平塚海岸
散策:2006年08月下旬
【海辺散策】 平塚海岸
概 要 平塚海岸は、相模川と花水川の間に続く相模湾に面した海岸で、幅の広い砂浜になっています。 平塚砂丘とも呼ばれていて、平塚八景にも選ばれる景色の素晴らしい所です。 海岸には海水浴場やプールなどもあって、夏場は行楽客などで賑わいます。 今回は平塚新港から大磯港までの海岸沿いを歩いていきます。
起 点 平塚市 平塚駅
終 点 大磯町 大磯駅
ルート 平塚駅…平塚三嶋神社…長楽寺…乗蓮寺…札の辻跡…須賀港…朝霧公園…平塚新港…平塚海岸…湘南ひらつかビーチパーク…龍城ヶ丘プール…花水川…大磯海水浴場…大磯港…照ヶ崎プール…照ヶ崎海岸…愛宕神社…大磯駅
所要時間 4時間20分
歩いて... 時には波打ち際へ立ち寄るのもいいのですが、 砂の上は歩きにくいので、主に陸側の防砂林や防砂柵の近くにある比較的歩きやすい部分を歩いていきました。 陽射しを遮るものは何もないので、夏場は帽子をかぶって歩きましょう。 海水浴場もあるので、夏場ならひと泳ぎしてみるのもいいかも知れません。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
平塚(ひらつか)駅
平塚駅(JR東海道線)から歩いていきます。
南口を出た所に「住居表示街区案内図」があります。 平塚駅から海岸に向けての街が載っているので参考にしましょう。 先ずは、相模川にある須賀港へと向っていきます。 案内図には「須賀港」の文字は見えませんが、「平塚魚市場」や「朝霧公園」のある所になります。 南口の正面にはバスターミナルがありますが、 その手前を左手へと進み、橋の欄干のようなものがある道へ入っていきます。 線路の下をくぐっていく左手の道は見送って正面の道を進んでいきます。
すぐにT字路があるので左折していきます。 5mほどで右手へ直角に曲がって線路沿いに進んでいきます。 少し右手へ曲がって更に進んでいくと、車道が右手から合流してきます。 広くなった道を更に進んでいきます。 代官町交差点を過ぎ打越バス停を過ぎていくと米善自動車学校前交差点があります。 五叉路になっていますが、真っ直ぐに正面へ続く県道607号を進んでいきます。
平塚三嶋神社
競輪場入口バス停を過ぎていくと明神児童公園があります。 公園を過ぎて少し行った所に石柱の立つ路地があるので、そこから平塚三嶋神社へと入っていきます。 祭神は言代主大神とのことですが、神社の由緒を記した解説板は見当たりませんでした。 おみくじやえびす様の絵の書かれた絵馬も沢山かかっていました。 社殿の前には「えびす様御神像」と題した大きなえびす像がありました。 「十日えびすまつり」の象徴として建立されたのだそうです。 社殿の裏手には小振りの疫神社や伊邪那岐社が合祀されていました。
えびす様銅像建設の趣意
当神社御祭神「言代主大神」様は別名を「えびす様」と言われ、 商業経済の道を開かれ、叉福徳の神様、幸運を司る徳の高い神様として信仰されております。 この様に高い御神徳の神様をお祭りしている当神社に、永年にわたり氏子中より えびすまつりの復興を熱望する声多く、左記役員の尽力により、 昭和57年1月10日「平塚三嶋神社十日えびすまつり」を斎行し、復興の第一歩としました。 以後氏子・崇敬者各位の絶大なる御協力を賜り、年々盛大に賑いを見、 東海道の名物まつりとして定着しつつあります。 そこで「十日えびすまつり」の象徴として 並びにえびす様の高い御神徳が行末永く子々孫々にまで受けつがれますことを祈念し、 この度「えびす様」の銅像を建立致しました。 銅像の建立に際し、浄財の寄進を賜りました氏子・崇敬者の方々、 そしてえびすまつり復興に多大なる御尽力を戴きました役員各位に心より御御礼申し上げ、ここに謝意を表します。
 (宮司)
疫神社
古くより疫神様と言われ、除厄開運・流行病はもとより種々の病気を癒す守護神であり、 特に子を守り子供の病をお守り下さる。
伊邪那岐社
祭神 伊邪那岐尊
多くの神々の祖父神であり、日本国の発展を司る高霊な神様です。
ご参拝の作法(二拝二拍手一拝のしかた)
まず拝礼(90度に腰を折り頭を下げる)を二回繰り返す。
次に両手を胸の高さで合わせ、二回拍手をして祈る。
おわりにもう一度拝礼を行う。
神楽殿や神輿殿などのある境内に続く石畳の参道を進んでいきます。 一の鳥居を過ぎていくと、左手には三島児童公園があります。 石畳の参道を更に進んで二の鳥居を過ぎていくと道路に出ます。 右手すぐの所に県道609号が通っています。 角には「平塚三嶋神社・えびす様のお宮」と書かれた大きな看板が立っていました。 こちらが神社の正面入口になるようです。
長楽寺
長姫町バス停の先の長姫バス停前交差点を直進していきます。 「港第2歩道橋」のある交差点を過ぎ、港第二歩道橋前バス停新地バス停を過ぎていくと、 左手の塀の向こう側には墓地が広がっていました。 塀に沿って進んでいくと、長楽寺への入口がありました。 右手に「長楽寺金剛閣」、左手に「海詠山長楽寺」と書かれた門から境内へと入っていくと、 墓地と今風の建物がありました。 由来書きによると、先の大戦で本堂が消失したようですが、その昔にはかなり栄えたお寺であったようです。
長楽寺の由来について
本寺は海詠山無動院と称した紀伊国高野山の中本寺で(末寺十三寺を持つ)、 弘法大師が関東東北に巡錫の旅に出、伊豆の国より須賀湊に上陸し滞在した霊地であるとの史記が有り、 中世の文治年間(鎌倉時代)、鎮海法師(開山の僧)が庵を建て海詠庵と称した。 後、建保年間(北条時代)、朝秀法師(中興開山の僧)が庵号を以て山号とした。 関東壇林の一つとして教学の一大教場をなしたと言う。 本尊は不動明王で、弘法大師石像及び薬師如来を奉ってある。 昭和20年7月(1945)戦火で堂伽藍を消失し惜しまれる。 地蔵堂(現在の坂本堂)のみ残った。 地蔵堂の地蔵菩薩石造あり。寄贈者の銘が刻まれている。
 (海詠山長楽寺)
乗蓮寺
長楽寺に続くようにして乗蓮寺があるので立ち寄っていきましょう。 建物の左手から境内を出て住宅地の道を100mほど進んでいくと、左手に山門があります。 両脇には丸みを帯びた石像が立っていて、首からは草鞋を下げていました。 山門をくぐって六地蔵などに出迎えられながら進んでいくと、正面に本堂があります。 両脇には観世音菩薩像や五重塔が立っていました。
花翁山 乗蓮寺
御本尊 十一面観世音菩薩
宗派 高野山真言宗 立教開宗は大同2年(807)
総本山 高野山金剛峯寺 和歌山県伊都郡高野町
宗祖 弘法大師(空海) 宝亀5年(774)6月15日香川県善通寺市で御誕生、承和2年(835)3月21日高野山奥之院に御入定
御宝号 南無大師遍照金剛(なむだいしへんじょうこんごう)
教義と
信仰
宇宙のすべてのものは大日如来のいのちの顕われであり、このいのちの世界をあらわしているのが曼荼羅です。 高野山真言宗の教えは、いのちの平等と尊厳をさとり、大日如来の知慧をこの世に実現するために 生かせいのちを実践し、共存共栄の世界をめざすことにあります。 本宗の御宝号念誦運動は、弘法大師の共利衆生の精神に立って、 すべてがいのちを共にしている社会の福祉をめざす具体的な活動です。 弘法大師は未来永劫にわたって衆生を救済すると御誓願され、高野山奥之院に入定留身されています。 同行二人の信仰のもと、大師の御教えをこの世に生かし実現することが、私達の務めであり喜びです。
札の辻跡
乗蓮寺から県道609号に戻ってその先へと進んでいくと、程なくしてT字路があります。 角にある平塚警察署須賀交番の右手の松の木の袂に、「相州須賀湊 札の辻蹟」と刻まれた石柱が立っています。 この辺りは、その昔には交通・経済の要衝の地であったようです。
札の辻跡
小田原北條氏の時代、須賀の地は交通・経済の要衝の地で、直轄地であったと言われる。 その頃、今でいう区画整理が行われ、寺院はすべて西北の地に寄せ集めて「寺町」と命名し、 「川端町」「北町」「仲町」「南町」「西町」などと町名を用いた。 そのほぼ中心に近い十字路に掟書の札をかけた掲示板のようなものを設け、 っこを「札場」といい、その辻を「札の辻」とよんだ。 須賀の商人が各地に向った起点がここ「札の辻」であった。
 (平塚市観光協会)
須賀港
T字路のすぐ左手の正面には平塚市水産地方卸売市場があります。 建物の横にある高架をくぐっていくと須賀港があります。 「平塚漁港」とも呼ばれているようで、漁船が沢山係留されていました。 釣りを終えて帰ってきた様子の船もありました。 堤防も兼ねているのか、港の周囲はコンクリートの高い壁が取り囲んでいました。 壁面には市内の人々による壁画ペイントが施されていました。 各々の絵には、長い旅を終えて・飛翔潮風・群泳・豊かなる川相模川・天の川「永遠なる天空の川」・ MARINE SPOT・ふんわりふわふわ・鯨が翔ぶ日・かけがえのない海・地球などの題名が付けられていました。
壁画ペイント
この壁画は市民参加による景観まちづくり活動の一環として、市内の中・高校の生徒さん、 市民の方がたによって描かれたものです。 市民の屋外ギャラリーとして叉平塚の街の新しい顔として楽しんでいただきたく御案内いたします。 なお、kの事業は財団法人河川環境管理財団より河川整備基金としての助成を受けております。
 (壁画製作実行委員会)
漁港をきれいに大切に
漁港はみんなのものです。 みんなの漁港を、みんなできれいに大切にしましょう。
 (平塚市、建設省)
朝霧公園
左手から須賀港を出て右手へと進んでいくと、相模川の堤防があります。 その手前の朝霧公園の左手から続く道を進んでいくと、高架をくぐった先に原っぱになった広場があります。 左手には相模川が流れ、相模湾の方には新湘南大橋も見えていました。 川沿いでは釣りをしている人たちも多く見かけました。 ここは「平塚八景 湘南潮来」として選ばれている所のようで、標柱と解説板が立っていました。 広場の先の方へ進んでいくと、「相州須賀湊の碑」や小さな祠も建っていました。
平塚八景 湘南潮来
山梨県の山中湖から発し忍野八海の湧水・そして流域の諸川を合わせた流程115キロメートルの相模川は、 相模湾の河口に至り河幅は700メートルとなっている。 この河口は海抜以下で海水が逆流し、満々と水をたたえていて、景観が水郷潮来に似ているので、 湘南潮来と名づけられた。 河畔には川釣り、海釣りなどを案内する観光漁業が盛んで、また夏には花火大会が開催されている。
相州須賀湊の碑
この地は相模川の河口に位置する自然港としてまた漁場としてはやくからひらけていたもののようで、 平安時代僧空海が伊豆の国から来航ししばらく庵をむすんでいたという伝説がのこっている。 鎌倉時代には上流の森林地帯から伐り出した巨木を筏としてここにあつめ沿海地に送るということも行われていたらしい。 つづいて後北条氏時代の記録には、穀物魚類木材を各処に輸送したことをのせている。 特に江戸時代には須賀の廻船問屋が千石船をもって江戸表をはじめ各地と物資の交流を行なったため商業地として繁昌し、 かたがた須賀のさかな売が奇智と勤勉とを以て販路を拡張したことは有名な話である。 明治20年7月、平塚ステーション開駅以来一時衰徴をみたが、近来遠洋漁港として、 また健康な住宅地としてめざましい発展を続けているばかりでなく、 河海の雄大にして変化に富む眺望は湘南最高の観光地として、 あまねく世人の知るところとなったことはよろこばしい。
 (平塚市長、元市長)
平塚八景とは…
平塚八景とは、市制50周年を記念して平塚の代表的な景色・景観等から選ばれたもので、 「金目川と観音堂」、「七国峠・遠藤原」、「霧降の滝・松岩寺」、「湘南平」、 「平塚砂丘夕映え」、「湘南潮来」、「八幡山公園」、「森の前鳥神社」 が選定されています。 ここの「湘南潮来」もその中のひとつに選ばれています。
須賀湊の入口まで引き返していきます。 平塚市水産地方卸売市場の前の道を左手へと進んでいくとT字路があります。 そこを左折して車道を進んでいくと土手へ突き当たります。 土手の上に出て右手の河口へ向って進んでいきます。 新湘南大橋の下を過ぎていくと、相模川の河口が広がっています。
1.次の期間中はあゆをとってはいけません。
  1月1日から5月31日まで、および10月15日から11月30日まで。
2.次の大きさ以下の魚をとってはいけません。
  こい 全長18cm  うなぎ 全長24cm
3.遊漁(当地区の漁協組合員以外の人が魚をとること)をしたい人は遊漁承認証を購入して下さい。
 (神奈川県、平塚警察署、相模川第二漁業協同組合)
ダムの放流による増水に注意
この川の上流37キロメートルのところに城山ダムがあり、 ときどきダムに貯まった水を流し、この川の水が急に増えることがありますから注意して下さい。 また、ダムに貯まった水を流すときは、左記のとおりサイレンやスピーカーなどで知らせますので、 そのときは危険ですから河原に降りないで下さい。
 (神奈川県城山ダム管理事務所)
土手から降りて川沿いに続く土の道を進んでいきます。 舗装された道になってくると、右手には広い駐車場があります。 駐車場を過ぎて更に真っ直ぐに進んでいくと、小さな砂丘が現れます。 芝草などが生えている処を選びながらその先へと進んでいきました。 サーフボードを抱えて川から上ってくる人も見かけました。 東の方には江ノ島やその奥の三浦半島がよく見えていました。 岸辺で釣りをする人や、次から次へと帰港してくる仕立て船などをしばらく眺めていました。 沢山釣れたのでしょうか。
津波に注意
・大地震があったら津波に用心、すぐ海岸からはなれる
・地震のゆれが小さくても津波情報に注意
・津波注意報でも河口付近での遊びや釣りは危険、すぐ避難
・津波は一度だけでない、くりかえしおそってくる
・情報はラジオ、テレビ、広報無線、広報車、サイレン
 (平塚市)
サーファーのみなさん
相模川河口は漁船等の重要な出入口(航路)で、大変危険な場所です。 注意事項
1 漁船からサーファーを発見するのは困難です。
2 漁船の進路は急には変更できません。
3 河口は流れが強く常に変化するので特に危険です。
4 潮の干満によって船の航路が極端に狭いときは最も危険です。
安全のためサーフィンはやめましょう。
 (神奈川県、神奈川県遊漁・海面利用協議会)
駐車場まで引き返してその手前を左へと進んでいくと平塚新港があります。 港はコンクリートの防波堤で囲まれていて、左右に港へと入っていく坂道があります。 港の真ん中には大きな中央桟橋があって、これで港が二つに分かれているような感じになっています。 中央桟橋の袂に「平塚新港案内図」があるので参考にしましょう。 西側はフィッシャリーナになっていて、船が幾艘も係留されていました。 西側の港の周りには太い柱が何本も立っていました。 岸壁沿いに設置されている浮き桟橋を固定するための柱のようでした。
美しい港づくりを皆様とご一緒に!
私たち(漁業関係者・工事関係者)は港をきれいに使用する事を常に心掛けています。 最近ゴミを放置していく人がたくさんいます。 ゴミは必ず持ち帰りましょう! みんなの手でみんなの港を美しくしましょう!
 (平塚市経済部みなと水産課、平塚市漁業協同組合)
平塚海岸
平塚新港を後にして駐車場の所まで戻り、左手へと続く砂浜を歩いていきます。 砂浜の幅はかなりあって、波打ち際までは結構距離があります。 砂の上は足をとられて歩き難いので、芝草などが生えている上を選んで歩いていきました。 陸寄りの方には防砂林や防砂柵などが続いています。 少し歩きやすくなった道のようなものがそばに続いているので、そんな処を選びながら歩いていきます。
湘南ひらつかビーチパーク
砂浜を10数分歩いていくと湘南ひらつかビーチパークに着きます。 砂浜にはビーチバレーのコートが幾面も設置されていて、ゲームに興じる若者たちが沢山いました。 建物ではヤキソバやラーメンなどを販売していました。 「湘南ひらつかビーチパーク配置図」もあるので参考にしましょう。
新しいビーチを作ろう!
より快適な海岸を目指して!
海は季節や時間により様々な色を見せてくれます。 海の天候や自然変化により、楽しみ方も変わります。 湘南ひらつかビーチバークでは夏だけではなく、一年を通してビーチで楽しめます。 湘南ひらつかビーチパークは利用する人々のセンスでどの様にも変ります。 みんなの工夫次第で、様々な楽しみ方も増えています。 それは世代を超えて、日本の新しい海岸文化のパイオニアとなるでしょう。
 (湘南ひらつかビーチパーク)
沖合い150mの所には「海岸ヘッドライン」と呼ばれる消波ブロックが一列に300mほど並んでいました。 注意書きには「遊泳禁止」とありますが、配置図によると、ヘッドラインの手前側が「水浴場」となっていて、 9:00から17:00は遊泳できるようでした。 この平塚海岸は「関東の富士見百景 平塚市からの富士」にも選ばれているようです。 この日は曇り勝ちで、残念ながら箱根連山がボンヤリと見える程度で、 その奥にあるはずの富士山はまったく見えませんでした。
海岸では次のことなどが禁止されています
・花火、たき火、バーベキュー等火気を使用すること。
・車等(許可車両は除く)を海岸に乗り入れること。
・はり紙、はり札、または広告を掲示すること。
・木や草花等を折ったり、取ったりすること。
・物をこわしたり、よごしたりすること。
・ゴミ、その他の汚物をすてること。
・遊泳すること。
お互いルールを守って、楽しい、きれいな海岸にしましょう。
 (平塚市)
湘南ひらつかビーチパークを後にしてその先へと進んでいきます。 ここから暫くの間は、防砂林や防砂柵の間に土の道が続いています。 その内に砂が混じるようになってきますが、砂の上に比べて何と歩きやすいことかと思いながら進んでいきます。 所々で陸側へ続く道が分かれていますが、正面に箱根連山を眺めながら真っ直ぐに進んでいきます。 浜辺に打ち寄せる波が心地よい音をたてています。
7分ほど進んでいくと、一段高くなった所に藤棚のような休憩所が建っていました。 そばには「平塚八景 平塚砂丘夕映え」の石柱と解説板も設置されていました。 解説板によると、平塚海岸に続く砂浜は平塚砂丘とも呼ばれているようです。
平塚八景 平塚砂丘夕映え
相模湾の中央に位置する平塚市の海岸は、東の相模川から西の花水川まで、4キロメートルほどである。 相模湾の沿岸に発達した湘南砂丘は、相模川以西から平塚砂丘となっている。 海岸線を東西に走る平塚砂丘に立つと、三浦半島、伊豆半島そして大島が眺められる。 ことに雄大な箱根連山に沈む夕日に映しだされた海岸の美しさは、昔から絶景とされている。
ベンチも設置されていたので、正面に広がる景色を眺めながらひと休みしていきました。 砂浜は幅広くなってはいますが、同じ「砂丘」とは云っても鳥取砂丘などと比べるとかなりの格差があるようです。
龍城ヶ丘プール
休憩所を後にして3分ほど進んでいくと、右手に平塚市営の龍城ヶ丘プールがありました。 そろそろ夏も終りの時期とあってか、プールで泳いでいる人は疎らでした。 プール脇の道には夏草が生い茂っていて、雰囲気のいい道がしばらく続いていました。
花水川
龍城ヶ丘プールを過ぎて砂防柵に囲まれた砂道を13分ほど進んでいくと、花水川の河口に着きます。 ここで砂浜は一旦途切れています。 右手には「平塚市花水河口」と刻まれた石碑が建っています。 国道134号に出て左折し、 「祈交通安全」のお地蔵さんの先にある花水川橋を渡っていきます。
花水川橋を渡ってすぐに、左手へと入っていく道があります。 舗装されて歩きやすくなった道を進んでいきます。 道端ではススキが穂を出していて、太陽の光を浴びて輝いていました。 夏もそろそろ終りに近づき秋が始まろうとしているようです。
浜辺では西洋カイトを揚げている二人を見かけました。 仲良く並んだり左右に分かれたりとアクロバット的に飛んでいました。 凧揚げ大会の練習でもしていたのでしょうか。 芝草の生えた所ではゴルフの練習をしている人を見かけたりしました。 サンダルを脱いで道の脇の堤防の上に座ってひとり海を眺めているうら若き女性などもいました。 何だかゆっくりとした時間が流れているようでした。
右手の防砂林の先に並行していた国道134号から分かれて、西湘バイパスが始まります。 「明治天皇観漁記念碑」を過ぎて西湘バイパスの下までくると、12号門扉があります。 そこから大磯海岸へと出ていきます。
大磯海水浴場
大磯海岸は海水浴場になっています。 往く夏を惜しむかのように泳いだり砂浜で遊んだりしている人を多く見かけました。 海の家も沢山ありましたが、中には店じまいの所もあったりして、 この夏もそろそろ終りに近づいてきたような雰囲気を感じました。 ここまで歩いてきてかなり汗もかいたので、その中の一軒に入ってかき氷を食べたのでした。
大磯海水浴場ご来場の皆さんへ
大磯海水浴場内での注意事項
1.水浴・遊泳される方は、遊泳水域内(堤防とオレンジ色の遊泳区域標示ブイより内側)で遊泳してください。
2.他の方に危害を及ぼす恐れのある器具を使用・携帯しないでください。
3.遊泳を通じて人から人に感染するおそれのある感染症にかかっている方や酒に酔っている方は水浴・遊泳しないでください。
4.ゴミは持ち帰るか、海水浴場内に設置したゴミ容器に捨ててください。それ以外の場所へは捨てないでください。
5.バーベキューなどの火気の使用は、ご遠慮ください。
6.キャッチボール等、硬いボールの使用は、ご遠慮ください。
7.ビーチバレーボール等、ネットを張っての占用は、ご遠慮ください。
8.犬など、ペットを放しての散歩は、ご遠慮ください。
9.その他、他の方に迷惑になる行為、公衆衛生・安全及び風俗を損なうような行為をしないでください。
※水浴・遊泳することが危険叉は不適当と認められる時は、水浴・遊泳をお断りする場合があります。
 (大磯町)
大磯港
大磯海水浴場の隣接するようにして大磯港がありますが、 間には防波堤があって海辺を歩いては行けないので、一旦車道に出て回り込んでいきます。 周囲を防波堤で囲まれた港の中ほどに広い桟橋があり、大磯町漁業協同組合や平塚ど僕事務所の事務所などがあります。 また、陸側には「八大龍宮」の扁額が架かる鳥居と小振りの祠もありました。
港の中をその先へと進んでいくと、道が右手へと曲がって車道へと続いています。 その道の左手に坂道になった歩道橋があります。 この橋を渡って大磯駅へと向うのですが、その前に海側に「照ヶ崎」があるので立ち寄っていきましょう。
照ヶ崎プール
右手へと曲がってすぐ左手に、小さな港公園があります。 その公園を横切って正面に見える防波堤の所までいくと、防波堤を越えていく坂道が右手にあるので、 その坂を越えて海へと降っていきます。 坂道の右手には照ヶ崎プールがあります。 「は〜い、10分間の一斉休憩は終りです」という合図と共に、 プールの中へ勢い良く入っていく家族連れなどで賑わっていました。
大磯海岸の環境を保全するために、大磯町海岸自動車等乗入れ禁止条例に基づいて、 砂浜に自動車・オートバイの乗入れを禁止しています。 違反した場合は、罰金の処分になります。
 (大磯町、大磯警察署)
照ヶ崎海岸
防波堤を越えて降っていくと、浜辺に降り立ちます。 これまでの砂浜から一転して、石ころが続く磯浜になります。 浜辺では若者や家族連れがバーベキューなどをして楽しんでいました。 先の方には岩礁が続いていて、アオバトの飛来地になっているようです。
神奈川県指定天然記念物 大磯照ヶ崎の青バト集団飛来地
アオバトは、ハト科に属する緑色のたいへん美しい鳥で、関東地方には夏鳥として渡来し、 4月から11月頃まで山地の広葉樹林に生息しています。 この鳥が海岸に飛来して海水を飲む習性をもつことはよく知られ、 全国の数か所で大きな集団による吸飲活動が見られます。 大磯照ヶ崎では、丹沢山地から飛来する延べ1000羽以上が観察されています。 このことは、満潮時にも海水を飲むことのできる岩礁があること、 背後に大磯丘陵が接近して深い森林に恵まれていることなどの好条件を備えているためと思われます。 全国有数の飛来地であるこの海岸は、アオバトの生息環境を保全するうえで 欠くことのできない重要な場所であると考えられます。 このことから、当飛来地を県の天然記念物に指定し、保護するものです。
 (神奈川県教育委員会)
注意 野生の鳥はたいへん用心深いので、驚かさないように遠くから観察してください。
手前にあった歩道まで戻って車道を渡っていきます。 大磯港から曲がってきた道から続く道に降りるので、左折して坂道を登っていきます。 緩やかになった道を真っ直ぐに200mほど進んでいくと、照ヶ先海岸入口交差点に出ます。 交差点の横断歩道を渡って右手すぐの所にある、老舗と銀行の間に続く路地へと入っていきます。
左手の住宅と右手のこんもりとした小山の間の道を登り気味に進んでいくと、 「愛宕神社」と刻まれた標柱が立っています。 大磯駅へはこのまま真っ直ぐに進んでいくのですが、その前に愛宕神社へ立ち寄っていきます。
愛宕神社
標柱の所から戻るようにして続く石段を登っていくと、小高くなった丘に着きます。 青銅製の鳥居をくぐっていくと、右手に小振りの社殿がありました。 由緒などを記したものは見当たりませんでしたが、 貼り紙によると、この地区の氏神様として建立され、古くから継承されてきた神社とのことです。
愛宕神社から標柱の所まで引き返して、切り通しのようになった道を進んでいきます。 すぐに突き当たるので、道なりに左手へ曲がっていきます。 緩やかな坂道を降っていくと程なくして車道に出るので、右折して車道を進んでいきます。
大磯(おおいそ)駅
大磯小学校前交差点を過ぎ、大磯小学校の校門を過ぎていくと、 車道に出てから300mほどで大磯駅(JR東海道線)に着きます。