大岳山
散策:2005年04月下旬
【低山ハイク】 大岳山
概 要 大岳山は奥多摩にある山で、御岳山の南西に位置しています。 今回はJR青梅線側から谷筋を登ってJR五日市線側へ降るコースを歩きます。 山頂からは奥多摩の山々を見渡す素晴らしい景色が広がっています。 途中には滝が幾つもあって、涼やかな風を体感できる滝巡りコースにもなっています。
起 点 奥多摩町 白丸駅
終 点 あきる野市 上養沢バス停
ルート 白丸駅…数馬峡橋…柿平橋…東京都水産試験場…一付橋…アメリカキャンプ村…海沢隧道…林道海沢線…海沢園地…三ッ釜ノ滝…ネジレノ滝…大滝…尾根…縦走路…大岳山…大岳神社…大岳山荘…鍋割山分岐…高岩山分岐…御岳山分岐…御岳岩石園…綾広の滝…天狗岩…七代の滝分岐…七代の滝…御岳林道…養沢鍾乳洞分岐…上養沢バス停
所要時間 8時間20分
歩いて... この日は出発するのが遅くて体調も今ひとつだったこともあって予想外に時間がかかってしまい、 大岳山の山頂に着いた時にはもうヘロヘロになっていたのでした。 しかし山頂からの素晴らしい眺めに元気付けられて、夕暮れ近くにはなりましたが、無事に下山することができました。
関連メモ 大岳山
コース紹介
白丸(しろまる)駅 (標高320m)
白丸駅(JR青梅線)から歩いていきます。
白丸駅は無人駅になっていて、青梅駅寄りの出口のほかに、 ホームの中ほどからも自由に出入りすることができます。 今回は青梅駅寄り出口から出ました。 駅を出た正面にある坂道を国道411号へと降っていくのですが、 すぐの所にある踏み切りを渡ると、 奥多摩町産のヒノキ材で作られた立派な「白丸散策まっぷ」があるので参考にしましょう。 国道を奥多摩駅方面へ少し進んだ所にある数馬峡橋を渡って数馬峡遊歩道を歩き、 海沢地区を経て海沢林道から大岳山へと登っていきます。
登山されるみなさまへ
◎安全な登山をするために
○登山届を提出しましょう。
○登山の計画に無理はありませんか、もう一度確認して下さい。
  ・体力、技術に合ったルート選択を!!
  ・装備品(ライト、雨衣、予備食料等)の準備を!!
 (青梅警察署山岳救助隊、奥多摩町、奥多摩観光協会)
奥多摩の山にはクマが出没します。 必要以上に怖がることはありませんが、念のため鈴やラジオなど音の出るものを携帯して入山してください。
数馬峡橋
坂道を降って国道411号(青梅街道)に出て右手へと進んでいきます。 少し歩いていくと、駅のホーム中ほどにある出口からの道と合流します。 その先へ少し進んでいくと、道の両側に駐車場があります。 そこから左手へ道が分かれているので入っていくと数馬峡橋があります。 橋の手前には川合玉堂の歌碑が、橋を渡った所には奥田元宋の歌碑があります。 橋からは多摩川の流れが見下ろせます。訪れたのは新緑の頃ですが、 秋の紅葉の頃もまた綺麗な眺めなのだろうと思われます。
川合玉堂歌碑
山の上の はなれ小むらの 名を聞かむ やがてわが世を ここにへぬべく
明治36年春 奥多摩中山郷附近にて よしみ旧作をしるす 玉堂
楓渓・数馬峡
多摩川の楓渓はことにすぐれている。渓のよければ谷の形もよい。水の岩にふれて瀬をなしているもの面白い。道は楓渓と相対して秋は美観である。 田山花袋
玉鉾の 多摩の奥みち 木の芽立つ 数馬の峡に きのふ見し 躑躅恋しみ けふもまた たづねゆきしが 巌の肌 あかるきまでに 花の数 一夜に増して そそり立つ 高き巌がね 千尋なす 深き渓間に 咲き続く 躑躅めでつつ 川合玉堂
おそろしと 見れどやさしき 心かな 玉川のぞく 岸とおもへば 山田早苗
楓渓・数馬峡の原風景は、白丸ダムの完成で半ば失われたが、 国道411の直上約20メートルの「数馬の切り通し」(江戸時代に硅岩の岩盤を切り開いた青梅街道)からの眺望は絶景である。
奥田元宋歌碑
ひとり来て 生きるいのちを 想いたり 紅葉のくらき 山にむかひて
山鳩の 巣ごもるあたり 白々と 暮れなづみゆく 峯は静かに
奥多摩峡に折々の時写生に趣きよめる 元宋
数馬峡橋を渡った所に大きな「白丸〜数馬峡周辺〜遊歩道案内図」があります。 今回歩く大岳山までのルートが示されているので確認しておきましょう。 右手に続く「うどんのご馳走 鴨足草(ゆきのした)」への石畳の道を進んでいくと分岐があります。 右手に戻るようにして続く道は鳩ノ巣渓谷に続く「大多摩ウォーキング・トレイル」で、 大岳山へは道標「遊歩道・海沢」に従って左手の道を進んでいきます。
渓谷の斜面に続く細い遊歩道を進んでいきます。 左手には崖が、右手には柵が続く道を進んでいくと、小さなトンネルがあります。 トンネルを抜けていくと道幅が広くなってきます。 数馬第一橋を渡っていくとやがて民家が現われます。 民家や畑地の中に続く舗装道路を進んでいくと分岐があります。 角にたつ道標によると、正面の道は「この先行き止まり」、右手の道は「奥多摩駅」となっています。 大岳山も海沢も書いてはありませんが、ここは右手に続く坂道を降っていきます。
草花を採らないでください
私たちボランティアが大事に育てたヤマユリ等の苗を、郷土の植物復元のために植えています。 大切に見守ってください。
 (奥多摩ヤマユリ復元ボランティアの会)
柿平橋
坂道を降り切った所で奥多摩駅への道が右手に分かれていきますが、 道標「海沢集落」に従ってそのまま進んでいきます。 民家が点在する集落を進んでいくと柿平橋があります。 橋を渡った所に数馬峡遊歩道の休憩所兼トイレがあります。 そこに「海沢周辺まっぷ」があるので、再度ルートを確認しておきましょう。 この先にある十字路を左折して海沢川沿いの道を進んでいきます。
柿平橋の先へと進んでいくと、すぐに海沢つり掘への入口があります。 そこにも大きな「海沢周辺散策まっぷ」があります。 その先へと坂道を登っていくと十字路があります。 右手には「つきどめ橋」があり奥多摩駅へと続いています。 正面の道を行くと海沢神社や向雲寺がありますが、 道標「三ヶ釜ノ滝・大栖峠方面」や「アメリカキャンプ村」,「奥多摩霊園」の看板に従って、 左手の道を進んでいきます。
東京都水産試験場
坂道を少し降っていくと、道の左手に東京都水産試験場の生簀が続いています。 その少し先の「みどり橋」を渡った所には東京都奥多摩さかな養殖センター(海沢)があります。 見学もできるようですが土日曜は閉館しています。 この周辺は禁漁区になっています。 この生簀では、ヤマメ・イワナ・ニジマスなどが飼育されているようです。
見学者の皆さんへ
・ここは東京都奥多摩さかな養殖センター(海沢)です。マス類の養殖光景がみられます。
・魚はそれぞれ目的別に飼われていますので、餌を与えたり驚かせたりしないで下さい。
・マス類には伝染性の疾病が広がっています。
 人には感染しませんが人の衣服等にも付いて伝染しますので、時期により防疫上立入禁止箇所をもうけます。ご協力下さい。
・ここの池は深いので、見学する時は池にあまり近づかないで下さい。
・見学時間は9時から16時です。なお、ゴミはお持ち帰り下さい。
一付橋
水産試験場を過ぎて少し進んでいくと一付橋があります。 そばにある道標や看板によると、橋を渡っていく道は上坂集落や奥多摩霊園へと続いているようです。 今回は、道標「三ッ釜ノ滝・大岳山」や「アメリカキャンプ村 直進300m」の看板に従って、 橋の手前から右手へ続く川沿いの道を進んでいきます。 橋の袂には「海沢の三滝」の道標も立っていました。
この川で釣りをする人は入漁券をお求め下さい
漁期 3月_日正午より9月30日日没まで
 (氷川漁業協同組合)
遊漁者の皆様
今年度、海沢川防疫対策のため、本河川への成魚放流は実施しておりません。 なお本河川放流分は日原川・多摩川本流に追加放流しております。 ご理解の程、宜しくお願いいたします。
 (奥多摩漁業協同組合、氷川漁業協同組合)
まちをきれいに
捨てるな!ゴミは持ち帰ろう
マナーが作るきれいな環境
 (奥多摩町、奥多摩町衛生協力会連絡協議会)
アメリカキャンプ村
川沿いの道を8分ほど進んでいくと、駐車場の先の川向こうにアメリカキャンプ村があります。 ベーベキューやフィールドアスレチック等が出来る施設のようですが、 なぜ「アメリカ」という名前なのかはよく分りませんでした。
入場料
大人900円(中学生以上) 小人600円(3歳以上小学生以下)
※入場時間は、午前9:00〜午後4:00までです。
※宿泊の方の入場料は無料です。
※駐車料金((普通車)1台700円
施設
別荘(バス,トイレ,キッチン,TV付き)8棟 キャビン25棟
テントサイト(持ち込み幕営のみ)10張 温水シャワー12基
室内バーベキューハウス(200名) レンタル用具(寝具,炊飯,燃料〜etc)
フィールドアスレチック(公認コース24ポイント) レンタサイクル つりぼり
注意事項
※施設内への車の乗り入れはできません(台車をご利用ください)
※打上げ花火、バクチク等は全面禁止です
※ガスボンベの持ち込みはできません(携帯用コンロ、ランタンは可)
※直火はテントサイトのみ可、その他は禁止です
海沢隧道
キャンプ村を過ぎて川沿いの道を5分ほど進んでいくと観音橋があります。 そのすぐ先には海沢隧道があります。 短いトンネルで、両側の出入口付近はコンクリート打ちされていますが、 中ほどは素掘りのままの状態になっていました。
ひろげよう 森への感謝と 防火の輪!
山火事注意
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
林道海沢線
海沢隧道を抜けていくとすぐに「せみのはし」があります。 橋を渡った先に林道海沢線の案内板がありました。 ここからが海沢林道ということなのでしょうか。
林道 海沢線
林道の規格・構造は、公道とは異なり路肩の保全・法面の落石防止等の処置が十分ではありませんので、 利用される方は、次の事を承諾厳守のうえ通行してください。
1.林業関係以外の車両の通行はご遠慮下さい。
2.車のスピードは、20km/時以下としてください。
3.降雨降雪時には、スリップまたは落石の危険があります。
4.見通しの悪い箇所での駐車は避けてください。
 (東京都)
自然を大切にしょう
 (氷川中学生徒会美友団)
お願い!! 海沢を汚さないで!!
 (奥多摩町立氷川中学校生徒会と沢の住人ヤマメより)
よりよい環境を求めています
ゴミ・空きカン 捨てないよう
 (奥多摩町、奥多摩町衛生協力会連絡協議会)
沢沿いに続く林道を緩やかに登っていきます。 砂防ダムを流れ落ちる水の音が心地よく響いています。 河原でバーベキューをしているグループを見かけたりもしました。 川入橋や姫松尾橋を過ぎていきます。 小さな切通しを過ぎていくと正面に稜線が見えてきます。 これから向かう大岳山へ続く稜線なのでしょうか。
海沢園地
海沢隧道から30分ほど進んでいくと、林道が大きく左へ曲がっていく角に海沢園地があります。 白丸駅から1時間40分ほどで到着しました。 東屋が設置されているだけの小さな広場です。 海沢園地便所もありましたが、6月中には撤去予定とのことで、この時には使用禁止になっていました。 入口に大きな「海沢(三ッ釜ノ滝,ネジレノ滝,大滝)周辺図」があるので、これからのルートを確認しておきましょう。 海沢林道はこの左手を大栖峠へと続いていますが、 ここで林道と分かれて、海沢渓谷の滝を訪ねながら大岳山へと登っていきます。
家を出発するのが遅かったこともあって、ここに着いた時には11時を回っていました。 その上、体調が万全ではなかったのか、 息が切れるような急坂があった訳でもないのに、疲れがひどい状態でした。 そんな状況でしたが大岳山へ登っていくことにしました。
海沢渓谷でのお願い
1.ゴミは必ず持ち帰る
2.水を汚さない
3.野営、直火(薪・炭)は禁止
4.山でのマナーを守る
注意
ハンターの皆さん! この附近にはハイキング道があります。
狩猟に注意しましょう。
 (東京都)
山火事注意
 (奥多摩消防署、奥多摩町消防団)
この自然はみんなの宝物!
キャンプやバーベキューの後片付けは完全に。
ゴミは必ず持ち帰りましょう。
河川へのゴミの投げ捨てはやめて!!
 (奥多摩町)
注意
この谷・川にゴミは絶対に捨てないで下さい。
※違反された場合は法のきめにより罰せられることになります。
 (奥多摩町衛生協力会)
小さな火 "まさか"がおこす 山の火事
 (森林国営保険、東京都、東京消防庁)
三ッ釜ノ滝
東屋の左奥にある「海沢の四滝」の道標に従って、砂防ダムを越えて河原へと降りていきます。 すぐに小さな木橋を渡っていきます。 左手に続く石ごろごろの河原を登っていくと鉄製の階段が現われます。 その横に三段になって流れ落ちる滝がありました。 辺りに標柱は見当たりませんでしたが、これが三ッ釜ノ滝なのでしょうか。
四滝…
道標には「海沢の四滝」となっていましたが、 先ほどの案内図には、三ッ釜ノ滝・ネジレノ滝・大滝の三つしか書いてはありません。 その他にもどこかに滝があるのでしょうか。
滝の右手にある鉄製の急階段を登り植林帯の中に続く横木の階段を登っていくと分岐があります。 道標によると、右手は「大滝」への道で、左手は「ネジレノ滝」への道です。 先ほどの案内図を思い出して、先ずは左手の道をネジレノ滝へと向かっていきます。
崖沿いの道を降っていくと、鉄製の急階段があります。 その階段を降って沢筋に降り、右手の上流へと続く道を進んでいきます。 沢から少し離れて森の中を登っていくと分岐があります。 道標によると、右手は「大滝」への道で、左手は「ネジレノ滝」への道となっています。 この少し先にネジレノ滝があるので往復してきましょう。
ネジレノ滝
沢筋にある岩を越えていくと、その先に「ネジレノ滝」があります。 ここには標柱が立っていました。 その名の通り、ねじれるようにして流れ落ちていました。
先ほどの分岐まで引き返し、道標「大滝」に従って植林帯に続く山道を登っていきます。 数分登っていくと、その前にあった分岐からの道と合流します。 やがて雑木林へと変わっていく道を7分ほど登っていくと、小広くなった所に着きます。 道標によると、正面の道は「大岳山(悪路)」、左手の道は「大滝」となっています。 ここから大滝へと降ってまたここまで戻ってきます。
大滝
横木の階段を降っていくと3分ほどで大滝に降り立ちます。 ここにも標柱が立っていました。 大滝というだけあって、これまでの滝に比べて大きい滝でした。 流れ落ちる水の音が滝壺に響き渡りヒンヤリとした空気に包まれていました。 この滝を目当てにしてきたらしい先客が滝壺の縁で休憩していました。 後からも一組が降りてきました。 丁度昼時になったので、滝を見ながら昼食タイムにしました。
先ほどの小広くなった場所まで戻って、道標「大岳山(悪路)」に従って、 雑木林の中に続く山道を登っていきます。 小さな涸れ沢を渡ったりして20分ほど登っていくと、石ごろごろの沢に出ました。 道標は見当たりませんでしたが、沢の上流へと続く細い道を登っていくと小さな木橋がありました。 この橋を渡ってその先の森の中へと登っていきます。
沢筋にはワサビ田が幾つもありました。 手入れをしている方を見かけたりもしました。 ワサビ田には清流が必要だと聞いてはいたのですが、こんな山奥にあるんですね。 育てるのも大変な苦労なのだろうと思います。
この山葵田の山葵は、清流の元、永年の亘り一本一本精魂込め、手づくりで大切に育て上げた物です。 動物からの被害を無くす為、網を張ったりしていますが、 最近は動物よりも明らかに人間から受ける被害が多く、大切に育て上げた山葵が多く盗まれています。 一本を育て上げるには2年程の期間を必要とします。 山葵田主が苦労して精魂込めて育てあげた魂の山葵一瞬にして奪ってしまう権利があなたにはありますか? この気持ちを分って下さい。 地元地区駐在所にも連絡して見回りしていますので、見付け次第即110番通報します。
 (山葵田主)
やがて沢の水音が遠退いてくると、次第に傾斜が急になってきます。 「至 大岳山」を道標を過ぎていくと植林帯へと入っていきます。 雑木林を過ぎて再び植林帯になってきた辺りで降ってくるハイカーとすれ違いました。 その人の話だと、この先もかなりの急坂で二度ほど転びそうになったとのことでした。
尾根
木の根や小枝につかまったりして滑り落ちないように気をつけながら急坂を登っていくと、 やがて正面が明るくなって尾根に着きます。 大滝へ降っていく分岐のある小広い所から1時間30分ほど、海沢園地からは2時間40分ほどかかりました。 この日は体調が今ひとつだったこともあって、休み休み登ってきたので予想外に時間がかかってしまいました。 他サイトに記載されている情報によると、滝巡りをしていたことを考慮しても、 普通ならもう少し早くここまで登ってこられるようです。 滝巡りをしなければ、海沢園地から1時間40分ほどをみておけば大丈夫だろうと思われます。 何はともあれ疲れがひどいので、ベンチなどはありませんでしたが、ここで小休止していきました。
少し元気が出たところで、道標「大岳山」に従って、右手の尾根筋に続く雑木林を登っていきます。 これまでの急坂に比べると傾斜もさほどなくて歩きやすい道のはずなのですが、 まだまだ疲れが残っていて、ここでも休み休みの登りとなったのでした。 普段ならこの程度の坂道は苦労もなく登っていけるのにと、もどかしく感じるのでした。
広げよう 森への感謝と 防火の輪
 (奥多摩消防署、奥多摩町消防団)
縦走路
それほどの急坂ではない尾根道を休み休み登っていくと、30分ほどで鋸山から大岳山へと続く縦走路に着きました。 ここまでくると、大岳山の山頂まであと10分とはかかりません。 ここでも10分ほど小休止していきました。
気を取り直して、大岳山の山頂を目指して縦走路を左手へと進んでいきます。 それほどの傾斜もなくてしっかりとした歩きやすい尾根道を進んでいくと岩場が現われます。 岩場の途中で道が左右に分かれている所がありますが、その先で合流します。
大岳山 (標高1266m)
岩場の急坂を登り切ると大岳山の山頂に着きます。 尾根に出てから50分ほどで到着しました。 二等三角点のある山頂は細長くなっていて、先の方にいくと「大岳山1226」と書かれた標柱が立っていました。 かなり遅くはなりましたが、何とか頂上まで登ってくることができました。
さあ頂上だ。きれいな空気をいっぱいすおう。
焚火と煙草の火に注意して下さい。
皆さんの山をその手できれいにしませう。
 (奥多摩観光協会)
大岳山の山頂からは雄大な景色が広がっていました。 この時は少しかすんでいましたが、南側には奥多摩の山々が続いていました。 苦労して登ってきた甲斐があったというものです。 景色を愛でながらしばらく休憩していきました。 かなり遅くなったと思っていましたが、山頂にはまだいくらか人がいました。 後から登ってくる人もいたりして、少しは元気付けられたのでした。
大岳山の頂上からは、道標「御岳山・馬頭刈山」に従って、その先へと続く道を降っていきます。 道標「御岳山・馬頭刈尾根」を過ぎていくと、急坂が始まります。 登ってきた道よりもかなりの傾斜がある岩ゴロゴロの道を降っていきます。
大岳神社
急坂を降り切って緩やかな道になってくると、 山頂から10分ほどで桧林の中に大岳神社があります。 小さいながらも本殿と拝殿の構成になっています。 拝殿には「大嶽山大神」の扁額が架かっていました。
山火事注意
火の用心!
たばこ・たき火は確実に消そう
 (森林整備推進事業、檜原村)
大岳山荘
拝殿の前に続く石段を降り鳥居をくぐっていくと、少し広い場所に降り立ちます。 その先に大岳山荘があります。 軽い食事や飲み物などを販売していて、食事付きの宿泊もできるようです。 横には大岳山園地便所もありました。 大きな「大岳山周辺情報図」もあり、御前山・鋸山・大岳山・御岳山・日の出山などの登山道が紹介されていました。
大岳山荘の右手には展望デッキがあり、テーブルや椅子が沢山設置されています。 デッキの前が開けていて奥多摩の山々を見渡すことができるので、景色を楽しんでいきましょう。
大岳山荘の手前にある道標によると、右手は馬頭刈尾根への道、左手は御岳山の道となっています。 今回は鍋割山を経て御岳山へと続く尾根道の途中から分かれて、岩石園を経て御岳沢へと降っていきます。 笹竹の生い茂る道を進んでいきます。 途中には鉄製の階段のある岩場があったりします。 ロープが張られている箇所もあったりますがそれほど険しい道ではなく、 概ねはアップダウンの少ない道が続いています。
鍋割山分岐
作業小屋を過ぎ、大岳道の防災ポイントNo.4の看板を過ぎていきます。 緩やかになった尾根道を進んでいくと、大岳山荘から25分ほどで分岐があります。 角の道標によると、左手に登っていく道は「鍋割山・奥ノ院を経て御岳山」、 正面の道は「御岳山・岩石園」となっていますが、 今回は正面の尾根道を岩石園へと進んでいきます。
高岩山分岐
植林帯の中に続く緩やかな道を進んでいくと、数分で分岐があります。 角の道標によると、正面の道は「高岩山を経て岩石園」、 左手に降っていく道は「岩石園・御岳山」となっています。 どちらの道でも岩石園に着くようですが、夕暮れも迫ってきていたので今回は左手の道を降っていきました。
鳥獣保護区
この附近は特別保護地区になっています。 鳥獣の保護と生活環境の保全にご協力下さい。
 (東京都)
御岳山分岐
広くて歩きやすい道を8分ほど降っていくと木橋を渡っていきます。 その先へ少し進んでいくと、休憩舎のある分岐に着きます。 正面の道は「御岳神社・ケーブルカー駅」、右手から谷筋へと続く道は「岩石園・七代の滝」となっています。 大岳山荘から40分ほど降ってきたので、ここで小休止していきました。 休憩舎の横には沢が流れていて、冷たい水を補給したのでした。
ゴミ持ち帰り運動実施中
ゴミは自宅まで持ち帰ってください。
 (東京都)
山と人命を大切に
美しい自然を壊す戦争に反対
空缶・ゴミ・良心は持ちかえろうね
御岳岩石園
沢を渡って右手の道を進んでいきます。 すぐの所に「御岳岩石園周辺案内図」があるので参考にしましょう。 この図によると、この辺りからが岩石園になるようで、「御岳岩石園」と刻まれた石碑もありました。 ここから沢沿いに、彩広の滝・お浜の桂を経て天狗岩・七代の滝へと降っていきます。
御岳岩石園
ここ御岳岩石園は昭和10年に東京緑地計画にもとづいて、当時、東京府(東京都の前の名称)が、 御岳沢にかかる名瀑「七代の滝」の近く天狗岩の背後から「綾広の滝」の上まで、 約1kmの間で渓流と露岩などを利用してつくった遊歩道です。 一歩この遊歩道に足を踏み入れると両岸には、苔むした奇石怪石が点在し、 また亜寒帯植物が生い茂って、別名「東京の奥入瀬」とも呼ばれています。 昭和25年7月10日にこの地域一帯が「秩父多摩国立公園」に含まれ、 東京都は自然公園施設として、休憩所、トイレ、野外卓などの施設が整備し、 都民の憩いの場として皆様にご利用していただいています。 平成12年8月に指定50周年を期に「秩父多摩甲斐国立公園」と名称が変更されました。
 (東京都多摩環境事務所)
綾広の滝
山腹を回って降っていくと綾広の滝があります。 そばには鳥居や小さな祠もあって、何だか神聖な雰囲気が漂っていました。 家族連れも何組か来ていて、写真を撮ったり遊びまわったりと楽しそうにしていました。
「お浜の桂」の大木をそばを過ぎて、御岳沢沿いに続く散策路を緩やかに降っていきます。 散策路にある岩は上が平らに削ってあって、とても歩きやすくなっています。 新緑を愛でながら沢筋を降っていくと、高岩山からの道が合流してきます。 道標「七代の滝・御岳神社」に従って、更に沢沿いの道を降っていきます。
秩父多摩甲斐国立公園カントリーコード
国立公園を大切に利用するために
ゆっくり静かに自然を楽しむ  自然や風景の素晴らしいところです。 目的地にただ急ぐのではなく、行程には余裕をもって、ゆっくり自然を楽しみます。
計画や準備は万全にする  本公園は初春まで積雪凍結があり、冬季は早く陽が落ちます。 生命や身体の安全のためには登山の経験者に相談したり、目的地やルートの情報を必ず確認しましょう。
土地所有者や管理者の善意を尊重する  国立公園内は国・公有地だけではなく、私有地もたくさんあります。 登山道や公共施設も善意により借地させていただいている場所もあります。 土地所有者や管理者が困るような行為はつつしみます。
駐車場でのアイドリングをしない  アイドリングによる排気ガスはきれいな空気を汚します。 駐車場での無駄なアイドリングはしません。
ゴミは絶対捨てずに、すべて持ち帰る  少しでもゴミが落ちていると大変目だちますし、野生動物にも影響を与えます。 ゴミはすべて自宅まで持ち帰るとともに、ゴミになるものは最初から持っていかない工夫をします。
登山道や遊歩道からはずれて歩かない  写真撮影などで道からはずれると、転落や迷う恐れがあります。 また、植生を傷めることにもなるので、登山道や遊歩道からはずれないよう歩きます。
動植物をとらない  自然の中で生きる多様な野性動植物は、生態系を保全するため野生動植物を大切にします。
山火事をおこさない  山林火災はいったん発生すると消化作業も困難で、多くの森林が消失してしまいます。 たき火やたばこの吸い殻の投げ捨ては絶対にしません。
キャンプはキャンプ場でおこなう  身体の安全や生態系の保全のためにキャンプ場でキャンプを楽しみます。
トイレなど公共施設をきれいに使う  トイレや避難小屋などの公共施設は、一人が汚すと後から使う人達が不快です。 一人ひとりが気をつけて、汚さず、壊さずに使います。
天狗岩
小さな木橋を渡っていくと、綾広の滝から15分ほどで大きな岩が現われます。 短い石段を登って振り返ると、岩肌に「御岳山の名勝 天狗岩」と書かれた板が貼り付けてありました。 反対側には、先ほどあったのと同じ「御岳岩石園周辺案内図」があります。 この先で道が二手に分かれていますが、道標「七代の滝」に従って右手の道を降っていきます。
すぐに「上養沢(バス停)」の道標が立つ分岐があるので、それに従って左手へ進んでいきます。 右手の道には何も示されていませんでしたが、七代の滝へ続いていたのかも知れません。
この地域は秩父多摩国立公園です
◎草花をとったり樹木を傷めたりしないようにしましょう。
◎火気には十分注意しましょう。
◎休憩所や便所・指導標等を大切にしましょう。
◎空カン・空ビン・紙屑等のゴミは持ち帰りましょう。
◎山の気象や地形に気をつけて正しい準備と無理のない行動をしましょう。
◎エチケットを守り明るく楽しく美しい国立公園にしましょう。
 (秩父多摩国立公園管理事務所、東京都西部公園緑地事務所)
七代の滝分岐
植林帯の中に続く山道を降っていきます。 しばらく降っていくと、広めの道が右手から左手へと登っていく所へ出ます。 道標は見当たりませんでしたが、そこを右手へ降っていきます。 天狗岩から6分ほど降っていくと分岐があります。 角に立つ道標によると、正面の道は「上養沢バス停」、右手の道は「七代の滝・岩石園」となっています。 木の幹に上養沢バス停の時刻表が貼り付けてありましたが、本数はかなり少なくなっています。 ここからバス停までは約1時間かかりますので、発車時刻と見比べながらこれからの散策予定を立てましょう。
七代の滝
道標に従って、七代の滝を目指して右手の道を降っていきます。 谷筋に降りて小さな木橋を渡っていくと、数分で七代の滝に着きます。 滝の手前の右手に登っていく道がありました。 その上にも滝があるのか、単に岩石園へ続く道なのかは分りませんでした。 興味はありましたが夕暮れも迫ってきたので確かめることはせず、先ほどの分岐まで引き返していきました。 天狗岩から降ってすぐの所にあった分岐を右手に降っていくと、ここへ降りて来るのかも知れません。
御岳林道
七代の滝から引き返して、道標「上養沢バス停」に従って、その先へと山道を降っていきます。 小さな木橋を過ぎていくと、七代の滝への分岐から5分ほどで御岳林道に降り立ちます。 大岳山荘から1時間40分ほどで到着しました。 ここから道標「上養沢(バス停)」に従って、左手に続く沢沿いの林道をひたすら歩いていきます。
野鳥の密猟は犯罪です
野鳥は環境大臣又は都知事の許可がなくては、捕ることも飼うこともできません。 これに違反すると罰金刑、懲役刑など厳重に処罰されます。 違反者を目撃された方は下記へご連絡下さい。
 (東京都多摩環境事務所自然環境課鳥獣保護係)
山火事注意!
下山時はケガや滑落事故に気をつけて!
 (東京消防庁、秋川消防署)
簡易舗装されて歩きやすい林道を緩やかに降っていきます。 花水橋・一ッ石橋と過ぎていくと、林道に降りてから30分ほどで、 「日の出山・御岳山方面」と書かれた道標の立つ山道が左手に分かれていきます。 その少し先に「林道 御岳線」の案内板がありました。
林道 御岳線
林道の規格・構造は、公道とは異なり路肩の保全・法面の落石防止等の処置が十分ではありませんので、 利用される方は、次の事を承諾厳守のうえ通行してください。
1.林業関係以外の車両の通行はご遠慮下さい。
2.車のスピードは、20km/時以下としてください。
3.降雨降雪時には、スリップまたは落石の危険があります。
4.見通しの悪い箇所での駐車は避けてください。
 (東京都)
養沢鍾乳洞分岐
更に林道を緩やかに降っていきます。 砂防ダムを流れ落ちる水音が心地よく響いています。 柿平橋を渡っていくと、右手に曲がっていく角に、養沢鍾乳洞・日の出山へと登っていく分岐があります。 この道は関東ふれあいの道「杉の木陰のみち」の一部にもなっている所です。 そばには柿平園地便所があり、関東ふれあいの道の詳細な地図も掲載されています。 ここから上養沢バス停までは20分とはかかりません。
偶然なのでしょうが、青梅線側の海沢地区にも同じ名前の柿平橋があったのでした。
10分ほど進んでいくと民家が見えてきます。 上の橋・上湯沢橋と過ぎていくと、石仏が数体並んでいました。 無事に下山できたことを報告して更にその先へと進んでいくと、 林道に降りてから1時間弱で上養沢バス停に着きます。
明るいあいさつ 感謝のことば
 (小宮地区青少年育成連絡会)
捨てないで!! 動物の命とやさしい心
終生飼育を!! 不妊・去勢手術を!!
動物の遺棄(捨てること)は法律で禁じられています。
 (東京都衛生局、保健所)
上養沢(かみようさわ)バス停
武蔵五日市駅(JR五日市線)まで、武蔵五日市駅行きバスにて30分、 バスの便が少ないので、事前に確認しておきましょう。
 土曜 ...13:12 14:27 16:35 17:41 19:35
 日曜 ...14:09 15:13 16:00 17:03 18:45
ここから200mほど先にある大岳鍾乳洞入口バス停まで行くと、飲物の自動販売機やトイレがあります。 また、ここは関東ふれあいの道「杉の木陰のみち」の起点にもなっていて、大きな解説板や案内図が設置されています。
杉の木陰のみち
延長11.5kmのこのコースは古くから知られている養沢鍾乳洞をへて、日の出山へ登ります。 山頂から関東平野・奥多摩方面の360度の展望を楽しむと、関東の霊山として有名な御岳山をめざします。 ここからは御岳神社の表参道をくだります。 参道の左右は樹令百年の杉並木が続きます。 滝本をへて多摩川にくだると御岳渓谷の流れを楽しみながら駅にむかいます。
 (環境庁、東京都)