茅ヶ崎里山公園
散策:2006年03月下旬
【里山散歩】 茅ヶ崎里山公園
概 要 茅ヶ崎里山公園は茅ヶ崎市の北部の芹沢地区にある広域公園です。 まだ全体の半分ほどしか開園されていませんが、 尾根筋を中心として左右の谷戸には広場や池などが広がっています。 今回は茅ヶ崎里山公園を散策してから腰掛神社を訪ね、 田んぼの広がる小出川沿いの土手道を寒川駅へと歩いていきます。
起 点 茅ヶ崎市 芹沢入口バス停
終 点 寒川町 寒川駅
ルート 芹沢入口バス停…茅ヶ崎里山公園…風の谷…風の広場…風のテラス…多目的広場…中ノ谷池…湘南の丘…平成の森…柳谷池…芹沢の池…記念ガーデン…里の丘…一寸峠…腰掛神社…新道橋…小出川…追出橋…越の山公園…越の山入口バス停…寒川駅
所要時間 3時間40分
歩いて... 茅ヶ崎里山公園はまだ整備も半ばといった感じでしたが、 広場や森や池などがあって、憩いのひと時を過ごすにはいい所です。 小出川に沿って土手道を歩いていくと、芽吹いた若草から春の香りが漂ってきました。 川面では大きな鯉や水鳥にも出会え、心休まるゆっくりとしたひと時を過ごせました。
関連メモ 小出川
コース紹介
芹沢入口(せりざわいちぐち)バス停
湘南台駅(小田急江ノ島線)の西口バスターミナルから、[湘17]文教大学行きバスにて15分、 1時間に4本程度の便があります。
茅ヶ崎駅(JR東海道線)の北口バスターミナルから、[茅50]文教大学行きバスにて15分、 1時間に2本から3本程度の便があります。
茅ヶ崎里山公園
バスを降りたすぐ先に茅ヶ崎里山公園入口交差点があります。 横断歩道を渡って右手へ続く広い道を真っ直ぐに数分進んでいくと、正面に茅ヶ崎里山公園があります。 入口の左手に「県立茅ヶ崎里山公園」と題した案内図があるので参考にしましょう。 平成20年度の全面開園を前にして、現在はその半分ほどが部分開園しています。 この公園の真ん中には尾根筋があり、その両側の谷筋に広場や池などが広がっています。 右側は「子供の村」、左側は「山頂の村」と呼ぶようです。
風の谷
「メインエントランス」から公園に入ると、右手の谷筋にかけて芝生の広場が広がっています。 丘の上から下の方へと続く長いローラー滑り台もあったりします。 「ジェットローラースライダー」と云うのだそうで、 長いめの「風のすべり台」と短めの「谷のすべり台」の二つがありました。 ガーガーと音を立てながら多くの親子連れが滑り降りていました。 そのまま直に座って滑る子やダンボールを敷いて滑る子など、思い思いの格好で楽しんでいるようでした。 それほどの傾斜はないようで、最後の方では失速しそうになっていました。
坂道…
私の子供の頃にはこんな立派な滑り台はなかったので、 小高い丘の上に建つ民家の前の坂道を遊び場にしたりしました。 雨戸の下に取り付ける小さな滑車をミカン箱の下の四隅に打ち付けて、 それに乗ってゴーゴーと大きな音をたてながら坂道を降っていきました。 滑車の取り付け方が悪いとすぐに外れてしまったりもしましたが、 それはそれで楽しい思い出なのでした。
ジェットローラースライダー注意板
したの、えのことをまもって、すべりましょう。
・ただしいすべりかた。
・うつぶせになったり、たってすべるのかやめましょう。
・はしって、のぼったりおりたりしないようにしましょう。
・あそびやすいかっこうで、けがをしないように、あそびましょう。
・あめあがりなど、すべりやすいときは、あそぶのはやめましょう。
・まえのひとにぶつからないように、あいだをあけて、すべりましょう。
小さいお子様が利用される場合、保護者の方が十分に注意して下さい。
風の広場
滑り台の下の方には空気が入った大きなトランポリンがありました。 「雲のトランポリン」と云うのだそうです。そう云われれば雲に見えなくもありません。 多くの子供達がその上に乗って楽しそうに飛び跳ね、周りでは心配そうに親達が見守っていました。
おたがい注意しあいながら楽しくあそびましょう!
10のやくそく
・くつをぬいであそぶ。
・ぬれているときはあそばない。
・とがったものはもちこまない。
・にもつをもったままあそばない。
・ちかくのひとにきをつけよう。
・ペットはごえんりょください。
・おとなはちいさなこにきをつけよう。
・ものをたべながらあそばない。
・まわりのすなばであそばない。
・アクロバットやきけんなこういはしない。
 (茅ヶ崎里山公園管理事務所)
風のテラス
風の谷の右手には風のテラスがあります。 中はガランとしていて、テーブルや椅子などが幾つか設置されているだけの空間です。 周りの花壇には色とりどりの花が植えられていて綺麗に飾られていました。
・花火やバーベキューなど、火を使うものは禁止します。
・スケートボードなどは他人に迷惑になりますのでやめてください。
・ゴミは持ち帰りましょう。
・イヌは放さないでください、フンの始末はきちんとしましょう。
多目的広場
風のテラスの先には多目的広場があります。 広い芝生の広場になっています。 親子連れでしょうか、投手・打者・捕手の役割の3人で野球をしていました。
遊び場…
私の子供の頃の遊び場と云えば、集落にある道路や民家の庭先、田んぼの畦道や里山や小川などで、 こんなに広い所はありませんでした。 現在の都市部では、空地は塀で囲われて立入禁止だったり道路は車で危なかったりして、 公園くらいでしか遊ぶ所がなくなってしまいました。 こんなに広い公園があるこの近所の人々は幸せなのだと思います。 親子で遊んだという記憶はほとんどありませんが、 子供達だけで遊ばせておいてもそれほど危険な世の中ではなかったのだろうとも思います。
中ノ谷池
風の広場にある池から流れ出た水が、階段状になった所を心地よい音をたてて流れ落ち、 その先の谷筋にある中ノ谷池へと降っていました。 池とは云ってもとても浅くて、ジャブジャブと入っていけそうです。
お願い
この池は子供達が遊びますので、犬の水浴び・遊泳等はご遠慮下さい。
 (茅ヶ崎里山公園管理事務所)
湘南の丘
「メインエントランス」から公園に入った左手には、こんもりとした湘南の丘があります。 部分開園された範囲に含まれてはいますが、これで完成形なのでしょうか。 何だか殺風景な感じがしましたが、季節になると一面に草花などが咲いたりするのかも知れません。
平成の森
湘南の丘から前の谷筋へと降っていきます。 谷へと続く斜面は平成の森というようですが、まだ植樹されて間もないためか、 若い木がまばらに植えられている程度で、「森」と呼べる状況にはなっていませんでした。 これから何年もかけて、本当の「森」へと育っていくのだろうと思います。
柳谷池
平成の森の斜面を降っていきます。 細い流れを辿っていくと柳谷池へ流れ着きます。 この時は水が少なかったのでしょうか、池とはいっても小さなものでした。 周囲の若葉などが映っているのか緑藻類が繁殖しているのかは分りませんが、水面は青々としていました。
細い流れは柳谷池の先へも続いています。 浅い谷筋には畑が続いていました。 左手の畑地は民有地になっているようで、 「来園者は入らないでください」との看板が立っていました。 右手の草地には薄紫や青色の小さな花が一面に咲いていました。
花輪…
子供の頃には土手道や田んぼの畦道などにシロツメグサが沢山はえていました。 そんなシロツメグサを摘んで花輪を作って首に掛けたりもしました。 プ〜ンといい香りがしたのを思い出します。 もう作り方は忘れてしまいましたが、もう一度首から掛けてみたい気もします。
畑地や草地などを見ながら進んでいくと、左手に立派な竹林がありました。 林床は綺麗になっていて気持ちのいい竹林でした。 風通しも良さそうなので、夏場に来ると暑さを遮ってくれそうな林でした。
たけのこを採らないでください。
 (茅ヶ崎警察署、茅ヶ崎里山公園管理事務所)
芹沢の池
竹林を過ぎていくと芹沢の池があります。 この公園の中では一番大きな池になるようです。 谷戸はこの先にも続いていますが、この時には汚水管敷設工事のため通行止めになっていました。 芹沢の池から公園の真ん中の尾根筋へと登っていく道もあるのですが、 この時にはその道も工事中で通行止めになっていました。 仕方がないので、元の「メインエントランス」まで引き返して、尾根筋を歩くことにしました。
生き物を放さないで!
ここ芹沢の池は水田へ水を供給する谷の村の大切な場所です。 いまあるこの環境を壊さないために、この池に他の生き物を放さないで下さい。 芹沢の池は近くの水田や水路にいるドジョウやフナ、モツゴ(クチボソ)、メダカなどの生き物が 安心して生活できる池を目指しています。 この池に外来魚のオオクチバス(ブラックバス)やブルーギルなど、生活力が強く、 他の生き物を食べてしまう魚を放すとどうなるでしょう。 生活力の強い外来魚の数が増え、もとからいた生き物は食べられてほとんどいなくなってしまします。
記念ガーデン
尾根筋に続く広い道を歩き始めてすぐの所に記念ガーデンがあります。 民家の外側だけのL字形の建物と庭が再現されていました。 建物には玄関や雨戸・戸袋などがありました。 細いながらも縁側もあったようです。 庭には小さな池があって庭木なども植えられていました。 子供の頃によく見かけた民家の面影が伝わってきて、懐かしく感じました。
縁側…
私が育った実家にも縁側がありました。 その下ではニワトリを何羽か飼っていて、毎日たまごを産んでくれました。 天気のいい日には外へ出して遊ばせてやります。 頃合をみてまた中へ入れるのですが、しっかりと見張っていないと行方不明になってしまうのもあったりします。 両手を広げて追うようにして縁側の下へと連れ戻すのですが、 これがなかなか思い通りにはいかずに大変だったりします。
谷戸の庭に暮らす
人は「庭」に暮らします。 谷戸の緑も、収穫を与えてくれる田畑も、人の手が自然に対して働きかける場所は、すべて「庭」なのです。 だから、ここから北側に向って広がる茅ヶ崎の谷戸全体から、 さまざまな恵みを得て生きる人の、暮らしの情景を、この地に作りたいと考えました。 国が平和で、素朴な庭とともにある暮らしには、安らぎと、懐かしさが溢れているはずなのです。
 (庭園デザイナー・白井温紀)
里の丘
「二十三夜塔」の石碑を過ぎていくと森の中へと入っていきます。 明るい森を抜けていくと、東屋のある丘に出ます。 周りは芝生の広場になっていて広々として気持ちのいい所です。 丘の上に続く緩やかな広い道を進んでいくと、右手へと道が分かれていきます。 ここにも「県立茅ヶ崎里山公園」の案内図があるので参考にしましょう。 右手の階段を降っていくと、栗の木広場があります。 更にその先へと降っていくと中ノ谷池へと続いています。 分岐のそばに立つ「腰掛神社」と書かれた看板が正面の尾根道を指しています。
この一画は、市民のボランティアによって育てられています。 柳谷の自然を大切にして、柳谷にある植物をいかすこと、 人にも自然の生き物にもやさしい手づくりの林であることを目指しています。 皆さんも私達と一緒に、たくさんの命をはぐくむ里づくりをしてみませんか。 どなたでも参加できます。
 (神奈川公園協会、茅ヶ崎里山公園)
一寸峠
丘に続く尾根道を更に進んでいくと、森へ入っていく手前に十字路があります。 先ほどあった案内図によると、ここが一寸峠(ひとあしとうげ)というようです。 右手の道は栗の木広場へ、左手の道は芹沢の池へと降っていけますが、 左手の道はこの時には工事中のため通行止めになっていました。 今回は腰掛神社を目指して、このまま尾根道を真っ直ぐに進んでいきます。
竹林などを見ながら丘の上の尾根道を進んでいきます。 森が一旦途切れた所に民家が幾つか建っています。 民家を過ぎていくと少し降るようになります。 竹林の手前で右手に分かれている道がありますが、そのまま真っ直ぐに進んでいきます。 森を抜けていくと民家や畑地が現れます。
「生産者直売 新鮮野菜」の幟の立つ無人販売所があったりします。 民家の玄関先には満開の桜が咲いていました。
桜と広場…
桜の木と云えば、私の故郷の小川沿いの小さな広場にも大きな桜の木が1本生えていました。 かなりの老木でしたが毎年春になると綺麗な花を一杯に咲かせていました。 そんな広場で夕暮れ迫る頃までソフトボールをして遊んだものでした。 広場として整備される以前には草地になっていました。 悪餓鬼仲間と遊んでいて見つけたヘビのしっぽを持って振り回し、 最後には土の中に埋めてしまったりもしました。 今になって思えば惨いことをしていたようですが、当時は特別なこととは感じてはいませんでした。 そんな想い出のある広場でしたが、道路建設のために老木は切り倒され、広場もなくなってしまいました。
やがて民家が途絶えると、森の中へと降っていきます。 前方に舗装道路が見えてくると、右手に鳥居が立っています。 石造の鳥居と木造の鳥居が続いて立っていて、 その左手には「芹澤 腰掛神社」と刻まれた大きな石柱も立っています。 ここが腰掛神社の入口になります。
腰掛神社の樹叢
この社はうっそうとした樹林に囲まれ、往古の面影を残しています。 境内には雑木が生い茂り、いつも野鳥がよりついています。 スギ・ケヤキ・シイノキ・イチョウなどの大木があり、 ことに参道の杉は見事で、この神社に独特の趣きをそえています。 近年、都市化の進んでいる茅ヶ崎では、このような樹叢は少なくなっており、 ここはとても貴重なところです。
 (茅ヶ崎市教育委員会)
腰掛神社
鳥居をくぐっていくと、高さ21m,太さ2.10m,樹齢約300年と云われる大きな杉の木が生えていました。 杉の大木の生える参道を進んで社務所を過ぎていくと、腰掛神社の境内に着きます。 この時には壮年の女性グループがやってきていました。 「何年ぶりだろ、ここに来たの」なんて言いながら、 入口にある鳥居の近くに腰を降ろしてお弁当を広げだしました。
腰掛神社
鎮座地 茅ヶ崎市芹澤2169番地
御祭神 日本武尊
例祭日 9月18日
由緒沿革
「相模国風土記」に 「腰掛明神社村ノ鎮守ナリ大庭ノ神腰ヲ掛シ旧跡ト云伝フ、想フニ旅所ノ跡ナドニヤ小石一顆ヲ置神躰トス、 本地大日、寛永十二年八月十九日勧請爾来此日ヲ以テ例祭ヲ執行フ」とある。 又社伝には景行天皇の朝皇子日本武尊御東征の際此の地を過ぎ給う時、石に腰を掛け暫時此の処に休息せられ 西の方大山を望み指示して大いに喜び給ふ。 後村民永く其の霊跡を存せんとして社を建て尊を祀りしと云い伝えられている。 今猶社前には一大石(凡長さ二尺九寸「約88センチ」幅二尺五寸「約76センチ」)が在り腰掛玉石と称する。 再建は寛政元年(1789)11月であり、現在の本殿は大正7年の再建で、 拝殿は震災後大正14年に再建したものである。 神社の関係古文書類は天保4年鍵取職矢野新兵衛氏居宅の火災により全て消失した。 明治6年村社に列せられ明治42年指定村社に列せられる。
境内には、「日本武尊が東征の際に腰を掛けて休息し、西にある大山を見て大いに喜んだ」と 云われる大きな石「腰掛玉石」や、御神木の大きなイチョウの木などがありました。 腰掛玉石の上には一円玉・五円玉・十円玉などがお供えされていました。
拝殿屋根葺替竣工記念
當拝殿は大正12年9月の大震災の際崩壊、大正14年新築再建。 50年の永き間夏の暑さにも冬の寒さにも耐へて今日に至れるが、 最早屋根の亜鉛板も限界と成りたるが故に氏子崇敬者諸氏と相謀り、 銅板にて屋根の修復を致す事に決定し、9月に工事の竣工を見ました。 此の業を記念しここに碑を建立致しました。
 (昭和48年9月18日)
腰掛神社から元の道に戻ってその先へ続く広い舗装道路を進んでいくと小さな十字路があります。 その角には可愛らしい「ギャラリー木の実」がありました。 この時には「予兆−風むすび−」と題した油彩画展が開かれていました。 「KEY COFFEE」という看板も出ていたので、コーヒーを飲みながら絵画を鑑賞できるということなのでしょうか。
左右に畑地を見ながら広い舗装道路を進んでいくとT字路に出ます。 右手には送電線の鉄塔「遠藤線31」が立っています。 ここを左手へと進んでいきます。
資材置き場のような所を過ぎていくと、木が集ってこんもりと生えている先で道が二手に分かれています。 左手には広い道が続いていますが、今回は右手の道の先にある小出川沿いを歩いていきます。
新道橋
T字路を右折して田んぼの中に続く道を真っ直ぐに進んでいくと、 程なくして小出川に架かる小さな新道橋があります。 橋を渡って左折して、小出川の右岸に続く土手道を歩いていきます。
小出川
小出川の両側には田んぼが広がっています。 左手には送電線の鉄塔が点々と並んでいて趣きも今ひとつですが、右手には昔ながらの風情が感じられます。 左岸にも土手道が続いていましたが、右岸の方が歩きやすい感じがしました。 土の道を歩いていると何だか温かみを感じます。 柳の木の向こうには何やら建物が見えていました。 よくは分りませんが農業に関係する施設のように思えました。
ヒガンバナ植生保護のため、自転車通行・犬の散歩はご遠慮下さい。
 (御所見まちづくり推進協議会)
土手道には若草が萌え出していました。 小さな花を咲かせた草もありました。 地面のそばへ鼻を近づけてみると、ほのかに草の香りが漂ってきます。 何だか昔懐かしい香りがします。 私は行ったことはありませんが、モンゴルの広い草原は日本のと比べてもっともっと「薫る」のだそうです。 日本の小さな草原は香りも小振りのようです。
土手…
土手道に腰を下ろして、しばらく佇んでいました。 周りからは若草の香りが漂ってきます。 「春の香り」とでも云えばいいのでしょか、何とも言えない良い香りです。 土手道のそばには小川が流れ、目の前には田んぼが広がっています。 田畑で働く親の様子をそばに座ってじっと眺めていた子供の頃に戻ったような感じがします。 近所の仲間たちと野原や土手などを駆け回って遊んだ頃を思い出したりします。 オオバコの茎を十字に交差させて「相撲」と称して引っ張り合いをしたりもしました。 切れた方が負けになるという単純な遊びですが、自分なりに強くするおまじないをしたりして勝負に臨んだのでした。 大きな川へ注ぐ辺りの土手にはカニが沢山いて、バケツ一杯に獲ってきたりもしました。 種類毎にアカベン・クソベン・ドテガニなどと仲間内で名前をつけたりもしていました。
田んぼには稲藁を円錐形に立てたものが並んでいました。 翌年の肥料にしようというのでしょうか。
稲藁…
神奈川県ではこのように円錐形にして田んぼの中に立てかけておくのをよく見かけますが、 私の故郷では細かく切って田んぼに撒いていたように思います。 いずれも田んぼの肥料にしようということでは同じなのでしょうが、地方毎にそのやり方は違うようです。 こうして見ていると、遠目には人の形のようにも思えてきたりします。
やがて田んぼも終って、コンクリート製の小さな橋を渡っていきます。 右手には小さな広場がありました。 その脇に続く小径を進んでいきます。 これまでの土手道よりも幅が狭くなってきます。 小出川の両岸には朽ち果てそうになった木の杭が一列に並んでいました。 何か目的があって設置されているのか、護岸工事をした後の名残なのか、よくは分りませんでした。 何やら川面でバシャバシャと音がするので覗いてみると、 体長が60cmにもなろうかという丸々と太った鯉が数匹遡上してきていました。 水深の浅い川なので背びれが水の上に出ていたりしますが、 川上を指して一心にのぼっていくようでした。 二匹づつ並んで泳いでいたところをみると、雄と雌のペアだったのでしょうか。 こんな浅い川に棲んでいるようには思えない大きさでしたが、放流でもされているのでしょうか。 それとも河口近くのもっと深い所にいたものが産卵のために遡上してきているところだったのでしょうか。 番いのように二匹並んで泳ぐ水鳥も見かけました。 写真を撮ろうすると右に左にと向きを変えていましたが、やがて50mほど先へと飛んでいってしまいました。 見知らぬ者が近づいてきたので警戒していたのでしょう。
追出橋
小さな作業小屋の先で舗装道路が右手へと分かれていきますが、 そのまま小出川沿いの小径を進んでいきます。 再び田んぼが広がるようになると、正面に直径2mほどもある管が川を越えて架かっていました。 導水管なのかガス管なのでしょうか、よくは分りませんでした。 手前には舗装道路が左右に通っていて、追出橋も架かっています。 橋を渡って左手へ進んでいくと、新道橋の手前から分かれてきた舗装道路へと続いていますが、 今回はこのまま川沿いの道を更に進んでいきました。
ごみ捨て禁止
川や堤防に、ごみ・土石等を捨てると河川法により処罰されます。
 (神奈川県藤沢土木事務所)
トタン塀の脇を抜けていくと、右手の上にはテニスコートがありました。 休日とあってか、若者たちがネットを挟んでボールを打ち合っていました。 手元の地図によると大蔵軟式庭球場というようです。 その先に並ぶようにして寒川町青少年広場があります。 広場では少年野球の試合が行われているようでした。 そんな広場などを横目で見ながら、青く塗られた導水管のようなものをくぐっていきます。 スカンポが若芽を出していたら食べてみようかと探してみたりもしたのですが、 まだ少し時期が早かったようで、葉っぱだけしか出ていませんでした。
野草…
土手道では春になると色々な野草が芽吹きます。 ツクシを採ってきてはおかずの足しにしたり、ツバナやスカンポやイタドリを摘んでは食べたりもしました。 スカンポは酸っぱいのでスイスイグサ、イタドリは折るとポンと音がするのでタイポンポンなどと呼んでいました。 スカンポは葉っぱは取って茎をそのまま食べました。 イタドリは茎の表皮が厚めなので剥いて食べました。 そのままでもいいのですが、塩をちょっと付けて食べると味が一段とよくなったように記憶しています。
白い袋の土嚢を越えていくと、その先には民家が建ち並んでいました。 小出川沿いの道は民家の脇を通っていった先で終りになっていますが、 今回は民家の手前を右手へと曲がっていきました。
越の山公園
T字路を見送った先にある十字路を左折していくと越の山公園があります。 住宅地の中にある静かな公園です。
公園の利用について
1.事故のないように遊びましょう。
1.野球・ボール投げなど、利用者に迷惑になる遊びはやめましょう。
1.花や木、その他の施設を大切にしましょう。
1.ごみ、その他の汚物を捨てるのはやめましょう。
1.オートバイ・自転車などの乗り入れはやめましょう。
1.犬をつれてくるのはやめましょう。
1.はり紙・はり札はやめましょう。
1.花火・キャンプファイヤー、その他危険な遊びはやめましょう。
1.その他、利用者に迷惑を及ぼす行為はやめましょう。
お気づきの点は、下記にご連絡下さい。
 (寒川町都市計画課)
越の山公園を過ぎていくと、寒川町コミュニティバスの越の山公園南バス停があります。 寒川駅の北側にある住宅地を中心として運行されているようで、 寒川町役場まで1時間に1本から2本程度の便があります。 バス停を後にして住宅地を真っ直ぐに進んでいくと十字路があります。 車道は左右に通っていますが、正面に細めの土の道が伸びているので、その道を通っていきます。
越の山入口バス停
緩やかに降って田んぼの間を過ぎていくと県道47号に出ます。 そこを右折して県道を進んでいくと越の山入口バス停があります。 茅ヶ崎駅(JR東海道線)までの便がありますが、本数はあまり多くはありません。 時間が合わないようなら、寒川駅(JR相模線)まで歩いていきましょう。 ちょいと小腹が空いたので、近くにあったラーメン店へ入りました。 丁度この時はサービス日で、普段の半額ほどの値段になっていました。 トッピングも付けてラーメン一杯を350円で食べたのでした。 そうこうしているうちにバスが行ってしまったので、寒川駅まで歩くことにしたのでした。
 土曜 ...12:18 12:43 12:58 13:08 13:23 15:08 16:13 16:38 17:13 17:28 18:25 20:18
 日曜 ...12:38 14:08 15:38 16:38 18:08 18:53 20:13
寒川(さむかわ)駅
東岡田バス停を過ぎ、寒川東中学入口交差点を直進していきます。 耕地整理記念碑や道祖神などを見ながら真っ直ぐに進んでいくと岡田交差点があります。 信号を渡って左手へと県道45号を進んでいきます。 100mほど先にあるT字路を右手へ進んでいくと、 越の山入口バス停から15分ほどで寒川駅(JR相模線)に着きます。