葉山
散策:2004年10月上旬
【海辺散策】 葉山
概 要 葉山は三浦半島の中ほどにある街です。相模湾に面し、ヨットハーバーや御用邸があることでも有名です。 海水浴場や景勝地もあって、シーズンには多くの人で賑わう所です。 今回は、逗子駅から葉山御用邸までの海沿いを歩いていきます。
起 点 逗子市 逗子駅
終 点 葉山町 葉山バス停
ルート 逗子駅…亀岡八幡宮…田越橋…富士見橋…蘆花記念公園…郷土資料館…渚橋交差点…逗子海岸…鐙摺バス停…葉山港…葉山マリーナ…森戸海岸…みぞぎ橋…森戸神社…真名瀬漁港…芝崎海岸…一色海岸…臨御橋…葉山バス停
所要時間 4時間20分
歩いて... 前日の台風の余波なのか、この日は時折霧雨が降るあいにくの天気でしたが、 シーズンを過ぎた海辺は閑散として静かな散策をすることができました。 この先にある長者ヶ崎や立石や天神島へも、いつか訪ねてみたいものです。
関連メモ はやま三ヶ岡山緑地, 桜山, 仙元山, 葉山堀内, 葉山海岸, 桜山
コース紹介
逗子(ずし)駅
逗子駅(JR横須賀線)から歩いていきます。
改札口を出た所にあるバスターミナルの右手を真直ぐに進んでいきます。 逗子駅前交差点の信号を直進していくとすぐに道が二手に分かれますが、 葉山・新逗子駅を示す標識に従って、右側の道を進んでいきます。
亀岡八幡宮
右手の道を進み出してすぐの所に亀岡八幡宮があるので、ちょっとお参りしていきましょう。
亀岡八幡宮縁起
御祭神 應神天皇
沿革 当神社勧請の年代は明らかではないが、相模国風土記に「八幡宮、村の鎮守なり 延命寺持」とあり、 昔は延命寺が管理していたが、明治維新、神佛分離の制度によって独立し、明治6年12月、村社に列せられた。 亀岡とは当境内が昔なだらかな岡であったところから生れた稱呼である。 今の社殿は、大正12年2月造営したものである。 境内の萬栄稲荷社は、宇賀御魂神を祭る、商売繁盛・家内安泰の守護神である。 祭儀は、節分祭2月節分の日、祈念祭3月15日、大祭7月16日、七五三祈請祭11月15日行う。
お参りの仕方
次の方法でお参りください
二礼鈴を鳴らした後二回お辞儀をします
二拍手パンパンと二回拍手を打ち、胸の前で合掌して願い事を念じます
一拝最後に一回深くお辞儀をします
社殿にあがって遊んではいけません
 (亀岡八幡宮)
境内には、庚申塚や萬栄稲荷社や、 その昔に逗子駅北口前の山上に鎮座していた石祠を合祀したという「浅間祠」などもあります。
庚申塚
路傍などに青面金剛(庚申)を祀ってある塚。 三猿の姿を刻んだ石塔(庚申塔)を建ててあることが多く、 これは中国の道教の守庚申に由来する禁忌で庚申待といい、 庚申の夜に眠ると、人身中にいる三尸の虫が罪を上帝に告げるとも、命を縮めるともいわれたため、 仏家では帝釈天および青面金剛、神道では猿田彦を祀って徹夜した習俗によります。 平安時代に伝わり、江戸時代に盛行しました。
左から二番目と三番目がその庚申塔です。 小さい方が天保3年(1832)建立。 向って左に雲に乗った月、右には日を刻み、一面六臂の青面金剛の合掌姿。 下部に前向きの「聞かざる」、両側に「言わざる」と「見ざる」と配した笠型塔です。 大きい塔は寛文11年(1671)の建立です。 それまでの庚申塔は舟型で、逗子市内の寛文期に建立された笠型庚申塔はここだけです。 正面が「聞かざる」、向って左側面に「言わざる」、右側面に「見ざる」です。
左端の堅牢地神塔は、十二天のうちの大地をつかさどる地天をお祀りしたもので、 天保3年(1832)2月に建造されたものです。 十二天とは、上下、日月、四方、四維(乾・坤・艮・巽)を守護する十二の天部で、 帝釈天(東)、間魔天(南)、水天(西)、毘沙門天(北)、火天(南東)、 羅刹天(南西)、風天(北西)、伊舎那天(北東)、梵天(上)、地天(下)、 日天(日)、月天(月)のことです。
右から二つ目の馬頭観音塔は八大明王の一つである馬頭観音をお祀りしたもので、 大正2年(1913)3月の建立です。 馬頭明王とともいい、馬の保護神として特に江戸時代に広く信仰されました。 八大明王とは、八方守護をつかさどる八体の明王で、八大菩薩の変現したもの。 降三世(金剛手菩薩)、大威徳(妙吉祥菩薩)、大笑(虚空蔵菩薩)、大輪(茲氏菩薩)、 馬頭(観自在菩薩)、無能勝(地蔵菩薩)、不動(除蓋障菩薩)、歩擲(普賢菩薩)をいいます。
田越橋
亀岡八幡宮を後にして道なりに進んでいきます。 新逗子駅(京浜急行逗子線)を過ぎていくと新逗子駅入口のT字路に出ます。 信号を左折して200mほど進んでいくと、田越川に架かる田越橋があります。 橋を渡って右折し、点々と係留されているボートを見ながら田越川沿いに進んでいきます。
富士見橋
蛇行している田越川沿いからは一旦離れていきます。 再び川沿いを行くようになると、その先には朱色をした富士見橋が見えてきます。 海が近いためか、係留されているボートの数も次第に増えてきます。 橋の手前に付近の「住居表示街区案内図」があるので参考にしましょう。
田越川の水域や護岸にみだりに工作物を設置したりゴミを投げ捨てることは法令により禁止されており、 違反した場合は処罰の対象になります。 みんなで協力してより良い河川環境にしましょう。
 (神奈川県横須賀土木事務所、逗子市役所環境対策課)
富士見橋を過ぎていくと「逗子市蘆花記念公園・郷土資料館」の看板がありました。 どういう所なのかと思って、ちょっと立ち寄っていくことにしました。 看板が指している左手の路地へ入っていきます。
アカテガニを育てよう
この附近は「アカテガニ」の生息地です。 数少ない貴重な生物を捕らないで大切に育てましょう。
 (逗子市)
蘆花記念公園
次第に細くなっていく路地を進んでいくと、「逗子市蘆花記念公園入口」と書かれた看板が付けられた電柱があります。 それに従って左折していくと蘆花記念公園に着きます。 入口に掲示されていた案内板によると、この右手の道を少し行くと長柄桜山古墳群があるようです。 逗子市と葉山町の境界にある神奈川県内最大級の古墳ということでちょっと興味を引かれますが、 今回は訪れるのはやめておきました。
国指定史跡 長柄桜山古墳群
これまで、逗葉地区には古墳時代前期の古墳は存在しないものとされていましたが、 1999年春、2基の前方後円墳が発見されました。 古墳が造営された年代は、4世紀中頃から後半と推定され、 現存する古墳では、神奈川県内最大級の規模で、ほぼ完全な形で残っている極めて貴重な遺跡です。
 (逗子市教育委員会、葉山町教育委員会)
注意
放し飼いはやめましょう。飼い主は、犬を係留する義務があります。
犬のフンは持帰りましょう。犬のフンを放置した場合は処罰の対象となります。
 (逗子市)
キャッチボール、ゴルフの練習など、ご近所のめいわくになりますのでやめてください。
 (逗子市)
文豪 徳富蘆花 自然と人生 蘆花散歩道
公園から山の上にある郷土資料館まで、蘆花散歩道が続いているので、ちょっと歩いてみました。
逗子景観賞
逗子のまちなみにすてきな点景を添え、まちの景観を豊かにしています。 その努力に感謝し、この景観賞をもって添えます。
 (逗子まちづくり研究会)
山肌の雑木林の中に舗装された道が続いています。 しっとりとして雰囲気のある道で、手摺りなども設置されていて、安心して歩いていけます。 散歩道には蘆花の作品の一節を記した立札が点々と設置されていました。 季節を読んだ内容で、全部で12ヶ月分がありました。 前日の台風の爪跡でしょうか、散歩道の傍には枝が折れた樹木もありました。
霧の朝 手水鉢の氷厚し。外に出づれば、道側に引きあげられたる海藻雪の如く霜を帯び、 田越川一面に薄氷をつけたるが、潮の満ち来るに従ひ、氷はぱりぱりと音して裂け、 裂けたる片は潮につれて上流に流れ行く。(後略)(1月16日)
初午 初午の太鼓鼕々たり。梅花は巳に六七分、麦は未だ二三寸。 「奉献稲荷大明神」の旗村々に立ちて、子女衣を更めて往来し、人の振舞酒に酔はざるはなし。(2月1日)
彼岸 今日彼岸に入る。梅花歴乱として、麦緑巳に莖をなしぬ。 菜花盛となり、椿はぽたりぽたり落ち落ちて地も紅なり。 野に出づれば、田の畔は土筆、芹、薺、嫁菜、野蒜、蓬、なんど族々として足を容る可き所もなし。…(後略)(3月18日)
花月の夜 戸を明くれば、十六日の月櫻の梢にあり。 空色淡くして碧霞み、白雲団々、月に近きは銀の如く光り、遠きは綿の如く和らかなり。(4月15日)
暮春の野 青菜茂りて、村々緑に埋れ、蘆暢びて川狭ふなりぬ。 川の上流に立ちて、村の彼方に沈む日を見る。 日は巳に小坪の山にかかりて、山は青黒き村の梢に絶々の紫を見せたり。…(後略)(5月10日)
夕山の百合 夕方後山に登る。夕風青茅を戦がして、百合の花の香其處はかとなく漂ひ、 丘上にしょんぼり月の影あり。日は大山の右に入りて、… 径を夾む青茅の一色に青黒きに、点々たる百合の花、朧夜の星の如く、 ほの白う暮れ残りぬ。風そよそよとして、夕山の香袂に満つ。(6月13日)
…今日初めて蜩の聲を後山に聞きぬ。一聲さやかにして銀鈴を振れる如し。 白日山に入り、涼は夕べと共に生ず。 外に出づれば、川に釣る人あり。談笑の聲あり。笛聲あり。花火を揚ぐる子供あり。…(7月10日)
夏去り秋来る 女郎花咲き、柿の實ほのかに黄ばみ、甘藷次第に甘し。 つくつくはうしは晝に、松虫、鈴虫は夜に、共に秋を語る。 粟、稲、蘆穂のさわさわと云ふ音を聞け。 微雨はらはら降りて止みぬ。是れ今年の夏の季を送るの聲なり。(8月28日)
秋分 彼岸の中日なれば、近在の老幼男女藤澤に鎌倉に寺詣りして、帰る者、織るが如し。 川邊には鯊を釣る者、多く並べり。午後の日悠々として碧潮川に満ち、…(9月23日)
秋漸く深し 野路行けば、粟の収納の盛りにて、稲の収納もぽつぽつ始まりぬ。 蕎麦雪の如く、甘藷の畑は彌繁りに繁れり。 百舌鳴く村に、紅なる黄なる星の如く柿の實の照れるを見よ。(10月11日)
月を帯ぶ白菊 墨の如き樹影を浴びて、獨り中庭の夜の立てば、月を帯ぶる白菊ほのかに香りて、 花の月と囁やく聲も聞く可き心地す。 俯きて、其一枝を折らんとするに、しとど露にぬれたり。折れば、月影ほろほろとこぼれぬ。(11月12日)
冬至 今日は冬至なり。霜枯の草を踏みて、野外に立てば、一望寒景蕭條として、 枯蘆風に戦ぐ音、葉もなき川楊に囀づる鶺鴒、水涸し野川の音、 皆年の行く行く暮れなむとするを語る。(12月22日)
郷土資料館
蘆花散歩道を登りつめると郷土資料館に着きます。 門をくぐっていくと民家風の資料館があります。 逗子ゆかりの文学作品や考古学資料や民具などが展示されています。 資料館の左手からは長柄桜山古墳への山道が続いています。 第2号墳までは上り10分、更にその先に第1号墳があるとのことです。 ここからの眺めは逗子景勝十選にも選ばれているようです。
開館時間 午前9時から午後4時まで
入館料金 大人100円、子供50円
休館日 月曜日(月曜日が祝日にあたる場合はその翌日)
渚橋交差点
郷土資料館から元の田越川沿いの道まで引返してその先へと進んでいくと、すぐに渚橋交差点があります。 葉山マリーナへは正面の道を進んでいくのですが、右手の渚橋を渡るとすぐに逗子海岸が広がっているので、 ちょっと立ち寄っていきましょう。
逗子海岸
渚橋を渡ると、左手には逗子海岸が広がっています。 遠くには江の島が見えていました。 訪れたのが秋とあって、夏に海水浴で賑わっていた海辺は閑散としていました。 しかし、ウィンドサーフィンをする人たちは結構見かけました。 この辺りは逗子八景のひとつ「田越川の夕照」になっているようです。 昭和25年ごろの写真付きの案内板がありました。
逗子八景
披露山の暮雪、浪子不動の秋月、神武寺の晩鐘、小坪の帰帆、田越川の夕照、 桜山の晴嵐、沼間の落雁、山の根の夜雨
海・浜を利用するみなさんへ
・徐行エリア内での水上オートバイ,モーターボートの高速航行は止めましょう。(徐行エリア内5ノット=自足10km以下)
・日没後の航行は止めましょう。
・他の人の設置したブイマークや漁業用ブイや旗を廻らないようにしましょう。
・朝9時前に砂浜,海でエンジンの空ふかしや走行は迷惑です。
・一般車両の砂浜への乗り入れは止めましょう。
・水上オートバイ,モーターボートは操業中の漁船,漁網エリアに近づかないでください。
・わかめなどの養殖いかだに近づかないでください。
・定置網に近づかないでください。
・方向転換は周りを十分確認してから行いましょう。
・オフショア(陸から沖へ吹く風)の強いときには航行に注意しましょう。
・水難事故が発生した場合の連絡先:第3管区海上保安本部、横須賀海上保安部、逗子警察署、葉山警察署
・海上でレース等を行うときは届け出をしてください。横須賀海上保安部
・漁業権の漁場区域にかかるイベント,レース等を行うときは漁業協同組合に事前に連絡してください。
・海・浜を利用するイベント等は届け出をしてください。
・出航・帰着の届け出をハーバーやショップへするようにしましょう。
・海浜利用指導員の注意を守りましょう。
・海の安全ルールを守りましょう。
・ライフセーバーの注意を守りましょう。
・砂浜ではセイル,ボードは整理しておきましょう。
・ゴミは必ず持帰りましょう。
 (逗子市)
お知らせ!!
この場所は、海岸保全区域に指定されております。
・ボート等を放置することは海岸管理上支障がありますので、撤去して下さい。
・産業廃棄物、家電製品等の投棄は法律により罰せられます。
・ゴミは持ち帰って下さい。
美しい海岸にするために、海岸の美化にご協力下さい。
 (神奈川県横須賀土木事務所、横須賀三浦地区行政センター、逗子警察署、逗子市)
地震を感じたら津波に注意しましょう。
この地天の標高は海抜0.8メートルです。
鐙摺(あぶずり)バス停
逗子海岸から引返し、渚橋を渡って右手の県道207号を進んでいきます。 切通しを過ぎていくと「葉山町」の標識が道路上に掲げられています。 ここからが葉山町になります。 その先すぐの所に鐙摺バス停があります。 逗子駅から、[逗11][逗12]のバスに乗ればここまで来ることができます。 1時間に4本程度の便があります。 その先にある鐙摺葉山港入口交差点を右折していきます。
右手に逗子の海を見ながら進んでいきます。 左へ曲がっていく所で、鐙摺葉山港への道が右手に分かれていますが、 「漁業関係者以外の車の乗り入れはできません」と書かれた柵で閉ざされていました。 左手には大きな記念碑が立っていました。
船溜竣工記念
題字 正二位勲一等伯爵 金子堅太郎
葉山町ハ相模湾ニ面シ地勢西南ニ展ヒテ海岸線長ク波光潮影長汀曲浦ニ明 滅シ沿岸一帯魚介類ノ棲息ニ適シ古来漁業旺ナリ然ルニ大正十ニ年九月一 日ノ大震災ニ因リ海岸ノ隆起甚シク船舶ノ碇繋避難ノ利便ヲ喪ヒ尓来漁舩 ハ総ニ沙濱ヲ利用シテ曳揚ヲナシ一朝天候険悪ノ時ハ摧破ノ惨事ヲ見タル コト鮮カラス同業者痛嘆スルコト久シ特ニ輓近漁舩ノ増加と其ノ舩型ノ擴 大トハ益々復興工事ノ必要ヲ訴フルコト切ナルモノアリ是ニ於テ本組合ハ 役員率先之レカ企劃ヲ策シタルニ全組合員之レニ賛シ尓来組合員協心戦カ 以テ事業ノ遂行ニ當リ持ニ有力篤志家ノ多大ナル援助アリ一方農林省匡救 土木序業補助ノ持典ヲモ得タルヲ以テ地ヲ鐙摺ニ相シテ舩溜場諸設備竝ニ 埋立地ノ造成ヲ計畫シ昭和七年十一月起工シ同十年五月之レヲ完成セリ総 工費金拾弐萬余円ナリ斯ノ近代的漁港ノ施設カ同業者ノ不安ヲ除去シ斯業 永遠ノ発展振興ヲ資シテ共栄ノ實績ヲ見ムコトヲ期待シテ止マサルト共ニ 漸ノ施設ハ本町ノ生業地帯區劃ノ先鞭ヲ著ケ景勝漁業両全ノ基礎ヲ定メタ ルモノニ度幾ランカ竣功ニ當リ刻シテ記念トナス
昭和十年八月 神奈川県葉山町漁業組合建之
葉山港
先へ少し進んでいくと、右手には葉山港(鐙摺港)があり、多くの漁船が係留されていました。 そばには「日本ヨット発祥の地」と刻まれた石碑が立っています。
左手にはヨットが沢山陸揚げされていました。 前日の台風のせいか、倒れているヨットもあり、大型クレーン車で引き起こす作業が行われていました。
葉山港注意事項
1. 通路や斜路は大勢の人が利用する場所です。船台や艇は絶対に放置しないこと。
2. 艤装は斜路等他の人に迷惑のかかる場所では行わないこと。
3. 船艇等の修理のための用具、又は資材その他の物件を放置しないこと。
4. 港湾施設を損傷し、又は損傷する恐れのある行為をしないこと。
5. 港湾施設又は他の船艇等に損傷を与えたときは、すみやかに届出ること。
6. 係留利用艇は他の船舶に衝撃を与えないよう適当な防げん具を使用すること。
7. 天候不穏の恐れがあるときは、いつでも避難できるよう準備をすること。
8. いつでもきれなう身で帆走するために、じんあい・汚物その他衛生上有害と認められるものは絶対に投げ捨てないこと。
9. 施設内においては、有毒物・爆発物その他の危険物、又はじんあい・汚物その他衛生上有害と認められる物の荷役をし、放置しないこと。
10. ハーバー内では、釣り・遊泳は禁止されているので絶対に行わないこと。
11. ハーバー内においては、他人に迷惑をかけることのないよう十分注意し、良好な環境の保持に努めること。
 (神奈川県湘南なぎさ事務所、葉山町は山港管理事務所)
みなとの広場
左に陸揚げされたヨット群を見ながら真直ぐに進んでいくと、駐車場の横にみなとの広場があります。 東屋がふたつほどある芝生の広場になっています。
新港
広場の先には新港があり、ヨットが沢山係留されていました。
駐車場を取り巻くようにして防波堤があります。 日中はゲートが開いていて、防波堤の上に出ることができます。 突堤では多くの人が釣糸を垂れていました。
10月/1〜3月/31
防波堤A・防波護岸の海上時間は8:30〜17:00です。 ただし、荒天時は閉場します。
 (神奈川県湘南なぎさ事務所、葉山町は山港管理事務所)
駐車禁止
自転車・バイクは指定の置場をご利用下さい。
葉山港 防波堤A・防波護岸の利用について
利用時間
防波堤A・防波護岸の利用時間は、休港日を除き、午前8時30分から午後5時までとする。
ただし、必要があると認めるときは、利用時間を臨時に変更することがある。
荒天時の閉鎖
荒天時には、防波堤A・防波護岸を閉鎖する。
尊守事項
利用者は、防波堤A・防波護岸において、次に掲げる事項を守らなければならない。
(1)施設に落書きをしないこと。
(2)施設に損傷を与えないこと。
(3)柵を乗り越えないこと。
(4)ゴミは持ち帰ること。
(5)火気を使用しないこと。
(6)バーベキューは行わないこと。
(7)小学生以下の子供は保護者が同伴すること。
(8)地震のときは、速やかに安全な場所に避難すること。
(9)管理者の指示に従うこと。
(10)営業行為・演説・宣伝・募金・署名運動その他公安を害する行為をしないこと。
(11)自転車・スケーターシューズ・キックボード類は使用しないこと。
(12)テント・パラソルは使用しないこと。
(13)他の利用者の妨げとなる行為はしないこと。
釣りの利用
利用者は、防波堤A・防波護岸において釣りを行うときは、次に掲げる事項を守らなければならない。
(1)投げ釣りをしてはならない。
(2)まきえさ・コマセを使用してはならない。
(3)港外側は先端から35m、泊地側は全範囲において釣り(投げ釣りを含むすべての釣り)をしてはならない。
 (葉山町港湾管理事務所、神奈川県湘南なぎさ事務所)
防波堤Aの先端まで歩いていってみました。 赤い施設の上にはライトのようなものがありました。 港の入口を示す灯台なのでしょうか。
ヨット・船に危険ですので投げ釣りはできません。
きれいな葉山の海をまもるためまきえさ・コマセは使用できません。
 (神奈川県湘南なぎさ事務所、葉山町港湾管理事務所)
ここから、葉山港をはじめ、逗子海岸や小坪の丘や江の島までぐるりと見渡すことができます。 左手の沖合いには名島も浮かんでいます。 潮風に吹かれながら、しばらく眺めを楽しんでいきましょう。
葉山マリーナ
駐車場から元来た道をT字路まで戻り、右折していきます。 駐車場の脇を過ぎて県道207号に出ると葉山マリーナがあります。 マリンカジュアルショップや海の見えるレストラン街もある施設になっています。 この建物の海側にヨットハーバーがあります。
県道を更に進んでいきます。 所々で細い路地が海岸まで続いているので、立ち寄りながら進んでいきます。 清浄寺を過ぎ、左に道を分けていくと、その先に小さな十字路があります。 ここを右折して県道から離れて海岸へと向っていきます。
森戸海岸
真直ぐに進んでいくと海辺に出ます。 海水浴場にもなっている森戸海岸です。 波打ち際には海藻が沢山打ち上げられていました。 前日の台風の影響なのでしょうか。 ここから砂浜を左手へ歩いていきます。 砂浜には、色々な大学の名前が書かれたボートが沢山並んでいました。 正面には海に突き出た森戸神社の森が見えています。
みぞぎ橋
砂浜が終わったところにある東屋の先に、朱色に塗られたみぞぎ橋があります。
森戸神社
みぞぎ橋を渡っていくとすぐに森戸神社があります。 注連縄の張られた大きな鳥居をくぐっていくと本殿があります。
森戸大明神 御由緒
永暦元年(1160)伊豆の蛭ヶ小島に配流された源頼朝公は三嶋神社を深く信仰し、源氏の再興を祈願した。 治承4年(1180)その神助を得て旗挙げに成功し、天下を治めた源頼朝は、 自らが信奉する三嶋明神の御分霊を鎌倉に近き元山王の社地であった此の景勝の地に勧請して、 永く謝恩の誠を捧げたと伝えられている。 当時のことは社宝として奉蔵の後二條院並びに花園院の院宣によっても篤く崇敬された様子がうかがわれ、 又、吾妻鏡には、この地で加持祈祷が行われ、七瀬祓の霊所としても重要な地であったことが記されている。 爾来、源氏はもとより、三浦、北條、足利諸氏の崇敬も篤く、天正19年(1591)には徳川家康公より社領七石が寄進され、 近くは、明治25年12月2日、英照皇太后の御参拝を仰ぎ、更に昭和20年まで毎年例祭には北白川宮家より幣帛を賜り、 葉山郷の総鎮守として近郷近在より多くの参詣を得ている。 特に境内より、富士、箱根、伊豆、江ノ島を望む光景は絶景で、 「森戸の夕照」として、かながわの景勝50選に選定されている。
御祭神 大山祇神、事代主神(えびす様)
御祭日 例大祭9月8日、潮神楽6月16日
史蹟
飛柏槙 樹齢800年余。元暦元年(1184)頼朝公が当社を参拝の折、 三嶋明神から種子が飛来し発芽したものと伝えられ、当社の御神木である。
千貫松 頼朝公が衣笠城に向う途中、森戸の浜で休憩した時、 岩上の松を見て「如何にも珍しき松よ」とほめたところ、 出迎えの和田義盛は「我等はこれを千貫の値ありとて千貫の松とよびて候」と答えたという。
子宝石 「まいられよ、子宝の福、さずかりに」と詠まれている通り、信仰の篤い石である。
森戸神社の左手は広場になっていて、その先には磯が広がっています。 沖合いに浮かぶ無人島の名島には、龍宮(神)の赤い鳥居が見えています。 近くには高さ13mほどの白い葉山灯台もあります。 7月と8月には森戸海岸から渡し舟が出ていて、島に渡ることもできるようです。 右手には千貫松が岩の上で元気な樹勢を見せていました。 かながわの景勝50選にも選ばれている景色を堪能しましょう。
海岸利用者へのお願い
○葉山町の美化促進に関する条例第7条で禁止行為等が定められております。
 何人も空き缶等又は吸い殻等をみだりに捨てないで下さい。
○葉山町ではゴミの持ち帰り運動を行っておりますので、ご協力下さい。
 (葉山町)
注意
ここの海岸で、あわび・さざえ・とこぶし・ばていらなどの貝類や、 わかめてんぐさ・ひじきなどの海藻類をとらないで下さい。 とると違反にはり、処罰されますので注意して下さい。
 (葉山町漁業協同組合、葉山警察署、葉山町)
手前の磯では家族連れやグループがバーベキューを楽しんでいました。 海水パンツ一つの格好で「泳いでもいい?」と親に聞いている元気な子供達も見かけました。
真名瀬漁港
県道207号に出て右折していきます。 柴崎バス停のそばに真名瀬漁港があります。 ここから暫くの間は県道から離れて、右手の海沿いの道へと進んでいきます。 民家が途絶えると防波堤が続くようになります。
釣りを楽しむ皆さんへ!!
・栽培漁業(つくり育てる漁業)をすすめています。小さな魚は海へ返しましょう。
・オキアミをまき餌に使用することはやめましょう。
・不要になったテグスや針、空缶、ビニール等のごみは一人一人が持ち帰りましょう。
・天候が悪い時や、危険な場所での釣りはやめましょう。
 (神奈川県、葉山町、神奈川県遊漁協議会、相模湾頭部地域遊漁協議会)
漁港区域内につき、バーベキュー等、火気の使用を禁止します。
 (葉山町、葉山警察署、葉山町漁業協同組合)
危険につき、防波堤に上がらないでください。
 (葉山町、葉山町漁業協同組合)
芝崎海岸
堤防沿いを暫く進んでいくと、芝崎海岸に着きます。 400m四方ほどの浅瀬に幾つもの岩礁が見え隠れしています。 その沖合いには名島が大きく見えています。
注意
水中眼鏡をかけてイソガネ又はヤスを使用したり、 水中銃・アクアラングを使用して アワビ・トコブシ・サザエなどの貝類や魚などをとらないで下さい。 違反者は法令により処罰されます。
 (葉山町漁業協同組合、葉山警察署、葉山町)
葉山芝崎海岸及び周辺水域
相模湾に面したここ芝崎海岸は、葉山層群の森戸泥岩層及び森戸凝灰岩層からなる岩礁を中心とした磯で、 転石地帯、砂礫地、砂地等、潮間帯付近ばかりでなく潮下帯の地形も大変変化に富んでいます。 海洋環境については、黒潮の流れによる外洋水の影響を受けるため潮通しよく、 年間を通して透明度がよいといえます。 また、黒潮暖流の影響で、真冬でも水温10度以上を保っているため、暖流系生物にとって冬は棲息しやすいところです。 向芝原(岸側中央部にある植物の茂った小高い場所)、その先に広がる岩礁を中心とした周辺水域の自然は残され、 ここで観察される潰瘍生物は貝類・魚類・海藻類その他他種多様です。 かつて、昭和天皇が幾度か当地へご研究に訪れ、ウミウシ類、ホヤ類、ヒドロ虫類の新種を多数発見された地でもあります。 芝崎の岩礁の1つである鮫島にちなんで「サメジマオトメウミウシ」と命名されたウミウシ類の新種もあります。 このように、芝崎海岸は調和した生物層を示し、海洋生物の宝庫となっています。 したがって、芝崎海岸のすべての生物を保護することにより、調和が保たれ、生態系が守られます。 そして、保護することによって繁殖したものは周辺海域へ拡散し、 葉山海岸全体の海洋生物が豊富になるという広い意味ももちます。
 (葉山町教育委員会)
芝崎海岸の海洋生物
黒潮の影響を受ける芝崎海岸の磯や海底は、岩礁、転石(ごろた石)、砂地、砂礫地など様々な地形が広がり、 それぞれの環境に適した多種多様な生物が生活を営んでいます。 とりわけ、転石地帯の潮間帯下部には、イソギンチャク、ウミウシ、ヒザラガイ、カニ、ホヤなどの仲間が多く、 この中には貴重な種類も含まれています。 干潮線以深には、アラメやカジメの群落が見られ、魚介類の成育にかかせない場所になっています。 また、先端部から鮫島周辺にかけての浅海には、イソバナやヤギ類など、潮通しのより海域を好む 腔腸動物の仲間が数多く生息しています。 芝崎では、これまでに、海綿動物14種、環形動物(ゴカイ、カンザシゴカイなど)35種、 軟体動物(貝、ウミウシなど)300種、棘皮動物(ウニ、ヒトデ、ナマコなど)34種、魚類137種が確認され、 カニ類だけでも68種が記録されています。 満潮線と干潮線の間を潮間帯といいます。 潮間帯は波の影響を受けたり、潮が引いた時は露出し、夏の炎天下、冬の気温低下など、 生物にとって厳しい環境のように思えますが、数多くの生物が適応して生息しています。 この図は芝崎の潮間帯で見られる主な生物の垂直分布をあらわしたものです。
 (葉山町教育委員会)
注意
次のことにご協力ください。
・動物、植物、岩石など採集しないでください。
・生物観察後は必ず元に戻して下さい。
・石(転石)を動かした場合は必ず元通りにして下さい。
・バーベキューやたき火をしないで下さい。
・キャンプをしないで下さい。
・ビーチパラソル、サマーベット等を持ち込まないで下さい。
・モリ、アミ、釣り道具などの採集用具を持って入らないで下さい。(漁業権者は除きます)
・ボート、ヨット、ジェットスキーなどで侵入しないで下さい。
・その他、天然記念物の保護の妨げになる行為をしないで下さい。
防波堤沿いの道を更に進んでいくと、岩礁の向こうに葉山の一色海岸が見えてきます。 台風の余波なのか、この日はかなり高い波が打ち寄せていました。
一色海岸
県道207号に出て右折して行きます。 三ヶ下海岸バス停を過ぎていくと小さな駐車場があります。 その先にある道からちょっとした岩場を越えて海岸へ降りていくと、一色海岸の浜辺が続いています。 夏には海水浴客で賑わう所ですが、この時には既にシーズンも終わって閑散としていました。 夏の忘れ物のように双頭のボートが浜辺に置いてありました。
葉山しおさい公園や一色公園を左手に見ながら、一色海岸の砂浜を進んでいきます。 先日の台風のためか、公園の松の木の枝が折れているものを見かけたりもしました。
注意
この付近の海は、共同漁業権が設定されており、 漁業者は生活の糧として魚貝藻類を育てていますので、とらないでください。 違反者は法令により処罰されますので注意してください。
 (葉山町漁業協同組合、葉山警察署、葉山町)
砂浜が終って、葉山御用邸の裏手まで来ると、海に突き出た岩場があります。 何という名前なのかは分かりませんでしたが、 上には芝が生えていてピクニックには良さそうな場所です。 先端へ出てみると、360度の広い世界が広がっています。 手前の岩場には赤い鳥居も建っていました。
(上の写真は270度ほどの範囲を撮影したものです)
臨御橋
赤く塗られた臨御橋を渡っていきます。 葉山御用邸の先には葉山公園があります。 その前には大浜海岸、更にその先には長者ヶ崎海岸が続いていて、 夏には海水浴場として多くの人々で賑わう所です。 あと400mほど浜辺を歩いていけば長者ヶ崎に着きますが、 今回はこの辺りで切り上げることにしました。
葉山(はやま)バス停
葉山御用邸と葉山公園の間にある道へ入っていき、反時計周りに御用邸の塀に沿って路地を進んでいきます。 国道134号に出て左折してすぐ先に葉山バス停があります。
逗子駅(JR横須賀線)まで、逗子駅行きバスにて20分、 1時間に5本から6本程度の便があります。