くりはま花の国
散策:2006年05月下旬
【街角散策】 くりはま花の国
概 要 くりはま花の国は三浦半島の久里浜にある公園です。 春にはポピーが秋にはコスモスが一面に咲き乱れる花園や、つばき園や県木の広場などがあります。 園内のハーブ園には足湯もあって、ゆっくりとした時間を過ごすことができます。 芝生広場の展望台からは久里浜港や東京湾などを見渡せる景色が広がっています。
起 点 横須賀市 久里浜駅
終 点 横須賀市 久里浜駅
ルート 久里浜駅…久里浜天神社…神明公園…くりはま花の国…入口広場…ポピー・コスモス園…冒険ランド…つばき園…県木の広場…ハーブ園…足湯…冒険ランド…樹木園…芝生広場…久里浜緑地展望台…入口広場…久里浜駅
所要時間 3時間20分
歩いて... ポピーは期日が過ぎると刈り取られてしまうようなので、事前に調べてから出かけた方がいいようです。 大型の木製遊具やゴジラ像の立つ冒険ランドもあったり、 蒸気機関車を模したフラワートレインが園内を巡っていたりもして、家族連れでも楽しめる所です。 足湯を利用する場合には足拭き用のタオルも持参ましょう。
関連メモ 浦賀湾
コース紹介
久里浜(くりはま)駅
久里浜駅(JR横須賀線)から歩いていきます。
200mほどの所に京急久里浜駅(京浜急行久里浜線)もあるので、そちらを利用してもいいでしょう。
改札口を出ると、正面の広い花壇にはポピーの花が一面に咲いていました。 花壇の前には「久里浜緑地コース案内図」があって、 JR久里浜駅や京急久里浜駅を出発して、 八幡神社…長安寺…神明公園…くりはま花の国…神明第二公園…伝福寺…住吉神社…ペリー記念館、 のルートが紹介されています。 今回歩くのは紹介されているルートとは違って、天神社から神明公園を経て「くりはま花の国」へと向います。
グリーンウォッチングヨコスカ 久里浜緑地コース 案内図
久里浜緑地からの眺望が大きな見どころの約4.8kmのコースです。 早春にはツバキのいろいろな種類の花が見られます。
コースで見られる四季の花
【春】シナレンギョウ、オオムラサキツツジ、ツバキ、アメリカシャクナゲ(カルミア)
【夏】ハナゾノツクバネウツギ(アベリア)、サツキ、アジサイ、カラスザンショウ
【秋】シロダモ、ヤマハギ、ミヤギノハギ
【冬】カンツバキ、タチカンツバキ、ビワ
駅前の花壇の右手に続く道を進んでいきます。 突き当たりの車道を右手へ進んでいくと、程なくして京急久里浜駅へと続くアーチがあります。 アーチを見送ってそのまま車道を右手へ進んでいきます。 京急久里浜駅バス停を過ぎてその先のタクシーのりばを過ぎていくとT字路があります。 そこを左折して京浜急行の線路の下をくぐっていくと、直ぐに八幡公園前交差点があります。 交差点を直進していくと、信号を渡った所に「くりはま花の国」などの道標が立っています。 その少し先にある久里浜交差点を更に直進していくと、 「ペルリ上陸紀念碑道」と刻まれた石柱が立っていました。
久里浜天神社
蔓性植物で覆われたブロック塀の民家を過ぎていくと、右手に大きな鳥居が建っています。 「天神社」の扁額の架かる鳥居をくぐっていくと、久里浜天神社の社殿があります。 菅原道真を主祭神として祀る三浦半島唯一の神社とのことで、 「久里浜の天神さま」として親しまれているのだそうです。 境内には、色々な願いを書いた絵馬が沢山かけてありました。
天神社由緒
一、鎮座地 横須賀市久里浜5-19-3
一、御祭神 菅原道真公
一、相殿神 天照皇大神、八雲大神(須佐之男命)
一、境内社 稲荷社、祖霊社
一、例祭日 8月25日(今は8月10日に近き土・日曜日)
一、由緒沿革 社伝によれば、大阪の義人砂村新左衛門、官許を得て往古は入海なりし内川入江一帯の広漠たる芦原を開墾し、 一村を作らんと「内川新田」開発の志を立てしが工事容易ならず。 茲に神明の加護を待つべしと悟り、万治3年(1660)6月、郷里なる摂州西成郡上福島村の天満宮を勧請し、 内川新田鎮護の神として此の地に奉斎したのが創祀である。 爾来、人々篤く崇敬し、世々神徳を蒙りて生業に励み、遂に豊饒なる一村を興す。 諸人神慮の広大無辺なるを奉謝し今日に至る。 現在の当社は、広く三浦半島全域に鎮座する八十余の神社の内、菅原道真公を主祭神として祀る唯一の神社であり、 「久里浜の天神さま」と親しまれ、近郷各地よりの参詣も多い。
願掛け撫で牛
境内には、神牛に乗った菅原道真の銅像もありました。 この牛は「願掛け撫で牛」というのだそうで、 治したい所をなでて御徳を称えると願いが叶うのだそうです。 そばには御歌を詠んだ時の幼い菅原道真の絵も描いてありました。 短冊と筆を持って、梅の木の前で花を見上げるようにして立っている姿でした。
願掛け撫で牛
ご参詣の皆様、この「願掛け撫で牛」をなでて、菅原道真公の御徳をお称えください。 久里浜天神社では、牛乗り天神様のお姿の像をまつり、菅公の聡明で広大な御神徳を敬慕いたしております。 ご自身の体の痛いところ、治していただきたいところをなでてから、牛の同じ箇所を交互になでてください。 さらに、お姿と特に牛の頭の部分をよくなで願いをかけます。 御高齢の方には、いわゆる「ぼけ封じ」、「諸病気平癒」を、またお子様の「学業や技芸の進達」、 「すこやかな御成長」、試験を受けられる方の「受験合格」等々念じつつ、 ただただ誠心誠意純真な気持ちでなでさすり、それぞれなお願いをしてください。 きっとあらたかな御霊験をいただけることでしょう。
「天神様と神牛」御由緒
当神社の御祭神である天神様(菅原道真公・菅公)は、承和12年(845)6月25日、 京都にて輝かしい伝統をもつ学者の家にお生まれになりました。 この年は乙丑(きのとうし)の年に当り、誕生の日も牛の日でした。 菅公は文武に優れ、幼名を阿呼といい、早くも5歳にして 「うつくしや 虹の色なる 梅の花 あこが顔にも つけたくぞある」 と和歌をお詠みになりました。 18歳で文章生、33歳の若さで文章博士、その後、栄進して右大臣まで破格の昇進を遂げられ、 従二位に叙せられました。 しかし、左大臣藤原時平の中傷により、57歳になられた正月、にわかに筑紫(九州地方)の大宰権帥として左遷され、 延喜3年(903)2月25日、59歳で御生涯を終えられました。 没後まもなく無実の罪は晴れ、正一位太政大臣の位が贈られました。 天神様と牛との御縁起は、史実や伝承を通じて様々に伝えられております。 菅公は、讃岐の国(香川県)の国司として御在任中には農耕に勤しむ牛の姿に深い慈愛の心を示されましたことや、 大宰府の配所へ西下の途中、牛の鳴き声で刺客から逃れられたこと、 大宰府で亡くなられたとき、御遺言により配所の近郊に葬る為に道真公を牛車にお乗せして進みましたが 途中で牛が伏して動かなくなりました。 これは、菅公の御心によるものであろうその所を御墓所と定め、 2年後に祠堂(現在の大宰府天満宮)が建立されたのも延喜5年乙丑(きのとうし)年のことでした。 御誕生の歳の御縁と共に、このような不思議な出来事もあり、 牛は天神様を守護するお使いである神使(みつかわしめ)として古来より篤く信仰されております。 菅公様と神牛に手を合わせ、この神牛を撫でられ、皆様の祈りを天神様に御嘉納いただき、 心身ともに健やかに過ごされますよう祈念する次第でございます。
御神慮の広大無辺なると畏みて之を奉献す (天神社 宮司、禰宜)
天神社を後にして車道を1分ほど進んでいくと、 横須賀市下水道の久里浜第2ポンプ場の門の先にT字路があります。 正面の細長い花壇の中に「くりはま花の国」の塔が建っています。 少し右手の方には「くりはま花の国案内図」があって、 花の国の入口までの道とその中の主な道が図示されています。 その案内図に従ってT字路を右折していきます。
みんなで作る花の道
ここは「花のボランティア」がお世話をしている花壇です。 大切にしましょう。
 (横須賀市)
神明公園
T字路を右折していくと、右手に神明公園があります。 公園の真ん中には広い草地があって、シロツメグサが一面に咲いていて、辺りにいい香りを漂わせていました。 周りには大きな樹木も繁っていてしっとりとして落ちついた雰囲気のする公園です。 横須賀市の市木「おおしまざくら」と市花「はまゆう」も植えられていました。
神明公園
この公園の樹木の剪定管理は市民部社会課で行っている職業訓練造園課で講習を受け卒業された方々で行っております。
 (横須賀市緑政部公園管理課)
横須賀市の木 おおしまざくら
バラ科。 落葉の高木。 ヤマザクラに近い種類で関東地方の南部(房総の南部、三浦半島及び伊豆七島)に分布しています。 葉は塩漬けにして、桜餅を包むのに使います。 緑色の若葉が出た後、4月ごろ白い大きな花が咲きます。 オオシマザクラは市内の山に多く野生しています。 市の木は市制施行70周年を祈念して、市民の投票により昭和52年2月15日に制定したものです。
横須賀市の花 はまゆう
ヒガンバナ科。 温かい浜辺で育ち、葉の形がオモトに似ているためハマオモトとも呼ばれています。 横須賀市の天神島の群落が自生の北限となっているため、天然記念物に指定されています。 市の花は市制施行70周年を祈念して、市民の投票により昭和52年2月15日に制定したものです。
くりはま花の国
神明公園を後にして車道を進んでいきます。 車道には桜の木が並木を作っていて、花の季節には綺麗に彩られそうです。 少し進んでいくと、神明小学校や中学校への分岐があります。 その角にも「くりはま花の国案内図」があります。 分岐を直進して国土交通省の国土技術政策総合研究所研修センターを過ぎていくと、 道は軽く登るようになってきます。 駐車場の受付所を過ぎていくと「くりはま花の国」の入口に着きます。 車用と人用の門が別々になっています。 「くりはま花の国」と書かれた門柱を見ながら公園へと入っていきます。
入口広場
門を入ると広い空間が広がっています。 その先へと少し登り気味に進んでいくと花壇があります。 その前には円い形をした「くりはま花の国案内図」があるので参考にしましょう。 今回はポピー・コスモス園から冒険ランドを経てハーブ園を訪ね、 そこから引き返してきて展望台から入口広場へと戻ってくるルートを歩きます。
入口広場の右手には土産物などを販売しているコスモス館があり、 その左隣では「日本一美味しい!」というラベンダーソフトクリームを売っていたりします。 どんな味がするのかと思って、ひとつ買って食べてみたのでした。 コスモス館の右手には「手づくり郷土賞」のモニュメントが建っていました。 正面の上を横切っているのは宮の谷戸橋というようで、車道が公園を横切る形になっています。 公園のいい雰囲気が壊れてしまいそうにも思いますが、 自動車はそれほど頻繁には通ってはいかないようでした。
手づくり郷土賞
この賞は地域の個性や魅力を生かしてつくられた優れた公共の施設を広く紹介することを目的にしています。 併せて地域の人々の総意や努力を顕彰して、魅力ある地域づくりに役立てられるよう、 昭和61年に建設省により創設されました。 市民を初め多くの人々に親しまれている「くりはま花の国コスモス・ポピー園」が 平成8年にこの「手づくり郷土賞」を受賞しました。 この施設が末永く親しまれて広く利用され、魅力ある地域づくりが図られるよう、 皆様と共に大切にしていきたいと思います。 この名誉ある受賞を記念して、ここにモニュメントを建立するものです。
 (横須賀市)
ポピー・コスモス園
宮の谷戸橋をくぐっていくと、浅い谷戸の奥の方まで続く花園にはポピーの花が一面に咲いていました。 赤や白やピンクなど様々な色の花がありました。 一斉に花が咲いているという状況ではなくて、中にはまだ蕾のものもあったりしました。 6月4日には刈り取られてしまうのだそうですが、今年は咲くのが少し遅いのでしょうか。
休日とあって、多くの人がポピー観賞に訪れていました。 花のすぐ側までレンズを寄せて写真を撮っている人もいたりしました。
花園の右手の斜面には、黄色い花が「くりはまはなのくに」という文字状に植えられていました。 右手にある木製の展望デッキからは谷戸一面に広がるポピー畑を一望することができます。 ベンチも幾つか設置されていて、持参した弁当などを広げている人たちもいたりします。
谷戸の奥まで進んでいくと木製の階段が設置されています。 階段を登っていくと、入口広場からポピー園の右手を通ってきた道に出ます。 ここにも「くりはま花の国案内図」があるのでコースを確認しておきましょう。 道標も立っていて、右手の道は「第1駐車場650m」、 左手の道は「冒険ランド200m、県木の広場・愛の鐘650m、ハーブ園管理事務所800m」となっています。 ここから冒険ランド・県木の広場を経てハーブ園へと向っていきます。
道路に出て左手すぐの所にフラワートレインの乗り場があります。 丁度タイミング良く「列車」がやってきました。 蒸気機関車を模した音を流しながら進んできて風情が感じられますが、 エンジン音が少々大きくて趣きも今ひとつといった感じでした。 先頭の機関車には運転手が1名乗っていて、三両編成の小振りの客車を引いています。 最後尾には女性の車掌が乗っていて、各々の乗り場に着くとマイクで乗り降りの案内などをしていました。 第1駐車場のある入口広場から第2駐車場までを30分に1本の割合で運行しているようです。
冒険ランド
少し登り気味の道を進んでいくと冒険ランドに着きます。 広場の奥の中央には風の舞台・風の塔、 左手にはポピーのみち・光の舞台・光の塔、右手には花の塔・花の舞台・コスモスのみち、 手前には雲のデッキがあります。
利用されるみなさんへ
・すべり台の立ちすべりや危険なあそびはやめましょう。
・高いところからとびおりるのはやめましょう。
・ゴミはもちかえりましょう。
・6才以下の子供があそぶ場合は保護者の方が付き添いましょう。
・みんなの遊具です。自然と同じようにたいせつにしましょう。
 (横須賀市)
冒険ランドには大きなゴジラの像が立っています。 全長10.04m、全高8.75m、重量5tあるのだそうです。 足下から尻尾にかけてはすべり台になっています。 周囲には、ゴジラ復活までの軌跡や、協賛をした企業や個人の名前がずらりと記されていました。
ゴジラ復活!までの軌跡
海と緑と歴史の町、横須賀。 温暖な気候と首都圏から70分あまりの位置にある町。 そんな魅力的な環境の町が「基地の町」としていつの間にか他都市からもイメージされる様になった。 横須賀市は優れた地域資源を創造的に活用し、魅力を高めて、横須賀のイメージを 「基地の町」から「国際 海の手 文化都市」という新しいイメージに変えようと日々努力しています。 そこで、私たち横須賀商工会議所青年部は、横須賀市が数年に渡り市民や企業の協力のもと調査し、 イメージアッププランの一つにあげていた「多々羅浜にあったゴジラのすべり台」に着目し、 市民の手で「新しい横須賀のイメージ作りに。又、未来の子供達に何かを残してあげられたら…」と考え、 準備を進めて参りました。 そして私達瀬年部は、市民の力を借りて、署名活動を行い、12万あまりにも及ぶ署名を集め、 要望書とともに神奈川県知事宛に提出をいたしましたが、その結果、 環境との調和の観点から適当でないという回答をいただきました。 しかしながら、神奈川県と横須賀市で競技をしていただき、 「くりはま花の国」において使用許可をいただきました。 そして、大勢の方々の理解と、市民の協力で実現することができました。 遊び心から生まれ、夢とロマンを感じさせ、横須賀をアピールできる、それが「ゴジラのすべり台」です。
 (横須賀商工会議所青年部)
つばき園
冒険ランドからは、展望台を経て入口広場へと続く道が左手に分かれていますが、 その道は帰りに歩くとして、先ずは正面の坂道を登っていきます。 すぐに峠になって降るようになると、道の両側につばき園があります。 右手には散策路もあって東屋も建っていました。 花の季節ではなかったので、この時にはツバキは咲いてはいませんでした。
つばき園を過ぎて坂道を更に降っていくと、正面の上の方に貨物船の影が見えていました。 随分と高い所にあって、まるで空に船が浮かんでいるような感じがしました。 降り坂になっている先に海があるので、角度との関係で丁度そのように見えたのだろうと思います。 ちょっと状況は違いますが、何故だか 「♪ソーダ水の中を貨物船が通る…」 なんて歌を思い出して、感慨に耽りながら思わず口ずさんでしまったのでした。
緩やかな坂道を降っていくと、右手に登っていく道が分かれています。 角に立つ道標によると「県木の広場・愛の鐘」への道のようです。 ハーブ園へは正面の坂道を真っ直ぐに降っていくのですが、 ちょっと県木の広場へ立ち寄っていきましょう。 登り口の所に「県木の広場案内図」があるので参考にしましょう。
県木の広場
坂道を登っていくと、右手の丘の上に県木の広場があります。 北は北海道から南は沖縄県まで、日本全国の都道府県の木が植えられています。 各々の木には簡単な解説板が設置されていました。 どういう訳だか、長野県にだけは立派な石碑が建っていました。 北海道はエゾマツ、東京都と神奈川県はイチョウ、沖縄県はリュウキュウマツとのことです。 県木の広場の中ほどには休憩所や芝生広場があって、アーチ形をした「愛の鐘」もありました。 中ほどから両側に分かれて垂れた紐を引くと鐘が鳴るようになっています。 二人でタイミングを合わせてそれぞれの紐を引くという趣向なのでしょうか。
信濃の国の歌(長野県々歌)
信濃の国は十州に 境つらぬる国にして そびゆる山はいや高く 流るる川はいや遠し
松本 伊奈 佐久 善光寺 四つの平は肥よくの地 海こそなけれ物さわに よろず足らわぬ事ぞなき
 (横須賀長野県人会)
県木の広場から元の坂道に戻ってその先へと緩やかに降っていきます。 樹木が道に覆いかぶさるようにして生えている所までくると、 小さな白い蝶が沢山舞っていました。 蝶の種類は分りませんが、モンシロチョウと同じ位の大きさで、 群れをなしてヒラヒラと舞っていました。 キャベツ畑などに舞う蝶は地面にほど近い所にいるものですが、 ここでは3〜4mほどの高さの所を飛んでいて、下から見上げる蝶の群れに何だか不思議な感じがしました。 樹木の花の蜜でも吸うために集っていたのでしょうか。
ハーブ園
草地の広場を過ぎて左手へ曲がっていくと、白い建物が建っています。 この建物はハーブ園管理事務所になっていて、この奥にハーブ園の入口があります。 入口から入っていくと、ローズマリーロードやラベンダーの丘があり、 大きく右手へ曲がって降っていくとハーブガーデンがあります。 ハーブガーデンには、売店・展望休憩所・あづまや・足湯などがあります。 入口でパンフレットをもらってから入っていきましょう。
くりはま花の国ハーブ園では首都圏最大級の130種類、3万株のハーブが見られます。 園内はリフレッシュゾーンとリラックスゾーンに分けられ、 ハーブを見るだけでなく実際に手で触れたり香りを楽しんだりできる花壇になっています。 ゆっくりとくつろぎながら、ハーブの魅力を満喫してください。
 (くりはま花の国)
おねがい
ハーブの花や葉にそっとふれて香りをお楽しみください。 ペットをつれての入園はご遠慮ください。
鉄柵で形を整えられた桧の木のゲートを抜けていくと、薄紫色をしたラベンダー畑が広がっていました。 畑に挿してあった説明板によると、 この時に植えられていたのは「マーシュウッドラベンダー」という名前のようでした。 入口広場で食べたラベンダーソフトクリームと同じ色の花を咲かせていて甘い香りを漂わせていたのでした。
マーシュウッドラベンダー
学名:Lavandula stoechas marshwood
花期:4〜6月
科名:シソ科ラバンジュラ属
用途:四季咲きの花です。花穂が太く花茎も長く全体に大型です。
染色クラフト:香りのよいハーブなのでポプリとして利用できます。
ラベンダーの丘から階段を降って右手へと曲がっていくと、ハーブガーデンがあります。 リフレッシュゾーンとリラックスゾーンに分けられているとのことですが、 境界は特に設けられてはいません。六角形の迷路のようになった二組の花壇にハーブが植えられています。 展望休憩所に登ってみると久里浜の街を見下ろすことができました。
リフレッシュゾーン
心身をリフレッシュするのに最適なハーブが楽しめます。
キャラウェイジ、アップルミント、ワイルドストロベリー、レディースマントル、コレオプシス、ベルガモット、カラミント 他
リラックスゾーン
リラクゼーションに効果的なハーブが楽しめます。
ラベンダーセージ、チャイブ、スイートバジル、ジャスミン、ジャーマンカモマイル、ローマンカモマイル、デルフィニューム、コモンタイム 他
足湯
ハーブガーデンの奥の方に足湯があります。 2006年1月に新たに出来た施設で、公募によって「湯足里(ゆったり)」という愛称が付けられているようです。 六角形をした湯舟の真ん中にネットに包まれたハーブが入れられていてハーブ湯になっています。 この時にも幾組もの人が足を浸けていました。 私も靴と靴下を脱いでズボンを膝まで捲り上げ、縁に座って湯舟に足を入れてみたのでした。
【足湯の効果1】 体熱の外からの補給と肝機能の向上
足湯により必要十分な熱を外から供給すれば、肝機能に余力が生じ、肝臓の持つ他の機能を高められます。
【足湯の効果2】 下半身の循環改善
足先の血管を暖めることにより拡張させ、下肢の循環ひいては下半身とそれに繋がる腹部内臓の循環を改善します。 膝の痛みを代表とする下肢のトラブルに大変効果的です。
【ハーブの効果】 ハーブ足湯にはアロマテラピー効果があり、精神的な疲労を緩和する働きがあります。 また、血行促進、冷え性、関節の痛み、肌荒れ等はハーブ湯につけることにより薬用効果が期待できます。 さらに、ハーブの持つ揮発性成分が蒸気とともに吸入され、気管支のトラブルや風邪の所期症状、 鼻づまりなどに有効です。
カモミール、ラベンダー: 鎮静、鎮痛作用のほか、不安やイライラしている人に落ち着きと安らぎを与える効果があり、ストレスに有効です。
ローズ: 心を明るくし、落ち込んでいるときに情緒を安定させる効果があります。
ミント、ローズマリー: 清涼感を感じさせ、頭をすっきりさせる効果があります。
ユーカリ、レモンバーム、ラベンダー: 血液循環をよくし、冷えを解消し、むくみ、肩こりにも有効です。消炎作用、鎮痛作用もあります。
ハーブガーデンの奥から幅の広い木製の階段が続いています。 登り口には「出口 第2駐車場、ハーブレストラン、トイレ」と書かれた道標が立っています。 階段を登って、深まる新緑の樹木に囲まれた木道を進んでいきます。
ハーブ園出口
やがて緩やかになってくると、出口があります。 片方向にだけ回転するゲートになっていて、ここから入ることはできません。 出口専用になっていて、入口は260m先にある旨の掲示がされています。 ゲートを出ると車道になっています。 最初のハーブ園の入口を見送ってそのまま車道を進んでくるとここまで続いています。 正面にはハーブレストランがあります。 左手へ行くと第2駐車場ですが、今回は右手へと曲がっていきます。
冒険ランド
ハーブショップを過ぎていくと、ハーブ園の入口にもなっているハーブ園管理事務所に戻ってきます。 そこから坂道を登って冒険ランドへと戻っていきます。 県木の広場への分岐を過ぎ、つばき園を過ぎて峠を越えていくと、冒険ランドへ戻ってきます。 そこから右手へと続く道へ入っていきます。 角には「パークゴルフ場330m、展望台450m、レストラン950m、第1駐車場1100m」の道標が立っています。
冒険ランドから右手に続く道を1分ほど進んでいくと、ゴルフ場への道が右手に降っていきますが、 道標「展望台」に従って、そのまま正面の坂道を降っていきます。 レンガが敷き詰められた道の左右には雑木林が続いていて、爽やかな雰囲気のする道です。
樹木園
冒険ランドから5分ほど降ってくると、ちょっとした広場があります。 入口広場にあった案内図によると、樹木園というようです。 この辺りだけレンガサイズの石が敷きつめられていました。 ベンチも幾つか設置されていて樹木に囲まれた所です。
芝生広場
樹木園を過ぎて更に2分ほど進んでいくと芝生広場に着きます。 小高い丘に芝生が植えられた広い場所です。 テーブルやベンチも幾つか設置されていて、弁当を広げるには良さそうな所です。 これまでに見かけた案内図では「芝生広場」となっていましたが、 ハーブ園で貰ったパンフレットでは「展望広場」という名前になっていました。 どちらが正式な名前なのでしょう。
久里浜緑地展望台
芝生広場の中ほどには展望台があります。 「久里浜緑地展望台」と書かれた標柱も立っていました。 展望台の上に登ってみると、後ろ側の樹木が少し眺めを隠してはいますが、 ぐるりと見渡せる素晴らしい景色が広がっていました。 眼下には久里浜港を一望することができ、その先には東京湾が広がっていました。 対岸の房総半島も薄っすらと見えていました。 沖の方には久里浜港と金谷港を結ぶ東京湾フェリーも浮かんでいました。
展望台に設置された円い案内図によると、 東側には鋸山・東京湾フェリー・ペリー上陸記念碑・東京湾観音・観音崎が、 北側には東京・横浜港が、 西側には由比ヶ浜・江ノ島・富士山・静岡が、 南側には石廊崎・城ヶ島・大島・三宅島などが見えるようですが、 この日は霧が低い所を覆っていたので、遠くの方ははっきりとは見えませんでした。
案内図には、姉妹都市のコーパスクリスティ市(アメリカ)、友好都市の倉淵村(群馬県)、 姉妹都市のブレスト市(フランス)、姉妹都市のジリンガム市(イギリス)、 姉妹都市のフリマントル市(オーストラリア)なども記されていましたが、 いくら晴れていてもそこまでは見えないようです。
展望台からの眺めを堪能したら、道標「コスモス・ポピー園」に従って坂道を降っていきます。 ここからは石畳の道になります。 これまでよりも傾斜が増してくるので、雨上がりの日などには滑って転んだりしないよう、 注意しながら降っていきましょう。 小さな広場のような所の縁を反時計回りに巻いていくと、やがて階段が現れます。 大きくS字形に曲がりながら谷筋へと降っていきます。
注意
この場所は雨天時滑りやすいので足元に注意して下さい。
 (横須賀市)
この一部区域は、里山、倒木災害防止等を考えるため、 ボランティアの協力を得ながらモデル整備を進めている実験区です。
 (横須賀市)
入口広場
長めの石段を降って大きな樹木の下を過ぎていくと、最初の入口広場へ戻ってきます。 右手には和風レストランもあるのでランチタイムに最適です。 久里浜でとれる新鮮な海の幸や三浦三崎から直送されるマグロを使った 刺身料理や天婦羅定食などが人気のようです。
久里浜(くりはま)駅
入口広場から「くりはま花の国」を出て、元来た道を久里浜駅へと戻っていきます。 最後に久里浜駅(JR横須賀線)の前にある花壇に咲くポピーを前景にして駅舎を写真に納めて家路に着きました。