手の方には、物見峠から大山三峰を経て丹沢大山へと続く稜線が連なっていました。 しばらく歩みを止めて景色を眺めていきました。
道脇には、赤色/黄色のテープや青色のビニール紐などが巻きつけられた樹木を見かけるようになります。 誰がつけていったのかは分かりませんが、鐘ヶ嶽の山頂まで点々と続いていて、貴重な目印になっています。 これらのテープや紐を確認しながら進んでいきましょう。
岩峰からその先へと降っていきます。 笹竹の生い茂る鞍部を過ぎて植林帯を登っていきます。 高みを越えて降っていき、再び鞍部に着いて登り返していきます。 辺りには冬枯れのススキが生えていました。 2分ほどでススキが終って、明るい林床になった植林帯を更に登っていきます。
小ピーク
小さな高みを越えたりしながら次第に高度を上げていくと、緩やかな尾根に着きます。 右手に少し戻った所に大きなモミの木の生える小高い所があります。 ここが手元と地形図にある標高400mほどの高みだと思われます。 先ほどの岩峰から22分ほど、石切場跡から32分ほどで到着で到着しました。 行く手には目指す鐘ヶ嶽が聳え、その左手前には420m峰も見えていました。
福神山 (標高420m)
小ピークから少し降り気味になった緩やかな尾根道を進んでいきます。 浅い鞍部に着いて植林帯の中を登り返していくと、雑木林になった小高いピークに着きます。 先ほどの小ピークから7分ほどで到着しました。 ピークの中ほどにある樹木には「福神山420m」と書かれた板が括り付けてありました。 ここは福神山と云うようです。 周りには樹木が生い茂っていて展望は良くありません。 冬枯れの時期だったので、樹間からは丹沢の峰々や下界の街並みなどが見えていました。 正面にはこれから向かう鐘ヶ嶽も見えていました。 しかし、葉が繁る夏場だとよく見えなくなるものと思われます。 腰掛けるのに具合の良さそうな木を見つけて、リュックを下ろして休憩していきました。
十字路
福神山からは左手へ僅かな踏み跡もありますが、右手の雑木林を緩やかに降っていきます。 すぐに植林帯の中を降るようになりますが、1分もしないうちに再び雑木林へと変わっていきます。 雑木林に続く尾根を緩やかに降っていくと、やがて登り坂になってきます。 傾斜はそれほどなくて歩きやすい道が続きます。 一旦なだらかになってから再び少し登るようになります。 やがて鹿避け柵が左手に続くようになります。 高みを越えて正面に鐘ヶ嶽を望みながら少し降っていくと、広くて緩やかになった鞍部に着きます。 福神山から8分ほどで到着しました。 左手の樹木の袂には石の小祠が二つ並んでいました。 道の真ん中には大きなモミの木が生えていて、十字路になっています。 道標などはありませんが、右手の道は谷太郎林道の終点へ降る道、 左手の道は金翅地区へと降る道のようです。 広い尾根は正面へと続いていて、すぐ先には鹿避け柵があります。 しかし、正面の扉から中へ入っていくと、その先で道が分からなくなっています。 ここは右手へ少し降った所にある扉から中へと入っていきます。 正面の扉と右手の扉の間には鹿避け柵があるので、柵の中へ入ってから合流することはありません。
杉の幼木が植林された斜面に、林業用の作業路と思われる僅かな道が続いています。 かなりの急傾斜になっている上に土も崩れやすいので、 滑り落ちないよう十分に気をつけながら登っていきます。 振り返ると、丹沢の山並みが広がっていました。 時々は振り返って景色を眺めてひと息入れながら登っていきます。
15分ほどかけて植林帯を登りきると雑木林になりますが、引き続き急傾斜の登り坂が続きます。 雑木林を10分ほど登っていくと傾斜が緩やかになってきます。 その先へと更に5分ほど登っていくと、鹿避け柵の扉が現れます。 扉を開けてその先に続く植林帯を進んでいきます。
鐘ヶ嶽 (標高561m)
緩やかな植林帯を2分ほど進んでいくと、小広くなった鐘ヶ嶽の山頂に着きます。 福神山から45分ほど、小学校前バス停から2時間35分ほどで登って来られました。 周りは樹木に囲まれていて展望は得られません。 山頂には二体の石像が立っています。 切り倒された樹木がベンチ代わりに幾つか置いてあります。 すでに数組のハイカーが登ってきていて、食事などをしていました。 正午の少し前でしたが、私も横になった樹木に腰を下ろしてここで昼食タイムにしました。
食事をしていると、20mほど先の所を5〜6頭の鹿が横切っていきました。 山頂の南側には鹿避け柵があるのですが、一部が壊れていて自由に通れるようになっています。 そこを通ってこのすぐ下にある浅間神社の裏手の方へと降っていきました。 かなりのジャンプ力で俊敏に走っていきました。 このような起伏のある所を棲みかとする動物ということもあってか、 人間を遥かに超える強靭な筋力を持っているようでした。
(後日に来てみると、真新しいテーブル・ベンチや解説板が設置されていました)
浅間神社
鐘ヶ嶽からは見晴広場へと向かっていくのですが、 山頂のすぐ下に浅間神社があるので、その前にちょっと立ち寄っていきましょう。 山頂に立つ道標「鐘ヶ嶽入口1時間10分」に従って左手へと降っていくと、 1分ちょっとで浅間神社の境内に降り立ちます。 ここには神社の由緒などを記したものは見当たりませんでしたが、 鐘ヶ岳バス停から登ってくる途中にある解説板の内容を参考までに載せておきます。
鐘ヶ嶽と七沢浅間神社
鐘ヶ嶽(標高561m)の名は古くから知られ、浅間山とも呼ばれています。 昔、龍宮から上げた鐘をこの山に収めたという伝説や、 戦国時代に上杉定正の居城となった七沢城への合図のために鐘が置かれたと言われています。 鐘ヶ嶽山頂付近には七沢浅間神社が建立されています。 この神社の創建については明確ではないが、上杉定正が心からこの神社を崇敬し、 社殿の造営を行いました。 祭神は、木花咲耶姫命・大山祇命・誉田別命の三柱が祀られています。 七沢浅間神社は古来から、養蚕・子宝・安産の神として信仰されてきましたが、 明治6年(1873)この浅間神社に旧七沢村の鎮守社であった八幡宮と日枝神社を合祀して 「七沢神社」と改め、「村社」となって現在に至っています。
 (厚木らしさの創造推進事業玉川地区協議会)
浅間神社の前の樹木が一部切り開かれていて、厚木から横浜方面へと続く街並みが広がっていました。 この時は空気が澄んでいたのか、横浜のランドマークタワーもよく見えていました。 しばらく景色を楽しんでいきました。
浅間神社から道標「鐘ヶ嶽山頂60m」に従って先ほどの山頂まで引き返してきます。 25分ほどいた鐘ヶ嶽の山頂部(浅間神社も含む)を後にして、 道標「広沢寺温泉1時間20分」に従って、鹿避け柵沿いに降っていきます。 この道はハイキングコース「鐘ヶ嶽コース」になっていて、 厚木市が設置する緊急時位置確認表示板が点々と設置されています。 鐘ヶ嶽の山頂にあるのがNo.10で、以降No.11・No.12…と続いています。 一般ハイキングコースになっているので、 福神山から鐘ヶ嶽へ登ってきた道に比べると随分と歩きやすくなっています。 植林帯の尾根を8分ほど降っていくと、左手には雑木林が続くようになります。
山の神隧道分岐
こんもりとした小さな高みが幾つかありますが、それらを巻くようにして尾根道が続いています。 No.13の表示板を過ぎて、緩やかに降っていきます。 樹間から見える丹沢の山並みを眺めながら気分も軽やかに降っていくと浅い鞍部に着きます。 鐘ヶ嶽の山頂から18分ほどで降りて来られました。 No.14の表示板が取り付けられた新しい道標や少し古い道標が立っています。 それらの道標によると、左手へ戻るようにして降っていく道は「山の神隧道・広沢寺温泉」、 今降ってきた道は「鐘ヶ嶽山頂へ30分」となっています。 右手にも正面の尾根にも道が続いていますが、道標には何も示されてはいませんでした。 今回は見晴広場を目指して、正面の尾根道を進んでいきます。
(左手の道は「鐘ヶ嶽」, 「梅の木尾根」、 右手の道は「鐘ヶ嶽」を参照)
ちょっとした高みを越えて降っていくと、左手が半円柱形に抉れて谷底へと落ち込んでいる所がありました。 下を覗いてみると吸い込まれそうになりますが、 道はその落ち込みを避けるように少し離れた所に続いているので大丈夫です。 その先ですぐに尾根へ登るので、なだらかに続いていた尾根が崩れ落ちたような様子でした。
雑木林に続く尾根を登っていきます。 痩せた所もあったりしますが、それほどの急傾斜ではありません。 振り返ると、先ほど登ってきた鐘ヶ嶽がよく見えていました。 「水源の森林TK.68」の標柱を過ぎていくと、左手には鹿避け柵が続くようになります。 丸い尾根の背に広めの道が続いていて、分かりやすくなっていました。 「TK.72」の標柱を過ぎて更に登っていくと、山の神隧道分岐から17分ほどで、 右手が少し開けた所に着きます。 角の鋭い岩が剥き出した所になります。 地形図に載っている破線の道が分かれている所になるようです。 ここから左手に折れ曲がって、鹿避け柵沿いに続く細い馬の背のような尾根を更に登っていきます。
ここから右手へ降っていく踏み跡があります。 また左手から「TK.68」の標柱の辺りへ登ってくる柵沿いの踏み跡もあります。 (「鐘ヶ嶽」を参照)
尾根の肩
馬の背を過ぎていくと登りの傾斜が増してきます。 かなりの傾斜なので脹脛が痛くなってきます。 時々は立ち止まって休みながらゆっくりと登っていくと、 「水源の森林TK.85」の標柱の立つ尾根の肩に着きます。 山の神隧道分岐から26分ほどで登って来られました。 手元の地形図によると標高600mほどはあるようです。
振り返ると、先ほど登ってきた鐘ヶ嶽や厚木の街並みなどを望む景色が広がっていました。 急坂を登ってきた疲れを癒しながら、しばらく景色を眺めていきました。 大きなモミの木に黄色いテープが巻き付けられていて、 「柵沿い 至 トンネル→」と書き込まれた文字が正面の尾根を指していました。 右手にも僅かな踏み跡が谷筋へ降っていくようでしたが、 テープのメモに従って、緩やかになった正面の丸い尾根の背に続く道を柵沿いに進んでいきます。
見晴広場B
No.21やNo.23の標柱を過ぎていきます。 振り返ると、右手には丹沢の山並みが広がっていました。 少し傾斜の増した尾根道を登っていくと、 先ほどの尾根の肩から10分ほどで左右に続く尾根に着きました。 山の神隧道分岐から40分ほどで登って来られました。 脇に生えている樹木の袂には壊れ落ちた標識がありました。 それによると、このピークは見晴広場Bと云うようです。 手元の地形図によると標高670mほどはあるようです。 左手には厚木の街並みなどを見渡せる景色が広がっていますが、 手前の樹木が少し邪魔をしていて、先ほどの尾根の肩ほどの眺めではありませんでした。 また、壊れた注意板もありましたが、擦れて読めない文字もありました。 以前歩いた時にメモした内容を載せておきます。 道標類は見当たりませんでしたが、左右に続く尾根道を右手へと進んでいきます。
(左手へ続く道は「梅の木尾根」を参照)
かけがえのない自然をよいマナーでみんなで楽しみましょう。
草木を採ったり踏み荒らしたりしないようにしよう。
動物たちをおどろかさないようにしょう。
ごみは持ち帰りましょう。
 (厚木市)
見晴広場A (標高674m)
小さな高みを越えていきます。 その先の馬の背のような鞍部を過ぎて傾斜が増した坂道を登っていくと、緩やかになった高みに着きます。 素焼きの土管のようなものの上にある壊れた標識によると、ここは見晴広場Aと云うようです。 先ほどの見晴広場Bから4分半ほどで到着しました。 前後関係などから考えると、ここは手元の地形図にある674m峰のように思われます。 振り返ると、厚木などの平野部を一望できる眺めが広がっていました。
小さく上下しながら細い尾根道を3分ほど進んで尾根が広がってくると、左手が少し開けた高みに着きます。 奥の方には丹沢大山が聳えていて、山頂にある電波塔もよく見えていました。 高みから緩やかに降っていくと、左手には鹿避け柵が続くようになります。 その向こうには、大沢分岐から伸びる梅の木尾根を見渡すことができました。 尾根のそばには山桜の木が生えていて、花の季節には綺麗に彩られる所でもあります。
すりばち広場
歩きやすい尾根道を柵沿いに緩やかに降っていきます。 左手を振り返ると、厚木の平野部が広がっていました。 松が生える尾根を降っていくとやがて登り坂になってきます。 小さな高みを2つ越えて植林帯を降っていくと鞍部に着きます。 道の脇に立つ道標によるとすりばち広場というようです。 見晴広場Aから15分ほどで到着しました。 右手の森の中に少し切り開かれた所がありました。 そこが「すりばち広場」なのでしょうか。 左手の鹿避け柵には扉があって、その先へ道が分かれています。 道標によるとキャンプ場へと降っていく道のようです。 ここは道標「大山」に従って正面へ進んでいきます。
(左手の道は「七沢弁天の森」を参照)
巨木の森分岐
植林帯を緩やかに登っていくと、古びた横木の階段が現れます。 段差はそれほど高くないので歩き難くはありません。 横木の階段が終ってその先へと進んでいくと、すりばち広場から5分ほどで、東屋の建つ分岐があります。 角に立つ道標によると、右手に分かれていく道は「巨木の森」、正面の道は「大山」、 今歩いてきた道は「鐘ヶ嶽」となっています。 ここから大沢分岐へ向かっていく前に、東屋でひと休みしていきました。
(右手の道は「七沢弁天の森」を参照)
ひと休みしたら、大沢分岐を目指して正面に続く横木の階段を登っていきます。 道はすぐに左手へと曲がって尾根の上を進むようになります。 正面には、これから向かう778m峰の奥に丹沢大山の山頂部が見えていました。 次第に尾根の幅が細くなってきて、痩せ尾根が続くようになります。 木の根が剥き出しになっていたり石がゴロゴロしていたりもしますが、起伏はそれほどはありません。 右手に大山三峰から丹沢大山へと続く稜線を眺めながら進んでいくと、 巨木の森分岐から6分ほどの所に小さな岩場があります。 高さは2mほどで大したことはありませんが、垂直かと思えるほどの傾斜があります。 上から黒色と黄色のトラロープが一本垂らされていました。 降りだとそうでもないのかも知れませんが、このロープがないと登っていけないように思いました。 まさに『頼みの綱』とはこの事なのかと再認識したりしました。 50cmほどの間隔で結び目が付けられていて滑り止めになっていました。 一本ロープに捉まりながら慎重に登っていきます。 小さな岩場にしては登るのにやけに時間がかかりました。
大沢分岐
岩場を過ぎて少し進んでいくと、左手に続く鹿避け柵に沿って登るようになります。 高みを越えて痩せた尾根道を進んでいきます。 傾斜が少し増してくる尾根道を登っていくと、尖ったピークに着きました。 巨木の森分岐から12分ほど、見晴広場Bから38分ほどで到着しました。 ここが大沢分岐と呼ばれる所で、道が二手に分かれています。
道の脇にある手製の道標によると、右手の道は「大山」、今来た道は「鐘岳」となっています。 また古くなって倒れてしまった道標もそばにあって、 右手の道は「大山(20分)80」、左手へ降っていく道は「日向薬師(1時間)」となっていました。 ここから丹沢大山まで20分で行けるようには思えないのですが、「(20分)80」の意味はよく分りませんでした。 左手の道は梅の木尾根で、二ノ沢ノ頭などを経て日向山へと続いています。 右手の道は、778m峰や893m峰・989m峰を経て丹沢大山へと続いています。 ここは道標「大山」の指す右手の尾根道を降っていきます。
(左手の道は「梅の木尾根」, 「大山西尾根」, 「梅の木尾根」を参照)
778m峰
雑木林の尾根を降って鞍部に着いて、植林帯と雑木林を分ける尾根を登り返していきます。 木の根が張り出して次第に傾斜の増してくる尾根を登っていくと、 大沢分岐から10分ほどで、「水源の森林No.K7」の標柱の立つピークに着きます。 ここで道が二手に分かれています。 真ん中に生えている大きな樹木の袂にある手製の黄色い道標によると、ここが778m峰のようです。 右手の道は「大山・不動尻」、左手の道は「ふれあいの森・日向キャンプ場」、 今来た道は「日向山、大沢分岐・鐘ヶ岳」となっています。 周りは樹木に囲まれていて展望はあまり良くありませんが、 正面から右手の方の冬枯れの雑木林の間からは、丹沢大山へと続く稜線が見えていました。 横倒しにされたベンチ代わりの樹木に腰をかけて、ここでしばらく休んでいきました。
展望地
ひと休みしたら、道標「ふれあいの森・日向キャンプ場」に従って、左手の尾根を進んでいきます。 広くて緩やかな尾根を進んでいくと、すぐに左手が開けて展望の広がる所があります。 その先へと更に1分ほど進んでいくと、右手へと道が分かれて降っていくように思える所がありますが、 道の真ん中に立つ「水源の森林」の標柱に書き込まれた「キャンプ場↑」に従って、 尾根道をそのまま真っ直ぐに進んでいきます。 植林帯の中を少し降るようになると、次第に丸い尾根の背になってきます。 778m峰から4分ほど降っていくと、左右の樹木が疎らになって、再び展望の広がる所がありました。 先ほどの所よりも広い範囲が見えていました。 手前からこんもりとした山が幾つか奥へと続いていて、山頂部が抉られた山も見えていました。 方角を確認し忘れたので何と云う山なのかは分かりませんでした。
幅が少し広がってくる尾根に続く植林帯を更に緩やかに降っていきます。 「水源の森林」の標柱を幾つか過ぎていくと、 展望地から4分ほどの所に「水源の森林づくり」の看板が設置されています。 看板は左手を向いて設置されています。 看板の左手から植林帯の斜面に続く道を降っていきます。 ここまでは緩やかな尾根道が続いていましたが、 これから先はかなり傾斜の増した降り坂が続きます。
神奈川県「水源の森林づくり」契約地(水源分収林)
水資源を大切にしましょう。
 (神奈川県環境農政部水源の森林推進課、神奈川県湘南地区農政事務所森林保全課)
植林帯に続く急な山道を降っていきます。 大きな岩をふたつほど過ぎて更に降っていくと、右手に鹿避け柵が続くようになります。 柵沿いに更に降っていくと、再び「水源の森林づくり」の看板が設置されています。 先ほどの看板のあった尾根から20分ほどの所になります。 この辺りまで降ってくると、下の方から水の流れる音が聞こえてくるようになります。
看板を過ぎてその先へと更に降っていくと、左右の下の方には砂防ダムが見えるようになってきます。 歩き難い岩場を過ぎていくと次第に細い尾根になってきます。 左右には谷筋が続いていて、その間に挟まれるようにして続く細い尾根を降っていきます。 先ほどの看板から7分ほど降ってくると、道が二手に分かれています。 正面の道は、少し先で左手に鋭角に曲がって、左側の谷にある砂防ダムの前へと降っていきます。 右手に戻るようして降る道は、右側の谷にある砂防ダムの前へと降っていきます。 いずれの道を進んでいっても、谷筋に降りて少し進んだ所で合流します。 右手の下には広い土の道が見えていたので、今回は右手の道を降っていきました。
砂防ダム
戻るようにして右手へと続く横木の階段を降っていくと、程なくして谷筋の広い道に降り立ちました。 これで山道は終りになります。 778m峰から40分ほどで降りて来られました。 正面には大きな砂防ダムがあって、放水用の穴から水が流れ落ちていました。 先ほどから聞こえていた水の音は、このダムから流れ落ちる水音だったようです。
写真は振り返って写したものです。右手にある道から降ってきました。
谷筋の下流に向かって幅の広い土の道を進んでいくと、すぐに東屋が建っています。 急坂を降ってきて疲れたので、ここでひと休みしていきました。 東屋のすぐ先で、左手からの谷筋が合流してきます。 左手からの道を合わせて、沢に架かる鉄板が敷かれた橋を渡って、広い道を緩やかに降っていきます。
写真は東屋を過ぎた所から振り返って写したものです。 こうして見ると、先ほど降ってきた尾根が終る先端部に東屋が建っているようです。
日向キャンプ場
右手へ分かれて登っていく道を見送って正面へと続く道を沢沿いに降っていくと、 谷筋に降りてから6分ほどで日向キャンプ場に着きます。 沢沿いにキャンプ施設が設置されていましたが、寒い季節とあってか、利用している人は見かけませんでした。 右手の斜面にはバンガローのようなものが幾つか建っていました。
保健保安林
この保安林は伊勢原市日向地区の保健保養の場として役立っています。 森林はきれいな水や空気の大切な供給源となり、私達に安らぎと潤いを与えてくれます。 この本林は、景観を保持し自然とふれあう憩いの場として、 保健やレクリェーションに活用するため、特に指定されました。 保安林内においては、次の行為は知事の許可を受けなければなりません。
一、立木竹の伐採及び立木の損傷。
二、土石の採取及び樹根の採掘。
三、その他土地の形質を変更する行為。
森林は国の宝です。保護育成に努め、後世に引き継いで行きましょう。
たきび・たばこの吸殻や、ごみの投げ捨てに注意し、樹木を大切に育てましょう。
 (神奈川県)
クマに注意!
この付近にクマの出没情報がありました。 クマは人里近くへは夕方出てきて朝方に帰ることが多いので、朝方や夕方の外出にはご注意下さい。 クマに遭遇したら刺激しないようにし、あわてないで静かに立ち去りましょう。 クマを目撃しましたら下記に連絡をして下さい。
 (湘南地域県政統合センター環境調整課、伊勢原警察署生活安全課、伊勢原市役所環境保全課)
日向林道
鉄板が敷かれた橋を渡っていくと舗装道路になってきます。 中ほどに階段が付けられた急坂を降っていくと、右手には一文字ずつの看板が立っていて、 「ふ・れ・あ・い・の・森」と書かれていました。 そのすぐ先に車止めゲートがあります。 左手から右手へと登っていく日向林道がU字形に曲がっている角になります。 ゲートの脇を抜けて、左手へと舗装道路を降っていきます。 広い道路を1分ほど降っていくと、道の脇が膨らんでいて、ちょっとした駐車場になっていました。 この辺りはふれあいの森と云うようようで、大きな「ふれあいの森案内図」がありました。 また林道起点の看板も立っていました。 左手を流れる日向川沿いに続く広い道を降っていきます。
右手へ少し進んだ所に大きな車止めゲートがあって、その脇には管から水が勢いよく流れ出ていました。 ポリ容器を幾つも並べて水を汲んでいる人がいました。 私も空くのを待って飲んでみようかとも思いましたが、 「煮沸してから飲んでください」とのことだったので止めておきました。
一般車輌通行禁止
この日向林道は、林業経営のためにつくられていますので、 一般道路と異なりカーブがきつく、防護施設が十分ではありません。 下記以外の車輌の通行を禁止します。
1.林業関係車輌  2.林道関係車輌  3.工事関係車輌  4.地元関係車輌
5.その他、特に認めた車輌
通行可能な方については、次の注意事項を厳守願います。
1.制限速度 20km以下
2.制限重量 14トン以下
3.台風、集中豪雨、地震、積雪、路面凍結時通行禁止
4.夜間の通行禁止
 (神奈川県湘南地区農政事務所、伊勢原警察署)
林道日向線(起点)
この林道は林業経営のためにつくられたものです。 一般道路とは異なり、急カーブや落石の危険がありますので、 林業関係者及び地元関係者以外の通行を禁止致します。 なお、利用に際しては許可及び承認等が必要となりますので、ご注意願います。
標準幅員W=4.0m 全体延長L=4,157m
 (少年地区県政総合センター森林課)
大山登り口
舗装された道を緩やかに6分ほど降っていくと伊勢原市日向ふれあい学習センターがあります。 その先の細い沢の上を過ぎたすぐの所で、丹沢大山へ登っていく山道が右手へと分かれています。 角には道標が立っていて、右手の山道は「九十九曲ハイキングコース 見晴台へ55分・大山山頂へ2時間5分」、 正面の舗装道路は「日向薬師バス停へ35分・日向薬師へ50分」となっています。 また、関東ふれあいの道の道標も立っていて、右手の道は「下社3.7km・蓑毛6.8km」、 正面の舗装道路は「日向薬師1.9km」となっています。 今回は正面の舗装道路を日向薬師バス停へと降っていきます。
保安林区域図
この区域は森林がもっているいろいろな働きを守るため、保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合わせ下さい。
 (神奈川県湘南地区行政センター農林部林務課)
浄発願寺奥の院分岐
大山への分岐を見送って2分ほど降っていくと浄発願寺奥の院への分岐があります。 日帰り入浴が出来たりレストランになっているクアハウス山小屋を過ぎ、 「名勝 日向渓谷」の石標を過ぎていくと、梅ヶ尾橋を渡って日向川の左岸を降るようになります。 石雲寺浄発願寺などを過ぎて道なりに降っていきます。 日陰道が始まる神明橋を見送っていくと薬師林道が左手へと分かれていきます。 薬師林道を見送って更に降っていくと、趣きのある白髭神社があります。
この辺りの詳細は省略しますが、 「大山西尾根」に載せているので参考にして下さい。
日向薬師(ひなたやくし)バス停
白髭神社のすぐ先に日向薬師バス停があります。日向キャンプ場から45分ほどで到着しました。
伊勢原駅(小田急小田原線)まで、伊勢原駅北口行きバスにて23分、 1時間に2本から3本程度の便があります。
関東ふれあいの道
関東ふれあいの道は、一都六県を巡る自然歩道です。 沿道の豊かな自然にふれ、名所や史跡をたずねながら、ふる里を見直してみませんか。 この地点は、県内17コースのうち「順礼峠のみち」・ 「大山参り蓑毛のみち」・「太田道灌・日向薬師のみち」の分岐点です。 みどころは、白山・順礼峠・日向薬師・日向渓谷・二重の滝・ 阿夫利神社・太田道灌の墓・三之宮比々多神社など各コースとも他にいろいろあります。
【大山参り蓑毛のみち】
蓑毛バス停…蓑毛越え…下社…見晴台…青年の家…日向薬師バス停
【太田道灌・日向薬師のみち】
坪ノ内バス停…長福寺…三之宮比々多神社…伯母様橋…上粕屋神社…太田道灌の墓…上粕屋神社…産業能率大学…鎧塚…諏訪神社…日向薬師入口…日向薬師バス停
巡礼峠のみち】
日向薬師バス停…日向薬師…展望台…七沢神社…巡礼峠…物見峠…むじな坂…白山御門橋分岐…御門橋バス停
 (環境庁・神奈川県)