鎌倉アルプス
散策:2007年01月下旬
【低山ハイク】 鎌倉アルプス
概 要 鎌倉アルプスは鎌倉の街を取り巻くようにして続く低い山です。 今回はいっしんどう広場へと続く市境尾根から鎌倉霊園へ降っていきます。 霊園から吉沢川へ降り、十二所地区への道を確認してから再び吉沢川を上流へと向かいます。 支沢から谷筋を登って瑞泉寺へと続く尾根道に出て、再び天園へと登っていきます。
起 点 横浜市 栄プールバス停
終 点 鎌倉市 今泉不動バス停
ルート 栄プールバス停…天園直下分岐…天園巻き道分岐…鎌倉霊園分岐…鎌倉霊園…吉沢川分岐…T字路…吉沢川…十二所地区…十二所神社バス停…吉沢川…丸太橋…お塔の窪やぐら…尾根道…貝吹地蔵…吉沢川分岐…獅子舞分岐…天園…天園橋…今泉不動バス停
所要時間 3時間30分
歩いて... 今回は天園から鎌倉霊園へ降る道と、吉沢川から天園へ登る道の探検を目的にしてルートを選んでみました。 この部分は一般のハイキングコースではないので正規の道標類はありませんが、よく踏まれた道が続いていました。 雨が降った翌日だったこともあってか、吉沢川沿いの道は少しぬかるんでいました。
関連メモ 鎌倉アルプス, 六国峠, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉回峰, 鎌倉アルプス,
鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 吉沢川, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 朝比奈切通, 鎌倉アルプス, 六国峠,
鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス,
鎌倉アルプス, 吉沢川, 朝比奈切通, 鎌倉アルプス, 相武尾根
コース紹介
栄プール(さかえぷーる)バス停
港南台駅(JR根岸線)から[港40]栄プール行きバスにて20分、 1時間に1本程度の便があります。 バス停の側には、財団が経営するプール「栄プール」と横浜市営の老人福祉センター「翆風荘」があります。
ひとつ手前の上郷ネオポリスバス停までなら、港南台駅から1時間に2本程度の便があるので、 待つようならそのバスに乗ってきましょう。 バスを降りてバスの進行方向(バス停から道路を見て右方向)へ真直ぐに500mほど進んでいくと着きます。 また、上郷ネオポリスバス停までは、金沢八景駅(京浜急行本線)からも1時間に1本程度の便があります。
バスを降りてそのすぐ先の所にある「栄プール第2駐車場」の右手前から幅の広い石段が始まります。 ここが天園への登り口になります。 何のためにこんな広い階段があるのだろうと思いながら石段を登っていきます。 振り返ると、栄プールと翆風荘の建物の向こうに、野七里地区や庄戸地区の街並みが広がっていました。 その奥の方には山並みが連なっていて、左手の方には横浜市の環境事業局の煙突も見えています。 2分ほどで石段を登りきって尾根筋に着き、左手へと進んでいきます。 すぐに送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.60」の袂を過ぎていきます。 この幅の広い石段は、鉄塔を建設するための資材などを運んだ時に使ったのでしょうか。
ほどなくして左手には空色の金網が続くようになります。 その金網に沿って尾根道が続いているので分かり易くていいのですが、 人工物があると何だか趣きが削がれてしまうように思えたりもします。 金網が現れてすぐに道が二手に分かれています。 道標などはありませんが、正面の道は横木の階段を登って高さ数mの極小ピークを越えていく道で、 右手の道はその巻き道になっています。 どちらの道を進んでいってもすぐに合流します。 極小ピークなので見晴らしなどは全くないので、巻き道を歩いた方が少しでも楽になりそうです。 この先にも同じような極小ピークが何回か現れますが、その度に巻き道もあります。
左手に続く金網には「立入禁止」や「火気厳禁」の看板が点々と括り付けられていました。 平成16年(2004)の白い猿の絵馬が括り付けられた長めのピークを越えていくと、 尾根が少し広がって笹竹の生い茂る道になってきます。 傾斜も緩やかで広くて歩きやすい尾根道がしばらく続くようになります。
天園直下分岐
やがて傾斜が少し増してきて登り坂になってきます。 笹竹の生い茂る道を登っていくと、栄プールから18分ほどで高みにある分岐に着きます。 ここは天園の山頂の直下にある分岐で、右手の道を1分ほど登っていくと「峠の茶屋」の裏手に出ますが、 今回は正面から左手へと続く道を降っていきます。
天園巻き道分岐
ほんの少し進んでいくと、天園から降ってくる広い尾根道に出ます。 角の金網には「野七里・上郷方面」と書かれた板切れが括り付けられていて、今歩いてきた道を指していました。 左折して緩やかに降っていくと、すぐの所に峠の茶屋や天園休憩所の看板が幾つか設置された分岐があります。 右手に戻るようにして続く道は天園の高みの巻き道になっていて、 天園休憩所の脇を抜けて岩場の下にある獅子舞分岐へと緩やかに続いています。 今回はその道は見送って正面の尾根道を進んでいきます。 天園からいっしんどう広場へと続くこの尾根道は横浜市と鎌倉市の市境になっていて、 しっかりとした緩やかな道が続いています。 人気のあるハイキングコースとあって、この時も多くのハイカーとすれ違いました。
1分ほど進んでいくと、岩畳の道になってきます。 その角から右手へと道が分かれていますが、少し先で林の中に消えてしまいます。 道なりに岩畳の道を降っていきます。 道を覆っている倒木の下を抜けて岩場を降っていくと、 横浜霊園や清掃工場などを見渡せる景色が左手に広がってきます。 植林帯になったり雑木林になったりしながら続く緩やかな尾根道を進んでいきます。 天園巻き道分岐から6分ほど進んでいくと、送電線の鉄塔「中野町線No.5」が立っています。 鉄塔の側を過ぎていくと「みどりの協定区域」と題した看板が立っています。 近年に設置された5本の鉄塔の周囲は植樹地「みどりの協定区域」となっています。 周辺地図や鎌倉霊園へと続く道も載っています。 今回はその道を歩いていきます。
みどりの協定区域
この地区は、みどりを守り育てる区域です。 みんなでみどりを大切にしましょう。
協定締結日:平成5年5月31日  指定区域面積:16,332.23u
 (東京電力株式会社、神奈川県知事)
鎌倉霊園分岐
天園巻き道分岐から10分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 角に立つ「鳥獣保護区」の鉄柱にガムテープが貼られていて、その上にマジックで案内が書き込まれています。 右手の道は「レイエン」、左手の道は「市民の森」となっています。 すぐ先の樹木の幹に貼り付けらた板切れには「鎌倉霊園に至る10分」と書かれています。 左手の道は市境広場を経ていっしんどう広場へと続くハイキングコースですが、 今回はここから右手の道へと入っていきます。
小さな高みを越えて植林帯を降っていくと、1分ほどで岩が切り開かれたような所があります。 道には樹木がトンネルのように覆い被さっていました。 それほどの量でもないので切り払ってしまえばすっきりとしそうですが、 何やら雰囲気も良さそうなので、わざとこのままにしてあるのでしょうか。
樹木のトンネルを抜けて植林帯から雑木林へと変わっていく道を緩やかに降っていくと、 再び植林帯へと変わっていきます。 トンネルを抜けてから2分ほど進んでいくと、道が右手へと分かれていきます。 鎌倉霊園へは左手へ曲がっていく道を進んでいきます。
右手の道もかなりしっかりとしていたので、試しに歩いてみました。 少し進んでいくと先ほどあったのと同じ「みどりの協定区域」の看板が立っていて、 その先からは急な降り坂になっていました。 坂道を降って傾斜が緩やかになってくると送電線の鉄塔「中野町線No.4」が立っていて、 道はそこで終わっていました。 どうやら鉄塔の巡視路のようでした。 樹木が少し切り開かれていて周囲が見渡せるようになっていました。 天園からいっしんどう広場へと続く尾根と思われる眺めが広がっていました。 往復7分ほどでここまで戻って来られました。
雑木混じりの植林帯を緩やかに降っていきます。 切通しのような所を抜けていくと、すぐの所に急な降り坂があります。 黒色と黄色のトラロープが張られていたりもします。 短い坂ですが、滑り落ちないように注意しながら降っていきます。 雑木林の樹木の間からは、下の方に鎌倉霊園が見えるようになります。
鎌倉霊園
やがて幅の広い階段状の道になってきます。 段差が低くて歩きやすい道を降っていくと、鎌倉霊園の一角に降り立ちます。 尾根の鎌倉霊園分岐から16分ほどで降りて来られました。 4号鉄塔に寄り道していた時間を差し引くと、尾根から10分ほどで降りて来られるようです。 すぐ先にある分岐を左手へと曲がって、正面に見える鉄塔の立つこんもりとした高みを目指して、 霊園の中に続く道を真っ直ぐに進んでいきます。
霊園の中を真っ直ぐに進んでいくと、突き当たりにトイレがあります。 そこを左折していくと、右手に登っていく階段があります。 道標などはありませんがその階段を登っていきます。 一旦緩やかになってから再び現れる階段を登っていくと、2分ほどで尾根筋に着きます。 登り着いた所には送電線の鉄塔「大-田26号」が立っていました。 脇の樹木には、「ハイキング←降りる、向う正面に登る」と書かれた黄色いテープが巻き付けられていて、 今登ってきた道を指していました。 鉄塔の左手に続く尾根道を緩やかに降っていきます。
吉沢川分岐
左手に広がる鎌倉霊園を眺めながら、広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 かなり広くてしっかりとした道になっています。 鎌倉霊園が造られる以前からあった尾根道のようで、 大正時代までは鎌倉の十二所地区から木炭などを馬に積んで横浜の金沢地区へと運んだ道なのだそうです。 往時に想いを馳せながら緩やかな道を進んでいくと、26号鉄塔から5分ほどで分岐があります。 角に立つ看板に書き込まれたメモによると、正面の道は「ハイキングコースへ」、 右手に降っていく道は「沢の道から霊園へ」、今来た道は「ハイキングコースへ」となっています。 また脇の樹木に括り付けられた小さな板切れによると、 右手の道は「沢の道へ」となっていて、その先で道が左右に分かれています。 その左手の道には「十二所神社」、 左手の道の途中から分かれていく道もあって「ハイキングコース」となっていました。 この右手へと降っていく道が、谷筋から吉沢川へと降りていく道になっています。
吉沢川分岐の正面の道もしっかりとしていたので、試しに歩いてみました。 坂道をひと登りすると、鎌倉市の設置する「三級基準点No-44309」のある小さな高みに着きます。 名前を記した標識などは見かけませんでしたが権兵衛山と呼ばれているようです。 その先からは急坂を降っていきますが、金属性の網で出来た階段が付けられています。 山道によくある横木の階段とは違って土が流れ出て抉れてしまうこともなく、 段差や歩幅も適度になっていてとても歩きやすい階段です。 階段が終って笹竹が生い茂る間を抜けていくと再び階段が続いていました。 その階段を降っていくと、再び鎌倉霊園の一角に降り立ちました。 出口には「みどりの協定区域」の看板が立っていました。 現在地も描かれているので位置を確認しておきましょう。 すぐ先には送電線の鉄塔「北鎌倉線No.24」が立っていました。 北鎌倉線とこれまで続いていた中野町線との合流点に立つ鉄塔のようでした。
T字路
鎌倉霊園から先ほどの吉沢川分岐まで引き返していきました。 往復11分ほどで分岐まで戻ってきて、植林帯の中へと続く道を谷筋へと降っていきます。 先ほどの高みの先にあったのと同じ金属製の網で出来た階段が付けられていて、歩きやすくなっていました。 この坂道は往古から旅人が行き来してきた道で、女男坂(めおとざか)と呼ばれているようです。 1分半ほどで階段が終ってその先へ緩やかに降っていくと、正面の奥に送電線の鉄塔が立っていました。 何という鉄塔なのかは確認できませんでしたが、 これまでにあった「みどりの協定区域」の看板から推測するに、 「中野町線No.1」の鉄塔のように思われます。 その手前を過ぎて更に降っていくと谷筋に降り立ちます。 この谷は十二所の馬場地区の奥地にあって、馬場ヶ谷(ばんばがやつ)と呼ばれているようです。 緩やかになった道を少し進んでいくとT字路があります。 道標類は見当たりませんでしたが、少し細めになった右手の道を見送って左手へと進んでいきます。
右手の道は、吉沢川の上流域を経て天園ハイキングコースの尾根道へと続いているようです。 夏草が生い茂る時期は避けた方がいいとのことですが、獅子舞分岐と貝吹地蔵の間に出られるようです。 (後日に右手の道を歩きました。「鎌倉アルプス」, 「吉沢川」, 「吉沢川」を参照)
吉沢川
雑木林になった谷筋を進んでいくと、右下には細い川の流れが続くようになります。 やがて右手へと鋭角に折れ曲がって岩盤の上を降っていくと、 先ほどのT字路から1分ほどで川面へ降り立ちます。 これが吉沢川になります。 尾根にあった吉沢川分岐から7分ほどで降りて来られました。
川床は岩盤になっていて、その上に水が流れています。 橋などは架かっていませんが水量は多くないので、歩くのには苦労しません。 水が流れていないと普通の山道のようにも思えそうです。 川を横切ってその先へと続いているのが、天園から瑞泉寺などへ続くハイキングコースへ登っていく道ですが、 先ずは吉沢川の下流へ向かって左手へと進んでいきました。
流れを渡って下流へ向かっていくと、すぐに右手に細い道が現れます。 川沿いに続くその道を下流へと進んでいきます。 背の低い樹木や笹竹の生い茂る谷筋に細い道が続いています。 前夜に降った雨のためか、道は少しぬかるんでいました。 板や丸太が敷かれていたりもするので、その上を選びながら歩いていきます。 2分ほど進んでいくと、樹木などがなくなって開けた感じの所に出ました。 左手には吉沢川が流れ、両側は切り立った崖になっていました。
その先へと更に谷筋を4分ほど進んでいくと、小さな流れに渡された丸太を渡った先で広場に出ました。 左手には簡易倉庫のような建物が並んで建っていました。 広場を横切ってその先へと更に進んでいきます。
十二所地区
笹竹の生い茂る道を進んでいくと、広場から1分ほどでコンクリートで護岸された吉沢川の脇に出ます。 そこを川に沿って右手へ進んでいくと、すぐに十二所の馬場地区の住宅地に出ます。 吉沢川に降り立ってから10分ほどで出られました。 住宅地の中に続く舗装された道を十二所神社バス停へと向かっていきます。
鳥獣保護区
ここは保護区域です。 鳥や獣を守ってください。
 (神奈川県)
十二所神社バス停
「瑞泉寺・天園」の道標の立つ分岐を右手に見送ってその先へと降っていきます。 小さな橋を渡って更に進んでいくと、吉沢川に架かる御坊橋があります。 橋を渡って右手へと進んでいくと県道204号に出ます。 その左手50mほど先に十二所神社バス停があります。 住宅地に出てから9分ほどで到着しました。 横断歩道を渡った所にあるバス停から、 鎌倉駅(JR横須賀線)まで、鎌倉駅行きバスにて13分、1時間に3本から4本程度の便があります。
十二所馬場地区急傾斜地崩壊危険区域
この区域内で、のり切・掘削・伐採等を行う場合は、知事の許可が必要ですから左記へお問合わせ下さい。
 (神奈川県藤沢土木事務所)
砂防指定地 吉沢川
この土地の区域内において宅地造成・家屋の新築・土採取等の行為をする場合は、 神奈川県知事の許可が必要ですから藤沢土木事務所に御相談下さい。
 (神奈川県)
吉沢川
十二所神社バス停からバスに乗って帰ってもいいのですが、まだ時間に余裕があったので、 吉沢川へ降り立った先ほどの所まで引き返して、 天園から瑞泉寺などへと続くハイキングコースへと向かうことにしました。 来た道をそのまま引き返していくと、バス停から15分ほどで戻って来られました。 鎌倉霊園の尾根から降ってきた右手の道が、川を渡って左手へと続いています。 川床は岩盤になっているし、上流を見ると両側は切り立った崖があって切通しのようになっています。 秋の紅葉の時などにはいい景色が望めそうだと思いながら、 一旦川へ降りて岩盤を少し進んだ所から左手へと登っていきます。
丸太橋
崖に沿って続く道を進んでいくと、程なくして吉沢川の本流と思われる幅の広い流れは右手へと曲がっていきます。 その角から細めの支沢が左手へと分かれていきます。 道はその支沢の流れる谷筋に沿って続いていきます。 吉沢川から2分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 左手の道は横木の登り階段が高みへと続いていて、 右手の道は丸太の木橋を渡った先から谷筋へと更に続いています。 道標類はないしどちらへ行ったものかと暫く考えていましたが、 左手の道は方角的に県道の方へと向かっていきそうに思えたので、 ここは右手の木橋を渡って、支沢の流れる谷筋に続く道をその奥へと進んでいきました。
右手にある木橋は、直径15cmほどの丸太を2本束ねたような形をしていました。 細い橋ですが老朽化してグラグラしている訳でもなくてしっかりとしていました。 ただし谷筋にある橋のためか表面には薄っすらと苔類が付いていて、 雨の後などでは滑りやすいと思われます。
左手へ登っていく道は送電線の鉄塔への巡視路とのことで、鉄塔の所で行き止まりになっているようです。
お塔の窪やぐら
シダ類の生い茂る谷筋の道を緩やかに登っていくと、2分ほどで少し広くなった所があります。 右手の岩壁には穴が開けられていました。 解説板などは見かけませんでしたが「お塔の窪やぐら」と呼ばれる史跡のようです。 写真には穴が二つしか写っていませんが、 この右側にもう一つ穴があるのだそうで、全部で三つ並んでいるようです。 その真ん中の穴には五輪塔があって、風化した宝篋印塔がその周りに並んでいました。 鎌倉最古のやぐらで北条高時を供養した塔だという説もあるようですが、詳細はよく分かりません。 左手の穴には石仏が安置されていました。 誰が手向けたのか、真新しい花束がお供えされていました。
やぐらを過ぎて、シダ類の生い茂る谷筋を更に登っていきます。 木の根が張り出して道がかなり狭くなった所を過ぎていきます。 ロープが張られていたりもするので、それに捉まりながら進んでいきます。 切り立った岩壁の横を過ぎて傾斜が増してくると、植林帯を登るようになります。
尾根道
やがて上の方から人の声が聞こえてくるようになります。 左手へ曲がって更に登っていくと、しっかりとした尾根道に出ました。 吉沢川から13分ほどで登って来られました。 左右に続くこの尾根道は、天園から瑞泉寺や明王院などへと続く「天園ハイキングコース」になっています。 先ほどから聞こえていたのは、このハイキングコースを歩くハイカーの声だったようです。 登りついた辺りは岩畳の道になっています。 左手の20mほど先には、鎌倉市消防本部の設置する 「No5 ハイキングコース内での喫煙はやめましょう」と 書かれた標柱が立っています。 左手は瑞泉寺や明王院へ、右手は貝吹地蔵を経て天園へと続いていますが、 今回は天園を目指して、ここから右手へと登っていきました。
貝吹地蔵
尾根道を右手へと進んでいくと、程なくして植林帯を登るようになります。 右手の岩に切られた階段を登っていくと、右手の上に貝吹地蔵があります。 「貝吹地蔵」と刻まれた石柱の袂には、手製の説明板が置いてありました。 地蔵は上半身しかないように見えます。 下半身は土中に埋まっているのでしょうか、それとも元々上半身だけしかない像なのでしょうか。 仔細はよく分りませんでした。
貝吹地蔵
新田義貞の軍に攻められ(1333年)自害した北条高時の首を守りながら敗走する北条氏の部下たちを助けるため、 貝を吹き鳴らしたという。
 (瀬谷文化協会)
貝吹地蔵を過ぎて左手へと登っていくと、岩盤を切り開いた切通しがあります。 道の真ん中に大きな石があったりしますが、それを避けて通っていきます。 切通しを抜けると緩やかな尾根道が続くようになります。
吉沢川分岐
やがて現れる植林帯を過ぎていくと、大きな樹木が何本か並んで生えている所があります。 そこを過ぎていくと、先ほどの切通しから4分ほどの所で、右手に降っていく道が分かれていきます。 そばに生えている樹木には「国鉄送電線巡視路 No.26 No.25」と書かれた黄色い板が括り付けられていました。 かなり広くてしっかりとしている様子の道でしたが、このまま正面に続く尾根道を進んでいきます。
右手へ降っていく道は吉沢川へと続いているようです。 少々分かり難い道とのことですが、 鎌倉霊園の脇の山道にある「吉沢川分岐」から降っていった先の「T字路」へと続いているようです。
後日に右手の道を歩いて見ました。(「鎌倉アルプス」を参照)
吉沢川への分岐を見送って正面の尾根道を2分ほど進んでいくと、 浅い切通しの所で道が二手に分かれています。 2年ほど前に来た時には「天園休憩所」と書かれた手製の道標が立っていました。 それによると、今歩いてきた道は「瑞泉寺 約20分」、 右手の切通しを抜けていく道は「天園 約10分、建長寺 約1時間20分」となっていましたが、 撤去されたようで、この時には見かけませんでした。 左手へと曲がっていく道は送電線の鉄塔への巡視路なので、 ここは右手の切通しを抜けてその先へと進んでいきます。
左手の道は、途中にある分岐を右手に進んでいくと、 天園から獅子舞地区へ降り始めた角から分かれていく小径へ続いています。 (「鎌倉アルプス」を参照)
獅子舞分岐
植林帯の中を登り気味に進んでいくと、ちょっとした岩場があります。 岩場を登って少し先から軽く降り気味に植林帯を進んでいくと分岐があります。 吉沢川から尾根道に登り着いた所から15分ほどで到着しました。 角に立つ道標によると、左手の道は「獅子舞経由鎌倉宮」となっていて、 「下りはスベル注意!!」のコメントも書き込まれていたりします。 古びた道標も倒れていて、正面の道は「天園・建長寺方面」、左手の道は「鎌倉宮方面」となっています。 また、No.6の標識も立っています。 左手の道は谷筋を降って獅子舞地区を経て鎌倉宮への道で、歩き始めにかなり急な降りがあります。 滑りやすい道なので十分な注意が必要ですが、鎌倉の住宅地へ降りるには一番の近道になっています。 右手の道は天園の高みを巻いて市境尾根へと続く道で、天園休憩所の脇を過ぎて「天園巻き道分岐」へと続いています。 左手の高みへ戻るようにして登っていく細い道もありますが、特に何も示されてはいません。 今回は正面にある岩場を登って、天園へと進んでいきます。
岩場
岩がごろごろする坂をひと登りすると、すぐに岩場の上に出ます。 左手が開けていて、鎌倉の街や海の向こうには、丹沢・箱根・伊豆の山々を望む素晴らしい景色の広がる所です。 条件がいい日には富士山も望めるのですが、この時には霞んでいて見えませんでした。
天園 (標高159m)
岩場を過ぎていくと右下に天園休憩所があります。 休憩所への分岐を見送って正面の尾根道を軽く登っていくと、すぐに天園に到着します。 天園は、またの名を六国峠とも言います。 ここから安房・上総・下総・武蔵・相模・伊豆の六つの国が見渡せるので、 「六国峠」の名前がついたと云われています。 頂上には峠の茶屋があり、ヨシズ張りの天井になっています。 昔風の駅舎にあるような「鎌倉天園」,「六国峠」の看板もあって、何だか雰囲気も盛り上がってきます。 頂上の南西側が開けていて、鎌倉の街並みや海が見渡せる景色のいい所です。 おでんでも食べながら休憩していきましょう。 先ほどの岩場から見える富士山は、ここからは樹木が邪魔をしていて見えません。
天園・六国峠山頂
見晴しが良く、涼しい所で食事が出来ます。 茶店では自動販売機にて缶ジュース、冷たいビール、アイスクリーム、おでんなど用意してお待ちしております。
豊かな緑を火災から守ろう
 (横浜市栄消防署)
来たときよりも美しく ゴミみつけたら拾ってね
 (鎌倉凧の会)
峠の茶屋で休憩したら下山していきます。 天園からの下山ルートは幾つかありますが、今回はゴルフ場への道を通って今泉地区へと降っていきます。 峠の茶屋の先に続く広い道を緩やかに降っていきます。 軽く登ってから急坂を降り、天園公衆便所の前を過ぎていくと分岐があります。 角に立つ大きな道標によると、左手の道は「建長寺 約3.1m、覚園寺 約2.4km」、 今来た道は「瑞泉寺 約1.9km」となっています。 左手の道は鷲峰山や勝上献へと続く「天園ハイキングコース」になっています。 右手の道は何も示されてはいませんが、今回は右手の道から今泉地区へと降っていきます。
豊かな緑を火災から守ろう
 (横浜市、栄消防署)
すぐの所にある鎌倉カントリークラブのクラブハウスの前を通り過ぎて、 かなり傾斜のある幅の広い道路を降っていきます。 二車線の舗装道路になっていて、ゴルフ場へ来る自動車が時折通っていきます。 鎌倉パブリックゴルフ場や鎌倉天園ゴルフ練習場を過ぎて更に降っていきます。 道路の左手は谷筋になっていて、周囲には雰囲気の良さそうな雑木林が続いています。 舗装道路ができる以前には、この辺りはどのような感じの所だったのでしょう。 細い山道が天園へと続いていたのでしょうか。 沿道の杉の木には膨らみかけた杉玉が沢山付いていました。 そろそろ花粉の飛ぶ季節が近づいてきたようです。
やがて傾斜が緩やかになってくると、「いずみテニスクラブ」への入口のすぐ先にトンネルがあります。 クラブハウスから10分ほど降ってきた所になります。 トンネルの出入口の所はコンクリート打ちされていますが、 中へ入ると素掘りと思われるゴツゴツした感じの岩肌が露出したままになっています。 何だかいい雰囲気を感じながら、短いトンネルを抜けていきます。
天園橋
トンネルを抜けて緩やかに降っていくと車止めのゲートがあります。 そこを過ぎていくと僅かな登り坂になってきます。 ピークを過ぎて少し傾斜の増した坂道を降っていきます。 高い煙突のある建物が前方に見えてくると天園橋に着きます。 クラブハウスから17分ほどで降りて来られました。 橋を渡っていくと道が左右に分かれています。 右手は称名寺への道で、「今泉不動尊」,「浄土宗称名寺」と記した大きな石柱が立っています。 今回は左手へと曲がって、川沿いに続く道を進んでいきました。
時間があれば称名寺を訪ねてみましょう。 右手に曲がって緩やかな坂を登っていくとすぐの所にあります。 お地蔵さんや陰陽の滝などがある静かな佇まいの寺院です。
地域生活基盤整備総合治山施設
この施設は、私たちの住みよい豊かなくらしを守るため保安林に指定されている森林の災害防止や、 荒廃した森林の復旧をめざして、作られて施設です。
 (神奈川県、横須賀三浦地区行政センター)
今泉不動(いまいずみふどう)バス停
鎌倉市今泉グリーンセンターを過ぎていくと、程なくしてT字路があります。 角には道標が立っていて、左手の道は「散在が池森林公園100m」、 今来た道は「称名寺200m、天園ハイキングコース1km」となっています。 また「今泉不動」と書かれた板も付いていて今来た道を指しています。 左手にある不動橋を渡っていくとすぐの所に散在が池がありますが、今回はそのT字路を直進していきます。 50mほど進んでいくと、鎌倉市今泉さわやかセンターの前に今泉不動バス停があります。
大船駅(JR東海道線)まで、大船駅行きバスにて22分、1時間に6本程度の便があります。
ここを通るバスは一方通行になっていて、 大船駅からこのバス停へ来るのと、ここから大船駅へ向かうのとは同じ向きに走っています。 この次の鎌倉湖畔バス停まで行って、散在が池森林公園を廻るようにして今泉台地区を進み、 この前の白山神社前バス停へと戻ってきて大船駅へと向かう循環バスになっています。