はやま三ヶ岡山緑地
散策:2005年05月上旬
【街角散策】 はやま三ヶ岡山緑地
概 要 はやま三ヶ岡山緑地は、葉山の海辺にあるこんもりとした低い山です。 住宅地のすぐそばにあって手軽に訪ねることができます。 広場や展望台からは、葉山の街並みや江ノ島を見渡すことができます。 条件のいい日には、箱根や丹沢の山々や富士山も望める素晴らしい景色が広がる所です。
起 点 葉山町 旧役場前バス停
終 点 葉山町 真名瀬バス停
ルート 旧役場前バス停…つつじコース登り口…東峰広場…東2峰広場…山頂広場…西2峰広場…展望台…馬の背…西峰疎林広場…熊野神社…真名瀬漁港…真名瀬バス停
所要時間 1時間40分
歩いて... 住宅地のすぐそばにある低い山で道もしっかりとしているので、 ハイキングなどの特別な準備をしていかなくても気軽に訪ねることができます。 真名瀬の近くには景色の素晴らしい芝崎海岸や森戸海岸があるので、帰りには是非立寄っていきましょう。
関連メモ 葉山, 葉山海岸
コース紹介
旧役場前(きゅうやくばまえ)バス停
逗子駅(JR横須賀線)から、 [逗2]葉山行きバス、[逗4]大楠芦名口行きバス、[逗5]横須賀市民病院前行きバス、 [逗6]長井行きバス、[逗7]佐島マリーナ入口行きバス、または、[逗8]電力中央研究所行きバスにて15分、 1時間に5本程度の便があります。
バス停から逗子駅方向へ少し引き返した所にある横断歩道を渡って道路の反対側へ行き、 更に逗子駅方向へと進んでいくと、逗子駅方面の旧役場前バス停があります。 その手前にある道を左手へ入っていきます。 道の両側には寿司屋と歯科医院があり、 「はやま三ヶ岡山緑地 つつじコース」の標柱も立っているので目印になります。 正面に見えている山が、これから向かう「はやま三ヶ岡山緑地」になります。 住宅地のすぐそばにあるこんもりとした山で、その山頂は大峰山と呼ぶのだそうです。
住宅地の中の道を真直ぐに進んでいくと、道が左手へ曲がっていく角に階段があります。 そばには金属製の案内標識「はやま三ヶ岡山緑地 つつじコース」が立っているので、この階段を登っていきます。
つつじコース登り口
階段を5分ほど登っていくとコンクリートブロックの崖があります。 その横に続く道を更に進んでいくと森の中へと入っていきます。 森の中に続く階段を登っていくと、「つつじコース登り口 山頂まで約700m」と書かれた道標が立っています。
葉山都市計画一色・大楠山風致地区
首都圏逗子葉山・衣笠大楠山近郊緑地保全区域
三ヶ岡山近郊緑地特別保全地区
緑色の地区は、都市計画法に基づく風致地区です。 オレンジ色斜線区域は、首都圏近郊緑地保全法に基づく近郊緑地保全区域です。 紫色の地区は、近郊緑地特別保全地区です。 これらの地区内で、建物の新築、増築、改築、石積、よう壁、屋外広告物等の工作物の設置、 宅地や農地の造成、土石類採取等、土地形質の変更、木竹類を切る場合は、 あらかじめ県知事の許可を受けるか、届出が必要です。
 (神奈川県横須賀三浦地区行政センター、葉山町都市計画課)
たき火・たばこに注意
 (神奈川県)
道標に従って右手へ続く山道を進んでいきます。 最後の民家の左手に続く山道を進んでいくと、道に金属製の杭が何本も立っていました。 ここからが「はやま三ヶ岡山緑地」ということのようです。 杭を過ぎてすぐの所に大きな「県立はやま三ヶ岡山緑地案内図」がありました。 見やすいようにということなのか、斜めに傾けて設置されていました。 この案内図にこの緑地の散策コースが載っているので参考にしましょう。 今歩いているのがつつじコースで、その先の尾根に沿って東の尾根コース・西の尾根コース・真名瀬コース、 山頂から分かれてあじさいコースなどがあります。 今回は尾根に沿ったコースを歩くこととし、あじさいコースはまたの機会にしようと思います。
県立はやま三ヶ岡山緑地について
ここは、首都圏近郊緑地保全法に基づく「三ヶ岡山近郊緑地特別保全地区」として、 昭和42年に指定されて以来、あるがままの自然を保全してきました。 その後、自然とのかかわり方の多様化や緑地の新たな活用を考え、 平成6年度より「人とかかわりながら保全する自然」をめざし、 身近な自然とのふれあいの場となるよう、園路などの利用施設の整備を行い、 平成9年に第19番目の県立都市公園として開園しました。 この公園では様々な植物や鳥達とふれあえ、また相模湾を一望することができます。 どうぞ「はやま三ヶ岡山緑地」の自然を満喫してください。
フィールドマナー(利用される方へ)
三ヶ岡山の自然を守り育て、みなさんが気持ちよく利用するために、次のことをお守り下さい。
・タバコなど火の使用はご遠慮下さい。
・ゴミは持ち帰りましょう。
・森にはいろいろな生物が生活していますので大切にしましょう。
・園内にはトイレ、水飲み場はありません。
山火事注意
火の始末 山に来るたび 歩くたび
タバコの投げ捨てはやめましょう
 (葉山町)
案内図を過ぎていくと、道の脇にはツツジが沢山植えられていました。 花の時期にはまだ少し早かったようで、チラホラ咲き程度でした。 ツツジを巻くようにして道は左手へ曲がっていきます。 その角に葉山町消防本部が設置した緊急時の通報番号を記した看板が立っていました。 ここのが7番で、以降、6番・5番と続き、最後の真名瀬コースに1番がありました。
ツツジを過ぎていくと、雑木林の中に横木の階段が始まります。 急傾斜でもなく土が流れ出して抉れている訳でもないので、それほど歩きにくくはありません。 長く伸びた雑木を眺めながら横木の階段を登っていきます。
緑は友だち 山火事注意
 (森林国営保険、神奈川県)
山火事注意
自然を大切に!
 (葉山町消防署)
横木の階段を6分ほど登っていくと尾根に着きます。 道標「尾根コース 至山頂」に従って左手に進んでいきます。 道標のそばに「まむし注意」の看板を見つけてドキリ! しかもリアルな絵まで描いてあったりして更にドキリ! 看板であってもヘビを見ると反射的に体が硬直する癖が出てしまいました。 いつもの事ながら、この癖は何とかならないものかと思うのでした。
注意!
まむしがでますからご注意下さい。
東峰広場
尾根道を歩き出すと、すぐにベンチが二つ設置された東峰広場があります。 周りは樹木に覆われていて展望はなく、道の一部といった感じの所です。
広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 やがて右手に木柵が続くようになります。 更にその先へと雑木林の中の道を進んでいくと浅い鞍部があります。
東2峰広場
横木の階段を登り返していくと東2峰広場に着きます。 「つつじコース登り口」の道標のある所から20分ほどで到着しました。 小広い場所になっていて、テーブルやベンチが幾つも設置されています。
広場の正面が開けていて素晴らしい景色が広がっていました。 ベンチに腰を掛けて、しばらく景色を楽しんでいきましょう。 葉山の街並みの向こうには、逗子から鎌倉にかけての海岸が続いています。 左手の海に浮かんでいるのは江ノ島だと思われます。 空気が澄んでいる日には丹沢や箱根の山々の向こうに富士山までも見えるのでしょうか。
展望を楽しんだら、左手に続く道を進んでいきます。 浅い鞍部を過ぎていくと、横木の階段を登るようになります。
山頂広場 (標高148m)
幅の広い横木の階段を登っていくと、東2峰広場から4分ほどで山頂広場に着きます。 東屋がひとつ建っていて、テーブルやベンチも数多く設置されていますが、 周りは樹木に覆われていて、残念ながら展望はほとんど得られません。
手元の地図によるとここは「大峰山」と呼ぶようですが、 その旨の標識は見当たりませんでした。 また「三ヶ岡山」という名前との関連もよく分りませんでした。
ここからコースが二手に分かれています。 北側はあじさいコースであじさい公園への道で、西側は真名瀬コースで真名瀬漁港への道です。 今回は西側の尾根筋に続く真名瀬コースを進んでいきました。
広くて緩やかな尾根道を進んでいきます。 樹木の間から葉山方面の海を垣間見ながら快適な道を進んでいきます。
西2峰広場
山頂広場から5分ほど進んでいくと、ベンチが幾つか設置された西2峰広場があります。 周りは樹木に覆われていて展望はほとんど得られません。
展望台
西2峰広場を後にして更に尾根道を進んでいくと横木の階段が現われます。 階段を登っていって小ピークに着くと、木組みされた展望台がありました。 右側にはベンチも備え付けられていました。
西2峰広場・展望台…
最初にあった案内図では「西2峰広場・展望台」となっていて一ヶ所のように思えますが、 ここは広場という雰囲気ではありません。 歩いて1分ほどの距離しか離れてはいないので、 先ほどの広場が「西2峰広場」で、ここが「展望台」としておきました。
展望台からも素晴らしい景色が広がっていました。 先ほどの東2峰広場からとは少し角度が違うこともあって、眼下の葉山の街並みは見えませんでした。
警告
最近不用意に樹木を伐採する行為が見受けられます。 緑地内での木竹を伐採することは禁止されていますので違反すると処罰されます。!!
 (神奈川県横須賀土木事務所)
馬の背
展望を楽しんだらその先にある急な横木の階段を降っていきます。 これまでの広くて緩やかな尾根道から一転して、狭くて急な道になります。 横木の急な階段も2分ほどで終わると鞍部に着きます。 両側が切り立って馬の背のようになっています。 危険防止のためか、道の両側には木柵が設置されていました。 南側(左側)の樹木越しには、葉山の海辺が少し見えていました。
馬の背を過ぎて短い階段を登ると、小さなアンテナ施設がありました。 形からするとVHF用テレビアンテナのようでした。この地域の共同アンテナなのでしょうか。
アンテナを過ぎると道はなだらかになり、周囲も広がってきます。 道の周りには、白や黄色の花をつけた多くの草花が咲いていました。 植物の種類には疎くて、何と云う名前なのかは分りませんでした。
緑は森呼吸 山火事注意
たばこ・たき火はよく消そう!
 (森林国営保険、神奈川県)
西峰疎林広場
広くなった道を少し進んでいくと西峰疎林広場に着きます。 かなりの広さがあるようですが、その中に樹木も生えているので、広がりはそれほどには感じません。 周りは樹木に覆われていて展望はほとんど得られませんが、 樹木の間から海側を少し垣間見ることができました。 テーブルやベンチが幾つも設置されているので、ひと休みしていきましょう。 今回は見当たりませんでしたが、以前にはこの三ヶ岡山ができるまでの解説板が設置されていたようです。 それによると、ここは旧石器時代には海に浮かぶ島だったようです。
三ヶ岡山のできるまで
関東平野が出現したといわれる今から2万〜5万年前ごろ(旧石器時代)の葉山は、 森戸川は長柄大山、松久保辺りまで海水の入り込む入り江になっていました。 下山川は木古庭近くまで入り江で、その東方の久里浜の平作川は池上あたりまで入り江になっていました。 このことから、三ヶ岡山は当時海中の孤島であったことがわかります。 その後の地殻変動で入り江と三ヶ岡島が陸化して今の一色海岸や森戸海岸などの海岸線ができたと言われています。
西峰疎林広場の左手に続く道を緩やかに降っていきます。 少し降っていくと急傾斜の横木の階段が始まります。 横幅は広いのですが段差がかなりあって降りていくのに苦労します。 こちら側から登ってくる何人かとすれ違いましたが、みんな息を切らせていました。
横木の急な階段を5分ほど降って、葉山町消防本部が設置した緊急時の通報番号1番の看板を過ぎていくと、 樹木の合間からは葉山の海が見えるようになります。 左手にあるのは沖合い700mほどの所に浮かぶ名島という無人島で、龍宮を祀る赤い鳥居が建っています。 その手前の海の中には高さ13mほどの白い葉山灯台があります。 右手には森戸海岸へと続く岩礁があります。 海の向こうには江ノ島がぽっかりと浮かんでいます。 空気が澄んでいると、遠く箱根や丹沢の山々までも見渡せるのでしょうか。
西峰疎林広場から10分ほど降っていくと、横木の階段も終わりになります。 道なりに左手に曲がっていくと、最初のつつじコース登り口の道標の先にあったのと同じような 「県立はやま三ヶ岡山緑地案内図」がありました。 終点の真名瀬バス停までの道順を確認しておきましょう。
熊野神社
案内板を過ぎて横木の階段を右手へ降りていくと、 金属製の案内標識「はやま三ヶ岡山緑地 真名瀬コース」が立っています。 そこを右手にいくと、小振りな熊野神社があります。 左手には眞名瀬会館も建っていて、「真名瀬コース登り口 山頂まで約800m」と書かれた道標も立っていました。
一色急傾斜地崩壊危険区域
この区域内で、のり切、掘削、伐採等を行なう場合は知事の許可が必要ですから左記へお問合せ下さい。
 (神奈川県横須賀土木事務所)
鳥居をくぐり、その先に続く民家の間の道を真直ぐに進んでいくと、ほどなくして県道207号に出ます。 出た所に「はやま三ヶ岡山緑地 真名瀬コース」の標柱も立っているので、 こちら側から登っていく場合には目印になります。
真名瀬漁港
車道の前は砂浜になっています。 海辺に出て体一杯に潮風を感じてみましょう。 左手には真名瀬漁港があって多くの漁船が陸揚げされていました。 左手に少し行くと芝崎海岸が、右手に少し行くと森戸海岸があります。 いずれも景色の素晴らしい所なので、時間があれば立寄っていきましょう。
真名瀬(しんなせ)バス停
県道を右手に少し進んでいくと、海産土産店の横に真名瀬バス停があります。
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて15分、1時間に4本程度の便があります。