矢ノ音
散策:2005年07月中旬
【低山ハイク】 矢ノ音
概 要 矢ノ音は、高尾山から城山・景信山・堂所山を経て陣馬山へと続く奥高尾山稜の前衛にある低い山です。 今回は相模湖駅から歩き始めて、 奥高尾の稜線の手前に続く小孫山ノ頭・大明神山・矢ノ音・イタドリ沢ノ頭・大沢ノ頭などの峰々を一巡りして、 藤野駅へと降るコースを歩きます。
起 点 相模湖町 相模湖駅
終 点 藤野町 藤野駅
ルート 相模湖駅…慈眼寺…与瀬神社…展望所…小孫山ノ頭…大明神山…大平小屋…矢ノ音分岐…矢ノ音…奈良本分岐…栃谷分岐…イタドリ沢ノ頭…大沢ノ頭…日野地区…藤野駅
所要時間 4時間50分
歩いて... 独立峰と呼べるような高い山頂はありませんが、 コースの途中からは相模湖や石老山や嵐山などを見渡せるポイントがあったりします。 最期の大沢ノ頭から日野地区へ降るルートはかなり傾斜が急なので、 雨が降った翌日などには滑り落ちたりしないよう注意が必要です。
関連メモ 明王峠
コース紹介
相模湖(さがみこ)駅
相模湖駅(JR中央線)から歩いていきます。
改札口の右手の先にある出口から駅舎を出ていきます。 階段を降って右手へ曲がり、線路沿いに進んでいきます。
信用組合の先のT字路を右折した先を左折して、線路沿いの小径を進んでいきます。 線路を渡る陸橋を過ぎていくと、民家の庭先に大きなシナノキがありました。 無知な私は「シナノキ」という名前を初めて知ったのでした。
津久井の名木 シナノキ
科目 しなのき科シナノキ属
樹高 20メートル
樹齢 推定300年
特徴 全国の山地に自生する落葉高木。 花は淡黄色で、レモンの香りがする。 樹皮の繊維は布、縄などの原料にする。 高さ15〜20メートルになる。
所在地 相模湖町与瀬1312
 (かながわトラストみどり財団、津久井地区推進協議会、相模湖町)
しなのき…
(「しな」はアイヌ語で「縛る」の意) シナノキ科の落葉高木。 山地に自生、高さ10メートルに達する。 初夏、葉のつけ根に帯黄色で香りの高い小花を房状につけ、花柄の中部に箆状の苞がある。 材は器材や経木、マッチの軸に供し、花や果実は薬用。皮は布・紙の原料。ヘラノキ。
 (出典:広辞苑第五版)
与瀬神社橋
シナノキを過ぎた先にあるT字路を右折した先を左折して、線路沿いの小径を進んでいきます。 新与瀬トンネルを右下に見ながら坂道を登っていくと、二つ並んだ階段が正面に現われます。 右手には「金峰山 慈眼寺」と刻まれた石柱が立ち、庚申塔も並んでいます。 左手には「北相名社 与瀬神社」と刻まれた石碑や大きな鳥居や石灯篭が立っています。 この階段を登って、中央高速道路の上に架かる与瀬神社橋を渡っていきます。 左右どちらの階段を登っていっても上で合流しますが、 この与瀬神社橋が出来るまでは参道が別々にあったのだそうです。 参道を一つにした時に二つの階段を作って、往時の名残としたのでしょうか。
与瀬神社
祭神 日本武尊
例祭 4月13日
由緒 創建年代不詳。甲州街道の名社として往古より知られ、殊に虫封祈祷は名高い。
 (社務所)
まことの道 七月
子どもは 神さまからの 授かりもの
子どもは、曇りなき清らかなもの、最も神さまに近い存在。 親はもちろんですが、社会全体で大切に育んでいきたいものです。
 (神奈川県神社庁)
慈眼寺
与瀬神社橋を渡った所に慈眼寺があります。 本堂のある境内には鐘楼や庫裡などもありました。
高野山真言宗 金峰山 慈眼寺
本尊薬師如来 当山は天正年間、頼源阿舎利の創立によるもので、明治維新に至るまで蔵王権現の別当寺であった。 明治5年、神仏分祀の国令により唯仏寺となり、現在に至っている。 特に開山以来、先師の労苦の遺業による虫加持護摩祈祷の名声は、関東一円に及んでいる。
虫留加持祈祷 (年中) 薬師如来の秘法により、子供の病災を除去し、健康安全を祈願する。
護摩供修法 (毎月第一、第三日曜日) 病気、手癒、家内安全、交通安全、厄除、祈願
庭園 寺内北側の築山は江戸城の造園師が当山に逗留の際、作庭されたものと伝えられ、 三尊石、滝の石組、枯池は有名である。
記念碑
昭和43年12月20日に開通した眼下の中央高速道路建設のため、 この地点にあった与瀬神社赤鳥居、慈眼寺の鐘楼を現在地に移し、 別個にあった参道を併せて、この高架横断橋になった。 この由を永く末代に伝えるため、ここに記念碑を建立したゆえんである。
慈眼寺の左手に、与瀬神社の赤鳥居が立っています。 鳥居をくぐって石段を登っていくと、ほどなくして山門があります。 両脇には平安時代のような衣裳を纏った人物像が一体ずつ安置されていました。 山門の先からは急な石段が本殿へと続いていますが、 山門の右手から坂道も続いているので、そちらから回って登っていきます。
与瀬小唄
陣馬夕やけ 小佛日暮れ あの灯恋しい よせのまち 与瀬の町
 (昭和6年 山下一平作)
与瀬神社
右手から坂道を登っていった所にある分岐を、道標「明王峠」に従って左手に登っていくと、 すぐに与瀬神社の本殿があります。 かなり歴史のある神社のようで、境内には熊野神社や天神社や幸の神などの小さな社が幾つも建っていました。
与瀬神社(与瀬のごんげんさま)
祭神 日本武尊
例祭 4月13日
由緒 創建年代は詳でない。 元、町の下方、相模川の近くに鎮坐ありし古社を現在地に奉遷。 元禄年間に社殿境内地が整った。 明治37年火災にて社殿焼失。 大正3年本殿再建。 昭和24年拝殿再建。
霊験 御神威による御加護数多い中で、殊に武運・勝運・開運の守護と、 神体安穏・虫封じの祈祷は、よせのごんげんさまの虫封じといって特に名高い。
与瀬神社の神符授与所の脇にある道標「明王峠4.1km」に従って、 境内の左手から始まる雑木林の中の山道をジグザグに登っていきます。 傾斜がかなりある道で、所々にショートカット道が出来たりしていますが、 特に迷うようなことはありません。
保安林区域図
この区域は森林がもっているいろいろな働らきを守るため、保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合わせ下さい。
 (神奈川県津久井地区行政センター森林保全課)
火の用心
山火事から自然を守ろう
 (消防署)
展望所
与瀬神社から15分ほど登っていくと、踊り場のような場所があります。 右手の樹木が途切れていて、相模湖やその向こうの山並みを見渡すことができます。 今回のコースはほとんどが樹林に囲まれているので、ここは見晴らしの得られる数少ない場所になります。 テーブルやベンチも設置されているので、景色を眺めながら呼吸を整えていきましょう。
相模湖の左手には嵐山、正面には石老山、右手には丹沢の峰々が見渡せます。 ベンチに腰掛けて汗を拭っていると、ショートパンツとTシャツ姿の男性があとから登ってきました。 いくら蒸し暑いといっても山登りには何だか心配になるような服装でしたが、 私なんかよりもずっと体力がありそうな方でした。 これらかの行き先を尋ねられたので説明すると、何だかがっかりされたようでした。 なぜ明王峠の手前で引き返してしまうのかと訝しげでした。 陣馬山や高尾山まで行けばいいのにと言いたげでしたが、 高尾山から陣馬山までは関東ふれあいの道でも歩いているので、 今回はパスすることにしたのでした。
展望所からの眺めを楽しんだら、ベンチの左手から続く尾根道を登っていきます。 雑木林と植林帯の間に続く道は急ですが広くてしっかりとしています。 木の根が張っていたりして多少は歩き難い道を登っていきます。
神奈川県「水源の森林づくり」契約地(水源協定地)
水資源を大切にしましょう。
 (神奈川県環境農政部水源の森林推進課、神奈川県津久井地区行政センター森林保全課)
山を汚す登山者に 熊もあきれて困(熊)ったと
空き缶・ゴミ・良心は持ちかえろうね。
傾斜が少し緩やかになってくると、その先に横木の階段が現われます。 鎖も付いていたりしますが、鎖がないと危険というほどではありません。 横木の階段を3分ほどで登り切ると、道標がありました。 行き先などが書かれている板は剥がれ落ちていましたが、その支柱だけが立っていて、 そこにマジックで「この先に(約10分位)子孫山の頭入口あり(右に小さな石)」と書き込まれていました。
横木の階段が終わると、植林帯の中に緩やかな尾根道が続きます。 この尾根道は高尾山から陣馬山へと続く奥高尾山稜の明王峠へと続いています。 歩く人が多いのか、よく踏まれた緩やかで広い道で、快適に歩いていくことができます。 「明王峠3.2km」の道標を過ぎていきます。
小孫山ノ頭登り口
尾根道を6分ほど進んでいくと、道の右手が盛り上がり始めます。 ここで細い小道がふた筋ほど分かれていて、前方の高みへと続いています。 そばには小石が積んであり、赤い頭をした短い支柱も立っています。 特に何も記されてはいないし10分も経ってはいませんが、 ここが、先ほどの道標に書き込まれていた「小孫山ノ頭入口」になります。 この先へと続く広い尾根道は小孫山ノ頭の山頂の巻き道になっていて、 山頂からまたこの尾根道に降りてこられます。
小孫山ノ頭 (標高543m)
右手の植林帯の中へと続く細い山道を登っていきます。 それほどの高みではないので傾斜はきつくありません。 所々で草丈が伸びていたりしますが、分岐道もなくて迷うようなことはありません。 マジックで「(子)孫山の頭方面 約3分位 ナガメ無し」と書き込まれた白い支柱を過ぎていくと、 尾根道から7分ほどで小孫山ノ頭の山頂に着きます。 三等三角点のある山頂は樹木に覆われていて展望は得られません。 三角点のそばの細い木に、透明ケースに入った「孫山の頭 542.8m」と書かれた紙がくくりつけてありました。
孫山…
手元のハイキング用地図には、このピークは「小孫山ノ頭」、その先のピークは「大明神山」となっていますが、 地形図によると、この先のピークは「孫山」となっています。 このピークには名前が書いてありませんが、 孫山の先の方(頭)にあるピークなので「孫山の頭」と呼ぶのでしょうか。
小孫山ノ頭の山頂からその先へと山道が降っていきますが、 明王峠への尾根道ではなくて小原地区辺りへ降っていくように思えます。 三角点の左手から分かれていく小道を降っていくと、 すぐに道の脇に「至る 明王登山道」と書かれたケース入りの紙がありました。 この道でいいんだと安心しながら植林帯を3分ほど降っていくと、 小孫山ノ頭登り口から巻いてきた尾根道に降り立ちます。
大明神山登り口
浅い鞍部を過ぎて広くて緩やかな尾根道を登り返し始めると、すぐに道の右手が再び盛り上がり始めます。 標識などもなくて山道への入口もはっきりとはしませんが、ここが大明神山への登り口になります。 白い支柱が立っているので、何とか目印にはなります。
大明神山 (標高548m)
右手の高みの落葉の上を強引に登っていくと、すぐに薄っすらとした道らしき跡がついています。 余り明瞭な道ではありませんが、 正面の高みを目指して植林帯の中を真直ぐに登っていくと、4分ほどで大明神山の山頂に着きます。 三角点などは見当たりませんでしたが、 マジックで「大明神山」と書き込まれた頭の赤い支柱が立っていました。 かなり以前に書かれたものなのか、字が薄くなって消えそうな状態でした。 この支柱がないと、うっかりと通り過ぎてしまいそうになります。 ここも周りが樹木に覆われていて展望は得られません。
大明神山の山頂からは、その先へと続く植林帯の中を緩やかに降っていきます。 4分ほど降っていくと、大明神山登り口から巻いてきた尾根道に降り立ちます。 尾根道に降りてその先へと進んでいくと、すぐに右手がまた盛り上がってきますが、 今回はその高みは見送って尾根道をそのまま進んでいきます。 植林帯の中に、広くて緩やかな尾根道が続いています。 傾斜も殆どないので足取りも軽く、快適に歩いていけます。
大平小屋
快適な尾根道を10分ほど進んでいくと大平小屋に着きます。 与瀬神社から1時間20分ほどで到着しました。 ベンチに腰掛けて小休止していきましょう。 二畳ほどの広さの店も付いていますが、この時は営業していませんでした。 小屋にある道標によると、ここから明王峠までは30分、陣馬山までは70分とのことですが、 実際にはもう少しかかりそうな気がします。 明王峠まで登ってからその先へと行く場合には、小孫山ノ頭や大明神山の山頂を巻いてくれば、 展望所の先にあった横木の階段を登った所からここまでは、緩やかで快適な尾根道が続いています。
清涼飲料、登山記念、各種あります。どうぞ、お休み下さい。
 (大平小屋)
小さな火 "まさか"がおこす 山の火事
 (神奈川県)
あなたは山と恋人を愛す人?山と良心を汚す人?
空缶・ゴミ・恋人を捨てないでね。
大平小屋からはやや登るようになりますが、それほどの急坂ではありません。 正面にある高みがこれから向かう矢ノ音の山頂になりますが、直登する道は見当たりませんでした。 途中で細い山道が左手へ分かれていましたが、山頂には続いていないように思えたので、 そのまま広い道を右手へと登っていきました。 3分ほどで鎖のついた横木の階段が現われますが、鎖が必要なほどの所ではありません。
たばこの投げすて! 火事のもと
 (神奈川県)
矢ノ音分岐
横木の階段を過ぎると緩やかな尾根道が続いています。 大平小屋から15分ほど進んでいくと道標が立っています。 この先の道は「明王峠」ですが、今来た道は「与瀬神社(矢の音)」となっています。 あれ、矢の音は通り過ぎてしまったのだろうか、それらしい道はなかったのに変だなぁ… と思いながらもその先へと進んでいくと、20mほど先で道が二手に分かれています。 角にある道標によると、右手の道は「明王峠・陣馬山」、左手の道は「吉野・藤野駅」となっています。 そして真ん中に「矢の音」と書かれていますが、山頂はこの左手の高みにあります。
(正面の道は「明王峠」を参照)
矢ノ音登り口
この分岐を左手に曲がっていく道は矢の音の山頂を巻いていきます。 この分岐の10mほど手前に、左手に戻るようにして雑木林の中へ入っていく細い道があります。 この道が矢ノ音への登り口になります。
矢ノ音 (標高633m)
雑木林の中に細い山道が続いています。 傾斜は緩やかで分岐もないので、迷うこともなく歩いていけます。 7分ほど進んでいくと、樹木が掃われて少し広くなった所があります。 ここが矢ノ音の山頂になります。 周りは樹木に覆われていて展望は得られません。 近年になって設置されたのか、真新しい標柱と道標が立っていました。 標柱には「藤野町十五名山 吉野矢の音 標高633m」と記されていて、 「寄贈 やまびこクラブ」との銘も入っていました。 藤野町が制定した十五名山のひとつということのようです。
矢ノ音の山頂からは、その先へ道がふたつ延びています。 道標によると、右手の道は「吉野・藤野駅」、今来た道は「明王峠・陣馬山」となっています。 正面の植林帯へ降っていく道もありましたが、その道を示す道標はありませんでした。 方向からすると、横橋地区へ降っていく道なのかも知れません。 今回は、道標「吉野・藤野駅」に従って、右手の道を降っていきました。 山頂への登り道より傾斜が少し急な坂道を降っていきます。 倒木が道を塞いでいる所があったりしますが、踏み跡はしっかりとしていて、 迷うようなことはありません。
雑木林の中を過ぎて植林帯へと変わってくると、山頂から10分ほどで、 矢ノ音分岐から左折してきた巻き道へ降り立ちます。 角に立つ道標によると、右手へ戻るようにして続く尾根道は「明王峠・陣馬山 巻道」、 正面の道は「日野・藤野駅」、今来た道は「矢ノ音を経て明王峠」となっています。 こちらから登る場合にはこの道標があるので、矢ノ音の山頂への登り口を見落とすことはないでしょう。
(右手の道は「明王峠」を参照)
ここからは、広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 小型車なら通れそうな幅があります。 こんな広い道が通っているところをみると、多くの人が行き来している道なのでしょう。 起伏も殆どないので快適に歩いていけます。
奈良本分岐
防火用水の入ったドラム缶を二つほど過ぎていきます。 「奈良本」を示す道標を過ぎていくと、尾根に降りてから10分ほどで奈良本分岐に着きます。 ドラム缶が3つ並んでいて、座るためなのか、木の輪切りやコンクリートブロックが幾つか置いてありました。 ここで道がX字型に分かれています。 角に立つ道標によると、左手の広い道は「吉野を経て藤野駅」、 ドラム缶の左脇から降っていく細い山道は「日野を経て藤野駅」となっています。 右手にも山道が延びていますが、道標には特に示されてはいませんでした。 そばにあった注意書きにマジックで書き込まれた案内によると、 正面の細い山道は「藤野駅」、左手の広い道は「奈良本・吉野」となっています。 今回はイタドリ沢の頭を訪れるので、道標「日野を経て藤野駅」に従って、 ドラム缶の左脇に続く細い山道を進んでいきました。
参考…
左手の広い道を進んでいくと、奈良本地区から吉野地区を経て藤野駅へ続いています。 景色を眺めながらゆっくりと歩いても1時間40分ほどで藤野駅に着きます。 日野経由のルートよりも道程は少し長いようですが、時間的にはほぼ同じ位に着きます。 その上、こちらの方が広くて緩やかな道なので、 日没が近づいているような場合には安心して降りていけます。 広い道を3分ほど降っていくと分岐があります。 左手は「吉野」,「吉野を経て藤野駅」、 右手は「林道を経て奈良本」,「林道を経て吉野・藤野」となっています。 道標に従って右手の広い林道を緩やかに10分ほど降っていくと、 樹木が途切れて見晴らしの素晴らしい場所があります。 与瀬神社から登ってきた所にある展望所よりも広い範囲を眺められます。 更に8分ほど降った所からもいい景色が望めます。 更に15分ほど降っていくと奈良本地区へ降り立ちます。 右手へ道なりに降り、浄光寺・奈良本休憩所などを過ぎ、中央高速道路に架かる陸橋を渡っていくと、 吉野地区を経て国道20号に出ます。 そこを右折して国道を20分ほど進んでいくと藤野駅に着きます。
捨てないで!
自然はみんなの財産です。 大切にしましょう。 ごみはもちかえろう。
栃谷分岐
それまでの広い道から一変して普通の細い山道になりますが、 傾斜はそれほどなくて歩きやすくなっています。 雑木林の中を4分ほど進んでいくと植林帯へと変わっていきます。 「藤野駅」を示す白い道標を過ぎていきます。 雑木混じりの植林帯に続く山道を緩やかに10分ほど進んでいくと分岐があります。 神奈川県の設置した道標によると、右手の道は「栃谷」、左手の道は「奈良本」となっています。 新しく設置された白い道標の「日野・藤野駅」が、道のない正面を指しているのが怪しいのですが、 それでも若干は右手を向いているように思えるので、 ここは道標「栃谷」に従って右手の道を進んでいきます。
ここからは広くて歩きやすい道になります。 植林帯の中に続く尾根道を4分ほど進んでいくと、先ほど同じような道標が立っていますが、 特に道が分かれている訳ではありません。 更に3分ほど進んでいくと、この先は「栃谷1.1km」、これまでの道は「奈良本2.2km」の道標が立っています。 向かい側にある白い道標では、この先は「日野・藤野駅」、これまでの道は「明王峠・陣馬山」となっています。 この白い道標の支柱にマジックで「イタドリ沢の頭→」と書き込まれているのを発見して、 イタドリ沢ノ頭へはこの道でよかったのだとひと安心したりします。
イタドリ沢ノ頭 (標高506m)
道標を過ぎて、植林帯の中の緩やかな尾根道を3分ほど進んでいくと、イタドリ沢ノ頭に着きます。 奈良本分岐から30分ほどで到着しました。 二等三角点があるのですが特にピークという感じはなくて、尾根道の一部といった感じです。 「←藤野駅(イタドリ沢の頭)明王峠→」の道標がないと、そのまま通り過ぎてしまいそうな所です。 道標には「標高505.8m」と記されていました。 周りが樹木に覆われていて展望は得られません。 手元のハイキング用マップには、ここから栃谷へ降っていく道が書いてあるのですが、 見落としたのか、それらしい道は見かけませんでした。
思い出以外のこさない
ゴミは持ち帰りましょう。 自然を大切に。
大沢ノ頭 (標高477m)
イタドリ沢ノ頭からその先へと降り気味に緩やかに進んでいくと、6分ほどで大沢ノ頭に着きます。 ここも周りが樹木に覆われていて展望は得られません。 「477m 大沢ノ頭」と記された青い色の道標が立っていました。 そばにある白い道標では、この先は「日野・藤野駅」、これまでの道は「明王峠・陣馬山」となっていますが、 この道標の指す方向には道らしいものがありません。 右手に降っていく山道があるので、たぶんこの道なのだろうと信じて降っていきます。
捨てないで!
自然はみんなの財産です。 大切にしましょう。
これまでの緩やかな道から一変して、ここからは急坂になります。 あまり歩かれていないのか、道幅が狭い上に階段状にもなっておらず、とても滑りやすい道です。 足の置場に気をつけながら、滑り落ちないように木の幹や小枝につかまりながら慎重に降っていきます。 途中に傾斜が緩やかになる所もあったりしますが、その先で再び急になってきます。
大沢ノ頭から30分ほど降っていくと、目の前が急に開けて畑地に降り立ちます。 送電線の先にある中央高速道路の向こうには丹沢の山々が続いていました。 これまでの見通しの利かない山道から開放されたようで、何だかホッとした気持ちになったりします。 ここからは道幅も広がって歩きやすくなります。
大きな木の先で右手へと分かれていく道がありますが、畑地に沿って左手へと降っていきます。 畑地から再び雑木林の中へ入って石垣の側を過ぎていくと、畑地から6分ほどで舗装道路へ降り立ちます。 これで山道は終わりになります。 角に立つ「明王峠5.2km」の道標が、今降ってきた道を指しています。 道標「藤野駅」に従って右折し、日野地区の中に続く舗装道路を道なりに進んでいきます。
山火事注意
自然を守ろう。
日野地区
6分ほど進んでいくと、相模湖へ注ぐ沢井川に架かる日野橋を渡っていきます。
砂防指定地 沢井川
この土地の区域内において宅地造成、家屋の新築、土採取等の行為をする場合は 神奈川県知事の許可が必要ですから、津久井土木事務所にご相談下さい。
 (津久井土木事務所)
更に道なりに日野の集落を進んでいくと、舗装道路へ降りてから10数分で広めの車道に出ます。 ここを左折して車道を進んでいきます。 曲がった角に「←藤野駅」と書かれた看板がありました。 2分ほど進んでいった所に日野バス停があり藤野駅行きのバスの便がありますが、 1時間に1本程度しかないし歩いても15分ほどで着くので、余り当てにはしないことにしましょう。
川や道にゴミを捨てないで
 (沢井むらおこしの会、藤野町)
沢井隧道
宝くじの助成を受けて植樹されたアジサイを見ながら車道を登り気味に進んでいくと沢井隧道があります。 普通の馬蹄形とは違って、少し変わった形をしていました。 何だかイチゴのように思えてきたりもします。 隧道内には、細いながらも歩道が付けられています。
藤野上自然環境保全地域
自然を大切に。
建築物の新改増築、土地の形質変更等は届出が必要です。  (神奈川県津久井地区行政センター環境部、藤野町産業建設部まちづくり課)
藤野(ふじの)駅
沢井隧道を抜けてすぐの所にあるJR中央線の踏切を渡っていきます。 踏切を渡ってすぐに右折して線路沿いの小道を進んでいくと、藤野駅(JR中央線)に着きます。
あいさつ運動宣言の町
私たちは、郷土を愛し、人々の心と心のふれあいを深め、 「ゆとりとうるおいのあるまちづくり」をめざしています。 そのために、「あいさつ道路」を指定し、この運動の趣旨徹底と展開を図るものです。
あいさつは 心のふれあい かよいあい
 (藤野町、藤野町教育委員会)