鎌倉アルプス
散策:2005年09月上旬
【低山ハイク】 鎌倉アルプス
概 要 鎌倉アルプスは、鎌倉の街を取り巻くように聳える標高150mほどの山々です。 今回は、横浜市側から天園へ登り、緩やかな尾根筋に続く六国峠ハイキングコースの途中から横浜自然観察の森を訪ね、 小川アメニティを経て街へと降りるコースを歩きます。
起 点 横浜市 栄プールバス停
終 点 横浜市 長倉町バス停
ルート 栄プールバス停…天園下分岐…天園…峠の茶屋…岩場…天園休憩所…天園下出合…鎌倉霊園分岐…市境広場…小ピーク…横浜自然観察の森分岐…横浜自然観察の森…横浜市自然観察センター…ウグイスの草地…ミズキの谷…ミズスマシの池…ゲンジボタルの谷…ノギクの広場分岐…自然観察の森出口…小川アメニティ…長倉町バス停
所要時間 2時間50分
歩いて... 天園からは鎌倉方面が、小ピークからは横浜方面を見渡すことができる景色が広がっています。 近くには横浜市民の森も続いていて、この辺りは一大緑地帯になっています。 横浜自然観察の森には幾つかの散策路が設定されているので、1日かけてゆっくりと散策するのも楽しみです。
関連メモ 鎌倉アルプス, 六国峠, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉アルプス, 鎌倉回峰,
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朝比奈切通, 鎌倉アルプス, 相武尾根
コース紹介
栄プール(さかえぷーる)バス停
港南台駅(JR根岸線)から[港40]栄プール行きバスにて20分、 1時間に1本程度の便があります。 バス停の側には、財団が経営するプール「栄プール」と横浜市営の老人福祉センター「翆風荘」があります。
ひとつ手前の上郷ネオポリスバス停までなら、港南台駅から1時間に2本程度の便があるので、 待つようならそのバスに乗ってきましょう。 バスを降りてバスの進行方向(バス停から道路を見て右方向)へ真直ぐに500mほど進んでいくと着きます。 また、上郷ネオポリスバス停までは、金沢八景駅(京浜急行本線)からも1時間に1本程度の便があります。
バスを降りてそのすぐ先の所にある「栄プール第2駐車場」の右手前から幅の広い石段が始まります。 ここが天園への登り口になります。
何のためにこんな広い階段があるのだろうと思いながら石段を登っていきます。 振り返ると、栄プールと翆風荘の建物の向こうに、野七里地区や庄戸地区の街並みが広がっていました。 その奥の方には山並みが連なっていて、左手の方には横浜市の環境事業局の煙突も見えています。 そこからいっしんどう広場を経て天園までハイキングコースが続いていて、 休日には多くのハイカーで賑わう所です。
2分ほど登っていくと尾根筋に着きます。 石段を越えて下った所から土の尾根道になります。 尾根道は右手から左手へと続いていますが、右手には鎖がしてあって通行止めになっていました。 以前の地図では、栄プールの手前から右手に別れていく道へ入っていった先から山道が始まっていたのですが、 今ではもう使われなくなってしまったようです。 その山道を登ってくるとこの右手からの尾根道へ続いています。 ここは左手へと続く尾根道を進んでいきます。
少し進んでいくと、送電線の鉄塔「東京南線3・4号線No.60」の袂を過ぎていきます。 先ほどの幅の広い階段は、この鉄塔を建設するための資材などを運んだ時に使ったのでしょうか。
ほどなくして左手には空色の金網が続くようになります。 その金網に沿って尾根道が続いているので分かり易くていいのですが、 人工物があると何だか趣きが削がれてしまうように思えたりもします。 金網が現れてすぐに道が二手に分かれています。 道標などはありませんが、正面の道は横木の階段を登って高さ数mの極小ピークを越えていく道で、 右手の道はその巻き道になっています。 どちらの道を進んでいってもすぐに合流します。 極小ピークなので見晴らしなどは全くないので、巻き道を歩いた方が少しでも楽になりそうです。 この先にも同じような極小ピークが何回か現れますが、その度に巻き道もあります。
尾根道を6分ほど進んでいった所の極小ピークの上には金網に扉があって、山道がその先へと続いていました。 何処へ続いているのでしょうか。 扉は開いていましたが「関係者以外 立入禁ズ」の看板があったので、入っていくことは止めておきました。
次の極小ピークの上の樹木に絵馬が括り付けてありました。 「平成甲申歳」とありますから平成16年(2004)の絵馬のようです。 「鶴岡八幡宮」の判が押してあったので、鎌倉への初詣の時のものなのでしょうか。 白い母猿のお腹に子猿がしがみ付いている絵馬です。 願い事などは特に書かれてはいませんでしたが、 何を願って架けていったのでしょうか。
やがて笹竹の間を過ぎ、緑のトンネルを抜けていきます。 この尾根道からの見晴らしはありませんが、余り傾斜もなくて歩きやすくなっています。 手元の地図によると、この尾根道の右手にはゴルフ場が、 左手には横浜市環境事業局の栄工場や横浜霊園があって、 その間に僅かに残された自然の尾根に続く道になっています。
天園下分岐
階段を登ってから15分ほど尾根道を進んでいくと、少し登った先に分岐があります。 道標などは立っていませんが、右手は天園の頂上への道で、 左手は天園から市境広場へと続く尾根道の途中に出ます。 今回は天園の頂上を目指して右手の道を登っていきます。
天園 (標高159m)
これまでよりも急になった山道を1分ほどで登りきると、金網で囲まれた建物のある天園の頂上に着きます。 バス停から25分ほどで到着しました。 天園はまたの名を六国峠とも云い、 安房・上総・下総・武蔵・相模・伊豆の六つの国が見渡せるのでその名がついたと云われています。 ここを大平山としている地図と、この西側のクラブハウスの先にある岩場を大平山としている地図とがあり、 どちらが正しいのかはよく分りません。 ここは峠の茶屋の裏手になっていて、峠の茶屋へはここから右手へ進んでいきます。
峠の茶屋
右手から回り込むようにして進んでいくと、天園にある峠の茶屋に着きます。 ヨシズ張りの天井になっていて、昔風の駅舎にあるような「鎌倉天園」や「六国峠」の看板もあって、 何だか雰囲気も盛り上がってきます。 茶屋の南西側が開けていて、鎌倉の街並みや海が見渡せる景色のいい所です。 おでんでも食べながら、すばらしい景色を堪能しましょう。 富士山は手前の樹木に隠れて、ここからは見ることができません。
持ち帰ろう 古都の香と あなたのゴミを
 (鎌倉市観光協会、鎌倉史跡パトロール隊)
お客様へ
自分で持ってきたべんとのゴミ他のメーカーのジュースカン持って帰って下さい!
峠の茶屋の前にある道を左手へ進んでいくと、程なくして分岐があります。 左下すぐの所に天園休憩所がありますが、 この先すぐの所にある岩場からの眺めがいいので、ちょっと登ってきましょう。
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
持ち帰ろう 古都の香りと あながのゴミを
 (鎌倉市観光協会、鎌倉史跡パトロール隊)
岩場
天園休憩所の裏手にある小さな岩場からは、先ほどの峠の茶屋と少し角度が違うので、 天候などの条件がよければ富士山を望むことができます。 しかし、この日は遠くが霞んでいて残念ながら富士山は見えませんでした。 すぐ其処にある天園休憩所の猫たちも見物に来ていたりします。
天園休憩所
尾根道からほんの少し降りた所に天園休憩所があります。 峠の茶屋と違って周りが樹木に囲まれているので展望は得られませんが、 心優しい店の方と人馴れした多くの猫たちが出迎えてくれる所です。 壁には写真なども沢山飾ってあってミニギャラリーのようになっています。 「暑いでしょうからどうぞ」と言って備え付けの敷物と団扇を貸して貰えました。 おでんなどを食べていると猫たちが寄ってきますが、 朝夕に時間を決めてお店の人がエサを与えているので、 「エサは与えないで下さい」とのことです。
七月十日の夕方、天園でははじめてひぐらしがなきました。
おでん
 一皿でいろいろな味がたのしめます。かつお・こんぶ・わかめのだしです。
 手づくり、一皿に八品入ります。大根・五目生あげとうふ・コンニャク・ちくわ・糸こん・わかめ・さつまあげ。
切りたて!!青竹のジョッキを毎日10名様にプレゼント!!
 冷たい香り豊かな青竹のジョッキで、冷たいビール、冷たい日本酒を自然界の中でお楽しみ下さい。
きりっとした酢じょうゆでところてん
 体全体が冷えて汗をかいた体にぴったりです。
大豆の風味豊かな冷やっこ
 おいしい大山のおとうふを四季折々の薬味たっぷりでどうぞ。
しょうが風味、おつけもの付あまざけ
 寒い時に好まれますが、本来は夏のおのみもの。しょうがをきかせて暑さに負けない体づくりを。
冷た〜いすいか
 暑い時にこそ、甘み・塩分・水分が同時に補給できるスイカをどうぞ。
旬の味、摘みたてみょうが
香りが良く、シャキ・シャキとした食感。 各種みそ味でお楽しみ下さい。 からし入り酢みそ・いりこみそ・ゆずみそ・金時寺みそ。
天園下出合
休憩所を後にして右手へ階段を降っていくと、すぐに山道に降ります。 この山道は天園の巻き道になっています。 角に立つ道標「金沢八景・文庫」に従って左手へと進んでいきます。 竹林を抜けてなだらかな道を進んでいくと、天園から降ってきた道と合流します。 ここから右手へと続く緩やかな尾根道を進んでいきます。
先ほどの天園下分岐から左手の道を進んでいくと、天園からこの分岐へ降ってくる道の途中に出ます。
3分ほど進んでいくと左手の樹木が途切れて、横浜霊園と横浜市環境事業局の栄工場が見えます。 更に2分ほど進んでいくと、送電線の鉄塔「中野線No.5」の側を過ぎていきます。 この鉄塔が建つ以前から何度となく歩いた尾根道ですが、少しずつ開発の波が押し寄せてきています。 近年に設置された5本の鉄塔の周囲は植樹地「みどりの協定区域」となっています。 鉄塔の建設で壊れた自然を少しでも取り戻そうということなのでしょうか。
みどりの協定区域
この地区は、みどりを守り育てる区域です。 みんなでみどりを大切にしましょう。
協定締結日:平成5年5月31日  指定区域面積:16,332.23u
 (東京電力株式会社、神奈川県知事)
鎌倉霊園分岐
広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 この尾根道は横浜市と鎌倉市の市境になっています。 散策する人が多くてよく踏まれている道なので、快適に歩いていくことができます。 天園下出合から10分ほど進んでいくと、道が二手に分かれています。 角に立つ細い鉄柱にガムテープが貼られていて、その上にマジックで案内が書き込まれています。 右手は「レイエン」、左手は「市民の森」となっています。 すぐ先の樹木の幹に貼り付けらた板切れには「鎌倉霊園に至る10分」と書かれています。 ここは左手の道を進んでいきます。
(右手の道は 「鎌倉アルプス」, 「鎌倉アルプス」を参照)
樹木の切れ間から横浜霊園などを垣間見ながら尾根道を進んでいきます。 小さな切り通しのような所を何度か過ぎていきますが、傾斜が特に急になっている訳ではありません。
市境広場
送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.57」を側を過ぎ切り通しを過ぎていくと、 天園下出合から25分ほどで市境広場に着きます。 展望も少しあり、ベンチも設置されているので、景色を眺めながらひと休みしていきましょう。 ここに大きな「円海山周辺の市民の森 案内図」が設置されているので、これからのコースを確認しておきましょう。 今回は、ここから始まる「六国峠ハイキングコース」を進んでいき、 指導標G17の所から横浜自然観察の森を通って長倉町バス停へと降っていきます。
円海山・大丸山を歩いてみませんか
この一団の緑地帯は横浜市のみどりの七大拠点のひとつに数えられ、 横浜市では貴重なみどりとなっています。 自然の中をのんびりと散策してみましょう。
自然を大切にしよう
・歩行中の喫煙等火災の原因になるようなことは御遠慮下さい。
・小鳥や昆虫等の小動物を大切にしましょう。
・付近の畑に入ったり、樹木を傷つけたりしないで下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。(ゴミは自然の土にかえりません)
・犬はきちんとつないで散歩させて下さい。フンは飼主が始末しましょう。
・風紀を乱したり、他人の迷惑になるようなことはやめましょう。
・バイクなどでは、乗り入れないで下さい。
市境広場からは道が二手に分かれています。 そばに立つ道標によると、右手の道は「釜利谷町・住宅」、 正面の道は「港南台駅方面、瀬上・氷取沢市民の森、横浜自然観察の森」となっています。 道標に従って、正面の尾根に続く「六国峠ハイキングコース」を進んでいきます。 六国峠ハイキングコースはこの先の関谷奥見晴台の所で尾根筋から分かれていきますが、 この尾根道はその先へも続いていて、瀬上市民の森や氷取沢市民の森を経て、 いっしんどう広場や円海山へと続いています。 最初の栄プールバス停の先にあった階段から眺めた煙突へと続く緩やかな尾根道になっていて、 鎌倉アルプスと並んで人気の高いハイキングコースになっています。 休日になると多くのハイカーたちが散策にやってきます。
(右手の道は「相武尾根」, 「朝比奈切通」を参照)
横浜市の栄区と金沢区の境に続く広くて緩やかな尾根道を進んでいくと、 すぐに緑色の看板が立っています。 その脇から細い道が右手の高みへと続いています。 ハイキングコースはこのまま尾根道を進んでいくのですが、 ちょっと寄道をして、この右手の細い道を登っていきます。
大切な自然を火災から守ろう
 (栄消防署、栄消防団、栄火災予防協会、防火協会栄支部)
小ピーク (標高148m)
雑木林の中に続く山道を3分ほど登っていくと小ピークに着きます。 樹木が切り払われていて見晴らしがよくなっています。 金沢文庫から金沢八景にかけての景色を一望できます。 八景島や野島なども見えていました。 ベンチは設置されていませんが、幾つもある切り株が丁度座りやすい高さになっていて、 ベンチ代わりに使えそうです。 四等三角点もありますが、このピークの名前を示すような標識は見当たりませんでした。
横浜自然観察の森分岐
小ピークからその先へと降っていくと元の尾根道へ降り立ちます。 そこから左手に少し戻っていくと横浜自然観察の森への分岐があります。 G17の指導標のそばには「コナラの道18」の標識も立っています。 道標「自然観察センター、上郷・森の家」に従って、尾根道から分かれてこの分岐へと入っていきます。
とってよいのは写真だけ 残してよいのは足跡だけ
ここは自然観察の森入口です。生き物と仲良くするためのルールを守りましょう。
・生き物を傷つけたり殺したりしないでください。
・ゴミは家まで持ち帰りましょう。
・危険防止のため球技などはできません。
・園内ではオートバイ、自動車の通行はできません。
自然観察センターのご案内
開館時間午前9時から午後4時30分まで
閉館日毎週月曜日及び年末年始
ただし月曜が休日の場合は火曜日
 (横浜自然観察の森)
緩やかな道を進んでいきます。 脇に手摺りが設置されている所もあったりしますが、苦労することもなく快適な道が続いています。 4分ほど進んでいくと、横浜霊園前バス停の先から横浜自然観察の森へと登っていく階段の途中に出ます。
横浜自然観察の森はいきもののにぎわいのある森です
いろんないきものがすめるようにしぜんがいっぱいです。
・草がいっぱいはえているところや(バッタがたくさんいるよ!)
・木がいっぱいはえているところがあります(鳥がたくさんいるよ!)
・水たまり(アメンボ!)や
・どろどろの道(けものの足跡!!)もあって
・ヘビ(会えたらラッキー!)や
・食べたらいけない木もあって、ちょっと歩きにくいところもありますが、
 気をつけて、いろんな生きものに出あってください。
 (横浜自然観察の森)
横浜自然観察の森
角に立つ道標「自然観察センター」に従って、階段を右手へ少し登って緑のトンネルを抜けていくと、 横浜自然観察の森のモンキチョウの広場に着きます。 トンネルを抜けた所に「横浜自然観察の森案内図」や「円海山風致地区」が設置されているので、 これからのコースを確認しておきましょう。 今回は、左手にある自然観察センターを訪ねてから、ウグイスの草地・ミズキの谷・ゲンゴロウの谷などを経て、 いたち川沿いに長倉町バス停へと向かっていきます。
みどりのトンネルとおって、 森へ・川へ・池へ・湿地へ・はらっぱへ、いってらっしゃい!
円海山風致地区
円海山風致地区は、円海山・北鎌倉近郊緑地保全区域を中心とし、 栄・金沢・磯子区の3区に広がる地域です。 市内で最も豊富な自然が残されており、横浜市の緑の七大拠点のひとつです。 峯・氷取沢・釜利谷・瀬上そして金沢の五つの市民の森をはじめ、 金沢自然公園や自然観察センターなどがあり、多くの市民に親しまれています。 又、周辺の住宅地も、この自然景観と調和をはかるため、緑を多く取り入れて、 良好な住環境を形成しています。 この地区においては、建築物・工作物の新築・増改築・色彩変更または土地形質変更、 木竹・土石類の採取等を行なう場合は、事前に横浜市長の許可が必要です。
 (横浜市緑政局緑政課)
・やさしいきもちで森を歩こう
・とってもよいのは写真だけ、もって帰ろうおもいでとゴミ
 (環境庁、神奈川県、横浜市)
横浜市自然観察センター
左手すぐの所にある自然観察センターでは、森に関する様々なものが展示されています。 ここで「横浜自然観察の森ガイドマップ」や「円海山・大丸山マップ」をもらえるので、 時間があれば、マップを片手に横浜自然観察の森や市民の森を散策してみるのもいいでしょう。
横浜自然観察の森には、モンキチョウの広場・ウグイスの草地・ノギクの広場・コナラの林・コナラの谷・ クヌギの林・アキアカネの丘・ピクニック広場・ミズスマシの池などがあります。 保護区域として立入り禁止になっているカシの保護区・水鳥の池保護区などもあります。 森の中には、自然観察センターを起終点とした4つの散策コースが設定されています。 0からの通し番号の付いた案内標識がコース各所に設置されていて、とても歩きやすくなっています。
[ミズキの道]1時間半、湿地・川・林・砂地・池など変化のあるコース
[コナラの道]1時間、雑木林の尾根をいく眺めのよいコース
[タンポポの道]45分、いくつかの原っぱと雑木林、炭焼がまを回るコース
[ウグイスの道]30分、短時間でいろんな自然を回るオトクなコース
横浜自然観察の森には、バーベキューなどが行なえる上郷森の家も隣接しています。
ようこそ、横浜自然観察の森へ
「横浜自然観察の森」は三浦半島のつけねにあり、横浜市の南部に位置しています。 ここでは、さまざまな植物や昆虫そして野鳥たちを見ることができます。 山が削られ、木が切られ、身近な自然に親しむ機会も少なくなってきました。 自然は豊かな感性や創造力を育ててくれます。たくさんの人々が集う横浜だからこそ、 たくさんの自然が必要です。 ここで、自然の中で生活している多くの身近ないきものたちに、ふれあい、観察し、 自然と人間とのかかわり方を学びましょう。
 (横浜市)
自然観察センターの正面にある緑のトンネルを抜けていくと舗装された広い道に出ます。 角に立つ道標「長倉住宅口・ミズキの谷」に従って、そこを右手へと進んでいきます。 右手にモンキチョウの広場を見ながら広い道を進んでいくと、 左へ曲がっていく角で山道が分かれていきます。 このまま左手の坂道(ミズキの道)を降っていってもいいのですが、 今回はここから「ウグイスの道6」の標識に従って、右手の山道(ウグイスの道)へ入っていきます。
山道へ入ってすぐの所に東屋が建っていますが、周りは樹木に覆われていて見晴らしがいい訳ではありません。 東屋の手前から左へ道が分かれています。 東屋を抜けてその先の林の中を通っていっても同じ所に出るので、 どちらの道を進んでいってもいいでしょう。
来館者70万人突破
〜いきもののにぎわいのある森をめざして〜
観察の森は、今年開園19年目を迎えます。 おかげさまで、来館者数が70万人を超えました。 これからも、横浜に残る貴重な緑と生きものを守るため、 また多くの方々に自然の大切さを理解していただくために働きかけていきたいと思います。 これからもよろしくお願い申し上げます。
 (横浜自然観察の森)
吸い殻を捨てぬマナーが野山を守る
 (栄消防賞、栄消防団、栄火災予防協会、防火協会栄支部)
ウグイスの草地
東屋を抜けてその先の林の中を進んでいくと、2分ほどで「ウグイスの草地」と書かれた標柱が立っています。 ここで、東屋の左手からの道が合流してきます。 この標柱の先の短い階段を降っていくと、先ほどの坂道を通ってきたミズキの道に出ます。
ミズキの谷
舗装された坂道に出て、道標「長倉町・ミズキの池」に従って右手へと進んでいくと、 すぐに左手に道が分かれていきす。 左手の道はピクニック広場やアキアカネの丘へと続いていますが、 今回は右手へ降っていく舗装された坂道を進んでいきます。 坂道を降っていくと、左手へ曲がっていく角に野鳥観察小屋があります。 このミズキの谷一帯は、いたち川の源流のひとつにもなっているようです。
ここが、いたち川の源流です
ミズキの谷の一帯は、いたち川の源流の一つであり、 ここから始まるいたち川は、瀬上沢や荒井沢など支流の水を集めながら、 約8キロ先で柏尾川に合流しています。 いたち川沿いには、散策路や水辺拠点などが整備されており、 自然とふれあいながら、四季折々の美しさを楽しむことができます。
 (栄区役所)
調査ご協力のお願いについて
みづきの池で観察中のみなさまに、下記調査のご協力をお願いいたします。
みづきの池では、憧れのスーパースター「かわせみ君」が瑠璃色の翼を広げ、 翡翠色の背中をみなさまに披露して楽しませてくれます。 この「かわせみ君」が、みづきの池でどのような姿を見せてくれるかを 生態調査を始めることになりました。 「かわせみ君」をご覧になられた方は、お手数ですが壁に備付けてあります「かわせみ生態調査票」に 状況を記入していただければ、より正確なデータを集めることがでますので、 よろしくお願いいたします。
 (横浜自然観察の森友の会、かわせみファンクラブ)
この観察窓はみんなのもの、ひとりじめしないで
長時間、カメラ等で場所を占有しないで、みんなでのぞけるようにしてください。 布で窓をかくすことは、絶対にしないでください。
さく内には入らないでください
魚は取らないで下さい。
ミズキの谷の周囲は、水鳥が安心してくらせるよう、人の立ち入りをご遠慮していただいています。
 (横浜自然観察の森)
ミズキの池
野鳥観察小屋の壁には小窓が沢山開いていて、その奥にあるミズキの池を眺めることができます。
ミズキの池
この池にはカワセミがとんできますので、静かに観察してみましょう。
ミズキの池にいかだを浮かべると…
水鳥たちがイタチやタヌキのいない沖でゆっくりと休むことができます。 カメがこうら干しをするかもね。 魚のかくれがになるかもね。 生きものたちがどんなふうに使っているか観察してみよう。
ミズキの谷
この池には水べの鳥が集まってきます。 鳥をおどろかさないように、観察小屋の中から静かに観察しましょう。 水ぎわの地面にはセキレイのなかま、水面につきでた木の枝にはカワセミが来ているかもしれません。 よくさがしてみましょう。
ミズスマシの池
野鳥観察小屋を後にして坂道を少し降っていくと、左手に「ミズスマシの池」があります。 テーブルやベンチも設置された小広い場所になっているので、ちょっと休憩していきましょう。 先ほどの「ミズキの池」とは距離はそれほど離れてはいません。 地下で水脈が繋がっているのでしょうか。 いたち川はここから下流へと流れていきます。
左手にいたち川の源流の細い流れを見ながら、緩やかな坂道を更に降っていきます。 道の上にまで樹木が伸びて緑のトンネルになっていて、気分も爽やかに歩いていけます。
子持ちシダ
シダはみどり色の葉を持つ植物ですが、たねをつくらずほうしでふえます。 コモチシダもふつうのシダのように、ほうしでふえるのですが、 ときどき葉のふちに芽をだしてそれでふえることもあります。 このため「子持ちシダ」という名前がつきました。
ゲンジボタルの谷
しばらく降っていくと、道の右手に「ゲンジボタルの谷」があります。 小さな流れには水草なども生えていて蛍の格好の棲み処になっているようです。 柵がしてあって中には入れません。
「ゲンジボタルの谷」には、ゲンジボタルとヘイケボタルが生息しています。 どちらも幼虫時代は、きれいな水の中で巻貝を食べて育ちます。 ゲンジボタルの幼虫は清流があり夏でも水温の低い小川を好みます。 一方ヘイケボタルは、水のよどんだ田んぼのようなところにもいます。 成虫が光る時期は、ゲンジボタルが6月、ヘイケボタルが7月ごろです。
おねがい
ホタルには、やわらかい土とすんだ水がひつようです。 ホタルのすみかを守るため、さくの中には立ち入らないでください。
ノギクの広場分岐
ゲンジボタルの谷を過ぎていくと、ミズキの道は右手の山道へと入っていきます。 コナラの谷・ノギクの広場・ヘイケボタルの湿地などを経て自然観察センターへと続いていますが、 今回は道標「長倉住宅口」に従ってここを直進して、長倉町バス停へと向かっていきます。
この小川はホタルのすみかです
・土手をふまないで!
・カワニナ(ホタルのえさ)をとらないで!
自然観察の森出口
分岐を過ぎていくとほどなくして森の出口に着きます。 ここにも「横浜自然観察の森案内図」があります。 終点の長倉町バス停までの道を示されているので参考にしましょう。 ここで道が二手に分かれています。 舗装道路は真直ぐに続いていますが、左手に分かれていく道を進んでいきます。
たばこの火 山火事始まる 第一歩
 (栄消防署、栄消防団)
小川アメニティ
細い道を進んでいくと車止めがあります。 その先は住宅地の道路になっていますが、左手にある階段をいたち川へと降りていきます。 「小川アメニティ」として整備され、いたち川に沿って散策路が続いています。
守ろう・大切な自然
横浜では自然と生き物にふれあう事業を進めています。 (横浜市緑政局)
ムクドリ 白い顔に黒っぽい体。オレンジ色のくちばしと足。飛ぶと腰と尾の先の白がよく目だつ。
ヒヨドリ ヒーヨ、ヒーヨという鋭く大きな声でよく鳴く。尾が長く体つきはスマート。
メジロ スズメより小さな黄緑色の小鳥。名前のように目に白い縞がある。動きは早くすばやい。
ツバメ 光沢のある濃紺の背と白い腹のコントラストがきれい。細く2つに分かれた燕尾が特徴。
シジュウカラ 白と黒のコントラストがきれいな小鳥。白い腹にはネクタイのような模様が目だつ。
オナガ 名前のように長い尾。黒い頭に、水色の背。翼、尾がきれい。リューイなどと鳴く。
キジバト デデッポッポポーと、のどかに鳴く。翼にはウロコ模様、首筋に青い斑点が目だつ。
キセキレイ 黄色い腹がきれいなセキレイの仲間。スマートな体で尾をリズミカルに振るのがクセ。
ミズスマシ 水の中で生活する昆虫。黒くて光沢のある体をしている。目は水中用と空中用の4つ。
コイ 池や河川の下流で生活する。黒っぽい体に大きめの口。太いヒゲがある。
アブラハヤ 流れのゆるやかな河川や湖沼で生活する。10センチほどの大きさで体に黄色のしまがある。
オニヤンマ(ヤゴ) 二本でもっとも大きなトンボの幼虫で、水中で生活し、直腸の内側に鰓があり呼吸する。
ミズキ 荒れ地にまっさきにはえてくる木。花期:5〜6月。果期:10月〜11月。
ケヤキ ホウキ形の雄大な樹形。花期:4〜5月。果期:10月。
クヌギ 日本一りっぱなドングリ。花期:4〜5月。果期:10月。
コナラ 雑木林の代表種。秋の紅葉が美しい。花期:4〜5月。果期:10月〜11月。
アメニティは一旦舗装道路に出て、短い朝比奈台橋を渡った先の右手へと続いています。 小川沿いには「長倉の池ものがたり」が書かれた看板が幾つか設置されていました。 近くの小学校の児童の絵を背景にして綴られています。 森から降ってくると逆順になりますが、正順にして書いておきます。
長倉の池ものがたり
(1) 私たちの住んでいる栄区が村だった頃のお話です。 むかし、上之村の庄戸と神戸の山奥に「長倉の池」という、古い池があり大きなへびが住んでいました。 ある暑い夏の日、弥三郎という男が山仕事をしていました。
(2) その夜、弥三郎は高い熱を出して寝込んでしまいました。 おどろいた娘のおきぬは、こっそり池までやってくると、 「へびめー、でてこい!あたいのお父ちゃんをひどい目に遭わせたなあ!へびめーでてこい!」といいました。 へびは姿を現すと、おきぬにわけを話しました。 「そして哀しい涙がたまったその水を飲むと高い熱が出るのだよ」
(3) 話を聞いたおきぬは、へびと一緒にあそぶことにしました。 へびと楽しく遊んだおきぬが家へ帰ると、不思議なことに弥三郎の熱はさがっていました。 それから村の子どもたちはへびと一緒に遊ぶようになりました。 子どもたちだけでなく、大人たちもいつも仲良く楽しそうで、村に平和が続きました。
(4) 天の神様のお使いだったそのへびは、やくめを終えて龍になって天へ昇ってゆきました。 長倉の池はいまは埋め立てられてなくなりましたが、 「昇龍橋」という横浜で一番古い石の橋が長倉町に今でもあります。 ここから龍が天に昇っていったと言われているそうです。
 (栄図書館開館10周年記念制作紙芝居(創作「長倉の池ものがたり」より))
二俣に分かれる道を右手へと進んでいくと県道23号(環状4号)に出ます。 そばには東屋があってアメニティはこの先にも続いていますが、 今回の散策はこれで終わりにします。 正面の長倉町交差点を渡った右手に大船方面の長倉町バス停があります。 県道の左手には金沢八景方面の長倉町バス停もあります。
ボクたちの手できれいな川にしよう
 (長倉町自治会、横浜市下水道局)
長倉町(ながくらちょう)バス停
大船駅(JR東海道線)まで、大船駅行きバスにて20分、1時間に2本から3本程度の便があります。
手前のバス停からは、金沢八景駅(京浜急行本線)まで、金沢八景駅行きバスにて15分、 1時間に3本から4本程度の便があります。