畠山
散策:2005年05月下旬
【低山ハイク】 畠山
概 要 畠山は三浦半島の中ほどにある低い山で、森戸川を巡る三浦アルプスの東辺にあります。 今回は南側から畠山へ登り、その先の乳頭山を経て沼間へ降る三浦アルプスの東尾根を歩きます。 乳頭山やその先からは横須賀港や東京湾が見渡せる素晴らしい景色が広がっています。
起 点 葉山町 不動橋バス停
終 点 逗子市 沼間坂上バス停
ルート 不動橋バス停…畠山登り口…大沢山分岐…畠山…安針塚分岐…田浦泉町分岐…梅林近道分岐…仙元山分岐…乳頭山…森戸川林道分岐…田浦梅林分岐…小ピーク…森戸川分岐…二子山分岐…白赤稲荷分岐…横々道分岐…4,5丁目分岐…港が丘分岐…グリーンヒル分岐…沼間坂上バス停
所要時間 3時間50分
歩いて... 展望が広がるのは乳頭山の山頂とその先しばらくの間だけで、それ以外は森の中に続く静かな尾根歩きのコースです。 道はそれほどの傾斜もなくて歩きやすくなっていますが、 大沢山への分岐には道標や案内書きなどがないので、間違えないようにしましょう。
関連メモ 三浦アルプス, 塚山公園, 田浦梅の里, 畠山, 乳頭山, 森戸川, 乳頭山, 森戸川回峰, 乳頭山, 乳頭山, 乳頭山,
二子山, 乳頭山, 畠山, 三浦アルプス, 乳頭山, 三浦アルプス
コース紹介
不動橋(ふどうばし)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、[逗15]衣笠駅行きバスにて22分、 1時間に2本程度の便があります。
バス停から逗子方向へ100mほど引き返していくと不動橋交差点があります。 その先の下山川に架かる不動橋を渡ってすぐ右へ曲がっていきます。 曲がってすぐの所にある葉山町消防団第一分団の建物を巻くようにして左手に曲がっていきます。 道の左側にある小さな「畠山」の道標に従って、その先へと続く緩やかな坂道を登っていきます。
畠山登り口
民家が散在する緩やかな坂道を6分ほどで登り切ると、右手から細い山道が始まっています。 正面の道は民家へと続いていて行き止りです。 角にある小さな道標「畠山」がこの道を指しています。 矢印が若干変な向きになっていますが、この右手の山道を登っていきます。
抉れてU字形になった山道を登っていくと、2分ほどで竹林の中に入っていきます。 この春に生え出たと思われる竹の子もすっかり大きくなっていました。 林の中に立つ小さな道標「畠山」のある所で左へ曲がっていきます。
竹林を数分で抜けると雑木林へと変わっていきます。 樹木の間から時々見える三浦アルプスの稜線を眺めながら山道を登っていきます。 よく踏まれていてしっかりとした道が続いています。
大沢山分岐
登り口から15分ほど登っていくと分岐があります。 辺りを見回してみても道標類は見当たりません。 左手の道は小ピークへ登っていくように感じます。 右手の道は少し降り気味に続いていて谷筋へ降りていってしまうようにも感じますが、 畠山へは右手の道を進んでいきます。
大沢山…
どちらへ行けばいいのかしばし考えた末、先ずは左手へ登っていきました。 細い道を6分ほど登っていくと小広くなったピークに着きました。 周りは樹木に囲まれていて展望は得られません。 測量用と思われる小さな石標がありました。 場所の名前などを記した標識は見当たりませんでしたが、幹に「大沢山」と刻まれた木がありました。 そこから道が左右に分かれていました。 右手の道が畠山へと続いているように思えて少し探ってみましたが、 余り歩かれた形跡のない細い道だったので、 諦めて分岐まで引き返して、右手の道を進んでいったのでした。
谷筋へ降りていくように思えた道もすぐになだらかになって山腹を進むようになります。 やがて正面の樹木越しに山頂が見えてきます。これから目指す畠山なのでしょうか。 小さなアップダウンを繰り返しながら次第に登っていきます。
大沢山分岐から10分ほど登っていくと、小広くなった草地に着きます。 ここで道が二手に分かれています。 木のそばに立つ道標によると、左手は「塚山公園・田浦緑地・(二子山)」となっています。 正面の道は何も書かれてはいませんが、すぐそこで行き止りになります。
火気に注意
 (神奈川県)
畠山 (標高205m)
分岐の正面すぐの所の草が刈り取られていました。 標識などは見当たりませんでしたが、ここが畠山の山頂だと思われます。 麓の登り口から45分ほどで到着しました。 山頂には三角点と小さな円いテーブルがひとつ設置されていました。 石仏も一体ありました。顔が三つある石仏だったので馬頭観音でしょうか。 横面に刻まれた文字によると明治の頃に造られたもののようです。 石仏の前には小銭がお供えされていました。
所要時間の45分には、大沢山への寄道で費やした約20分も含んでいます。
畠山の山頂は樹木に覆われていて展望はほとんど得られませんが、 樹間から僅かに海が見えていました。 方角からすると横須賀港なのでしょうか。 先ほどの分岐の辺りも含めて、この一帯が畠山の山頂になるようです。 草が生い茂ってさえいなければ、結構広い山頂のように思えます。
山歩く 心にいつも 火の用心
 (神奈川県)
安針塚分岐
先ほどの分岐まで引き返し、道標「塚山公園・田浦緑地・二子山」に従って尾根道を進んでいきます。 3分ほど進んでいくと分岐があります。 角に立つ道標によると、右手の道は「山中町・安針塚」、左手の道は「仙元山・田浦緑地・(二子山)」となっています。
道標に従って左手へ戻り気味に曲がっていくと、2分ほどで鞍部に着きます。 左右の樹木が低くなっていて、樹木越しに、左手には三浦アルプスの稜線が、 右手には横須賀の海が見渡せました。
更に尾根道を進んでいきます。 小さなアップダウンはあるものの、息が切れてしまうほどの坂道はありません。 しっかりとして歩きやすい道が続きます。 椿でしょうか、幹がツルっとした常緑樹がしばらく続いている所があったりします。 花の咲く季節には綺麗なのかも知れません。
田浦泉町分岐
先ほどの鞍部から20分ほど進んでいくと、十字路になった鞍部に着きます。 角には海軍省の設置した「東京湾要塞第一区地帯標」,「第一三号」と記された石標が立っていました。 裏面には「昭和十六年七月三十日建」の文字もありました。 その石標にマジックで書かれた案内によると、右手の道は「田浦泉町・梅林」、 左手の道は「上山口・川づたい、荒れてる・注意」、正面の道は「仙元山・東逗子・梅林」となっています。 ここは正面の道を登っていきます。
梅林近道分岐
「土砂流出防備・保健・保安林」の標識を過ぎていくと、 先ほどの分岐から8分ほどで再び分岐があります。 ここにも海軍省の設置した石標「第一四号」がありました。 その石標にマジックで書かれた案内によると、右手の道は「梅林近道」、 左手の道は「田浦・仙元山・二子山」となっています。 案内に従って左手の道を進んでいきます。
仙元山分岐
2分ほど進んでいくと、三浦アルプスの縦走路に出ます。 角に立つ道標によると、左手の道は「仙元山・上山口小学校」、 右手の道は「梅林・田浦緑地・(二子山)・東ズシ・フナコシ」となっています。 ここは、左手5分ほどの所にある小ピークと、右手3分ほどの所にある乳頭山との間にある鞍部になっています。
双耳峰…
乳頭山は田浦方面から眺めると双耳峰になっています。 右手の乳頭山と左手の小ピークが「双耳」に見えているようです。
道標に従って右手の尾根道を進んでいくと、すぐに金属製の階段が現われます。 左手へ分かれる道が手前にありますが、すぐに合流します。 歩きやすい階段を登っていきます。
乳頭山
階段を登り切ると、縦走路へ出てから3分ほどで乳頭山の頂上に着きます。 畠山から55分ほどで到着しました。 頂上は小広くなっていて測量の基準点が設置されていました。 大きな木の側には「保安林」の菱形の看板があり、そこにマジックで「乳頭山」と書き込まれていました。
211m峰…
2万5千分の1の地図に書かれている211m峰はこの乳頭山ではなく、 先ほどの仙元山分岐を左手へ進んでいった所にある小ピークのように思われます。
山頂の周りは概ね樹木に覆われていますが、左手の先が一部開けていて、横須賀港を見渡すことができます。 空気が澄んでいると東京湾の向こうまで綺麗に見えますが、この日は残念ながら少し霞んでいました。
森戸川林道分岐
山頂の左手から降っていきます。 登り道にあったのと同じような金属製の階段を降っていくと、すぐに分岐があります。 角に立つ道標によると、正面へ降っていく道は「森戸川林道・二子山」、 右手の道は「田浦」となっています。 道標に従って、右手の道を進んでいきます。
田浦梅林分岐
梢越しに横須賀の海を眺めながら降っていきます。 途中にロープが張られた岩場もありますが、それほど険しい道ではありません。 分岐から4分ほどして緩やかな尾根道になると分岐があります。 角に立つ道標によると、右手へ降っていく道は「田浦梅林・田浦緑地」で、 正面の尾根道は「東逗子・二子山・田浦4,5丁目商店街、国道16号至ル」となっています。
右手の道を見送って尾根道をそのまま進んでいくのですが、 右前方の細い道を2mほど登ると開けた場所があるので眺めを楽しんでいきましょう。 乳頭山からの眺めと同じく、横浜横須賀道路の向こうに横須賀港が広がっていました。 ベンチも設置されていて、景色を眺めながらひと休みしていくにはいい場所になっていました。
小ピーク
尾根道を数分進んでいくと、右手の樹木が途切れて見晴らしのいい場所があります。 歩みを止めてしばらく展望を楽しんでからその先へと進んでいくと、 先ほどの分岐から5分ほどで分岐があります。 右手の道のすぐ先は岩場のピークになっていて、左手はそのまき道になっています。 ピークからも樹木越しにまずまずの眺めが広がっています。
まき道を合わせて更に5分ほど進んでいくと再び分岐があります。 尾根道は正面の高みへも続いているようですが、 角に立つ道標「4,5丁目商店街・東逗子・二子山・港が丘」に従って、 右手の切通しのような所を降っていきます。
森戸川分岐
切通しを過ぎていくと植林帯へと入っていきます。 送電線の「東京南線1・2号線No.35」鉄塔を右上に見ながら谷筋沿いに進んでいくと、 4分ほどで小さな鞍部があります。 そこから余り踏まれていない道が左手へ分かれていきます。 そばにある簡易道標によると森戸川へと降っていく道のようですが、 「二子山・逗子」が示す正面の道を進んでいきます。
二子山分岐
火の用心の標柱を過ぎていくと、分岐から5分ほどで、送電線の「東京南線1・2号線No.36」鉄塔があります。 鉄塔の脇を通っていくと、ほどなくして分岐があります。 乳頭山から30分ほどで着きました。 角に立つ道標によると、左手の道は「沼間・東逗子・二子山」で、 正面の道は「4,5丁目商店街、国道16号至ル」となっています。 左手の道を行くと、東逗子駅から二子山へと続く「二子山ハイキングコース」へ20数分で出られますが、 今回は正面の道を進んでいくことにしました。
山火事防止、火の用心
 (北消防署、田浦観光協会)
しっかりとして緩やかな道を進んでいくと、 逗子市消防本部が設置した緊急時の通報番号が書かれた看板「ぬまま16番」が立っています。 看板を過ぎていくと樹木の間があいて風通しのいい所がありました。 道端には神奈川県の設置した防火用水がありました。 丸太で組んだ柵が丁寧にしてあり、その中には水が入ったドラム缶がふたつ並んでいます。 「屋根を取って使うこと」と注書きされていて、バケツまで設置されていました。 似たような防火用水は他のコースでもよく見かけますが、 バケツまで設置されているのは余り記憶がありません。
白赤稲荷分岐
17番の看板を過ぎていくと道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手に登っていく細い道は「白赤稲荷を経て田浦大作町」、 正面の道は「沼間・港が丘・田浦4丁目」となっています。 道標に従って、そのまま真直ぐに進んでいきます。
横々道分岐
18番の看板を過ぎていくと、先ほどの分岐から3分ほどで再び分岐があります。 角に立つ道標によると、左手に戻るようにして分かれていく道は「横々道の下を通って→沼間・グリーンヒル」、 正面の道は「田浦4丁目・沼間坂上・港が丘」となっています。 道標に従って、正面へ道なりに進んでいきます。
左手の道
後日に左手の道を歩きました。 シダ類や笹竹の生い茂る道を6分ほど降っていくと広めの舗装路に降り立ちます。 その先の横浜横須賀道路の下をくぐって道なりに進んでいくと、 ここから20分ほどで、逗子グリーンヒルの住宅地の南東端にあるつばき公園に出られました。
歩きやすい緩やかな道を更に進んでいくと、ほどなくして岩が剥き出ている分岐があります。 19番の看板のそばにある道標によると、右手の道は「沼間4,5丁目商店街・港が丘・大作町谷戸」となっています。 左手もしっかりとした道ですが特に何も書いてはありません。 ここは道標に従って右手へと進んでいきます。
後日に左手の道を歩きました。(「乳頭山」を参照)
自然環境保全地域
自然を大切にしましょう。
建築物の新増改築、土地の形質変更等は届出が必要です。
 (神奈川県)
4,5丁目分岐
20番の看板を過ぎていくと、分岐から2分ほどでこんもりとした高みがあります。 その手前で道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手の道は「4,5丁目商店街、国道16号至ル」、 左手の道は「港が丘・沼間坂上」,「港が丘展望台・沼間坂上バス停」となっています。 そばには21番の看板も立っています。 ここは左手の道を進んでいきます。
右手の道
後日に右手の道を歩きました。 すぐに道が二手に分かれていますが、少し降った所で合流します。 その先はしっかりとして歩きやすい道が続いていて、ここから20分ほどで田浦町4丁目へ降りて行かれます。 途中からは大作町への道も分かれていました。
岩が削られてU字形になった道を過ぎ、送電線の鉄塔「桜山線No.2」を過ぎ、 再び岩が削られてU字形になった道を進んでいきます。 傾斜も少なくて歩きやすい道が続いています。
港が丘分岐
22番の看板を過ぎ「桜山線No.3」の鉄塔を過ぎていくと、31番の看板が立っています。 急に番号がとんでいて変な感じがします。 その少し先で道が二手に分かれています。 角に立つ道標によると、右手の道は「沼間坂上・港が丘・展望台から国道16号へ」、 左手の道は「グリーンヒル・沼間坂上・港が丘」となっていて、 どちらを進んでいっても同じ場所に行けそうな感じですが、ここは左手の道を緩やかに登っていきます。
寄道…
「展望台」という記述に誘われて、ちょっと右手の道を歩いてみました。 12分ほど進んでいくと高台に着きました。 眼下には港が丘の街並みや長浦港に停泊する黒い潜水艦が見えていました。 高台からはコンクリート製の階段が住宅街へと降っているだけで、展望台と云えそうな所はありませんでした。 その高台が展望台ということなのでしょうか。 高台から左手へ細い道が続いていたので、その先に展望台があったのかも知れません。 高台への道の途中から分岐する道もあり、この分岐を左手に進んでいった先で合流しています。 (後日に港が丘から歩いてきました。「乳頭山」を参照)
グリーンヒル分岐
32番の看板を過ぎて緩やかに登っていきます。 登りきった所で左手へ曲がっていくと、送電線の鉄塔「桜山線NO.4」の下をくぐっていきます。 鉄塔のすぐ先で道が二手に分かれています。 28番の看板の袂にある道標によると、左手の道は「高速道路脇を経てグリーンヒル」、 右手の道は「沼間坂上・港が丘」となっています。 今回は右手の道を沼間坂上へと降っていきました。
乳頭山の近くにあったのと同じような金属網の階段を降っていきます。 その階段もすぐに終わり左手に有刺鉄線柵が続くようになるとT字路があります。 角に立つ道標によると、右手の道は「港が丘・国道16号」となっていて、 港が丘分岐を右手に進んでいった途中から分かれてきた道になります。 ここは道標「沼間坂上」に従って正面の道を進んでいきます。
「巡視路入口」の札が取り付けられた金網の扉を見送って29番の看板を過ぎていくと、 送電線の鉄塔「東京南線1・2号線No.39」が立っています。 鉄塔の下を過ぎて植林帯の中を進んでいくと、「桜山線NO.4」の鉄塔から5分ほどで分岐があります。 正面の尾根道は電力会社の巡視路で、 沼間坂上へは手前の黄色い支柱に書かれた「沼間坂上バス停15分右へ下る」に従って、 右手の植林帯へと降っていきます。 角に立つ30番の看板にもマジックで「出口→」と書き込まれていました。
植林帯を3分ほど降っていくと、簡易舗装された道に降り立ちます。 ここには道標などはなく、こちら側から登る場合の目印になりそうなものは見当たりませんでした。 道路に降りて左手へと進んでいきます。 右手は行き止りになっています。
豊かな緑 山火事注意
たばこ・たき火は完全に消そう!
 (森林国営保険、神奈川県)
郷土の緑 山火事注意
自然を守りましょう。
 (森林国営保険、神奈川県)
横須賀市水道局の田浦配水場を過ぎて道路を降っていきます。 この辺りはJR横須賀線の東逗子駅と田浦駅の間にあるトンネルの真上にあたり、 丁度トンネルから出てきた電車が通り過ぎていきました。 数軒の民家を過ぎ、横浜横須賀道路の下をくぐって真直ぐに進んでいくと県道24号に出ます。 信号を右手へ少し行くと、横浜横須賀道路の下に沼間坂上バス停があります。
沼間坂上(ぬままさかうえ)バス停
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて11分、 1時間に2本程度の便があります。
向かい側のバス停からは、田浦駅(JR横須賀線)まで、田浦駅行きバスにて7分、 1時間に2本程度の便があります。