経ヶ岳
散策:2006年02月中旬
【低山ハイク】 経ヶ岳
概 要 経ヶ岳は丹沢山系の東側にある低い山で、国道412号と県道64号に挟まれた所にあります。 今回は華厳山南尾根から煤ヶ谷高取山を経て華厳山へ登り、その先の経ヶ岳へと向います。 経ヶ岳からは半原越まで降り、仏果山への尾根道の途中からリッチランドへと降るコースを歩きます。
起 点 清川村 御門橋バス停
終 点 清川村 坂尻バス停
ルート 御門橋バス停…寺鐘橋…南尾根登山口…展望地…小ピーク…煤ヶ谷高取山…急坂…南尾根肩…華厳山…鞍部…田代分岐…経ヶ岳…経石…展望地…半原越…リッチランド分岐…リッチランド…法論堂集落…坂尻バス停
所要時間 5時間50分
歩いて... 経ヶ岳や途中にある展望地からは丹沢の山並みを一望することができる素晴らしい眺めが広がっていました。 華厳山南尾根は登山道としては整備されておらず道標類もありません。 一部には両手を地について三点確保で登る急坂もあったりします。 仏果山への尾根道からリッチランドへ降る道もかなり傾斜があって滑りやすくなっているので、 条件の悪い日には避けた方がいいかも知れません。
関連メモ 丹沢山塊東辺のみち, 北条武田合戦場のみち, 華厳山, 西山
コース紹介
御門橋(みかどばし)バス停
本厚木駅(小田急小田原線)から、[厚19][厚20][厚21]宮が瀬行きバスにて30分、 1時間に1本程度の便があります。
 土日曜 6:55 7:50 8:40 9:40 10:40...
バスを降りて、本厚木駅方向へと車道を引き返していきます。
寺鐘橋
関東ふれあいの道「順礼峠のみち」への分岐を見送って車道を降っていくと、 ほどなくして左手に小鮎川に架かる寺鐘橋があります。 橋を渡って茶畑を見ながら真っ直ぐに進んでいくと、すぐに左手に道が分かれています。 道標などはありませんが、そこを左折していきます。
南尾根登山口
小さな梅林を左手に見ながら進んでいきます。 梅林の先の小さな祠がある所までくると、細い道が正面の山へと続いています。 その山道を進んでいくとすぐに鹿避け柵が現れます。 柵に沿って右手へ少し進んでいくと扉があります。 扉を開けて柵の向こうへ抜けて、引き返すようにして左手へと柵沿いに進んでいきます。 「開けたら閉めて下さい」と書かれているので、必ず閉めていきましょう。 鎖でグルグル巻きにしてありますが、そんなに巻かなくてもいいのにと思ったりもします。 鎖を解いたり巻き戻したりしていて、柵の有刺鉄線で掌をちょっと切ってしまいました。
ちょっとした窪地へ降りて登り返した所から右手へ尾根が続いています。 華厳山南尾根の末端かと思われます。 先ほどあった小さな祠の丁度裏手辺りになります。 ここから尾根の背を煤ヶ谷高取山を経て華厳山へと登っていきます。 登山道と呼べるようなはっきりとした道にはなっていませんが、 細い尾根の背になっているので迷うようなことはありません。
展望地
雑木林の尾根を10分ほど登っていくと、左手が切り開かれて見晴らしのいい場所があります。 眼下には清川村の集落が点在し、その向こうには丹沢の山並みが続いていました。 左手の方に見えるこんもりとした山は鐘ヶ岳でしょうか。 その右奥にあるのは丹沢大山でしょうか。 峰には薄っすらと雪が残っていました。
眺めを堪能したら尾根を更に登っていきます。 左手の切り開かれた所には柵がしてあります。 苗木を植えた後の鹿避けのためなのでしょうか。 緩やかに続く尾根を4分ほど登っていくと小さなアンテナが立っています。 形からするとVHFやUHFのTVアンテナのようでした。 更に7分ほど登っていくと笹竹が生い茂るようになります。 笹が道を覆うようになっている所もあったりします。 そんな笹薮も3分ほどで終わりになります。
左右の樹間から山並みや街並みを見ながら尾根を進んでいきます。 それほどの傾斜もなくて快適に歩いていけます。 笹薮を抜けて5分ほどすると少し平らになった所があります。 何かを祀る祠なのでしょうか、木の間には二段になった石積みがありました。
小ピーク (標高327m)
切り崩された荻野高取山の姿を右手に垣間見ながら尾根を登っていきます。 境界を示すためでしょうか、尾根には黄色い小さな杭が点々と続いていました。 石積みの所から8分ほどすると小ピークに着きます。 「土砂流出防備・保健 保安林」と書かれた黄色い標識とアンテナが立っています。 貼り付けられた銘板によるとCATVのアンテナのようです。 場所を示す標識は見当たらなかったので不確かですが、ここが地形図に書かれている327m峰なのでしょうか。 麓の登山口から40分ほどで到着しました。
小ピークからその先へと更に尾根を登っていきます。 いつしか右手には鹿避け柵が続くようになります。 樹木越しには丹沢の峰々が続いています。 それ程の傾斜もなくて歩きやすい尾根を登っていきます。
秋葉山
やがて登りの傾斜が増してきます。 右手の柵沿いに登っていくと小ピークに着きます。 先ほどの小ピークから30分ほどで到着しました。 これまで続いてきた柵はここで右手へと曲がっていきます。 その角には石の祠があり、「秋葉山」と記されていました。 この小ピークの名前なのでしょうか。
緩やかな秋葉山の頂上からその先へと更に進んでいくと降り坂になります。 5分ほど降っていくと浅い鞍部に着きます。 そこから再び登り返していきます。 登り始めると再び鹿避け柵が右手に続くようになります。 坂を登り切るとその先は緩やか道になります。
煤ヶ谷高取山 (標高464m)
緩やかになった道を少し進んでいくと、根元から枝分れした木が沢山生えていました。 他の山の頂きなどでも時々見かけますが、何と言う名前の木なのでしょうか。 場所を示す標識は見当たらなかったので不確かですが、 このなだらかになった所が地形図にある464m峰のように思われます。 そうだとすると、ここが煤ヶ谷高取山ということになります。 秋葉山から15分ほどで到着しました。 この煤ヶ谷高取山と先ほどの秋葉山は、地形図によるとほぼ同じ高さのようです。 さしずめ、煤ヶ谷高取山と秋葉山は華厳山南尾根の双子山といったところでしょうか。
三つの高取山
丹沢の東辺にあるこの山稜には「高取山」と呼ばれる山が三つあります。 近い所になぜ同じ名前の山が三つもあるのかはよく分かりませんが、 それらを区別するために山のある地区の名前を冠して、この山は「煤ヶ谷高取山」と呼ぶようです。 この山の他にも、華厳山の南東に「荻野高取山(522m)」が、 仏果山の北側に「半原高取山(706m)」があります。 半原高取山から荻野高取山にかけての山稜は「相州アルプス」とも呼ばれているようです。 800mにも満たない低い山々ですが結構アップダウンもあって、すべてを縦走するとかなり疲れそうです。
少し先の方へいくと、潅木越しに山並みが見えます。 これから向う華厳山とその南東にある荻野高取山へと続く稜線です。 なだらかな尾根になっていて歩きやすそうですが、 華厳山へはここから一旦鞍部まで降りて、そこから急坂を登り返していきます。
目指す華厳山を正面に見ながら坂道を降っていきます。 10分ほど降っていくと傾斜が緩やかになってきます。 軽く登っていくと、しばらくは緩やかな道が続きます。 大きな杉の木が並んでいる辺りから、次第に登りの傾斜が増してきます。
急坂
少し傾斜の増した尾根道を10分ほど登っていくと、樹木がまばらになってきます。 この先には急な傾斜の登りが待っています。 ひと呼吸入れたら、正面の坂を登っていきます。 急傾斜の上に崩れやすくなって、とても真っ直ぐに立って歩いてはいけません。 両手を地面について、木の根や枝に捕まりながら三点確保で這うようにして登っていきます。 はっきりとした道の跡のようなものも見当たらず、崖といった感じの所です。 このまま登っていってもいいものなのか、少々不安になったりもします。 次に立ち止まる木などの目標を定めて少しづつ少しづつ登っていきます。 崩れやすい土なので滑り落ちたりしないよう十分に注意しましょう。
とても写真を写している余裕などはなかったので、この崖の部分の写真はありません。
急な崖と悪戦苦闘しながら休み休み登っていくと、15分ほどで樹木にテープが巻かれているのを見つけました。 どうやらこのルートでいいような感じがします。 ここまでくると、なだらかになった尾根の肩まではもうひと息です。
南尾根肩
少し傾斜が緩くなった感じのする崖をもう少し登っていくと、なだらかになった尾根の肩に着きます。 滑り落ちてしまいそうな崖を登ってきたので、ホッとした気持ちになります。 肩のすぐ手前の樹木にもテープが巻かれていました。 やはりこのルートでいいようです。 何とか登ってこられたものの、ここを降るのは至難の業だろうと思います。 ザイルなどを使って降りる本格的な登山の準備が必要なほどです。 右手の方からも尾根道らしいものが登ってきているようでした。 もしかしたら、崖の右手の方から登ってくる道があったのかも知れません。
振り返ると、先ほどの煤ヶ谷高取山の奥に秋葉山が並んでいるのが望めます。 こうして見ると高さも同じ位だし、当に双子山といった感じがします。 何はともあれ、ここでひと休みしていきましょう。
ひと息ついたら、緩やかになった尾根を登っていきます。 太めの雑木から潅木へと変わってくると、肩から3分ほどで広くなった場所があります。 ここで広めの道が右手へ分かれているようにも見えます。 右手の道はどこへ続いているのか確かめてはいませんが、このまま正面の尾根を登っていきます。
次第に近づいてくる華厳山から荻野高取山にかけての稜線を正面に見ながら尾根を登っていきます。 大きな岩がゴロゴロしている辺りまでくると次第に傾斜が増してきますが、 先ほどの崖のようなことはなくて、真っ直ぐに立って登っていくことができます。 尾根の肩から15分ほど登っていくと、大きな桜の木の袂に出ます。 木の袂には「鳥獣保護区」の赤い看板が立っていました。 ここを左右に通っているのが、華厳山から荻野高取山へと続く縦走路になります。 ここからはハイキングコースとして利用されている尾根道になり、これまでよりもずっと歩きやすくなります。
華厳山 (標高602m)
緩やかになった尾根道を左手へ5分ほど登っていくと、小広くなった華厳山の山頂に着きます。 煤ヶ谷高取山から1時間ほどで到着しました。 山頂の周りは樹木に覆われていて、その間から微かに山並みが望める程度の展望しか得られません。 「華厳山602m」と書かれた標識もあります。 ここから上荻野地区へと降っていく道が右手へ分かれています。 以前に来た時にはその降り口に門のように木が立っていたのですが、 今回は伐採されてしまっていて、生々しい切り株だけが残されていました。 中ほどにある木には「上荻野(用野)尾根を下り沢沿いゴルフ場横断」と記された板切れが括り付けてありました。 お昼にはまだ少し早かったので、次の経ヶ岳まで行ってから昼食にすることにしました。
華厳山の山頂は細長く北西側へと続いていて、浅い鞍部を過ぎたすぐ先にもう一つのピークがあります。 左手にはススキが生い茂っている所があります。 かなり育っていて背が高くなってはいましたが、 ススキ越しに煤ヶ谷高取山や丹沢の峰々を見渡すことができました。 ピークからは右手に続く坂道から一旦鞍部まで降りて、そこから経ヶ岳へと登り返していきます。
植林帯の中に続く坂道を降っていきます。 8分ほど降っていくと、右手の樹木が途切れて見晴らしのいい場所がありました。 厚木市の荻野地区から愛川町や相模原市にかけての辺りでしょうか、街並みが向こうの方まで広がっていました。 横浜や東京のスモッグでしょうか、空の低い所にはどんよりとした雲(?)がかかっていました。 残念なことですが、それだけ空気が汚れているということなのでしょうか。
少し登り気味に進んでいくと、正面にはこれから向う経ヶ岳が聳えています。 その奥に連なっているのは、仏果山や半原高取山なのでしょうか。
鞍部
やがて降り傾斜が増してくると、右手に鹿避け柵が続くようになります。 その柵に沿って降っていくと、華厳山の先のピークから15分ほどで鞍部に着きます。 ここから経ヶ岳を目指して登り返していきます。 柵を越えるようにして逆V字形の脚立のようなものが設置されていました。 作業用に柵を越えるために使われているのだと思われます。 この先にも何箇所かで同じような脚立(?)を見かけました。
火気に注意
 (神奈川県)
植林帯に続く山道を柵に沿って登っていきます。 傾斜が少し急な所もあったりしますが、真っ直ぐに立って登っていけるので、 華厳山南尾根の肩の手前にあった急坂に比べれば大したことはありません。 15分ほど登っていくと大きなモミの木が生えています。 そこを過ぎていくと、植林帯と雑木林の境を登るようになります。
鳥獣保護区
 (神奈川県)
モミの木を過ぎて更に10分ほど登っていくと、それまで続いていた鹿避け柵が右手へと遠退いていきます。 左手に辺室山などの丹沢の山並みを眺めながら、 傾斜が緩やかになった尾根道を左手の方へと進んでいきます。 正面の樹木の間から稜線が見えるようになると、目指す経ヶ岳はもうすぐそこです。
田代分岐
植林帯の中を緩やかに登っていくと、ベンチが設置されたT字路に着きます。 中ほどに立つ道標によると、右手の道は「関東ふれあいの道 田代」、 左手の道は「関東ふれあいの道 経ヶ岳」、今登ってきた道は「華厳山1.0km、高取山1.8km」となっています。 右手へ降っていくと、田代半蔵坊や三増合戦場跡へと続いていますが、道標に従って左手へと進んでいきます。 ここからは整備された関東ふれあいの道「北条武田合戦場のみち」を歩いていきます。 目指す経ヶ岳は左手のすぐそこにあるので、休まずにそのまま進んでいきます。
経ヶ岳 (標高633m)
緩やかな尾根を進んでいくと、ほどなくして経ヶ岳の頂上に着きます。 華厳山の先のピークから45分ほどで到着しました。 二等三角点のある狭い山頂にはテーブルやベンチが設置されています。 丁度昼時になったので、ここで景色を眺めながら昼食タイムにしました。
経ヶ岳には、荻野高取山が採石場として削り取られることから守ろうと活動されている 「西山を守る会」のパンフレットも置いてありました。
相州アルプスと西山
相州アルプスとは荻野と半原の二つの高取山にはさまれた華厳山・経ヶ岳・仏果山の峰々のことです。 また、西山とは荻野の里から見て西側に見える経ヶ岳・華厳山・荻野高取山の総称です。 高取は鷹取であろうとの推測のもと、この山々をクマタカ・オオタカの住む「相州アルプス」として 後世に末永く残したいと思っています。
 (出典:西山を守る会のパンフレットより抜粋)
山火事防止
 (愛川町消防本部)
経ヶ岳の山頂は西側が開けていて、丹沢の山並みを一望することができます。 手前の雑木が少し邪魔をしていますが、東側には街並みなどを見渡すことができます。
西山村二等三角点
緯度(北緯)35度30分13秒902 経度(東経)139度16分42秒279 標高633.10m
丹沢の三角点
国土の基本測量を行なうための重要な基準点として、 三角点と水準点があります。三角点は、位置の基準点として 一等から四等に区分され、眺めの良い山頂等に設置されています。 水準点は、高さの基準点として全国主要国道に一等が、その他の 主要道路に二等水準点が設置されています。 ここ経ヶ岳には、二等三角点が埋設してあり、この他にも 丹沢山塊には三角点の設置してある山がたくさんありますので、 みなさんの足で、三角点のある山をたずねてみませんか。 三角点・水準点の標石を大切にしましょう。
 (環境庁、神奈川県)
経石
経ヶ岳の山頂に立つ道標「関東ふれあいの道 半原越0.7km、坂尻5.5km」に従って、その先の尾根道を進んでいきます。 緩やかな尾根道を2分ほど進んでいくと、真ん中で道を塞いでいる大きな岩があります。 これが経石と言われる岩で、その両側には迂回路ができています。
左手の方の道を進んでいくと、岩面の上の方に三角形をした穴が開いています。 その昔に弘法大師が経文を納めた穴との言い伝えがあるようです。 今では経文は納められてはいないのかも知れませんが、小さな観音像が頭を覗かせていました。
経石
昔、弘法大師がこの岩(南側にある穴)に経文を納めたことから 経石と、また経石のある山だから経ヶ岳と呼ばれるようになったと伝えられています。 永禄12年(1569)、北条武田合戦(三増合戦)の際、武田氏に敗れた 北条氏の落武者が、やっとのことでこの山にとどりつき法論堂を 見下ろすと数多くの槍が立てられていました。落武者は、武田の 軍勢がすでに法論堂まで追いかけてきたのかと思い、経石付近で 力尽き相果てたそうです。ところが落武者の見た槍というのは、 収穫を終えたトウモロコシだったといい、それ以来この地方では、 トウモロコシを耕作しなかったと伝えられています。
 (環境庁、神奈川県)
経石を後にして更に尾根道を進んでいきます。 左手の樹木の間から丹沢の山々を眺めながら1分ほど進んでいくと、 黄色と黒色のトラロープが張られた降り坂が現れます。 そのうちに横木の階段を降るようになりますが、ロープが必要なほどの傾斜ではありません。 そんな降り坂も5分ほどで終わって、緩やかな尾根道になります。 冬枯れの木立の間から山並みを眺めながら快適に歩いていきます。
自然を大切に
展望地
少し登るようになると、経石から10分ほどで小ピークに着きます。 左手が開けていて、ここからも丹沢の山並みを見渡すことができます。 ベンチも設置されているので、景色を眺めながらひと休みしていきましょう。 関東ふれあいの道の里程標も設置されていました。 それによると、坂尻バス停から韮尾根バス停までの道程の3分の1の辺りになるようです。
緑は友だち 山火事注意
 (愛川町消防署)
経ヶ岳の山頂と同じように、素晴らしい眺めが広がっていました。 「丹沢の山なみ」と題して、ここから望める山々の名前を書いた図がありました。 左手の方には、これまで登ってきた華厳山や経ヶ岳の頂も見えていました。
丹沢の山なみ(左から右への順)
鐘ヶ岳(561.1m)、見晴台(770m)、大山(1251.7m)、大山三峰、 二ノ塔、三ノ塔(1205.2m)、烏尾山(1136m)、行者岳、 新大日、木ノ又大日、塔ノ岳(1490.9m)、日高(1461m)、竜ヶ馬場(1504m)、 丹沢山(1567.1m)、不動ノ峰(1614m)、棚沢ノ頭、鬼ヶ岩ノ頭(1608m)、 円山木ノ頭(1360m)、蛭ヶ岳(1672.7m)、木間ノ頭(1345.4m)、姫次、黍殻山(1272.8m)
緩やかな尾根道を3分ほど進んでいくと横木の階段が現れます。 階段を5分ほど降っていくと、下の方に半原越が見えてきます。 降り口の手前には「清川村三十周年記念植樹」と題した記念碑があり、 関係者の寄せ書きと宣言文が刻まれていました。
清川村三十周年記念植樹
山に生きるこの村はますます山林の緑化に努め、水源をかん養し、 もって中津川小鮎川の自然の清らかさをとこしえに保ち、 人情をしてこの川のごときおおらかさを培い、 やまざる意気をもって文化産業を振興する。
 (昭和61年10月26日 清川村長)
野生動物(小型熊・鹿等)出没注意!
 (愛川町商工観光課)
山火事注意
 (神奈川県)
半原越
横木の階段を降り切ると半原越に着きます。 経ヶ岳から25分ほどで到着しました。 ここは峠の鞍部になっていて、南側には法論堂林道、北側には南山林道や半原中央林道、 東北側には法華峰林道が通っていて、林道の三叉路になっています。 法華峰林道はゲートで閉ざされており、鍵を借りて通行するようになっているようです。 そばにある「半原越付近ハイキング案内図」は愛川町イラストマップになっていて、 経ヶ岳から宮が瀬ダムまでの尾根コースや、愛川町へのコースなどが紹介されています。
法論堂(おろんど)
昔、修験者(山伏・僧侶)たちがこの地で法(教え)を論じ合ったことから、 この名が起こったと伝えられています。現在「宿」と呼ばれている旧家がありますが、 恐らく修験者達が宿とした所からでしょう。煤ヶ谷の資料によれば、 「存円和尚、時々村舎に説法し村民をして輪回応報を聞知せして至法に遵わしむ。 今の法論堂村是れ也」とありますが、存円和尚とは仏果禅師のことです。
半原越
昭和の初期まで、煤ヶ谷は養蚕が盛んで、当時糸の町として栄えていた半原へ、 繭を背負ってこの峠を越えたことから、この名が付いたと思われます。現在は 法論堂林道として拡幅整備され、昔の峠径はみられません。
 (環境庁、神奈川県)
保安林区域図
この区域は森林がもっているいろいろな働きを守るため、保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合わせ下さい。
 (神奈川県県央地区農政事務所森林保全課)
この時には、土砂くずれのために法論堂林道が通行止めになっていました。 この法論堂林道は関東ふれあいの道のルートにもなっているのですが、 通行止めのため迂回するよう案内板が出ていました。 迂回路として、坂尻バス停から2.3km先の土山峠バス停から公園歩道土山仏果山線1.6kmを 尾根へと登るルートが示されていました。 当初は法論堂林道を坂尻バス停まで降っていこうと考えていたのですが急遽ルートを変更し、 案内板に示されているルートよりも少し手前にある分岐からリッチランドへのルートを降ることにしました。 林道に降り立った所にある道標「関東ふれあいの道 仏果山」に従って、 林道の向かい側にある斜面へ続く階段を登っていきます。
昨年7月の台風により、この先50mが土砂くずれで通行止です!! 工事中、車両・自転車・登山者は通行できません。
 (厚木警察署、県政総合センター、清川建設)
階段を登って左手へ折れ曲がっていくと鹿避け柵があります。 扉が開いたままになっていて、閉じようとしてもすぐに開いてしまう状態になっていました。 その扉を過ぎて横木の階段を更に登っていくと、3分ほどで再び鹿避け柵の扉があります。 この柵は扉が閉まっていましたが、その脇が50cmほどの幅で開いていて、 扉を開け閉めするまでもなく通っていくことができました。 設置した当初には必要だったが、苗木が成長してしまって今ではもう余り必要ではなくなっているのでしょうか。
柵を抜けて右手へと続く柵沿いに進んでいきます。 かなり急な横木の階段を5分ほど登っていくと、緩やかな尾根道になります。 振り返ると、登ってきた経ヶ岳から華厳山にかけての稜線が一望できました。 左手が経ヶ岳で、右手が華厳山になります。
リッチランド分岐
雑木混じりの植林帯に続く緩やかな尾根道を進んでいきます。 右手の柵沿いに進んでいくと、ほどなくしてリッチランドへの分岐があります。 ベンチもありましたが、壊れていて座れそうにもありませんでした。 このまま尾根道を進んでいくと仏果山へと続いていますが、 分岐に立つ道標「リッチランド」に従って、雑木林に続く山道を左前方へと降っていきます。
冬枯れの雑木林の中を小刻みに右左と折れ曲がりながら降っていきます。 降り始めてすぐに、左手の谷筋の方へと続いていそうな道が分かれていますが、 右手の尾根を降っていきます。 以前にはしっかりと整備された横木の階段が続いていたようですが、 この時にはすでに木材は朽ち果てる寸前の状態でした。 しかし横木や添え木などは点々と続いているので、見失わないようにしましょう。 その上、落葉が深く積もっていてかなり傾斜もあるので、滑り落ちたりしないように注意しながら降っていきます。 途中に「モミ(マツ科)」と書かれた銘板が括りつけられたモミの木を見つけると、 どうやら正しい道を降っているのだという感じがしてきます。
清川村の設置した「火気厳禁」の標識を過ぎていくと、下の方に水道施設や建物などが見えるようになってきます。 道標「リッチランド」を過ぎてその先のこんもりとしたマウンドを越えていきます。 壊れたベンチが散在している脇を過ぎ、右手に三角屋根のコテージやトイレなどを見ながら降っていくと、 リッチランドの赤い橋の袂に降り立ちます。 尾根のリッチランド分岐から35分ほどで降りてこられました。 これで山道は終わりになります。
リッチランド
左手には露天風呂「周山」がありますが、この赤い橋を渡っていきます。 リッチランドには、コテージ・テント村・露天風呂などがあります。 また、お参りするといくらでもお金が出来ると云われる河原釜山神の祠もありました。
法論堂集落
リッチランドの前の短い橋を渡った先に、右手から左手へと大きく曲がっている法論堂林道が通っています。 右手の橋を渡って、法論堂川に沿って続く舗装された法論堂林道を緩やかに降っていきます。 少し降っていくと、川沿いにはForest Cafe丸太小屋、ログハウス唐津、 Tea spotおろんど、山賊らーめんなどの店が建っています。 橋を渡って木好クラブ法論堂の入口を左手に見ながら法論堂集落を降っていきます。
砂防指定地 法論堂川
この土地の区域内において掘さく、盛土、立木の伐採、その他一定の好意をする場合は 神奈川県知事の許可が必要です。
「林道法論堂起点」の標識を過ぎ、その先の橋を渡っていくと、 杉の木が並んだ所で旧宮ヶ瀬線が右手に分かれていきます。 道標「不動尻5.9km」に従ってそのまま真っ直ぐに進んでいくとT字路があります。 角には関東ふれあいの道の案内図や道標が立っています。 また、半原越にあったのと同じ法論堂林道通行止めの案内板もありました。 道標「関東ふれあいの道 坂尻バス停 この先終点・車に注意」に従って右折していきます。
林道法論堂起点
幅員4.0m 延長5,457m
 (神奈川県県央地区農政事務所)
丹沢山塊東辺のみち
仏果山を最高所とするこの道は、山頂に立つと大山から塔ノ岳、丹沢山、主峰蛭ヶ岳を 経て姫次、焼山と丹沢主脈の連山を一望でき、東には、中津川、相模川を隔て遠く大東京の市街地も展望できる。 静かな山裾の部落では、土地の産業と古くから伝わる文化や伝統に、また山腹一帯では、 種類豊かな植物の生態にふれることができる。
 (環境庁、神奈川県)
坂尻(さかじり)バス停
小振りの神社を右手に見ながら坂道を緩やかに降り、法論堂川に架かる雑司場橋を渡っていくと県道64号に出ます。 そこを右折してすぐの所に坂尻バス停があります。 リッチランドから25分ほどで到着しました。 ここにも関東ふれあいの道の案内板があります。
本厚木駅(小田急小田原線)まで、本厚木駅行きバスにて40分、1時間に1本程度の便があります。
 土日曜 ...12:02 13:02 14:02 15:02 16:02 17:02 18:02 18:27 19:02 20:02
北条武田合戦のみち
関東ふれあいの道は、一都六県を巡る自然歩道です。 自分の足でゆっくり歩いて、豊かな自然にふれながら、名所や史跡をたずね、ふる里を見直してみませんか。 このコースは、県内17コースの一つで、経ヶ岳、田代半僧坊、三増合戦場跡、清正光がみどころです。
 (環境庁、神奈川県)