伊豆山
散策:2005年09月上旬
【低山ハイク】 伊豆山
概 要 伊豆山は岩戸山の東側にある小高い山で、神社や公園などがあります。 麓には温泉街もあってのんびりとしたひと時を過ごすこともできます。 今回は、湯河原駅から岩戸山へと続く縦走コースを登っていき、その途中から伊豆山へと降るコースを歩きます。
起 点 湯河原町 湯河原駅
終 点 熱海市 伊豆山神社前バス停
ルート 湯河原駅…千歳橋…縦走コース登山口…電波塔…見返し地蔵…電波反射塔…水道施設…やすらぎ堂…七尾峠…七尾団地分岐…岩戸山分岐…七尾団地…本宮神社分岐…本宮神社…子恋の森公園…白山神社…伊豆山神社…伊豆山神社前バス停
所要時間 4時間50分
歩いて... 岩戸山へと続く尾根筋からは熱海の海や伊豆半島などを見渡す景色が広がっていますが、 この日は遠くが霞んでいて、残念ながら余りはっきりとは見えませんでした。 七尾峠から七尾原にかけては開発が進んでいて、歩く予定にしていた山道も通行止めになっていました。
関連メモ 今のところ、関連メモはありません。
コース紹介
湯河原(ゆがわら)駅
湯河原駅(JR東海道線)から歩いていきます。
改札口を出て、正面にあるバスターミナルとタクシー乗場の間の先にある横断歩道を渡り、 「ようこそ さがみの小京都 湯河原温泉へ」と書かれたゲートをくぐって階段を降り、 その先へと続く車道を真直ぐに進んでいきます。
信号を直進していくと、茶色をした集合住宅の所で、道は少し左へ曲がっていきます。 送電線の鉄塔「湯河原-来ノ宮No.5」を右手に見ながら道なりに進んでいくと、千歳川沿いの道に出ます。 正面の黄色い「たかはし」を見送って、左手へと川沿いに進んでいきます。 鮎が釣れるのでしょうか、川の中に入って長い竿で魚釣りをしている人を見かけたりしました。
鮎 解禁
平成17年6月5日(日)千歳橋より川せき橋まで
日釣り800円、現場1000円、年券6500円
毛針釣り、友釣り以外禁止
注意
1.鮎釣は遊漁規則(第3条)により、友釣、毛針釣に限ります。
2.ます、やまめ釣は遊漁規則(第3条)により、エサ釣、毛針釣に限ります。
3.ルアー釣、引掛釣、投網等は禁止です。
 (湯河原観光漁業協同組合)
千歳橋
みかん園への橋を見送り、川沿いの川端公園を過ぎていくと、国道135号の千歳橋交差点に出ます。 そのすぐ右手に架かっている千歳橋を渡っていきます。
縦走コース登山口
千歳橋を渡っていくとすぐ右手に「三界萬霊等 海光山 潮音寺」と刻まれた石柱が立っています。 そばには手書きのハイキングの案内板がありました。 ここは「縦走コース登山口」となっていて、岩戸山を経て十国峠まで続くコースが紹介されています。 かなり広い範囲が載っているので、今回歩く部分は余り詳しく書かれてはいません。 今回は、見返し地蔵・電波反射塔・七尾峠と登っていき、七尾団地から伊豆山神社へと降るコースを歩きます。 左手のお地蔵さんの先から登っていく石段の上には小さな祠があります。 右手の道は潮音寺参道になっていて、2分ほど降っていくと潮音寺があります。 祠やお地蔵さんに散策の安全をお祈りしたら、 伊豆山を目指して真ん中の坂道を登っていきます。
かなり急な坂道を登っていきます。 この辺りは暖かくて栽培に適しているのか、山にはみかん畑が続いています。 少し登っていくと道が二手に分かれています。 道標などは見当たらずどちらへ行けばいいのか迷いますが、 ここは左手へU字形に曲がっていく道を登っていきます。 S字形に曲がりながら登っていくと、登り口から6分ほどで、 右手の樹木が途切れて湯河原の街から真鶴半島にかけてを見渡せる所がありました。 箱根の駒ヶ岳でしょうか、遠くには台形をした山も見えていました。
眺めを楽しんだら更に坂道を登っていきます。 簡易舗装されていて農業用車両も通っていけるだけの幅もあっていいのですが、 かなりの傾斜があるので、急いで登っていくと息が切れてしまいます。 ペースを守ってゆっくりと登っていきましょう。 5分ほど登っていくと道が二手に分かれています。 正面の石垣に架かった「岩戸山より十国峠へ→」と書かれた案内板に従って、 右手の道を進んでいくと、直ぐにまた道が二手に分かれています。 左手に登っていく道を見送って右手の道を進んでいきます。
樹木も次第に少なくなって、みかん畑が続くようになります。 所々には農家の作業小屋も建っていたりします。 右手にビニールハウスを見ながら坂道を登っていきます。 みかんの木には青い実が育っていました。 これから冬に向けて黄色くなっていくのでしょう。 ミカンに混じってキウイフルーツも栽培されていました。 どちらも手を伸ばせば届きそうな所にありますが、勝手に取っていかないようにしましょう。
電波塔
ビニールハウスを過ぎて坂道を3分ほど登っていくと、 左手にJ-フォン東日本の電波塔「JPE熱海泉元局」が立っています。 樹木が途切れて海側が見渡せそうなのですが、金網で囲ってあってそれほど前までは行けず、 眺めも今ひとつといった感じでした。
電波塔を過ぎていくと、みかん畑も終わって普通の森へと変わっていきます。 樹木が途切れた所からの景色を眺めながら登り、石垣の間を過ぎていきます。
見返し地蔵
電波塔から10分ほど登っていくと、右手に曲がっていく角にお地蔵さんが幾つか並んでいました。 お地蔵さんの前に置かれた板によると「見返し地蔵」というのだそうです。 どのような謂れのお地蔵さんなのでしょうか。 頭がなくなっているお地蔵さんもあったりして、造られてからの時の流れが感じられます。
電波反射塔
ロッジへの分岐道を右手に見送って更に坂道を登っていくと、 5分ほどでNTTの電波反射塔があります。 最初の縦走コース登山口から40分ほどで到着しました。 少し過ぎていった辺りにある階段を登って鉄塔の側までいくと、 手前の樹木に遮られながらも箱根の山々が望めました。 これまで急坂を登ってきて少々疲れたので、ここで小休止していきます。
電波反射塔を過ぎると、これまでの簡易舗装された道から土の道へと変わります。 最初の50mほどはなだらかな道ですが、その後は少しずつ登りになってきて、 雑木混じりの植林帯へと入っていきます。 次第に山道へと変わっていき道幅も狭まってきますが、傾斜はこれまでの坂道ほど急ではありません。
水道施設
山道が少し緩やかになってくると、左下には植林帯が続いています。 再び雑木林の中を進んでいくと、山道に入ってから10分ほどで熱海市の水道施設があります。 そばには軽トラックも置いてありました。 周囲の金網に沿って進んでいくと、道が二手に分かれています。 左手の道は草深くて余り利用されていないようでした。 右手へと登り気味に続く道を進んでいきます。
ここからは道幅も広くなり、 この水道施設の点検用に造られた道なのか、小型車ならば通れそうな幅があります。 傾斜も少しありますが、最初の坂道ほどではありません。 周りは樹木に覆われていて展望は得られませんが、 森林浴をしながら広い尾根道を登っていきます。
やすらぎ堂
坂道を登り切って傾斜がなだらかになると、小広い場所に着きます。 電波反射塔から20分ほどで到着しました。 この先は道が少し降り気味になっているので、ちょっとしたピークなのかも知れません。 手元の地図には418m峰が書かれていて、丁度この辺りになりそうです。 間隔の開いた石段の先には、木製の鳥居か門のような物の奥に祠がありました。 一見して神社のようにも思えましたが、屋根の上に千木や鰹木などもないし、 手前の物も鳥居ではないように思えてきます。 そばまで行ってみると「聖観世音菩薩」と記されていました。 「妙法_社 やすらぎ堂」という文字も見えました。 左手からは石段混じりの道がその奥の方へと続いていました。 このお堂の裏の上辺りへと続いているようでしたが、 余り歩かれていないのか夏草が生い茂っていたので、確かめてみるのは止めておきました。 この裏手の高みが418m峰なのかも知れません。
やすらぎ堂のある広場の正面は樹木が少し途切れていて、海側を見渡すことができます。 輪切りにされた太い樹木が幾つかベンチ代わりに置いてあるので、 小休止しながら眺めを楽しんでいきましょう。 この日は遠くが霞んでいて余りはっきりとは見えなかったのが残念でした。 写真では真っ白に写っていますが、それでも真鶴半島らしき影が微かに見えていました。
僅かに降っていく広い道を進んでいきます。 すぐの所に建設機械のショベルカーが置いてありました。 そこを過ぎていくと、左手には有刺鉄線が続くようになりますが、 やがてトタンの塀に変わっていきます。 傾斜は僅かにあるものの、ほとんど平らで歩きやすい道が続いています。
「本温泉権は当社所有につき、無断立入及び無断使用を禁ず」と書かれた柱が道脇に立っていました。 その辺りからパイプが引かれていたので、温泉の源泉になっているのでしょうか。 そこを過ぎて広い道を更に進んでいくと、やすらぎ堂から8分ほどで正面が開けた場所に出ます。 道標は見当たりませんでしたが、ここを右手に進んでいきます。
少し進んでいくと県道に出ます。 右手には大きなペンションが建っていました。 左手には企業の研修所や保養所などが幾つかありました。 ペンションの前に飲み物の自動販売機が設置されていたので、 リンゴジュースを買って、疲れが溜まってきた体を癒したのでした。
七尾峠
ペンションの前を過ぎていくと直ぐに七尾峠になります。 丁度一番高い所までくると、道路脇の金網に「七尾峠」と書かれた板切れが括り付けてありました。 その下には「←ゆずり葉団地バス停へ2300m、徒歩39分」と書かれた板切れもありました。 「JR湯河原駅行きバス時間」も書き込まれていました。 (書かれている時刻表がいつ頃の情報なのかは定かではありません)
  午後 13:10 13:55 14:40 16:00 16:50 17:45 18:32 19:50
その先へほんの少し行った所に「湯河原←七尾峠→伊豆山」の道標も立っていました。 正面に続く道は湯河原の千歳川へと降っていくので、七尾峠の手前にあるT字路を左手へと進んでいきます。
T字路の角には「←岩戸山ハイキングコース」と書かれた看板と周辺の案内図がありました。 その案内図によると、岩戸山へはこの先にある旅行業健保伊豆山保養所バス停から 更にその先へと真直ぐに進んでいくようです。 バス停の先から左手に降っていくルートも示されていて、七尾団地へと降っていけるようですが、 手元の地図では岩戸山への道の途中から山道が伊豆山神社へと降っているように書かれていたので、 その道を辿るべく、先ずは「岩戸山」を目指して、T字路の先へと続く広い舗装道路を進んでいきました。
七尾団地分岐
すぐの所にある沖電気健保前バス停を後にして、 左手に研修所や保養所などを見ながら広い道を進んでいきます。 日本アイビーエム熱海ゆとりうむ前バス停を過ぎていくと、 七尾峠から10分ほどで旅行業健保伊豆山保養所バス停があります。 そのすぐ先で道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、左へ降っていく道は「伊豆山神社・伊豆山子恋の森方面」、 正面の道は「岩戸山ハイキングコース」となっています。 先ほどあった案内図を思い出して、ここは岩戸山を目指して正面の道を進んでいきます。
少し進んでいくと左手へ曲がっていく所に、先ほどの沖電気健保前バス停の手前にあったのと同じ 「←岩戸山ハイキングコース」の看板と案内図があります。 正しいルートを歩いていることを確認して、登り気味の広い道を進んでいきます。 企業の健康保険組合の施設を過ぎていくと、その先には建物はなくなってきます。 七尾団地分岐から4分ほどの所に、車両進入禁止のゲートがあります。 この先の道はまだ工事中のようで、一般の交通には利用されていないようです。 先ほどの案内図では岩戸山へのルートは真直ぐ先へと続いていたので、 それに従って、このゲートを過ぎて先へと進んでいきます。
岩戸山分岐
緩やかになった広い舗装道路を進んでいくと左手が開けてきて、次第に眺めが良くなってきます。 途中で、「湯河原方面」,「バス停 ゆづり葉え下り」と書かれた道標が立っていて、 細い山道が分かれていきますが、そのまま真直ぐに進んでいきます。 先ほどの車止めのゲートから数分ほど進んでいくと、送電線の鉄塔が幾つも並んでいる所があります。 その手前で道は左手へ曲がっていきますが、その角の辺りに石段があります。 石段の上には「←岩戸山方面」と書かれた看板が立っています。 この石段を登っていった先に、手元の地図に書いてある分岐があるのだろうと思って、 先ずはこの石段を登っていったのでした。
パンフレットBOX
石段の上には、これまでにもあったのと同じ案内図が設置されていました。 その下には「岩戸山ハイキングコース」と書かれたパンフレットBOXがあり、 中には何やら印刷物が沢山入っていました。 この先のルートが書かれているのだろうかと期待して、蓋を開けて1枚頂きました。 すると、これまでにあった案内図と同じ内容で、この先のルートについては載っていませんでした。
伊豆山神社本宮分岐
石段を登った先から山道が始まります。 S字形に曲がり、鉄塔へ続く脇道を二つほど見送って、その先へと進んでいきます。 よく利用されている道なのか、かなりの幅があって傾斜も余りなく、歩きやすくなっていました。 先ほど歩いてきた舗装道路ができる前には、このような尾根道が七尾峠からずっと続いていたのでしょうか。 4分ほど緩やかに登っていくと分岐があります。 角に立つ道標によると、正面の道は「岩戸山・日金山東光寺」、右手の道は「伊豆山神社本宮」となっています。 ここの名前は特に書いてはありませんでしたが、手元の地図にある伊豆山神社への分岐のようです。
位置的にも多分ここでよかろうと思って左手へ行こうとすると、 無粋にも柵がしてあって通れなくなっていました。 通行止になってからかなりの月日が経つのか、その先には夏草が生い茂っていました。 「工事中につき通り抜けできません」の看板も立っていました。 看板に描かれていた案内図によると、確かにここが最初に思っていた山道のようで、 伊豆山神社へと続くように描かれてありました。 しかし残念ながら通行止で通れないので、 もしかしたらこの先の方に分岐があるかも知れないと思ってこのまま少し登っていってみましたが、 それらしい分岐はありませんでした。 余り登っていくと岩戸山の頂上に着いてしまいそうなので、諦めて引き返すことにしました。
岩戸山
手元の地図によると、ここから30分ほど登っていくと岩戸山の頂上に着くようです。 標高734mの山で眺めはいいのですが、山頂には高い樹木がなくて風当りが強いのが難点です。 ガスコンロなどで調理する場合には風除けを持参した方がいいかと思われます。
ハイキングの皆様へ
道路工事のためハイキング道の一部が通行止となります。 御協力お願いします。
先ほどの岩戸山分岐の石段まで引き返し、広い舗装道路をその先へと進んでいきます。 正面から左手にかけての視界が開けていて、広い範囲を見渡すことができました。 遠くは霞んでいて余りはっきりとは見えなかったのが残念ですが、 熱海の街の向こうに伊豆半島が薄っすらと続いているのが見えました。 空気が澄んだ季節だとさぞ素晴らしい眺めなのだろうと思いながら歩いていきます。 歩き出してすぐに道は右手へと曲がっていきます。 その角のガードレールが途切れていて、狭い石段がその下へと続いていました。 「この先き→トホ10分で行き止り×」と書かれた板切れがその脇に架けられていました。 広い舗装道路はこの先で行き止まりのようなので、この石段を降っていくことにしました。
補足
岩戸山分岐から伊豆山神社本宮分岐の先までの往復に20分ほどを要しましたが、 本コースの「所要時間」には含めていません。
短い石段を降った先にはコンクリート敷きの細い道が続いていました。 一体どこへ続いているのだろうと思いながら降っていくと、ほどなくして幅の広い立派な石段が現れました。 どうしてこんな所に立派な石段があるのかは分りませんでしたが、 丁度昼時になったので、石段に腰をおろして昼食タイムにしました。 周りの樹木が上まで覆っていて、具合良く木陰を作っていてくれました。
広い石段を降っていくと、この上にあったのと同じような舗装道路に降り立ちます。 正面には薄っすらと伊豆半島まで見渡せる眺めが広がっていました。 この舗装道路の右手の先には柵がしてあって通行止だったので、左手へと進んでいきました。
広い舗装道路を緩やかに降っていきます。 右手へ大きく曲がっていった所で、道が右手へ分かれていました。 辺りに道標などは見当たらないのでどちらへ行ったものかとしばらく考えました。 これから向かう伊豆山神社は七尾団地の下の方にあるはずです。 右手への道はその七尾団地から遠退いていくように思えて、正面の道を進んでいきました。 真直ぐに進んでいくと、2分ほどで車止めの先にT字路がありました。 そこにこれまでにもあったのと同じ案内図があり、 その上には「伊豆山神社本宮、子恋の森公園→」と書かれた道標もありました。 ここを右手へ降っていくと、七尾団地の先で小川を渡り、 その先で本宮神社と伊豆山子恋の森公園・伊豆山神社の道が分かれているようです。 結果的には正しい道を選んでいたことが分り、ほっとひと安心したのでした。 これからのルートを覚えたら、広い舗装道路を右手へと降っていきます。
七尾団地
広い舗装道路を7分ほど緩やかに降っていくと七尾団地バス停があります。 その先で左手へ戻るようにして道が分かれていますが、そのまま正面の道を降っていきます。 2分ほどするとT字路があり、そこにこれまでにあったのと同じ案内図が立っていました。 「岩戸山ハイキングコース案内板」という名前のようで、岩戸山への道が赤く記されています。 T字路を左手へと進んで七尾団地の住宅が見えてくると、右手に造成地がありました。 ここにも案内図があり、そばには岩戸山への尾根道の伊豆山神社本宮分岐にあったのと同じ 「ハイキング道の一部通行止」の注意書きもありました。 ここから左手へと続く坂道を降っていきます。
本宮神社分岐
かなり傾斜のある坂道を真直ぐに降っていきます。 突き当たりの住宅の前を右手に降っていくと、道端に作業小屋があります。 その先の小川に架かる小さな橋を渡っていくと、森の中に続く土の道に変わります。 左手に降っていく道を見送って真直ぐに進んでいくと、 中区貯湯槽と送電線の鉄塔がある所に着きます。 舗装道路の下にあった昼食をした石段の所から25分ほどで到着しました。 ここにも案内図があるので参考にしましょう。 ここで道が二手に分かれています。 子恋の森公園や伊豆山神社へは正面の道を進んでいくのですが、 右手に戻るようにして続く山道を登っていくと本宮神社があるので、ちょっと立ち寄っていくことにしました。
雑木林の尾根筋に広めの山道が続いています。 間隔の広い横木の階段もあったりしますが、それほどの傾斜もなくて歩きやすくなっています。 かなり昔からある道なのか、少しU字形に抉れていました。
神域です 清掃第一
 (伊豆山神社)
本宮神社
8分ほど登っていくと短い石段が現れます。 その石段を上がって鳥居をくぐっていくと本宮神社の境内に着きます。 社殿はその奥の方の一段高い所に鎮座していました。 小規模ながらも本殿と拝殿のある形になっていました。 山の上にある神社にしては広い境内になっていて、藤棚やベンチもありました。 麓にある伊豆山神社の御由緒にある「本宮山」というのはここのことなのでしょうか。 そうだとすると、その昔ここに伊豆山神社があったことになります。 この本宮神社は別名を奥の院ともいうようですが、その名残なのでしょうか。
本宮神社への山道
社殿の左手から広めの道がその奥へと続いていました。 どこへ続いているのかと思ってちょっと探ってみると、その先には広い舗装道路がありました。 山の方へと続いていてまだ建設中のようでした。 上から降ってくる時にあった舗装道路の分岐道のいずれかが、ここまで伸びているのかも知れません。 手元の地図ではここまで山道が降ってきているはずなのですが、 この様子では、その山道は取り壊されて舗装道路へと変わってしまったようです。 ということは、岩戸山への尾根道にあった伊豆山神社本宮分岐の通行止はもう解除されることもなく、 残念ながら半永久的に閉ざされたままになるのでしょうか。
子恋の森公園
元の分岐まで戻ってその先へと進んでいきます。 緩やかで広い道を1分ほど進んで民家を過ぎていくと、道が二手に分かれています。 そばには大きな「岩戸山ハイキングコース案内図」がありました。 コース全体が描かれているので、この付近は小さくて余り参考にはなりませんが、 この左手の高みが「子恋の森公園」になるようです。 角に立つ道標によると、右手の道は「伊豆山神社0.8km」となっています。
左手の道のすぐ先に「子恋の森公園」と書かれた大きな案内図がありました。 それによると、ここから麓の伊豆山神社にかけて森が広がっていて、公園はその手前側にあるようです。 右手の道は公園を通らず直接に伊豆山神社へと続いています。 左手の道は公園の先で二手に分かれています。 一方はこの右手の道の途中へ降りていき、 もう一方は白山神社を経て伊豆山神社へ降っていきます。 今回は子恋の森公園と白山神社を経て伊豆山神社へと進んでいきました。 散策路に沿ってツツジ類が植えられていて生け垣のようになっていますが、 花の季節ではなかったので何も咲いてはいませんでした。
子恋の森の由来
この森を「古々比の森」,「古々井の森」または「子恋の森」といわれ、 昔から歌によまれた伊豆三勝のひとつでした。 清少納言の枕草子に「杜はこごひ」とあり古来より名高く、 ほととぎすの名所、この森を詠んだ歌は数多くあります。 NHKの大河ドラマ「草燃ゆる」の原作者永井路子は小説「北條政子」に、 この地での源頼朝と北條政子とのロマンスが描かれています。
春夏秋冬/花だより
春(3月〜5月)ジンチョウゲ・ツバキ・ソメイヨシノ・ツツジ類
夏(6月〜8月)ピラカンサ・サツキ・アジサイ
秋(9月〜11月)カンツバキ・シイ(実)
冬(12月〜2月)ピラカンサ(実)・ウメ
公園内の注意
・ゴミは自分達で持ち帰りましょう
・火の元には十分注意しましょう(タバコの投げすて厳禁)
・施設はきれいに使いましょう
所在地:静岡県熱海市伊豆山字水立地内、市内中心部より北約3km
面積:9.1ha  標高:210〜342m  入園無料
円筒形のトイレを過ぎると公園も終わり山道に変わった先で、道が二手に分かれています。 角には青い道標が立っています。 正面の道は「伊豆山神社」、左手に戻るようにして続く道は「白山神社」となっています。 道標の支柱にマジックで「←白山神社 森林浴が出来ます、伊豆山神社に出られます」と書き込まれていました。 「森林浴」という言葉に誘われて、左手の道を白山神社へと進んでいきました。
白山神社
公園の円筒形のトイレの裏手を過ぎて細い山道を進んでいきます。 生け垣のような所の横を過ぎ山の斜面に続く山道を進んでいくと4分ほどで白山神社があります。 岩場の上に鎮座している小さな社です。 小さな岩場の上にあるので、社の全体を綺麗に収めるには引きがありませんでした。 この下の伊豆山神社にあった解説板には次のように記されていました。
末社 白山神社
御祭神 伊豆大神奇魂・菊理媛命
例祭日 八月七日
御由緒 伊豆山記、走湯山記によれば、聖武天皇天平元年夏、東国北条の祭主、伊豆権現に祈願したところ、 「愚行のなす所、救いに術なし、これ白山の神威を頼むべし」との神託があった。 時に猛暑のころであったが、一夜のうちに石蔵谷(白山神社鎮座地)雪が降り積もり、 幾日たっても消えず、病にある者、これをとってなめたところ、病苦たちどころに平癒、よって社を創立せり。 古来、病気平癒・厄難消除の神としての庶民の信仰が厚い。 なお、社殿はこれより奥、山道を登って五百メートル余り、 (徒歩約二十分)石蔵谷の岩上に社殿が鎮座する。
社を過ぎると急な階段を降っていきます。 鳥居をくぐり山道をジグザグに降っていくと、植林帯の中を進むようになります。 横木の階段も所々にあったりする山道には倒木がかなり目立ちました。 余り歩かれていない道なのでしょうか、それとも最近やってきた嵐の後遺症がまだ残っているのでしょうか。 10分ほど降っていくと、道の両側に立つ石灯篭を過ぎていきます。 大きな木を過ぎていくと、苔むした大きな倒木が道を塞いでいました。 倒れてからかなり年月が経っているようで、木を避けて踏み跡がしっかりと続いていました。 この倒木を過ぎていくと、目の前に伊豆山神社の境内があります。
伊豆山神社
山道を降り鳥居をくぐっていくと、伊豆山神社の境内に降り立ちます。 ここにも上にあった「子恋の森公園」の案内図がありました。 社殿の右手には伊豆山郷土資料館もありました。 境内はかなり広くなっていて社殿も立派でした。 雷電社・結明神社・足立権現社などもあるので、ゆっくりと訪ねていきましょう。 境内からは熱海の海の向こうに伊豆半島も望むことができました。 社殿の左手には、頼朝と政子が一緒に腰掛けたとされる石もありました。 丁度椅子のような形になっていて座り易そうでした。 社殿の前には絵馬が沢山掛けてありました。 観光に来ていたのか、若い女性グループがその絵馬を熱心に見入っていました。
関八州総鎮護 伊豆山神社
御祭神 伊豆山大神(火牟須比命、伊邪那伎命、伊邪那美命)
例祭日 四月十五日
鎮座地 境内は古来歌枕に名高い伊豆の御山、子恋いの森の一部で約四万坪、海抜百七十メートル
御由緒 当社は古来伊豆大権現、走湯大権現、又は伊豆御宮、走湯山とも呼ばれていましたが、 明治の神仏分離令により現在の社名に改称されました。 また、伊豆の地名の発祥地は当社であります。 社殿によると当社は最初、日金山(万葉集にいう伊豆の高嶺)に鎮まり、 次いで本宮山に移り、さらに三遷して現在の地に御鎮座になりました。 源頼朝は平治の乱の後、平家の手により伊豆の蛭ヶ小島に配流の身となったが、 源家再興のことを当社に祈願し、後に鎌倉に幕府を開くに及んで、篤く当社を崇敬し、 幕府最高の崇敬社として関八州総鎮護とされ、社領四里四方、海上見渡す限りの外に、 鎌倉、室町期を通して、武州、相州、上州、豆州、駿州、越州に二十三ヶ所の社領を所有していたことが 室町時代の文書「寺領知行地注文」に記され、その所領範囲の広大であったことが 当社の最隆昌期における状況を示しております。 鎌倉、室町の時代を経て徳川家康は江戸に幕府を開くに先立ち二百石を寄進し、 次いで慶長になって百石と、併せて三百石の朱印料を寄進して崇敬の誠を示しており、 歴代の将軍もこれに習い、当社を崇敬いたしておりました。 又、天皇家にあっては、第十六代仁徳天皇が勅願所となされており、 二十二代清寧、三十代敏達、三十三代推古、三十六代孝徳、百五代後奈良と六朝の天皇の勅願所となり、 殊に、後奈良天皇は御震筆の般若心経一巻(国指定重要文化財)を御奉納になられ 国土安穏と万民の和楽を御祈願なされております。 大正三年一月十三日、皇太子であられた、昭和天皇御参拝の折親しく、 若松一株をお手植え賜り、現在緑の葉も繁く栄えております。 また、昭和五十五年九月十二日には皇太子浩宮徳仁親王殿下の御参拝をいただいております。 なお、当社は明治以前においては神仏習合が盛んに行われた社で、 役小角をはじめ、弘法大師、多くの山岳仏教徒や修験者が入峰して修行を積んだ霊場で 後白河法皇の御撰による梁塵秘抄に「四方の霊験所は、伊豆の走湯(伊豆山神社を指す)、 信濃の戸隠、駿河の富士山、伯耆の大山」と著され、 東国、東海における第一の霊場として聞こえていたことがしられます。
御神徳 火の神、国生みの大親神として、国の護り、生命の充実・発展、縁結び、家内安全、 産業・事業・経営の護り、火防鎮火、温泉守護の御神徳があります。
宝物 後奈良天皇御震筆般若心経一巻・古剣一振・男神立像(日本最大)以上、国指定重要文化財、 外多数の宝物を所蔵しております。
伊豆山神社前(いずさんじんじゃまえ)バス停
社務所のそばにある鳥居をくぐり、その先の幅の広い石段を降っていきます。 石段を降り終え、その先にある鳥居をくぐって車道に降り立つと、正面に伊豆山神社前バス停があります。
熱海駅(JR東海道線)まで、熱海駅行きバスにて8分、1時間に3本程度の便があります。>
権現坂
ここから下の国道135号にある逢初橋まで310mの階段が続いていて、権現坂と呼ばれているようです。 624段あると云われるこの石段は伊豆山神社への参道になっていて、沿道には桜並木が続いています。