丹沢大山
散策:2004年09月中旬
【低山ハイク】 丹沢大山
概 要 丹沢大山は丹沢山塊の東端にある山で、雨降山とも呼ばれ、 雨乞いの神様として古くから庶民の信仰を集めています。 ピラミッド型の山頂からは眼下に相模平野が広がっています。 天気がいい日には、遠く伊豆半島・房総半島・富士山までも望むことができます。
起 点 秦野市 蓑毛バス停
終 点 厚木市 広沢寺温泉入口バス停
ルート 蓑毛バス停…春嶽堰提…ヤビツ山荘…ヤビツ峠…展望所…ヤビツ峠分道…阿夫利神社本社…大山山頂…不動尻分岐…唐沢峠…三峰山分岐…不動尻…山神隧道…林道ゲード…大釜弁財天分岐…巡礼峠分岐…広沢寺温泉入口バス停
所要時間 7時間40分
歩いて... 今回は蓑毛バス停から登っていきましたが、 気温が高くて風もなかったので、山頂に着くまでにはたっぷりと汗を搾られてしまいました。 山頂からは眺めが広がってはいるのですが、ガスがかかっていて、 余りはっきりと見えなかったのが残念ではあります。
関連メモ 梅の木尾根, 岳ノ台, 大山北尾根, 大山西尾根, 七沢弁天の森, 丹沢大山, 梅の木尾根
コース紹介
蓑毛(みのげ)バス停
秦野駅(小田急小田原線)の北口から、[秦20]蓑毛行きバスにて20分、 朝は1時間に2本から3本程度の便があります。
蓑毛バス停からヤビツ峠まで歩いていきますが、 本数は少ないものの、秦野駅からヤビツ峠までのバスの便もあります。 うまく乗れた場合はヤビツ峠まで乗っていきましょう。
 土曜 8:18 8:55
 日曜 8:18 8:55 9:20
秦野市河川浄化(水質浄化)モデル地区
「とり戻そう秦野の清流」を合い言葉として積極的に河川浄化運動に取り組む金目川を守る会(蓑毛上自治会)を、 秦野市河川浄化(水質浄化)モデル地区に指定しました。
汚すまい 秦野が誇る 水と川
 (秦野市環境保全課)
登山者の皆様へ
ゴミは捨てずに、持ち帰りましょう。
 (秦野市商工観光課)
バス停先の蓑毛橋の手前右側に柏木林道が延びています。 入り口にある「東京少年キャンプ連合発祥の地」の像を後にして、沢沿いに林道を進んでいきます。 途中までは、関東ふれあいの道「大山参り蓑毛のみち」と同じルートを歩きます。
柏木林道付近で見られる野鳥
一年中
見られる野鳥
ハシブトガラス、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、シジュウカラ、 エナガ、ヤマガラ、ホオジロ、イカル、カワラヒワ、コゲラ、アオゲラ、 アカゲラ、カワガラス、ミソサザイ
春から夏に
見られる野鳥
オオルリ、カッコウ、ホトトギス、センダイムシクイ、ヤブサメ
秋から冬に
見られる野鳥
アオジ、ツグミ、ルリビタキ、エゾビタキ
 (鳥もすめる環境都市 秦野市)
みのげマス釣センター・みのげ茶屋を過ぎていくと、やがて道が二手に分かれています。 関東ふれあいの道は道標「下社・日向薬師」が示す右手へと続いていますが、 ヤビツ峠へは道標に従って左手の道を進んでいきます。
発砲注意!
この付近は人家などあり
注意!
 (神奈川県)
割烹「蓑庵」や民家を過ぎ、植林帯の中に続く簡易舗装された坂道を登っていきます。 秦野市の水道施設を過ぎていきます。 柏木林道は結構傾斜が急なので、ゆっくりと歩かないと息が切れてしまいそうです。
春嶽堰提
Coffee Garden「無番荘」,キャンプ場,蓑毛集水場を過ぎていくと、 蓑毛バス停から20分ほどで沢に着きます。 上流側にはダムが幾つか見えています。 水の流れる音が谷間に心地よく響いています。 これからの山道に備えて、一息入れていきましょう。 全国名水百選「秦野盆地湧水群湧水地」の標柱も立っていました。
金目川の砂防事業の概要(春嶽堰提について)
金目川流域は、対象12年8月の大震災によって山腹に多数の山崩れを起し、多量の土石を生産しました。 このため金目皮には、これらの土石が下流へ流出して、再び災害を引き起こすことのないように、 多くの砂防堰提が作られました。その代表的な堰提が大正15年に完成した春嶽堰提です。 砂防堰提の働きには、このような山腹の崩壊を抑制する作用の他に、次のような働きがあります。 (1)土石の調節作用、(2)地下水の涵養作用、(3)水質改善作用など、いずれも私達の気のつかないところで、 有益な仕事をしております。
春嶽堰提の概要 高さ H=12.5m、幅員 L=38.0m、立積 V=2751.3立法m
 (神奈川県土木部)
美しい丹沢にゴミを捨てないでネ
 (丹沢大山ゴミ持ち帰り運動推進室)
火気に注意
 (神奈川県)
小さな木橋を渡っていくと山道に変わります。 1分ほどで「髭僧の滝」への道が右手に分かれていきますが、 道標「ヤビツ峠」に従って真直ぐに登っていきます。
水源かん養保安林
この保安林は、秦野市東部地域の水資源の確保に役立っています。 森林は、地表に降った雨や雪などを一旦地下水として蓄え、 これを徐々に流しだし、洪水の調整や渇水の緩和、きれいな水の確保などの役目を果たしています。 この保安林は、これらの機能を高めるため、特に指定された保安林です。 保安林内においては、次の行為は知事の許可を受けなければなりません。
一、立木竹の伐採及び立木の損傷
二、土石の採取及び樹根の採掘
三、その他土地の形質を変更する行為
森林は国の宝です。保護育成に努め、後世に引き継いで行きましょう。
この地域の森林は、金目川の水害や水不足を防ぐため、 金目川水害予防組合により大切に守り育てられています。
 (神奈川県)
保安林区域
保安林内で知事の許可なく次の行為をすることは禁止されています。 立木竹の伐採、立木の損傷、家畜の放牧、下草落葉枝の採取、土石樹根の採掘、 開墾、その他土地の形質を変更すること。
(注)上記に違反した場合は、森林法の規定により処罰されます。
 (神奈川県)
山道を登るにつれて、次第に沢の流れの音が遠のいていきます。 それほど急な登りでもなく、道もしっかりとしているので、迷うようなことはありません。 樹木の間から秦野の街が見渡せる所もあったりします。
山火事注意
火の用心!
たきび・たばこは確実に消して!
 (森林共済セット保険、神奈川県)
たばこの投げ捨て!火事のもと
 (神奈川県)
沢から40分ほど登ってくると、蓑毛からヤビツ峠へと続く車道の白いガードレールが正面の山腹に見えてきます。 更に少し進んでいくと、道が二手に分かれています。 道標はありませんが、左手はヤビツ峠への道で、右手はヤビツ山荘への道です。 ヤビツ山荘はヤビツ峠のすぐ上側にあるので、どちらの道を進んでいってもいいでしょう。 丹沢大山へ登る場合は、右手の道を進んでヤビツ山荘へ向うと少しは近道になります。
ヤビツ山荘
右手の道をほんの少し登っていくと、すぐにヤビツ山荘があります。 丹沢大山へは手前から鋭角に右折していくのですが、 テーブルやベンチが設置されているので、これからの登りに備えて休憩していきましょう。 この時はヤビツ山荘は閉まっていました。
ヤビツ峠 (標高761m)
ヤビツ山荘の左手にある横木の階段を降っていくとヤビツ峠があるので、ちょっと立ち寄って行きました。 トイレや売店もあって、丹沢の山々への登山の起点として、多くのハイカーに利用されている所です。 ヤビツ峠行きバスに乗れた場合は、ここまでバスで登ってくることができます。
自然にやさしい登山を心がけていますか
【階段や木道を歩きましょう】 登山道沿いや山頂では、登山者の踏みつけによって植物が枯れて荒地が広がっています。 山を愛する登山者のみなさん、歩きにくくても階段や木道を歩きましょう。
【野生動物と共存するために】 餌を与えないでください。餌をもらうことを覚え自分で餌をとれなくなった動物は、野生では生きていけません。 ペット同伴は控えてください。ペットから野生動物に病気が移ったり、 逆にペットが病気を持ち帰る原因になります。
【紙は持ち帰るのが「山のトイレ」のマナーです】 下水道も電気もない山のトイレ。し尿はバクテリアによって処理されますが、 紙までは分解できないため、持ち帰りをお願いします。
【ゴミはすべて家まで持ち帰りましょう】 生ゴミは土に帰るからいいと捨てていく人がいますが、分解には数十年かかるうえ、 野生動物がゴミをあさることがキャンプ場などで問題になっています。
 (神奈川県自然環境保全センター)
水源涵養林春嶽山の碑
春嶽山は丹沢山塊の南端に位置し、霊峰大山に接している。 面積はこれより東南の斜面137ヘクタールに及び、金目川の水源として古くから流域住民の生活用水として かかせない役目を果たしてきたが、永い歴史のなかで、洪水や山津波にたびたび見舞われた。 このため治山治水対策を痛感し、明治45年、平塚・秦野・伊勢原の1町9ヶ村の代表者が、 当時の土地所有者と160年間及ぶ地上権設定契約を結び、水害予防と水源涵養のため、 造林事業や砂防工事に務めた。 この間、大正12年の関東大震災及び第二次世界大戦による乱伐で荒廃の極に達したが、 その後林道整備や育林管理に心血を注ぎ緑を回復した。 一方、歳月の流れのなかで、所有者や地上権者も数多く変遷した。 昭和27年4月、平塚・秦野・伊勢原の三市で組織する金目川水害予防組合が地上権を取得し、 更に昭和58年11月、土地所有者からの申し出を受け、春嶽山の所有権を取得した。 緑潤うこの山は先人達の積年の苦労の結晶による尊い遺産であり、 これを後世へ伝えるため、この記念碑を建立する。
 (金目川水害予防組合)
ヤビツ山荘まで引返し、道標「大山2.4km」に従って、右手の山道を登っていきます。
この登山道には、表丹沢もみじの道づくり事業の参加者により、 約500本の樹木(ヤマモミジ、ヤマボウシ、マメザクラ、マユミ、ブナ)が植えられています。 これからも丹沢の自然との触れ合いを楽しみながら育て、見守ってください。
 (秦野市)
石畳の道をほんの少し登っていくと広場に着きます。 テーブルやベンチが幾つも設置されて、かなりの広さがあります。 季節がらススキも穂を出していて、景色を楽しみながら休憩するのにいい場所です。 しかし、残念ながら手前の草や木に邪魔をされて、展望はほとんど得られません。
ごみは家まで持ち帰りましょう
Carry your trash back home!
 (神奈川県)
広場から横木の階段を登っていきます。 植林帯を過ぎていくと雑木林の中を行くようになります。 熊笹も生えていて、何だか雰囲気のいい道です。
緑は友だち 山火事注意
 (森林共済セット保険、神奈川県)
広場から15分ほど登ってくるとテーブルが一つ設置されている場所があります。 展望がある訳ではありませんが、ちょっとひと休みしていくのにはいい所です。 この日は気温が高くて風もなかったので、休み休み登らないとバテてしまいそうです。
ゴミは持ち帰ろう
 (神奈川県)
更に山道を登っていきます。 道はしっかりとしていて迷うことはありません。 横木の階段も所々にあって傾斜の急な箇所もあったりします。 鎖が設置された小さな岩場もありますが、それほど心配することはありません。 所々で樹木の間から下界を見下ろせたりもします。 テーブルの所から20分ほど登ってくると、ベンチが二つ設置されていました。 この先からは少し傾斜が増してくるので、ここで一呼吸入れていきましょう。
展望所
横木の階段が続く山道を25分ほど登っていくと、樹木越しに景色が広がっている所があります。 更にその先へ7分ほど進んでいくと、左手が開けて景色を見渡せる所があります。 ここまでくると、丹沢大山の頂上まではもう少しです。 土砂崩れ防止のためか、土嚢が沢山敷き詰めてありました。 何段かになっていて腰を掛けるのに丁度いい段差ができていました。 その中の一つに腰を掛けて、景色を眺めながら休憩していきましょう。
少しガスがかかっていて余りはっきりとは見えませんでしたが、展望は開けています。 私が休んでいると、経験豊富そうな数人の中年グループが後からやってきて、 「ここで一本立てましょう」と云って休憩に入りました。 素人の私には意味がよく分かりませんでしたが、登山用語なのでしょうか。
ヤビツ峠分道 (標高1174m)
展望所を後にしてその先に少し行くと、下社から続いている参道が右手から合流してきます。 そばには「大山口登山道 ヤビツ峠分道 二十五丁目」と記された石標が立っています。 下社から数えて二十五丁目ということなのでしょうか。 「大山200m」の道標も立っています。山頂までもう一息です。 後からやってきた親子連れが道標を見つけて、「ヤッター、あと200mだぁ」と歓声を上げていました。
山頂まであと10分 ガンバレ
頂上売店あり ビール・ジュース・軽食
ここから奥は鳥やシカなどの動物たちを保護している場所ですから狩猟はできません。 皆さんもかわいがってください。
 (神奈川県)
道標に従って、左手の道を登っていきます。 傾斜は結構ありますが、道幅も広くてそれ程歩きにくくはありません。
二十六丁目の石標を過ぎていくと、分岐から8分ほどで鳥居があります。 ここからが大山阿夫利神社の神域ということなのでしょうか。
野生の鹿が出没します
・危険ですから近寄らないでください。
・餌等は与えないでください。
 (大山阿夫利神社)
更に登っていくと2分ほどで頂上に到着します。 ヤビツ峠から1時間50分ほどかかりました。 ここにも鳥居が立っています。 そばには「大山口登山道 二十八丁目」の石標が立っていました。
阿夫利神社本社 (標高1247m)
鳥居をくぐり其の先の石段を登ると、阿夫利神社本社があります。 先ずは、無事に登って来れたことを報告しておきましょう。 本社の左横には大山山頂茶屋があり、飲み物や軽食などが販売されています。 登り道ではたっぷりと汗を搾られたので、かき氷を食べることにしました。 氷の冷たさに頭がキューンとしたりしますが、山の上で食べるかき氷もまた乙なものです。
本社の右手には「大山頂上本社 標高1247m」の石標がありました。 眼下には厚木の街並みが一面に広がっています。 先ずはここからのすばらしい景色をしばらく楽しみましょう。 しかし、ガスが少しかかっていて、余りはっきりと見えなかったのが残念ではあります。 この大山の山頂は「かながわの景勝50選」にも選ばれているようです。
大山山頂 (標高1252m)
阿夫利神社本社の右手から奥に少し登ると大山山頂奥の院がある大山の山頂に到着します。 ここに「大山山頂 標高1251.7m」の標識が立っています。 山頂は小広くなっていますが、休日とあって多くのハイカーで一杯でした。 周りの景色を楽しみながら昼食タイムといきましょう。
大山山頂
神奈川県の自然公園
自然公園とは、すぐれた自然の風景地の保護とその利用の増進を目的に指定されています。 神奈川県には、富士箱根伊豆国立公園箱根地区を始めとして、 丹沢大山国定公園、県立奥湯河原自然公園、県立真鶴半島自然公園、 県立丹沢大山自然公園、及び県立陣馬相模湖自然公園と、6箇所の自然公園があり、 ここ大山は丹沢大山国定公園内に位置します。
貴重な自然を大切にしましょう!!
 (環境庁、神奈川県)
丹沢ではテント禁止
 (神奈川県)
大山をみんなで愛し、ゴミは持ち帰りましょう
 (伊勢原市)
食事を終えて山頂をブラブラしていると、茂みの方からガサガサと音が聞えてきました。 なんだろうと思っていると、何と立派な角の生えた大きな鹿でありませんか。 人間に危害を加えられたことがないのか、手が届く程の距離まで近寄っても全く逃げようとはしません。 周りに生えている笹の葉を無心に食べ続けていました。 こんな間近で野生の鹿を見るなんて、初めての体験でした。
山頂からは、道標「不動尻・見晴台」が示す横木の階段を降っていきます。 そばには大山周辺のマップ「主なコースと歩行時間」がありました。 今回歩くコース(蓑毛→ヤビツ峠→大山→不動尻→広沢寺温泉)も記載されているので参考にしましょう。
ほんの少し降っていくと広場があります。 テーブルやベンチも設置されていて、休憩するのにもいい場所です。 山頂が一杯の時にはこちらで休憩しましょう。 ここからの展望も素晴らしいので、しばらく足を止めて眺めを楽しみましょう。
眺めを堪能したら、右手にある横木の階段を更に降っていきます。 結構傾斜がある階段ですが、途中にはなだらかな所もあります。 熊笹が生い茂る道を10分ほど降っていくと、視界が開けた所があります。
不動尻分岐
更に少し降っていくと分岐があります。 右手は見晴台への道で、左手は不動尻への道です。 大山からの下山道としては見晴台へ降るルートがよく歩かれていますが、 今回は、道標「不動尻3.7km」に従って、左手の道を降っていくことにしました。
お知らせ
最近、鹿による事故が起きております。 鹿にえさをやったり、近づかないようにしましょう。
 (神奈川県丹沢大山自然公園管理事務所)
分岐からはかなりの急な横木の階段になります。 降るにつれて、樹間から向こうの山々が見えるようになってきます。 10分ほど降っていくと、左手が少し開けた所に着きます。 山並みが見渡せましたが、そばを通っている電線が邪魔をして、趣きは今ひとつといったところでした。
「不動尻3.4km」の道標を過ぎていきます。 6分ほどで開けた草原のような所に着きます。 初秋とあって、ススキが一面に穂を出していました。 少し先の方にベンチがあるので、ちょっと休憩していきましょう。 そばには「不動尻3.1km」の道標も立っています。
神奈川県「水源の森林づくり」契約地(水源協定林)
水資源を大切にしましょう。
 (神奈川県環境農政部水源の森林推進課)
更に10分ほど降っていくと、展望が開けた所があります。 下界の街並みを見渡すことができます。
更に6分ほど降っていくと、左側が崩壊している場所がありました。 滑落防止のためか、道の両側には鎖が設置されていました。 道幅は十分に確保されているので、安心して通っていけます。
足下に気をつけて歩きましょう。
 (神奈川県)
唐沢峠
更に15分ほど降っていくと唐沢峠に着きます。 山頂から1時間20分ほどかかりました。 東屋やベンチが設置された広い場所になっているので、ちょっと休憩していきましょう。 「豊かな森 エリア案内図」もあるので、これからのルートを確認しておきましょう。 この少し先から不動尻へと降っていきます。
豊かな森の住民たち
キセキレイ、アオゲラ、イカル、カワガラス、ヤマドリ、ツキノワグマ、テン、カモシカ
 (神奈川県県有林事務所)
三峰山分岐
東屋の先へ続く尾根筋を進んでいきます。 5分ほど進んで小高い丘に着くと不動尻への道標があります。 手元の地図によると、このまま尾根筋を進んでいくと三峰山へと続いているはずなのですが、 その方向には道標はありませんでした。 地図上でも破線で示されてるので、歩く人も余りいない道なのでしょうか。
尾根筋を離れて、谷筋へと降っていきます。 木の板でできた陸橋を過ぎ、桧林へと入っていきます。 分岐から15分ほどで、金網の上を越えていく木板の橋を渡っていきます。 これまでに見かけたことがないものだったので印象に残っています。
植林帯をジグザグに降っていきます。 所々に「不動尻」の道標があるので、それに従って降っていきます。 10分ほど降っていくと、少し広い場所があります。 上面が平らになった大きな石がありました。 腰を掛けるのに丁度いい具合になっているで、しばらく休んでいきましょう。
石のある所からほんの少し降った所で、細い道が左へ分かれていきます。 正面の道の方が広いので、うっかりしているとそちらへ行ってしまいそうですが、 ここは左手の細い道を降っていきます。 道標がないので注意しましょう。 正面の広い方は林道なのかも知れません。
たばこの投げ捨て!火事のもと
 (神奈川県)
不動尻
次第に大きくなってくる沢の音を聞きながら、植林帯をジグザグに降っていきます。 15分ほど降っていくと沢沿いに降り立ちます。 三峰山への分岐を見送った先に不動尻があります。 唐沢峠から50分ほどで到着しました。 これで山道は終りになります。 広くなった場所ですが、特に何があるという訳ではありません。 キャンプなどをするための場所なのかも知れません。
注意
三峰山は地形が急峻で、歩道は狭く沢沿いやくさり場など多く、経験者向きの登山道です。 無理をしないで引き返す勇気が必要です。
 (神奈川県)
左手すぐの所を流れている沢へ降りてみました。 綺麗な水が心地よい音をたてて流れていました。 水を手ですくって汗ばんだ顔を洗うと、冷たくてとても気持ちがしました。
若い女性が一人でペットボトルを持って水を汲んだり、何やら探しているような仕草で、 沢をあちこち歩き回っていました。 何をしていたのでしょうか、一風変わった感じがしました。 やがて目的を達したのか、スクーターに乗って降っていきました。
土砂流出防備 土砂崩壊防備 保安林
この区域は森林の持つ働きにより、土砂の流出や崩壊を防ぐ目的のため指定された保安林です。
 (神奈川県)
道標「広沢寺温泉」に従い、「三の橋」から沢沿いに続く簡易舗装された林道を降っていきます。 「二の橋」を過ぎていくと、不動尻から10分ほどで「一の橋」があります。 橋の手前から左手に煤ヶ谷への道が分かれていますが、 道標「広沢寺温泉3.2km」に従って、このまま橋を渡っていきます。
(左手の道は「七沢弁天の森」を参照)
山神隧道
沢との高度差が次第に広がってきて、沢が遥か下の方を流れるようになります。 10分ほど進んでいくと、山神隧道があります。 かなり長いトンネルで中は暗いのですが、真直ぐなので、 出口からの光を目標にして歩いていけば大丈夫です。 懐中電灯等は特に必要はないでしょう。
ハイカーのみなさんへ
・ゴミは必ず持ち帰りましょう
・タバコの投げ捨てはやめましょう
・樹木等の採取はやめましょう
自然はみんなの財産、マナーを守って楽しいハイキングを!
 (厚木市)
保安林区域
この区域は森林がもっているいろいろな働らきを守るため、保安林に指定されています。 保安林内で木を伐採したり、植物や土石を採取するときは許可が必要です。 くわしい事は右記へお問い合せ下さい。
 (神奈川県県央地区農政事務所森林保全課)
林道ゲード
トンネルを抜けて林道を5分ほど降っていくと、小さな橋の先に車止めのゲートがありました。 そばでは、ゴミの不法投棄をしないよう警告する放送が自動的にくり返し流れていました。 太陽電池を使った装置のようで、半永久的に稼動しそうなものでした。
一般車輌通行禁止
この林道は、林業経営のために作られていますので、一般道路とは異なりカーブがきつく、 また防護施設も十分ではありません。 下記以外の車輌の通行を禁止します。 なお、7月1日より8月31日までは、神奈川県公安委員会の規則により前面通行禁止です。
  ・林業関係車輌 ・林道関係車輌 ・工事関係車輌 ・地元関係車輌 ・林道沿線施設利用関係車輌
通行可能は方については、次の注意事項を厳守願います。
1.制限速度20km/h以下
2.制限重量40トン以下
3.台風・集中豪雨・地震・積雪・路面凍結時は通行禁止
4.日没1時間後から日の出1時間前までの時間帯は通行禁止
 (神奈川県厚木警察署、神奈川県県央地区農政事務所)
山火事注意
一、携帯灰皿を持ちましょう
一、小さな火から大きな火災
一、あなたの協力が山を救う
 (厚木消防、玉川分署)
ゴミ捨て禁止!
不法投棄は犯罪です。
 (神奈川県)
ゲートを過ぎて山の神沢沿いの林道を緩やかに降っていきます。 使われなくなった民家を過ぎ、「大平 石切場」と記された石標を過ぎて降っていくと、 ゲートから15分ほどで七沢の里に着きます。 幅が広がった谷筋には、復元された棚田が続いていました。
棚田復元事業
大自然七沢の景観を大切に。
この事業は厚木市の勧める「里山マルチライブプラン」を基に、 「七沢里山づくりの会」がしない在住者等のボランティアの協力により実施しているものです。
 (厚木市、七沢里山づくりの会)
大釜弁財天分岐
「大釜弁財天道」と刻まれた石碑を過ぎていくと、小さな橋の先で道が分岐しています。 右手に鋭角に戻るようにして登っていく道は大釜弁財天や日向薬師への道ですが、 道標「広沢寺温泉0.6km」に従って、このまま正面の道を降っていきます。
谷戸には棚田が続き、のどかな里山風景が広がっています。 愛宕社や川魚料理の店を過ぎていくと、駐車場の先の小さな橋を渡っていきます。
下向き地蔵
昔、七沢の石工の弟子が地蔵様を造ったが、できあがるという時に花を欠いてしまった。 弟子はもう一遍造ったが、できあがった地蔵様は申し訳なさそうに下を向いておった。 そこで親方は「地蔵様を高い所へのせれば、お参りに来た人に優しく語っているように見えるで」と 弟子に台石を造らせて、地蔵様を高い所に上げさせた。 この地蔵様を誰言うとなく「下向き地蔵」と呼ぶようになったそうな。
 (広沢寺第十六世)
豆腐地蔵
ある雪の積もった朝、七沢の豆腐屋が家の前を見ると、山に向って誰かの足跡がついていた。 「こんなに朝早く来た人もいるもんだ」と足跡をたどって行くと、 広沢寺奥の地蔵堂の所でとまっていた。 主人は豆腐を置いて帰ってきた。 その夜、豆腐屋の夢の中に地蔵様が現れ「私は及川村のある寺におった地蔵だが、及川村は豆腐屋がなく、 この七沢にやってきた。これからも頼む、そのかわりこの村に来る疫病を追い払ってやる」。 村の人々はこの地蔵様を豆腐地蔵と呼び、毎日毎日豆腐を上げお参りし、 みんな長生きをしたそうな。
 (厚木らしさの創造推進事業玉川地区協議会)
巡礼峠分岐
橋を渡って4分ほど進んでいくと、T字路があります。 そばにある道標によると、正面は「白山巡礼峠1.1km」、左手は「鐘ヶ岳ハイキングコース0.6km」とのことです。 左手の道を進んでいくと、すぐの所に河鹿の沢バス停があります。 本数は非常に少ないのですが、厚木バスセンターまでの便があります。 時間が合えば乗っていってもいいでしょう。
 土日曜 8:56 12:56 15:11 19:06
ちょっとした坂道を登っていくと、畑地の中の平坦な道になります。 鐘ヶ岳バス停を過ぎていくと、やがて大きく右へ降るようになります。 広い車道に降りて少し先へ行くと広沢寺温泉入口バス停があります。
広沢寺温泉入口(こうたくじおんせんいりぐち)バス停
本厚木駅(小田急小田原線)まで、厚木バスセンター行きバスにて30分、 1時間に2本程度の便があります。
伊勢原駅(小田急小田原線)まで、伊勢原駅行きバスにて25分、 1時間に1本程度の便があります。