松茸山
散策:2006年05月上旬
【低山ハイク】 松茸山
概 要 松茸山は宮ヶ瀬湖の西側にある低い山です。 松茸山自然の森公園にも指定されていて、三箇所からの登山道が設定されています。 今回は早戸川口から松茸山に登って水沢川口へと降っていきます。 そして、奥野隧道を抜けて東側にあるピークへ登り、虹の大橋を渡って宮ヶ瀬バス停まで戻るコースを歩きます。
起 点 清川村 宮ヶ瀬バス停
終 点 清川村 宮ヶ瀬バス停
ルート 宮ヶ瀬バス停…早戸川林道…汁垂橋…汁垂隧道…金沢橋…早戸川橋…早戸川口…450m峰…570.5m峰…水沢川口分岐…松茸山…ふれあい橋分岐…砂防ダム…水沢ふれあいの橋…水沢川口…八丁林道…奥野隧道…484m峰分岐…484m峰…34番鉄塔…35番鉄塔…荒井林道…県道64号…虹の大橋…水の郷…宮ヶ瀬バス停
所要時間 6時間10分
歩いて... コースには道標が設置されていないので、登り口にある案内図をメモしてから登りましょう。 暑い日だったこともあって汗を拭きながら登る場面もありましたが、 新緑が萌え出ていて爽やかな気分で歩いていけました。 尾根筋からは丹沢の峰々や宮ヶ瀬湖などを見渡せる景色が広がっていました。
関連メモ 南山
コース紹介
宮ヶ瀬(みやがせ)バス停
本厚木駅(小田急小田原線)から、[厚20][厚21]宮が瀬行きバスにて50分、1時間に1本程度の便があります。
 土日曜 6:55 7:50 8:40 9:40 10:40...
松茸山へ登ってから再びこのバス停へ戻ってくるので、帰りのバスの発車時刻を確認してから出発しましょう。
早戸川林道
食事処や土産物屋が建ち並ぶ道を進んでいくと県立宮ヶ瀬ビジターセンターがあります。 その左手の横断歩道を渡って、道路の上に掲げられている「宮ヶ瀬湖畔」の標識に従って、 ガソリンスタンドと駐車場の間にある道を進んでいきます。 すぐに車止めゲートがあります。 そばには「林道 早戸川線」の標識が立っています。 ゲートの左手の狭い隙間を抜けて早戸川林道を進んでいきます。
林道 早戸川線
幅員 3.6〜5.0m 延長11,837m
 (神奈川県県北地域県政総合センター)
車輌通行禁止
この林道は、当面の間、林業関係車輌、及び管理者が特に認めた車輌以外の車輌については通行を禁止します。
【規制区間】 小中沢乗物広場への分岐点から早戸川橋まで
 (県北地域県政総合センター、神奈川県農政部林務課)
右下に小綺麗な小中沢の駐車場やのりもの広場などを眺めながら、 山襞を縫うようにして続くなだらかな林道を進んでいきます。 小中澤1号橋や小中澤2号橋を過ぎていくと、宮ヶ瀬湖が間近に見えるようになります。 宮ヶ瀬湖に架かる虹の大橋も奥の方に見えています。 今回は松茸山などに登ってから、その虹の大橋を渡って、宮ヶ瀬バス停へと戻ってきます。
汁垂橋・汁垂隧道
右手に山並みを見ながら緩やかな林道を進んでいくと、林道入口から20分ほどで汁垂橋が見えてきます。 右手に虹の大橋を眺めながら汁垂沢に架かる汁垂橋を渡って、その先に続く汁垂隧道を抜けていきます。
短い汁垂隧道を抜けていくと、宮ヶ瀬湖の奥には高い山が聳えていました。 方角からすると、丹沢山や蛭ヶ岳などの丹沢主脈の峰々なのでしょうか。 湖面には枯れた木立が林のように立っていました。 宮ヶ瀬湖が出来る前には、この辺りは静かな森だったことが伺われます。 バードウォッチングでしょうか、 白い超望遠レンズを付けた一眼レフカメラを三脚に乗せて歩いている人たちを見かけたりもしました。
金沢橋
やがて軽い登りになってきますが、息が切れるほどの坂ではないので大丈夫です。 ちょっとした峠のような所を過ぎて軽く降っていくと、汁垂隧道から12分ほどで分岐があります。 道標などは見当たりませんでしたが、右手にある金沢川に架かる金沢橋を渡っていきます。 出来てから長い年月が経つのでしょうか、金沢橋は赤錆がかなり目立つ状態でした。
角には「金沢林道」の看板が立っていました。 正面に続いているのが金沢林道になるようです。 何故だか「3,268」の所だけがマジックで色付けされていましたが、その他は退色していました。 しかし、凸字になっていたので、少し斜めから見ると何とか読むことができました。
イタドリ…
金沢橋を渡っていくと、道端にイタドリが群生していました。 程よい育ち具合で丁度食べ頃のようでした。 子供の頃にはよく食べたので、懐かしくなって1本取って食べてみました。 茎を手折る時に「ポン!」といい音がして、まさに「タイポンポン」なのであります。 皮を剥いて綺麗にしてから食べます。 イタドリの皮はスカンポに比べて分厚くて、とても剥きやすくなっています。 ちょっと酸っぱくて昔懐かしい味がしたのでした。
林道 金沢線 起点
幅員 3.6m 延長 3,268m
 (神奈川県県央地区農政事務所)
金沢橋を渡って林道をその先へと進んでいきます。 雑木の新緑が萌え出て清々しい雰囲気の中に続く緩やかな林道を進んでいくと、 ザーザーという水音が谷間から聞こえてきました。 何だろうと思って木立の間から下の方を覗いてみると、導水路の先に5mほどの小滝がありました。 その滝を流れ落ちる水音だったようです。 林道のガードレールの先には立入らないようにとの看板も立っていたりします。
立入禁止
これより先の区域は、宮ヶ瀬ダムの渇水に伴い急激な水位の変動が予想されるため、 許可なく立ち入りを禁止します。 また、生態系保全のため魚類の放流及び捕獲を禁止します。
あぶない はいるな!!
 (国土交通省関東地方整備局、津久井警察署、国土交通省宮ヶ瀬ダム工事事務所)
豊かな緑 山火事注意
山も木も地球も泣きます森林火災
 (鳥屋造林組合)
二の沢橋や一の沢橋を過ぎていくと、右手には早戸川に架かる青い色をした早戸川橋が見えてきます。 この辺りまで来ると宮ヶ瀬湖も終って、湖に流れこむ早戸川の流域になります。
鳥屋造林組合直轄林管理地につき、無断入山を禁ずる。 花木等を取った者は法律により罰せられます。
山火事注意
 (鳥屋財産区)
早戸川橋
湯沢橋を過ぎて大きく右手へと曲がっていくと、金沢橋から9分ほどで早戸川に架かる早戸川橋があります。 その手前には左手へ分かれていく道がありましたが、ゲートで閉ざされていました。 早戸川橋を渡っていくと道が左右に分かれています。 早戸川林道は左手へと続いていて、右手は荒井林道になるようです。 ここにも最初にあったのと同じような車止めゲートがあります。 道標などは見当たりませんでしたが、右手へと進んでいきます。
早戸川林道通行上の注意
この道路「早戸川林道」は、森林管理、林業経営を主な目的として、地元の方々の協力を得て作られました。 一般の道路と違い、カーブの急なところ、路面の悪いところ、落石の起きやすいところがあります。 また防護施設や安全施設も十分ではありませんので次の点に注意して、事故のないよう通行してください。
1.スピードは出さないこと。(時速20km以下)
2.大雨や台風の時等は特に落石等の危険が大きいので極力通行しないこと。
3.林業関係者以外は緊急時を除き道路に駐車しないこと。
4.ゴミを捨てたり川を汚したりしないこと。
 (県北地域県政総合センター)
宮ヶ瀬湖憲章
1、清らかな宮ヶ瀬湖の水をみんなで大切にしよう。
1、美しい宮ヶ瀬湖周辺をみんなで守ろう。
1、宮ヶ瀬湖周辺の自然をみんなで育て利用しよう。
1、宮ヶ瀬湖の意義・歴史を忘れず、みんなで後世に伝えよう。
 (宮ヶ瀬湖憲章制定会議)
湖の再生を見守っていきましょう。 宮ヶ瀬湖では現在釣りは禁止されています。
 (財団法人 宮ヶ瀬ダム周辺振興財団)
早戸川口 (標高280m)
早戸川橋を渡って右手へ2分ほど進んでいくと、松茸山への登り口のひとつである「早戸川口」に着きます。 宮ヶ瀬バス停から1時間10分ほどで到着しました。 ここに大きな「松茸山自然の森公園」の案内図があって、 松茸山への登山道が図示されているのでルートを確認しておきましょう。 この先の登山道には道標類が一切ないので、ここにある案内図をメモするなどしていきましょう。 これからの山登りに備えてひと休みしてから、 「散策路入口(早戸川口)」の標識と案内図の間から続く横木の階段を登っていきます。
松茸山一帯狩猟禁止区域
この山は「松茸山自然の森公園」となっており、多くの登山者が散策するため、 危険ですので狩猟は固く禁止します。
 (鳥屋猟区)
ハンターの皆様へ
最近、狩猟日以外の日に猟犬を連れて入山し、鳥獣を追っている者が見受けられます。 違反ですので今後絶対にやらないよう厳重に注意します。
 (鳥屋猟区)
山火事注意
 (津久井町消防団第六分団、鳥屋造林組合)
ここは神奈川県民の水源地です。 ごこのないきれいな自然を守りましょう。
 (津久井警察署、津久井町役場、津久井町環境美化推進協議会)
雑木林の中に続く幅の広い横木の階段をジグザグに登っていくと、やがて植林帯へと入っていきます。 6分ほど登って横木の階段が途切れると小尾根に出ます。 その5mほど手前から右下へと分かれていく細い道があります。 50mほど降った所に小さな祠が見えていますが、左手へと続く小尾根を登っていきます。 右・左と小刻みに折れ曲がりながら尾根道を登っていくと、登り口から10分ほどで尾根の肩に着きます。 「水源の森林」の標識が立っていて、小さなモミの若木も1本生えていました。 梢の向うには山並みが見えていました。
450m峰
尾根の肩から左手へと続く歩きやすくなった尾根道を進んでいくと、やがて登り坂になってきます。 それほどの急坂ではありませんが、この季節にしては暑い日だったこともあって、後から後から汗が吹き出てきます。 タオルで汗を拭き拭きゆっくりと登っていくと、 先ほどの肩の所から8分ほどで、なだらかになったピークに着きます。 少し左手へと曲がって、その先の方までなだらかに続いていました。 どこがピークなのかはっきりとはしませんが、この辺り一帯の高みが手元の地形図にある450m峰のように思われます。
450m峰の先へと進んでいくと、少し右手へ曲がっていきます。 緩やかでしっかりとした尾根道が続きます。 軽いアップダウンもあったりますが、大したことはありません。 樹間から丹沢主脈の山並みなどを眺めながら快適な尾根道を進んでいきます。 両側に続く樹木からは新緑が萌え出ていて、ほのかな香りも漂ってきます。
緩やかな尾根道を8分ほど進んでいくと、ジグザグに登るようになります。 道端には途切れ途切れに木製の手摺りが設置されていたりもしますが、それほど危険な感じはありません。 そんな登りも数分ほどで終ると、再び緩やかな道になってきます。 450m峰から14分ほど進んでいくと、幅の広い横木の階段が現れます。 土が流れ出て抉れてしまっている訳ではないのですが、 自分の歩幅と合わない階段では歩き難い思いをしたりもします。
570.5m峰
それほどの急坂ではない横木の階段を8分ほどかけて登り切ると、三等三角点のあるピークに着きます。 場所を示す標識などは見当たりませんでしたが、ここが手元の地形図にある570.5m峰のように思われます。 周りは樹木に覆われていて展望はあまり良くありませんが、樹間からは丹沢の稜線を望むことができます。 ピークには大きなモミの木が生えていて、防火用水も設置されていました。 現在も使われているのかどうかは分りませんが、 民家の屋根に取り付けるような小振りのTVアンテナらしきものが脇の方にありました。
水沢川口分岐
ピークから右手へと続く緩やかな尾根道を進んでいきます。 大きなモミの木が並んでいる脇を過ぎて快適な尾根道を進んでいくと、3分ほどで分岐があります。 道標などは見当たりませんでしたが、分岐の脇に「未来へ」と書かれた板が落ちていました。 「津久井町立鳥屋小・中学校」との銘も入っていましたが、道標のように道を指している訳でもなくて、 どのような意味なのかは分りませんでした。 早戸川口にあった案内図によると、右手に分かれていくのが水沢川口へ降っていく道のようです。 松茸山の山頂は正面の坂道のすぐ先にあるので往復してきましょう。
松茸山 (標高584m)
傾斜の増した坂道を1分半ほど登っていくと松茸山の頂上に着きます。 早戸川口から1時間ほどで到着しました。 山頂はそれほど広くはなくて東屋が一つ建っているだけです。 お昼にはまだ少し早かったのですが、ここで昼食タイムにしました。
松茸山の山頂の周りは樹木に覆われていて展望はあまり良くありませんが、 樹間からは丹沢の山々を望むことができます。 南西の方角には蛭ヶ岳が聳え、その右手には丹沢主脈から焼山へと続く稜線が見えています。 左手には丹沢山から北東へ伸びる稜線にある丹沢三峰山も間近に望めました。 日帰りでは登ることができそうにもない遥かなる山々でもあります。
東屋の左手から手摺りの設置された横木の階段が降っていきますが、鹿野口へと降る道のようです。 今回は「未来へ」の板があった先ほどの分岐まで引き返して、水沢川口へと降っていくことにしました。
ふれあい橋分岐
木製の手摺りの続く横木の階段を降っていきます。 4分ほど降って大きなモミの木の脇を過ぎていくと、道は緩やかになってきます。 植林帯を掠めて緩やかな尾根道を降っていきます。 樹木の背丈が低くなって、梢越しに丹沢の峰々を眺めたりしながら降っていくと、 先ほどの「未来へ」の分岐から12分ほどで、防火用水のある分岐があります。 大きなモミの木も生えていて、どこからか鳥の間欠的な鳴き声が聞こえてきました。 梢に巣でも作っていたのでしょうか。 私を警戒して鳴いているようにも思えました。 道は左右に分かれていますが、道標などは見当たりませんでした。 早戸川口にあった案内図によると、右手は直接に「ふれあい橋」へ降る道で、 左手は水沢川の近くまで降りて川沿いに「ふれあい橋」へ向う道になります。 ふれあい橋までは、右手の道は20分、左手の道は40分となっていますが、 今回は左手の道を降っていくことにしました。
いきなりの横木の階段を降っていきます。 かなり傾斜があって木製の手摺りも続いています。 右・左と折れ曲がりながら降っていくと、 正面に蛭ヶ岳から焼山へと続く稜線を眺められる所もあったりします。
横木の急階段を9分ほど降っていくと鞍部に着きます。 軽く登り返して再び横木の階段を降るようになると、下の方から水音が聞こえるようになってきます。 5分ほど降っていくと、右手へ折れ曲がるようなヘアピンカーブがあります。 曲がってすぐの所に分岐があります。 正面の道はふれあい橋へと続く道ですが、左手の道を降っていくと水沢川にある砂防ダムに降りられます。 すぐの所にあるので、ちょっと往復してきましょう。
砂防ダム
横木の階段を1分ほど降っていくと、砂防ダムに降り立ちます。 正面には奥野林道が通っていますが、ダムの向う側には渡っては行けないようでした。 上流には緑色をした藻のようなものが群生していました。 下流にはゴーゴーと音をたてて勢いよく水が流れ落ちていました。
先ほどの分岐まで引き返して、川沿いの高い所に続く道をその先へと進んでいきます。 山襞を縫うようにして緩やかな道が続いています。 安全のためか、谷側には木製の手摺りが続いています。 崩れかけた枯れ沢を渡っていく所もあったりするので注意して歩いていきます。
小さな木橋を渡ってその先へと進んでいきくと、砂防ダムを流れ落ちる水が谷間に木霊していました。 枯れ沢を渡っていくと植林帯へと入っていきます。 砂防ダムへの分岐から18分ほど進んでいくと、左手に東屋が建っています。 その先にT字路があります。 右手から降ってくる道は、上の方にあったふれあい橋分岐を右手へと降ってきた道だと思われます。
水沢ふれあいの橋
東屋を回りこむようにしてT字路を左折していくと、水沢川に架かる水沢ふれあいの橋があります。 コンクリート舗装されて金属でできた欄干の付いた立派な橋です。 右手には駐車場もあり、その脇から河原へ降りていけるようでした。 これからバーベキューでも始めようというのか、橋の下では焚き火をしているグループがいたりしました。
入猟者の皆様へ
ここ、松茸山には多勢のハイカーや林業者が入山していますので、 この地域での狩猟禁止に御協力下さい。
 (津久井地区行政センター、鳥屋鳥獣保護協会、鳥屋造林組合)
水沢川口 (標高340m)
水沢ふれあいの橋を渡って左手へひと登りすると八丁林道に出ます。 ここにも大きな「松茸山自然の森公園」の案内図と、「散策路入口(水沢川口)」の標識があります。 松茸山から1時間ほどで降りてこられました。 ここから右手へ進んで荒井林道に出て、宮ヶ瀬湖沿いを虹の大橋へと進んでいってもいいのですが、 まだ時間に余裕があったので、今回は左手から正面に聳える484m峰などに登ることにしました。
八丁林道
八丁林道を左手に10分ほど進んでいくと奥野隧道が見えてきます。 その左手は広場になっていて、 東屋や壊れかけたテーブルやベンチもあるので、ひと休みしていきましょう。 簡易トイレも設置されています。 ここにも大きな「松茸山自然の森公園」の案内図がありましたが、 心ない者がスプレーで落書きをしていて一部読めなくなっていました。
ヤマメ・イワナ釣りのご案内
遊漁期間:3月1日から10月14日まで
禁漁期間:10月15日から2月末日まで
(網漁禁止)
遊漁されるかたは、必ず入漁券をお求め下さい。
 (中津川漁業協同組合)
注意
禁漁は10月15日〜2月末日
体調12センチ以下はとってはいけません。 釣れた場合はハナシてください。 この川では全魚種竿釣り以外はできません。 違反者は神奈川県内水面漁業調整規則により罰せられます。
 (神奈川県、相模川漁業協同組合連合会、中津川漁業協同組合)
奥野隧道
ここで林道が二手に分かれています。 左手の先へ伸びているのが奥野林道ですが、今回は右手の奥野隧道を通っていきます。 長さ50mと短い奥野隧道を抜けていくと、その50mほど先で林道は左手へと曲がっていきます。 その手前の右手から戻るようにして続く細い山道があります。 林道をこのまま進んでいくと平戸地区へと続いているようですが、 今回はここから484m峰を目指して登っていきます。
写真は奥野隧道を抜けて、振り返って写したものです。 林道の左側に見えているのが登り口になります。
植林帯の中の斜面を登っていきます。 あまり歩かれていないのか踏み跡程度の急坂が続きますが、2分ほどで終って雑木林の小尾根に出ます。 そこからははっきりとした尾根道になってホッとしたりします。 左手へと続く尾根道を4分ほど登っていくと、右手の樹木が途切れて見晴らしのいい所がありました。 今登ってきた松茸山の稜線を望むことができました。 その左後方に高く聳えているのは丹沢山や蛭ヶ岳などでしょうか。 右後方に続いているのは蛭ヶ岳から焼山へかけての稜線でしょうか。
熊笹の生い茂る所を過ぎていきます。 木の根が張り出したり石がゴロゴロした所もあったりしますが、 道が草で被われている訳でもなくてしっかりと続いています。 5分ほど登っていくと道が二手に分かれていますが、道標などは見当たりませんでした。 右手の道の方がしっかりとしていそうだったので覗いてみたところ、すぐに雑木林の中へと消えていく感じでした。 左手は斜面を横切っていく道ですが、先の方まで続いているようだったので、今回は左手の道を進んでいきました。
484m峰分岐
斜面を横切る細い道を滑り落ちないように注意しながら進んでいくと、すぐにしっかりとした道になってきます。 分岐から2分ほど進んでいくと再び分岐があります。 角には「山火事注意、ゴミを捨てるな」と書かれた黄色い標柱が立っています。 ここから右手に戻るようにして尾根道が続いています。 手元の地形図と見比べてみると484m峰へと続いていそうに思えたので、ちょっと往復してくることにしました。
484m峰
雑木林の中に続く尾根道を登っていきます。 傾斜もそれほど急ではなくて歩きやすくなっています。 落葉が積もっていてサクサクと心地よい音をたてながら登っていくと、 5分ほどで植林帯のなだらかな高みに着きます。 このなだらかな高みはしばらく続いていて、どこがピークなのかはよく分りませんでしたが、 先の方へいくと次第に降っていくので、この辺りが手元の地形図にある484m峰にあたるものと思われます。 林道から20分ほどで登ってこられました。 左手の樹木の間からは、宮ヶ瀬湖や虹の大橋や高取山などを望むことができました。
34番鉄塔
484m峰の先の方にもしっかりとした道が続いていたので、ちょっと歩いてみました。 広くてしっかりとした尾根道を6分ほど緩やかに降っていくと、送電線の鉄塔「新多摩線34」が立っています。 その両側が開けていて、先ほどの484m峰からよりもいい眺めが広がっていました。 右手には丹沢の山々が聳え、左手には宮ヶ瀬湖を眼下に見下ろすことができました。 虹の大橋の奥の方に見えているのは南山、その右手の方にあるのは高取山だと思われます。
更に降っていくと…
34番鉄塔の先へも広い尾根道が続いていました。 林道まで続いているのかと思って更に降っていくと、 1分ほどの所にある大きなモミの木の生えた辺りで行き止りになっていました。
35番鉄塔
黄色い標柱の立つ先ほどの分岐まで引き返して、その先へと進んでいきます。 すぐの所で、正面が少し盛り上がってきます。 上の方を覗いてみると鉄塔が立っているようですが、右手の植林帯へと続く巻き道を進んでいきます。 植林帯の中を2分ほど進んでいくと、左手のピークから細い道が降ってきていました。 ピークまでそれほどの距離ではなさそうだったので、ちょっと登ってみることにしました。 鋭角に左手へ曲がって植林帯を登っていくと、1分もしないうちに植林帯を抜けてこんもりとした高みに出ます。 切り開かれた小ピークには送電線の鉄塔「新多摩線35」が立っていました。 西側が開けていて、焼山へと続く稜線を眺めることができました。
元の道に戻って、植林帯に続く尾根道を進んでいきます。 3分ほど進んでいくと、道の両側には熊笹が生い茂るようになります。 整備されたのでしょうか、道の所は歩きやすくなっていました。 緩やかな尾根道を更に進んでいくと、35番鉄塔から8分ほどで、正面が盛り上がってきます。 手元の地形図にある427.1m峰へと続く高みのように思われますが、右手の巻き道を進んでいきます。
植林帯の中に続く尾根道を緩やかに降っていきます。 U字形に抉れた所もあったりしますが、歩き難いという程ではありません。 やがて雑木が混じるようになると舗装道路に降り立ちます。 484m峰から30分ほどで降りてこられました。 これで山道は終りになります。 道標などは見当たりませんでしたが、右手へと降っていきます。
左手に野球場や津久井馬術場などを見ながら緩やかに降っていくと車止めゲートがあります。 ゲートには「神奈川県企業庁 鳥屋浄水場」と書かれた銘板が付いていました。
お願い
ここは、皆様のご家庭に給水するための重要な水道施設です。 関係者以外の立入りを禁止いたします。
 (神奈川県企業庁水道局谷ヶ原浄水場)
荒井林道
ゲートを抜けて1分ほど進んでいくとT字路があります。 左右に通っているのは荒井林道だと思われます。 この林道を右手へと進んでいくと、松茸山から降りてきた所の三沢川口へと続いているようですが、 今回は左手へ曲がっていきます。
正面には「堀切」と刻まれた石碑がありました。
堀切の碑
この石碑は、正面上部に堀切と記され、当時、新井村組が建立したと刻記されている。 「鳥屋財産区の歴史」によれば、「これは、今からおよそ185年前の文政3年(1820)に造られた石碑で、 文化11年(1814)より6年がかり、実に1305人の人工を費やして、猪、鹿害の防柵、巾二間半(約4.5米)、 深さ一間半(約2.7米)と想定される堀を、それも荒井より鳥居原まで(約1640米)造った記念の石碑で、 それも当時の人別帳より見ると、荒井集落の戸数わずか12を数えるのみであって、 その苦労察するに余りあるものであった。」と伝えている。
 (津久井町教育委員会)
ヘリコプターの臨時離着陸場にもなっている津久井馬術場を左手に見ながら舗装道路を緩やかに降っていきます。 鳥屋スポーツ公園への分岐を見送って道なりに進んでいくと、T字路から4分ほどで分岐があります。 正面の石垣には「右折にご協力下さい」との看板が貼り付けられていました。 このまままっすぐに進んでいくと荒井地区などへと続いているようですが、 目指す宮ヶ瀬バス停へはかなりの遠回りになります。 ここは看板に従って右手の道を進んでいきます。
県道64号
少し登り気味の舗装道路を逆S字に曲がりながら5分ほど進んでいくと、県道64号のT字路に出ます。 「国体記念 鳥屋スポーツ公園、津久井馬術場」の看板が今来た道を指しています。 右折して県道を道なりに進んでいきます。
虹の大橋
県道を3分ほど進んでいくと、駐車場の先に朱色に塗られた大きな「宮ヶ瀬 虹の大橋」があります。 かながわ橋100選にも選ばれているようです。 両側には金網が高く設置されていて眺めが遮られるのが残念ですが、 左手には高取山や仏果山を、右手には丹沢の峰々を望みながら橋を渡っていきます。
津久井はみんなの水源地
ゴミは持ち帰りましょう
自然を大切に
 (神奈川県津久井土木事務所)
アイドリング・ストップできれいな空に
駐車時は必ずエンジンを切りましょう。
アイドリング・ストップは、大気汚染や騒音を防ぎ、 地球環境を守るために「神奈川県生活環境の保全等に関する条例」で定められています。
 (神奈川県)
水の郷
虹の大橋を渡って更に県道を進んでいくと、15分ほどで正面が開けて水の郷が見えてきます。 宮ヶ瀬湖も見渡せる最後の眺めを楽しんでいきましょう。
宮ヶ瀬湖畔地区
豊かな水と樹木の緑による生命を育む森づくりをテーマにした環境づくりに加え、 交流活動やレクリエーション活動・環境学習活動などの拠点として整備しています。
水に、自然に親しめる空間をめざして
宮ヶ瀬ダムでは「人と自然、都市と地域の交流・共存をめざす自然公園的機能をもった都市近郊リゾート地の形成」を 基本理念として、神奈川県・地元町村と協力しながら周辺整備をしています。 具体的には、湖畔地域全体の自然を極力保全してゆくこととし、 その中から自然と接する場として、大きな有効性と可能性を持った3つの地区に限定して拠点整備をしています。
宮ヶ瀬(みやがせ)バス停
県立宮ヶ瀬ビジターセンターの前を過ぎ、食事処や土産物屋が建ち並ぶ道を進んでいくと、 最初の宮ヶ瀬バス停へと戻ってきます。 舗装道路へ降り立ってから45分ほどで到着しました。
本厚木駅(小田急小田原線)まで、本厚木駅行きバスにて50分、 1時間に1本程度の便があります。
 土日曜 ...12:50 13:50 14:50 15:50 16:50 17:50 18:50 19:50
出発時刻まで待つようなら、宮ヶ瀬ビジターセンターを訪ねたり宮ヶ瀬水の郷を散策してみましょう。